JP2010510382A - 顔料型の非水性インクジェットインク - Google Patents

顔料型の非水性インクジェットインク Download PDF

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Abstract

本発明はインク組成物及びインクジェット記録に供される方法に関連している。インク組成物は、粉砕された顔料、界面活性剤、非水性共溶媒系、及びそのインク組成物中で可溶化された少なくとも2wt%の樹脂を含み得る。非水性溶媒系は、主共溶媒系を含み、この系の各共溶媒は25℃で32dynes/cm未満の表面張力を有し、その共溶媒系はまた、ガンマ・ブチロラクトンと二次共溶媒系を含む。二次共溶媒系は1つもしくはそれ以上の共溶媒(群)を含み、各々は25℃で32dynes/cmを上回る表面張力を有する。二次共溶媒系又は他の成分は、任意選択で、インク組成物の全表面張力を全体として高めるべく作用し得る。

Description

インクジェット印刷産業は、種々のタイプの記録流体、例えば、油系インク、共溶媒系(非水性)インク、水系インク、及び、固体インク(これは調合段階で溶解される)を利用する。共溶媒系インクは他のインクよりも速い乾燥性である傾向があり、従って、工業印刷に広く用いられる。樹脂類及び他の構成要素を含有する共溶媒系インクが基板上へ噴射される時、当該共溶媒(群)は部分的に又は完全に当該インクから蒸発し、樹脂及び顔料粒子のようなその他の構成要素を、印刷された基板上に乾燥膜の形態で残す。
インク組成物を調合することは、しばしば、所望の品質を調和させることである。例えば、比較的粘調なインク、及び比較的大きい表面張力をもつインクですら、ブリーディング(bleeding)及びフェザリング(feathering)耐性のようなある種の比較的良好な性能特性を示す傾向がある。しかしながら、同じインクがまた、比較的長い乾燥時間及びプリントヘッド装置を詰まらす傾向という望ましくない効果を有しがちであり、従って、印刷プロセスを妨害しそしてその他の望ましくない属性、例えば、ドットの広がり不足、ドットコントロール不足、プリントヘッド発射周期の減少、等という結果になる。典型的には、インクを調合することは、しばしば、他を増強又は改善するために、幾らかの特性を犠牲にする必要がある。
従って、比較的速い乾燥速度、プリントヘッド発射周期の増大、ブリーディング及びフェザリングに対するより良好な耐性、及びドットの広がりの改善を含むインク品質の改善を示す非水性共溶媒系インクを提供することは有益である。
これより例示的な実施形態が説明され、そしてその同一物を記述するために本書において特定の用語が使用される。そうはいっても、それによる発明の範囲の限定は何ら意図されないことを理解されたい。本開示を所持している当業者に思い浮かぶであろうところの、本書に例示されている発明の特徴の代替及び更なる修正、及び、本書に例示されているような本発明の主題についての追加的な応用は、本発明の範囲内であると考えられるべきである。本発明の記載及び請求において、次の技術用語が以下に説明される定義に従って用いられることになる。
単数形は、文脈が明確に指示しない限り、複数形の意味を含む。よって、例えば、「顔料」という語は、文脈が明確に指示しない限り、1つもしくはそれ以上の当該物質を包含する。
本発明のインクに言及するとき、用語「溶媒系」は、(水以外に)少なくとも1つの有機共溶媒を含む非水性インクである。
ここで用いられるとき、「共溶媒系」に言及する時の用語「系」は、1つもしくはそれ以上の共溶媒がその系に存在することを示す。例えば、「主共溶媒系」は、単一の有機共溶媒又は複数の有機共溶媒を含み得、ここで1つもしくはそれ以上の共溶媒はインク中に50wt%以上含まれる。「主共溶媒系」の部分であるところの共溶媒は、各々、32dynes/cm未満の表面張力を有する。同様に、「二次共溶媒系」は、単一の有機共溶媒又は多数の有機共溶媒を含み得、ここで1つもしくはそれ以上の共溶媒はインク中に30wt%以下の量で含まれる。「二次共溶媒系」の部分であるところの共溶媒は、各々、少なくとも32dynes/cmの表面張力を有する。当該主共溶媒系及び二次共溶媒系は、より全体的な「非水性共溶媒系」の部分であることが特記される。
