JP2010510833A - 円状及び直線状軌道を用いた医用撮像における断層撮影法の再構成のための方法及びシステム - Google Patents

円状及び直線状軌道を用いた医用撮像における断層撮影法の再構成のための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

対象物のボリュームデータ画像を再構成する方法は、対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、対象物に関する直線状経路に沿って検出器によって収集された直線状投影データを受信し、受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成し、前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成し、再構成された円状経路ボリューム画像と再構成された直線状経路ボリューム画像とを結像して、対象物のボリューム画像を生成する。装置とコンピュータプログラム製品もまた記述される。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して医用画像の再構成に関する。より詳細には、本発明は、医用画像の質と円状及び直線状軌道スキャンからの投影データに基づく3次元コーンビームコンピュータ断層撮影(CT)再構成の効率との向上のための新しい方法及びシステム装置に関する。
本発明は、下記の参考文献のリスト内で参照され記載されている様々な技術の使用を含む。これら参考文献は、括弧内の対応する参照番号により明細書中で引用され、参照によりここに本質的に組込まれる。
Figure 2010510833
コンピュータ断層撮影(CT)装置により生成された再構成画像の質と効率とは、CT装置の全般的な有効性にとって重要である。画像を再構成する際に用いられるアルゴリズムは、質と効率とに影響を与える。
それに加え、円状収集(circular acquisition)における1回転で全ての人体器官を覆うCTスキャナに対する臨床的な要求がある。円状軌道は、心臓/冠状動脈撮像やパーフュージョン等のような動的検査においてヘリカルよりも優位である。例えば、人の心臓を覆うことは、アキシャル方向に関して10〜12センチメートルの検出器サイズを要求することを明記しておく。
たった1回のスキャンでほとんどの人体器官をスキャンするために、大ボリューム範囲を備えるスキャナが要求される。このような大ボリューム範囲は、医用CTにおいて広く用いられているフェルドカンプ(Feldkamp)、デイビス(Davis)、クレス(Kress)のアルゴリズム(FDK)に基づく慣習的な近似又は非厳密な再構成法に対する挑戦である。
FDKは、高い達成可能空間解像度(high achievable spatial resolution)を有する円状軌道X線CTデータを再構成するための効率的な方法である。一方、他のアルゴリズムは、リビニング(ribinning)のような空間解像度を低下させる幾つかのステップを含む。しかしながら、FDKのコーンビームジオメトリは、円状軌道の理論的な不完全性、特に体軸方向に関する急な減弱変化がおきる場所、に起因するコーンビームアーチファクトを受ける。
一方、厳密なフィルタードバックプロジェクション(FBP)再構成アルゴリズムが提案されている[11]。X線軌跡が単一の円を構成している場合、コーンビームの厳密な再構成は不可能であることが知られている。なぜならば、軌跡に交差しない多くの平面が存在し、これら平面の間のデータが計測できないからである。換言すれば、例えば図1に示すように、円状データ12は、空間10を覆う不完全なラドン空間を与える。この制限を解消するため、図2に示すように、円状スキャン軌跡22を直線状スキャン軌跡20で補うことが提案され、様々な円及び直線状アルゴリズムが提案されている[6〜10]。しかしながら、[6]〜[10]で提案されたアルゴリズムは、商業的なCTスキャナには全く適していなかった。すなわち、2つの要因:(a)それらアルゴリズムの非能率な構成に起因する画像再構成のために長時間を要求する(有効なshift-invariantなフィルタードバックプロジェクション型ではなかった)、(b)製造に実用的でない、とても大きい検出器を要求する、すなわち、同等には、いわゆる“長体問題(long object problem)”(これは、人体スキャンにおいてよくあることであり、検出器の外側にまで亘る対象物(体軸方向に関して打ち切られる)は、再構成可能できないことを意味する)を受ける。
カツェビッチ(Kathevich)の厳密な直線状+円状再構成法は、円状及び直線状データの両方に対するshift-invariant(ピクセル依存なしに独立して行なわれた、再構成された対象物のコンボルーション)と、フィルタードバックプロジェクション(FBP)とを含む。
しかしながら、カツェビッチによるアルゴリズムの厳密な方法は、現状のCTスキャナのハードウェアに適用するのが容易でない。なぜならば、ヒルベルトコンボルーションは周波数領域で適用され、ヒルベルトコンボルーションは検出されたデータに対する微分を要求するからである。これは、空間解像度の低下を起こしうる。それに加え、ヒルベルト変換は、リビニングを要求する。これは、計算上の効率を相当に低下させ、解像度を多少低下させる。このように、円状及び直線状データの両方に対するそのようなアルゴリズムは、多くの時間を消費しうり、付加的な高価な処理資源を要求し、そして商業的なCTスキャナに適さない。
本発明に係るある目的は、再構成画像の質を向上することとコーンビームアーチファクトを除去することとである。次節において我々は、コーンビームアーチファクトを除去するための、円状スキャンと直線状スキャンとを組合せる方法を記述する。
従って、上述の技術における再構成アルゴリズムの問題を解消するため、本発明は、方法、システム装置、及びコンピュータプログラム製品を提供する。
本発明のある目的は、対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成するデータ収集部と、前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成する円状投影データ再構成部と、前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成する直線状投影データ再構成部と、前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成する画像ボリューム処理部と、を具備する新規のボリューム画像再構成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状経路が前記円状経路の平面に対して垂直でない、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データ再構成部が、バックプロジェクション部と方向性フィルタリング部とを具備し、前記バックプロジェクション部が、フィルタリングされた検出器空間データに基づいて前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、前記方向性フィルタリング部が、前記前処理された円状投影データを、予め特定されたフィルタリング方向が表すフィルタリングカーブ上にリサンプリングし、リビニングされたデータを生成するリサンプリング部と、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿って前記ランプフィルタでフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、前記フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、を備える、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データ再構成部が、前記検出器のファン角のコサインと前記検出器のコーン角のコサインとで前記前処理された円状投影データをプレ重みづけし、プレ重みづけされたデータを得るプレ重みづけ部と、前記プレ重みづけされたデータをフェルドカンプ、デイビス、クレス(FDK)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データ再構成部が、前記前処理されたデータを前記検出器のコーン角のコサインでプレ重みづけし、プレ重みづけされたデータを得るプレ重みづけ部と、前記プレ重みづけされたデータをザミャチン、タグチ、シルバー(ZTS)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するハイブリッドフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記データ収集部が、さらに、完全円の部分を備える前記円状経路に沿って前記検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データにおける一重に計測された及び二重に計測されたレイに対して異なる重みづけを有する前記前処理された円状データを生成する、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状投影データ再構成部が、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、前記リビンニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状投影データ再構成部が、前記前処理された直線状投影データを、2、3、4、又は5から選択されたサンプリング係数によってダウンサンプリングし、ダウンサンプリングされたデータを生成するダウンサンプリング部と、前記ダウンサンプリングされたデータの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブ沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、前記ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を前記サンプリング係数によってアップサンプリングし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するアップサンプリング部と、を備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物に電流に対応する放射線を照射するものであって、前記電流は20mAよりも低い又は等しいX線管と、前記対象物が前記放射線に照射された場合、前記直線状投影データを生成する検出器と、をさらに備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記前処理された円状投影データと前記前処理された直線状投影データとの間の相関に基づいて再構成パラメータを調整する寝台不正確さ補償部をさらに備え、前記直線状投影データ再構成部が、さらに前記再構成パラメータに基づいて前記対象物の前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成する、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状投影データ再構成部が、