JP2010504614A - パルスrfバイアス処理においてウエハ電位を測定および制御する方法、ならびにそのための装置 - Google Patents

パルスrfバイアス処理においてウエハ電位を測定および制御する方法、ならびにそのための装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】半導体ウエハ(46)を処理するためのプラズマチャンバ(40)内において印加される電位(68)を検出および制御する装置ならびに方法が提供される。プラズマチャンバは、プラズマチャンバ内においてチャック(66)に印加されるパルスRFバイアス電圧信号(68)を監視および調整するための回路構成(82)を含み、チャックは、処理のためにウエハを載置するように構成される。さらには、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号の電圧をフィードバック信号とRFバイアス電圧信号の所望の電圧値との間の差にしたがって調整するためのフィードバック回路が含まれる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体製造機器に関するものであり、より具体的には、本発明は、処理チャンバまたは電極へのパルスRF電力供給に関連した信号の印加、測定、フィードバック、および処理を制御する方法、回路、ならびにシステムに関するものである。
半導体の製造において、ICデバイスは、数々の処理動作を経る半導体ウエハをもとに作成される。このような動作の多くは、一般に、処理チャンバ内において行われ、誘電体材料および金属化材料などの層が相継いで適用されパターン形成されて、多層構造を形成する。例えば、これらの層の一部は(例えばSiO2)は、一般に、化学気相成長(CVD)チャンバ内において成長され、次いで、フォトレジスト材料をスピンコートされ、フォトリソグラフィパターン形成に通される。特定の表面の上にフォトレジストマスクが画定されると、半導体ウエハは、フォトレジストマスクに覆われていない部分の下位材料を除去(すなわちエッチング)するために、プラズマエッチングチャンバに持ち込まれる。
処理チャンバは、ウエハの表面もしくは層に対する材料のエッチング、堆積、または注入のために使用されえる。エッチング、堆積、または注入のためのチャンバのいくつかの物理的実現形態では、高周波電力(RF)が使用される。例えば、処理チャンバ内では、誘導コイルへのRF電力の印加によってプラズマが発生されてよく、このRF電力は、13.56MHzで印加されるのが通常である。
ウエハは、誘導コイルから離され、チャンバ内において電極上に載置される。ウエハに対するエッチング、堆積、または注入を制御するなどのプロセス制御のために、その他の(すなわち第2の)RF電力が、別途チャンバに伝えられる、より具体的には、ウエハを載置された電極に印加される。処理チャンバの具体例として、このような誘導コイルと電極とを互いに離して装備され、パルス状のこのような第2のRF電力を電極によって受信するチャンバが挙げられる。しかしながら、チャンバのチャック電極に供給されるパルスRF電力によって印加される電圧レベルを正確に制御するための方法およびシステムは、多くの点で問題がある。
したがって、必要とされるのは、ウエハにかかるRFバイアス電圧を測定および決定するための装置、回路、ならびに方法であって、パルスRFバイアス信号のデューティサイクルに影響されない、すなわちその関数ではない装置、回路、ならびに方法である。やはり必要とされるのは、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定がパルスRFバイアス信号のデューティサイクルに依存しない装置、回路、および方法である。さらに必要とされるのは、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定がパルスRFバイアス信号のOFFモードに基づかない装置、回路、および方法である。
概して、本発明の実施形態は、ウエハにかかるRFバイアス電圧を測定および決定するように構成された半導体製造の装置、回路、ファームウェア、ソフトウェア、ならびに方法を提供することによって、これらの必要を満たすものである。1つの実施形態では、決定は、RFバイアス信号のデューティサイクルに影響されない、すなわちその関数ではない。より詳細に言うと、このような実施形態は、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定がパルスRFバイアス信号のデューティサイクルに依存しない装置、回路、ファームウェア、および方法を提供する。このような実施形態は、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定がパルスRFバイアス信号のOFFオードに基づかない装置、回路、および方法を提供する。このような1つの実施形態では、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定は、ONモードパルス時におけるパルスRFバイアス信号のパルスのピークツーピーク電圧値に基づく。