本明細書で用いるとき、用語「約」は、ある値が終端より「僅かに上」又は「僅かに下」であり得ることを定めることにより数値範囲の終端に柔軟性を与えるために用いられる。この用語の柔軟性の程度は特定の変数により指示され得るもので且つ経験と本書における関連記述に基づいて決定する当業者の知識の範囲内になろう。
ここで用いられるとき、複数の項目、構成要素、及び/又は材料は、簡便のため共通リストに提示され得る。しかしながら、これらのリストは、そのリストの各要素が個々に独立した且つユニークな要素として同定されるように解釈されるべきものである。従って、当該リストの個別要素は、それにもかかわらず、単に共通のグループにおけるそれらの提示に基づいて同一リストの他の任意の要素と事実上等価であると解釈されるべきではない。
比率、濃度、量、分子サイズ、等のような数値は、本書では範囲形式で示され得る。理解されるべきは、このような範囲形式は単に簡便及び簡潔さのため用いられ且つその範囲の限界として明確に列挙された数値を含むだけではなく、あたかも各数値及び下位範囲が明確に列挙されるかのように個別の数値又は下位範囲を全て包含するものと柔軟に理解されるべきであるということである。例えば、約1wt%〜約20wt%という重量範囲は、明確に濃度限界として列挙している1wt%から約20wt%を含むだけでなく、2wt%、3wt%、4wt%といった個別濃度及び5wt%〜15wt%、10wt%〜20wt%等といった下位範囲を含むものと解釈されるべきである。
本発明の様相はインク組成物及び関連方法に向けられる。本発明の組成物と方法は、一定の共通性と特性を共有することが特記される。これらの特性の幾つかは 組成物に関連して議論され、そして他は当該方法に関連して議論されるであろう。どこで議論されるかにかかわらず、以下の記述の各々が本発明の組成物及び方法に一般的に適用されることは留意されなければならない。さらに、以下の詳細説明において、当該インクを完全に理解できるよう数多くの具体的詳細が説明される。しかしながら、本願のインクはこれらの具体的詳細が無くても実施され得ることは当業者に理解されるであろう。その他の場合、よく知られた方法、手順、調合及び組成は、本願のインクの性質を不明瞭にしないために、詳細には記述されていない。
本発明の実施形態に従って、インクジェット記録用のインク組成物は、粉砕された顔料、界面活性剤、非水性共溶媒系、及び当該インク組成物に可溶化された少なくとも2wt%の樹脂を含み得る。非水性共溶媒系は、約50wt%〜約95wt%の主共溶媒系を含み得、この場合、1つもしくはそれ以上の共溶媒(群)の各々は25℃で32dynes/cmより低い表面張力を有する。当該非水性共溶媒系はまた、約1wt%〜約30wt%の二次共溶媒系を含み得、この場合、1つもしくはそれ以上の共溶媒(群)の各々は25℃で32dynes/cm、25℃で36dynes/cmの表面張力、又は25℃で38dynes/cmすら上回る表面張力を有する。さらに、当該非水性共溶媒系は約1wt%〜約10wt%のガンマ・ブチロラクトンを含み得る。これらに加えてその他の共溶媒、即ち前述の範疇のいずれにも適合しないものも存在し得る。当該インク組成物はインクジェット可能であり、そしてさらに、二次共溶媒系は、任意選択で、当該インク組成物の全表面張力を全体として変えるべく作用し得る。加えて又は代替的に、当該ガンマ・ブチロラクトン及び/又は当該樹脂もまた、当該インク組成物の表面張力を全体として上昇させ得る。別の実施形態において、画像の印刷方法は、上述のインク組成物を媒体基板上へインク噴射するステップを含むことができる。
