JP2010510457A - シール装置 - Google Patents

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Abstract

長期に亘る使用であっても媒体空間の間で非常に低いリーク値にて確実な密封を保証する、第1媒体で充たされた第1媒体空間(128)と、第2媒体で充たされた第2媒体空間(130)との間で密封するためのシール装置であって、前記シール装置が、可動部品(110)であって、その長手方向(108)に変位可能および/又はその長手方向(108)を中心に回転可能であって且つシール装置(100)を貫通する可動部品(110)を含み、シール装置(100)が、第1媒体空間(128)に関して密封している第1密封領域(114)と、第2媒体空間(130)に関して密封している第2密封領域(116)とを有する密封要素(112)を含み、第1密封領域(114)が可動部品(110)に当接する第1動的密封区域(118)を含み、第2密封領域(116)が可動部品(110)に当接する第2動的密封区域(122)を含み、2つの動的密封区域(118、122)のうちの少なくとも1つが少なくとも2つの密封リップ(120)を有するシール装置を提供するため、2つの密封領域(114、116)の各々が、密封領域(114、116)それぞれの動的密封区域(118、122)を可動部品(110)に対して付勢する、少なくとも1つのそれぞれのばね要素(126、124)を含むことが提案される。

Description

本発明は次のようなシール装置に関する。即ち、第1媒体で充たされた第1媒体空間と、第2媒体で充たされた第2媒体空間との間で密封するためのシール装置であって、可動部品であって、その長手方向に変位可能および/又はその長手方向を中心に回転可能である前記可動部品が、該シール装置を貫通し、該シール装置が、前記第1媒体空間に関して密封している第1密封領域と、前記第2媒体空間に関して密封している第2密封領域とを有する密封要素を含み、前記第1密封領域が、前記可動部品に当接する第1動的密封区域を含み、かつ、前記第2密封領域が、前記可動部品に当接する第2動的密封区域を含み、かつ、前記2つの動的密封区域(118、122)のうちの少なくとも1つが、少なくとも2つの密封リップ(120)を有するシール装置に関する。
このようなシール装置が、技術の現状から公知である。
特に、オットー機関のシリンダにガソリンを直接噴射するのに使用される高圧ポンプのピストンを密封する目的で、シール装置を使用することが公知であり、前記シール装置の密封要素は、システムのガソリン側に関して密封するための2つの密封リップを備えた第1動的密封区域と、システムのエンジンオイル側に関して密封するための記憶型密封リップを備えた第2動的密封区域とを含む。
これによって、2つの密封リップを有する第1動的密封区域をピストンのピストン支承面に対して付勢するばね要素が設けられている。対照的に、記憶型密封リップを有する第2動的密封区域は、ばね負荷されていない。
ところが、このような公知のシール装置は、特に第1媒体空間と第2媒体空間との間の圧力の差が大きい場合、高いリーク値を有する。
EP 0 041 687 A1 EP 0 931 798 A1 US 6,013,700
本発明の目的は、前記媒体空間の間で確実な密封を保証すると同時に、比較的長い使用期間に亘って非常に低いリーク値を示す、上述した種類のシール装置を生成することである。
本発明によれば、この目的は、請求項1の前文に示す特徴を含むシール装置において、前記2つの密封領域の各々が、前記密封領域それぞれの前記動的密封区域を前記可動部品に対して付勢する、少なくとも1つのそれぞれのばね要素を含むという点で達成される。
前記密封要素の双方の動的密封区域の前記密封リップが前記可動部品の密封表面に対して付勢されることから、前記第1媒体端部と前記第2媒体端部の双方でリークの量はごく僅かとなり、前記第1媒体空間と前記第2媒体空間との間の前記シール装置の密封効果が著しく改善されるという効果が達成される。
前記第1媒体および/又は前記第2媒体は、好ましくは液体である。特に、前記第1媒体と前記第2媒体とは、互いに異なる液体とすることができる。
前記密封要素の前記2つの動的密封区域のうち、一方は少なくとも2つの密封リップを有し、それぞれの他方は少なくとも1つの密封リップを有する。
本発明による前記シール装置の好適な実施態様では、双方の動的密封区域が、各々、少なくとも2つの密封リップを有するようになっている。
前記動的密封区域のうちの少なくとも1つが少なくとも3つの密封リップを有すると、更に良好な密封効果が得られる。
非常に低いリーク値を達成する目的で、双方の動的密封区域が、各々、少なくとも3つの密封リップを有すると特に好適である。
前記密封要素が、好ましくは環状であり、特に前記可動部品の長手方向に関して回転対称となるように形成される。
前記密封要素を、原点位置と、前記原点位置に関して180°回転した位置の双方において前記シール装置に挿入できるようにするため、前記密封要素が、前記可動部品の長手方向に対して垂直に走る前記密封要素の中央横断面に関し、略鏡面対称となるように形成されると好ましい。こうすると、前記シール装置の組立ては大幅に簡略化される。
前記密封要素を前記可動部品上において追加で案内できるようにするため、前記密封要素が、前記第1動的密封区域と前記第2動的密封区域との間に配置された、前記シール装置の取付状態において前記可動部品に当接する中央ウェブを含むと有利である。
本発明による前記シール装置の好適な実施態様では、前記第1密封領域が、前記第1動的密封区域の半径方向外側に配置された第1静的密封区域を含むようになっている。
