JP2010523591A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010523591A5 JP2010523591A5 JP2010502312A JP2010502312A JP2010523591A5 JP 2010523591 A5 JP2010523591 A5 JP 2010523591A5 JP 2010502312 A JP2010502312 A JP 2010502312A JP 2010502312 A JP2010502312 A JP 2010502312A JP 2010523591 A5 JP2010523591 A5 JP 2010523591A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optionally substituted
- compound according
- item
- compound
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 52
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 claims description 31
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 claims description 20
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 241000700605 Viruses Species 0.000 claims description 18
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 claims description 16
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 claims description 15
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 claims description 15
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- 125000003178 carboxy group Chemical group [H]OC(*)=O 0.000 claims description 14
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 claims description 14
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 125000001475 halogen functional group Chemical group 0.000 claims description 12
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 claims description 10
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 claims description 9
- QJGQUHMNIGDVPM-UHFFFAOYSA-N nitrogen group Chemical group [N] QJGQUHMNIGDVPM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 125000003342 alkenyl group Chemical group 0.000 claims description 8
- 125000003545 alkoxy group Chemical group 0.000 claims description 8
- 125000004448 alkyl carbonyl group Chemical group 0.000 claims description 8
- -1 cyano, carbonyl Chemical group 0.000 claims description 8
- 125000002768 hydroxyalkyl group Chemical group 0.000 claims description 8
- 241000713124 Rift Valley fever virus Species 0.000 claims description 6
- 241000710959 Venezuelan equine encephalitis virus Species 0.000 claims description 6
- 125000002915 carbonyl group Chemical group [*:2]C([*:1])=O 0.000 claims description 6
- 125000004093 cyano group Chemical group *C#N 0.000 claims description 6
- 125000001495 ethyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([H])* 0.000 claims description 6
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 125000004194 piperazin-1-yl group Chemical group [H]N1C([H])([H])C([H])([H])N(*)C([H])([H])C1([H])[H] 0.000 claims description 4
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 claims description 4
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 claims description 4
- 239000012453 solvate Substances 0.000 claims description 4
- 125000000168 pyrrolyl group Chemical group 0.000 claims description 2
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 claims 1
- 150000002222 fluorine compounds Chemical class 0.000 claims 1
- 230000000840 anti-viral Effects 0.000 description 2
- QYNRHOUBXYWNDP-UHFFFAOYSA-N C(CC1)CN1c(cc1)cc(Sc2c3)c1Nc2ccc3N1CCCC1 Chemical compound C(CC1)CN1c(cc1)cc(Sc2c3)c1Nc2ccc3N1CCCC1 QYNRHOUBXYWNDP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010047461 Viral infection Diseases 0.000 description 1
- 208000001756 Virus Disease Diseases 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 150000004677 hydrates Chemical class 0.000 description 1
- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 description 1
- 230000017613 viral reproduction Effects 0.000 description 1
- 230000003612 virological Effects 0.000 description 1