以上、概説された組成物及び方法は、従来のインクジェットインクではこれまで達成するのが困難であった所望の品質の組合せ及び範囲を呈することが見出されている。当該共溶媒及び当該ガンマ・ブチロラクトンを含ませることにより、インク性能及び最終プリント画質を含む、当該インクの総合品質は、従来の非水性インクに比べ改善される。詳細には、本願のインク組成物は、高いプリントヘッド発射周期、基板上でのドットの広がりの改善、比較的速い乾燥速度、液滴サイズについての比較的良好な制御、ドット制御の改善、ドットゲインの改善、カラーからカラーへのにじみの低減、フェザリング低減、IQ改善及び最終産出物の粒状度の低減を示す。
インクジェットインクの種々の成分の相対量は変化し得る。例えば、主共溶媒系は、インクジェットインク中に約50wt%〜約95wt%、約50wt%〜約90wt%、又は約70wt%〜約90wt%存在し得る。主共溶媒系は、単一の共溶媒又は共溶媒の混合物であり得、それぞれ25℃で約32dynes/cm未満の表面張力を有する。主共溶媒系は、上述されたように比較的高い表面張力を有していなければならないところの、ガンマ・ブチロラクトンではなく、また、二次共溶媒系のどの共溶媒でもない。二次共溶媒は、約1wt%〜約30wt%、約2wt%〜約8wt%、又は約3wt%〜約6wt%の量で存在し得るところの、単一の共溶媒又は共溶媒の混合物であり得る。さらに、ガンマ・ブチロラクトンは、組成物中に約1wt%〜約10wt%、約2wt%〜約8wt%、又は約3wt%〜約6wt%の量で存在し得る。さらに、当該顔料は、インク組成物中に約0.1wt%〜約15wt%、又は代替的に、約0.5wt%〜約10wt%、又は約0.5wt%〜約6wt%存在し得る。再度、これらの範囲は、その含有量がインクジェットインク中の単一顔料由来であろうと複数顔料由来であろうと、全顔料の固体含有量に関するものである。次に、インクジェットインクに可溶化されている樹脂の量は変化し得る。1つもしくはそれ以上の樹脂は、インクに可溶化される全含有量の一部分であり得る。例えば、1つの実施形態において、少なくとも2wt%のインクジェットインク組成物は、可溶化された樹脂又は樹脂群を含む。代替的に、当該インクは、少なくとも3wt%の可溶化された樹脂又は樹脂群、又は、4wt%の可溶化された樹脂又は樹脂群すら含む。1つの実施形態において、当該可溶化樹脂は、2wt%〜約5wt%存在し得る。これらの実施形態の各々において、含まれる樹脂(群)の全てがインクジェットインク中で可溶化される必要はないが、典型的には、当該樹脂はインク中で少なくとも実質的に可溶化され得る。
さらに詳細に、本発明のインクに使用し得る一定の材料に関して、樹脂、共溶媒、顔料、及び界面活性剤をより詳細に記載する。
非水性共溶媒系
本発明の非水性共溶媒系は、少なくとも3つの個別の成分である主共溶媒系、二次共溶媒系、及びガンマ・ブチロラクトンの混合物を含む。3つの全ての成分は3つの個別の構成成分のタイプを代表する、即ち、ガンマ・ブチロラクトンは同時に二次共溶媒系としては作用できないことを理解されたい。さらに、当該樹脂は同時に二次共溶媒系としては作用できない。いずれの非水性グリコールエーテル共溶媒(群)も、その表面張力が25℃で32dynes/cm未満であるという条件付で、主共溶媒系の一部又は全てとして使用に供され得るところの共溶媒の非限定例である。グリコールエーテル共溶媒の非限定例は、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコール n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール n−プロピルエーテル、トリプロピレン グリコール n−プロピルエーテル、プロピレングリコール n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(Proglyme)である。エステル類及びグリコールエーテルアセタートで、エチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、ブチルグリコラート、プロピレングリコールメチルエーテルアセタート、乳酸エチル、乳酸ブチル、n−プロピルs−乳酸塩及びエチルヘキシル−s−乳酸塩、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセタート、及びプロピレングリコールジアセタートのようなものも使用し得る。