JP2010509274A - フィプロニルの結晶変態 - Google Patents

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Abstract

本発明は、フィプロニルの結晶変態、その製造方法、その結晶変態を含む殺虫及び殺寄生虫混合物及び組成物、並びに害虫及び寄生虫を駆除するためのそれらの使用に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、フィプロニルの新規な結晶変態、その製造方法、その結晶変態を含む殺虫及び殺寄生虫混合物及び組成物、並びに害虫及び寄生虫を駆除するためのそれらの使用に関する。
フィプロニル(式I)は、特定の昆虫及びコナダニ害虫、並びに寄生虫の防除について活性を有する化合物である:
Figure 2010509274
フィプロニルの種々の製造方法が全般的及び詳細に記載されている。詳細な製造手順を示す文献は、例えばEP 295 117、EP 460 940、EP 484 165、EP 668 269、EP 967 206、EP 1 331 222、EP 1 374 061、米国特許第5 631 381号、CN 1374298、又はJ. of Heibei University of Science and Technology, Vol. 25 (2), Sum 69 (2004), Dok. Serial No. 1008-1542 (2004) 02-0018-03である。
先行技術において記載されている方法によって得られるフィプロニル物質の特性決定は通常、1H-NMR分析及び/又は融点の測定によって行われる。記載されている融点は、187℃〜203℃の範囲内、最も多くは195℃〜203℃の範囲内である。Pesticidal Manual, 13th Edition (2003), British Crop Protection Council, p.433において、フィプロニルは、融点200〜201℃を有し、工業的なフィプロニルは融点195.5℃〜203℃を有する、白色固体として記載されている。フィプロニルの異なる結晶形態の観察については記載されておらず、特定の結晶変態の特性決定、又は特定の結晶変態を取得するための製造手順はもちろん記載されていない。
フィプロニルなどの市場化合物の大規模製造及び製剤化のため、その化合物の異なる結晶変態(これは多形体と呼ばれることも多い)が存在するか、それらを入手する方法、及びそれらの特徴的な性質について知ることが非常に重要である。ある化合物の結晶変態は、非常に異なる特性を有し、例えば溶解度、溶解速度、懸濁液安定性、粉砕時の安定性、蒸気圧、光学的及び機械的性質、吸湿性、結晶サイズ、ろ過特性、乾燥、密度、融点、分解安定性、他の結晶変態への相変態に対する安定性、色、さらには化学反応性などの点で非常に異なる。
例えば、異なる結晶変態は、異なる形態の結晶、例えば針状又は板状で存在することが多い。これは、例えば製造手順におけるろ過ステップに関連している。このような異なる結晶変態の混合物において、板状結晶は、典型的にフィルターの孔を詰まらせ、時間及び生成物の損失と、面倒で高価な洗浄作業をまねく。また、板状結晶として存在する結晶変態と、針状結晶として存在する結晶変態は、貯蔵及び包装に関係している、有意に異なるかさ密度を有する。特に殺虫剤の製造において、別の関連する態様は、結晶変態が、有害な粉塵(ダスト)を生じうる微細粉末として存在するか、又は粉塵を含まない大きな結晶として存在するかどうかである。異なるフィプロニルの変態は、異なるかさ密度を有し、その予測不可能な比率の混合物は、貯蔵及び包装の際に上述の問題を生じる。
この背景に対して、本発明の目的は、フィプロニルの新規な結晶変態を見出し、特性決定することである。
さらなる目的は、新規な結晶変態Iを再現性をもって提供する、新規な結晶変態の製造方法を見出すことである。
本発明の別の目的は、新規な結晶変態Iを高収量で提供する製造方法を見出すことである。
本発明のまた別の目的は、本質的に他の結晶変態形態を排除する(すなわち80重量%を超える量で)新規結晶変態を提供する製造方法を見出すことである。これにより、製造、輸送、貯蔵、及び対応する固体状形態の用途の全ての態様における再現性及び安定性が保証される。
従って、フィプロニルの新規結晶変態、その製造方法、それを含む殺虫及び殺寄生虫混合物及び組成物、並びに害虫及び寄生虫を駆除するためのその使用を見出した。フィプロニルの新規結晶変態は、本明細書において「新規結晶変態I」と定義する。
また、最も驚くべきことに、フィプロニルの他の3種の結晶変態を見出し、これらは同時係属中の特許出願に記載されている。特に驚くべきことは、本発明に係るフィプロニルの結晶変態Iが、第2の結晶変態Vと非常に類似した融点を有し、両方の融点は先行技術で示されている融点の範囲内(すなわち195〜203℃)にある。さらに、フィプロニルの別の2つの結晶変態II及びIV(同時係属中の特許出願に記載されている)は加熱時に相変態を受けて、より安定な形態I及びVとなり、それゆえ典型的な融点の測定値はこれらの形態I及びIIの融点を示している。従ってフィプロニルの固体形態は、非常に複雑な結晶化状況の部分がある。文献に示されている融点は、結晶変態又は結晶変態混合物を分析したことを示さないと結論付けられる。
T 605/02において、欧州特許機関の審判部(Technical Board of Appeal of the European Patent Authority)は、それぞれの記載された製造方法がない場合において、特定の結晶変態のXRDパターンは、実施可能要件の欠如のため先行技術を構成するものではないと規定した。従って、本出願の出願前に公開された文献に示される融点は、フィプロニルの新規結晶変態の調製を当業者が実施することができないため、本発明の先行技術としてみなされるものではない。
フィプロニルの新規結晶変態Iは、中心対称性の空間群C2/cを有する単斜晶系で存在する(本明細書中では、「結晶変態I」又は「変態I」又は「結晶変態」とも称する)。
本発明はさらに、25℃でCu-Kα放射線(1.54178Å)を用いて記録されたX線粉末回折図において、格子面間隔dとして又は2θ値として以下で引用する以下の反射の4つ、具体的には少なくとも6つ、特に7つ、好ましくはこれら全てを示すフィプロニルの結晶変態Iに関する:
(1)d=7.45±0.1Å 2θ=11.8±0.2°
(2)d=6.07±0.07Å 2θ=14.5±0.2°
(3)d=5.57±0.05Å 2θ=15.8±0.2°
(4)d=4.84±0.05Å 2θ=18.2±0.2°
(5)d=3.76±0.05Å 2θ=23.6±0.2°
(6)d=3.67±0.05Å 2θ=24.1±0.2°
(7)d=3.23±0.05Å 2θ=27.4±0.2°
(8)d=3.01±0.05Å 2θ=29.5±0.2°
(9)d=2.77±0.05Å 2θ=32.2±0.2°。
特定の好ましい実施形態において、結晶変態Iは、図1に示される粉末X線回折パターンと実質的に同じパターンを示す。
結晶変態Iの単結晶に関する研究は、基本結晶構造が単斜晶系であり、空間群C2/cを有することを示した。結晶変態Iの結晶構造の特性データを表1に示す。
Figure 2010509274
フィプロニルの結晶変態Iは、典型的には180〜200℃の範囲、具体的には190〜200℃の範囲、特には196〜198℃の範囲の融点を有し、本質的に純粋形態は197℃である。
フィプロニルの結晶変態Iの示差走査熱量測定(DSC)のサーモグラムは、開始温度194℃〜197℃で、ピーク最大が196℃〜199℃で吸熱を含んでいる。これを図2に示す。
別の実施形態において、本発明は、フィプロニル含有量が少なくとも92重量%、特に少なくとも96重量%、特には少なくとも98重量%である結晶変態Iに関する。
本発明はまた、本明細書において上で定義した結晶変態Iと、該結晶変態Iとは異なる形態のフィプロニル(本明細書中、「フィプロニル形態」ともいう)、例えば非晶質フィプロニル又は結晶変態Iとは異なる結晶変態のフィプロニルとを含む、固体(組成物の)フィプロニルに関する。
固体(組成物の)フィプロニルは、結晶変態Iを、好ましくは少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、より好ましくは少なくとも95重量%、最も好ましくは少なくとも98重量%で含む。
本発明に係る方法(プロセス)によって得られる変態Iは、板状又は小片状(platelet)の形態で結晶化する。他のフィプロニル変態と比較して、これはより少ない粉塵(ダスト)を生じ、製造手順におけるろ過及び乾燥が容易である。このような新規結晶変態Iはさらに、固体フィプロニル組成物の高い製剤安定性を提供する。
結晶変態Iは、以下のステップ:
(i)結晶変態Iとは異なる固体形態のフィプロニルの、溶媒S(少なくとも1種のアルコールA1、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド(DMSO)、若しくは少なくとも1種のベンゼン誘導体B1又はそれらの混合物を含み、溶媒Sは別の溶媒ASと組み合わせてもよい)中の溶液を調製するステップ;
(ii)フィプロニルの結晶化を行うステップ;並びに
(iii)得られた沈澱を単離するステップ
を含む方法を用いて製造することができる。
本発明において、アルコールA1は、C1-C4-アルカノール類、すなわちメタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、2-ブタノール、又はtert-ブタノールである。
ベンゼン誘導体B1は、方法の条件下で不活性であり、好ましくはベンゼン(ハロゲン、シアノ、C1-C6-アルキル、C1-C6-アルコキシ、ハロゲンメチル及びニトロから選択される1以上の基で置換されていてもよい)、例えばフルオロベンゼン、ベンゾニトリル、アニソール、p-キシレン、o-キシレン、m-キシレン、CF3-ベンゼン、i-プロピルベンゼン、n-プロピルベンゼン、n-ブチルベンゼン、t-ブチルベンゼン、s-ブチルベンゼン、i-ブチルベンゼン、クロロベンゼン、2-クロロトルエン、4-クロロトルエン、1,2-ジクロロベンゼン、1,3-ジクロロベンゼン、1,4-ジクロロベンゼン、1,4-ジイソプロピルベンゼン、メシチレン、ニトロベンゼン、2-ニトロトルエン、3-ニトロトルエン、4-ニトロトルエン、n-プロピルベンゼン、及びトルエンからなるものであり、より好ましくは、ハロゲン化されていてもよいモノ-、ジ-又はトリ(C1-C6-アルキル)ベンゼンから選択される。
一実施形態において、かかる別の溶媒ASは、溶媒S中のフィプロニルの溶解度を低減する非極性溶媒N、例えば炭化水素、好ましくはC5-C14-アルカン類、例としてペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン若しくはドデカン、又はそれらの混合物などとすることができる。
別の実施形態において、かかる別の溶媒ASは極性溶媒Pとすることができる。溶媒Pの添加によって、溶液からの変態Iの結晶化が促進されうる。
極性溶媒Pは、好ましくはメタノール、エタノール、プロパン-1-オール、プロパン-2-オール(イソプロパノール)、ブタン-1-オール(n-ブタノール)、ブタン-2-オール、tert-ブタノール、2-メチル-プロパン-1-オール(イソ-ブタノール)、2-メチル-プロパン-2-オール、ペンタン-3-オール、2-メチルブタン-1-オール、3-メチルブタン-1-オール、1,2-エタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、シクロヘキサノール、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、ブタノン(メチルエチルケトン)、ペンタン-2-オン(メチルプロピルケトン)、ペンタン-3-オン(ジエチルケトン)、4-メチル-2-ペンタノン(イソブチル-メチル-ケトン)、3-メチル-ブタン-2-オン(イソ-プロピル-メチル-ケトン)、3,3-ジメチル-2-ブタノン(tert-ブチル-メチル-ケトン)、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸N-ブチル、酢酸イソブチル、炭酸ジエチル、酢酸2-ブトキシエチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、2-メチル-THF、メチル-tert-ブチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ニトロメタン、及びニトロエタンからなる群より選択される。
通常、C2-C4-アルコール類、ケトン類及びアセテート類が、本発明の方法における極性溶媒Pとして好ましい。
一実施形態において、溶媒Pは、ステップ(i)の開始から存在し、使用する溶媒の50体積%まで、好ましくは20体積%まで、最も好ましくは5〜15体積%を形成することができる。
別の実施形態において、溶媒Pは、ステップ(i)が完了した後に添加される。
変態IのX線粉末回折図である。 変態Iの示差走査熱量測定サーモグラムである。 変態I及びVの2つの混合物のX線粉末回折図である。
これらのステップの詳細な説明は以下のとおりである。
ステップ(i)
ステップ(i)で使用する、結晶変態Iとは異なる好適なフィプロニル形態は、例えば、非晶質フィプロニル、又は結晶性フィプロニル、例えば空間群P-1の三斜晶系フィプロニル、そしてまたフィプロニルの結晶変態の混合物から選択される。
ステップ(i)において出発物質として使用するフィプロニル形態は、好ましくは少なくとも85重量%、特に少なくとも90重量%、特には少なくとも95重量%の純度を有する。「純度」とは、フィプロニル以外の化学化合物が存在しないことを意味する。
ステップ(i)において使用する溶媒Sは、少なくとも1種のアルコールA1を含む。溶媒Sはさらに水を含有してもよい。
別の実施形態において、Sは、アセトニトリル又はDMSOであり、これはさらに水又は極性溶媒Pを含有してもよい。さらなる実施形態において、Sは、少なくとも1種のベンゼン誘導体B1であり、場合により極性溶媒Pと組み合わせてもよい。極性溶媒Pは、全体の溶媒体積の少なくとも5体積%、最大20体積%、好ましくは最大15体積%の割合で使用する。
溶媒Sは、好ましくは以下から選択される:
(a)純粋なアルコールA1、
(b)異なるアルコールA1の混合物、
(c)1種以上のアルコールA1と水との混合物、
(d)純粋なアセトニトリル、
(e)アセトニトリルと、水及び/又は1種以上のさらなる溶媒AS、好ましくは極性溶媒Pからなる溶媒との混合物、
(f)純粋なDMSO、
(g)DMSOと、水及び/又は1種以上のさらなる溶媒AS、好ましくは極性溶媒Pからなる溶媒との混合物、
(h)純粋なベンゼン誘導体B1、
(i)1種以上のベンゼン誘導体B1と、1種以上のアルコールA1との混合物、並びに
(j)1種以上のベンゼン誘導体B1と、1種以上のさらなる溶媒AS、好ましくは極性溶媒Pからなる溶媒との混合物。
特に好ましいアルコールA1は、メタノール、エタノール、及びイソプロパノールである。
好ましい実施形態において、ステップ(i)において使用する溶媒Sは、メタノール、エタノール又はイソプロパノール、好ましくはメタノールからなる。
別の実施形態において、ステップ(i)において使用する溶媒Sは、上で定義したアルコールA1と水との混合物からなる。水の割合は、溶媒Sの総量基準で、約25重量%を超えないことが好ましい。
本発明において、ベンゼン誘導体B1は、ハロゲン化されていてもよい、モノ-、ジ-又はトリ(C1-C6-アルキル)ベンゼン、好ましくはエチルベンゼン、n-プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン、n-ブチルベンゼン、t-ブチルベンゼン、s-ブチルベンゼン、イソ-ブチルベンゼン、CF3-ベンゼン、2-クロロトルエン、3-クロロトルエン及びメシチレンである。
特に好ましいベンゼン誘導体B1は、エチル-、ジイソプロピル-、n-ブチルベンゼン、及びCF3-ベンゼンである。
好ましい実施形態において、ステップ(i)において使用する溶媒Sは、ベンゼン誘導体B1、好ましくはエチル-、ジイソプロピル-、n-ブチルベンゼン及びCF3-ベンゼンから選択されるものと、アセトン、アセテート類、ケトン類又はアルコールA1(アルコールは、好ましくはエタノール若しくはイソプロパノールから選択される)から選択される少なくとも1種の溶媒との混合物からなる。
別の好ましい実施形態において、ステップ(i)において使用する溶媒Sは、ベンゼン誘導体B1、好ましくはエチル-、ジイソプロピル-、n-ブチルベンゼン及びCF3-ベンゼンから選択されるものと、上で定義した好ましい極性溶媒Pとの混合物からなる。
溶媒Sがアセトニトリルである場合には、結晶化のステップ(ii)は、好ましくは低温で、例えば40℃以下の温度、好ましくは20〜25℃、最も好ましくは0〜20℃で、溶媒を蒸発させる(エバポレートする)ことにより行う。
溶媒SがDMSOである場合には、結晶化のステップ(ii)は、好ましくは80℃以下の温度で、好ましくは50℃以下、例えば20〜25℃、好ましくは0〜20℃で行う。沈殿は、好ましくは極性溶媒P又は水、好ましくは水を添加することによって生成させる。
ステップ(i)において、結晶変態Iとは異なるフィプロニル形態は通常、固体として溶媒Sに組み込まれ、溶媒Sが完全にフィプロニル形態を溶解することができる濃度及び温度で混合する。
本発明の好ましい実施形態において、フィプロニル形態を、高温で、好ましくは30〜60℃、特に好ましくは40〜50℃の範囲で溶解する。溶媒S中に溶解するフィプロニル形態の量は、溶媒Sの性質、及び溶解温度によって変動する。当業者であれば、標準的な実験によって好適な条件を決定することができる。
溶媒Sがメタノールからなる場合には、フィプロニル形態を溶解するための温度範囲は、20〜60℃、特に40〜50℃の範囲である。
溶媒Sがベンゼン誘導体B1、特にエチル-、ジイソプロピル-、n-ブチルベンゼン及びCF3-ベンゼンからなる場合には、フィプロニル形態を溶解するための温度範囲は、通常90℃を超える温度、好ましくは100〜140℃、特に110〜120℃の範囲である。
ステップ(ii)
本発明の方法のステップ(ii)では、続いてフィプロニルを結晶化する。結晶化は、通例の方式で、例えばステップ(i)で得られた溶液を冷却することによって、溶解度を低減する溶媒を添加する(特に水を添加する)ことによって、又は溶液を濃縮することによって、あるいは前述の手段の組合せによって行うことができる。
上記方法ステップの一実施形態において、添加される、溶解度を低減する溶媒は、極性溶媒Pからなる。
好ましい実施形態において、ステップ(ii)は、結晶変態Iのシード結晶の存在下で行う。
結晶変態Iへのできる限り完全な変換を達成するためには、少なくとも1時間、特に少なくとも3時間という期間(結晶化の所要時間)で結晶化を実施する。結晶化の所要時間は、結晶化を開始する手段の最初から、結晶性物質を母液から分離することによってフィプロニルを単離するまでの期間を意味することが、当業者には理解されよう。
一般に、使用するフィプロニルの少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、特に少なくとも90重量%、例えば80〜90重量%が結晶化する時点まで、結晶化を進行させる。
溶液の冷却は、典型的には冷却速度5〜20K/時で行い、好ましくは溶媒Sの沸点に近い高温で、好ましくは90℃を超えない温度、より好ましくは80℃を超えない温度で、開始する。例えば、溶媒Sがエタノールからなる場合には、冷却は、60℃で開始して1時間当たり10Kの速度で行う。冷却速度は通常、5〜20 K/時の範囲、好ましくは最大10 K/時に調整される。
溶液の濃縮は、溶媒Sを段階的に除去する、例えば真空下でのエバポレーションにより、低温(すなわち約20〜25℃)で又は高温で、並びに/あるいは不活性ガス(窒素又はアルゴンなど)流の存在下で、行う。「低温」及び「高温」の値は、当然ながら、溶媒Sの性質によって決まり、当業者によって容易に決定される。例えば、溶媒Sがメタノールからなる場合には、エバポレーションは、好ましくは空気下で18℃〜27℃において、又は窒素流下で40℃〜50℃において行う。
好ましくは、結晶変態Iは、0℃〜25℃の温度で、フィプロニルの溶液から得られる。
特に好ましくは、フィプロニルの結晶化は、ステップ(i)で得られたフィプロニルの溶液に、例えばフィプロニル形態の溶解に用いた溶媒Sの重量に基づいて20〜130重量%、特に50〜130重量%、特には100〜130重量%の水を添加することによって行う。水の添加は、好ましくは比較的長時間にわたって、例えば15分〜4時間の期間にわたって、特に0.5時間〜2時間の期間にわたって行う。好ましくは、得られる混合物を、水の添加後に連続撹拌する。当業者であれば、結晶化を行うために必要な水の量を決定することができる。
