JP2010519702A - フリット封止ガラスパッケージ改善のための方法及び装置 - Google Patents

フリット封止ガラスパッケージ改善のための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

気密封止パッケージは、内表面及び外表面を有する第1のプレート(102)、内表面及び外表面を有する第2のプレート(104)、第2のプレートの内表面上に配されたフリット材料(106)及び、(i)少なくともフリット材料に対向する第1のプレートの内表面、及び(ii)少なくとも直接または間接にフリット材料上において第2のプレートの内表面、の内の少なくとも一方の上に直接または間接に配された少なくとも1つの誘電体層(108)を有し、フリット材料が加熱に応答して誘電体層に対し気密封止を形成する。

Description

本発明は、薄膜デバイス、特に周囲環境に敏感な薄膜デバイスの保護に適する気密シールパッケージに向けられる。そのようなデバイスのいくつかの例には、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、センサ及びその他の光デバイスがある。例として本発明はOLEDディスプレイに関して論じられるであろうが、そのような態様には限定されない。
OLEDは、広範な電界発光デバイスにおける使用及び使用可能性のために、近年かなり多くの研究のテーマとなっている。例えば、単一OLEDは個別発光デバイスに用いることができ、OLEDのアレイは照明用途またはフラットパネルディスプレイ用途(例えばOLEDディスプレイ)に用いることができる。従来のOLEDディスプレイは、非常に明るく、良好なカラーコントラストを有し、トゥルーカラーを生成し、広い視野角を示すことが知られている。しかし、従来のOLEDディスプレイ、特にOLEDディスプレイ内部にある電極及び有機層は周囲環境からディスプレイに漏入する酸素及び水分との相互作用による劣化を受け易い。OLEDディスプレイ内部の電極及び有機層を周囲環境から気密封止すれば、OLEDディスプレイの寿命をかなり長くし得ることは周知である。
残念なことに、OLEDディスプレイを気密封止するための封止形成プロセスの開発は非常に困難であった。OLEDディスプレイの適切な封止を困難にする要因のいくつかには、
(i) 気密封止は、酸素に対するバリア(10−3cm/m/日)及び水に対するバリア(10−6g/m/日)を与えるべきであること、
(ii) 気密封止部の寸法は、OLEDディスプレイの大きさに悪影響を与えないように、最小(例えば<2mm)とすべきであること、
(iii) 封止形成プロセス中に発生する温度がOLEDディスプレイ内部の材料(例えば電極及び有機層)に損傷を与えるべきではない(例えば、OLEDディスプレイ内で封止部から約1〜2mmにあるOLEDの第1ピクセルは、封止形成プロセス中に100℃より高温に加熱されるべきではない)こと、
(iv) 封止形成プロセス中に放出されるガスがOLEDディスプレイ内部の材料を汚染すべきではないこと、及び
(v) 気密封止は電気接続(例えばクロム薄膜)のOLEDディスプレイ内への貫入を可能にすべきであること、
がある。
上記課題の中で最も達成が困難な課題の1つは、有機分子の酸素及び水分との反応性が強いことから、気密封止形成である。
OLEDディスプレイを封止するための従来手法の中に、様々なタイプのエポキシ樹脂、無機材料及び/または紫外光による硬化後に封止を形成する有機材料の使用がある。Vitex Systemsは、交互する無機材料層と有機材料層をOLEDディスプレイを封止するために用いることができる複合材ベース手法であるコーティングをBatrix(商標)の商品名で製造販売している。これらのタイプの封止は良好な機械的強度を通常与えるが、それらは非常に高価であり得るし、OLEDディスプレイ内への酸素及び水分の拡散の防止に失敗した多くの例がある。OLEDディスプレイを封止するための別の従来手法は、金属溶接または鑞付けを利用することである。しかし、得られる封止は、OLEDディスプレイのガラスプレートと金属の熱膨張係数(CTE)間のかなりの差のため、広い温度範囲における耐久性がない。
(OLEDディスプレイのような)ガラスパッケージを封止するための別の手法がコーニング社(Corning Incorporated)に譲渡された特許の、特許文献1に開示されている。特許文献1の全開示は本明細書に参照として含まれる。この手法はレーザフリット封止形成技術を含み、この技術は従来のエポキシ封止形成技術に比較して、かなり高い気密性、基板寸法を一定として高表示密度、及び前面発光デバイスへの適用のような、多くの利点を示す。しかし、フリット材料を溶融させるための大パワーレーザの使用により、1つないしさらに多くの不都合な結果が生じ得る。実際、加熱プロセスによって生じる熱サイクルがOLEDデバイスに熱損傷を生じさせることがおこり得る。
