JP2010523705A5 - - Google Patents

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JP2010523705A5
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栓流滞留時間特性を有する反応器は、反応器、または複数の反応器および/もしくは複数の容器の系であり、これについては、反応器または複数の反応器および/もしくは容器の系に対する入口への成分濃度のステップ変化が、反応器の出口で、反応器または複数の反応器および/もしくは複数の容器の系の幾つかの複数の平均滞留時間で観察され、5%の観察される変化は、少なくとも平均滞留時間の0.05倍の後に生じ、そして少なくとも87%の観察される変化は、平均滞留時間の2倍のに生じる。
別の態様は、5%の観察される変化が、少なくとも平均滞留時間の0.1倍の後に生じ、そして少なくとも90%の観察される変化が、平均滞留時間の2倍のに生じる。
別の態様は、5%の観察される変化が、少なくとも平均滞留時間の0.2倍の後に生じ、そして少なくとも95%の観察される変化が、平均滞留時間の2倍のに生じる。
別の態様は、5%の観察される変化が、少なくとも平均滞留時間の0.5倍の後に生じ、そして少なくとも90%の観察される変化が、平均滞留時間の1.5倍のに生じる。
別の態様は、5%の観察される変化が、少なくとも平均滞留時間の0.7倍の後に生じ、そして少なくとも90%の観察される変化が、平均滞留時間の1.2倍のに生じる。
Figure 2010523705
本発明は以下の態様を有する。
[1] クロロヒドリンを製造する方法であって:
(a)(i)多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を(ii)塩化水素化反応器から出る第1の流出物を含む流れと反応させ、ステップ(a)の前記反応を、少なくとも1つの容器内で行ない;少なくとも1つの容器が栓流滞留時間特性を示し、そして第1の流出物中に存在する任意の未反応HCl成分の少なくとも一部を、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素との反応によって消費して、少なくとも1つの容器から出る第2の流出物を含む流れ中のモノクロロヒドリン量を形成すること;ならびに
(b)該第2の流出物を少なくとも1つの容器から回収すること;
を含む、方法。
[2] 第2の流出物を少なくとも1つの容器から後続の処理ステップに通すステップを含む、上記[1]に記載の方法。
[3] 流れ(i)および(ii)が液体である、上記[1]に記載の方法。
[4] 少なくとも1つの容器が栓流反応器である、上記[1]に記載の方法。
[5] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流を、栓流反応器に入る流れとは別個にかつその前で一緒に混合し、次いで流れの混合物を栓流反応器内に供給する、上記[4]に記載の方法。
[6] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流をミキサー中で一緒に混合し、該ミキサーが栓流反応器と一体である、上記[4]に記載の方法。
[7] 栓流反応器が管型反応器である、上記[4]に記載の方法。
[8] 栓流反応器が、既定径および既定長さのパイプである、上記[4]に記載の方法。
[9] 栓流反応器が、放射方向または横方向の混合を与えるための内部混合要素を収容する、上記[4]に記載の方法。
[10] 栓流反応器が円筒形容器である、上記[4]に記載の方法。
[11] 栓流反応器が、長さの径に対する(L/D)比が少なくとも4の円筒形容器である、上記[4]に記載の方法。
[12] 栓流反応器が、長くかつ狭い流路を形成するためのバッフルを内部に有する円筒形容器である、上記[4]に記載の方法。
[13] 栓流反応器が、分かれた区画を直列に有する円筒形容器である、上記[4]に記載の方法。
[14] 栓流反応器が充填塔である、上記[4]に記載の方法。
[15] 栓流反応器を、断熱的もしくは等温で、または制御された温度プロファイルで操作する、上記[4]に記載の方法。
[16] 栓流反応器が、栓流反応器内の内容物を加熱または冷却するための手段を備える、上記[4]に記載の方法。
[17] 栓流反応器が、シェル&チューブ式熱交換器からなる、上記[4]に記載の方法。
[18] 少なくとも1つの容器が、直列の2つ以上の容器である、上記[1]に記載の方法。
[19] 容器がCSTRである、上記[18]に記載の方法。
[20] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流が、グリセロール含有流を含む、上記[1]に記載の方法。
[21] グリセロール含有流が粗グリセロールを含有する、上記[20]に記載の方法。
[22] グリセロール含有流が、再生可能資源に由来する、上記[20]に記載の方法。
[23] 塩化水素化反応器から出る第1の流出物流が、約1wt%〜約50wt%のHClを含有する、上記[1]に記載の方法。
[24] 塩化水素化反応器から出る第1の流出物流が、約5wt%〜約20wt%のHClを含有する、上記[23]に記載の方法。
[25] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流が、約10wt%〜約100wt%の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物を含有する、上記[1]に記載の方法。
[26] 栓流反応器内でのHClの変換が少なくとも20%である、上記[1]に記載の方法。
[27] 栓流反応器内でのHClの変換が、少なくとも40%である、上記[1]に記載の方法。
[28] 栓流反応器内でのHClの変換が、少なくとも60%である、上記[1]に記載の方法。
[29] 栓流反応器内でのHClの変換が、少なくとも80%である、上記[1]に記載の方法。
[30] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、温度約20℃〜約200℃で維持する、上記[1]に記載の方法。
[31] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、圧力約0.1bar(100kPa)〜約1000bar(100MPa)で維持する、上記[1]に記載の方法。
[32] 第1の流出物流を、温度約0℃〜約200℃で維持する、上記[1]に記載の方法。
[33] 第1の流出物流を、圧力約0.1bar(10kPa)〜約1000bar(100MPa)で維持する、上記[1]に記載の方法。
[34] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器内での総滞留時間が、約2時間未満である、上記[1]に記載の方法。
[35] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器内での総滞留が、約1時間未満である、上記[1]に記載の方法。