さらに、ジイソブチルケトンのようなケトン類も使用するのに望ましい。特記すべきは、共溶媒が25℃で32dynes/cm未満の表面張力を有する、任意の単一の共溶媒又は各々の共溶媒の組合せは、主共溶媒系であると考えられ得るということである。さらに特記すべきことは、上に挙げられた共溶媒が25℃で32dynes/cmを上回る表面張力を有するように改質され得る範囲まで、特にそれらが本発明の実施形態に従って作製されるインクの表面張力を上昇させることができるなら、それらは二次共溶媒系に分類し得るということである。
二次共溶媒系は、任意選択で、インク組成物の全表面張力を全体として高め得る。当該共溶媒は、25℃で32dynes/cm、25℃で36dynes/cm、又は25℃で38dynes/cmをも上回る表面張力を有する任意の非水性共溶媒から選択し得る。二次共溶媒系に含ませるのに有用な共溶媒のあるものは、25℃で40dynes/cmを上回る表面張力を有し得る。二次共溶媒系における使用に向く共溶媒の非限定例は、n−エチルピロリドン(37.6dynes/cm)、N−メチルピロリドン(40.7dynes/cm)、乳酸(39dynes/cm)、メチルエステル(39dynes/cm)、1,3−ブタンジオール(37.8dynes/cm)、プロピレンカルボナート(41.4dynes/cm)、及びグリセリルアセタート(38.6dynes/cm)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(41dynes/cm)、2−ピロリドン(46.18dynes/cm)、1−オクチル−2−ピロリドン(35dynes/cm)、シクロヘキサノン(34dynes/cm)を含む。1つの実施形態において、二次共溶媒系は、当該組成物中に、インク組成物の表面張力を全体として約3dynes/cmを上回る量まで十分増大させられる量で含まれ得る。
第3の共溶媒成分、ガンマ・ブチロラクトンは当該インク組成物に存在し得、そして、任意選択でインク全体の表面張力を増大させる作用もし得る。ガンマ・ブチロラクトンが有する有益な効果は顔料の可溶化に関するものであり、且つそれ故、最終インク組成物に含めるのに望ましい組成成分である。しかしながら、ガンマ・ブチロラクトンの使用は、比較的高濃度におけるときは量的に制限されなければならず、全体としてならびにインクジェットの構成に対してインク組成物に腐食タイプの影響を及ぼす傾向がある。約10%を上回るガンマ・ブチロラクトンの使用は、インク組成物全体に共溶和し過ぎ、且つそれ故、個別成分の及び全体としてのインクの性能に干渉することが見出されている。ガンマ・ブチロラクトンのこの特性がインクにある種の利益を与えるものと思われる。例えば、ガンマ・ブチロラクトンは印刷ノズルの「クリーナ」として働き得る。この共溶媒は、多くの材料を溶解する極めて攻撃的な共溶媒であり、少なくとも部分的に、この洗浄機能を提供する。ガンマ・ブチロラクトンは、また、ノズル発射中及びインクが基板上で乾燥している間、インクの成分を可溶化状態に維持する際に役立つ緩慢蒸発性の共溶媒でもある。
樹脂類
本発明の実施形態に従って使用され得る溶媒可溶性樹脂の非限定例は、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、及びセルロース系樹脂を含む。Paraloid Acrylic樹脂の製品名を付してROHM & HAAS Company、Philadelphia、PA 19106 U.S.A.から市販されているアクリル樹脂の非限定例は次の通りである:A−11、A−12、A−101、A−10S、A−646、B−60、B−64、B−66、B−66T、B−66X、B−72、B−82、A−21、A−21LV、B−44、B−44S、B−48N、B−48S、B−84、B−67、B−99N、XR−34、B−1225、DM−55、M−825、NAD−10V、及びF−10。