JP6969774B2 - 複合加工装置 - Google Patents
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Description
・加工面積の大小にかかわらず加工速度を一定にできるので、大面積に対する加工速度が比較的に速い;
・加工表面は電気分解により生成されるので、放電痕や残留応力の影響を排除できる;
・微細加工においては放電加工よりも加工効率が低いが、表面粗さを改善できるので、仕上げ加工に好適である。
・加工面積に拘わらず単位時間当たりの放電回数が一定であるとすれば、大面積に対する加工速度は遅いが、微細加工における加工速度は速い;
・放電痕の影響(例えば放電時の発熱に起因する残留応力や表面改質)が加工表面に残りやすい。
電解加工モードと放電加工モードとの切り替えに応じて電解加工又は放電加工を工作物に適用する複合加工装置であって、
両極性パルス発生部と、工具電極と、電解液と、電流制御部とを備えており、
前記両極性パルス発生部は、加工間隙を有して対向配置された前記工具電極と前記工作物との間に、両極性パルス電圧を印加する構成となっており、
前記両極性パルス電圧は、前記工具電極を陽極にするための正方向パルスと、前記工作物を陽極にするための逆方向パルスとを備えており、
前記工具電極及び前記工作物のうちの一方は、前記一方が陽極となったときに、前記電解液との接触部分において、前記一方の表面に酸化膜を形成する材料により構成されており、
前記電解液は、前記加工間隙を満たすように供給されており、
かつ、前記電解液は、ナトリウムイオン又はカリウムイオンを含む水溶液となっており、
前記電流制御部は、前記工具電極及び前記工作物のうちの他方を陽極とする電圧が前記加工間隙に印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっており、
かつ、前記電流制御部は、前記電解加工モードと前記放電加工モードとの切り替えに応じて、着脱又はオンオフされる構成となっている
ことを特徴とする複合加工装置。
前記両極性パルス電圧は、前記正方向パルスと前記逆方向パルスとの間に挿入された電圧休止期間を有する構成となっている
項目1に記載の複合加工装置。
前記一方の素材は、タングステン、チタン、ニオブ、超硬合金からなる群のうちの一つ又は複数から選択されている
項目1又は2に記載の複合加工装置。
前記電解液は、前記酸化膜を分解する物質を、前記一方が陰極となったときに前記加工間隙を流れる電流により生成するものである
項目1〜3のいずれか1項に記載の複合加工装置。
前記両極性パルス発生部は、パルス電源と、このパルス電源に直列に接続された給電容量とを備えており、
前記給電容量は、前記パルス電源から生じたパルス波形電圧の立ち上がりと立ち下がりに応じて、前記両極性パルス電圧における前記正方向パルスと前記逆方向パルスとを発生する構成となっている
項目1〜4のいずれか1項に記載の複合加工装置。
前記電流制御部は、前記加工間隙と並列に挿入されたダイオードにより構成されている
項目1〜5のいずれか1項に記載の複合加工装置。
前記工具電極は、前記工具電極が陽極となったときに、前記電解液との接触部分において、前記工具電極自体の表面に前記酸化膜を形成する材料により構成されており、
前記電流制御部は、前記加工間隙に前記逆方向パルスが印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている
項目1〜6のいずれか1項に記載の複合加工装置。
前記電解加工モードにおいて用いられる電流制御素子を備えており、
前記電流制御素子は、前記工具電極及び前記工作物のうちの前記一方を陽極とする電圧が前記加工間隙に印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている
項目1〜7のいずれか1項に記載の複合加工装置。
前記電解液として、中性電解液が用いられている
項目1〜8のいずれか1項に記載の複合加工装置。
項目1〜9のいずれか1項に記載の複合加工装置を用いた複合加工方法であって、
前記電解加工モードにおいては、
前記電流制御部を取り外し又はオフにした状態において、前記加工間隙に前記両極性パルス電圧を印加するステップを備えており、
前記放電加工モードにおいては、
前記電流制御部を取り付け又はオンにした状態において、前記加工間隙に前記両極性パルス電圧を印加するステップを備えており、
前記電解加工モードと前記放電加工モードとの切り替え時には、前記電流制御部の着脱又はオンオフを切り替えるステップを備えている
複合加工方法。
本実施形態の複合加工装置は、両極性パルス発生部1と、工具電極2と、電解液3(図1参照)と、電流制御部4(後述の図4参照)とを、基本的な構成要素として備えている。
両極性パルス発生部1は、加工間隙Aを有して対向配置された工具電極2と工作物5との間に、両極性パルス電圧を印加する構成となっている。両極性パルス電圧は、工具電極2を陽極にするための正方向パルスと、工作物5を陽極にするための逆方向パルスとを備えている。ここで、この明細書においては、工具電極2を陽極にするための電圧パルス又は電流パルスを正方向パルスとし、工作物5を陽極にするための電圧パルス又は電流パルスを逆方向パルスとする(後述の図2(b)参照)。両極性パルス電圧は、正方向パルスと逆方向パルスとの間に挿入された電圧休止期間を有する構成となっている(後述の図2(b)参照)。