1つの実施形態では、半導体ウエハを処理するためのプラズマチャンバが提供される。プラズマチャンバは、プラズマチャンバ内においてチャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号を監視および調整するための回路構成を含む。このときのチャックは、処理のためにウエハを載置するように構成される。回路構成は、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号の個別パルスを検出するためのRFバイアス電圧検出器を含む。各検出個別パルスをサンプリングするための時刻を決定するためのタイミング回路が提供され、さらに、サンプル−ホールド回路が提供される。サンプル−ホールド回路は、各検出個別パルスのピークピークツーピーク電圧値を表す電圧値を決定およびホールドするために、各検出個別パルスをサンプリングするためのサンプリング時刻においてトリガされ、サンプル−ホールド回路は、少なくとも1つの検出パルスのピークピークツーピーク電圧値を表すフィードバック信号を提供するように構成される。さらには、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号の電圧をフィードバック信号とRFバイアス電圧信号の所望の電圧値との間の差にしたがって調整するためのフィードバック回路が含まれる。
別の一実施形態では、半導体ウエハを処理するためのプラズマチャンバ内においてチャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号を監視および調整する方法が提供される。チャックは、処理のためにウエハを載置するように構成される。方法は、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧の個別パルスの電圧値を検出することと、各検出個別パルスの電圧値をサンプリングするための時刻を決定することとを含む。次いで、各検出個別パルスに対するサンプリング時刻において、各検出個別パルスの特定の電圧値をサンプリングして、その特定の電圧値をホールドすることを含む。各特定の電圧値は、各検出個別パルスの少なくともピークピークツーピーク電圧値を表す。次いで、1つの検出個別パルスの電圧エンベロープについての少なくともピークピークツーピーク電圧値を表すフィードバック信号を生成することを含む。方法は、次いで、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号の電圧をフィードバック信号とパルスRFバイアス電圧信号の所望の電圧値との間の差にしたがって調整することを含む。
オプションとして、フィードバック信号を生成するために、2つ以上のピークピークツーピーク電圧値の平均を取得してよい。さらに、オプションとして、各電圧エンベロープ内の2つ以上のピークツーピーク電圧値が検出およびホールドされてよい。さらにまた、処理は、回路構成(アナログまたはデジタル、またはそれらの組み合わせ)、ファームウェア、ソフトウェア、ファオームウェアとソフトウェアとの組み合わせ、およびファームウェアとソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてよい。いずれの実施形態においても、処理は、チャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号の電圧を正確に調整することを可能にする。
本発明のその他の実施形態は、ウエハ処理チャンバのバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号を測定してよい。パルスRFバイアス信号に応答するように検出器が構成されてよく、このパルスRFバイアス信号は、OFFモードによって隔てられた1対のONモードパルスを含み、検出器は、相継ぐエンベロープを含む検出器信号を生成するように構成されてよい。もちろん、上記のように、1つのエンベロープのみが必要であるが、この実施形態は、2つまたは3つ以上の相継ぐエンベロープの例を示している。したがって、各エンベロープの振幅は、各ONモードパルスの時間の関数としてピークツーピーク電圧値に比例する。各相継ぐエンベロープをサンプリングするために、サンプル−ホールド回路が提供されてよい。サンプリングは、エンベロープの振幅の1つを特定する。特定された1つの振幅は、そのエンベロープに対応する各ONモードパルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表す。一部の実施形態では、それは、最大の、または1つもしくは2つ以上のより大きいピークツーピーク電圧であってよい。回路は、特定された1つの振幅に比例する出力信号を生成する。
本発明のさらにその他の実施形態は、バイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号を測定してよい。パルスRFバイアス信号に応答するように検出器が構成されてよく、このパルスRFバイアス信号は、対をなすONモードパルスからなり、各対は、OFFモードによって隔てられる。各ONモードパルスは、サイクルからなってよく、各サイクルは、時間に対して変化する電圧振幅によって特徴付けられる。検出器は、応答が各ONモードパルスに対してなされるように、そして相継ぐエンベロープの形態で検出器信号を生成するように構成されてよい。1つのエンベロープの振幅は、各ONモードパルスのサイクルのピークツーピーク電圧値に比例する振幅値からなる。各エンベロープの振幅は、各ONモードパルス中の時間のみに対しててよく、各エンベロープは、パルスRFバイアス信号のデューティサイクルおよびパルスRFバイアス信号に無関係である。
本発明の実施形態は、添付の図面に関連させた以下の詳細な説明を参照することによって、容易に理解することができる。ここで、類似の参照符号は、類似の構成要素を示すものとする。