Description
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
以下の構造:
を有する化合物であって、その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含み、ここで:
R 1 およびR 2 は、水素、ハロ、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され;そして
R 3 −R 6 は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR 3 およびR 4 、ならびにR 5 およびR 6 は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環を独立に形成し得;
R 1 およびR 2 がどちらも水素、C 1−4 アルキル、C 2−4 アルケニル、またはハロゲン化C 1−4 アルキルから成る群から選択される場合、R 3 −R 6 はどれも置換または非置換C 1−4 アルキル、置換または非置換C 2−4 アルケニルではなく、そしてR 1 およびR 2 がどちらも水素である場合、R 3 −R 6 のどれも、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、ピペラジン−1−イルを形成しない、
化合物。
(項目2)
R 1 およびR 2 の少なくとも1つが水素である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
R 1 およびR 2 のどちらも水素である、項目2に記載の化合物。
(項目4)
R 3 −R 6 の少なくとも1つは、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環である、項目1に記載の化合物。
(項目5)
上記5または6員環は飽和である、項目4に記載の化合物。
(項目6)
上記5または6員環が5員環である、項目5に記載の化合物。
(項目7)
上記5員環は、ピロリルである、項目6に記載の化合物。
(項目8)
の構造を有する項目7に記載の化合物。
(項目9)
R 1 およびR 2 は独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目10)
R 1 およびR 2 の少なくとも1つはハロである、項目9に記載の化合物。
(項目11)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つは、塩素またはフッ素である、項目10に記載の化合物。
(項目12)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つはフッ素である、項目11に記載の化合物。
(項目13)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つは塩素である、項目11に記載の化合物。
(項目14)
R 1 およびR 2 はどちらもハロである、項目10に記載の化合物。
(項目15)
R 1 およびR 2 がどちらも塩素またはフッ素である、項目14に記載の化合物。
(項目16)
R 1 およびR 2 がどちらもフッ素である、項目15に記載の化合物。
(項目17)
R 1 およびR 2 がどちらも塩素である、項目15に記載の化合物。
(項目18)
R 1 およびR 2 の1つが塩素であり、そしてR 1 およびR 2 の他方がフッ素である、項目15に記載の化合物。
(項目19)
R 3 −R 6 の各々が任意に置換された低級アルキルである、項目15に記載の化合物。
(項目20)
R 3 −R 6 の各々が任意に置換されたメチルまたは任意に置換されたエチルである、項目19に記載の化合物。
(項目21)
R 3 −R 6 の各々がメチルまたはエチルである、項目20に記載の化合物。
(項目22)
R 3 −R 6 の各々がメチルである、項目21に記載の化合物。
(項目23)
ウイルスに感染した動物を処置するための方法であって、そのような動物に、治療的に有効な量の、以下の構造:
を有する化合物(その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含む)を投与する工程を含み、ここでR 1 およびR 2 は、水素、ハロゲン、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され、そしてR 3 −R 6 は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR 3 およびR 4 、ならびにR 5 およびR 6 は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を独立に形成し得る、方法。
(項目24)
上記ウイルスが、HCV、VEEV、RVFV、LASV、およびEBOVから成る群から選択される、項目23に記載の方法。
(項目25)
上記ウイルスがHCVまたはVEEVである、項目24に記載の方法。
(項目26)
上記ウイルスがHCVである、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記ウイルスがVEEVである、項目25に記載の方法。
(項目28)
上記ウイルスがLASV、RVFVまたはEBOVである、項目24に記載の方法。
(項目29)
上記ウイルスがRVFVである、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記ウイルスがEBOVである、項目28に記載の方法。
(項目31)
上記ウイルスがLASVである、項目28に記載の方法。
本発明は、ウイルス感染を予防および処置するための、新規抗ウイルス化合物および方法を提供する。驚くべきことに、本発明によって提供される化合物および方法は、広い範囲のウイルスファミリーに対して活性であり、そして本発明の化合物および方法は、広域スペクトル抗ウイルス治療としての活性を有する。
(項目1)
以下の構造:
を有する化合物であって、その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含み、ここで:
R 1 およびR 2 は、水素、ハロ、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され;そして
R 3 −R 6 は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR 3 およびR 4 、ならびにR 5 およびR 6 は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環を独立に形成し得;
R 1 およびR 2 がどちらも水素、C 1−4 アルキル、C 2−4 アルケニル、またはハロゲン化C 1−4 アルキルから成る群から選択される場合、R 3 −R 6 はどれも置換または非置換C 1−4 アルキル、置換または非置換C 2−4 アルケニルではなく、そしてR 1 およびR 2 がどちらも水素である場合、R 3 −R 6 のどれも、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、ピペラジン−1−イルを形成しない、
化合物。
(項目2)
R 1 およびR 2 の少なくとも1つが水素である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
R 1 およびR 2 のどちらも水素である、項目2に記載の化合物。
(項目4)
R 3 −R 6 の少なくとも1つは、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環である、項目1に記載の化合物。
(項目5)
上記5または6員環は飽和である、項目4に記載の化合物。
(項目6)
上記5または6員環が5員環である、項目5に記載の化合物。
(項目7)
上記5員環は、ピロリルである、項目6に記載の化合物。
(項目8)
の構造を有する項目7に記載の化合物。
(項目9)