別の好ましい実施形態において、フィプロニルの結晶化は、溶解度を低減する第1量の溶媒(好ましくは水)、続いて結晶変態Iのシード結晶をを連続添加することによって行う。
一般的に、結晶化の収量は、20℃未満の温度に、好ましくは0〜10℃の温度に冷却することによってさらに高めることができる。
好ましい実施形態において、結晶化は、溶液の濃縮によって行う。
特定の溶媒、例えばトルエン、フルオロベンゼン、キシレン、MCB又はDCBなどから、フィプロニルは、温かい溶液を少なくとも75℃に冷却し、最大100℃、好ましくは最大95℃、より好ましくは最大90℃で沈殿をテンパリング(tempering)することによって結晶化することができる。このようなテンパリングは、変態Iへの変換が完了するまで、通常は約12〜48時間行う。テンパリングの時間もまた、加圧に応じて異なる。
結晶化は、減圧下、例えば100 bar未満、好ましくは5〜40 mbarなどで行うことができる。
溶液を冷却する場合、結晶化の開始は、その溶液の飽和度に応じて、60〜100℃、好ましくは70〜90℃の温度範囲で行う。当業者であれば、濃度、冷却速度、及び結晶化溶液中のシード結晶の添加の組み合わせを調整することによって、結晶化温度を実行することができる。
ステップ(iii)
本発明の方法のステップ(iii)では、結晶変態Iを、液体から固体成分を分離する通例の技術を使用して、例えば、ろ過、遠心分離、又はデカントによって単離する。一般に、単離した沈殿は、例えば結晶化に使用した溶媒Sで洗浄する。洗浄は、1つ又は複数のステップで実施することができる。洗浄は、価値ある生成物の損失をできる限り小さくするために、典型的に30℃未満、特に25℃未満の温度で実施する。次いで、得られた結晶性フィプロニル又は変態Iを乾燥し、さらなる処理に供することができる。
変態Iの単離もまた、20〜35℃においてアセトニトリルからエバポレーションによって行うことができる。
あるいは、アセトニトリル又はDMSOから水を用いた沈殿によって変態Iの単離を行うことができる。
ステップ(i)〜ステップ(iii)からなる製造方法は、高純度のフィプロニルを得るために反復して行ってもよい。
結晶変態Iは、下記の害虫を効率的に駆除する上で特に好適である。
ヤスデ(倍脚綱:Diplopoda)、例えばブラニウルス(Blaniulus)類またナルセウス(Narceus)類など。
昆虫(昆虫綱:Insecta)、例えば:
アリ、ハチ、スズメバチ、ハバチ(膜翅目:Hymenoptera)、例えばアッタ・カピグアラ(Atta capiguara)、アッタ・セファロテス(Atta cephalotes)、アッタ・ラエビガタ(Atta laevigata)、アッタ・ロブスタ(Atta robusta)、アッタ・セクスデンス(Atta sexdens)、アッタ・テクサナ(Atta texana)、クレマトガスターspp.(Crematogaster spp.)、ホプロカムパ・ミヌタ(Hoplocampa minuta)、ホプロカヌパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ソレノプシス・ジェミナタ(Solenopsis geminata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、ソレノプシス・リクテリ(Solenopsis richteri)、ソレノプシス・キシロニ(Solenopsis xyloni)、フェイドール・メガセファラ(Pheidole megacephala)、収穫アリ(ポゴノミルメクス・バルバツス(Pogonomyrmex barbatus)及びポゴノミルメクス・カリフォルニクス(Pogonomyrmex californicus)など)、ダシムチラ・オシデンタリス(Dasymutilla occidentalis)、ボンバスspp.(Bombus spp.)、ベスプラ・スクアモサ(Vespula squamosa)、パラベスプラ・ブルガリス(Paravespula vulgaris)、パラベスプラ・ペンシルバニカ(Paravespula pennsylvanica)、パラベスプラ・ゲルマニカ(Paravespula germanica)、ドリコベスプラ・マクラタ(Dolichovespula maculata)、ベスパ・クラブロ(Vespa crabro)、ポリステス・ルビギノサ(Polistes rubiginosa)、カンポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)及びリネピテマ・フミレ(Linepithema humile)。
甲虫(鞘翅目:Coleoptera)、例えばアグリルス・シヌアツス(Agrilus sinuatus)、アグリオテス・リネアツス(Agriotes lineatus)、アグリオテス・オブスクルス(Agriotes obscurus)及び他のアグリオテス種、アンフィマルス・ソルスチチアリス(Amphimallus solstitialis)、アニサンドルス・ディスパル(Anisandrus dispar)、アンソノムス・グランディス(Anthonomus grandis)、アンソノムス・ポモルム(Anthonomus pomorum)、アラカンツス・モレイ(Aracanthus morei)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、ブラプスチヌス(Blapstinus)種、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus piniperda)、ブリトファガ・ウンダータ(Blitophaga undata)、ボチノデレス・プンシベントリス(Bothynoderes punciventris)、ブルキュス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、ブルキュス・ピソルム(Bruchus pisorum)、ブルキュス・レンチス(Bruchus lentis)、ビクチスキュス・ベツラエ(Byctiscus betulae)、カシーダ・ネブロサ(Cassida nebulosa)、セロトマ・トリフルカータ(Cerotoma trifurcata)、コイソルヒンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimilis)、コイソリンクス・ナピ(Ceuthorrynchus napi)、チャエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、コノデルス・フェスペルチヌス(Conoderus vespertinus)及び他のコノデルス種、コノリンクス・メンジクス(Conorhynchus mendicus)、クリオセリス・アスパラーギ(Crioceris asparagi)、シンドロコプツルス・アドスペルスス(Cylindrocopturus adspersus)、ジアブロチカ(Diabrotica)(ロンジコルニス(longicornis))バルベリ(barberi)、ジアブロチカ・セミ−プンクタータ(Diabrotica semi-punctata)、ジアブロチカ・スペシオサ(Diabrotica speciosa)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ(Diabrotica undecimpunctata)、ジアブロチカ・フイルギフェラ(Diabrotica virgifera)及び他のコーンルートワーム(Diabrotica)、エレオデス(Eleodes)種、エピラシュナ・ファリフェスティス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルチペニス(Epitrix hirtipennis)、オイチノボスルス・ブラシリエンシス(Euthinobothrus brasiliensis)、ヒロビウス・アビエチス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ブルネイペニス(Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、イプス・チポグラフス(Ips typographus)、レマ・ビリネータ(Lema bilineata)、レマ・メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・デセンリネータ(Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス・カリフオルニクス(Limonius californicus)及び他のリモニウス種、リソールホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リストロノツス・ボナリエンシス(Listronotus bonariensis)、メラノツス・コムニス(Melanotus communis)及び他のメラノツス種、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンサ・ヒッポカスタニ(Melolontha hippocastani)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolontha)、オーレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、オリチオルヒンクス・スルカツス(Ortiorrhynchus sulcatus)、オリゾファグス・オリザエ(Oryzophagus oryzae)、オチオルヒンクス・オファツス(Otiorrhynchus ovatus)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、ファエドン・コシュレアリア(Phaedon cochlearia)、フィロツレタ・クリソセファラ(Phylloterea chrysocephala)、フィロファーガ・クヤバーナ(Phyllophaga cuyabana)及び他のフィロファーガ種、フィロペルサ・ホルチコラ(Phyllopertha horticola)、フィロツレタ・ネモルム(Phyllotreta nemorum)、フィロツレタ・ストリオラータ(Phyllotreta striolata)及び他のフィロツレタ種、ポピリア・ヤポニカ(Popillia japonica)、プロメコプス・カリニコリス(Promecops carinicollis)、プロムノトリペス・ボラズ(Premnotrypes voraz)、プシリオデス(Psylliodes)種、シトーナ・リネアツス(Sitona lineatus)、シトフィルス・グラナリア(Sitophilus granaria)、ステルネクス・ピングイス(Sternechus pinguis)、ステルネクス・スブシグナツス(Sternechus subsignatus)及びタニメクス・パリアツス(Tanymechus palliatus)、並びに他のタニメクス種。
ムカデ(唇脚綱:Chilopoda)、例えばスクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)。
ゴキブリ(ゴキブリ目(Blattaria)−ゴキブリ亜目(Blattodea))、例えばチャバネゴキブリ(ブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica))、ブラテラ・アサヒナエ(Blattella asahinae)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・ジャポニカ(Periplaneta japonica)、ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)、ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuligginosa)、ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)及びブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)。
コオロギ、バッタ、ワタリバッタ(直翅目:Orthoptera)、例えばアケタ・ドメスチカ(Acheta domestica)、グリロタルパ・グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプルス・ビビタツス(Melanoplus bivittatus)、メラノプルス・フェムルブルム(Melanoplus femurrubrum)、メラノプルス・メキシカヌス(Melanoplus mexicanus)、メラノプルス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプルス・スプレツス(Melanoplus spretus)、ノマダクリス・セプテムファスシアタ(Nomadacris septemfasciata)、シストセルカ・アメリカナ(Schistocerca americana)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)、ドシオスタウルス・マロッカヌス(Dociostaurus maroccanus)、タキシネス・アシナモルス(Tachycines asynamorus)、エダレウス・セネガレンシス(Oedaleus senegalensis)、ゾノゼルス・バリエガツス(Zonozerus variegatus)、ヒエログリフス・ダガネンシス(Hieroglyphus daganensis)、クラウッサリア・アグリフェラ(Kraussaria angulifera)、カリプタムス・イタリクス(Calliptamus italicus)、コルトイセテス・テルミニフェラ(Chortoicetes terminifera)及びロクスタナ・パルダリナ(Locustana pardalina)。
ノミ(ノミ目:Siphonaptera)、例えばクテノファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、クテノファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)及びノソプシルス・ファスシアツス(Nosopsyllus fasciatus)。
ハエ、カ(双翅目:Diptera)、例えばアエデス・アエジプティ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・フェクサンス(Aedes vexans)、アグロミザ・オリゼア(Agromyza oryzea)、アナステレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、アノフェレス・クルシアンス(Anopheles crucians)、アノフェレス・アルビマヌス( Anopheles albimanus)、アノフェレス・ガムビアエ(Anopheles gambiae)、アノフェレス・フリーボルニ(Anopheles freeborni)、アノフェレス・ロイコスフィルス(Anopheles leucosphyrus)、アノフェレス・ミニムス(Anopheles minimus)、アノフェレス・クアドリマクラツス(Anopheles quadrimaculatus)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、クリソムヤ・ベジアナ(Chrysomya bezziana)、クリソムヤ・ホミニボラックス(Chrysomya hominivorax)、クリソムヤ・マセラリア(Chrysomya macellaria)、クリソプス・ジスカリス(Chrysops discalis)、クリソプス・シラセア(Chrysops silacea)、クリソプス・アトランチクス(Chrysops atlanticus)、コチリオミイア・ホミニボラックス(Cochliomyia hominivorax)、コンタリニア・ソルギコラ(Contarinia sorghicola)、コルジロビア・アントロポファーガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコイデス・フレンス(Culicoides furens)、クレックス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレックス・ニグリパルプス(Culex nigripalpus)、クレックス・キンクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クレックス・タルサリス(Culex tarsalis)、クリセタ・イノルナタ(Culiseta inornata)、クリセタ・メラヌラ(Culiseta melanura)、ダクス・ククルビタエ(Dacus cucurbitae)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ・ブラシカエ(Dasineura brassicae)、デリア・アンチクエ(Delia antique)、デリア・コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア・プラツラ(Delia platura)、デリア・ラジクム(Delia radicum)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)、ガステロフィルス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinalis)、ゲオミザ・トリプンクタタ(Geomyza Tripunctata)、グロシナ・モルシタンス(Glossina morsitans)、グロシナ・パルパリス(Glossina palpalis)、グロシナ・フシペス(Glossina fuscipes)、グロシナ・タキノイデス(Glossina tachinoides)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irritans)、ハプロジプロシス・エクエストリス(Haplodiplosis equestris)、ヒッペラテスspp.(Hippelates spp.)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、レプトコノプス・トレンス(Leptoconops torrens)、リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・トリフォリイ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ(Lucilia caprina,)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マンソニアspp.(Mansonia spp.)、マエチオラ・デストルクトル(Mayetiola destructor)、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムッシーナ・スタブランス(Muscina stabulans)、オエストルス・オビス(Oestrus ovis)、オエストルス・オビス、オポミザ・フロルム(Opomyza florum)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、 ペゴミア・ヒソシアミ(Pegomya hysocyami)、フレボトムス・アルゲンチペス(Phlebotomus argentipes)、フォルビア・アンチクア(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラシカエ(Phorbia brassicae)、フォルビア・コアルクタタ(Phorbia coarctata)、プロゴニャ・レヨシアニイ(Progonya leyoscianii)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、プソロフォラ・コルムビアエ(Psorophora columbiae)、プソロフォラ・ジスコロル(Psorophora discolor)、プロシムリウム・ミクスツム(Prosimulium mixtum)、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、サルコファガ・ヘモロイダリス(Sarcophaga haemorrhoidalis)、サルコファガspp.(Sarcophaga spp.)、シムリウム・ビッタツム(Simulium vittatum)、ストモキシス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)、タバヌス・ボビヌス(Tabanus bovinus)、タバヌス・アトラツス(Tabanus atratus)、タバヌス・リネオラ(Tabanus lineola)、タバヌス・シミリス(Tabanus similis)、テタノプス・ミオパエフォルミス(Tetanops myopaeformis)、チプラ・オレラセ(Tipula olerace)及びチプラ・パルドサ(Tipula paludosa)。