処理チャンバへのパルスRF電力供給に関連した信号の印加、測定、フィードバック、および処理を制御するための本発明の装置の実施形態を示した概略図である。 時間(X軸)対電圧(Y軸)を示したグラフであり、パルスRFバイアス信号が、RFバイアスパルス、続くゼロ電圧状態(パルス無し)、続く別のRFバイアスパルスの形態をとりえることを図示している。 チャンバに第2のRFバイアス信号を別途伝えるRF発生器を含む本発明の実施形態の装置を示した概略図である。 時間(X軸)対電圧(Y軸)を示したグラフであり、第2のRFバイアス信号の典型的なパルスのサイクルに対応するピークツーピーク(PTP)電圧値を有するエンベロープを図示しており、そのエンベロープの上昇部分を図示している。 時間(X軸)対電圧(Y軸)を示したグラフであり、上昇部分の終了後にタイミング回路によって課される第2の時間遅延を表す時刻間の差と、さらに、その第2の時間遅延中にエンベロープの電圧値がより安定し、サンプリングにより適したものになることとを図示している。 サンプリングによってエンベロープのピークPTP電圧値VPEが特定されるようにサンプル−ホールド回路をトリガするように構成されるタイミング回路を示した概略図である。 サンプル−ホールド回路100によって生成される典型的な出力信号を示したグラフであり、振幅を有する信号を図示している。 いくつかのエンベロープをサンプリングして平均を出力するようにコンピュータをプログラムするためのモジュールの概略図である。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 RFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を本発明の実施形態にしたがって決定するための本発明の方法の各種の実施形態を図示したフローチャートである。 パルスRFバイアス信号を受信する容量性分圧器をともなって構成される検出器を示した概略図である。 交互に導通するダイオードからなるダイオードネットワークをともなって構成される検出器を示した概略図である。 フィルタリングされないとエンベロープ上に現れる可能性があるあらゆるRFノイズを除去するためおよび電圧の値をサンプル−ホールド回路に適合した値に調整するための消散フィルタを示した概略図である。 サンプル−ホールド回路に印加されるエンベロープの形態をとる検出器信号を示した概略図であり、サンプル−ホールド回路のバッファアンプを図示している。
本発明は、基板の製造に使用される処理チャンバに提供される信号データに対する改良式の制御を可能にするために情報を処理するための装置および方法を定める。
一実施形態では、処理チャンバは、バイアスRF供給をともなうプラズマリアクタである。ピークRF電圧は、ウエハ電位を制御するためのパラメータである。パルス変調RFバイアス供給を使用する応用の場合は、パルスの「HIGH」部分中のピーク電圧もまた、(パルス全体の平均電位とは対照的に)重要なパラメータである。1つの構造例として、(A)分圧器と、(B)高速エンベロープ検出器(およびフィルタ)と、(C)サンプル−ホールド回路とを使用するものが挙げられる。一実施形態では、サンプル−ホールド回路は、(i)エンベロープ信号または外部同期信号のいずれかをもとにパルスの「HIGH」部分の始まりを知らせるためのトリガ信号と、(ii)タイミング遅延(設定可能)と、(iii)単点または多点平均のいずれかである電圧信号のサンプリングと、(iv)パルスの単点サンプルまたは多点平均の出力と、(v)新しいトリガが検出されるまで同じ出力読み込み値を維持するためのホールドとからなってよい。さらに、この構造例は、(D)HIGH部分中のピークRF電圧の閉ループ制御も含んでよい。
以下の説明では、本発明の実施形態の完全な理解を可能にするために、多くの詳細が特定されている。しかしながら、当業者ならば明らかなように、本発明は、これらの一部または全部の詳細を特定しなくても実施可能である。また、本発明が不必要に不明瞭になるのを避けるため、周知のプロセス動作の詳細な説明は省略される。
I. システムおよび方法の設計考慮
エッチングまたは堆積または注入を制御するなどのプロセス制御を説明するにあたり、このような電極に印加される第2のRF電力は、RFバイアスまたはRFバイアス電力、または好ましくはRFバイアス信号と称されてよく、このような電極は、バイアス電極と称されてよい。これらの用語は、プラズマを発生させるために誘導コイルに別途印加されるRF電力とは区別される。処理中、プロセス制御がなされないと、または適切なプロセス制御がなされないと、バイアス電極に対するインピーダンス(または負荷)に変動が生じる。この変動は、例えば、チャンバ内ガスの種類、ガス圧、または誘電負荷に基づいてよい。最適なプロセス制御のためには、プラズマの電気的特性が一定に維持されるように、バイアス電極に印加されるRFバイアス信号を制御しなくてはならない。
過去には、例えばイオン衝撃エネルギを正確に制御する試みにおいて、RFバイアス信号を制御する試みがなされてきた。このようなイオン衝撃エネルギは、ウエハに印加されるRF電圧、すなわちRFバイアス電圧に関連付けられる。ウエハにかかるこのRFバイアス電圧は、バイアス電極に印加されるRFバイアス信号に由来する。このような制御のため、RFバイアス電圧は、パルス状であることが多く、パルスRFバイアス信号によって印加することができる。このパルス化に関連する問題は、パルスRFバイアス信号の特性を参照することによって理解される。一般に、パルスRFバイアス信号は、RFバイアスパルス、続くゼロ電圧状態(パルス無し)、続く別のRFバイアスパルスなどの形態をとってよい。パルスRFバイアス信号は、したがって、1つのRFバイアスパルス、次いでゼロ電圧状態(パルス無し)、次いで別のRFバイアスパルス、次いでゼロ電圧状態(パルス無し)などによって形成される一連のもの(「一連のRFバイアスパルス」)である。このような一連のRFバイアスパルスは、プロセス制御の必要性がある限り継続することができる。