レーザフリット封止形成手法では、カソード金属−リード、酸化インジウムスズ(ITO)及びその他の保護材料のような、様々なデバイス材料にフリットが接合される。デバイス側のそれぞれの材料は異なる熱特性(例えば、CTE、熱容量及び熱伝導度)を有する。デバイス側の様々な熱特性は、レーザ封止形成プロセス完了後に、フリットとデバイス境界の間の接合強度のかなりの変動を生じさせ得る。さらに、カソード金属−リードはレーザフリット封止形成後に剥離し得る。カソードは通常、それぞれのCTEがおそらくは異なる、2種ないし3種の異なる金属要素の複数の層からなるから、レーザフリット封止形成に用いられる比較的高速の加熱及び冷却プロセスは時折金属カソードに、「ウィンクル」効果のような、損傷を生じさせ得る。金属リードの高熱伝導度も接合強度低下の原因になり得る。これは、大パワーレーザによるフリット加熱プロセス中の比較的高速な熱散逸による。
米国特許第6998776号明細書
したがって、OLEDディスプレイのような、ガラスパッケージの既知の封止形成手法にともなう、上述の問題及びその他の欠点に対処することが技術上必要とされている。
本発明の1つないしさらに多くの実施形態にしたがえば、方法及び装置は、内表面及び外表面を有する第1のプレート、内表面及び外表面を有する第2のプレート、第2のプレートの内表面上に配されたフリット材料及び、(i)フリット材料に少なくとも対向する第1のプレートの内表面、及び(ii)少なくとも直接または間接にフリット材料上において第2のプレートの内表面、の内の少なくとも一方の上に直接または間接に配された少なくとも1つの誘電体層を有する、気密封止パッケージを提供する。フリット材料は加熱に応答して誘電体層に対し気密封止を形成する。
パッケージはさらに、第1のガラスプレートの内表面上に配された1つないしさらに多くの電子コンポーネントを有することができる。
誘電体層は窒化シリコンを有することができる。あるいは、誘電体層は窒化シリコンを覆う酸化シリコン層を有することができる。誘電体層は、約10〜600nmの間、約100〜500nmの間及び約10〜50nmの間の内の1つの厚さを有することができる。酸化シリコン層の厚さは約10nmとすることができ、窒化シリコン層の厚さは約400nmとすることができる。
第1及び第2のプレートの内の少なくとも1つは、金属、合金、セラミック、ガラス、石英及び/またはポリマーで形成することができる。当業者であれば、パッケージ(特にガラスパッケージ)が液晶ディスプレイ(LCD)、蛍光スクリーン、太陽電池及び、環境的に不利な雰囲気内で動作する必要があり、及び/または腐食、偶発的損傷、掻き傷等からの保護が必要な、その他いずれかの電子デバイスのために用いられ得ることを認めるであろう。
その他の態様、特徴、利点等は、当業者には、本明細書における本発明の説明を添付図面とともに考察すれば明らかになるであろう。
図1Aは、本発明の1つないしさらに多くの態様にしたがう、フリット材料を用いて封止されることになるパッケージの部分分解組立断面図である。 図1Bは封止後の図1Aのパッケージの断面図である。 図2は図1Bのパッケージの上面図である。 図3は、本発明の1つないしさらに多くの態様にしたがう、本明細書に開示される図1B及び/またはその他の実施形態のパッケージの封止形成プロセスを説明する流れ図である。 図4は、本発明の1つないしさらに多くの別の態様にしたがう、フリット材料を用いて封止されることになるパッケージの部分分解組立断面図である。 図5は、本発明の別の態様にしたがう、誘電体層及びリードの断面図である。
本発明の様々な態様を説明する目的のため、用いられ得る単純化された形態が、同様の参照数字が同様の要素を示す、図面に示されるが、本発明が図示される精確な構成及び手段によって、またはそれらに、限定されず、添付される特許請求の範囲によってのみ限定されることは当然である。図面は比例尺で描かれておらず、図面の態様は相互に対して比例関係にないことがある。本発明の主題の作成及び使用において当該技術の技術者を補助するため、添付図面が参照される。
本発明の様々な実施形態は全般的に気密封止パッケージに向けられる。パッケージは、例として、金属、合金、セラミック、ガラス、石英及び/またはポリマーの内の少なくとも1つで形成することができるが、本発明はOLEDディスプレイを封止するためのガラスパッケージに関して論じられる。