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、前記フィルタリングされたデータを直接的に前記フィルタリングカーブからバックプロジェクションし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物を放射線で制御可能に照射する線源と、前記対象物が前記放射線で照射された場合、前記直線状投影データを生成する検出器と、前記線源を制御して前記対象物に、フィルタリング部によってフィルタリングされるデータを受信する前記検出器の一部分に対応する照射開口で前記放射線を照射する動的コリメーション部と、をさらに備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記データ収集部が、さらに、異なる捕獲時間に前記円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、異なる捕獲時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記画像ボリューム処理部が、さらに、前記複数の前処理された円状投影データに基づいて前記対象物の複数のボリューム画像を生成するものであり、前記対象物の前記複数のボリューム画像を前記画像ボリューム処理部から統合し、前記複数のボリューム画像の統合されたデータを生成する統合部と、前記複数のボリューム画像の前記統合されたデータから前記対象物の合成ボリューム画像を生成する合成部と、をさらに備える新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定する対象物繰り返しモード決定部をさらに備え、前記合成部が、前記対象物が前記関心位相を示した場合、前記位相時間に対応する複数のボリューム画像のうちの少なくとも1つに基づいて前記合成ボリューム画像を生成する、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定する対象物繰り返しモード決定部をさらに備え、前記データ収集部が、さらに、異なる獲得時間に円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記対象物が前記関心位相を示した場合、時間間隔に対応する前記複数の前処理された円状投影データから前記前処理された円状投影データを生成する、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記データ収集部が、さらに、前記検出器によって複数の円状経路に沿って収集された前記円状投影データを受信し、前記複数の円状経路中の異なる円状経路にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記画像ボリューム処理部は、さらに、前記対象物の部分の複数のボリューム画像を、前記複数の前処理された円状投影データにそれぞれ対応する複数の再構成された円状経路ボリューム画像に基づいて生成し、前記対象物の前記部分の前記複数のボリューム画像を合成し、前記対象物の前記ボリューム画像を生成する、新規の装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成し、前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成し、前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成する、対象物のボリューム画像を再構成する新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状経路が、前記円状経路の平面に対して垂直でない、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、リビニングされたデータを生成するために、前記前処理された円状投影データを予め特定されたフィルタリング方向が表すフィルタリングカーブ上にリサンプリングし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿って前記ランプフィルタでフィルタリングし、前記フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらにプレ重みづけされたデータを得るために、前記検出器のファン角のコサインと前記検出器のコーン角のコサインとで前記前処理された円状投影データをプレ重みづけし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記プレ重みづけされたデータをフェルドカンプ、デイビス、クレス(FDK)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、プレ重みづけされたデータを得るために、前記前処理されたデータを前記検出器のコーン角のコサインでプレ重みづけし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記プレ重みづけされたデータをザミャチン、タグチ、シルバー(ZTS)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってハイブリッドフィルタリングし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データを受信することは、完全円の部分を備える前記円状経路に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、前記前処理された円状データを生成することは、前記受信された円状投影データにおける一重に計測された及び二重に計測されたレイに対して異なる重みづけを有する前記前処理された円状データを生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、微分係数データを生成するために、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビンニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、ダウンサンプリングされたデータを生成するために、前記前処理された直線状投影データを2、3、4、又は5から選択されたサンプリング係数によってダウンサンプリングし、微分係数データを生成するために、前記ダウンサンプリングされたデータの微分係数を計算し、リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブ沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を前記サンプリング係数によってアップサンプリングする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、前記対象物に、X線管内の電流であって20mAよりも低い又は等しい前記電流に対応する放射線を照射し、前記対象物が前記放射線に照射された場合、前記直線状投影データを生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、前記前処理された円状投影データと前記前処理された直線状投影データとの間の相関に基づいて再構成パラメータを調整することによって寝台不正確さ補償し、前記再構成パラメータに基づいて前記対象物の前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記直線状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、微分係数データを生成するために、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータを直接的に前記フィルタリングカーブからバックプロジェクションする、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、前記対象物を放射線で制御可能に照射し、前記対象物が前記放射線で照射された場合、前記直線状投影データを生成し、前記対象物に、フィルタリング部によってフィルタリングされるデータを受信する前記検出器の一部分に対応する照射開口で前記放射線を照射するように前記照射することを制御する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データを前記受信することは、異なる獲得時間に前記円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、前記前処理された円状投影データを前記生成することは、異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記結合することは、前記前記複数の前処理された円状投影データに基づいて前記対象物の複数のボリューム画像を生成することであり、さらに、前記対象物の前記複数のボリューム画像を統合し、前記複数のボリューム画像の統合されたデータを生成し、前記複数のボリューム画像の前記統合されたデータから前記対象物の合成ボリューム画像を生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、さらに、前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定し、前記対象物が前記関心位相を示した場合、前記位相時間に対応する複数のボリューム画像のうちの少なくとも1つに基づいて前記合成ボリューム画像を生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、さらに、前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定し、前記円状経路の複数部分に沿って、異なる獲得時間に前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記対象物が前記関心位相を示した場合、時間間隔に対応する前記複数の前処理された円状投影データから前記前処理された円状投影データを生成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記円状投影データを前記受信することは、前記検出器によって複数の円状経路に沿って収集された前記円状投影データを受信し、前記前処理された円状投影データを前記生成することは、前記複数の円状経路中の異なる円状経路にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記対象物の部分の複数のボリューム画像を、前記複数の前処理された円状投影データにそれぞれ対応する複数の再構成された円状経路ボリューム画像に基づいて生成し、前記合成することは、前記対象物の前記ボリューム画像を生成するために、前記対象物の前記部分の前記複数のボリューム画像を合成する、新規の方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、コンピュータにより実行された場合に、対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成し、前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成し、前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成すること、を具備するステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムインストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能媒体を提供することにある。