R 1 およびR 2 は独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目10)
R 1 およびR 2 の少なくとも1つはハロである、項目9に記載の化合物。
(項目11)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つは、塩素またはフッ素である、項目10に記載の化合物。
(項目12)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つはフッ素である、項目11に記載の化合物。
(項目13)
上記R 1 およびR 2 の少なくとも1つは塩素である、項目11に記載の化合物。
(項目14)
R 1 およびR 2 はどちらもハロである、項目10に記載の化合物。
(項目15)
R 1 およびR 2 がどちらも塩素またはフッ素である、項目14に記載の化合物。
(項目16)
R 1 およびR 2 がどちらもフッ素である、項目15に記載の化合物。
(項目17)
R 1 およびR 2 がどちらも塩素である、項目15に記載の化合物。
(項目18)
R 1 およびR 2 の1つが塩素であり、そしてR 1 およびR 2 の他方がフッ素である、項目15に記載の化合物。
(項目19)
R 3 −R 6 の各々が任意に置換された低級アルキルである、項目15に記載の化合物。
(項目20)
R 3 −R 6 の各々が任意に置換されたメチルまたは任意に置換されたエチルである、項目19に記載の化合物。
(項目21)
R 3 −R 6 の各々がメチルまたはエチルである、項目20に記載の化合物。
(項目22)
R 3 −R 6 の各々がメチルである、項目21に記載の化合物。
(項目23)
ウイルスに感染した動物を処置するための方法であって、そのような動物に、治療的に有効な量の、以下の構造:
を有する化合物(その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含む)を投与する工程を含み、ここでR 1 およびR 2 は、水素、ハロゲン、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され、そしてR 3 −R 6 は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR 3 およびR 4 、ならびにR 5 およびR 6 は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を独立に形成し得る、方法。
(項目24)
上記ウイルスが、HCV、VEEV、RVFV、LASV、およびEBOVから成る群から選択される、項目23に記載の方法。
(項目25)
上記ウイルスがHCVまたはVEEVである、項目24に記載の方法。
(項目26)
上記ウイルスがHCVである、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記ウイルスがVEEVである、項目25に記載の方法。
(項目28)
上記ウイルスがLASV、RVFVまたはEBOVである、項目24に記載の方法。
(項目29)
上記ウイルスがRVFVである、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記ウイルスがEBOVである、項目28に記載の方法。
(項目31)
上記ウイルスがLASVである、項目28に記載の方法。
本発明は、ウイルス感染を予防および処置するための、新規抗ウイルス化合物および方法を提供する。驚くべきことに、本発明によって提供される化合物および方法は、広い範囲のウイルスファミリーに対して活性であり、そして本発明の化合物および方法は、広域スペクトル抗ウイルス治療としての活性を有する。
R1およびR2は、水素、ハロ、シアノ、カルボニル、カルボキシル、任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択される。R3−R6は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR3およびR4、およびR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を独立に形成し得る。しかし、R1およびR2がどちらも水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、またはハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択される場合、R3−R6はどれも置換または非置換C1−4アルキル、置換または非置換C2−4アルケニルではない;およびR1およびR2がどちらも水素である場合、R3−R6のどれも、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、ピペラジン−1−イルを形成しない。
R1およびR2は、水素、ハロゲン、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択される。R3−R6は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR3およびR4、およびR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を独立に形成し得る。
R1およびR2は、独立に、水素、ハロ、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から選択される。R3−R6は、独立に、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から選択され、そしてさらにR3およびR4、およびR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、独立に任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を形成し得る。しかし、R1およびR2がどちらも、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、またはハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択される場合、R3−R6はいずれも、置換または非置換C1−4アルキル、置換または非置換C2−4アルケニルではない;およびR1およびR2がどちらも水素である場合には、R3−R6はいずれも、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、ピペラジン−1−イル(piperazin−1−yl)を形成しない。
化合物1のさらに他の実施態様において、R1およびR2は独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される。R1およびR2が独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される、化合物1のより特定の実施態様において、R1およびR2の少なくとも1つはハロである;そしてさらにより特定の実施態様において、R1およびR2の少なくとも1つは、塩素またはフッ素である。さらにより特異的な実施態様において、R1およびR2の少なくとも1つはフッ素である、またはR1およびR2の少なくとも1つは塩素である。R1およびR2が独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される、化合物1のさらに他の実施態様において、R1およびR2の少なくとも1つはハロである、R1およびR2はどちらもハロである;そして後者のうち、より特定の実施態様は、R1およびR2がどちらも塩素またはフッ素であるものである。後者のさらにより特定の実施態様は、R1およびR2がどちらもフッ素であるもの、R1およびR2がどちらも塩素であるもの、およびR1およびR2の1つが塩素であり、そしてR1およびR2の他方がフッ素であるものである。