更に好ましくは、前記第2密封領域が、前記第2動的密封区域の半径方向外側に配置された第2静的密封区域を含むようになっている。
前記第1静的密封区域および前記第2静的密封区域は、好ましくは、前記密封要素が挿入されるシール担体に、密封するやり方で当接する。
前記静的密封区域は、前記密封要素の軸方向に、即ち、前記可動部品の長手方向と平行に走る方向に、関連する動的密封区域と略同一の程度まで延びるようにしてもよい。特に、前記静的密封区域の軸端部が、前記密封要素の中央横断面から前記動的密封区域の軸端部と同じ距離のところに設置されるようにしてもよい。
もっとも、これに代えて、少なくとも1つの静的密封区域が、同じ密封領域に属する動的密封区域を越えて、軸方向に突出するようにしてもよい。こうして、前記密封要素が、前記密封要素が挿入されるシール担体上で、当該静的密封区域によってのみ支持されるという効果、及び、関連する前記動的密封区域にて前記シール担体に押し込まれる際、関連する前記動的密封区域に負荷がかからないという効果を達成することができる。
前記密封要素の少なくとも1つの静的密封区域を、シール担体上または前記シール装置の別の部品上で、軸方向に支持することができる。
本発明による前記シール装置の前記密封要素がフッ素重合体材料を含むと有利である。
特に、前記密封要素が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又は変性ポリテトラフルオロエチレンを含むようにしてもよい。
「変性ポリテトラフルオロエチレン」は、次のようなPTFE類似物質として理解されるべきである。即ち、テトラフルオロエチレンに加えて、更に別の同様な全フッ素化モノマーが分子鎖に組み込まれ、PTFEのフッ素原子が部分的に置換基に置換されているという点で、PTFEの分子構造が化学的に変性している物質である。
「変性PTFE」の化学成分及び生成工程は、例えば、欧州特許公開第0041687号、欧州特許公開第0931798号、又はUS特許明細書第6,013,700号に記載されている。
このようなPTFE含有材料は、特に良好な温度抵抗性及び耐化学性と良好なドライランニング特性を呈する。
前記密封要素は、ポリテトラフルオロエチレン又は変性ポリテトラフルオロエチレンから構成することができる。
これに代わり、前記密封要素が、ポリテトラフルオロエチレン化合物又は変性ポリテトラフルオロエチレン化合物、即ち、ポリテトラフルオロエチレン又は変性ポリテトラフルオロエチレンと1つ以上の有機充填剤又は無機充填剤との混合物から形成されるようにしてもよい。
次のようにすると有利である。即ち、前記可動部品の行程中に前記密封要素の密封リップを通過して漏れた媒体を一時的に蓄積し、その後、前記可動部品の戻り行程中にこの媒体にとって正しい側に戻すことができるようにするため、前記密封要素の少なくとも1つの動的密封区域が、当該動的密封区域の隣り合う2つの密封リップ間に形成されている少なくとも1つのリーク貯蔵空間を有する。
このようなリーク貯蔵空間は、好ましくは環状である。
前記密封要素の少なくとも1つの動的密封区域が、前記可動部品の前記長手方向に順次続く複数のリーク貯蔵空間を有すると特に好適である。
これによって、動的密封区域の前記リーク貯蔵空間は全て略均一に大きくすることができる。
もっとも、これに代えて、前記密封要素の軸端部から前記密封要素の中央に向けてリーク量が減少するよう、前記動的密封区域の前記リーク貯蔵空間が異なる大きさを有するようにしてもよい。というのも、リーク媒体が前記密封要素の中央に接近するためには、通過する密封リップの数が増えなければならないからである。
例えば、前記密封要素の製造状態において、前記リーク貯蔵空間を画する前記密封リップが異なる内径を有するという点で、異なる大きさのリーク貯蔵空間を作ることができる。前記シール装置を組み立てる際、これらの密封リップは、前記可動部品の外径に対応する内径を有するように変形される。これにより、前記密封リップは、前記シール装置の作動中、前記可動部品の密封表面に密封するやり方で当接する。
好ましくは、前記密封要素の媒体空間軸端部からの距離が増加するに伴い、前記リーク貯蔵空間の大きさが減少するようにされる。
このことは、特に、前記密封要素の前記製造状態において、前記密封要素の媒体空間端部からの距離が増加するに伴い、前記リーク貯蔵空間を画する前記密封リップの内径が増加するという点で達成することができる。
前記密封要素の少なくとも1つの密封リップが、前記可動部品の長手方向に対して垂直に走る平面に関して異なる角度(α,β)で傾斜する、2つの境界面を有するように設計されると好ましい。
これにより、好ましくは、前記密封要素の近接側の媒体空間端部に方に向けられた境界面が、前記可動部品の長手方向に対して垂直に走る平面に関し、前記密封要素の前記近接側媒体空間端部から離れる方に向けられた境界面よりも小さい角度(α)で傾斜される。前記密封リップのこのような設計により達成される効果は、前記リーク媒体が、前記密封要素の媒体空間端部から離れる方向では前記密封リップをかろうじて克服することしかできないが、反対方向では前記密封要素の媒体空間端部に向けて容易に引き戻すことができるということである。
本発明による前記シール装置の前記密封要素の前記密封リップが、1つの線に沿って前記可動部品の密封表面に当接する、鋭く画された密封縁部を含むようにしてもよい。