異翅類(異翅目:Heteroptera)、例えばアクロステルヌム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、ブリスス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)などのオオヨコバイ科(Cicadellidae)、ハムシ科(Chrysomelidae)、シルトペリチス・ノタツス(Cyrtopeltis notatus)、ウンカ科(Delpahcidae)、ディスデルクス・シングラツス(Dysdercus cingulatus)、ディスデルクス・インテルメディウス(Dysdercus intermedius)、オイリガステル・インテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイキスツス・インピクチベントリス(Euchistus impictiventris)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、リグス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネフォテティックス(Nephotettix)種、ネザラ・ヴィリヅラ(Nezara viridula)、カメムシ科(Pentatomidae)、ピエスマ・クアドラータ(Piesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea insularis)及びチアンタ・ペリジトル(Thyanta perditor)など。
アブラムシ及び他の同翅類(同翅目:Homoptera)、例えばアクリソシフォン・オノブリキス(Acrythosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリキス(Adelges laricis)、アフィヅル・ナスツルティー(Aphidul nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・フォルベシ(Aphis forbesi)、アフィス・グリシネス(Aphis glycines)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gossypii)、アフィス・グロスラリアエ(Aphis grossulariae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・シュネイデリ(Aphis schneideri)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)、アフィス・サンブシ(Aphis sambuci)、アシロシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)、オーラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ブラッキカウドゥス・カルドゥイ(Brachycaudus cardui)、ブラッキカウドゥス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラッキカウドゥス・ペルシカエ(Brachycaudus persicae)、ブラッキカウドゥス・プルニコラ(Brachycaudus prunicola)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カピトフォルス・ホルニ(Capitophorus horni)、セロシファ・ゴシピイ(Cerosipha gossypii)、カエトシフォン・フラガエフォリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ドレイフシア・ノルドマニアナエ(Dreyfusia nordmannianae)、ドレイフシア・ピセアエ(Dreyfusia piceae)、ジサフィス・ラジコラ(Dysaphis radicola)、ジサウラコルツム・シュードソラニ(Dysaulacorthum pseudosolani)、ジサフィス・プランタジネア(Dysaphis plantaginea)、ジサフィス・ピリ(Dysaphis pyri)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)、ヒアロプテルス・プルニ(Hyalopterus pruni)、ヒペロミズス・ラクツカエ(Hyperomyzus lactucae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、マクロシフム・ユーフォルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフォン・ロサエ(Macrosiphon rosae)、メゴウラ・ビシアエ(Megoura viciae)、メラナフィス・ピラリウス(Melanaphis pyrarius)、メトポロフィウム・ジルホズム(Metopolophium dirhodum)、ミゾデス(Myzodes)(ミズス(Myzus))・ペルシカエ(persicae)、ミズス・アスカロニクス(Myzus ascalonicus)、ミズス・セラシ(Myzus cerasi)、ミズス・バリアンス(Myzus varians)、ナソノビア・リビス−ニグリ(Nasonovia ribis-nigri)、ニラパルバタ・ルゲス(Nilaparvata lugens)、ペムフィグス・ブルサリウス(Pemphigus bursarius)、ペムフィグス・ポプリベナエ(Pemphigus populivenae)及び他のペムフィグス種、ペルキンシエラ・サッカリシダ(Perkinsiella saccharicida)、フォロドン・フムリ(Phorodon humuli)、プシラ・マリ(Psylla mali)、プシラ・ピリ(Psylla piri)及び他のプシラ種などのキジラミ科(Psyllidae)、ロパロミズス・アスカロニクス(Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)、ロパロシフム・インセルツム(Rhopalosiphum insertum)、サッパフィス・マラ(Sappaphis mala)、サッパフィス・マリ(Sappaphis mali)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、シゾネウラ・ラヌギノサ(Schizoneura lanuginosa)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トキソプテラ・アウランチイアンド(Toxoptera aurantiiand)及びビテウス・ビチフォリイ(Viteus vitifolii)。
鱗翅目(チョウ目、鱗翅目:Lepidoptera)、例えばアグロチス・イプシロン(Agrotis Ypsilon)、アグロチス・セゲタム(Agrotis segetum)及び他のアグロチス種、アラバマ・アルギラケア(Alabama argillacea)、アンチカルジア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia conjugella)、アウトグラファ・ガンマ(Autographa gamma)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエシア・ムリナーナ(Cacoesia murinana)、カプア・レチキュラナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマータ(Cheimatobia brumata)、キロ・スプレサリス(Chilo suppresalis)及び他のキロ種、コリストネウラ・フミフェラーナ(Choristoneura fumiferana)、コリストネウラ・オシデンタリス(Choristoneura occidentalis)、シルフイス・ウニプンクタ(Cirphis unipuncta)、クナフロクロシス・メジナリス(Cnaphlocrocis medinalis)、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)、デンドロリムス・ピニ(Dendrolimus pini)、ディアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ディアトラエ・グランヂオセラ(Diatrea grandiosella)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、オイキソア(Euxoa)種、エヴェトリア・ボウリアナ(Evetria bouliana)、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)、ゲレリア・メロネーラ(Galleria mellonella)、グラフォリタ・フネブラーナ(Grapholitha funebrana)、グラフォリタ・モレスタ(Grapholitha molesta)、ヘリオチス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘリオチス・ヴィレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオチス・ゼア(Heliothis zea)、ヘルーラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア(Hibernia defoliaria)、ヒファントリア・クネア(Hyphantria cunea)、ヒポノモイタ・マリネルス(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、ランジナ・フィスセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ・エキシグア(Laphygma exigua)、レロデア・エウファラ(Lerodea eufala)、ロイコテラ・コフェーラ(Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテーラ(Leucoptera scitella)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキソステーゲ・スティクティスカリス(Loxosteges sticticalis)、リマントリア・ディスパル(Lymantria dispar)、リマントリア・モナチャ(Lymantria monacha)、リオネチア・クレルケラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ノイストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラッシカエ(Mamestra brassicae)、モンフィダエ(Momphidae)、オルギア・プソイドツガータ(Orgyia pseudostugata)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメ(Panolis flamea)、ペクチノホーラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ペリドロマ・サウシア(Peridroma saucia)、ファレラ・ブセファラ(Phalera bucephala)、フソリマエ・オペルクレラ(Phthorimaea operculella)、フィロクニスティス・シテレラ(Phyllocnistis citrella)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)、プラシペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、フィアシオニア・フルストラーナ(Phyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)及び他のセサミア種、シトトローガ・セレアレーラ(Sitotroga cerealella)、スパルガノチス・ピレリアーナ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)、サウマトポエア・ピチオカンパ(Thaumatopoea pityocampa)、トルトリックス・フィリダーナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア・ニー(Trichoplusia ni)及びツァイラフェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)。
シラミ(シラミ目:Phthiraptera)、例えばペディクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)、ペディクルス・フマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、フィルス・プビス(Pthirus pubis)、ヘマトピヌス・ユーリステルヌス(Haematopinus eurysternus)、ヘマトピヌス・スイス(Haematopinus suis)、リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)、ボビコラ・ボビス(Bovicola bovis)、メノポン・ガリナエ(Menopon gallinae)、メナカンツス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)及びソレノポテス・カピラツス(Solenopotes capillatus)。
バッタ目(直翅目:Orthoptera)、例えばバッタ科(Acrididae)、アケタ・ドメスチカ(Acheta domestica)、フォルフィクラ・アウイクラリア(Forficula auricularia)、グリロタルパ・グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプルス・ビビッタツス(Melanoplus bivitattus)、メラノプルス・フェムルールブルム(Melanoplus femur-rubrum)、メラノプルス・メキシカヌス(Melanoplus mexicanus)、メラノプルス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプルス・スプレツス(Melanoplus spretus)、ノマダクリス・セプテンファシアタ(Normadacris septemfasciata)、シストセルカ・アメリカナ(Schistocerca americana)、シストセルカ・ペレグリナ(Schistocerca peregrina)、スタウロノツス・マロカヌス(Stauronotus maroccanus)及びタキシネス・アシナモルス(Tachycines asynamorus)など。
セイヨウシミ、マダラシミ(シミ目、総尾目:Thysanura)、例えばレピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)及びテルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)。
シロアリ(等翅目(Isoptera))、例えばカロテルメス・フラビコリス(Calotermes flavicollis)、コプトテルメスspp.(Coptotermes spp.)、ダルブルス・マイディス(Dalbulus maidis)、ヘテロテルメス・アウレウス(Heterotermes aureus)、ロイコテルメス・フラヴィペス(Leucotermes flavipes)、マクロテルメス・ギルブス(Macrotermes gilvus)、レチキリタメスspp. (Reticulitermes spp.)、テルメス・ナタレンシス(Termes natalensis)、コプトテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus)など。
アザミウマ(総翅目:Thysanoptera)、例えばフランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)、フランクリニエラ・オシデンタリス(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)及び他のフランクリニエラ種、シルトスリプス・シトリ(Scirtothrips citri)、ソリプス・オリザエ(Thrips oryzae)、ソリプス・パルミ(Thrips palmi)、ソリプス・シンプレクス(Thrips simplex)及びソリプス・タバシ(Thrips tabaci)など。
マダニ及び寄生性ダニ(ダニ目:Parasitiformes):マダニ(マダニ科)、例えばイキソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)、イキソデス・ホロシクルス(Ixodes holocyclus)、イキソデス・パシフィクス(Ixodes pacificus)、リフィセファルス・サングイネウス(Rhiphicephalus sanguineus)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)、デルマセントル・バリアビリス(Dermacentor variabilis)、アンブリオマ・アメリカヌム(Amblyomma americanum)、アンブリオマ・マクラツム(Ambryomma maculatum)、オルニトドルス・ヘルムシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドルス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)など、並びにトゲダニ亜目(Mesostigmata)、例えばオルニトニッスス・バコチ(Ornithonyssus bacoti)及びデルマニッスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)など。
ナンキンムシ類(半翅目:Hemiptera)、例えばシメックス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、シメックス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、レズビウス・セニリス(Reduvius senilis)、トリアトマspp.(Triatoma spp.)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)及びアリルス・クリタツス(Arilus critatus)。