一連のRFバイアスパルスのこのような各RFバイアスパルスは、約0.1MHzから大きくは60MHzに到るRF範囲内の周波数でプラスの電圧値とマイナスの電圧値との間で変化する振幅を有する単一RFバイアス電圧信号であってよい。一般的な周波数は、約0.4MHzから約2MHzまでの範囲であってよい。この単一RFバイアス電圧信号は、約10マイクロ秒(μs)から約100μsまでの継続期間(「ON」継続期間)を有してよい。RF信号として、単一RFバイアス電圧信号は、その典型的周波数範囲内のサイクル(すなわち例えば正弦波などの振動または周期)で構成される。各サイクルは、1つのプラス値と1つのマイナス値との間で変化する振幅(すなわち電圧値)を有する。
一般に、単一RFバイアス電圧信号において、1つ(または2つ以上)のサイクルの振幅のプラス値は、その他の全てのサイクルのプラス値より大きく、その単一RFバイアス電圧信号の正の「ピーク」値(すなわちピーク電圧値)と称される。また、単一RFバイアス電圧信号において、1つ(または2つ以上)のサイクルの振幅のマイナス値は、その他の全てのサイクルのマイナス値より小さく、その単一RFバイアス電圧信号の負の「ピーク」値(すなわちピーク電圧値)と称される。便宜上、各サイクルの正のピークと負のピークとの間の振幅の値は、ピークツーピーク電圧値、すなわちPTP電圧値と称される。
この単一RFバイアス電圧信号、すなわちRFバイアスパルスは、このような1つのRFバイアスパルスがそのON継続期間の終わりで停止する、すなわちその1つのRFバイアスパルスが「ON」である期間(「tON」)の終わりに停止することを示すために、「バースト」と称されてよい。RFバイアスパルスがONである状態は、「ONモード」と称される。このRFバイアスパルス(バースト)が期間tONの終わりに停止すると、RFバイアスパルスは「OFF」になり、振幅がない、すなわち電圧がゼロの(「パルス無し」と称される)期間(「tOFF」)がくる。RFバイアスパルスがOFFである状態は、「OFFモード」と称される。期間tOFFの後は、別のRFバイアスパルス、すなわち別のバーストになり、別の期間tONがくる。
パルスRFバイアス信号のこれらの特性を念頭に置くと、一連のRFバイアスパルスの「デューティサイクル」は、時間ONと時間OFFとの和に対する時間ONの比として定められてよく、ONモードの期間およびOFFモードの期間のいずれについても約10マイクロ秒(μs)から約100ミリ秒(ms)までの範囲の時間に基づいてよいことが理解される。このような時間は、結果として、一連のRFバイアスパルスのRFバイアスパルスを約1Hzから約10kHzまでのパルスレートにすることができる。
このパルスRFバイアス信号に起因する問題は、分圧器を使用した、パルスRFバイアス信号の電圧を測定する代表的方法に関する。分圧器を使用したこのような代表的方法の出力は、例えばデューティサイクルやパルス周波数などパルスRFバイアス信号のパルスのパラメータの関数である。上述のように、デューティサイクルは、ONモードの継続期間およびOFFモードの継続期間の両方の関数である。パルスRFバイアス信号のONモードは、約1Hzから約10kHzまでの範囲のパルスレートであるのが通常なので、このようなパルスレートは、代表的フィードバックループの応答時間(〜1秒)より速い。RFバイアス電圧の時間平均は、デューティサイクルやパルス周波数などのパルスパラメータに依存するので、パルスRFバイアス信号の正確なバイアス電圧は、単純にこのようなRFバイアス電圧の時間平均に基づくものではない(すなわち全応答時間の平均ではない)。パルスパラメータに依存するこのような平均を明確に識別するために、代表的分圧器によって決定されるRFバイアス信号の時間平均は、以下において、「PPD平均」または「PPD平均電圧」と称される。このPPD平均は、RFバイアス信号の、各RFバイアスパルスのサイクルのPTP電圧値はもちろんこれらのRFバイアスパルス間のOFFモードのゼロ電圧値にも基づく。本発明の実施形態の出願人の経験では、PPD平均は、例えばパルスRFバイアス信号のパルスの最高PTP電圧値のみをもとにした分圧器出力より小さく、その差の大きさを決定することは困難である。
さらに、本発明の実施形態の出願人は、このような分圧器の出力がOFFモードの継続期間の関数であるゆえに、たとえパルスRFバイアス信号のバイアスパルスのPTP電圧が(例えば)時間変化しなくても、デューティサイクルの任意の変化がパルスRFバイアス信号のPPD平均電圧の値を変化させえる、ということに気付いた。したがって、これらの出願人は、代表的フィードバックループに印加されるフィードバック誤差信号がこのようなPPD平均に基づき、そのPPD平均電圧がバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピークRF電圧を表すものとして使用されると、そのフィードバック誤差信号はピークツーピークRF電圧の値のみを表すものではなくなる、という結論に到った。したがって、分圧器を使用したこのような代表的方法によると、ウエハにかかるRFバイアス電圧の決定に誤差が生じる。したがって、本発明の実施形態の出願人は、分圧器による方法によって得られるようなPPD平均電圧の使用は、典型的なエッチングまたは堆積または注入のプロセスを制御するためのフィードバック誤差信号の基礎となる所望の制御パラメータを提供するものではない、という結論に到った。次に、上記の欠点を改善する実施形態が詳細に説明される。