[36] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器内での総滞留が、約45分間未満である、上記[1]に記載の方法。
[37] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器内での総滞留が、約30分間未満である、上記[1]に記載の方法。
[38] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、温度少なくとも約50℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[39] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、温度少なくとも約80℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[40] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、温度少なくとも約90℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[41] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、温度約100℃以上で操作する、上記[1]に記載の方法。
[42] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、最大温度約200℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[43] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、最大温度約150℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[44] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、最大温度約140℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[45] 栓流特性を示す少なくとも1つの容器を、最大温度約130℃で操作する、上記[1]に記載の方法。
[46] 栓流反応器を耐食性物質で形成する、上記[4]に記載の方法。
[47] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するステップ;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するステップ;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するステップ;および
(d)第2の流出物を栓流反応器から後続の処理ステップに通すステップ;
を含む、方法。
[48] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するステップ;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するステップ;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するステップ;および
(d)第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素、モノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するステップ;ならびに
(e)生成物流を分離容器から回収するステップ;
を含む、方法。
[49] 第3の流出物流を、ステップ(a)における塩化水素化反応器に再循環して戻す、上記[48]に記載の方法。
[50] 第3の流出物流からのパージ流を含む、上記[48]に記載の方法。
[51] 生成物流をエポキシドにさらに変換する、上記[48]に記載の方法。
[52] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するステップ;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するステップ;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するステップ;
(d)第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素、モノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するステップ;
(e)アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩を分離容器からの生成物流に添加してエポキシドを形成するステップ;ならびに
(f)エポキシドを回収するステップ;
を含む、方法。
[53] クロロヒドリンを、1種もしくは複数種の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物および/または1種もしくは複数種のそのエステルから製造するために好適な装置であって:
(a)少なくとも1つの塩化水素化反応器;
(b)栓流滞留時間特性を示す少なくとも1つの容器であって、塩化水素化反応器から出る第1の流出物を含む流れを前記少なくとも1つの容器に導くために、少なくとも1つの容器が直接的または間接的に塩化水素化反応器に接続している、容器;
(c)多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を少なくとも1つの容器内に導くための手段であって、少なくとも1つの容器が栓流滞留時間特性を示し、そして第1の流出物中に存在する任意の未反応HCl成分の少なくとも一部が、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物との反応によって消費されて、少なくとも1つの容器から出る第2の流出物を含む流れ中のモノクロロヒドリン量を形成する、手段;および
(d)第2の流出物を少なくとも1つの容器から回収するための手段;
を含む、装置。
[54] 少なくとも1つの容器が栓流反応器である、上記[53]に記載の装置。
[55] 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流を、該流れが栓流反応器に入る前に一緒に混合するためのミキサーを含む、上記[53]に記載の装置。
[56] ミキサーが栓流反応器と一体である、上記[55]に記載の装置。
[57] 栓流反応器が管型反応器である、上記[54]に記載の装置。
[58] 栓流反応器が、既定径および既定長さのパイプである、上記[54]に記載の装置。
[59] 栓流反応器が、放射方向または横方向の混合を与えるための内部混合要素を収容する、上記[54]に記載の装置。
[60] 栓流反応器が円筒形容器である、上記[54]に記載の装置。