ハードウェア開発の影響とコストとを最小にするため、本発明は、現行の装置に対する最小の変化で実行できうる円状データのランプ再構成を含む。それに加え、ランプフィルタに基づく再構成アルゴリズム(例えば、FDK、またはザミャチン(Zamyatin)、タグチ(Taguchi)、シルバー(Silver)(ZTS)ランプフィルタに基づく)は、慣習的なCT医用撮像装置でよく用いられうるので、それぞれが撮像対象の体部分に基づく特定のアプリケーションのために用意されているランプ関数の確立されたライブラリーが存在する。このように、本発明は、このランプ関数の現存するライブラリーからのランプ関数を利用可能であり、異なるアプローチに関するフィルタ関数に特有なアプリケーションの開発(例えば、ヒルベルト関数に対する体部分に特有のフィルタリングアプローチに基づくアプローチ)に関連づけられる不確定とコストとを避ける。
直線状データは、不完全な円状軌道に起因するコーンビームアーチファクトを相殺する追加項を提供する。
本アプローチは、擬人ファントムのシミュレーションデータと実測のスキャンデータとに基づいて実現可能であると証明されている。本アプローチは、スキャン中における造影剤注入、体動、及びミスアライメントに関して安定している証明されている。直線状スキャンに起因して患者が照射される余分な線量もまた、円状スキャンのそれに比して有利に少ない。本発明は、コーン角がとても大きい場合でさえも、コーンビームアーチファクトの影響のない再構成をも可能とし、さらに検出器列の数が256を超える場合であっても使用可能である。
本発明の実施形態によれば、円状データのランプフィルタに基づく再構成(例えば、FDK又はZTCのような)が行なわれる。さらに、低線量の直線状スキャン(ヒルベルト変換を含む方法を用いて再構成される)が追加される。直線状データは、再構成を速めるため、及びさらなる処理改善(例えば、メモリ削減や処理容量)を得るため、2から4の係数によってダウンサンプリングされうる。このように、本発明は、商業的なCTスキャナに適している。
幾つかの臨床応用は、円状軌道に対して直線状部分を傾かせるガントリチルトを要求する。換言すれば、その直線状部分は、円状軌道の平面に対して垂直でない。このように、本発明の実施形態は、ガントリが傾いている場合、例えば、脳撮像期間中に適している。この場合、患者の目と患者の耳の中心とを結ぶ眼窩耳孔(OM)線に対して再構成面が平行するように、スキャン前にガントリが傾かれる。このOM線を含む面は、基準解剖面として供される。また、ガントリを傾けることは、患者の目のレンズへの照射線量を最小にするのに役立つ。
本発明の他の方法、システム、及びコンピュータプログラム製品は、以下の図面及び好ましい実施形態の詳細な記述の検討のもと、一般人あるいは当業者にとって明らかになろう。
本発明のより完全な理解及びそれの多くの付随する利点は、以下の詳細な記述を、以下の添付図面に関連づけて考慮して参照することによってより容易に理解できるようになるであろう。
図1は、ラドン空間における円状データ範囲の一例の図である。 図2は、直線状スキャン軌跡と円状スキャン軌跡との間の関係の一例の等角投影図である。 図3は、本発明の実施のブロック図である。 図4は、本発明の実施に係る物理座標系のブロック図である。 本発明の実施に係る画像再構成の実行方法のフローチャートである。 本発明の実施に係る直線状ボリューム画像の再構成の実行方法のフローチャートである。 図7Aは、円状スキャン中において収集されたデータに対する、検出器上のフィルタリングラインの一例である。 図7Bは、直線状スキャン中において収集されたデータに対する、検出器上のフィルタリングラインの一例である。 図8は、直線状スキャンの範囲の一例のブロック図である。 図9は、平面及び湾曲した検出器のジオメトリを考慮するためのさらなる用語を有するブロック図。 図10は、本実施形態の一例に係るw対ρのグラフ上におけるBPJエリアのプロットである。 図11Aは、傾いたガントリを含む本発明の実施形態の一例の等角投影図である。 図11Bは、円状軌道に関連付けられた、傾いた座標の等角投影図である。 図12Aは、本発明の実施形態に係る座標の等角投影図である。 図12Bは、本発明の実施形態に係る座標の他の図である。 図13Aは、慣習的な円状FDK法を用いた、シミュレーションデータの再構成画像の一例である。 図13Bは、直線状データ再構成に組合わされたランプに基づく円状データ再構成を有する本発明の実施形態を用いた、シミュレーションデータの再構成画像の一例である。 図14Aは、ゲート制御された円状スキャンデータをのみを用いて画像が再構成された場合の心像動の影響を示す再構成画像である。 図14Bは、本発明の実施形態に係るゲート制御された円状スキャンデータとゲート制御されていない直線状データとを用いて画像が再構成された場合の心臓動の影響を示す再構成画像である。 図14Cは、図14Aと図14Bとの間の差分の画像である。 図14Dは、ゲート制御されていない円状スキャンデータのみを用いて画像が再構成された場合のシンチレータ心臓動の影響を示す再構成画像である。 図14Eは、ゲート制御されていない円状スキャンデータとゲート制御されていない直線状データとを用いて画像が再構成された場合の心臓動の影響を示す再構成画像である。 図14Fは、図14Dと図14Eとの間の差分の画像である。 図15は、擬人ファントムの画像である。 図16Aは、FDK円状スキャンデータのみを用いる再構成画像の一例である。 図16Bは、直線状再構成データの一例である。 図16Cは、本発明の実施形態を用いる再構成画像の一例である。 図17Aは、FDK円状データのみを用いて再構成された画像の一例である。 図17Bは、本発明の実施形態に係る、管電流50mAでの円状及び直線状データ用いて再構成された画像の一例である。 図17Cは、図17Bの例において用いられた直線状データのみの一例である。 図17Dは、本発明の実施形態に係る、管電流30mAでの円状及び直線状データ用いて再構成された画像の一例である。 図17Eは、図17Dの例において用いられた直線状データのみの一例である。 図17Fは、本発明の実施形態に係る、管電流50mAでの円状及び直線状データ用いて再構成された画像の一例である。 図17Gは、図17Fの例において用いられた直線状データのみの一例である。 図18Aは、FDK円状データ再構成のみを用いて再構成された画像である。 図18Bは、本発明の実施形態に係る、正確な寝台位置情報で再構成された画像である。 図18Cは、不正確な寝台位置情報で再構成された画像である。 図19Aは、FDK円状スキャンのみで得られたFOVの図である。 図19Bは、仮想的な拡張検出器を用いて得られた拡張FOVの図である。 図20は、本発明の実施形態に係る直線状スキャンコリメーションを用いる直線状スキャンの照射線量を低減する方法におけるFOVの図である。 図21は、動的コリメーションに対するコリメーション窓の一例である。 図22は、本発明に係るジオメトリの更なる図である。 図23Aは、直線状スキャンデータ中のフィルタラインのグラフである。 図23Bは、直線状スキャンデータ中のフィルタラインの数のグラフである。 図24は、本発明の他の実施形態に係る直線状及び円状アルゴリズムの方法のブロック図である。 図25Aは、ショートスキャンコンボルーションにおいて用いられるカーブのファミリーの一例である。 図25Bは、ショートスキャンコンボルーションにおいて用いられるカーブの他のファミリーの一例である。 図25Cは、図25Aにおけるカーブのファミリーの他の表現である。 図25Dは、図25Bにおけるカーブのファミリーの他の表現である。 図26Aは、複数のファミリーからのラインにおけるフルスキャンコンボルーションの一例である。 図26Bは、図26Aの2つのファミリーのラインの重なりの1次元図である。 図27Aは、本発明の実施形態に係る逆(inverse)リビニングカーブの一例である。 図27Bは、逆(reverse)リビニング処理の一例である。 図28Aは、本発明の実施形態に係る拡張再構成関心ボリューム(VOI)の一例である。 図28Bは、FDK―VOIを拡張させたFDK―VOIの形状の線図である。 図29Aは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。 図29Bは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。 図29Cは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。 図29Dは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。 図29Eは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。 図29Fは、本発明の他の実施形態に係る、1又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからの結合データの一例を示す図である。
では図面、より詳細には図3を参照せよ。種々の図面の全体に亘って、同一の参照符号は、同一又は対応する部分を示している。図3は、本発明に係るX線コンピュータ断層撮影装置の実施形態のブロック図である。撮像装置は、略錐形状のX線束のコーンビームを発生するX線源3を有するガントリ1と、2次元状に配列された複数の検出素子(すなわち、一列に配列された複数の素子が複数列に積まれている)を含む2次元アレイ型のX線検出器5とを含む。X線源3と2次元アレイ型のX線検出器5とは、回転リング2に設置され、スライド制の寝台6に載置されている被検体に対向して向き合っている。2次元アレイ型のX線検出器5は、回転リング2上に搭載されている。各検出素子は、検出されたデータの1チャンネルに対応する。X線源3からのX線は、X線フィルタ4を介して被検体に向けられる。被検体を透過したX線は、2次元アレイ型のX線検出器5によって電気信号として検出される。
X線制御装置8は、高電圧発生器7にトリガ信号を供給する。高電圧発生器7は、トリガ信号を受信したタイミングで高電圧をX線源3に印加し、X線をX線源3から放射させる。ガントリ/寝台制御器9は、ガントリ1の回転リング2の回転と寝台6のスライドシートのスライドとを同期制御する。システム制御器10は、全システムのコントロールセンターを構成し、被検体から見てX線源3が円状スキャンと直線状スキャンとを実行するようにX線制御器8とガントリ/寝台制御器9とを制御する。
本実施形態に係る円状スキャン期間中、回転リング2(線源3と検出器5とを含む)は、スライド制の寝台6が所定の位置に留まったまま、所定の角速度で連続的に回転し、X線は、所定角度おきに連続的または間欠的にX線源3から放射される。このように、寝台6が静止している時、円状検出器5は、スキャンされている対象物に関する真の円状経路に沿って移動し、螺旋経路上を移動しない。直線状スキャン中、寝台6は、X線が連続的または間欠的にX線源3(静的な位置に保持されている、例えば、直接的に寝台6の上に)から放射されたまま、直線的にガントリ内を所定速度で移動される。