例えばヒメダニ科、マダニ科及びヒゼンダニ科などのクモ(コナダニ目:Acarina)などのクモガタ類(Arachnoidea)、例えばアンブリオマ・アメリカヌム(Amblyomma americanum)、アンブリオマ・バリエガツム(Amblyomma variegatum)、アルガス・ペルシクス(Argas persicus)、ボーフィルス・アヌラツス(Boophilus annulatus)、ボーフィルス・デコロラツス(Boophilus decoloratus)、ボーフィルス・ミクロプルス(Boophilus microplus)、デルマセントル・シルバルム(Dermacentor silvarum)、ヒアロマ・トランカツム(Hyalomma truncatum)、イクソデス・リシヌス(Ixodes ricinus)、イクソデス・ルビクンズス(Ixodes rubicundus)、ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)、ロキソセレス・レクルサ(Loxosceles reclusa)、オルニトドラス・モウバタ(Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ(Otobius megnini)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)、リピセファルス・アペンディクラツス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファルス・エベルティ(Rhipicephalus evertsi)、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、並びにエリオフィイダエ(Eriophyidae)種、例えばアクルス・シュレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、フィロコプツルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)及びエリオフィエス・シェルドニ(Eriophyes sheldoni)など;タルソネミダエ(Tarsonemidae)種、例えばフィトネムス・パリズス(Phytonemus pallidus)及びポリファトガルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)など;テヌイパルピダエ(Tenuipalpidae)種、例えばブレビパルパス・フェニシス(Brevipalpus phoenicis)など;テトラニクス種、例えばテトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・カンザワイ(Tetranychus kanzawai)、テトラニクス・パシフィクス(Tetranychus pacificus)、テトラニクス・テラリウス(Tetranychus telarius)及びテトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)など;パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)及びオリゴニクス・プラテンシス(Oligonychus pratensis)。
ハサミムシ(ハサミムシ目、革翅目:Dermaptera)、例えばフォルフィクラ・アウリクラリア(forficula auricularia)。
さらに、結晶変態Iは、作物害虫、特には鞘翅目(Coleoptera)、鱗翅目(Lepidoptera)及びコナダニ目(Acarina)の防除において特に有用である。
さらに、結晶変態Iは、非作物害虫(家庭害虫、芝生害虫、装飾物害虫)の防除において特に有用である。非作物害虫は、唇脚綱及び倍脚綱、並びに等翅目、双翅目、ゴキブリ(ゴキブリ目)、ハサミムシ目、半翅目、膜翅目、直翅目、ノミ目、シミ目、シラミ目及びコナダニ目の害虫である。
本発明に係る使用では、結晶変態Iは、例えば液剤、乳濁液、懸濁液、ダスト、粉剤、ペースト及び粒剤などの一般的な製剤に変換することができる。使用形態は、特定の所期用途によって決まり、各場合で本発明に係る化合物の微細かつ均等な分布が確保されるものでなければならない。
製剤は、公知の方法(例えば総覧については、米国特許第3,060,084号、EP-A707445(液体濃縮物の場合)、Browning, "Agglomeration", Chemical Engineering, Dec. 4, 1967, 147-48、Perry's Chemical Engineer's Handbook, 4th Ed., McGraw-Hill, New York, 1963, pp. 8-57など、WO91/13546号、米国特許第4,172,714号、米国特許第4,144,050号、米国特許第3,920,442号、米国特許第5,180,587号、米国特許第5,232,701号、米国特許第5,208,030号、GB2095558、米国特許第3,299,566号、Klingman, Weed Control as a Science, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961、Hance et al., Weed Control Handbook, 8th Ed., Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1989及びMollet, H., Grubemann, A., Formulation technology, Wiley VCH Verlag GmbH, Weinheim (Germany), 2001, 2. D. A. Knowles, Chemistry and Technology of Agrochemical Formulations, Kluwer Academic Publishers, Dordrecht, 1998 (ISBN 0-7514-0443-8を参照)、農芸化学の製剤に適した補助剤、例えば溶媒及び/又は担体、所望に応じて界面活性剤(例:補助剤、乳化剤、分散剤)、保存剤、消泡剤、凍結防止剤、種子処理製剤の場合には適宜に着色剤及び/又は結合剤及び/又はゲル化剤などで活性化合物をのばすことで製造される。
好適な溶媒の例には、水、芳香族溶媒(例えば、ソルベッソ(Solvesso)製品、キシレン)、パラフィン類(例えば、鉱油留分)、アルコール類(例えば、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン、γ-ブチロラクトン)、ピロリドン類(NMP、NOP)、アセテート類(二酢酸グリコール)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド類、脂肪酸及び脂肪酸エステルがある。基本的には、溶媒混合物も使用可能である。
好適な担体の例には、粉砕天然鉱物(例えば、カオリン類、粘土類、タルク、白亜)及び粉砕合成鉱物(例えば、高分散シリカ、ケイ酸塩)がある。
使用される好適な界面活性剤には、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホン酸エステル、アルキル硫酸エステル、アルキルスルホン酸エステル、硫酸脂肪アルコール、脂肪酸及び硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル、さらにはスルホン化ナフタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン若しくはナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチルレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコール及び脂肪アルコールエチレンオキサイド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸廃液及びメチルセルロースがある。
直接噴霧可能な液剤、乳濁液、ペースト又はオイル分散液の製造に好適な物質は、ケロセン又はディーゼル油などの中〜高沸点の鉱油留分、さらにはコールタールオイル類及び植物若しくは動物起源のオイル類、脂肪族、環状及び芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン類又はそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、高極性の溶媒、例えばジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン又は水である。
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの凍結防止剤、並びに殺細菌剤を製剤に加えることができる。
好適な消泡剤は、例えばシリコン又はステアリン酸マグネシウムをベースとする消泡剤である。
好適な保存剤は、例えばジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマール(enzylalkohol hemiformal)である。
種子処理製剤はさらに、結合剤及び適宜に着色剤を含むことができる。
結合剤を加えて、処理後の種子上への活性物質の付着を改善することができる。好適な結合剤は、ブロックコポリマーEO/PO界面活性剤、さらにはポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリレート類、ポリメタクリレート類、ポリブテン類、ポリイソブチレン類、ポリスチレン、ポリエチレンアミン類、ポリエチレンアミド類、ポリエチレンイミン類(ルパソール(Lupasol;登録商標)、ポリミン(Polymin;登録商標))、ポリエーテル類、ポリウレタン類、ポリビニルアセテート、チロース及びこれらポリマーから誘導されるコポリマーである。
場合により、着色剤を製剤に含有させることもできる。種子処理製剤用に好適な着色剤又は染料には、ローダミンB、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ソルベントレッド1、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:1、ピグメントブルー80、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー13、ピグメントレッド112、ピグメントレッド48:2、ピグメントレッド48:1、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド53:1、ピグメントオレンジ43、ピグメントオレンジ34、ピグメントオレンジ5、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン7、ピグメントホワイト6、ピグメントブラウン25、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット49、アシッドレッド51、アシッドレッド52、アシッドレッド14、アシッドブルー9、アシッドイエロー23、ベーシックレッド10、ベーシックレッド108がある。
ゲル化剤の例には、カラギーン(サチアゲル(Satiagel;登録商標))がある。
粉剤、すなわち散布及び散粉製品用の材料は、活性物質と固体担体とを混合又は同時に粉砕することで製造することができる。
粒剤、例えばコート粒剤、含浸粒剤及び均一粒剤は、活性化合物を固体担体に結合させることで製造することができる。
固体担体の例には、鉱物土(シリカゲル類、ケイ酸塩類、タルク、カオリン、アッタクレー(attaclay)、石灰岩、石灰、白亜、膠灰粘土、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土等)、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕合成材料、肥料(例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素など)、及び植物由来産物(穀物粗挽き粉、樹皮粗挽き粉、木材粗挽き粉及びナットシェル粗挽き粉等)、セルロース粉末、並びに他の固体担体がある。
一般的には製剤は、0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の活性化合物を含む。この場合、活性化合物は、90〜100重量%、好ましくは95〜100重量%の純度(NMRスペクトラムによる)で用いる。
種子処理の場合、個々の製剤は、2〜10倍希釈して、0.01〜60重量%活性化合物、好ましくは0.1〜40重量%の即時使用製剤中の濃度とすることができる。
結晶変態Iは、そのままで、製剤の形態で、あるいはそれから調製される使用形態で(例えば、直接噴霧可能な液剤、粉剤、懸濁液又は分散液、乳濁液、オイル分散液、ペースト、ダスト剤、展着材料又は粒剤の形態で)、噴霧、霧化、散粉、散布又は注入によって使用することができる。使用形態は完全に所期の目的によって決まるものである。それは各場合で、本発明の活性化合物の可能な限り最も良好な分布を保証するものとする。
水系使用形態は、水を添加することにより、乳濁液濃縮物、ペースト又は湿潤可能な(wettable)粉剤(噴霧用粉剤、オイル分散液)から調製することができる。乳濁液、ペースト又はオイル分散液を調製するには、物質をそのままあるいはオイル若しくは溶媒に溶解させた状態で、湿展剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤によって水中で均質化することができる。しかしながら、活性物質、湿展剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、そして適当であれば溶媒若しくはオイルから構成される濃縮液を調製することも可能であり、そのような濃縮液は水で希釈するのに適している。
即時使用製剤中の活性化合物濃度は、比較的広い範囲内で変動させ得る。通常それは、0.0001〜10重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。
また、活性化合物は、超微量プロセス(ULV)で良好に使用することもでき、95重量%を超える活性化合物を含む製剤を施用するか、又は添加剤を用いない活性化合物でさえ施用することが可能である。
下記は製剤の例である:
1.茎葉処理用に水で希釈する製品。種子処理に関しては、そのような製品は希釈若しくは未希釈で種子に施用することができる。
A)水溶性濃縮物(SL、LS)
10重量部の活性化合物を90重量部の水又は水溶性溶媒に溶かす。別法として、湿展剤その他の補助剤を加える。活性化合物は、水で希釈すると溶解し、それによって10%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
B)分散性濃縮物(DC)
20重量部の活性化合物を、例えばポリビニルピロリドンなどの10重量部の分散剤を加えて70重量部のシクロヘキサノンに溶解させる。水で希釈すると分散剤が得られ、それによって20%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
C)乳化性濃縮物(EC)
15重量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート(各場合で5重量部)を加えて80重量部のキシレンに溶解させる。水で希釈することで、乳濁液が得られ、それによって15%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
D)乳濁液(EW、EO、ES)
25重量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート(各場合で5重量部)を加えて35重量部のキシレンに溶解させる。この混合物を乳化器(例:Ultraturrax)によって30重量部の水に導入し、均一な乳濁液とする。水で希釈することで乳濁液が得られ、それによって25%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
E)懸濁液(SC、OD、FS)
撹拌ボールミルで、20重量部の活性化合物を10重量部の分散剤、湿展剤及び70重量部の水又は有機溶媒とともに粉砕して、微細な活性化合物懸濁液を得る。水で希釈することで、活性化合物の安定な懸濁液が得られ、それによって20%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
F)水分散性粒剤及び水溶液粒剤(WG、SG)
50重量部の活性化合物を50重量部の分散剤及び湿展剤を加えて微粉砕し、工業用機器(例えば押出器、噴霧塔、流動床)によって水分散性粒剤又は水溶性粒剤として製造する。水で希釈することで、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られ、それによって50%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
G)水分散性粉剤及び水溶性粉剤(WP、SP、SS、WS)
75重量部の活性化合物を25重量部の分散剤、湿展剤及びシリカゲルを加えてローター-ステーターミルで粉砕する。水で希釈することで、活性化合物の安定な分散液又は液剤が得られ、それによって75%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
H)ゲル製剤(GF)(種子処理のみを目的としたもの)
撹拌ボールミルで、20重量部の活性化合物を、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤/湿展剤及び70重量部の水若しくは有機溶媒を加えて粉砕して、微細な活性化合物懸濁液を得る。水で希釈することで、活性化合物の安定な懸濁液が得られ、それによって20%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。
2.茎葉処理用に未希釈で施用される製品。種子処理に関しては、そのような製品を希釈して種子に施用することができる。
I)ダスト粉剤(DP、DS)
5重量部の活性化合物を微粉砕し、95重量部の微粉砕カオリンと十分に混和する。それによって5%(重量基準)の活性化合物を含むダスト製品が得られる。
J)粒剤(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性化合物を微粉砕し、95.5重量部の担体と混合することで、0.5%(重量基準)の活性化合物を含む製剤が得られる。現行の方法は、押し出し、噴霧乾燥又は流動床である。それによって、茎葉用途に未希釈施用される粒剤が得られる。
K)ULV液剤(UL)
10重量部の活性化合物を90重量部の有機溶媒、例えばキシレンに溶かす。それによって、茎葉用途に未希釈施用される10%(重量基準)の活性化合物を含む製品が得られる。
従来の種子処理製剤には、例えばフロアブル(flowable)濃縮液FS、液剤LS、乾式処理用の粉剤DS、スラリー処理用水分散性粉剤WS、水溶性粉剤SS及び乳濁液ES及びEC、並びにゲル製剤GFなどがある。これらの製剤は、希釈又は未希釈で種子に施用することができる。種子への施用は、いずれの場合も種子に直接に、播種前に行う。
好ましい実施形態において、種子処理にはFS製剤を用いる。典型的には、FS製剤は、1〜800g/リットルの有効成分、1〜200g/リットルの界面活性剤、0〜200g/リットルの凍結防止剤、0〜400g/リットルの結合剤、0〜200g/リットルの顔料及び1リットル以下の溶媒、好ましくは水を含むことができる。
本発明は特には、水系懸濁液濃縮物(SC)の形態の殺虫又は殺寄生虫組成物に関するものである。そのような懸濁液濃縮物は、微粉砕した粒子形状での結晶変態Iを含み、結晶変態Iの粒子が水系媒体中に懸濁している。活性化合物粒子の径、すなわち90重量%の活性化合物粒子が超えない径は、典型的には30μm以下、特には20μm以下である。本発明に係るSC中の有利には少なくとも40重量%、特には少なくとも60重量%の粒子が、2μm以下の直径を有する。
活性化合物以外に、懸濁液濃縮物は典型的には、界面活性剤を含み、適切であればさらに、消泡剤、増粘剤、凍結防止剤、安定剤(殺生物剤)、pHを調節するための薬剤及び固化防止剤も含む。
そのようなSCでは、活性化合物の量、すなわち結晶変態I及び適切であれば別の活性化合物の総量は、懸濁液濃縮物の総重量基準で通常は10〜70重量%の範囲、特には20〜50重量%の範囲である。
好ましい界面活性剤は、アニオン系界面活性剤及びノニオン系界面活性剤である。界面活性剤の量は、本発明に係るSCの総重量基準で通常は0.5〜20重量%、特には1〜15重量%、特に好ましくは1〜10重量%である。好ましくは、界面活性剤は、少なくとも1種のアニオン系界面活性剤及び少なくとも1種のノニオン系界面活性剤を含み、アニオン系界面活性剤:ノニオン系界面活性剤の比は、典型的には10:1〜1:10の範囲である。
アニオン系界面活性剤の例には、アルキルアリールスルホネート類、フェニルスルホネート類、アルキルサルフェート類、アルキルスルホネート類、アルキルエーテルサルフェート類、アルキルアリールエーテルサルフェート類、アルキルポリグリコールエーテルホスフェート類、ポリアリールフェニルエーテルホスフェート類、アルキルスルホスクシネート類、オレフィンスルホネート類、パラフィンスルホネート類、石油スルホネート類、タウライド類(taurides)、サルコシド類(sarcosides)、脂肪酸類、アルキルナフタレンスルホン酸類、ナフタレンスルホン酸類、リグノスルホン酸類、スルホン化ナフタレンとホルムアルデヒド又はホルムアルデヒド及びフェノールそして適切であれば尿素との縮合物、さらにはフェノールスルホン酸、ホルムアルデヒド及び尿素の縮合物、リグノ亜硫酸廃液及びリグノスルホン酸塩類、アルキルホスフェート類、アルキルアリールホスフェート類、例えばリン酸トリスチリル類、さらには例えばポリアクリレート類、無水マレイン酸/オレフィンコポリマー(例えばソカラン(Sokalan;登録商標)CP9、BASF)などのポリカルボキシレート類、そして上記で言及した物質のアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム及びアミン塩などがある。好ましいアニオン系界面活性剤は、少なくとも1個のスルホネート基を有するもの、特にはそのアルカリ金属塩及びアンモニウム塩である。