工具電極2は、この工具電極2が陽極となったときに、電解液3との接触部分において、工具電極2の表面に酸化膜を形成する材料により構成されている。
電解液3は、加工間隙Aを満たすように供給されている。より具体的には、本実施形態の電解液3は、加工中において、ノズル31により加工間隙Aに連続的に供給されるようになっている。ただし、所定の容器に電解液3を収納して、加工間隙Aを電解液3中に配置する構成とすることも可能である。
電流制御部4(後述の図4参照)は、工作物5を陽極とする電圧が加工間隙Aに印加されたときに、加工間隙Aに流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている。
本例の工作物5の材質としては、導電性があり、かつ電気分解可能な材質であればよい。工作物5としては、一般には、導電性のある金属が用いられる。本実施形態では、工作物5の材質としてSUS304を前提とするが、これに制約されるものではない。
次に、前記した加工装置の動作を説明する。
まず、説明の前提として、本実施形態に係る両極性パルス発生部1の基本的な動作について説明する。図2に、図1の回路の概略的な等価回路を示す(前記した非特許文献4参照)。図2における符号の意味は下記の通りである。
C1:給電容量12;
Cdl:電圧印加により電解液中に生じる電気二重層の静電容量;
Rf:電気二重層の抵抗成分;
Rg:加工間隙の抵抗成分(極間抵抗。ただし、電解液の抵抗と、電極表面に形成される酸化被膜などの抵抗の和);
E0:パルス電源でのパルス状電源電圧(最大値);
T:パルス周期;
Rise Time:立ち上がり時間;
Fall Time:立ち下り時間。
次に、図3を参照して、電解加工モードにおける本実施形態の動作について説明する。このモードの場合は、電流制御部4(図4参照)が取り外された状態となっている。ここで、電流制御部4を取り外すことに代えて、電流制御部4を、図示しないスイッチを用いて、非動作状態としておくこともできる。
正方向パルス印加時には、工具電極2の表面に酸化膜21が生成する(図3(a)参照)。この酸化膜21は、工具電極2がタングステンの場合、WO3である。この膜21の成長により、極間抵抗Rgが増加し、加工間隙Aを流れる電流が減少する。
逆方向パルス印加時(図3(b)参照)には、電解液3としてNaNO3の水溶液を用いた場合、下記反応式によりNaOHが生成する(前記した非特許文献9参照)。
2Na++2H2O+2e → 2NaOH+H2 (1)
WO3+2NaOH → Na2WO4+H2O
次に、図4を参照して、放電加工モードにおける本実施形態の動作について説明する。このモードの場合は、電流制御部4が取り付けられた状態となっている。
逆方向パルス印加時(図4(a)参照)には、電流制御部4を介して電流が流れるので、加工間隙Aにはほとんど電流は流れない。つまり、本実施形態では、電流制御部4により、加工間隙Aに流れるべき電流をバイパスすることによって、加工間隙Aにおける電流の発生を阻止することができる。したがって、逆方向パルス印加時は、工具電極2及び工作物5の状態はほとんど変化しない。
正方向パルス印加時(図4(b)参照)には、電流制御部4には電流は流れず、加工間隙Aに正方向の電圧が印加される。このとき、工具電極2に形成された酸化膜21の厚さが十分厚ければ、工具電極2と工作物5とは絶縁される。そして、正方向パルスによって絶縁破壊が起きると、工具電極2と工作物5との間で放電を生じ、工作物5を放電加工することができる。
次に、前記した本実施形態の装置を用いて複合加工を行うための基礎的な実験例1を説明する。実験例1の条件は下記表1の通りである。
Pulse voltage:パルス電源11からのパルス波形電圧(パルス電圧値)
Amplitude:パルス波形電圧の振幅
Frequency:パルス波形電圧の周波数
Duty factor:パルス波形電圧のデューティー比
Rise/fall time:パルス波形電圧の立ち上がり及び立ち下がり時間
Feeding capacitance C1:給電容量12の容量
Electrolyte:電解液3の組成
Tool electrode rotation:工具電極2の軸回りでの回転量
Feed speed:工具電極の先端方向への送り速度
次に、前記した本実施形態の装置を用いて複合加工のうちの放電加工を行った例を実験例2として説明する。実験例2では、電流制御部4が取り付けられている。実験例2の説明においては、前記した実験例1と同様の内容については、説明を省略する。
次に、前記した本実施形態の装置を用いて複合加工のうちの電解加工を行った例を実験例3として説明する。実験例3の説明においては、前記した実験例1と同様の内容については、説明を省略する。
dgap=(D−d)/2
D:加工された穴の直径;
d:工具電極の直径
である。図15から、パルス幅が広いほど、インレットサイドギャップを小さくできることがわかる。つまり両者には負の相関がある。
次に、前記した本実施形態の装置を用いて電解加工モードでの加工を行った例を実験例4として説明する。実験例4の説明においては、前記した実験例1と同様の内容については、説明を省略する。
次に、前記した本実施形態の装置を用いて放電加工モードでの加工を行った例を実験例5として説明する。実験例5の説明においては、前記した実験例2と同様の内容については、詳しい説明を省略する。