以上の検討事項を念頭に置いて、以下に、回路およびシステムのいくつかの構成例を定める。ただし、添付の特許請求の範囲に定められるような変更が可能である。具体的に言うと、特定の回路設計が言及されているが、その機能性は、数々の形態で実現することができる。例えば、回路(例えばアナログおよびデジタル)によって実施される機能性は、ファームウェアにレンダリングしなおすことができる。また、ファームウェアは、処理ステップもしくは連絡を完了させるまたは部分的に完了させるために、単独でまたはソフトウェアによる制御もしくは補助とともに実行することができる。
II. システムおよび方法の設計構成例
図1は、パルスRFバイアス信号を通じた処理チャンバまたは電極へのパルスRF電力供給に関連した信号の印加、測定、フィードバック、および処理を制御するための本発明の装置40の実施形態の概略図を示している。本発明の実施形態では、パルスRFバイアス信号の値の決定は、パルスRFバイアス信号のデューティサイクルに影響されず、すなわちその関数ではなく、したがって、パルスRFバイアス信号のデューティサイクルに依存せず、パルスRFバイアス信号のOFFモードに基づかない。
このような一実施形態では、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定は、パルスRFバイアス信号のパルスのみに基づくので、決定は、パルスRFバイアス信号のONノード中にのみ下される。このような一実施形態では、ウエハにかかるRFバイアス電圧の値の決定は、パルスRFバイアス信号の所定数のパルスのONモード中のみの特徴的ピークツーピーク電圧値の平均のみに基づく。一部の実施形態では、特徴的ピークツーピーク電圧は、最大の、または1つもしくは2つ以上のより大きいピークツーピーク電圧であってよい。
図1は、例えば半導体製造動作において処理される基板46に対して適切な把持力を提供する基板ホルダ44を有する真空処理チャンバ42を含む装置40を示した概略図である。このような基板は、例えば半導体ウエハ、または例えば絶縁体もしくは導体もしくは各種材料の組み合わせなどデバイスもしくはコンポーネントの作成にあたって処理される別の基板であってよい。チャンバ42の上部には、誘電体窓48などのチャンバ窓が提供されてよい。
チャンバ42の内部へのアクセスを可能にするために、窓48に、ポート50が提供されている。図1は、また、ポート50を介したチャンバ42へのアクセスを必要とする設備54がチャンバ42に提供されることも図示している。設備54は、チャンバにプロセスガスを供給するなどによってチャンバ42内における堆積またはエッチングまたは注入のプロセスの実施を促進するためにこのようなアクセスを必要とすると考えられる。設備54の一例として、1つまたは2つ以上のガス供給からポート50を通してチャンバ42へとプロセスガスが供給されてよい。ポンプ(不図示)は、チャンバ42内の圧力を、1〜1000ミリトールの典型的範囲内の圧力まで低減させてよい。
堆積またはエッチングまたは注入のプロセスのために、コイル60には、チャンバ内のガスを加圧してチャンバ42内において高密度(例えば10-11〜10-12イオン/cm3)のプラズマを維持するために、インピーダンス整合回路網をともなう第1のRFエネルギ源58が接続される。コイル60は、代表的固定周波数13.56MHzで動作されてよく、チャンバ42内においてこれらのプロセスを実施するための高密度プラズマを提供するために、窓48を通してチャンバ42内にRFエネルギを誘導結合するタイプであってよい。結合中、コイル60は電場を生成する(図1の線62を参照せよ)。
図1は、また、エッチング、堆積、または注入を制御するなどのプロセス制御のために、第2のRF電源64によってチャンバに第2のRF電力が別途伝えられることを示している。電源64は、可変リアクタンスを含む整合回路網を含んでよい。整合された第2のRF電力は、第2のRF信号68の形態で電極66に印加される。
整合回路網の可変リアクタンスは、第2のRF信号68のインピーダンスを電極66のインピーダンスと整合させるように制御される。基板ホルダ44の下で電極66に結合される負荷は、主に、チャンバ42内のプラズマであり、プラズマによって課される負荷は、プラズマがダイオードとして機能するゆえに非対称的である。電極66に印加される第2のRF信号68は、基板46にバイアスをかけるために、プラズマ中の荷電粒子と相互に作用する。
本発明の実施形態では、RF電源58,64は、互いから離された誘導コイル60および電極66によって、個別にチャンバ42と通じている。典型的なエッチング、堆積、または注入を制御するなどのプロセス制御を説明するにあたり、このような電極66に印加される第2のRF信号68は、RFバイアスまたはRFバイアス電力、または好ましくはRFバイアス信号と称されてよく、このような電極66は、バイアス電極と称されてよい。これらの用語は、プラズマを発生させるために第1のRF電源58によって誘導コイル60に別途印加されるRF電力とは区別される。
処理中、プロセス制御がなされないと、または適切なプロセス制御がなされないと、バイアス電極に対するインピーダンス(または負荷)に変動が生じる。この変動は、例えば、チャンバ42内ガスの種類、ガス圧、または誘電負荷に基づいてよい。最適なプロセス制御のためには、プラズマの電気的特性が一定に維持されるように、バイアス電極66に印加されるRFバイアス信号68を制御しなくてはならない。