上記の直線状スキャンの実施形態において、撮像される患者又は対象物は、線源と検出器とが所定位置に保持されている間、ガントリ内を移動される。しかしながら、本発明は、対象物と検出器との両方が移動する実施形態と同様に、対象物が所定位置に保持され、検出器が対象物に沿って移動する実施形態をも含む。円状スキャンと直線状スキャンとは、あらゆる順番で交互に行なわれる。
上記の円状スキャンの実施形態において、検出器5の経路は、円であると示された。しかしながら、本発明は、円状経路に限定されず、対象物の周りを囲む他の湾曲された経路をも含む。
2次元配列型X線検出器5の出力信号は、投影データを生成するために、特に直線状スキャン中においては直線状投影データを生成し、円状スキャン中においては円状投影データを生成するために、チャンネル毎にデータ収集部11により増幅され、デジタル信号に変換される。投影データは、当業者に知られている方法を用いて前処理され、前処理されたデータは、データ収集部11から再構成処理部12に出力される。再構成処理部12は、前処理されたデータを用いて、スキャンされた対象物に関するボリューム画像を生成する。
再構成されたボリューム画像は、ディスプレイ装置14に送信され、そこで3次元画像または断層像として視覚的に表示される。
この明細書の目的のため、我々は、ボリューム画像をスキャンされている身体物の描写であると定義するものとする。その画像は、幾つかの撮像技術によって発生される。撮像技術の例は、テレビジョン、CCDカメラ、又はX線、音波、あるいは超音波撮像装置を含みうる。画像が記録される初期媒体は、電子的固体装置、画像フィルム、又は輝尽性蛍光体のような幾つかの他の装置が可能である。記録された画像は、その後、電子的(CCD信号の場合のように)又は機械的/光学的方法(写真フィルムをデジタル化する場合や輝尽性蛍光体からのデータをデジタル化する場合のように)の組合せによって、デジタル形式に変換され得る。
本実施形態に用いられる検出器5は、120ミリメートルのボリューム範囲を有する、256列の医用CTスキャナ検出器を含みうる[1−4]。当業者は、本発明が他の慣習的なCTスキャナ検出器にも適用するということを認識するであろう。本実施形態に係る補足的なスキャナパラメータは、表1に示される。
Figure 2010510833
図4は、本撮像装置の物理座標システムの定義の一例のブロック図である。円状軌跡上の線源位置は、y(β)=(Rcosβ,Rsinβ,0)である。ここで、Rは円状軌跡の半径、βはビュー角である。直線状軌跡上の線源位置は、y(h)=(Rcosθ,Rsinθ,h)、ここでθは所定の直線角度、hはz軸に沿う直線状軌跡上の線源の垂直座標である。慣習的な完全アルゴリズム[11]に対する方程式は、方程式(1)に示すような、円及び直線状データの積分にそれぞれ対応する2つの積分項の加算を含む。
Figure 2010510833
方程式(1)において、xは再構成点、γはファン角、νは垂直検出器座標である。Hsinγ Di,i=1,2,は、カーネル1/sinγを有する1次元方向ヒルベルトフィルタである。線及び円状スキャンに対するフィルタリング方向は、異なる。
一方、本発明によれば、方程式(1)の厳密なアルゴリズムは簡約されている。第1に、湾曲した検出器上のフィルタリング方向は、円状データに対して略水平である(それらは平面検出器上において厳密に水平)。従って、本発明によれば、円状データに対してリビニングが適用されない。第2に、γ微分係数に適用されるヒルベルトコンボルーションは、ランプコンボルーションに置き換え可能であることが提案されている[12]。しかしながら、本発明は、さらに進んでおり、ヒルベルト再構成に比して速度と効率とを改善するためだけでなく、解像度を改善するために方程式(1)の第1項の全てをFDK再構成に置き換える(比較のため[12]を参照見よ)。
本発明によれば、円状スキャンは、FDK再構成アルゴリズム又はZTS再構成アルゴリズムのような、ランプフィルタを有する再構成アルゴリズムを用いて再構成される。さらに、本発明によれば、直線状スキャンデータは、再構成された円状スキャンデータを補足するための低周波数補正項の計算のために再構成される。
図5は、本発明の実施形態に係る画像再構成を実行する方法のフローチャートである。図5において、その方法は、例えば、前処理器又は前処理器を含む検出器からの前処理された円状投影データが受信されるステップS500を含む。ステップS502において、受信されたデータは、円状投影ボリューム画像を生成するために再構成される。ステップS501において、前処理された直線状投影データは受信され、そしてステップS503において、前処理された直線状スキャン投影データは、直線状投影ボリューム画像を生成するため、フィルタードバックプロジェクション(FBP)ヒルベルト再構成を用いて再構成される。ステップS504において、円状投影ボリューム画像と直線状投影ボリューム画像とは、検出された対象物の最終及び全ボリューム画像を生成するために組合される。
図6は、本発明に係る、例えば、図5におけるステップS503を実行する、直線状ボリューム画像の再構成を実行する方法のフローチャートである。図6において、ステップS601は、受信された前処理後の直線状投影データの微分を実行する。ステップS602において、微分されたデータは、フィルタリングラインに沿ってリビニングされ、ステップS603において、リビニングされたデータは、フィルタリングラインに沿ってヒルベルトフィルタでフィルタリングされる。ステップS604において、ヒルベルトフィルタリングされたデータは、検出器空間又は格子点に逆リビニングされ、ステップ605において、リビニングされたデータは、直線状投影ボリューム画像を生成するため、3次元バックプロジェクションされる。
図7Aは、円状スキャン中に収集されたデータに対する検出器上のフィルタリングラインの一例を示す。図7Bは、直線状スキャン中に収集されたデータに対する検出器上のフィルタリングラインの一例を示す。円状データにおいて、フィルタリング方向は略水平であり、直線状データに対しては、フィルタリング方向は傾いている。
直線状データのコンボルーション。初めに、PIラインの概念を紹介する。再構成ピクセルをxとすれば、PIラインは、円状軌跡上の数点と直線状軌道上の数点とを接続し、ピクセルxに交差する直線である。PIラインは、各再構成ピクセルxに対して存在することが[11]に示されている。平面検出器上のPI窓(軌跡の直線状部分と円状部分との間をPIラインによって追跡された)は、放物線:νfl=−{(hu)/(2R)}−h/2によって与えられる。ここで、u及びνflは、それぞれ水平及び垂直平面検出器座標である。放物線の頂点は、(0,−h/2)に位置する。フィルタリングラインのパラメータとしてρ=tanγを用い、そして平面検出器上のラインνfl=mu+bが湾曲検出器上のカーブν=bcosγ+mRsinγに投影されることを考慮すると、我々は、図7Bに示すように(図7Bの垂直軸はνに対応し、水平軸はγに対応する)、コンボルーションラインの下記の方程式を得る。
Figure 2010510833
フィルタリングファミリーは、検出器エリアの二重範囲(double coverage)を提供する。すなわち、PI窓内のあらゆるピクセルに対して、そのピクセルを通過する2つのフィルタリングラインを見つけられる。フルスキャンモードにおいては、両方のラインからの寄与が加えられる。ショートスキャンモードにおいては、1つのサブファミリーのみが用いられる。
微分は、線源パラメータ(d/dh)の方向に関して実行され、2つの連続した投影間の単純投影減算として実行され、それらの直線距離で割り算される。あるいは、3点以上の有限差分式で実行できる。
さらにフィルタリングラインへのリビニングは、直線状データのヒルベルト再構成の一部として実行されうる。リビニングは、カーテシアン検出器座標から非カーテシアンフィルタリング座標へのリサンプリングとして実行されることを明記しておく。通常2次元内挿が要求されるが、我々はν方向に関する1次元内挿のみを用いてリサンプリングを適用し、そして我々はγ方向に関してサンプリングを同じに保つ。
直線状データのバックプロジェクション。直線状データのバックプロジェクションは、直接的にフィルタリングラインから実行されうる。このように、PI窓内のデータのみが用いられる(すなわち、ν>νπ(γ)、直線状データの冗長性が考慮されるように)。他の方法は、検出器座標に逆リビニングを適用することである。この場合、直線状検出器データは、PI窓でマスクされなければならず、方程式(3)によって与えられる。
Figure 2010510833
図8は、直線状スキャンの範囲の一例のブロック図である。アイソセンタにおける検出器の幅をWとする。そのとき、直線状スキャンに必要な長さは2W、すなわち、直線状スキャンの長さは、アイソセンタにおける検出器サイズの2倍、又は概ね物理検出器(physical detector)のサイズでなければならない。この場合、直線状データは、FDKによって正確に再構成されうる六角形領域(図8において影付けされた領域)を完全に覆う。すなわち、直線状データは、FDKフィルタ又はZTSフィルタ[15]又は[16]のようなランプに基づくフィルタを含むランプフィルタに基づくアルゴリズムに応じたフィールドオブビューの厳密な再構成に十分足りている。
図9は、平面及び湾曲検出器のジオメトリを考慮するためのさらなる用語を有する図である。Wは、検出器幅の半分(例えば、W=64mm)、Hは1方向に関する直線状スキャンの長さ、そしてhは直線の線源位置、h<Hである。ここで我々は、h>0の場合のみ記述し、そしてh<0の場合は同様に扱いうるとする。(ν,γ)は、円柱状検出器座標である。νは垂直座標であり、γはファン角である。(w,ρ)は、平面検出器座標である。wは、垂直座標であり、w=ν/cosγである。ρは水平座標であり、ρ=tanγである。図7A及び図7Bのそれぞれの垂直軸はρに対応し、水平軸はγに対応する。
平面検出器。初めに、平面検出器に対する方程式が示される。そして、それら方程式は、円柱状検出器に適用されるために、平面検出器上のラインw=mρ+bが円柱状検出器上のカーブν=bcosγ+msinγに対応することを示す関係を用いて変換される。
PI窓の投影境界は、方程式(4)により与えられる。
Figure 2010510833
上記方程式によれば、検出器上のコンボルーションラインは、放物線wPI(ρ,h)の接線である。放物線上の点(w,ρ)の接線の傾きは、
Figure 2010510833
によって与えられる。
このように、点(x,y)を通り傾きmを有するラインの方程式は、
Figure 2010510833
によって与えられる。
放物線wPI(ρ,h)上の与えられた点(w,ρ)に対して、この点を通る接線の傾きはm=−hρであり、w=−h(1+ρ )/2である。この時、この点を通る接線の方程式は、w=−h(1+ρ )/2−hρ(ρ−ρ)である。この方程式を解くことによって、我々は平面検出器上の接線の方程式を得る。
Figure 2010510833
次に、ρの極限、すなわちρmin及びρmaxは、2つの場合、すなわちフルスキャン及びハーフスキャンのそれぞれにおいて、フィルタリングラインが検出器上のBPJエリアの全体を覆うように選択される。
フルスキャンの場合において、フィルタリングファミリーは、対称的である、すなわち、ρmin=−ρmaxである。従って、ρmaxを探せば十分である。パラメータρmaxは、FDKボリューム投影のピーク点を覆うフィルタリングラインによって決定される(臨界状態)。このように、点Aの座標は、(ρ=0,w=W−h)である。これら座標を方程式(7)に代入すると、我々は、ρがρmaxに対応するということが分かる。