使用し得るその他の溶媒可溶性樹脂は、官能基、例えば、カルボキシル基及び/又はヒドロキシル基を含むものと含まない塩化ビニル−酢酸ビニル(そのエステル、例えば、酢酸ビニルエステルを含む)の共重合体を含む。これらの重合体の幾つかは、次のようにVinnol Resinsの名称で、WACKER Polymers GmbH、Burghausen D−84489 Germanyから市販されている:E 15/45、H 15/45、H 14/36、H 15/42、H 15/50、H 11/59、H 40/43、H 40/50、H 40/55、及びH 40/60。使用し得る官能性をもたせた(functionalized)溶媒可溶性樹脂のその他の非限定例は、E 15/45M、H 15/45M、E 15/40A、E 15/48A、及びE 22/48Aの名称を付してWACKER Polymers GmbHから市販されている。記述されたように、樹脂は少なくとも部分的に可溶性であるべきだが、通常は少なくとも実質的に全体としてインク組成物に可溶性であることが望ましい。1つの実施形態において、当該樹脂は顔料をプリントされた基板へ固定し、且つ/又はプリントされたインクに耐候性と耐薬品性及び耐摩耗性を付与するべく作用し得る。
顔料類
また前述のように、インク組成物は、粉砕された顔料を含む。他の顔料及び/又は染料も存在し得る。本発明の実施形態に従い、当該顔料は特定のインクジェットインクのアプリケーション向けに適切に分粒できるように粉砕される。1つの実施形態において、当該顔料類は、最終インクジェットインク組成物の主共溶媒系(又は共溶媒の少なくとも1つ)と共に、任意選択で、界面活性剤とも一緒に、粉砕される。共溶媒及び界面活性剤の組合せは、顔料を安定化させることで粉砕プロセスに恩恵をもたらし、よってよりよく機能し且つ分粒された粉砕顔料を生ずる。また、考えられることは、界面活性剤の存在が、必要とする粉砕時間を短縮し、且つまた、粉砕プロセスを助けてより均一に分粒された顔料を作り出すことができるということである。さらに理論付けられることは、粉砕プロセスに存在する界面活性剤は、顔料の溶液(粉砕前及び粉砕中の両方で)を産することができ、これは、効果的な粉砕により貢献し、例えば、顔料セグメントが粉砕されるときにそれらをより良好に分散させる働きをする。
インク組成物は任意の色であり得る。ある実施形態では、インク組成物は、シアン、マゼンタ、イエロー、又は黒色であり得る。代替的に、インク組成物は、ライトシアン、ライトマゼンタ、ピンク、グリーン、オレンジ、ブルー、レッド、バイオレット、等であり得る。同様に、本発明のインクはインクセットに含まれ得る。当該インクセットは、本書に記載された1つの又は複数のインクを含み得る。インクセットは、例えば、シアンインク組成物、マゼンタインク組成物、及びイエローインク組成物を含むことができ、各々はここに提示された組成物に従って調合される。
本発明の実施形態に従って使用し得る顔料の非限定例は、次のイエロー顔料カラーインデックス、PY 83、PY 151、PY 150、及びPY 154を有するイエロー顔料を含む。カラーインデックスPR 202、PR 254及びPR 122を有するレッド顔料とカラーインデックスPV 19、PV 23及びPV 29を有するバイオレット顔料から構成されたマゼンタ顔料も使用することができる。PB 15:3、15:4、15:2、及び15:1のカラーインデックスを有するブルー顔料、並びにHostafine Blue B2G、並びにカラーインデックスPBL Black 7を有する黒色顔料も使用可である。Microlith 4G−WAは使用し得る別の顔料である。使用し得る他の顔料の例は、いわゆる「スポットカラー顔料」を含み、それらは、シアン、マゼンタ、イエロー、又は黒色以外の色であって、且つ色混合によって再生が困難な顔料である。使用し得る具体的なスポットカラー顔料は、Cromophtal Orange GL(PO−64)又はMicrolith Green G−K(PG 7)を含み、両方とも、Ciba Company、Basel CH−4002 Switzerlandから入手可能である。