RFバイアス信号68は、例えば、チャンバ42内におけるイオン衝撃エネルギを正確に制御するために制御される。このようなイオン衝撃エネルギは、基板46に印加されるRF電圧に関連付けられる、すなわち、電源58からのRF電力と区別するためにRFバイアス電圧VRF2と称される。基板46にかかるこのRFバイアス電圧VRF2は、バイアス電極66に印加されるRFバイアス信号68に由来する。図2は、このような制御のために、本発明の好ましい実施形態においてRFバイアス電圧VRF2がパルス状であること、そしてパルスRFバイアス信号68Fと称されてよいことを示している。このパルス化に関連する上述の問題は、図2に示されるように、パルスRFバイアス信号68Pの特性を参照することによって理解される。
図2は、時間(X軸)対電圧(Y軸)を示したグラフである。図2は、パルスRFバイアス信号68Pが、RFバイアスパルス70、続くゼロ電圧状態72(パルス無し)、続く別のRFバイアスパルス70などの形態をとりえることを図示している。図2は、信号68Pの数多くのパルス70のうちの3つの典型的RFバイアスパルス70を示している。パルスRFバイアス信号68Pは、したがって、RFバイアスパルス70の1つ、次いでゼロ電圧状態72(パルス無し)、次いで別のRFバイアスパルス70、次いでゼロ電圧状態72(パルス無し)などが信号68Pの継続期間にわたって継続することによって定められる一連のもの(「一連のRFバイアスパルス70」)である。このような一連のRFバイアスパルス70は、プロセス制御の必要性がある限り継続することができる(継続期間または期間を有することができる)。
図2は、一連のRFバイアスパルス70のこのような各RFバイアスパルス70が、プラスのピーク電圧値とマイナスのピーク電圧値との間に跨る(すなわち「ピークツーピーク」に跨る)振幅74を有する単一RFバイアス電圧信号として説明されえることを図示している。パルス70は、約0.1MHzから約60MHzまでのRF範囲内の周波数であってよい。一般的な周波数は、約0.4MHzから約2MHzまでの範囲であってよい。パルス70は、約10μsから約100μsまでの典型的な「ON」期間tON中「ON」であってよい。
RFバイアス信号68Pの一部として、各RFバイアスパルス70(すなわち各単一RFバイアス電圧信号)は、その典型的周波数範囲内のサイクル(すなわち例えば正弦波などの振動または周期)76で構成される。各サイクルは、説明されたプラスピーク(プラス電圧値)とマイナスピーク(マイナス電圧値)との間で変化する振幅74(すなわち電圧値)を有する。サイクル76の振幅74は、ピークツーピーク値と称されてよい。説明の簡略化のために、「PTP」という略記は、サイクル76の振幅74であって、「ピークツーピーク」に跨るとともにサイクル76の電圧値を示す振幅を指すものとする。図の簡略化のために、図2は、パルス70を時間「t」のX軸方向に切り取って、すなわち短縮して示しており、RFパルス70が典型的周波数0.4MHzにあるときに、約7.5〜8μs内に典型的な3つのサイクル76があることが理解される。
図2は、また、一般に、典型的な1つのパルス70において、1つ(または2つ以上)のサイクル76の振幅74のPTP電圧値が最大でありえる、すなわちその他の全てのサイクル76のPTP電圧値のなかで最大の電圧値を有しえることを示している。1つのパルス70のサイクル76のうちこのような最大のPTP電圧を有するサイクル76は、本明細書において、1つのパルス70の「ピーク」値(すなわちピーク電圧値)と称されてよく、76Pとして識別される。このため、図2に示された典型的な3つの各パルス70について、それぞれのピーク電圧値をともなう1つのサイクル76Pが示されている。
この単一RFバイアス電圧信号、すなわちRFバイアスパルス70は、このような1つのRFバイアスパルス70がそのON期間の終わりで停止する、すなわちその1つのRFバイアスパルスが「ON」である期間(「tON」)の終わりに停止することを示すために、「バースト」と称されてよい。RFバイアスパルス70がONである状態は、「ONモード」と称される。このRFバイアスパルス(バースト)70が期間tONの終わりに停止すると、RFバイアスパルス70は「OFF」になり、振幅74がない、すなわち電圧がゼロの(「パルス無し」と称される)期間(「tOFF」)がくる。RFバイアスパルス70がOFFである状態は、「OFFモード」と称される。期間tOFFの後は、別のRFバイアスパルス70、すなわち別のバーストになり、別の期間tONがくる。
上述された、一連のRFバイアスパルス70の「デューティサイクル」は、期間tONと期間tOFFとの和に対する期間tONの比として定められてよく、ONモードの期間およびOFFモードの期間のいずれについても約10μsから約100msまでの範囲の期間に基づいてよい。このような時間は、結果として、一連のRFバイアスパルスのRFバイアスパルス70を約1Hzから約10kHzまでの典型的周波数、すなわちパルスレートにすることができる。
本発明の別の一実施形態は、RFバイアス信号68をハイブリッドRFバイアス信号68H(不図示)の形態で提供してよい。このようなハイブリッドバイアス信号68Hは、CW部分(不図示)とパルス部分とで構成される。パルス部分は、図2においてパルス70として示されており、CW部分は、パルス70間にいかなるOFFモードすなわちtOFFも挟まない連続的な一連のパルス70である。CW部分の後は、OFFモードが続き、次いで、tOFFに到るまでの期間に渡り、図2に示されたパルスRFバイアス信号68Pが発生してよい。次いで、CW部分が、パルス70間にいかなるOFFモードすなわちtOFFも挟まない連続的な一連のパルス70として復活する。交互に生じるCW部分およびパルス部分は、このタイプのプロセス制御が望まれる限り継続する。ハイブリッドRFバイアス信号68Hは、以下において、本発明の実施形態の構成との関連のもとで説明される。