Figure 2010510833
これから、
Figure 2010510833
であり、ここで、
Figure 2010510833
である。
式(9)〜(10)は、直線状スキャンの長さHに制限を課す。座標ρは、負であってはならない。これは、条件:h≦2Wを強要する。従って、FDKボリューム再構成のために、直線状スキャンの長さは、検出器範囲の厳密に2倍、H=2Wでなければならない。
図10は、W=64mm,h=100mm,及びρ=0.28における本実施形態の一例に係る、w対ρのグラフ上のBPJエリアのプロットである。
ハーフスキャンエリアにおいて、フィルタリングファミリーは、BPJは1つの側のみを覆うべきであるので、対称でない。我々が右からBPJを覆う場合、ρmaxは、方程式(10)で与えられる。
パラメータρminは、BPJエリアによって決定される。ρ=tanγmaxとする。このとき、
Figure 2010510833
PI窓の投影境界は、
Figure 2010510833
によって与えられる。
コンボルーションライン。方程式(7)から我々は、
Figure 2010510833
であることが分かる。(今我々は、簡単のため“ρ”の代わりに“ρ”と書いた)、そして我々は、平面検出器上のフィルタリングカーブの方程式を得る。
Figure 2010510833
円柱状検出器上のフィルタリングファミリーは、平面検出器上のファミリーと同じ指標付きパラメータを用いることを明記しておく。従って我々は、ρに対する極限を見つけるために方程式(10)〜(11)を用いることができる。
図11Aは、傾いたガントリを含む本発明の実施形態の等角投影図である。図11Bは、円状軌道に関連する傾いた座標の等角投影図である。傾いたガントリにおいて、アルゴリズムの構造は上記の傾いていない場合と同様のままであり、画像再構成は傾いた座標系で実行され、このことは円状データの再構成がガントリの傾きがないのと同様の状態であることを意味する。従って、この節において、我々は、傾いたガントリにおける直線状データからの再構成のみを記述する。
本実施形態によれば、図11Aに示すように、ξをガントリのチルト角とし、図12Aにおいて、μバー(μバーは、方程式上ではμの上に―を付したものとする)は、直線状軌跡μの単位方向ベクトルとする。ここで、図12A上の影付けされた領域は、再構成ボリュームを表す(すなわち、データ外挿が必要ない最大領域)。円と直線との交点yバー(yバー、方程式上ではyの上に―を付したものとする)が座標(R,0,0)を有するように、軸x,xを回転すると便利である。
本実施形態において、ベクトルμバーは、座標
Figure 2010510833
を有し、直線状線源の座標は、
Figure 2010510833
により与えられる。
方程式(18)は、以下に示すような、平面検出器上のフィルタリングラインのための、方程式(19)は、湾曲検出器上のフィルタリングラインのためのものである。
Figure 2010510833
方程式(18)及び(19)においてρは、方程式ρ=−cot(λ/2)に基づくフィルタリングパラメータである。ここでλは、フィルタリング面の接点への角度である。
直線状スキャンの範囲は、
Figure 2010510833
によって定義される。ガントリの傾きがゼロの場合において、方程式(20)が上記のようにhmax=2Wにまとめられることが容易にわかる。
本発明の全実施形態は、便宜的に、慣習的で汎用なコンピュータ又は、当事者にとって明らかなように、本発明の教示に応じてプログラムされたマイクロプロセッサーを用いて実行される。適切なソフトウェアは、ソフトウェア業界において通常のスキルを有する者にとって明らかなように、本開示の教示に基づく通常のスキルを備えたプログラマによって容易に用意されうる。特に、コンピュータの筐体は、CPU、メモリ(例えば、DRAMや、ROM、EPROM、EEPROM、SRAM、SDRAM、フラッシュRAM)、及び他のオプションの専用論理装置(例えばASICS)又は適合性のある論理デバイス(例えばGAL、及び再プログラム可能なFPGA)を備えるマザーボードを収容する。コンピュータは、複数の入力装置(例えばキーボードやマウス)、及びモニターを制御するためのディスプレイカードもまた含む。さらにコンピュータは、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ;他の着脱可能な媒体装置(例えばコンパクトディスク、テープ、及び着脱可能な光磁気媒体);及びハードディスク又は他の固定された高密度メディアドライブを含んでいても良く、適切なデバイスバス(例えばSCSIバス、拡張IDEバス、又はウルトラDMAバス)を用いて接続されていてもよい。コンピュータは、さらにコンパクトディスク読取装置、コンパクトディスク読み取り/書き込みユニット、又はコンパクトディスク・ジュークボックスを含んでもよい。それらは同じデバイスバス又は他のデバイスバスに接続されてもよい。
本発明に関連したコンピュータ読取り可能な媒体の例は、コンパクトディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(例えばEPROM、EEPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM等を含む。任意の一つ又はこれらコンピュータ読取り可能な媒体の組合せに格納されて、本発明は、コンピュータの両方のハードウェアを制御するため、及びコンピュータが人間のユーザーと対話できるようにするためのソフトウェアを含む。そのようなソフトウェアは、開発ツールのようなデバイス・ドライバや、オペレーティングシステム、ユーザーアプリケーションを含んでいてもよいが、これらに制限されない。本発明のコンピュータプログラム製品は、コンピュータによって実行された時にコンピュータに本発明の方法を行なわせるコンピュータプログラムインストラクション(例えばコンピュータコード装置)を格納するあらゆるコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいる。本発明のコンピュータコード装置は、スクリプトや、インタープリタ、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)、Java(登録商標)クラス、完全実行可能プログラムを含むあらゆる解釈可能又は実行可能なコードメカニズムでもよいが、これらに制限されない。さらに、本発明の処理部分は、よりよい性能、信頼性、及び/又はコストのために分配(例えば(1)多重CPU間、(2)少なくとも1つのCPUと少なくとも1つの配置可能な論理装置との間で)されてもよい。例えば、輪郭(outline)又は画像は、第1のコンピュータ上で選択され、遠隔診断のための第2のコンピュータへ送信されてもよい。
その発明は、当業者に容易に明らかなように、特定用途向け集積回路の準備によって又は慣習的な構成回路の適切なネットワークを相互に接続することによって実行されてもよい。
本発明への画像データの源は、X線装置またはCT装置のような任意の適切な画像収集装置が可能である。さらに、収集されたデータは、既にデジタル形式でなければデジタル化されてもよい。あるいは、収集され処理される画像データの源は、画像収集装置によって生成されたデータを格納するメモリでもよい。そのメモリは、局部メモリであってもよいし、又は遠隔メモリであってもよく、その場合、PACS(Picture Archiving Computer System)のようなデータ通信網は、本発明に係わる処理のために画像データにアクセスするために用いられてもよい。
本発明の実施形態の実行は、コーンビームアーチファクトの完全な削除を含み、シミュレートされた、z方向に関して急な変化を有する背骨を含むノイズのない胴部を用いて評価される。
図13Aは、慣習的な円状FDK方法を用いてシミュレートされたデータの再構成画像の一例である。
図13Bは、上記のように、直線状データ再構成と組合された、ランプに基づく円状データ再構成を有する本発明の実施形態を用いてシミュレートされたデータの再構成画像の一例である。図13A及び図13Bにおけるディスプレイウィンドウは、L/W=0/200である。
本発明の実施形態の実行は、人体の心臓動を現実的に模した動的な動態ファントムを用いて評価された。
図14A〜14Fは、シミュレートされた心臓動の影響の結果の一例である。
図14Aは、ゲート制御された円状スキャンデータのみを用いて画像が再構成された時の心臓動の影響を示す再構成画像である。
図14Bは、本発明の実施形態における、ゲート制御された円状スキャンデータとゲート制御されていない直線状データとを用いて画像が再構成された時の心臓動の評価を示す再構成画像である。
図14Cは、図14Aと図14Bとの差分を示す。
図14Dは、ゲート制御されていない円状スキャンデータのみを用いて画像が再構成された時の心臓動の評価を示す再構成画像である。
図14Eは、ゲート制御されていない円状スキャンデータとゲート制御されていない直線状データとを用いて画像が再構成された時の心臓動の評価を示す再構成画像である。
図14Fは、図14Dと図14Eとの差分を示す。
画像例は、直線状スキャンデータのゲート制御を要求することなく円状スキャンデータをゲート制御することによって、再構成が改善され、コーンビームアーチファクトが除去されたことを示す。さらに、コーンビームアーチファクトの低減は、円状スキャンデータにおける器官動によって影響されない。
ゲート制御された円状データは、心臓が比較的動いていないとき、その円状データが同一の特定心位相中に獲得された(captured)画像のみを含むように制限する効果を有する。ゲート制御は、所望の心位相中のスキャンデータのみを生成する(例えば、その位相に対応する時間のみに線源で患者を放射する)、又は複数の心位相中にデータを獲得して所望の心周期に対応するデータをのみを抽出することによって実行されうる。
擬人ファントムの投影データは、円状及び直線状軌跡に沿って256スライススキャナで収集された。図15は、擬人ファントムの画像である。幾つかのデータセットは、直線放射線量管電流(mA)の設定と体部分すなわち頭、胸、及び腹も依存する性能を調査するために収集された。この例に対するスキャンパラメータは、表1に与えられている。この例において、最大コーン角は、12度を越える。直線状スキャンのための管電流は、円状スキャンのそれに比してかなり低いことを明記しておく。
図16Aは、FDK円状スキャンデータのみを用いた再構成画像の一例を示す。図16Bは、直線状再構成データの一例である。図16Cは、上記のような、本発明の実施形態を用いた再構成画像の一例である。図16A〜16Cの例において、表示ウィンドウは、L/W=40/200である。この例は、本発明のアプローチは、目に見えるコーンビームアーチファクトを消去することをさらに例証している。
さらに図16Bは、直線状スキャンデータがコーンビームアーチファクト補正のみに寄与し、他のいかなる解剖学的構造を含んでいないことを例証している。直線状スキャンデータは、z方向のみに関して振動数が高いことを表し、xy平面に関してとても振動数が低いことを示している。
さらに、とても低い管電流(mA)に応じて、とても低い放射線量を用いて直線状スキャンを実行することが可能である。上記の本発明の実施形態の性能評価は、コーンビームアーチファクトが50mAより低い、好ましくは20mAより低い、又は約10mAの管電流を用いて低減されうるとういうことを示す。