ノニオン系界面活性剤の例には、アルキルフェノールアルコキシレート類、アルコールアルコキシレート類、脂肪族アミンアルコキシレート類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、脂肪ポリジエタノールアミド類、ラノリンエトキシレート類、脂肪酸ポリグリコールエステル類、イソトリデシルアルコール、脂肪族アミド類、メチルセルロース、脂肪酸エステル類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールブロックコポリマー類、ポリエチレングリコールアルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル類、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールエーテルブロックコポリマー類(ポリエチレンオキサイド/ポリプロピレンオキサイドブロックコポリマー類)及びそれらの混合物などがある。好ましいノニオン系界面活性剤は、脂肪族アルコールエトキシレート類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、ラノリンエトキシレート類、脂肪酸ポリグリコールエステル類及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドブロックコポリマー類、並びにそれらの混合物である。
特に、本発明に係るSCは、水系施用形態による植物部分の湿潤を改善する少なくとも1種の界面活性剤(湿展剤)及びSC中での活性化合物粒子の分散を安定化させる少なくとも1種の界面活性剤(分散剤)を含む。湿展剤の量は、SCの総重量に基づいて典型的には0.5〜10重量%、特には0.5〜5重量%、特別には0.5〜3重量%の範囲である。分散剤の量は、SCの総重量に基づいて、典型的には0.5〜10重量%、特には0.5〜5重量%である。
好ましい湿展剤は、アニオン性又はノニオン性のものであり、例えばナフタレンスルホン酸類とそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属、アンモニウム塩及びアミン塩、さらには脂肪アルコールエトキシレート類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、脂肪族ポリジエタノールアミド類、ラノリンエトキシレート類及び脂肪酸ポリグリコールエステル類から選択される。
好ましい分散剤は、アニオン性又はノニオン性のものであり、例えばポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールブロックコポリマー類、ポリエチレングリコールアルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル類、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールエーテルブロックコポリマー類、アルキルアリールホスフェート類、例えばリン酸トリスチリル類、リグノスルホン酸類、スルホン化ナフタレン類とホルムアルデヒド又はホルムアルデヒド及びフェノールそして適切であれば尿素との縮合物、さらにはフェノールスルホン酸、ホルムアルデヒド及び尿素の縮合物、リグノ亜硫酸廃液及びリグノスルホネート類、ポリカルボキシレート類、例えばポリアクリレート類、無水マレイン酸/オレフィンコポリマー類(例えばソカラン(登録商標)CP9、BASF)など、そして上記で言及した物質のアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム及びアミン塩などから選択される。
本発明に係るSCに好適な粘度調節添加剤(増粘剤)は、特には製剤に疑似塑性流動、すなわち静止状態での高粘度と撹拌状態での低粘度を与える化合物である。好適なものは基本的には、懸濁液濃縮物中でこの目的に用いられる全ての化合物である。例えばベントナイト類又はアタパルガイト類(例えばエンゲルハルト(Engelhardt)からのAttaclay(登録商標))などの無機物質、並びに商品名ケルザン(Kelzan;登録商標、ケルコ(Kelco)から)、ロドポール(Rhodopol;登録商標)23(ローヌ・プーラン(RhonePoulenc)から)又はビーガム(Veegum;登録商標、R.T.バンデルビルト(R.T.Vanderbilt)から)の商標で販売されているものなどのキサンタンガムのような多糖類及びヘテロ多糖類などの有機物質を挙げることができ、キサンタンガムを用いることが好ましい。非常に多くの場合、粘度調節添加剤の量は、SCの総重量基準で0.1〜5重量%である。
本発明に係るSCに好適な消泡剤は、例えば、この目的に関して公知のシリコーンエマルション(ワッカー(Wacker)からのシリコン(Silikon;登録商標)SRE又はローディア(Rhodia)からのロドルシル(Rhodorsil;登録商標))、長鎖アルコール類、脂肪酸類、水性ロウ分散液の形態の脱泡剤、固体脱泡剤(いわゆるコンパウンド(Compounds))、有機フッ素化合物及びそれらの混合物である。消泡剤の量は、SCの総重量基準で典型的には0.1〜1重量%である。
殺細菌薬は、本発明に係る懸濁液濃縮物を安定化させるために加えることができる。好適な殺細菌薬は、例えばICIからのプロキセル(Proxel;登録商標)又はトル・ケミー(Thor Chemie)からのアクチサイド(Acticide;登録商標)RS又はローム&ハース(Rohm & Haas)からのカトン(Kathon;登録商標)MKなどのイソチアゾロン類をベースとするものである。殺細菌剤の量は、SCの総重量基準で典型的には0.05〜0.5重量%である。
好適な凍結防止剤は、液体ポリオール類、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール又はグリセロールである。凍結防止剤の量は、懸濁液濃縮物の総重量基準で通常は1〜20重量%、特には5〜10重量%である。
適切であれば、本発明に係るSCは、pHを調節するための緩衝剤を含むことができる。緩衝剤の例には、弱い無機又は有機酸、例えばリン酸、ホウ酸、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、フマル酸、酒石酸、シュウ酸及びコハク酸などのアルカリ金属塩がある。
本発明は特には、水分散性粒剤(WG)又は水分散性粉剤(WP)の形態の殺虫又は殺寄生虫組成物に関するものである。そのような製剤は、微粉砕した粒子形状での結晶変態Iを含み、結晶変態Iの粒子が固体又は粉末の形態で均一化されている。活性化合物粒子の径、すなわち90重量%の活性化合物粒子が超えない径は、典型的には30μm以下、特には20μm以下である。本発明に係るWG又はWP中の有利には少なくとも40重量%、特には少なくとも60重量%の粒子が、5μm以下の直径を有する。
活性化合物以外に、水分散性粉剤又は水分散性粒剤は典型的には、界面活性剤を含み、適切であればさらに、消泡剤、充填剤、結合剤及び固化防止剤も含む。
そのようなWG及びWPでは、活性化合物の量、すなわち結晶変態I及び適切であれば別の活性化合物の総量は、WG/WPの総重量基準で通常は10〜90重量%の範囲、特には20〜75重量%の範囲である。
好ましい界面活性剤は、アニオン系界面活性剤及びノニオン系界面活性剤である。界面活性剤の量は、本発明に係るWG又はWPの総重量基準で通常は0.5〜20重量%、特には1〜15重量%、特に好ましくは1〜10重量%である。好ましくは、界面活性剤は、少なくとも1種のアニオン系界面活性剤及び少なくとも1種のノニオン系界面活性剤を含み、アニオン系界面活性剤:ノニオン系界面活性剤の比は、典型的には10:1〜1:10の範囲である。
アニオン系界面活性剤の例には、アルキルアリールスルホネート類、フェニルスルホネート類、アルキルサルフェート類、アルキルスルホネート類、アルキルエーテルサルフェート類、アルキルアリールエーテルサルフェート類、アルキルポリグリコールエーテルホスフェート類、ポリアリールフェニルエーテルホスフェート類、アルキルスルホスクシネート類、オレフィンスルホネート類、パラフィンスルホネート類、石油スルホネート類、タウライド類、サルコシド類、脂肪酸類、アルキルナフタレンスルホン酸類、ナフタレンスルホン酸類、リグノスルホン酸類、スルホン化ナフタレンとホルムアルデヒド又はホルムアルデヒド及びフェノールそして適切であれば尿素との縮合物、さらにはフェノールスルホン酸、ホルムアルデヒド及び尿素の縮合物、リグノ亜硫酸廃液及びリグノスルホン酸塩類、アルキルホスフェート類、アルキルアリールホスフェート類、例えばリン酸トリスチリル類、さらには例えばポリアクリレート類、無水マレイン酸/オレフィンコポリマー(例えばソカラン(登録商標)CP9、BASF)などのポリカルボキシレート類、上記で言及した物質のアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム及びアミン塩などがある。好ましいアニオン系界面活性剤は、少なくとも1個のスルホネート基を有するもの、特にはそのアルカリ金属塩及びアンモニウム塩である。
ノニオン系界面活性剤の例には、アルキルフェノールアルコキシレート類、アルコールアルコキシレート類、脂肪族アミンアルコキシレート類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、脂肪ポリジエタノールアミド類、ラノリンエトキシレート類、脂肪酸ポリグリコールエステル類、イソトリデシルアルコール、脂肪族アミド類、メチルセルロース、脂肪酸エステル類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールブロックコポリマー類、ポリエチレングリコールアルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル類、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールエーテルブロックコポリマー類(ポリエチレンオキサイド/ポリプロピレンオキサイドブロックコポリマー類)及びそれらの混合物などがある。好ましいノニオン系界面活性剤は、脂肪族アルコールエトキシレート類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、ラノリンエトキシレート類、脂肪酸ポリグリコールエステル類及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドブロックコポリマー類、並びにそれらの混合物である。
特に、本発明に係るWG又はWPは、水系施用形態による製剤の湿潤を改善する少なくとも1種の界面活性剤(湿展剤)及び水系希釈液中での活性化合物粒子の分散を可能とする少なくとも1種の界面活性剤を含む。湿展剤の量は、WG/WPの総重量に基づいて典型的には0.5〜10重量%、特には0.5〜5重量%、特別には0.5〜3重量%の範囲である。分散剤の量は、WG/WPの総重量に基づいて、典型的には0.5〜10重量%、特には2.0〜8重量%である。
好ましい湿展剤は、アニオン性又はノニオン性のものであり、例えばナフタレンスルホン酸類とそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属、アンモニウム塩及びアミン塩、さらには脂肪アルコールエトキシレート類、アルキルポリグリコシド類、グリセリン脂肪酸エステル類、ヒマシ油アルコキシレート類、脂肪酸アルコキシレート類、脂肪族アミドアルコキシレート類、脂肪族ポリジエタノールアミド類、ラノリンエトキシレート類及び脂肪酸ポリグリコールエステル類から選択される。
好ましい分散剤は、アニオン性又はノニオン性のものであり、例えばポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールブロックコポリマー類、ポリエチレングリコールアルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル類、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールエーテルブロックコポリマー類、アルキルアリールホスフェート類、例えばリン酸トリスチリル類、リン酸ナトリウム類、ラウリル硫酸ナトリウム、変性セルロースガム、ポリビニルピロリジノン、リグノスルホン酸類、スルホン化ナフタレン類とホルムアルデヒド又はホルムアルデヒド及びフェノールそして適切であれば尿素との縮合物、さらにはフェノールスルホン酸、ホルムアルデヒド及び尿素の縮合物、リグノ亜硫酸廃液及びリグノスルホネート類、ポリカルボキシレート類、例えばポリアクリレート類、無水マレイン酸/オレフィンコポリマー類(例えばソカラン(登録商標)CP9、BASF)など、そして上記で言及した物質のアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム及びアミン塩などから選択される。
本発明に係るWG又はWPに好適な消泡剤は、例えば、この目的に関して公知の獣脂石鹸(Agnique Soap L、フォーマスター石鹸(Foamaster Soap)L)、長鎖アルコール類、脂肪酸類、有機フッ素化合物及びそれらの混合物である。消泡剤の量は、WG/WPの総重量基準で典型的には0.1〜1重量%である。
本発明に係るWG及びWPに好適な充填剤、結合剤又は追加の分散助剤は典型的には、製剤の残りの部分を構成している。これらは典型的には、例えばカオリン又はアタパルガイトクレー、ヒュームドシリカ若しくは沈降シリカ、珪藻土、硫酸アンモニウム又はケイ酸カルシウムである。
結晶変態Iは、接触及び摂取の両方で効果的である。
本発明の好ましい実施形態によれば、結晶変態Iは土壌処理によって用いられる。土壌処理は、アリ、シロアリ、コオロギ又はゴキブリに対して用いるのに特に好ましい。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ、バッタ又はゴキブリなどの非作物害虫に対する使用に関して、結晶変態Iは餌製剤に製造される。
餌は、液体、固体又は半固体製剤(例:ゲル)であることができる。固体餌は、例えば顆粒、ブロック、スティック、円板などの個々の用途に適した各種の形状及び形態で形成することができる。液体餌は、各種装置に充填して、開口容器、噴霧装置、液滴源又は蒸発源などの適切な施用を確実に行えるようにすることができる。ゲルは、水系又は油系の基材に基づいたものとすることができ、粘性、水分保持又は熟成の特性に関する特定の必要性に対して製剤することができる。
組成物に用いられる餌は、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ、バッタなど又はゴキブリなどの虫が食べるように刺激するように十分に誘因性の製品である。この誘引物質は、摂食刺激剤又はパラ及び/又は性フェロモンから選択することができる。好適な摂取刺激剤は、例えば動物性及び/又は植物性のタンパク質(肉、魚又は血液の飼料、昆虫の部分、コオロギ粉末、卵黄)から、動物及び/又は植物起源の脂肪及びオイルから、あるいは有機の単糖類、オリゴ糖類若しくは多糖類、特にはショ糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、グルコース、デンプン、ペクチン又は糖蜜若しくは蜂蜜から、あるいは硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム若しくは酢酸アンモニウムなどの塩から選択される。果実、穀物、植物、動物、昆虫又はそれらの特定の部分の新鮮又は腐った部分も、摂食刺激剤として役立ち得る。フェロモンは、より昆虫特異的であることが知られている。特異的フェロモンは文献に記載されており、当業者には公知である。
本発明者は、上記殺虫混合物が、施用量の低減、及び/又は高い活性スペクトラム、及び/又はノックダウン活性と長期防除との組み合わせ、及び/又は耐性管理、及び/又は植物の健康促進、の問題を解決することを見出した。
本発明の組成物は、他の有効成分、例えば他の殺虫剤、殺昆虫剤、殺真菌剤、除草剤、硝酸アンモニウム、尿素、カリ及び過リン酸肥料などの肥料、植物毒物質及び植物成長調節剤、薬害軽減剤及び殺線虫剤などを含むこともできる。これらの追加の成分は、順次又は上記組成物と組み合わせて用いることができ、適切であれば使用直前にのみ加えることもできる(タンク混合)。例えば、植物には、他の有効成分で処理する前又は後に、本発明の組成物を噴霧してもよい。
変態Iと、以下で定義する少なくとも1種の殺虫性又は殺真菌性化合物との混合物が、個々の化合物を用いて可能な防除率と比較して害虫及び/又は真菌に対する作用を顕著に高め、並びに/あるいは植物、植物の部分、種子又はそれらの成育場所に施用した場合に植物の健康を改善するために好適であることが見出された。
本発明に係る結晶変態Iとともに用いることができる殺虫性又は殺寄生虫性化合物の下記のリストは、可能な組み合わせを説明するためのものであるが、本発明をいかなる形でも限定するものではない。
A.1.有機(チオ)ホスフェート:
アセフェート、アザメチホス、アジンホス-メチル、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルフェンビンホス、ダイアジノン、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、メチル-パラチオン、メビンホス、モノクロトホス、オキシデメトン-メチル、パラオクソン、パラチオン、フェントエート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホレート、ホキシム、ピリミホス-メチル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリクロルホン;
A.2.カルバメート:
アラニカルブ、アルジカルブ、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、フェノキシカルブ、フラチオカルブ、メチオカルブ、メソミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、トリアザメート;
A.3.ピレスロイド:
アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、α-シペルメトリン、β-シペルメトリン、ζ-シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、イミプロトリン、λ-シハロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリンI及びII、レスメトリン、シラフルオフェン、τ-フルバリネート、テフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン;
A.4.成長調節剤:
(a)キチン合成阻害薬:ベンゾイル尿素類:クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾックス、エトキサゾール、クロフェンタジン(clofentazine);
(b)エクジソン拮抗薬:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、アザジラクチン;
(c)幼若ホルモン様物質:ピリプロキシフェン、メトプレン、フェノキシカルブ;
(d)脂質生合成阻害薬:スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト;
A.5.ニコチン受容体作働薬/拮抗薬化合物:
クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド;下記式Γのチアゾール化合物:
Figure 2010509274
A.6.GABA拮抗薬化合物:
アセトプロール、エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、バニリプロール(vaniliprole)、ピラフルプロール、ピリプロール、下記式Γの5-アミノ-1-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-4-トリフルオロメタンスルフィニル-1H-ピラゾール-3-カルボチオ酸アミド:
Figure 2010509274
A.7.大環状ラクトン系殺虫剤:
アバメクチン、エマメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン(lepimectin)、スピノサド;
A.8.METI I化合物:
フェナザクイン(fenazaquin)、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム;
A.9.METI II及びIII化合物:
アセキノシル、フルアシプリム(fluacyprim)、ヒドラメチルノン;
A.10.脱共役剤化合物:
クロルフェナピル;
A.11.酸化的リン酸化阻害薬化合物:
シヘキサチン、ジアフェンチウロン、酸化フェンブタスズ、プロパルギット;
A.12.脱皮撹乱剤化合物:
シロマジン;
A.13.混合機能オキシダーゼ阻害薬化合物:
ピペロニルブトキシド;
A.14.ナトリウムチャンネル遮断薬化合物:
インドキサカルブ、メタフルミゾン、
A.15.各種:
ベンクロチアズ(benclothiaz)、ビフェナゼート、カルタップ、フロニカミド、ピリダリル、ピメトロジン、硫黄、チオシクラム、フルベンジアミド、シエノピラフェン、フルピラゾホス、シフルメトフェン、アミドフルメト、式Γのアントラニルアミド化合物:
Figure 2010509274
〔式中、
A1はCH3、Cl、Br、Iであり、
XはC-H、C-Cl、C-F又はNであり、
Y’はF、Cl又はBrであり、
Y”は水素、F、Cl又はCF3であり、
B1は水素、Cl、Br、I、CNであり、
B2はCl、Br、CF3、OCH2CF3、OCF2Hであり、
RBは水素、CH3又はCH(CH3)2である。〕;
並びに、JP 2002 284608号、WO 02/89579号、WO 02/90320号、WO 02/90321号、WO 04/06677号、WO 04/20399号、JP 2004 99597号、WO 05/68423号、WO 05/68432号又はWO 05/63694号に記載されているマロノニトリル化合物、特にはマロノニトリル化合物CF2HCF2CF2CF2CH2C(CN)2CH2CH2CF3(2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2CH2(CF2)5CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7-ドデカフルオロ−ヘプチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ−プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2(CH2)2C(CF3)2F(2-(3,4,4,4-テトラフルオロ-3-トリフルオロメチル-ブチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2(CH2)2(CF2)3CF3(2-(3,3,4,4,5,5,6,6,6-ノナフルオロ-ヘキシル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF2H(CF2)3CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2,2-ビス-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-ペンチル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2CH2(CF2)3CF3(2-(2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナフルオロ-ペンチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CF2)2CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロ-ブチル)-2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-ペンチル)-マロノニトリル)及びCF3CF2CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-ペンチル)-2-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)。
群Aの市販の化合物は、刊行物の中でも特にThe Pesticide Manual, 13th Edition, British Crop Protection Council (2003)に記載されている。式Γのチオアミド類及びそれらの製造については、WO98/28279号に記載されている。レピメクチンは、文献(Agro Project, PJB Publications Ltd, November 2004)から公知である。ベンクロチアズ及びその製造は、EP-A1 454621に記載されている。メチダチオン及びパラオキソン並びにそれらの製造については、文献(Farm Chemicals Handbook, Volume 88, Meister Publishing Company, 2001)に記載されている。アセトプロール及びその製造については、WO98/28277号に記載されている。メタフルミゾン及びその製造については、EP-A1 462456に記載されている。フルピラゾホスは、文献(Pesticide Science 54, 1988, p.237-243)及び米国特許第4822779号に記載されている。ピラフルプロール及びその製造は、JP2002193709及びWO01/00614号に記載されている。ピリプロール及びその製造は、WO98/45274号及び米国特許第6335357号に記載されている。アミドフルメト及びその製造は、米国特許第6221890号及びJP21010907に記載されている。フルフェネリム及びその製造は、WO03/007717号及びWO03/007718号に記載されている。シフルメトフェン及びその製造は、WO04/080180号に記載されている。式Γのアントラニルアミド類及びそれらの製造については、WO01/70671号;WO02/48137号;WO03/24222号;WO03/15518号;WO04/67528号;WO04/33468号;及びWO05/118552号に記載されている。マロノニトリル化合物CF2HCF2CF2CF2CH2C(CN)2CH2CH2CF3(2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2CH2(CF2)5CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7-ドデカフルオロ-ヘプチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ−プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2(CH2)2C(CF3)2F(2-(3,4,4,4-テトラフルオロ-3-トリフルオロメチル-ブチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2(CH2)2(CF2)3CF3(2-(3,3,4,4,5,5,6,6,6-ノナフルオロ-ヘキシル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF2H(CF2)3CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2,2-ビス-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-ペンチル)-マロノニトリル)、CF3(CH2)2C(CN)2CH2(CF2)3CF3(2-(2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナフルオロ-ペンチル)-2-(3,3,3-トリフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)、CF3(CF2)2CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロ-ブチル)-2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-ペンチル)-マロノニトリル)及びCF3CF2CH2C(CN)2CH2(CF2)3CF2H(2-(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ−ペンチル)-2-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-プロピル)-マロノニトリル)はWO05/63694号に記載されている。
本発明に係る結晶変態Iと一緒に使用することができる殺真菌性化合物の下記リストは、可能な組み合わせを例示することを目的とするものであるが、いかなる形でも限定するものではない。
好ましいものは、化合物Iとしての変態Iを含有する二元混合物である。
好ましくは、化合物Iとしての変態I、化合物IIA、及び化合物IIBを含有する三元混合物である。
好ましくは、化合物Iとしての変態I、化合物IIA、並びに2つの化合物IIB1及びIIB2をそれぞれ含有する四元混合物である。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、アゾール類、すなわちシプロコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメノール、トリアジメホン、トリチコナゾール、シアゾファミド、イマザリル、プロクロラズ、トリフルミゾール、ベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール、エタボキサム及びヒメキサゾールを含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、ストロビルリン類、すなわちアゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミソストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、メチル (2-クロロ-5-[1-(3-メチルベンジルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバメート、メチル (2-クロロ-5-[1-(6-メチルピリジン-2-イルメトキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバメート、及びメチル 2-(オルト-((2,5-ジメチルフェニルオキシメチレン)フェニル)-3-メトキシアクリレートを含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、以下を含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である:カルボキサミド類、すなわちボスカリド、カルボキシン、ベナラキシル、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、メタラキシル、メフェノキサム(メタラキシル-M)、オフレース、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、チアジニル、ジメトモルフ、フルオピコリド(ピコベンズアミド)、ジクロシメット、N-(4’-ブロモビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾール-5-カルボキサミド、N-(4’-トリフルオロメチルビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾール-5-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-3’-フルオロビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾール-5-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4'-ジクロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド、3,4-ジクロロ-N-(2-シアノフェニル)イソチアゾール-5-カルボキサミド、N-(2',4'-ジフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4'-ジクロロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4'-ジフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4'-ジクロロ-ビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',5'-ジフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',5'-ジクロロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',5'-ジフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',5'-ジクロロビフェニル-2-イル)-3-ジ-フルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',5'-ジフルオロ-ビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',5'-ジクロロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',5'-ジフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',5'-ジクロロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3'-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロ-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3'-クロロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3'-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3'-クロロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-クロロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロ-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロ-メチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-クロルビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2'-フルオロ-4'-クロロ-5'-メチルビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3',4',5'-トリ-フルオロビフェニル-2-イル)-3-クロロフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]-1-メチル-3-トリフルオロ-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロポキシ)-フェニル]-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(2-クロロ-1,1,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(2-クロル-1,1,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(1,1,2,2-テトラ-フルオロエトキシ)フェニル]-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル]-1-メチル-3-トリフルオロ-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4'-(トリフルオロメチルチオ)ビフェニル-2-イル)-3-ジ-フルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4'-(トリフルオロメチル-チオ)ビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、及び5-フルオロ-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸 [2-(1,2-ジメチル-プロピル)-フェニル]-アミド。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、以下を含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である:複素環式化合物、すなわちピリメタニル、フェンピクロニル、フルジオキソニル、アルジモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、トリデモルフ、イプロジオン、プロシミドン、ファモキサドン、フェナミドン、オクチリノン、プロベナゾール、ジクロメジン、ピロキロン、プロキナジド、トリシクラゾール、カプタホール、カプタン、ダゾメット、フェノキサニル、キノキシフェン、5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン、6-(3,4-ジクロロ-フェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-(4-tert-ブチルフェニル)-5-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-(3,5,5-トリメチル-ヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-メチル-5-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-エチル-5-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-エチル-6-(3,5,5-トリメチル-ヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-プロピル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、5-メトキシメチル-6-オクチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、6-オクチル-5-トリフルオロメチル-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン、及び5-トリフルオロメチル-6-(3,5,5-トリメチル-ヘキシル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミン。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、カルバメート類、すなわちマンコゼブ、マネブ、メタム、メチラム、フェルバム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;ジエトフェンカルブ、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、及びメチル 3-(4-クロロフェニル)-3-(2-イソプロポキシカルボニルアミノ-3-メチルブチリルアミノ)プロパノエートを含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である。