これに代わり、前記密封要素の少なくとも1つの動的密封区域が、前記シール装置の取付状態において、前記可動部品の前記長手方向と略平行に配列された支持面によって前記可動部品上で支持される、平坦にされた少なくとも1つの密封リップを有するようにしてもよい。この支持面が、鋭い密封リップよりも広いことから、新しい場合には、当該密封リップ上での固有の表面圧力が減少し、前記密封リップの支承部分が増加し、これにより、前記密封リップの摩耗が低減され、前記密封要素の寿命が延長される。
特に、前記密封要素に隣接する前記媒体のうちの1つが埃の粒子を含有する場合(例えば黒油の場合)、前記密封リップがこのような平坦な形態をとることで、前記密封リップの摩耗が低減される。
前記2つの媒体空間のうちの少なくとも1つ、例えばエンジンオイルで充たされた媒体空間からの埃の粒子を、前記密封要素の前記密封リップに触れさせないようにするために、前記密封要素の少なくとも1つの動的密封区域が、前記密封リップに加えて剥取りリップを有すると好適である。
特に、前記剥取りリップが、前記密封要素の同じ密封領域の静的密封区域を越えて、軸方向に突出するようにしてもよい。
前記密封要素の双方の動的密封区域が、各々、前記密封リップに加えて剥取りリップを含む場合、前記密封要素は対称の設計とすることができる。この場合、前記密封要素の前記可動部品に対する向きは重要でなくなり、前記密封要素は互いに関して180°回転された2つの位置にて取り付けられ、これにより、本発明による前記シール装置の組立てを簡略化することができる。
本発明による前記シール装置の好適な実施態様において、前記密封要素の少なくとも1つの剥取りリップが記憶型剥取りリップの形態であることが実現される。
このような剥取りリップは、剥取りリップに使用される材料、特にPTFE又はPTFE化合物材料の記憶効果によって、前記可動部品の前記密封表面に対して付勢される。
この記憶効果は次のような事実によりもたらされる。即ち、前記記憶型剥取りリップが、最初に、機械加工によって前記可動部品の外径よりも小さい内径で生成され、続いて、その間を前記可動部品が通過できるように周囲温度又はそれより高い温度で変形されるという事実である。前記シール装置がその作動中に加熱すると、前記記憶型剥取りリップの材料は、元の形状に戻るように変形する。従ってこの記憶効果のために、前記記憶型剥取りリップは、前記可動部品の密封表面に対して付勢され、前記シール装置の作動中に前記記憶型剥取りリップが摩耗する過程で、前記可動部品に向けて絶えず押し進められ、このことにより、前記記憶型剥取りリップが十分な剥取り効果を常に生成することが確保される。
前記シール装置の作動中、前記第1媒体空間と前記第2媒体空間との間の平均圧力差は、好ましくは、少なくとも約5バール、特には少なくとも約10バールに達する。このような高い平均圧力差であっても、本発明による前記シール装置は、非常に小さいリーク値でもって、前記2つの媒体空間の間の確実な密封を保証する。
脈動圧力の場合、前記第1媒体空間と前記第2媒体空間との間の最大圧力差は、平均圧力差を超えて約15バールまでとすることができる。
好ましくは、前記媒体空間の間の最大圧力差は、少なくとも約20バールに達する。
本発明による前記シール装置は高圧ポンプでの使用に特に適しており、特には、燃焼機関に燃料を噴射する高圧ポンプでの使用に適している。
例えばこのような高圧ポンプの助けを受け、オットー機関の性能を増強する目的で、ディーゼル機関で使用されるコモンレール技術と同様のやり方で、燃料(ガソリン)が燃焼機関のシリンダに直接噴射される。この目的に必要な高ガソリン圧力を生成するため、高圧ピストンポンプが使用される。この高圧ポンプのピストンは、特別なカムを使用しているカム軸により駆動され、ばね要素の助けを受けて戻される。本発明による前記シール装置は、エンジンオイルで充たされた前記カム軸端部に関して前記ガソリン端部を密封するために使用することができる。
本発明による前記シール装置のガソリンリーク値が小さいことで、エンジンオイルに過度の量のガソリンが入ることが防止される。エンジンオイルに過度の量のガソリンが入ると、オイルが希薄化し、エンジンの故障を引き起こす。
同じように、本発明による前記シール装置は、ガソリンに過度の量のエンジンオイルが入ることを防止する。ガソリンに過度の量のエンジンオイルが入ると、フィルタ及び噴出口が閉塞し、同じくエンジンの故障を引き起こす。
更に、本発明による前記シール装置は、圧力下に維持されているガソリンを密封することを可能にするだけでなく、殆ど圧力のないオイルを、前記カム軸から効率的なやり方で剥取ることも可能にする。
密封の目的で前記可動部品に当接する密封リップの数を増やすと、前記密封リップ及び密封縁部の摩耗も低減されるため、本発明による前記シール装置はより長い期間にわたって使用可能となる。
本発明の更なる特徴および利点は、例示的な実施態様についての以下の記述及び図面にによる説明の主題を成す。
特にガソリンの直接噴射に使用される高圧ポンプ用の、組み立てられた状態におけるシール装置の第1実施態様の略縦断面図。ここで、シール装置の密封要素は、第1媒体空間に関して密封すると共に、3つの密封リップを有し且つばね要素によって長手方向に変位可能なピストンに対して付勢される第1動的密封区域を含む第1密封領域と、密封要素が第2媒体空間に関して密封すると共に、同じように3つの密封リップを有し且つばね要素によってピストンに対して付勢される第2動的密封区域を含む第2密封領域とを含む。 動的密封区域の密封リップが異なる内径を有するシール装置の第2実施態様の密封要素の略縦断面図。 動的密封区域の密封リップが異なる内径を有し、更に、動的密封区域にそれぞれ関連する静的密封区域が動的密封区域を越えて軸方向に突出している、シール装置の第3実施態様の密封要素の略縦断面図。 動的密封区域が平坦にされた密封リップを有するシール装置の第4実施態様の密封要素の略縦断面図。 密封要素の第2密封領域において追加の剥取りリップが設けられた、シール装置の第5実施態様の略縦断面図。 双方の密封領域に追加の剥取りリップが設けられた、シール装置の第6実施態様の密封要素の略断面図。 密封要素の第2密封領域に記憶効果を有する剥取りリップが設けられた、シール装置の第7実施態様の略縦断面図。 第1動的密封区域が3つの密封リップを有し、第2動的密封区域が、2つの密封リップと記憶効果を備えた剥取りリップとを有する、シール装置の第8実施態様の密封要素の略縦断面図。