図17Aは、FDK円状データのみを用いて再構成された画像の一例を示す。図17Bは、50mAの管電流を用いて、本発明の実施形態による円状及び直線状データを用いて再構成された画像の一例を示す。図17Cは、図17Bの例において用いられた直線状データのみの例である。図17Dは、30mAの管電流を用いて、本発明の実施形態による円状及び直線状データを用いて再構成された画像の一例を示す。図17Eは、図17Dの例において用いられた直線状データのみの例である。図17Fは、50mAの管電流を用いて、本発明の実施形態による円状及び直線状データを用いて再構成された画像の一例を示す。図17Gは、図17Fの例において用いられた直線状データのみの例である。従って、この例は、患者への直線状スキャンの余分な線量が最小であり、それでもコーンビームアーチファクトが低減されていることを示している。
さらに上記の実施形態は、寝台位置に関するデータの不正確さに敏感でありうる。例えば、図18Aは、FDK円状データ再構成のみを用いて再構成された画像である。図18Bは、正確な寝台位置情報を用いた、上記の本発明の実施形態により再構成された画像である。図18Cは、不正確な寝台位置情報、特に、+/−0.3mmの不正確さを有する寝台位置情報を用いた、上記の本発明の実施形態により再構成された画像である。図18Cの例は、不正確な寝台位置情報に起因するストリークアーチファクトを示す。
本発明のさらなる実施形態は、直線状再構成又は円状再構成の1つ又は両方を生成するために用いられる再構成パラメータを調整することによる、寝台に関する不正確を補償することを含む。その再構成パラメータは、円及び直線状軌道との共通点の付近にある円状投影データと円状投影データとの間の相関に基づいて決定される(この点において両方の軌道からの投影は、一致していなければならない)。
直線状スキャンの再構成ボリューム範囲は、仮想的な拡張検出器(virtual expanded detector)を用いることによってさらに低減されうる。FDKにおける円状経路のみの再構成において、FOV、図19Aの例に示すように、6角形形状により制限される(例えば、19Aにおける6角形形状に形作られたROI領域)。FDK―FOVを増加させるために、仮想的な拡張検出器が用いられ得る。拡張検出器列における非計測データは、境界の検出器例における計測データを重複させることによって、又は外挿によって得られる。図19Bは、仮想的な拡張検出器を用いて得られた、拡張されたFOVを示す。FDKでのFOVの外側にある拡張領域における再構成は、FDKでのFOVの内側よりも正確さに欠けることを明記しておく。
図20の(A)〜(F)は、直線状スキャンコリメーションを用いる直線状スキャンの照射線量を低減させる方法における複数の線図である。各線図において、hは直線状スキャン経路上のz座標を示し、影付けされた領域は直線状スキャンにおけるバックプロジェクションステップにおいて用いられたデータを示す。さらに、(B)〜(F)は、h>0(直線状スキャンの上部)の場合のみを示しているが、h<0の場合は対称的であり、対応する方法で扱われうる。このように、本実施形態によれば、直線状スキャンに患者によって受けられる放射線量は、影付けされた領域の外側の放射を避けるため、動的なコリメーションを用いて低減される。
図21は、動的コリメーションに対するコリメーション窓の一例を示す。この例によれば、方程式(9)、(10)、(13)、(15)を用いて我々は、垂直トップ(vertical top)とボトム境界(bottom boundaries)とのために、νTOP(h)とνBOT(h)とをそれぞれ得る。
Figure 2010510833
さらに、方程式(21)は、h>5.81mmの時におけるνTOPを計算するためにのみ用いられる。h<5.81mmの時、νTOP=Wである。
図22は、本発明の係るジオメトリのさらなる図である。本発明によれば、以下のパラメータは、システムオペレータによってスキャン条件に応じて決定される。
Figure 2010510833
Zstart 直線状スキャンの開始z位置
Zend 直線状スキャンの終了z位置
Zcirc 円のz位置
TotalViews 直線ビューの全数
以下のパラメータは、本発明の実施形態に応じて計算される。
Figure 2010510833
Nview 再構成のためのビュー数
ViewJump 再構成のための最初のビュー
Δh 直線ビューピッチ
h 直線ビュー位置、円に相対的
さらに
Figure 2010510833
又は、
Figure 2010510833
によれば、方程式(27)が満足される。
Figure 2010510833
そして、そのような定義は、Zend>Zstart、又はZend<Zstartの場合、独立である。さらに、
Figure 2010510833
図23Aは、直線状スキャンデータにおけるフィルタラインのグラフである。
図23Bは、直線状スキャンデータにおけるフィルタラインの数のグラフである。詳細には、この例によれば、フィルタリングラインの数は、直線状部分AC=W−h/2の長さに比例する。好ましくは、フィルタリングラインNflの数は、以下のように計算される。
Figure 2010510833
図23Bは、フィルタラインNflの数のグラフである。
図24は、本発明の他の実施形態に係る直線及び円状アルゴリズムの方法のブロック図である。この場合において、収集された直線状データにおけるサンプル(チャンネル)の数はファクタKDSによって低減されうる。ここで、例としてダウンサンプリング係数KDSが2、3、4、又は5に一致しうる。
図25Aと図25Bとは、ショートスキャンコンボルーションにおいて用いられるカーブの2つのファミリーの一例を示す。図25Cと図25Dとは、カーブの2つのファミリーのさらなる表現を示す図である。フィルタリング平面(又は湾曲)は、フィルタリング平面と検出器面(平坦又は円筒形。検出器のタイプによる)との交差によって得られる。特に、図25Aに示されるカーブは、図25Cにおける弧Aに接するフィルタリング平面に対応し、図25Bにおけるカーブは、図25Dにおける弧Bに接するフィルタリング平面に対応する。
本発明の実施形態によれば、ショートスキャン(これは円弧の部分のみに沿ってスキャンする)は、円状スキャンの一部が用いられることに依存する、ラインの1つのファミリーのみを用いる(すなわち、図25A又は図25Bの1つ)。すなわち、各検出器ピクセルに対して、1つのフィルタリングラインのみが存在する。
図26Aは、複数のファミリー(すなわち、図26Aにおける全ライン)からのラインが用いられる場合における、フルスキャンコンボルーションの一例を示す図である。このファミリーは、検出器を2回覆う。すなわち、各検出器ピクセルに対して、2つのフィルタリングラインが存在する。各フィルタリングに対応する値を得るために、2つの値の差分を得る。
Figure 2010510833
図26Bは、図26Aの2つのファミリーのラインの重なりの1次元図である。
図27Aと図27Bとは、本発明の実施形態に係る逆リビニングの一例を示す。図27Aは、チャンネル10に対する逆リビニングカーブ270、チャンネル447(例えば、センターチャンネル)に対する逆リビニングカーブ271、及びチャンネル887に対する逆リビニングカーブ272示す。
図27Bは、逆リビニング処理の一例を示す。この例によれば、初めに逆リビニングカーブ274とセグメント座標Segとの交点のρとρとを得る。次に、これらρとρとにおけるCONV値を内挿し、差分をとる。
Figure 2010510833
図28Aは、本発明の実施形態に係る、拡張再構成関心ボリューム(VOI)の一例を示す。物理検出器282は、領域284に対応するデータを受信する。しかしながら、z軸に関する長さ2Wを有する仮想的に拡張された検出器286は、領域288に対応するデータを受信する。このように、表示ボリューム290内において、FDK―VOI292は物理検出器に対応し、FDK―VOI294は仮想的に拡張された検出器に対応する。図28Bは、分かりやすさのため、FDK―VOI292とFDK―VOI294との形状の別々の線図である。
複数の画像、大きいスキャン対象物の差分部分のそれぞれは、発明的なシステムによって連続して獲得されうり、全体的な対象物の1つの画像を生成するために組合わされうる。特に、複数の円状スキャンからのデータは、1つ又はそれ以上の直線状スキャンからのデータに組合わされうる。
図29A〜Fは、1つ又はそれ以上の直線状スキャンを有する複数の円状スキャンからのデータの結合例を示す。図29A〜Fのそれぞれにおいて、各分離された水平線300は、単一の直線状スキャンに対応し、各円301は、単一の円状スキャン経路(これは、この経路を通過する1つ以上の円状スキャンを含みうる)。さらに、様々な直線及び円状スキャンがあらゆる適当な順番において実行されうる。
それに加え、前処理された円状データは、受信された円状投影データ中の一重に計測された及び二重に計測されたレイに対して別個の重みが与えられうる。例として、完全回転以下のデータを用いた場合、(パーカー(Parker)、シルバー(Silver))[17]、[18]により記述されたような冗長性重みづけが用いられうる。
g(β,γ,α)を、2つの角(γ,α)によって与えられる方向での線源位置a(β)からのレイに沿う線積分を表すものとする。ここで、γはファン角を、αはコーン角を表す。角γ及びαは、物理検出器によって制限される。すなわち、−γ≦γ≦γ、及び−α≦α≦αである。例えば、幾つかのスキャナは、−30°<γ<30°、−6°<α<6°を有する。ファンビームジオメトリの場合には、g(β,γ)=g(β+π+2γ,−γ)であることを明記しておく。従って、我々が全回転分のファンビームデータを得る場合(いわゆるフルスキャン)、各レイは、2回計数される。そして我々は、w(β,γ)=1/2でデータを重みづけしうる。画像を再構成するために、全回転に亘ってスキャンする必要はない。g(β,γ)=g(β+π+2γ,−γ)という関係から、我々は、π+2γの再構成範囲のみが厳密なファンビーム再構成に十分であることが分かる。ここでγは、検出器が取り得る最大ファン角である。
パーカー(Parker)[17]において、不連続性ができるだけ均一に分布されるように、
最小な完全データセット(π+2γ)においてデータを重みづけすることが提案されている。そして以下の重みづけ関数が提案された。
Figure 2010510833
ここから、定義されていない場合、重みはゼロであるとする。例えば、β<0、あるいはβ>π+2γの場合、w(β,γ)=0である。仮想的にγを増加させることによって、我々は、より大きい再構成範囲を得られ、従って良好なノイズ特性が得られることも明記しておく(シルバー(Silver))[18]。w(β,γ)に対する方程式において、物理的な最大ファン角γを仮想的なΓ(Γ≧γ)で置き換えることにより、我々は、他の重み関数を得る。
Figure 2010510833
パーカー(Parker)の重み関数は、MHS重みづけの特殊な事例であり、従ってw(β,γ)の代わりにwMHS(β,γ)を用いることが好まれる。
他の重み関数がノー(Noo)によって提案された[19]。これは、任意の再構成範囲Λ=(β,β)を許可する。ここでβ及びβはそれぞれ、再構成角範囲の開始及び終了点である。これは、
Figure 2010510833
によって与えられる。ここで、
Figure 2010510833
である。そして関数c(β)は、
Figure 2010510833