図3は、装置40を示した概略図であり、RF発生器80を含む電源64の実施形態を、可変リアクタンスを含む整合回路網とともに図示している。発生器80は、チャンバ42に第2のRFバイアス信号68を別途伝える。上述のように、電源64によって供給されるRFバイアス信号68は、パルスRFバイアス信号68PまたはハイブリッドRFバイアス信号68Hであってよい。図3の信号68は、信号68Pまたは信号68Hのいずれかであってよい。当業者ならば、信号68Pまたは信号68Hの選択およびこのようないずれか信号の特性は、チャンバ42内において実施される特定のプロセスと、実現されるプロセス制御の種類とに関連してよいことがわかる。例えば、それらの特性は、信号68のRF周波数を含んでよい。信号68Pの場合は、このような特性は、tONおよびtOFFの継続期間を含んでよい。
約0.1MHzから60MHzまでの上記の典型的RF周波数と、約0.4MHzから約2MHzまでの一般的周波数範囲とを考慮すると、tONは、約10μsから約100msまでの範囲であってよく、tOFFは、約10μsから約100msまでの範囲であってよく、上述されたPTP電圧値は、約20ボルトから約5000ボルトまでの範囲であってよく、例えば約1000ボルトが好ましい。
図3は、また、RF発生器80によってバイアス電極66に供給されるパルスRFバイアス信号68PのPTP電圧値を本発明にしたがって制御するための装置82の実施形態を示している。このような制御は、各パルス70のサイクル76Pのピークツーピーク電圧値を制御することを含む。一般的な意味でいくと、基板46の処理中、装置82のプロセス制御(または適切なプロセス制御)がなされないと、バイアス電極66に対するインピーダンス(または負荷)に、上述された変動が生じることになる。バイアス電極66に印加されるパルスRFバイアス信号68Pは、装置82によって、プラズマの電気的特性を一定に維持するように制御される。
パルスRFバイアス信号68Pに関する上記の説明を考慮すると、装置82は、ウエハ(または基板)処理チャンバ42のバイアス電極66に印加されるパルスRFバイアス信号68Pを測定するように構成されるものとして説明することができる。図3は、装置82を、パルスRFバイアス信号68Pに応答するように構成される検出器84を含むものとして示している。検出器84は、例えば、発生器80の出力に、または電極66に接続されてよい。上述のように、パルスRFバイアス信号68Pは、少なくとも1対(すなわち2つまたは3つ以上)のONモードパルス70によって特徴付けられ、各2つのパルスは、継続期間tOFFのOFFモードによって隔てられる。図4にあるように、検出器84は、相継ぐエンベロープ88を含む検出器信号86を生成するように構成される。2つの典型的なエンベロープ88−1(最初に発生する)および88−2(次に発生する)が示されている。
図4は、時間(X軸)対PTP電圧値(Y軸)を示したグラフであり、2つの典型的エンベロープ88−1,88−2を図示している。図4は、エンベロープ88−1,88−2がtOFFによって時間的に隔てられていることを示している。各エンベロープ88は、各パルス70の多数のサイクル76のPTP電圧値の複合である。エンベロープ88の振幅90は、各ONモードパルス70の時間の関数としてピークツーピーク電圧値に比例することが理解される。
上述のように、図2において、サイクル76Pは、1つのパルス70の全てのサイクル76のうち、最大のPTP電圧値を有するサイクル、すなわちその1つのパルス70の「ピーク」PTP電圧値と称される電圧値を有するサイクルである。図4は、1つのパルス70に対応する典型的エンベロープ88−1を、ピークサイクル76Pに対応する電圧値VPE1を有する振幅90を含むものとして示している。VPE1は、1つのエンベロープ88−1の、すなわち典型的エンベロープ88−1の振幅90のピークPTP電圧値であり、したがって、エンベロープ88−1に対応する1つのパルス70の全てのサイクル76の最大PTP電圧値を表している。
図3は、また、各相継ぐエンベロープ88をサンプリングするためのサンプル−ホールド回路100を示している。一般的な意味では、サンプリングは、エンベロープ88の振幅90の1つを特定し、その振幅90は、各エンベロープ88の最大(すなわち極大またはピーク)PTP電圧値を表す(図4)。この極大値は、エンベロープ88−1の典型的ピークPTP電圧値VPE1として示され、各ONモードパルス70の時間の関数としてピーク(最高)ピークツーピーク電圧値に比例していてよい。図4および図6は、サンプリングによってエンベロープ88のピークPTP電圧値を特定できるように、サンプル−ホールド回路100をトリガするように構成される。
タイミング回路102は、パルス発生器80からのパルス状態信号104または検出器信号86のエンベロープ88のいずれかに応答するように構成される。タイミング回路102は、また、パルスRFバイアス信号68Pのパルス70の不在下において、後述のように、サンプル−ホールド回路100の動作をトリガするように構成される。第1のケースでは、信号68Pのパルス70またはエンベロープ88に応答してトリガ回路102の動作が開始される。一般に、1つのパルス70の始まり(信号104によって示される)または1つのエンベロープ88の始まりを起点として、回路102は、エンベロープ88の形状に関連した時間遅延を提供し、次いで、それらの時間遅延の終わりにトリガ信号106を生成する。時間遅延は、図4を参照にして理解される。