各図では、同様の要素又は機能的に等しい要素は同じ参照記号で示されている。
図1に示す、全体的な参照符号100を担持する高圧ポンプ用のシール装置は、液体、燃料、例えば、特にはガソリンで充たされた第1媒体空間128と、別の液体、例えばエンジンオイルで充たされた第2媒体空間130との間で密封するのに役立つ。
シール装置100はシール担体132を含み、このシール担体は、中央にある略中空円筒形のシール着座領域134と、シール着座領域134を包囲する外側環状縁部領域136とを有する。
シール担体132にスリーブ138が押し込まれており、前記スリーブの中央端壁140は、シール担体132のシール着座領域134と共に環状密封要素112が配置されたシール空間142を画する。
シール空間142の第1領域144が、スリーブ138の端壁140内の通り穴146を介して第1媒体空間128に結合しており、シール空間のこの第1領域144には、第1媒体、例えば燃料で充たされている。
シール空間142の第2領域148が、シール担体132のシール着座領域134の中央端壁152内の通り穴150を介して第2媒体空間130に結合しており、従ってこの第2領域には、第2媒体、例えばエンジンオイルが充たされている。
シール空間142の第1領域144と第2領域148とは、シール空間142内に配置された環状密封要素112により、略液密なやり方で相互から分離されている。
更に、略円筒形のピストン110が、ただしこのピストンはその長手方向軸108に沿って変位可能であり、このピストンの周囲面はピストン支承面154を形成するものであるが、スリーブ138の端壁140内の通り穴146と、シール空間142内の密封要素112の中央リング穴と、シール担体132の端壁152内の通り穴150とを、第1媒体空間128から第2媒体空間130へ貫通している。
密封要素112は、第1媒体空間128に関して密封している第1密封領域114と、第2媒体空間130に関して密封している第2密封領域116とを含む。
第1密封領域114は、ピストン110の長手方向軸108(それ自体が密封要素112の長手方向軸と合致している)と同軸となるように形成された3つの環状閉鎖密封リップ120を有する、第1動的密封区域118を含む。前記密封リップは長手方向軸108の方向に順次続き、各々が、それぞれのピストン支承面154に当接する鋭い密封縁部156を有する。
更に、第1密封領域114は、第1動的密封区域118の半径方向外側に配置されて長手方向軸108と平行に走るシール担体132の区域162の内面に、密封するやり方で接する密封リップ160を含む第1静的密封区域158を含む。
第1静的密封区域158は、第1動的密封区域118から密封要素112内に設けられ、密封要素112の一方の軸端部に向かって開口している輪状溝164により分離している。輪状溝内には、その互いに対向する脚部166a及び166bがそれぞれ、第1動的密封区域118をピストン支承面154に対して、及び、第1静的密封区域158をシール担体132の区域162に対して弾力的なやり方で付勢する第1環状閉鎖ばね要素126が配置されている。
密封要素112の第2密封領域116は、第1動的密封区域118と同じように長手方向軸108と同軸となるように形成されており、長手方向軸108に沿って順次続く互いに離間した3つの環状閉鎖密封リップ120を有する第2動的密封区域122を含む。これらの密封リップ120は、それぞれの鋭い密封縁部156によって、ピストン支承面154に接する。
更に、密封要素112の第2密封領域116は、第2動的密封区域122の半径方向外側に配置されてシール担体132の区域162の内面に、密封するやり方で接する密封リップ160を含む第2静的密封区域168を含む。
更に、第2静的密封区域168は、軸方向、即ち長手方向軸108の方向に第2動的密封区域122の端部を越えて突出しており、これによって突出領域は、その助けにより、密封要素112が第1媒体空間128内で増加した圧力の影響下では、シール担体132の端壁152上で支持される肩部170を形成する。
第1媒体空間128と第2媒体空間130との間の圧力差は、例えば約12バールに達する。
第2静的密封区域168は、第2動的密封区域122から、密封要素112内に形成され、密封要素112の一方の軸端部に向かって開口している輪状溝172により分離している。輪状溝内には、その脚部166a及び166bがそれぞれ、第2動的密封区域122をピストン支承面154に対して、及び、第2静的密封区域168をシール担体132の区域162に対して弾力的なやり方で付勢する第2環状ばね要素174が配置されている。
第1動的密封区域118と第2動的密封区域122との間にはピストン110に向かって半径方向内側に突き出していて、大きな表面空間にわたってピストン支承面154に接するので、これによって密封要素112は、ピストン110上で案内される略円筒形の支持面178を有する中央ウェブ176が形成されている。