図1〜3を参照して、本発明の1つないしさらに多くの態様にしたがう、ガラスパッケージ100及びこれを作成するための方法が開示される。ガラスパッケージ100は気密封止OLEDディスプレイ100とすることができる。図1Aはガラスパッケージ(またはOLEDディスプレイ)100の部分分解組立断面図であり、図1Bは封止されたガラスパッケージ100の断面図であり、図2は図1Bのガラスパッケージ100の上面図である。
OLEDディスプレイ100は、いずれかをまたはいずれをもガラスシートとすることができる(図3の工程202)、第1の基板プレート102及び第2の基板プレート104を含む多層構造である。やはり、別の実施形態において、基板プレート102,104の内の1つないしさらに多くは、金属、合金、セラミック、石英及び/またはポリマーで形成することができる。第1及び第2の基板プレート102,104は、製品コード1737ガラスまたはEagle2000(商標)ガラスの商品名でコーニング社によって、あるいは、旭硝子(株)(例えば、OA10ガラスまたはOA21ガラス)、日本電気硝子(株)、NHテクノ及び三星コーニングプレシジョンガラス(株)のような、その他の会社によって、製造販売されているような、透明ガラスプレートとすることができる。
第1の基板プレート102及び第2の基板プレートはそれぞれ内表面及び外表面102A,104A及び102B,104Bを有する。プレート102,104間に気密封止されるべき少なくとも1つのデバイス103(例えば、OLEDアレイのような、電子デバイス)が第1の基板102の内表面102A上に配される(図3の工程204)。一般的なOLED103は、アノード電極(またはリード)110A,1つないしさらに多くの有機層、及びカソード電極(またはリード)110Bを有するが、既知のOLED103のいずれも、または今後開発されるOLEDが、ガラスパッケージ100に用いられ得ることは当業者には容易に理解されるはずである。やはり、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、その他のいかなるデバイスもガラスパッケージ100に用いられ得る。
フリット材料106が第2の基板プレート104の内表面104A上に配される(図3の工程206)。フリット106は第2の基板104の縁に沿って、例えばプレート104の自由縁からほぼ1mm離して、配されることが有利であろう。フリット材料は、約0.3〜3mm(0.7〜1.0mmが好ましい)の幅及び約10〜20μm,好ましくは14〜16μmの高さで、施すことができる。1つないしさらに多くの実施形態において、フリット106は、鉄、銅、バナジウム及びネオジムを含む群から選ばれる1つないしさらに多くの吸収イオンを含有する低温ガラスフリットとすることができる。イオンは、特定の波長(または波長範囲)において、そのような波長のエネルギー源の使用がフリット106の加熱に用いられ得るように、エネルギー(例えば光エネルギーまたはその他の放射線)を吸収するように選ばれる。フリット106の熱膨張係数が2枚の基板プレート102及び104の熱膨張係数に整合するかまたは実質的に整合するように、フリット106の熱膨張係数を下げるフィラー(例えば、転化フィラー、添加フィラー、等)をフリット106にドープすることもできる。特許文献1にいくつかの例示的なフリット材料106の組成を見ることができる。
必要に応じて、フリット106は第2の基板プレート104に前もって焼結しておくことができる。これを達成するため、フリット106は第2の基板プレート104上に被着され(工程206)、次いでフリット106が第2の基板104に密着するように加熱される。必要に応じて実施される先行焼結工程に関するさらに詳細な議論は特許文献1に見ることができる。
次に、誘電体層108が、少なくともフリット材料106に対向する第1の基板プレート102の内表面102A上に直接または間接に配される(図3の工程208)。誘電体層108は、パッケージ100のコンポーネント、例えばOLEDデバイスを、機械的及び化学的な酷処及びおこり得る損傷から保護する、パッシベーション層としてはたらく。図示されるように、誘電体層108はリード110上に配される。図5を参照すれば、誘電体層108は、窒化シリコンのような、単層の材料を有することができ、または(例えば窒化シリコンの)初期層108Aを覆う酸化シリコン層108Bのような、多層構造とすることができる。
誘電体層108は多くの態様のいずれかで被着することができる。例えば、誘電体層108は、誘電体層108が1つないしさらに多くのデバイス103を覆うことのないように、(図示されるように)フリット材料106に対向する、封止境界上にのみ被着することができる。あるいは、誘電体層108は、誘電体層108が1つないしさらに多くのデバイス103を少なくともある程度被覆するように、フリット境界の内側にも被着することができる。OLEDデバイス103の場合、誘電体層108が、図示されるように、アノード電極110A及びカソード電極110Bの内の少なくとも1つを少なくともある程度被覆していると、さらに利点を得ることができる。