によって与えられる。ここで、Δβは、所定数(20°)、又は全体の再構成範囲(β−β)の割合(但し50%を超えない)として選ばれ得る平滑化間隔である。
本発明の多数の改良及び変形が上記の技術に基づいて可能である。従って、添付された請求項の範囲内において、ここに特別に記述された以外のやり方で本発明が実施可能であるということが認識されるべきである。

Claims (33)

  1. 対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成するデータ収集部と、
    前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成する円状投影データ再構成部と、
    前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成する直線状投影データ再構成部と、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成する画像ボリューム処理部と、
    を具備するボリューム画像再構成装置。
  2. 前記直線状経路は、前記円状経路の平面に対して垂直でない、請求項1記載の装置。
  3. 前記円状投影データ再構成部は、バックプロジェクション部と方向性フィルタリング部とを具備し、
    前記バックプロジェクション部は、フィルタリングされた検出器空間データに基づいて前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、
    前記方向性フィルタリング部は、
    前記前処理された円状投影データを、予め特定されたフィルタリング方向が表すフィルタリングカーブ上にリサンプリングし、リビニングされたデータを生成するリサンプリング部と、
    前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿って前記ランプフィルタでフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、前記フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  4. 前記円状投影データ再構成部は、
    前記検出器のファン角のコサインと前記検出器のコーン角のコサインとで前記前処理された円状投影データをプレ重みづけし、プレ重みづけされたデータを得るプレ重みづけ部と、
    前記プレ重みづけされたデータをフェルドカンプ、デイビス、クレス(FDK)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  5. 前記円状投影データ再構成部は、
    前記前処理されたデータを前記検出器のコーン角のコサインでプレ重みづけし、プレ重みづけされたデータを得るプレ重みづけ部と、
    前記プレ重みづけされたデータをザミャチン、タグチ、シルバー(ZTS)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するハイブリッドフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションし、前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  6. 前記データ収集部は、さらに、完全円の部分を備える前記円状経路に沿って前記検出器によって収集された円状投影データを受信し、前記受信された円状投影データにおける一重に計測された及び二重に計測されたレイに対して異なる重みづけを有する前記前処理された円状データを生成する、請求項1記載の装置。
  7. 前記直線状投影データ再構成部は、
    前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、
    前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、
    前記リビンニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、
    前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  8. 前記直線状投影データ再構成部は、
    前記前処理された直線状投影データを、2、3、4、又は5から選択されたサンプリング係数によってダウンサンプリングし、ダウンサンプリングされたデータを生成するダウンサンプリング部と、
    前記ダウンサンプリングされたデータの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、
    前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、
    前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブ沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、フィルタリングされた検出器空間データを生成する逆リビニング部と、
    前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、
    前記ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を前記サンプリング係数によってアップサンプリングし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するアップサンプリング部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  9. 前記対象物に電流に対応する放射線を照射するものであって、前記電流は20mAよりも低い又は等しいX線管と、
    前記対象物が前記放射線に照射された場合、前記直線状投影データを生成する検出器と、をさらに備える、
    請求項1記載の装置。
  10. 前記前処理された円状投影データと前記前処理された直線状投影データとの間の相関に基づいて再構成パラメータを調整する寝台不正確さ補償部をさらに備え、
    前記直線状投影データ再構成部は、さらに前記再構成パラメータに基づいて前記対象物の前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成する、
    請求項1記載の装置。
  11. 前記直線状投影データ再構成部は、
    前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、微分係数データを生成する微分器と、
    前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、リビニングされたデータを生成するリビニング部と、
    前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、フィルタリングされたデータを生成するヒルベルトフィルタリング部と、
    前記フィルタリングされたデータを直接的に前記フィルタリングカーブからバックプロジェクションし、前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するバックプロジェクション部と、を備える、
    請求項1記載の装置。
  12. 前記対象物を放射線で制御可能に照射する線源と、
    前記対象物が前記放射線で照射された場合、前記直線状投影データを生成する検出器と、
    前記線源を制御して前記対象物に、フィルタリング部によってフィルタリングされるデータを受信する前記検出器の一部分に対応する照射開口で前記放射線を照射する動的コリメーション部と、をさらに備える、
    請求項1記載の装置。
  13. 前記データ収集部は、さらに、異なる捕獲時間に前記円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、異なる捕獲時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、
    前記画像ボリューム処理部は、さらに、前記複数の前処理された円状投影データに基づいて前記対象物の複数のボリューム画像を生成するものであり、
    前記対象物の前記複数のボリューム画像を前記画像ボリューム処理部から統合し、前記複数のボリューム画像の統合されたデータを生成する統合部と、
    前記複数のボリューム画像の前記統合されたデータから前記対象物の合成ボリューム画像を生成する合成部と、をさらに備える、
    請求項1記載の装置。
  14. 前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、
    前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定する対象物繰り返しモード決定部をさらに備え、
    前記合成部は、前記対象物が前記関心位相を示した場合、前記位相時間に対応する複数のボリューム画像のうちの少なくとも1つに基づいて前記合成ボリューム画像を生成する、
    請求項13記載の装置。
  15. 前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、
    前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定する対象物繰り返しモード決定部をさらに備え、
    前記データ収集部は、さらに、異なる獲得時間に円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記対象物が前記関心位相を示した場合、時間間隔に対応する前記複数の前処理された円状投影データから前記前処理された円状投影データを生成する、
    請求項1記載の装置。
  16. 前記データ収集部は、さらに、前記検出器によって複数の円状経路に沿って収集された前記円状投影データを受信し、前記複数の円状経路中の異なる円状経路にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、
    前記画像ボリューム処理部は、さらに、前記対象物の部分の複数のボリューム画像を、前記複数の前処理された円状投影データにそれぞれ対応する複数の再構成された円状経路ボリューム画像に基づいて生成し、前記対象物の前記部分の前記複数のボリューム画像を合成し、前記対象物の前記ボリューム画像を生成する、
    請求項1記載の装置。
  17. 対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、
    前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、
    前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、
    前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成し、
    前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、
    前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成し、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成すること、