動的密封区域118、122のそれぞれの互いに隣り合う密封リップ120のうちの2つの間、そして中央ウェブ176の最も近くに設置されているそれぞれの密封リップ120と中央ウェブ176自体との間にも、長手方向軸108と同軸であるそれぞれの環状リーク貯蔵空間180が形成されており、これによって、連続するリーク貯蔵空間180が、中間の密封縁部156又は中央ウェブ176により相互から分離されている。
第1動的密封区域118内、及び第2動的密封区域122内には、それらの密封縁部156によってピストン支承面154に当接する3つの密封リップ120がそれぞれ設けられていることに起因して、第1媒体の第2媒体空間130へのリーク、及び、第2媒体の、第1媒体空間128へのリークが、公知のシール装置と比較して著しく低減される。
第1媒体空間128からのリーク液は、第1動的密封区域118のリーク貯蔵空間180内に貯蔵され、ピストン110の戻り行程中、第1媒体空間128内へ引き戻される。
同じように、第2媒体空間130からのリーク液は、第2動的密封区域122のリーク貯蔵空間180内に集められ、ここでも、ピストンの戻り行程中、第2媒体空間130内へ引き戻される。
密封要素112の6つのリーク貯蔵空間180(第1動的密封区域118内及び第2動的密封区域122内の3つのそれぞれのリーク貯蔵空間180)は全て、ほぼ同じ大きさを有する。
密封要素112は好ましくは一体形であり、例えばPTFE又はPTFE化合物から成るフッ素重合体材料製である。
密封要素112は、特に炭素繊維を20重量パーセントまで含有し、残りはPTFEを含有するPTFE化合物から形成することができる。
密封要素112は、機械加工により焼結したPTFE化合物の中空円筒形ブランクから作製することができる。
ばね要素126及び174は、好ましくは、U形、V形、又はC形の断面を有する金属製の輪状ばねの形態である。
密封要素112は、その長手方向軸108に対して垂直に走る中央横断面182に関して略鏡面対称である。こうして、密封要素112のピストン110に対する向きは役割を果たさず、従って、密封要素112は、180°回転した位置でもシール担体132に挿入することができるという効果が達成される。
静的密封区域158及び168の肩部170は、それぞれの隣り合う輪状溝164、及び、中に配置されたばね要素126及び174のそれぞれの脚部166bの一部越しに延びており、ばね要素126、174はそれぞれの輪状溝164内で肩部170により保持されている。
図2に示すシール装置100の第2実施態様は、各動的密封区域118、122のリーク貯蔵空間180が第2実施態様では異なる大きさであり、これによって、密封要素112の媒体空間軸端部からの距離が増加すると共にリーク貯蔵空間180の大きさが減少する結果、密封要素112の軸端部に最も近いリーク貯蔵空間180aが、密封要素112の中央横断面182のより近くに設置されている隣り合うリーク貯蔵空間180bよりも大きな容量を有し、これらのリーク貯蔵空間180bが中央横断面182の最も近くに設置されているリーク貯蔵空間180cよりも大きな容量を有するという点で、図1に示す第1実施態様とは異なる。
リーク貯蔵空間180の大きさが密封要素112の中央横断面182に向かって減少していることに起因して、中央横断面182のより近くに設置されているリーク貯蔵空間180に到達するには、ますます多くの密封リップ120をリーク液が通過しなければならないことから、密封要素112の軸端部から中央横断面182に向かってリーク量が減少するということが考慮される。
密封要素112の製造状態において、リーク貯蔵空間180と中央ウェブ176とを画する密封リップが異なる内径を有するという点で、異なる大きさのリーク貯蔵空間180が得られる。
図2からわかるように、密封要素112の軸端部の最も近くに設置されている最も外部の密封リップ120aの密封縁部156での内径Dが、密封要素112の中央横断面182の、より近くに設置されている真ん中の密封リップ120bの密封縁部156での内径Dよりも小さく、それらの内径Dが、やはり、密封要素112の中央横断面182の最も近くに設置されている内側の密封リップ120cの密封縁部156での内径Dよりも小さくなるように、密封要素112の軸端部からの距離が増加すると共に密封リップ120の内径Dが増加する。内側の密封リップ120cの内径Dは、中央ウェブ176の支持面178の内径Dよりも小さい。
密封要素112のリング穴にピストン110を導入すると、シール装置が作動中のとき、密封縁部156が全てピストン支承面154に当接するように、動的密封区域118、122は、密封リップ120がその密封縁部156にて全て、ピストン110の外径に一致する同一の内径となるように変形する。
動的密封区域118、122の剥取り効果を改良し、ピストン110の戻り行程中のリーク液の逆搬送を促進するために、外方に配向されている境界面184、即ち密封要素112の最近接の軸端部に向かって配向されている境界面は、長手方向軸108に対して垂直に走る平面186に関して、内方に配向されている密封リップ120の境界面188、即ち密封要素112の中央横断面182に向かって配向されている境界面とは異なる傾斜角度(a)を有する。
図2からわかるように、外方に配向されている境界面184が内方に配向されている境界面188よりも急峻である。即ち、外方に配向されている境界面184が、長手方向軸108に対して垂直に走る平面186に関して角度aで傾斜している。この角度は、内方に配向されている密封リップ120の境界面188がこの平面186に対して傾斜している角度βよりも小さい。
密封リップ120がこのような設計であることに起因して、リーク液が密封要素112の中央横断面182に向かう密封要素112の軸端部から離れる方向では密封リップ120をかろうじて克服することしかできないが、中央横断面182から離れる反対方向では、密封要素112の軸端部に向かって容易に引き戻すことができるという効果が達成される。