R1およびR2が独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択され、そしてR1およびR2がどちらもハロである、化合物1のこれらの実施態様は、さらにR3−R6がそれぞれ任意に置換された低級アルキルであるものを含む;そしてより具体的には、R3−R6がそれぞれ任意に置換されたメチルまたは任意に置換されたエチルである;およびさらにより具体的には、R3−R6がそれぞれメチルまたはエチルである;およびさらにより具体的には、R3−R6がそれぞれメチルであるものを含む。
R1およびR2は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から選択される。R3−R6は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から選択され、そしてさらにR3およびR4、およびR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、独立に任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を形成し得る。
Claims (31)
- 以下の構造:
を有する化合物であって、その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含み、ここで:
R1およびR2は、水素、ハロ、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され;そして
R3−R6は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR3およびR4、ならびにR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環を独立に形成し得;
R1およびR2がどちらも水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、またはハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択される場合、R3−R6はどれも置換または非置換C1−4アルキル、置換または非置換C2−4アルケニルではなく、そしてR1およびR2がどちらも水素である場合、R3−R6のどれも、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、ピペラジン−1−イルを形成しない、
化合物。 - R1およびR2の少なくとも1つが水素である、請求項1に記載の化合物。
- R1およびR2のどちらも水素である、請求項2に記載の化合物。
- R3−R6の少なくとも1つは、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和の5または6員環である、請求項1に記載の化合物。
- 前記5または6員環は飽和である、請求項4に記載の化合物。
- 前記5または6員環が5員環である、請求項5に記載の化合物。
- 前記5員環は、ピロリルである、請求項6に記載の化合物。
- R1およびR2は独立に、ハロゲン、カルボキシル、カルボニル、およびシアノから成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
- R1およびR2の少なくとも1つはハロである、請求項9に記載の化合物。
- 前記R1およびR2の少なくとも1つは、塩素またはフッ素である、請求項10に記載の化合物。
- 前記R1およびR2の少なくとも1つはフッ素である、請求項11に記載の化合物。
- 前記R1およびR2の少なくとも1つは塩素である、請求項11に記載の化合物。
- R1およびR2はどちらもハロである、請求項10に記載の化合物。
- R1およびR2がどちらも塩素またはフッ素である、請求項14に記載の化合物。
- R1およびR2がどちらもフッ素である、請求項15に記載の化合物。
- R1およびR2がどちらも塩素である、請求項15に記載の化合物。
- R1およびR2の1つが塩素であり、そしてR1およびR2の他方がフッ素である、請求項15に記載の化合物。
- R3−R6の各々が任意に置換された低級アルキルである、請求項15に記載の化合物。
- R3−R6の各々が任意に置換されたメチルまたは任意に置換されたエチルである、請求項19に記載の化合物。
- R3−R6の各々がメチルまたはエチルである、請求項20に記載の化合物。
- R3−R6の各々がメチルである、請求項21に記載の化合物。
- ウイルスに感染した動物を処置するための組成物であって、治療的に有効な量の、以下の構造:
を有する化合物(その薬学的に許容可能な塩、溶媒化合物、および水和物を含む)を含み、ここでR1およびR2は、水素、ハロゲン、シアノ、カルボニル、カルボキシル、および任意に置換された低級アルキル、任意に置換された低級アルキルオキシ、および任意に置換された低級アルキルカルボニルから成る群から独立に選択され、そしてR3−R6は、任意に置換された低級アルキルおよび低級ヒドロキシアルキルから成る群から独立に選択され、そしてさらにR3およびR4、ならびにR5およびR6は、それらがそれぞれ結合する窒素と共に、任意に置換された飽和または不飽和5または6員環を独立に形成し得る、組成物。 - 前記ウイルスが、HCV、VEEV、RVFV、LASV、およびEBOVから成る群から選択される、請求項23に記載の組成物。
- 前記ウイルスがHCVまたはVEEVである、請求項24に記載の組成物。
- 前記ウイルスがHCVである、請求項25に記載の組成物。
- 前記ウイルスがVEEVである、請求項25に記載の組成物。
- 前記ウイルスがLASV、RVFVまたはEBOVである、請求項24に記載の組成物。
- 前記ウイルスがRVFVである、請求項28に記載の組成物。
- 前記ウイルスがEBOVである、請求項28に記載の組成物。
- 前記ウイルスがLASVである、請求項28に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US90992807P | 2007-04-03 | 2007-04-03 | |
PCT/US2008/059326 WO2008124550A1 (en) | 2007-04-03 | 2008-04-03 | Phenothiazin derivatives for antiviral treatments |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010523591A JP2010523591A (ja) | 2010-07-15 |
JP2010523591A5 true JP2010523591A5 (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=39718949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010502312A Pending JP2010523591A (ja) | 2007-04-03 | 2008-04-03 | 抗ウイルス処置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8227459B2 (ja) |
EP (1) | EP2137172A1 (ja) |
JP (1) | JP2010523591A (ja) |
CN (1) | CN101631780A (ja) |
AU (1) | AU2008237276A1 (ja) |
CA (1) | CA2686513C (ja) |
WO (1) | WO2008124550A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011036558A2 (en) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | Wista Laboratories Ltd. | Crystalline methylthionium chloride (methylene blue) hydrates |