誘電体層108は、スパッタリング、物理的気相成長(PVD)、化学低気相成長(CVD)またはプラズマアシスト化学低気相成長(PECVD)のような、いずれかの薄膜被着手法によって被着することができる。誘電体層108の厚さは約10〜600nmの間とすることができる。1つないしさらに多くの実施形態において、約10〜50nmの厚さで良好な封止が得られることがわかった。別の実施形態にしたがえば、誘電体層108の厚さは約100〜500nmの間とすることができる。例えば、誘電体層108が多層構造の場合、酸化シリコン層108Bは約10〜100nmの厚さを有することができ、窒化シリコン層108Aは約200〜500nmの厚さを有することができるが、窒化シリコン層厚は400nmが好ましい。誘電体層108の被覆一様性により、フリット材料106の高さ変動をある程度補償することができ、これは気密封止を向上させることができる。
誘電体層108の圧縮力は、特に誘電体層が(上述したSiN/SiOのような)セラミック材料で形成されている場合に、パッケージ100の重要な特徴になり得る。例として、誘電体層は約0.01〜700MPa,約200〜500MPa,あるいは、好ましくは約400〜500MPaの圧縮応力を示し得る。セラミックのような、誘電体層108の形成に用いられる材料は大きな圧縮応力を緩和し得るが、引張応力を緩和するとは限らない。したがって、フリット106及び/または誘電体層108と比較して基板プレート102,104のCTEが高いことから生じ得る、いくらかの引張応力があれば、基板プレート102,104が(封止形成プロセス中に)熱くなったときに、誘電体層108の固有圧縮応力が圧縮応力を与えてガラスフリット106及び/または基板プレート102,104の膨張によって生じる引張応力の悪影響を中和するであろう。
多層誘電体層108(例えば、窒化シリコン+酸化シリコン)の被着の上記議論は個別の層108A,108Bを想定しているが、別の実施形態では、窒化シリコンから酸化シリコンへの界面における勾配(漸次遷移)が考えられる。勾配は、状況の要求に応じて、急激にするかまたは緩やかにすることができる。勾配は、例えば、被着中に膜形成雰囲気をNH(窒素源)からOに徐々に変えることによって達成することができる。
工程210において、第1及び第2の基板プレート102,104がフリット−誘電体界面を介して合わせられる。工程212において、フリット106は、フリット106が気密封止を形成するように、光源(例えば、レーザ、赤外線ランプ、等)によって加熱される。封止は第1の基板プレート102を第2の基板プレート104に接触させて、接合する。気密封止は、周囲雰囲気中の酸素及び水分のパッケージ100への侵入を防止することによって、OLED(及び/またはその他のデバイス)103を保護する。
誘電体層108により、溶融しているフリットからの、金属リード110のような、デバイス103に伝達される熱量が少なくなる。すなわち、熱損傷がかなり軽減されると考えられる。
誘電体層108は、フリット封止形成プロセス中に熱安定性を示すべきであるから、非常に高い融点を有するべきである。上で論じたように、誘電体層108は非常に薄い膜の形態の窒化シリコン(SiN)で形成することができる。ここで、xは約0.1〜3とすることができる。窒化シリコンの特性には、低密度、高温強度、優れた耐熱衝撃性、優れた耐摩耗性、良好な破断靱性、高い耐機械疲労性及び耐クリープ性、優れた耐酸化性及び耐腐食性、及び、OLEDデバイス103がその上に配されるガラス(特にEagle2000)に比較して高い熱伝導度がある。誘電体層108(例えばセラミック)のフリット106及び基板プレート102,104(例えばガラス)に比較して高い熱伝導度は、フリット106で生じる熱が局所領域に集中せず、熱はより高い熱伝導度によって他の領域に散逸するから、封止形成プロセスに役立つ。熱伝導度が低い材料においておこる、(良好な散逸のない)熱集中はリード110及び/またはその他のクリティカルなコンポーネントの溶融または、そこまでは至らなくとも、損傷を生じさせ得る。誘電体層108としての窒化シリコンの使用の別の利点は、フリット106と基板プレート102,104のCTEの差の補償が得られることである。SiNのCTEは約3〜4×10−6/℃の範囲に入る。これはフリット106と、ガラスのような、基板プレート102,104のCTEのかなりの差を緩衝し、封止部のクラック発生及び/または剥離を回避する。