    を特徴とする対象物のボリューム画像を再構成する方法。
  18. 前記直線状経路は、前記円状経路の平面に対して垂直でないこと、を特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらに
    リビニングされたデータを生成するために、前記前処理された円状投影データを予め特定されたフィルタリング方向が表すフィルタリングカーブ上にリサンプリングし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿って前記ランプフィルタでフィルタリングし、
    前記フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  20. 前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらに
    プレ重みづけされたデータを得るために、前記検出器のファン角のコサインと前記検出器のコーン角のコサインとで前記前処理された円状投影データをプレ重みづけし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記プレ重みづけされたデータをフェルドカンプ、デイビス、クレス(FDK)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってフィルタリングし、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  21. 前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、
    プレ重みづけされたデータを得るために、前記前処理されたデータを前記検出器のコーン角のコサインでプレ重みづけし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記プレ重みづけされたデータをザミャチン、タグチ、シルバー(ZTS)ランプフィルタで前記検出器の列に沿って又は予め特定されたフィルタリングカーブに沿ってハイブリッドフィルタリングし、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータをバックプロジェクションすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  22. 前記円状投影データを受信することは、完全円の部分を備える前記円状経路に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、
    前記前処理された円状データを生成することは、前記受信された円状投影データにおける一重に計測された及び二重に計測されたレイに対して異なる重みづけを有する前記前処理された円状データを生成すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  23. 前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、
    微分係数データを生成するために、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、
    リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビンニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、
    フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、
    前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  24. さらに、
    ダウンサンプリングされたデータを生成するために、前記前処理された直線状投影データを2、3、4、又は5から選択されたサンプリング係数によってダウンサンプリングし、
    微分係数データを生成するために、前記ダウンサンプリングされたデータの微分係数を計算し、
    リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブ沿ってヒルベルトフィルタリングし、
    フィルタリングされた検出器空間データを生成するために、前記フィルタリングされたデータを検出器格子点に逆リビニングし、
    ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされた検出器空間データをバックプロジェクションし、
    前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記ダウンサンプリングされた直線状経路ボリューム画像を前記サンプリング係数によってアップサンプリングすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  25. さらに、
    前記対象物に、X線管内の電流であって20mAよりも低い又は等しい前記電流に対応する放射線を照射し、
    前記対象物が前記放射線に照射された場合、前記直線状投影データを生成すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  26. さらに、
    前記前処理された円状投影データと前記前処理された直線状投影データとの間の相関に基づいて再構成パラメータを調整することによって寝台不正確さ補償し、
    前記再構成パラメータに基づいて前記対象物の前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  27. 前記直線状経路ボリューム画像を生成することは、さらに、
    微分係数データを生成するために、前記検出された直線状投影データの微分係数を計算し、
    リビニングされたデータを生成するために、前記微分係数データをフィルタリングカーブ上にリビニングし、
    フィルタリングされたデータを生成するために、前記リビニングされたデータを前記フィルタリングカーブに沿ってヒルベルトフィルタリングし、
    前記再構成された直線状経路ボリューム画像を生成するために、前記フィルタリングされたデータを直接的に前記フィルタリングカーブからバックプロジェクションすること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  28. さらに、
    前記対象物を放射線で制御可能に照射し、
    前記対象物が前記放射線で照射された場合、前記直線状投影データを生成し、
    前記対象物に、フィルタリング部によってフィルタリングされるデータを受信する前記検出器の一部分に対応する照射開口で前記放射線を照射するように前記照射することを制御すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  29. 前記円状投影データを前記受信することは、異なる獲得時間に前記円状経路の複数部分に沿って前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、前記前処理された円状投影データを前記生成することは、異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、前記結合することは、前記前記複数の前処理された円状投影データに基づいて前記対象物の複数のボリューム画像を生成することであり、
    さらに、
    前記対象物の前記複数のボリューム画像を統合し、
    前記複数のボリューム画像の統合されたデータを生成し、
    前記複数のボリューム画像の前記統合されたデータから前記対象物の合成ボリューム画像を生成すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  30. 前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、
    さらに、
    前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定し、
    前記対象物が前記関心位相を示した場合、前記位相時間に対応する複数のボリューム画像のうちの少なくとも1つに基づいて前記合成ボリューム画像を生成すること、
    を特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 前記対象物は繰り返し位相を示すものであり、
    さらに、
    前記対象物が前記繰り返し位相中の関心位相を示した場合、位相時間を同定し、
    前記円状経路の複数部分に沿って、異なる獲得時間に前記検出器によって収集された前記円状投影データを受信し、
    異なる獲得時間にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、
    前記対象物が前記関心位相を示した場合、時間間隔に対応する前記複数の前処理された円状投影データから前記前処理された円状投影データを生成すること、
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  32. 前記円状投影データを前記受信することは、前記検出器によって複数の円状経路に沿って収集された前記円状投影データを受信し、
    前記前処理された円状投影データを前記生成することは、前記複数の円状経路中の異なる円状経路にそれぞれ対応する複数の前処理された円状投影データを生成し、
    前記対象物の部分の複数のボリューム画像を、前記複数の前処理された円状投影データにそれぞれ対応する複数の再構成された円状経路ボリューム画像に基づいて生成し、
    前記合成することは、前記対象物の前記ボリューム画像を生成するために、前記対象物の前記部分の前記複数のボリューム画像を合成する、
    ことを特徴とする請求項17記載の方法。
  33. コンピュータにより実行された場合に、
    対象物に関する円状経路に沿って検出器によって収集された円状投影データを受信し、
    前記受信された円状投影データから前処理された円状投影データを生成し、
    前記対象物に関する直線状経路に沿って前記検出器によって収集された直線状投影データを受信し、
    前記受信された直線状投影データから前処理された直線状投影データを生成し、
    前記前処理された円状投影データから、ランプフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された円状経路ボリューム画像を生成し、
    前記前処理された直線状投影データから、ヒルベルトフィルタを含む再構成アルゴリズムを用いて前記対象物に関する再構成された直線状経路ボリューム画像を生成し、
    前記再構成された円状経路ボリューム画像と前記再構成された直線状経路ボリューム画像とを結合して、前記対象物のボリューム画像を生成すること、
    を具備するステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムインストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能媒体。
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