[61] 栓流反応器が、長さの径に対する(L/D)比が少なくとも4の円筒形容器である、上記[54]に記載の装置。
[62] 栓流反応器が、長くかつ狭い流路を形成するためのバッフルを内部に有する円筒形容器である、上記[54]に記載の装置。
[63] 栓流反応器が、分かれた区画を直列に有する円筒形容器である、上記[54]に記載の装置。
[64] 栓流反応器が充填塔である、上記[54]に記載の装置。
[65] 栓流反応器を、断熱的もしくは等温で、または制御された温度プロファイルで操作する、上記[54]に記載の装置。
[66] 栓流反応器が、反応器内の内容物を加熱または冷却するための手段を備える、上記[54]に記載の装置。
[67] 栓流反応器が、シェル&チューブ式熱交換器からなる、上記[54]に記載の装置。
[68] 少なくとも1つの容器が、直列の2つ以上の容器である、上記[53]に記載の装置。
[69] 容器がCSTRである、上記[68]に記載の装置。
[70] 栓流反応器が耐食性物質で形成されている、上記[54]に記載の装置。
[71] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するための手段;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するための手段;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するための手段;および
(d)第2の流出物を栓流反応器から後続の処理ステップに通すための手段;
を含む、装置。
[72] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するための手段;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するための手段;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するための手段;
(d)第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはモノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するための手段;ならびに
(e)生成物流を分離容器から回収するための手段;
を含む、装置。
[73] 第3の流出物を、ステップ(a)における塩化水素化反応器に再循環するための手段の、上記[72]に記載の装置。
[74] 第3の流出物流からの流れをパージするための手段を含む、上記[72]に記載の装置。
[75] 生成物流をエポキシドに変換するための手段の、上記[72]に記載の装置。
[76] (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流をHClと反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するための手段;
(b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するための手段;
(c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応HClの少なくとも一部が、栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給して、栓流反応器からの第2の流出物流を形成するための手段;
(d)第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはモノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するための手段;
(e)アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩を分離容器からの生成物流に添加してエポキシドを形成するための手段;ならびに
(f)エポキシドを回収するための手段;
を含む、装置。

Claims (28)

  1. クロロヒドリンを製造する方法であって:
    (a)(i)多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を(ii)塩化水素化反応器から出る第1の流出物を含む流れと反応させ、ステップ(a)の前記反応を、少なくとも1つの容器内で行ない;少なくとも1つの容器が栓流滞留時間特性を示し、そして第1の流出物中に存在する任意の未反応塩酸成分の少なくとも一部を、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素との反応によって消費して、少なくとも1つの容器から出る第2の流出物を含む流れ中のモノクロロヒドリン量を形成すること;ならびに
    (b)該第2の流出物を少なくとも1つの容器から回収すること;
    を含む、方法。
  2. 第2の流出物を少なくとも1つの容器から後続の処理ステップに通すステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 流れ(i)および(ii)が液体である、請求項1に記載の方法。
  4. 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流を、少なくとも1つの容器に入る流れとは別個にかつその前で一緒に混合し、次いで流れの混合物を少なくとも1つの容器内に供給し;または、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流をミキサー中で一緒に混合し、該ミキサーが少なくとも1つの容器と一体である、請求項に記載の方法。
  5. 少なくとも1つの容器を、断熱的もしくは等温で、または制御された温度プロファイルで操作し;そして、少なくとも1つの容器が、少なくとも1つの容器内の内容物を加熱または冷却するための手段を備える、請求項に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの容器が、直列の2つ以上の容器である、請求項1に記載の方法。
  7. 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流が、グリセロール含有流を含み;又は、グリセロール含有流が、粗グリセロールを含有し、もしくは再生可能資源に由来する流れである、請求項に記載の方法。
  8. 塩化水素化反応器から出る第1の流出物流が、1wt%〜50wt%の塩酸を含有し;そして、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流が、10wt%〜100wt%の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物を含有する、請求項1に記載の方法。
  9. 少なくとも1つの容器内での塩酸の変換が少なくとも20%である、請求項1に記載の方法。
  10. 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、温度20℃〜200℃;および圧力0.1bar(10kPa)〜1000bar(100MPa)で維持する、請求項1に記載の方法。