次に、前記した本実施形態の装置を用いて、電解加工モード及び放電加工モードでの加工を行った例を実験例6として説明する。実験例6の説明においては、前記した実験例1及び2と同様の内容については、詳しい説明を省略する。
次に、変形例1に係る加工装置について説明する。この変形例1の説明においては、前記した第1実施形態と基本的に共通する構成要素については、同一符号を付することにより、説明の煩雑を避ける。前記した第1実施形態の装置では、工具電極2の材料として、工具電極2が陽極のときに酸化膜を生成する材質、例えばタングステンとした。これに対して、変形例1の装置では、工作物5として、工作物5が陽極のときに酸化膜を生成する材質、例えばタングステンとした。そして、工具電極4として、導電性のある金属、例えばSUS304とした。
電解加工モードにおいては、工作物5が陽極となるとき(つまり逆方向パルス印加時)に、工作物5の電解加工を行うことができる。なお、このとき、工作物5の表面に酸化膜が生成されるが、印加電圧に応じて、電解加工のために必要な電流を流すことができる。
放電加工モードにおいては、電流制御部4を取り付けるが、その電流制御特性は、第1実施形態とは逆にする。つまり、変形例1における電流制御部4は、工具電極2を陽極とする電圧が加工間隙Aに印加されたときに、加工間隙Aに流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている。具体的には、この電流制御部4は例えばダイオードにより構成することができる。
次に、変形例2に係る加工装置について説明する。この変形例2の説明においては、前記した変形例1と基本的に共通する構成要素については、同一符号を付することにより、説明の煩雑を避ける。前記した変形例1では、工作物5として、工作物5が陽極のときに酸化膜を生成する材質、例えばタングステンとした。これに対して、この変形例2では、工具電極2も、工具電極2が陽極のときに酸化膜を生成する材質、例えばタングステンとした。なお、工具電極2と工作物5とが異なる材質(例えば一方がチタンで他方がタングステン)であってもよい。
電解加工モードにおいては、正逆の極性の入れ替えにともなって、酸化膜生成とNaOHの生成とが競合して発生する。このため、酸化膜が過剰に成長することなく、加工間隙Aに電流を流すことができる。したがって、工作物5が陽極となるとき(つまり逆方向パルス印加時)に、工作物5の電解加工を行うことができる。
放電加工モードにおいては、電流制御部4を取り付けるが、電流制御の特性は、第1実施形態と同様でもよいし、その逆(つまり変形例1と同様)でもよい。以下では、第1実施形態と同様の電流制御部4が取り付けられていると仮定する。
次に、変形例3に係る加工装置について説明する。この変形例3の説明においては、前記した変形例1と基本的に共通する構成要素については、同一符号を付することにより、説明の煩雑を避ける。前記した変形例1では、工具電極2として、ロッド状のものを用いた。これに対して、この変形例3では、工具電極2を長尺のワイヤ電極とし、このワイヤ電極を長さ方向に繰り出しながら、ワイヤ電極の側面により加工を行う構成とした(図21参照)。この例では、ワイヤ状の工具電極2の側面は、ガイド22により支持されており、工具電極2は、ガイド22の表面に接しながら、長さ方向に走行する。
11 パルス電源
12 給電容量
2 工具電極
21 酸化膜
3 電解液
31 ノズル
4 電流制御部
5 工作物
51 酸化膜
9 電流制御素子
Claims (10)
- 電解加工モードと放電加工モードとの切り替えに応じて電解加工又は放電加工を工作物に適用する複合加工装置であって、
両極性パルス発生部と、工具電極と、電解液と、電流制御部とを備えており、
前記両極性パルス発生部は、加工間隙を有して対向配置された前記工具電極と前記工作物との間に、両極性パルス電圧を印加する構成となっており、
前記両極性パルス電圧は、前記工具電極を陽極にするための正方向パルスと、前記工作物を陽極にするための逆方向パルスとを備えており、
前記工具電極及び前記工作物のうちの一方は、前記一方が陽極となったときに、前記電解液との接触部分において、前記一方の表面に酸化膜を形成する材料により構成されており、
前記電解液は、前記加工間隙を満たすように供給されており、
かつ、前記電解液は、ナトリウムイオン又はカリウムイオンを含む水溶液となっており、
さらに、前記電解液は、前記酸化膜を分解する物質を、前記一方が陰極となったときに前記加工間隙を流れる電流により生成するものであり、
前記電流制御部は、前記放電加工モードにおいて、前記両極性パルス電圧のうち、前記工具電極及び前記工作物のうちの前記一方を陽極とする電圧を前記加工間隙に印加させ、これによって、前記一方の表面に前記酸化膜を形成し、又は、前記酸化膜の膜厚を厚くして、前記工具電極と前記工作物との間の抵抗を増加させ、両者間での放電による放電加工を実施できる構成となっており、
かつ、前記電流制御部は、前記放電加工モードにおいて、前記工具電極及び前記工作物のうちの前記一方を陰極とする電圧が前記加工間隙に印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止し、これによって、前記酸化膜を分解する物質の生成を抑制して、前記一方の表面に形成された酸化膜の膜厚の低下を抑制する構成となっており、