特に好ましくは、化合物Iとしての変態Iと、グアザチン;ストレプトマイシン、バリダマイシンA;ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン;ジチアノン、イソプロチオラン;フェンチン(fentin)塩、例えば酢酸フェンチン;エジフェンホス、イプロベンホス、ホセチル、ピラゾホス、クロロタロニル、ジクロフルアニド、フルスルファミド、フタリド、キントゼン、チオファネートメチル、トリフルアニド;酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;シフルフェナミド、シモキサニル、ジメチリモール、エチリモール、フララキシル、メトラフェノン、及びスピロキサミンを含むリストから選択される殺真菌性化合物IIAとを含有する二元混合物である。
上述した活性化合物IIA、それらの製造及びそれらの有害な真菌に対する活性は一般的に公知であり(http://www.hclrss.demon.co.uk/index.html参照)、市販されている。IUPACに従って命名された化合物、それらの製造及びそれらの殺真菌活性も同様に、EP-A 12 01 648、EP-A 226 917、WO 98/46608号、WO 99/24413号、WO 2004/049804号、WO 2003/066609号、WO 2003/053145号、WO 2003/14103号、EP-A 10 35 122、EP-A 10 28 125、EP-A 71 792、EP-A 141 317、WO 2003/009687号、WO 05/087771号、WO 2005/087772号、WO 2005/087773号、WO 2006/087325号、WO 2006/087325号、WO 2006/092428号、WO 2006/092428号、WO 2006/087343号、WO 2001/42223号、WO 2005/34628号、WO 2005/123689号、WO 2005/123690号、WO 2006/120219号、PCT/EP2006/064991号、WO 2007/017450号、及びEP出願番号06123463.9から公知である。
それらの意図する用途に関して、化合物Iとしての変態Iの以下の三元及び四元混合物が特に好ましい。
表1
化合物IIAがトリフロキシストロビンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表2
化合物IIAがアゾキシストロビンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表3
化合物IIAがピラクロストロビンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表4
化合物IIAがボスカリドであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表5
化合物IIAがメタラキシルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表6
化合物IIAがメタラキシル-Mであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表7
化合物IIAがシプロコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表8
化合物IIAがエポキシコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表9
化合物IIAがフェンブコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表10
化合物IIAがフルキンコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表11
化合物IIAがフルトリアホールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表12
化合物IIAがイプコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表13
化合物IIAがメトコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表14
化合物IIAがプロピコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表15
化合物IIAがプロチオコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表16
化合物IIAがテブコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表17
化合物IIAがトリアジメノールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表18
化合物IIAがトリチコナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表19
化合物IIAがイマザリルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表20
化合物IIAがプロクロラズであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表21
化合物IIAがカルベンダジムであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表22
化合物IIAがチアベンダゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表23
化合物IIAがエタボキサムであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表24
化合物IIAがヒメキサゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表25
化合物IIAがピリメタニルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表26
化合物IIAがフルジオキソニルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表27
化合物IIAがアルジモルフであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表28
化合物IIAがドデモルフであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表29
化合物IIAがフェンプロピモルフであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表30
化合物IIAがイプロジオンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表31
化合物IIAがカプタンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表32
化合物IIAがフェノキサニルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表33
化合物IIAがプロベナゾールであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表34
化合物IIAがマンコゼブであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表35
化合物IIAがメチラムであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
表36
化合物IIAがチラムであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表37
化合物IIAがジラムであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表38
化合物IIAがグアザチンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表39
化合物IIAがチオファネートメチルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表40
化合物IIAがクロロタロニルであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物
表41
化合物IIAがメトラフェノンであり、各場合における化合物IIB1及びIIB2の組み合わせが表Qの列に対応する混合物。
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結晶変態I及び群A.1〜A.15の1種以上の化合物は通常、500:1〜1:100、好ましくは20:1〜1:50、特には5:1〜1:20の重量比で施用される。
同じ好ましい混合物の施用はまた、変態Iと殺真菌性化合物IIAとの組み合わせに当てはまる。化合物IIBは通常、変態Iと100:1〜1:100の比で組み合わせる。
所望の効果に応じて、本発明に係る混合物の施用量は、5g/ha〜2000g/ha、好ましくは50〜1500g/ha、特には50〜750g/haである。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、卵、幼虫、蛹及び成虫などのいずれか及び全ての発達段階に施用することができる。害虫は、標的の害虫、それの食料源、生息場所、繁殖地又はその場所(locus)を殺虫有効量の本発明に係る結晶変態I、混合物又は組成物と接触させることで防除することができる。
「場所(locus)」とは、害虫が成長しているか又は成長可能な植物、種子、土壌、区域、材料又は環境を意味する。
一般に、「殺虫有効量」とは、壊死、死亡、成長遅延、予防及び除去、破壊その他の標的生物の発生及び活動を低減する効果を含む、成長に対して観察可能な効果を達成するのに必要な本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物の量を意味する。殺虫有効量は、本発明で使用される各種混合物/組成物で変動し得るものである。混合物/組成物の殺虫有効量は、所望の殺虫効果及び期間、気候、標的の生物種、場所、施用形態などの一般的な条件に応じても変動する。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、植物又はその植物が生長する土壌若しくは水との接触を含み、昆虫、ダニ又は線虫による攻撃又は感染から植物を保護するために用いることもできる。
本発明の文脈において、植物という用語は、植物全体、その植物の一部又はその植物の繁殖材料、すなわち種子又は苗を指す。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物で処理可能な植物には、全ての遺伝子操作植物又はトランスジェニック植物、例えば遺伝子工学的方法などの育種によって除草剤若しくは殺真菌剤若しくは殺昆虫剤の作用を耐容する作物、又は既存の植物と比較して改変された特性を有しており、例えば従来の育種法及び/若しくは突然変異発生若しくは組換え手順によって作出することができる植物などがある。
本発明の混合物及び組成物の中には全身作用を持つものがあることから、葉害虫に対する植物苗条の保護並びに土壌害虫に対する種子及び根の処理に用いることができる。種子処理という用語は、当業界で公知の全ての好適な種子処理技術を含むものであり、それには種子粉衣、種子コーティング、種子散粉、種子浸漬、種子膜コーティング、種子多層コーティング、種子の外皮被覆、種子滴下及び種子ペレット化などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明はさらに、本発明に係る結晶変態I又は混合物若しくは組成物でコーティングした又はそれを含む種子をも包含するものである。
種子という用語は、真正種子、種子片、吸枝、球茎、球根、果実、塊茎、穀粒、切り枝、切り出したシュートなど(これらに限定されるものではない)の全ての種類の種子及び植物繁殖体を包含するものであり、好ましい実施形態では真正種子を意味するものである。
好適な種子は、穀類、根菜類、油料作物、野菜、スパイス、装飾作物の種子、例えばデュラム及び他の小麦、大麦、カラス麦、ライ麦、トウモロコシ(飼料トウモロコシ及びシュガートウモロコシ(sugar maize)/スイートコーン及び飼料用トウモロコシ)、大豆、油料作物、アブラナ類、綿、ヒマワリ類、バナナ類、米、アブラナ、菜花、甜菜、飼料用ビート、ナス類、ジャガイモ類、草、芝、芝生、牧草、トマト類、リーキ類、カボチャ/スカッシュ、キャベツ、アイスバーグレタス、胡椒、キウリ類、メロン類、アブラナ種、メロン類、豆類、エンドウマメ類、ニンニク、タマネギ類、ニンジン類、ジャガイモ類などの塊茎植物、サトウキビ、タバコ、ブドウ類、ペチュニア類、ゼラニウム/テンジクアオイ類、パンジー類及びホウセンカの種子である。
さらに、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、育種、突然変異及び/又は遺伝子工学的方法によって除草剤又は殺真菌剤又は殺昆虫剤又は殺線虫剤の作用を耐容する植物からの種子の処理に用いることもできる。
例えば、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、スルホニル尿素類(EP-A-0257993、米国特許第5,013,659号)、イミダゾリノン類(例えば米国特許第6,222,100号、WO 01/82685号、WO 00/26390号、WO 97/41218号、WO 98/02526号、WO 98/02527号、WO 04/106529号、WO 05/20673号、WO 03/14357号、WO 03/13225号、WO 03/14356号、WO 04/16073号参照)、グルホシネート型(例えばEP-A-242236、EP-A-242246参照)又はグリホセート型(例えばWO92/00377号参照)からなる群からの除草剤に対して耐性であるトランスジェニック作物、あるいはシクロヘキサジエノン/アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤(米国特許第5,162,602号、米国特許第5,290,696号、米国特許第5,498,544号、米国特許第5,428,001号、米国特許第6,069,298号、米国特許第6,268,550号、米国特許第6,146,867号、米国特許第6,222,099号、米国特許第6,414,222号)の群から選択される除草剤に対して耐性である植物、あるいは植物をある種の害虫に対して抵抗性とするバチルス・チューリンゲンシス毒素(Btトキシン)を産生する能力を有する綿などのトランスジェニック作物植物(EP-A-142924、EP-A-193259)で用いることができる。
さらに、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、例えば従来の育種法及び/又は突然変異の形成又は組換え法によって作出することができる、既存の植物と比較して改変された特性を有する植物からの種子の処理にも用いることができる。例えば、植物で合成されるデンプンを改変する目的での作物植物の組換え改変(例:WO92/11376号、WO92/14827号、WO91/19806号)又は改変された脂肪酸組成を有するトランスジェニック作物植物(WO91/13972号)について、多くの事例が報告されている。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物の種子処理施用は、植物の播種前又は植物の発芽前に、種子に噴霧又は散粉することで行う。
種子の処理において、有効量の本発明に係る結晶変態I、混合物又は組成物で種子を処理することで、相当する製剤の施用を行う。この場合、結晶変態Iの施用量は、0.1g〜10kg/種子100kg、好ましくは1g〜5kg/種子100kg、特には1g〜2.5kg/種子100kgである。レタス及びタマネギなどの特定の作物の場合、施用量はそれより高くなる場合がある。
本発明に係る混合物及び組成物は、接触(土壌、草、壁、蚊帳、カーペット、植物部分又は動物部分を介して)及び摂取(餌又は植物部分)の両方を介して、さらには栄養交換及び移動を介して有効となる。
好ましい施用法は、水体に、土壌、ひび割れ及びすき間、牧場、堆肥層、下水道を介して、水中に、床、壁上に、あるいは周囲への噴霧施用及び餌によるものである。
本発明の別の好ましい実施形態において、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ、バッタ又はゴキブリなどの非作物害虫に対する使用に関して、本発明に係る混合物及び組成物は餌製剤に製造される。
餌は、液体、固体又は半固体製剤(例:ゲル)であることができる。混合物/組成物で用いられる餌は、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギなど又はゴキブリなどの虫が食べるように刺激するように十分に誘因性の製品である。この誘引物質は、当業界では容易に知られる摂食刺激剤又はパラ及び/又は性フェロモンから選択することができる。
本発明の混合物及びその個々の組成物を用いて昆虫によって伝染する感染性疾患(例:マラリア、デング熱及び黄熱病、リンパ管フィラリア症及びリーシュマニア症)を制御する方法は、小屋及び家の表面の処理、空中噴霧並びにカーテン、テント、衣料品、蚊帳、ツエツエハエ罠などの含浸をも含む。繊維、ファブリック、ニット製品、不織布、網材料又はホイル及び防水布への施用のための殺虫剤組成物は好ましくは、本発明の混合物、適宜に忌避剤及び少なくとも1種の結合剤を含む組成物を包含する。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、樹木、板塀、枕木などの木製材料及び家、納屋、工場などの建造物だけでなく、建設材料、家具、皮革、繊維、ビニル製品、電気コード及びケーブル等を、アリ及び/又はシロアリから保護したり、作物又は人間にアリやシロアリが害を及ぼさないようにする(例えば、害虫が家屋や公共施設に侵入する場合)ために用いることができる。
土壌処理又は害虫が生息している場所若しくは巣への施用の場合、有効成分の量は、0.0001〜500g/100m2、好ましくは0.001〜20g/100m2の範囲である。
材料保護における一般的な施用量は、例えば活性化合物0.01g〜1000g/被処理材料m2、望ましくは0.1g〜50g/m2である。
材料の含浸に用いられる殺虫剤組成物は典型的には、0.001〜95重量%、好ましくは0.1〜45重量%、より好ましくは1〜25重量%の少なくとも1種の忌避剤及び/又は殺虫剤を含む。
餌組成物で用いる場合、有効成分の典型的な含有量は、0.0001重量%〜15重量%、望ましくは0.001重量%〜5重量%の活性化合物である。使用される組成物は、活性材料の溶媒、香味剤、保存剤、色素又は苦み剤などの他の添加剤を含むこともできる。その誘引性は、特殊な色、形状又は質感によっても高められ得る。
噴霧組成物で使用する場合、有効成分の含有量は、0.001〜80重量%、好ましくは0.01〜50重量%、最も好ましくは0.01〜15重量%である。
作物植物の処理での使用においては、有効成分の施用量は、0.1g〜4000g/ha、望ましくは25g〜600g/ha、より望ましくは50g〜500g/haの範囲とすることができる。
害虫による侵入及び感染に対してヒトなどの温血動物並びに魚を治療、制御、予防及び保護する上で好適な混合物を提供することも本発明の目的である。動物及び/又はヒトの体表又は体内での害虫防除で遭遇し得る問題は、冒頭部分で説明したものと同様であり、すなわち施用量の低減の必要性、及び/又は高い活性スペクトラム、及び/又はノックダウン活性と長期防除との組み合わせ、及び/又は耐性管理である。
本発明はさらに、ノミ目、膜翅目、半翅目、直翅目、ダニ目、シラミ目及び双翅目の害虫による侵入及び感染に対してヒトを含む温血動物及び魚を治療、制御、予防及び保護する方法であって、前記動物に対して、殺虫有効量の本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物を経口、局所又は非経口で投与又は施用するステップを有する方法をも提供する。
本発明はさらに、ノミ目、膜翅目、半翅目、直翅目、ダニ目、シラミ目及び双翅目の害虫による侵入及び感染に対して温血動物及び魚を治療、制御、予防及び保護するための組成物であって、殺虫有効量の本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物を含む組成物の製造方法を提供する。
上記の方法は、ウシ、ヒツジ、ブタ、ラクダ、シカ、ウマ、家禽、ヤギ、イヌ及びネコ並びにヒトなどの温血動物での侵入及び感染を制御及び予防する上で特に有用である。