界面活性剤類
界面活性剤(群)は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、シリコン−フリー、フルオロ界面活性剤、ポリシロキサン、等であり得る。1つの実施形態において、当該界面活性剤はポリエーテルシロキサン共重合体界面活性剤であり得る。そのような材料のさらに具体例は、基板の濡れ改善のために名称、Wet ZFS 453、Glide 415、Glide 100、Glide 450及びGlide 410を付してTego Chemie Service GmbH 100 Goldschmidtstrasse、Essen D−45127 Germanyから市販の界面活性剤、又はレベリング剤類で名称Glide A 115、Flow 300、Glide 420、Glide 406、Glide 411、Glide 435及びGlide 440を付したものを含む。
さらに別の実施形態において、当該界面活性剤は、有機的に修飾されたポリ−アクリラート類で、EFKA Company、Heerenveen 8440 AN the Netherlandsから市販されているもの、例えば、EFKA−4340のようなものを含み得る。
さらに別の実施形態において、当該界面活性剤は、1つもしくはそれ以上の溶媒可溶性又は溶媒混和性成分を含有することができる。界面活性剤の非限定例は、ブロック共重合体類を含む、顔料親和性基を有する高分子量共重合体を含み得る。使用し得る界面活性剤のその他の具体例は、Disperbyk−115、Disperbyk−160、Disperbyk−161、Disperbyk−162、Disperbyk−163、Disperbyk−164、Disperbyk−166、Disperbyk−167、Disperbyk−169、Disperbyk−182、Disperbyk−174及びDisperbyk 184の名称の、BYK Chemie GmbH、Postfach 100245 Wesel D−46462 Germanyから市販のものを含み得る。
1つの実施形態において、当該界面活性剤は、顔料フローを粉砕中に増やすことができ、よって粉砕プロセスの効率を高める。加えて、添加された界面活性剤は、粉砕プロセスにおいて、比較的小さく且つより均一に分粒された顔料の産出を支援することができる。
その他の成分及びプリント基板
顔料(群)、樹脂(群)、界面活性剤(群)、及び非水性溶媒系に加えて、当該組成物は、その他の添加物、例えば、湿潤剤、分散剤、レベリング剤、防腐剤、消泡剤、pH調節剤、殺菌剤、消臭剤、芳香剤、抗酸化剤、電荷調整剤、紫外線吸収剤、かび防止剤、貯蔵安定性増進剤、等を含み得る。これらの添加物に関して、典型的には、それらは少量含まれる。例えば、溶媒可溶性又は混和性分散剤(群)は0.5wt%〜5wt%存在し得る。一般的に、これらの成分は、それぞれ、インク組成物中に全体として0.01wt%〜約10wt%存在し得る。
また、本発明の実施形態に従って作製されたインク組成物は、媒体基板又は他のタイプの基板上へインクジェットされ得るということに留意されたい。本発明の実施形態によると、当該インクジェットインクは、用紙類、写真媒体及び市販オフセット媒体を含むコート紙、ビニル類のようなプラスチック類、及びPVC、ガラス、及び金属類を含む広範囲の基板に粘着し得る、良好な粘着特性を保持し得る。
以下の実施例は、現在最も良く知られている本発明の実施形態を説明するものである。しかしながら、理解されるべきは、以下のものは単に本発明の原理の応用の典型例又は説明的な例に過ぎない、ということである。多数の変更及び代替組成物、方法、及びシステムは、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者によって考案され得るものである。別掲の請求範囲はそのような変更及びアレンジメントを包含することを意図している。このように、本発明は詳細にこれまで記述されてきたが、以下の実施例は、本発明の最も実際的で且つ好ましいと現在考えられるものに関連してさらなる詳細を提供するものである。また注目されることは、以下の実施例において、その実施例は全て実施例1に記載のものと同様の方法で作製されるということである。