更に外方に向く境界面184が急峻な設計であることにより、これらの表面からの剥取り効果が改良される。
密封リップ120のそれぞれの境界面184及び188のこれらの異なる傾斜角度a及びβは、とりわけ、図1〜図8に示すシール装置100の実施態様において現実化される。
図1に示す第1実施態様とは対照的に、第2実施態様の密封要素112の静的密封区域158及び168は、それぞれに関連する第1動的密封区域118及び第2動的密封区域122を越えて突出しているのではなく、むしろ中央横断面182からそれぞれに関連する動的密封区域118及び122と同じ距離のところで終端している。
その他のあらゆる点で、図2に示すシール装置100の第2実施態様は、その構成及び機能性に関して図1に示す第1実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。
図3に示すシール装置100の第3実施態様は、動的密封区域118及び122の軸端部190が、それぞれに関連する静的密封区域158、168の軸端部192に関して、密封要素112の中央横断面182に関して距離Lだけ後退しているという点で、図2に示す第2実施態様と相違している。
このことは密封要素112をシール担体132に押し込む際に、動的密封区域118及び122に負荷がかからないという利点を提供する。
その他のあらゆる点で、図3に示すシール装置100の第3実施態様はその構成及び機能性に関して、図2に示す第2実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。
図4に示すシール装置100の第4実施態様は、動的密封区域118及び122の密封リップ120が、鋭い密封縁部156を有するのではなく、代わりに平坦にされており、長手方向軸108と平行に距離Aにわたってそれぞれ延びる略円筒形の支持面194によってピストン支承面154にぴたっと当接するという点で、図2に示す第2実施態様と相違している。
この支持面が鋭い密封縁部156と比較して大きめであることに起因して、新規の場合、密封リップ120の各々での固有の表面圧力は減少し、密封リップ120の支持部分は増加するので、これによって密封リップの摩耗が低減され、密封要素112の寿命が延長する。
その他のあらゆる点で、図4に示すシール装置100の第4実施態様はその構成及び機能性に関して、図2に示す第2実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。
図5に示すシール装置100の第5実施態様は、3つの密封リップ120に加えて、密封要素112の第2動的密封区域122に軸方向で、第2静的密封区域168を越えて突出しており、ピストン支承面154に当接する剥取りリップ196が設けられている、という点で、図3に示す第3実施態様と相違している。
この付加的な剥取りリップ196に起因して、第2媒体、例えばエンジンオイルからの埃の粒子が、第2動的密封区域122の密封リップ120に触れないようにされる。
この代案として、密封要素112の軸端部の最も近くに設置されている第2動的密封区域122の密封リップ120aをなしで済まし、代わりに剥取りリップ196を設けることを実現することもできよう。
その他のあらゆる点で、図5に示すシール装置100の第5実施態様はその構成及び機能性に関して、図3に示す第3実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。
図6に示すシール装置100の第6実施態様は、密封要素112が、その中央横断面182に関して鏡面対称であるようなものであり、従って、その動的密封区域118、122の各々上に、それぞれの3つの密封リップ120に加えて、それぞれの剥取りリップ196をも有し、この剥取りリップが、軸方向でそれぞれに関連する静的密封区域158及び168を越えて突出しているという点で、図5に示す第5実施態様と相違している。
密封要素112が、その中央横断面182に関して対称性を有することに起因して、密封要素112を、シール担体132に、180°回転した位置にて挿入できることが確実となり、これによってシール装置100の組立てが簡素化される。
その他のあらゆる点で、図6に示すシール装置100の第6実施態様はその構成及び機能性に関して、図5に示す第5実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。
図7に示すシール装置100の第7実施態様は、第2動的密封区域122の付加的な剥取りリップ196が記憶型剥取りリップ198の形態である、即ち、フッ素重合体材料、特にPTFE又はPTFE化合物材料の記憶効果が使用されることによりピストン支承面154に対して付勢される剥取りリップの形態であるという点で、図5に示す第5実施態様と相違している。
この記憶効果は、記憶型剥取りリップ198が最初に生成される際に、ピストン110の外径よりも小さい内径を有するように機械加工され、続いてその間をピストン110が通過できるように、周囲温度又はそれより高い温度で変形されることに起因して発生する。高圧ポンプの作動中にシール装置100が加熱すると、記憶型剥取りリップ198のPTFE含有材料はその元の形状に戻るように変形する。従って、このいわゆる「プラスチック記憶効果」に起因して、記憶型剥取りリップ198はピストン支承面154に対して付勢され、シール装置100が作動中である際に記憶型剥取りリップ198が摩耗する過程で、ピストン110に対して連続的に再調整されるので、これによって記憶型剥取りリップ198が常に、適切な剥取り効果を生成することが確実になる。