基板プレート102,104と、フリット材料のような、その他のコンポーネントと誘電体108の間ではCTEが整合しないことに注意されたい。そのような問題は,基板プレート102,104への、金属、合金、ガラス、セラミック、石英及び/またはポリマーのような、特定の材料の使用によって複雑になる。
デバイス側の誘電体材料の層は、レーザ封止形成プロセス中のフリット材料への対抗作用として極めて一様な熱特性を提供できる。誘電体層は封止形成の前のOLEDデバイス上の電気リード材料の腐食を防止することができる。相手のフリット材料は単一材料(誘電体)であるから、フリットと誘電体層の間の材料適合性を向上させることができ、おそらくは最適化することができる。OLEDデバイス側の誘電体材料により、(顧客の材料の変化による)レーザ封止形成プロセスの複雑さを大きく軽減することができる。誘電体薄層はレーザ封止形成プロセス中の熱損傷から電気リードを保護する。
誘電体薄層は、フリット材料の加熱によってガラスパッケージを封止するために用いられる波長において誘電体薄層が光(例えばレーザ光またはその他の輻射)を吸収しない場合に、別の利点も示す。このような場合、誘電体材料は、レーザエネルギーのフリット材料への有効伝達を低下させないから、フリット材料の溶融を妨害しない。例として、あるフリット材料は約810nmの波長のレーザ光を用いて加熱することができる。すなわち、誘電体材料が810nmの光エネルギーを吸収しない場合に利点が得られる。
薄層がフリット材料とデバイスの間の緩衝を提供するから、ある程度のフリット厚変動は補償され得る。低誘電体材料の被着は、追加の薄膜被着装置が必要とされないから、PLED製造プロセスの最後に容易に実施される。
次に、やはり気密封止OLEDディスプレイとすることができる、ガラスパッケージ100Aの別の特徴を示している側面図である、図4を参照する。図1〜3との比較において共通の参照数字は同様の要素を示すから、すでに論じた要素の説明を繰り返すことはしない。パッケージ100Aは第2の基板プレート104の内表面上に直接及び/または間接に配された誘電体層108Aを有することができる。誘電体層108Aは、フリット材料106及び第2の基板プレートの一部だけを覆って(あるいは基板プレートは全く覆わず)、封止境界上にだけ被着することができる。あるいは、誘電体層108Aは(図示されるように)フリット材料106上に、また直接に(または間接に)第2の基板プレート104の内表面上にも、被着することができる。
上記の特徴からさらに別形の構造が得られる。詳しくは、誘電体層108及び108Aを組み合わせて用いることができ、あるいは層108,108Aのいずれかだけを用いることができる。
上述した手法を用いて多くの構造を作成した。例えば、そのような構造の1つにはOLEDアレイを覆う、10nm厚SiOをオーバーコートした、400nm厚SiN誘電体層を与えた。誘電体層は、400℃のアニール後に493MPaの残留圧縮応力を示すように、被着した。誘電体層(SiN+SiO)は、全ての電気リードを含む、OLEDアレイの裏面構造の1/2を被覆した。その後、構造を85/85恒温恒湿器に置いた。73時間の暴露後の構造の検査により、(i)誘電体が裏面構造の腐食を防止し、フリット材料の加熱を目的とした光エネルギーを吸収しなかったという、複合された利点が明らかになった。詳しくは、誘電体層のない領域は甚だしく腐食したが、他方の誘電体層で被覆された1/2領域は損なわれておらず、腐食のいかなる兆候も示さなかった。フリット材料への810nmのレーザエネルギーの送配をモニタすることで、誘電体層での吸収は極めて少ないことが明らかになった。
気密封止OLEDディスプレイ100に関して本発明の様々な実施形態の封止形成プロセス及び装置を上で説明したが、同じかまたは同様の封止形成プロセスを、2枚のガラスプレートが相互に封止される必要がある、その他の用途に使用できることは当然である。したがって、本発明は限定された態様にあると解されるべきではない。
本明細書においては特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、そのような実施形態が本発明の原理及び応用の例証に過ぎないことは当然である。したがって、添付される特許請求の範囲に定められるような、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、例証実施形態に数多くの改変がなされ得ること及び他の構成が案出され得ることは当然である。
100 ガラスパッケージ
102,104 基板プレート
102A,104A プレート内表面
102B,104B プレート外表面
103 電子デバイス
106 フリット材料
108 誘電体層