  11. 第1の流出物流を、温度0〜200℃;および圧力0.1bar(10kPa)〜1000bar(100MPa)で維持する、請求項1に記載の方法。
  12. なくとも1つの容器内での総滞留時間が、2時間未満であり;そして少なくとも1つの容器を、温度少なくとも50℃で操作する、請求項1に記載の方法。
  13. (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を塩酸と反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するステップ;
    (b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するステップ;
    (c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応塩酸の少なくとも一部が、栓流反応器からの第2の流出物流を形成する栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給するステップ;および
    (d)第2の流出物を栓流反応器から後続の処理ステップに通すステップ;
    を含む、方法。
  14. )第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素、モノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するステップ;ならびに
    )生成物流を分離容器から回収するステップ;
    を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 第3の流出物流を、ステップ(a)における塩化水素化反応器に再循環して戻す、請求項14に記載の方法。
  16. 第3の流出物流からのパージ流を含む、請求項15に記載の方法。
  17. )アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩を分離容器からの生成物流に添加してエポキシドを形成するステップ;ならびに
    )エポキシドを回収するステップ;
    を含む、請求項14に記載の方法。
  18. クロロヒドリンを、1種もしくは複数種の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物および/または1種もしくは複数種のそのエステルから製造するために好適な装置であって:
    (a)少なくとも1つの塩化水素化反応器;
    (b)栓流滞留時間特性を示す少なくとも1つの容器であって、塩化水素化反応器から出る第1の流出物を含む流れを前記少なくとも1つの容器に導くために、少なくとも1つの容器が直接的または間接的に塩化水素化反応器に接続している、容器;
    (c)多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を少なくとも1つの容器内に導くための手段であって、少なくとも1つの容器が栓流滞留時間特性を示し、そして第1の流出物中に存在する任意の未反応塩酸成分の少なくとも一部が、多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物との反応によって消費されて、少なくとも1つの容器から出る第2の流出物を含む流れ中のモノクロロヒドリン量を形成する、手段;および
    (d)第2の流出物を少なくとも1つの容器から回収するための手段;
    を含む、装置。
  19. 少なくとも1つの容器が、管型反応器、円筒形容器、充填塔、またはシェル&チューブ式熱交換器を含む栓流反応器である、請求項18に記載の装置。
  20. 多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流および第1の流出物流を、該流れが栓流反応器に入る前に一緒に混合するためのミキサーを含み;または、ミキサーが栓流反応器と一体である、請求項19に記載の装置。
  21. 栓流反応器を、断熱的もしくは等温で、または制御された温度プロファイルで操作し;そして、栓流反応器が、反応器内の内容物を加熱または冷却するための手段を備える、請求項19に記載の装置。
  22. 少なくとも1つの容器が、直列の2つ以上の容器である、請求項18に記載の装置。
  23. 栓流反応器が耐食性物質で形成されている、請求項19に記載の装置。
  24. (a)触媒の存在下で、塩化水素化反応器内で、第1の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を塩酸と反応させて前記反応器からの第1の流出物を形成するための手段;
    (b)第1の流出物を塩化水素化反応器から栓流反応器に供給するための手段;
    (c)第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流を、第1の流出物流中に存在する任意の未反応塩酸の少なくとも一部が、栓流反応器からの第2の流出物流を形成する栓流反応器内の第2の多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素含有流中に存在する多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素化合物と反応するように、栓流反応器に供給するための手段;および
    (d)第2の流出物を栓流反応器から後続の処理ステップに通すための手段;
    を含む、装置。
  25. )第2の流出物を栓流反応器から分離容器に供給し、生成物流を、未反応多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはモノ塩素化多ヒドロキシル化脂肪族炭化水素および/またはより高分子量の化合物を含有する第3の流出物流から分離するための手段;ならびに
    )生成物流を分離容器から回収するための手段;
    を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 第3の流出物を、ステップ(a)における塩化水素化反応器に再循環するための手段を含む、請求項25に記載の装置。
  27. 第3の流出物流からの流れをパージするための手段を含む、請求項25に記載の装置。
  28. )アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩を分離容器からの生成物流に添加してエポキシドを形成するための手段;ならびに
    )エポキシドを回収するための手段;
    を含む、請求項25に記載の装置。
JP2010503226A 2007-04-12 2008-04-11 クロロヒドリンを製造する方法および装置 Pending JP2010523705A (ja)

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