さらに、前記電流制御部は、前記電解加工モードにおいて、取り外され又はオフにされる構成となっており、これによって、前記加工間隙に前記両極性パルス電圧が印加されるようになっている
ことを特徴とする複合加工装置。 - 前記両極性パルス電圧は、前記正方向パルスと前記逆方向パルスとの間に挿入された電圧休止期間を有する構成となっている
請求項1に記載の複合加工装置。 - 前記一方の素材は、タングステン、チタン、ニオブ、超硬合金からなる群のうちの一つ又は複数から選択されている
請求項1又は2に記載の複合加工装置。 - 前記電解加工モードにおいて、前記加工間隙に、前記両極性パルス電圧のうちの逆方向パルスが印加されると、前記工作物への電解加工が行われるようになっている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合加工装置。 - 前記両極性パルス発生部は、パルス電源と、このパルス電源に直列に接続された給電容量とを備えており、
前記給電容量は、前記パルス電源から生じたパルス波形電圧の立ち上がりと立ち下がりに応じて、前記両極性パルス電圧における前記正方向パルスと前記逆方向パルスとを発生する構成となっている
請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合加工装置。 - 前記電流制御部は、前記加工間隙と並列に挿入されたダイオードにより構成されている
請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合加工装置。 - 前記工具電極は、前記工具電極が陽極となったときに、前記電解液との接触部分において、前記工具電極自体の表面に前記酸化膜を形成する材料により構成されており、
前記電流制御部は、前記加工間隙に前記逆方向パルスが印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている
請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合加工装置。 - 電解加工モードと放電加工モードとの切り替えに応じて電解加工又は放電加工を工作物に適用する複合加工装置であって、
両極性パルス発生部と、工具電極と、電解液と、電流制御部とを備えており、
前記両極性パルス発生部は、加工間隙を有して対向配置された前記工具電極と前記工作物との間に、両極性パルス電圧を印加する構成となっており、
前記両極性パルス電圧は、前記工具電極を陽極にするための正方向パルスと、前記工作物を陽極にするための逆方向パルスとを備えており、
前記工具電極及び前記工作物のうちの一方は、前記一方が陽極となったときに、前記電解液との接触部分において、前記一方の表面に酸化膜を形成する材料により構成されており、
前記電解液は、前記加工間隙を満たすように供給されており、
かつ、前記電解液は、ナトリウムイオン又はカリウムイオンを含む水溶液となっており、
前記電流制御部は、前記工具電極及び前記工作物のうちの他方を陽極とする電圧が前記加工間隙に印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっており、
かつ、前記電流制御部は、前記電解加工モードと前記放電加工モードとの切り替えに応じて、着脱又はオンオフされる構成となっており、
前記電解加工モードにおいて用いられる電流制御素子をさらに備えており、
前記電流制御素子は、前記工具電極及び前記工作物のうちの前記一方を陽極とする電圧が前記加工間隙に印加されたときに、前記加工間隙に流れるべき電流をバイパスし、又は阻止する構成となっている
複合加工装置。 - 前記電解液として、中性電解液が用いられている
請求項1〜8のいずれか1項に記載の複合加工装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の複合加工装置を用いた複合加工方法であって、
前記電解加工モードにおいては、
前記電流制御部を取り外し又はオフにした状態において、前記加工間隙に前記両極性パルス電圧を印加するステップを備えており、
前記放電加工モードにおいては、
前記電流制御部を取り付け又はオンにした状態において、前記加工間隙に前記両極性パルス電圧を印加するステップを備えており、
前記電解加工モードと前記放電加工モードとの切り替え時には、前記電流制御部の着脱又はオンオフを切り替えるステップを備えている
複合加工方法。
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JP2017107578A JP6969774B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 複合加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017107578A JP6969774B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 複合加工装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017107578A Active JP6969774B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 複合加工装置 |
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