シラミ、ハジラミ、マダニ、ヒツジバエ(nasalbots)、ヒツジシラミバエ、サシバエ、キンバエ、ハエ、ハエウジ(myiasitic fly larvae)、ツツガムシ、ブヨ、カ及びノミなど(これらに限定されるものではない)の温血動物及び魚への侵入は、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物によって制御、予防又は消失させることができる。
温血動物への経口投与の場合、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、動物飼料、動物飼料プレミックス、動物飼料濃縮物、丸薬、液剤、ペースト、懸濁液、水薬、ゲル、錠剤、ボーラス及びカプセルとして製剤することができる。さらに、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、飲料水中にて動物に投与することができる。経口投与の場合、選択される投与量は、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物を0.01mg/kg〜100mg/kg動物体重/日で動物に提供すべきである。
あるいは、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、非経口的に、例えば第一胃内、筋肉内、静脈内又は皮下の注射によって動物に投与することができる。本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、皮下注射用に生理的に許容される担体中に分散又は溶解させることができる。あるいは、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、皮下投与用にインプラントに製剤することができる。さらに、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、動物に対して経皮的に投与することができる。非経口投与の場合、選択される投与量は、本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物を0.01mg/kg〜100mg/kg動物体重/日で動物に提供すべきである。
本発明に係る結晶変態I、混合物及び組成物は、浸漬液、ダスト、粉剤、カラー、円形飾り、噴霧剤、スポット-オン(spot-on)及びポア−オン(pour-on)製剤の形態で動物に局所施用することもできる。局所施用の場合、浸漬液及び噴霧剤は、通常は0.5ppm〜5000ppm、好ましくは1ppm〜3000ppmの結晶変態Iを含む。さらに、結晶変態Iは、動物用の耳タグとして、特にはウシ及びヒツジなどの四肢動物用の耳タグとして製剤することができる。
下記の図及び実施例は本発明を説明する上で役立つものであって、本発明を限定するものと理解すべきではない。
製造例
以下の製造手順の全ては、WO 01/30760号に記載された手順に従って70℃〜35℃の温度でモノクロロベンゼン/エタノール(結晶化開始のエタノールの重量%:13%)の溶媒混合物から生成物の最終結晶化を行って得られた固体フィプロニルの2つのサンプルを出発物質として用いて実施した。X線粉末回折図試験において、この固体形態は、いくつかの結晶変態の混合物の結晶性フィプロニルであると証明された。この混合物は、結晶変態I及び結晶変態Vからなると特性決定され、同時係属中の特許出願において初めて特定され、記載された。変態I及び変態Vの単結晶データからシミュレーションしたX線粉末回折図パターンを用いたTopasプログラムによる最小二乗精密化は、これら2つの実施例サンプルにおいて、形態Iの割合が30%〜70%で変動することを示す。2つのサンプルのX線粉末回折図を図3に示す。
出発物質として用いる固体フィプロニルのサンプルに関係なく、以下に示す実施例で記載する結晶化の手順では同じ本発明の変態Iが生じた。
実施例1:メタノールからの結晶化による変態Iの調製
化学純度約96重量%の結晶性フィプロニル1 gを丸底フラスコ中で48〜52℃において25mlのメタノールに溶解した。この溶液をこの温度に維持し、溶媒を穏やかな不活性N2ガス流を用いてゆっくりとエバポレートした。溶媒が蒸発するように一晩放置し、その後、結晶性フィプロニルの乾燥生成物を20〜25℃に冷却し、分析した。結晶化収量>95%、融点:195℃。得られた物質は、以下の表2に示す反射を有する図1に示すX線粉末回折図を有した。
実施例2:イソプロパノールからの結晶化による変態Iの調製
化学純度約96重量%の結晶性フィプロニル1 gを65〜70℃において還流しながら25 gのイソプロパノールに溶解した。混合物を65〜70℃で、全ての物質が完全に溶解するまで撹拌し、その後撹拌を停止した。加熱を除いて、溶液を1〜5K/分の速度で20〜25℃まで冷却し、フラスコを開口したままにして溶媒を1週間かけて20〜25℃においてゆっくりと蒸発させた。その後溶媒は完全に蒸発した。結晶化収量>95%、融点:194℃。得られた物質は、以下の表2に示す反射を有する図1に示すX線粉末回折図を有した。
実施例3:エタノールからの結晶化による変態Iの調製
化学純度約96重量%の結晶性フィプロニル1 gを65℃〜70℃において還流しながら25 gのエタノールに溶解した。混合物を65〜70℃で、全ての物質が完全に溶解するまで撹拌し、その後撹拌を停止した。加熱を除いて、溶液を1〜5K/分の速度で20〜25℃まで冷却し、フラスコを開口したままにして溶媒を20〜25℃においてゆっくりと蒸発させた。結晶化収量>95%、融点:196℃。得られた物質は、以下の表2に示す反射を有する図1に示すX線粉末回折図を有した。
実施例4:エチルベンゼンからの結晶化による変態Iの調製
化学純度98重量%を超えるフィプロニル0.61 gを15mlのエチルベンゼンに懸濁した。撹拌を行い、懸濁液を140℃まで加熱して、透明溶液を得た。加熱を除いて、溶液を冷却速度-1K/分で25℃まで冷却した。撹拌(700rpm)をこの冷却段階全体で行った。結晶化は76〜70℃で開始したことが検出された。固形生成物をろ過し、ろ紙上で一晩乾燥させ、続いてPXRDにより分析して、図1に示すX線粉末回折図を得た。
実施例5:ジイソプロピルベンゼン(m-及びp-ジイソプロピルベンゼンの比2:1の混合物)からの結晶化による変態Iの調製
化学純度98重量%を超えるフィプロニル1.0 gを10 mlのジイソプロピルベンゼンに懸濁した。撹拌を行い、懸濁液を150℃まで加熱して、透明溶液を得た。加熱を除いて、溶液を冷却速度-1K/分で25℃まで冷却した。撹拌(700rpm)をこの冷却段階全体で行った。結晶化は138〜130℃で開始したことが検出された。固形生成物をろ過し、ろ紙上で一晩乾燥させ、続いてPXRDにより分析して、図1に示すX線粉末回折図を得た。
実施例6:n-ブチルベンゼンからの結晶化による変態Iの調製
化学純度98重量%を超えるフィプロニル1.0 gを10 mlのn-ブチルベンゼンに懸濁した。撹拌を行い、懸濁液を150℃まで加熱して、透明溶液を得た。加熱を除いて、溶液を冷却速度-1K/分で25℃まで冷却した。撹拌(700rpm)をこの冷却段階全体で行った。結晶化は138〜130℃で開始したことが検出された。固形生成物をろ過し、ろ紙上で一晩乾燥させ、続いてPXRDにより分析して、図1に示すX線粉末回折図を得た。
実施例7:CF 3 -ベンゼンからの結晶化による変態Iの調製
化学純度98重量%を超えるフィプロニル1.0 gを8 mlのCF3-ベンゼンに懸濁した。撹拌を行い、懸濁液を130℃まで加熱して、透明溶液を得た。加熱を除いて、溶液を冷却速度-1K/分で25℃まで冷却した。撹拌(700rpm)をこの冷却段階全体で行った。結晶化は105〜95℃で開始したことが検出された。固形生成物をろ過し、ろ紙上で一晩乾燥させ、続いてPXRDにより分析して、図1に示すX線粉末回折図を得た。
実施例8:アセトニトリルからの結晶化による変態Iの調製
化学純度約96重量%の結晶性フィプロニル1 gを20℃〜25℃において15 mlのイソプロパノールに溶解し、透明溶液を得た。溶液を開口フラスコ中で約10日間放置してエバポレートした。得られた結晶固体をろ紙上で一晩放置して乾燥させた。得られた物質は、以下の表2に示す反射を有する図1に示すX線粉末回折図を有する。
実施例9:水の添加によるDMSOからの結晶化による変態Iの調製
化学純度98重量%を超えるフィプロニル0.6 gを10ml試験管中で20℃〜25℃において2 mlのDMSOに溶解した。この溶液を撹拌し、4mlの水を一度に加えた。水の添加直後に生成物が結晶化した。この溶液を20〜25℃で1時間撹拌した。固形物をろ過し、ろ紙上で一晩放置して乾燥させた。固形物をPXRDにより分析して、図1に示すX線粉末回折図を得た。
Figure 2010509274
分析:
図1に示したX線粉末回折図は、25℃でのCu-Kα放射線を用いて0.02°ずつ増加させながら2θ=2°〜60°の範囲の反射配置でシーメンス(Siemens)D-5000回折計(製造者:ブルカー(Bruker)AXS)を用いて記録した。観察された2θ値を用いて、記載の格子面間隔dを計算した。図1において、ピーク強度(y軸:カウントとしての線形強度)を、2θ角度(角度2θとしてのx軸)に対してプロットしてある。
単結晶X線回折データは、グラファイトCu放射線を用いてBruker AXS CCD検出器において採集した。構造は、直接方法を用いて解像し、SHELXソフトウエアパッケージ(G.M. Sheldrick, SHELX-97, Universitat Gottingen, 1997)でフーリエ法を用いることにより精密化し、展開した。吸収補正はSADABSソフトウエアを用いて実施した。
本明細書で示す融点は、Mettlerホットステージと光学顕微鏡の組み合わせで測定した値を指し、平衡融点を表す。
DSCは、Mettler Toledo DSC 822eモジュールにおいて行った。母液から採取した結晶を、ろ紙上にブロットして乾燥させ、DCS実験のために、圧着(crimped)されているが通気しているアルミニウムサンプルパンに配置した。各場合のサンプルサイズは4〜6 mgとした。温度範囲は典型的には加熱速度5℃/分で30℃〜250℃とした。サンプルは、DSC実験のために150ml/分で流れる窒素流でパージした。
核形成の温度の影響及び結晶最終生成物の変態への結晶化の開始の検討は、Polyblock(HEL Ltd.製)を用いて行った。マルチリアクター結晶化システムにより、結晶化プロセス、及びHELによる特別な反射率濁度プローブによる濁度の変化のモニターが可能となる。加熱/冷却マントル及びサーモスタット「Julabo FP 50」、並びに濁度プローブは、PCを用いて制御した。

Claims (37)

  1. 中心対称性の空間群C2/cを有する単斜晶系で存在するフィプロニルの結晶変態I。
  2. 30℃でのX線粉末回折図において、下記の反射:
    (1)d=7.45±0.1Å
    (2)d=6.07±0.07Å
    (3)d=5.57±0.05Å
    (4)d=4.84±0.05Å
    (5)d=3.76±0.05Å
    (6)d=3.67±0.05Å
    (7)d=3.23±0.05Å
    (8)d=3.01±0.05Å
    (9)d=2.77±0.05Å
    のうちの少なくとも5つを示すフィプロニルの結晶変態I。
  3. 196〜198℃の範囲の融点を有する、請求項1又は2記載の結晶変態I。
  4. 少なくとも98重量%のフィプロニル含有量を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の結晶変態I。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態Iと、結晶変態Iとは異なる形態のフィプロニルとを含む固体フィプロニル。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態Iを少なくとも85重量%で含む、請求項5記載の固体フィプロニル。
  7. (i)結晶変態Iとは異なる固体形態のフィプロニルの、少なくとも1種のアルコールA1、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、若しくは少なくとも1種のベンゼン誘導体B1を含む溶媒S中の溶液を調製するステップ;
    (ii)フィプロニルの結晶化を行うステップ;並びに
    (iii)得られた沈澱を単離するステップ
    を含み、アルコールA1が、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、2-ブタノール、又はtert-ブタノールから選択され、ベンゼン誘導体B1が、ハロゲン、シアノ、C1-C6-アルキル、C1-C6-アルコキシ、ハロゲンメチル及びニトロから選択される1以上の基で置換されていてもよいベンゼンから選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態Iの製造方法。
  8. ステップ(i)において、溶媒Sが、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、2-ブタノール、又はtert-ブタノールから選択される、請求項7記載の方法。
  9. ステップ(i)において、溶媒Sが、エチルベンゼン、n-プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン、n-ブチルベンゼン、tert-ブチルベンゼン、s-ブチルベンゼン、イソ-ブチルベンゼン、CF3-ベンゼン、2-クロロトルエン、3-クロロトルエン及びメシチレンから選択される、請求項7記載の方法。
  10. ステップ(i)において、溶媒Sが、
    (a)純粋なアルコールA1、
    (b)異なるアルコールA1の混合物、及び
    (c)1種以上のアルコールA1と水との混合物
    から選択される、請求項7又は8記載の方法。
  11. ステップ(i)において、溶媒Sが、
    (d)純粋なアセトニトリル、
    (e)アセトニトリルと、水及び/又は1種以上の極性溶媒Pとの混合物、
    (f)純粋なDMSO、
    (g)DMSOと、水及び/又は1種以上の極性溶媒Pとの混合物、
    (h)純粋なベンゼン誘導体B1、
    (i)1種以上のベンゼン誘導体B1と、1種以上のアルコールA1との混合物、並びに
    (j)1種以上のベンゼン誘導体B1と、1種以上の極性溶媒Pとの混合物
    から選択され、極性溶媒Pが、メタノール、エタノール、プロパン-1-オール、プロパン-2-オール、ブタン-1-オール、ブタン-2-オール、tert-ブタノール、2-メチル-プロパン-1-オール、2-メチル-プロパン-2-オール、ペンタン-3-オール、2-メチルブタン-1-オール、3-メチルブタン-1-オール、1,2-エタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、シクロヘキサノール、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、ブタノン、ペンタン-2-オン、ペンタン-3-オン、4-メチル-2-ペンタノン、3-メチル-ブタン-2-オン、3,3-ジメチル-2-ブタノン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸N-ブチル、酢酸イソブチル、炭酸ジエチル、酢酸2-ブトキシエチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、2-メチル-テトラヒドロフラン、メチル-tert-ブチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ニトロメタン及びニトロエタンから選択される、請求項7又は9に記載の方法。
  12. アルコールA1がメタノールである、請求項7、8又は10記載の方法。
  13. アルコールA1がエタノールである、請求項7、8又は10記載の方法。
  14. アルコールA1がイソプロパノールである、請求項7、8又は10記載の方法。
  15. 溶媒Sが、メタノールと水との混合物であり、水の含有量が25重量%を超えない、請求項7、8又は10記載の方法。
  16. ベンゼン誘導体B1がエチルベンゼンである、請求項7、9又は11記載の方法。
  17. ベンゼン誘導体B1がプロピルベンゼンである、請求項7、8又は11記載の方法。
  18. ベンゼン誘導体B1がブチルベンゼンである、請求項7、9又は11記載の方法。
  19. ベンゼン誘導体B1がCF3-ベンゼンである、請求項7、9又は11記載の方法。
  20. ステップ(ii)において、フィプロニルの結晶化を、ステップ(i)で得られた溶液の濃縮により行う、請求項7〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. ステップ(ii)を、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態Iのシード結晶の存在下で行う、請求項7〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 活性成分として、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I、及び1種以上の殺虫性又は殺寄生虫性化合物を含む、相乗的な殺虫又は殺寄生虫混合物。
  23. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項15記載の混合物、並びに殺虫又は殺寄生虫のために許容される担体及び/又は補助剤を含む、殺虫又は殺寄生虫組成物。
  24. 水系懸濁液濃縮物の形態である、請求項23記載の組成物。
  25. 水分散性粒剤の形態である、請求項23記載の組成物。
  26. 水分散性粉剤の形態である、請求項23記載の組成物。
  27. 害虫防除のための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  28. 害虫又はその食料源、生息場所、繁殖地若しくはその場所を、殺虫有効量の請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物と接触させるステップを含む、害虫の防除方法。
  29. 植物の葉又は茎に、殺虫有効量の請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物を施用するステップを含む、害虫による侵入及び攻撃から植物を保護する方法。
  30. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物を5g/ha〜2000g/haの量で施用する、請求項21又は22記載の方法。
  31. 前記害虫が、昆虫、クモ形類又は植物線虫である、請求項27記載の使用又は請求項28〜30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 殺虫有効量の、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物と種子を接触させるステップを含む、種子の保護方法。
  33. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物を0.1g〜10kg/種子100kgの量で施用する、請求項32記載の方法。
  34. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物を0.1g〜10kg/種子100kgの量で含む種子。
  35. 動物の体内及び体表における寄生虫を駆除するための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  36. 殺寄生虫有効量の請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物を、動物に対して経口、局所若しくは非経口的に投与又は施用するステップを含む、寄生虫による侵入又は感染に対して動物を治療、制御、予防又は保護する方法。
  37. 殺寄生虫有効量の請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶変態I又は請求項5若しくは6記載の固体フィプロニル又は請求項22記載の混合物又は請求項23〜26のいずれか1項に記載の組成物を含む、寄生虫による侵入又は感染に対して動物を治療、制御、予防又は保護するための組成物の製造方法。
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