実施例1−シアンインク組成
シアンインク組成物は、以下の表1に従って、Vinnol E15/45をエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート(BEA)にそれがBEAに溶解するまで加えることによって調製される。次に、Pigment Blue 15:3を粉末で加え、そしてその組成物全体を均一な分散が得られるまで撹拌する。次いで、その混合物を望ましい粒子サイズ、100から300nmが得られるまで粉砕する。溶解前のVinnol E15/45及びDisperbyk D−167を当該粉砕された分散物に加え、30分間混合する。その後、BEAをその分散物に加え、さらに30分間混合する。BEA及びプロピレンカルボナートを、その後、約30分間混合されている分散物に加える。
Figure 2010510382
実施例2−マゼンタインク組成
マゼンタインク組成物は、以下の表2に従って、且つ実施例1で概略を示したのと同一のプロセスで、Pigment Red 122をPigment Blue 15:3の代わりに用い、そしてEFKA4340をDisperbyk D−167の代わりに用いることで作製される。この実施形態において、EFKA 4340は、その後の代わりに粉砕プロセスの前に分散物に加えられる。
Figure 2010510382
実施例3−イエローインク組成
イエローインク組成物は、下の表3に従って、且つ実施例1で概略を示したのと同一のプロセスで、Pigment Yellow 129及びPigment Yellow 150をPigment Blue 15:3の代わりに用いることで作製される。
Figure 2010510382
実施例4−黒色インク組成
黒色インク組成物は、以下の表4に従って、且つ実施例1で概略を示したのと同一のプロセスで、Pigment Black 7をPigment Blue 15:3の代わりに用いることで作製される。
Figure 2010510382
実施例5−ライトシアンインク組成
ライトシアンインク組成物は、以下の表5に従って、且つ実施例1で概略を示したのと同一のプロセスで、Pigment Blue 15:3を比較的低い濃度でインクに入れることにより作製される。
Figure 2010510382
実施例6−ライトマゼンタインク組成
ライトマゼンタインクは、組成以下の表6に従って、且つ実施例2で概略を示したのと同一のプロセスで作製される。
Figure 2010510382
実施例7−ライトシアンインク組成
別のライトシアンインク組成物は、以下の表7に従って、且つ実施例1で概略を示したのと同一のプロセスで、Pigment Blue 15:3を比較的低い濃度でインクに入れることにより作製され、同時に、複数の溶媒が主溶媒系及び二次溶媒系中に存在する。
Figure 2010510382
上記実施例に従って作製されたインクは、ビニル、PVC、紙類、及び他のプラスチックのような種々の基板に適用し得る。これらのインクは、プリントヘッド発射周期の改善、全ての基板上でのドットの広がり改善、比較的急速な乾燥速度、ドット制御の改善、ドットゲインの改善、像質の改善、最終プリントの比較的低粒状性を示す。さらに、これらの実施例における二次共溶媒系は、インク組成物の表面張力を全体として高めるべく作用し、且つ加えて、当該ガンマ・ブチロラクトン及び/又は樹脂も、これらの成分を含まないインクの元の表面張力及びインク組成物への添加量に依存して、これらのタイプのインク組成物の表面張力を高め得る。さらに、上記インクの実施例において、二次共溶媒はプロピレンカルボナートを含むことにも注意する。しかしながら、理解されることは、上述のインクの各々は、本発明の実施形態に従い他の共溶媒を含むべく変更されるということである。さらに加えると、各々のインク成分の量の多くは、他の実施例と同様である。注意すべきことは、各々の成分の量は変わり得るということである。