その他のあらゆる点で、図7に示すシール装置100の第7実施態様はその構成及び機能性に関して、図5に示す第5実施態様と一致しているので、その限りにおいて、前述のその記載が参照される。
図8に示すシール装置100の第8実施態様は、軸端部の最近接の第2動的密封区域122の密封リップ120aがなしで済まされ、従って、第2動的密封区域122は、その軸端部190が、第2静的密封区域168の軸端部192に関して距離Lだけ後退するように短くされ、結果として、密封要素112がシール担体132に押し込まれる際に、第2動的密封区域に負荷がかからないという点で、図7に示す第7実施態様と相違している。
その他のあらゆる点で、図8に示すシール装置100の第8実施態様は、その構成及び機能性に関して図7に示す第7実施態様と一致しているので、その限りにおいて前述のその記載が参照される。

Claims (32)

  1. 第1媒体で充たされた第1媒体空間(128)と、第2媒体で充たされた第2媒体空間(130)との間で密封するためのシール装置であって、
    可動部品(110)であって、その長手方向(108)に変位可能および/又はその長手方向(108)を中心に回転可能である前記可動部品(110)が、該シール装置(100)を貫通し、
    該シール装置(100)が、前記第1媒体空間(128)に関して密封している第1密封領域(114)と、前記第2媒体空間(130)に関して密封している第2密封領域(116)とを有する密封要素(112)を含み、
    前記第1密封領域(114)が、前記可動部品(110)に当接する第1動的密封区域(118)を含み、かつ、前記第2密封領域(116)が、前記可動部品(110)に当接する第2動的密封区域(122)を含み、かつ、前記2つの動的密封区域(118、122)のうちの少なくとも1つが、少なくとも2つの密封リップ(120)を有する、
    シール装置において、
    前記2つの密封領域(114、116)の各々が、前記密封領域(114、116)それぞれの前記動的密封区域(118、122)を前記可動部品(110)に対して付勢する、少なくとも1つのそれぞれのばね要素(126、174)を含むこと、
    を特徴とするシール装置。
  2. 請求項1に記載のシール装置であって、双方の動的密封区域(118、122)が、各々、少なくとも2つの密封リップ(120)を有することを特徴とするシール装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシール装置であって、前記動的密封区域(118、122)のうちの少なくとも1つが、少なくとも3つの密封リップ(120)を有することを特徴とするシール装置。
  4. 請求項3に記載のシール装置であって、双方の動的密封区域(118、122)が、各々、少なくとも3つの密封リップ(120)を有することを特徴とするシール装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)が、前記可動部品(110)の長手方向(108)に対して垂直に走る前記密封要素(112)の中央横断面(182)に関し、略鏡面対称となるように形成されることを特徴とするシール装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)が、前記第1動的密封区域(118)と前記第2動的密封区域(122)との間に配置された、前記シール装置(100)の取付状態において前記可動部品(110)に当接する中央ウェブ(176)を含むことを特徴とするシール装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記第1密封領域(114)が、前記第1動的密封区域(118)の半径方向外側に配置された第1静的密封区域(158)を含むことを特徴とするシール装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記第2密封領域(116)が、前記第2動的密封区域(122)の半径方向外側に配置された第2静的密封区域(168)を含むことを特徴とするシール装置。
  9. 請求項7又は8に記載のシール装置であって、前記シール装置(100)が、前記密封要素(112)の少なくとも1つの静的密封区域(158、168)が当接するシール担体(132)を含むことを特徴とするシール装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のシール装置であって、少なくとも1つの静的密封区域(158、168)が、同じ密封領域(114、116)に属する動的密封区域(118、122)を越えて、軸方向に突出していることを特徴とするシール装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの静的密封区域(158、168)が、シール担体(132)上または前記シール装置(100)の別の部品上で、軸方向に支持されていることを特徴とするシール装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)がフッ素重合体材料を含むことを特徴とするシール装置。
  13. 請求項12に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)がポリテトラフルオロエチレン又は変性ポリテトラフルオロエチレンを含むことを特徴とするシール装置。