110A アノード電極
110B カソード電極

Claims (7)

  1. 有機発光デバイス(OLED)において、
    金属、合金、セラミック、ガラス、石英、及びポリマーからなる群から選ばれる材料でそれぞれが形成されており、それぞれの内表面及び外表面を有する、第1及び第2のガラスプレート、
    前記第1のガラスプレートの前記内表面上に配された1つないしさらに多くのOLEDであって、アノード電極及びカソード電極を有するOLED、及び
    前記第2のガラスプレートの前記内表面上に配されたフリット材料、
    を有し、
    誘電体層が、(i)前記フリット材料に対向する前記第1のガラスプレートの前記内表面、及び(ii)少なくとも直接または間接に前記フリット材料上において前記第2のガラスプレートの前記内表面、の内の少なくとも一方の上に直接または間接に配され、
    前記誘電体層は、(i)前記アノード電極及びカソード電極を覆わない及び(ii)前記アノード電極及びカソード電極の内の少なくとも一方を少なくともある程度覆い、よって前記アノード電極及びカソード電極の内の前記少なくとも一方の腐食及び損傷の内の少なくとも一方を軽減する、の内の少なくとも一方であり、
    前記フリット材料が加熱に応答して前記誘電体層に対し気密封止を形成する、
    ことを特徴とする有機発光デバイス。
  2. 前記誘電体層が、
    (i)約10〜600nmの間,約100〜500nmの間,約200〜500nmの間,約10〜50nmの間及び約400nmの内の1つの厚さを有する、
    及び
    (ii)窒化シリコン層を覆う酸化シリコン層を有する、
    の内の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光デバイス。
  3. 請求項2に記載の有機発光デバイスにおいて、
    (i)前記酸化シリコン層が約10〜100nmの厚さを有する、及び
    (ii)前記窒化シリコン層が、約10〜500nmの間,約100〜500nmの間,約200〜500nmの間,約10〜50nmの間及び約400nmの内の1つの厚さを有する、
    の内の少なくとも一方であることを特徴とする有機発光デバイス。
  4. 前記誘電体層が前記フリット材料を覆い、前記第2のプレートの前記内表面の少なくとも一領域を直接覆う、
    前記誘電体層が前記フリット材料を覆い、前記第2のプレートの前記内表面の実質的に全ての領域を直接覆う、及び
    前記誘電体層が前記フリット材料を覆い、前記第2のプレートの前記内表面の実質的にどの領域も覆わない、
    の内の1つであることを特徴とする請求項1に記載の有機発光デバイス。
  5. 方法において、
    それぞれがそれぞれの内表面及び外表面を有する、第1及び第2のプレートを提供する工程、
    前記第2のプレートの前記内表面上にフリット材料を配する工程、
    前記第1のプレートの前記内表面上に、それぞれがアノード電極及びカソード電極を有する、1つないしさらに多くの有機発光デバイス(OLED)を配する工程、
    少なくとも1つの誘電体層を、(i)前記誘電体層が前記アノード電極またはカソード電極を覆わない、及び(ii)前記誘電体層が前記アノード電極及びカソード電極の内の少なくとも一方を覆い、よって少なくとも加熱工程中の前記アノード電極及びカソード電極の内の前記少なくとも一方の腐食を軽減する、の内の一方であるように、(i)前記フリット材料に対向する前記第1のプレートの前記内表面、及び(ii)少なくとも直接または間接に前記フリット材料上において前記第2のプレートの前記内表面、の内の少なくとも一方の上に直接または間接に配する工程、
    前記フリット材料を前記誘電体層に接触させる工程、及び
    前記フリット材料が少なくともある程度溶融し、前記誘電体層に対し気密封止を形成して、気密封止パッケージを形成するように、前記フリット材料を加熱する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 前記フリット材料を前記誘電体層に接触させる前記工程に先立ち、前記フリット材料を焼結する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のプレートの前記内表面上に前記誘電体層を配する前記工程が、窒化シリコンの第1の層を被着する工程及び前記窒化シリコンを覆う酸化シリコンの第2の層を被着する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
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