さらに、上で説明されなかった成分が当該インク組成物に含まれ得ることを理解されたい。また、実施例7にあるように、実施例1〜6のインク類のどれも、1つもしくは両方のカテゴリーの共溶媒から2つもしくはそれ以上の共溶媒を含み得、又は代替的に、2つもしくはそれ以上の樹脂、界面活性剤、等も使用され得る。換言すれば、インクの諸実施例は単に例示であり、成分の選択と量は、所望の結果を達成するべくそれ相応に変更され得る。以上、インクのいくつかの特徴が本書において説明、記載されているが、多くの修正、置換、変更、及び同等物がここで当分野の当業者に想起されるだろう。それ故に、別掲の請求の範囲は、インクの真のパラメータ内に帰属するような修正及び変更全てを包含することが意図されていることを理解されたい。

Claims (16)

  1. インクジェット記録に供されるインク組成物において、
    a)粉砕された顔料と
    b)界面活性剤と
    c)非水性溶媒系であって
    i.約50wt%〜約95wt%の主共溶媒系を含み、ここで、前記主共溶媒系の共溶媒の各々が25℃で32dynes/cm未満の表面張力を有するものと
    ii.約1wt%〜約30wt%の二次共溶媒系を含み、ここで、前記二次共溶媒系の共溶媒の各々が25℃で32dynes/cmを上回る表面張力を有するものと
    iii.約1wt%〜約10wt%のガンマ・ブチロラクトンとを含む非水性溶媒系と
    d)前記インク組成物中で可溶化された少なくとも2wt%の樹脂と
    を含有し、前記インク組成物がインク−ジェット可能である、インク組成物。
  2. 前記二次共溶媒系が前記インク組成物の全表面張力を全体として高めるように作用する、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 前記主共溶媒系が、プロピレン グリコールエーテル、グリコールエーテルアセタート、ケトン、及びエステルのグループから選択される少なくとも1つの共溶媒を含む、請求項1のインク組成物。
  4. 前記二次共溶媒系が前記組成物中に約2wt%〜約8wt%の量で存在する、請求項1のインク組成物。
  5. 前記主共溶媒系が単一の共溶媒である、請求項1のインク組成物。
  6. 前記二次共溶媒系が単一の共溶媒である、請求項1のインク組成物。
  7. 前記二次共溶媒系の各共溶媒が25℃で36dynes/cmを上回る表面張力を有する、請求項1のインク組成物。
  8. 前記二次共溶媒系が、n−エチルピロリドン、プロピレンカルボナート、N−メチルピロリドン、乳酸、メチルエステル、1,3−ブタンジオール、及びグリセリルアセタートのグループから選択される少なくとも1つの共溶媒を含む、請求項1のインク組成物。
  9. 前記ガンマ・ブチロラクトンが前記組成物中に約2wt%〜約8wt%の量で存在する、請求項1のインク組成物。
  10. 前記樹脂が前記インク組成物中で全体として前記インク組成物の約3wt%を上回る量で可溶化される、請求項1のインク組成物。
  11. 前記樹脂が、アクリル、ポリエステル、ポリウレタン、塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、及びセルロース系樹脂のグループから選択される少なくとも1つの要素を含む、請求項1のインク組成物。
  12. 請求項1〜11の1つに記載されるような少なくとも1つのインク組成物を包含するインクセット。
  13. それぞれが請求項1〜11の1つにおけるよう調合されている、シアンインク組成物、マゼンタインク組成物、及びイエローインク組成物を含むインクセット。
  14. 画像の印刷方法であって、請求項1〜11の1つにおけるような前記インク組成物を媒体基板上へインクジェットする工程を包含する、方法。
  15. 前記媒体基板がプラスチック、ガラス、又は金属を含む、請求項14の方法。
  16. 前記媒体基板が紙を含む、請求項14の方法。
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