AU2016202982B2 (en) * | 2009-09-24 | 2017-09-21 | Wista Laboratories Ltd | Crystalline methylthionium chloride (methylene blue) hydrates |
US8785434B2 (en) | 2010-04-30 | 2014-07-22 | Prosetta Antiviral Inc. | Antiviral compounds |
WO2012125983A1 (en) | 2011-03-17 | 2012-09-20 | Prosetta Antiviral Inc. | Antiviral treatments |
WO2012135402A1 (en) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | Prostetta Antiviral Inc. | Antiviral compounds |
EP2699241B1 (en) * | 2011-04-20 | 2016-07-27 | Prosetta Antiviral Inc. | Antiviral compounds |
US20120301904A1 (en) | 2011-04-26 | 2012-11-29 | Prosetta Antiviral, Inc | Multiprotein assemblies |
US10153510B2 (en) | 2014-06-23 | 2018-12-11 | University Of Kentucky Research Foundation | Non-aqueous redox flow batteries including 3,7-perfluoroalkylated phenothiazine derivatives |
US10195189B2 (en) * | 2014-12-15 | 2019-02-05 | Prosetta Antiviral, Inc. | 2-phenethenyltetrahydro isoquinolines useful as anti-HIV compounds |
CN114605267B (zh) * | 2022-03-18 | 2024-02-23 | 北京格林凯默科技有限公司 | 2-溴-n,n-二甲基苯胺的制备方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19640758C2 (de) * | 1996-10-02 | 1999-11-04 | Rafael Lachky | Mittel zur Behandlung von Diskusfischen |
GB0113121D0 (en) * | 2001-05-30 | 2001-07-18 | Univ Leeds | Biologically active photosensitisers |
EP1687286A1 (en) * | 2003-11-28 | 2006-08-09 | Photopharmica Limited | Developments in biologically active methylene blue derivatives (2) |
WO2006034219A2 (en) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | The General Hospital Corporation | Inactivation of microorganisms with multidrug resistance inhibitors and phenothiaziniums |
GB0420888D0 (en) * | 2004-09-20 | 2004-10-20 | Photopharmica Ltd | Compounds and uses |
HUE044355T2 (hu) | 2004-09-23 | 2019-10-28 | Wista Lab Ltd | Eljárások diaminofenotiazínium vegyületek, többek között metiltionínium-klorid (MTC) kémiai szintézisére és tisztítására |
AU2007231124B2 (en) * | 2006-03-29 | 2013-02-21 | Wista Laboratories Ltd. | 3,7-diamino-10H-phenothiazine salts and their use |
-
2008
- 2008-04-03 JP JP2010502312A patent/JP2010523591A/ja active Pending
- 2008-04-03 US US12/062,491 patent/US8227459B2/en active Active
- 2008-04-03 WO PCT/US2008/059326 patent/WO2008124550A1/en active Application Filing
- 2008-04-03 CA CA2686513A patent/CA2686513C/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-04-03 EP EP08745055A patent/EP2137172A1/en not_active Withdrawn
- 2008-04-03 AU AU2008237276A patent/AU2008237276A1/en not_active Abandoned
- 2008-04-03 CN CN200880008338A patent/CN101631780A/zh active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010523591A5 (ja) | ||
JP2016518437A5 (ja) | ||
JP2009531376A5 (ja) | ||
JP2009531403A5 (ja) | ||
JP2016503793A5 (ja) | ||
TW200745035A (en) | Cyclopropyl fused indolobenzazepine HCV NS5B inhibitors | |
JP2017523225A5 (ja) | ||
JP2016536364A5 (ja) | ||
MX2009009473A (es) | Compuestos para el tratamiento de hepatitis c. | |
JP2016540742A5 (ja) | ||
JP2011500545A5 (ja) | ||
JP2016501250A5 (ja) | ||
JP2005511547A5 (ja) | ||
JP2010510233A5 (ja) | ||
JP2008543886A5 (ja) | ||
IL195025A (en) | History of compressed indolubenzazepine with cyclopropyl and pharmaceuticals containing them as an anti-hcv drug | |
JP2008523082A5 (ja) | ||
JP2014521688A5 (ja) | ||
JP2008534453A5 (ja) | ||
HUP0202263A2 (hu) | Benzimidazol-, indol- és imidazo-piridin-származékok és ezeket tartalmazó gyógyszerkészítmények | |
RU2007116119A (ru) | Производные циклоспорина, замещенные 3-эфиром и 3-тиоэфиром, для лечения и профилактики инфекционного гепатита с | |
JP2011521911A5 (ja) | ||
JP2010529147A5 (ja) | ||
JP2008543836A5 (ja) | ||
JP2014526554A5 (ja) |