  14. 請求項13に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)がポリテトラフルオロエチレン化合物又は変性ポリテトラフルオロエチレン化合物から形成されることを特徴とするシール装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の前記少なくとも1つの動的密封区域(118、122)が、前記動的密封区域(118、122)の隣り合う2つの密封リップ(120)間に形成された、少なくとも1つのリーク貯蔵空間(180)を有することを特徴とするシール装置。
  16. 請求項15に記載のシール装置であって、前記少なくとも1つのリーク貯蔵空間(180)が環状であることを特徴とするシール装置。
  17. 請求項15又は16に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの動的密封区域(118、122)が、複数のリーク貯蔵空間(180a、180b、180c)を有することを特徴とするシール装置。
  18. 請求項17に記載のシール装置であって、前記動的密封区域(118、122)の前記リーク貯蔵空間(180a、180b、180c)が略均一に大きいことを特徴とするシール装置。
  19. 請求項17に記載のシール装置であって、前記動的密封区域(118、122)の前記リーク貯蔵空間(180a、180b、180c)が異なる大きさを有することを特徴とするシール装置。
  20. 請求項19に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の製造段階において、前記リーク貯蔵空間(180a、180b、180c)を画する前記密封リップ(120a、120b、120c)が異なる内径(D、D、D)を有することを特徴とするシール装置。
  21. 請求項19又は20に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の媒体空間端部(190)からの距離が増加するに伴い、前記リーク貯蔵空間(180a、180b、180c)の大きさが減少することを特徴とするシール装置。
  22. 請求項19〜21のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の製造段階において、前記密封要素(112)の媒体空間端部(190)からの距離が増加するに伴い、前記リーク貯蔵空間(180a、180b、180c)を画する前記密封リップ(120a、120b、120c)の内径(D、D、D)が増加することを特徴とするシール装置。
  23. 請求項15〜22のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの密封リップ(120)が、前記可動部品(110)の長手方向(108)に対して垂直に走る平面(186)に関して異なる角度(α、β)で傾斜する、2つの境界面(184、188)を有することを特徴とするシール装置。
  24. 請求項23に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の近接側の前記媒体空間端部(190)の方に向けられた境界面(184)が、前記可動部品(110)の長手方向(108)に対して垂直に走る平面(186)に関し、前記密封要素(112)の前記近接側媒体空間端部(190)から離れる方に向けられた境界面(188)よりも小さい角度(α)で傾斜されることを特徴とするシール装置。
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの動的密封区域(118、122)が、前記シール装置(100)の取付状態において、前記可動部品(110)の長手方向(108)と略平行に配列された支持面(194)によって前記可動部品(110)上で支持される、平坦にされた少なくとも1つの密封リップ(120)を有することを特徴とするシール装置。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの動的密封区域(118、122)が、前記密封リップ(120)に加えて剥取りリップ(196)を有することを特徴とするシール装置。
  27. 請求項26に記載のシール装置であって、前記剥取りリップ(196)が、前記密封要素(112)の同じ密封領域(114、116)の静的密封区域(158、168)を越えて突出していることを特徴とするシール装置。
  28. 請求項27に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の双方の動的密封区域(118、122)が、各々、前記密封リップ(120)に加えて剥取りリップ(196)を含むことを特徴とするシール装置。
  29. 請求項26〜28のいずれか1項に記載のシール装置であって、前記密封要素(112)の少なくとも1つの剥取りリップ(196)が、記憶型剥取りリップ(198)の形態であることを特徴とするシール装置。
  30. 請求項1〜29のいずれか1項に記載のシール装置であって、該シール装置(100)の作動中、前記第1媒体空間(128)と前記第2媒体空間(130)との間の平均圧力差が、少なくとも約5バール、好ましくは少なくとも約10バールに達することを特徴とするシール装置。
  31. 請求項1〜30のいずれか1項に記載の少なくとも1つのシール装置(100)を含む高圧ポンプ。
  32. 燃焼機関に燃料を噴射するための請求項31に記載の高圧ポンプの使用。
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