図4は、典型的エンベロープ88−1が、図2の典型的パルス70のサイクル76Pに対応する典型的ピークPTP電圧値VPE1の前に、パルス70のサイクル76のPTP電圧値を増加させはじめる上昇部分108を有することを示している。部分108は、初期パルス時刻tiにおけるゼロ電圧値のPTP電圧PTPR0から時刻tiiにおける低PTP電圧値PTPR1に到り、さらに、時刻tiiiにおける、より高く上昇したPTP電圧値PTPR2に達する。tiからtiiiに到る期間は、第1の時間遅延を表す。また、各エンベロープ88には、部分108に引き続き時刻tivに到る移行部分110もあってよい。部分110中、PTP電圧の値は、安定するのが一般的である。時刻tiiiから時刻tivに到る期間は、第2の時間遅延を表す。
第2の時間遅延の後、各エンベロープ88は、PTP電圧値が比較的一定の一連の振幅90を含む部分112によって特徴付けられてもよい。サンプリング時刻ts1は、部分112内にあるので、エンベロープ88の振幅90の典型的ピークPTP電圧値VPE1は、部分112内にあるのが一般的である。部分112後は、降下部分114が、時刻teにおけるエンベロープ88の終わり(ゼロPTP電圧値を有する時点)に到る。この点を踏まえると、エンベロープ88の振幅90は、各ONモードパルス70の時間の関数としてPTP電圧値(図4)を定めるものとして説明することができる。振幅90は、ピークPTP電圧値VPEを含み、これは、エンベロープ88−1の場合はVPE1として示される。このようなピークツーピーク電圧値VPEは、各ONモードパルス70の時間の関数としてピークピークツーピーク電圧値に比例する。
サンプル−ホールド回路100をトリガすることについて、図4および図5は、同じ時刻tiを示している。時刻tiは、パルス状態信号104が発生する(またはエンベロープ88が開始する)時刻を示している。図4において、時刻tiiiは、上昇部分108の終わりおよび第1の時間遅延の終わりを特定している。代表的な時間遅延は、実際のRFパルス70の長さに応じて約5μsから約500μsの範囲であってよい。例えば、エンベロープ上昇部分108は、通常は、3〜10のRF期間76であってよく、典型的RF周波数である0.4MHzの場合、上昇部分108は、7.5マイクロ秒から24マイクロ秒に及んでよい。第2の遅延期間は、例えば、数個のRF期間76から数十個のRF期間76に及んでよく、典型的RF周波数0.4MHzの場合、第2の遅延期間は、10マイクロ秒から100マイクロ秒に及んでよい。
サンプル−ホールド回路100は、各エンベロープ88の上昇期間108の完了を受けて、例えば上昇期間108および移行期間110に続く時刻ts1においてトリガされるように構成される。図5および図6を参照すると、時刻ts1において、タイミング回路102の遅延回路118は、トリガ信号106を出力する。トリガ信号106に応答して、時刻ts1において、サンプル−ホールド回路100のサンプラ回路120は、エンベロープ88−1の最大のすなわちピークのPTP電圧値VPE1を表すものとして値VPEをサンプリングする。このサンプリングは、サンプリングレートSRで継続し、次は、次の相継ぐ典型的エンベロープ88−2をサンプリングする。サンプリングレートは、ONモードの継続期間に照らして選択される。例えば、サンプリングは、1つのエンベロープごとに1回ずつ生じる。したがって、1つのエンベロープ88ごとに振幅90のピークPTP電圧値VPEが1つずつサンプリングされ、エンベロープ88−1の場合はVPE1として、エンベロープ88−2の場合はVPE2として示される。
タイミング回路102の別の一態様は、ハイブリッドRFバイアス信号68Hに関するものである。上述のように、ハイブリッドRFバイアス信号68Hは、CW部分を含み、そして、パルス部分(図2)を含む。パルス部分に対するタイミング回路動作は、上述されている。しかしながら、CW部分は、パルス70を有さない。その代わり、CW部分は、連続的な一連のRFサイクル(CWサイクル121と称される。不図示)である。パルスレート信号104は、パルスRFバイアス信号68Pのパルス70の発生の開始を示すに過ぎないので、RF発生器80は、パルスレート信号104を生成しない。同様に、CW部分には、パルス70に対応するエンベロープ88がない。このため、タイミング回路102をトリガする上記2つの方法は、いずれも存在しない。検出器84によって測定されるCW部分のサイクル121のサンプリングをサンプル−ホールド回路100によって継続させるために、図6は、タイミング回路102がウオッチドッグ回路122もともなって構成されることを示している。ウオッチドッグ回路122は、エンベロープ88の1つを定める検出器信号86が受信されておらずなおかつ発生器80からパルス状態信号104が受信されていないことを確実にするように構成された適切な時間遅延後にトリガ信号106を生成するためのものである。
回路122からの各トリガ信号106に応答して、サンプル−ホールド回路100のサンプラ回路120は、RFバイアスパルス68HのCW部分の相継ぐCWサイクル121のピークツーピーク電圧値をサンプリングする。このサンプリングは、制御ループの安定性の要件に対応するサンプリングレートSRで継続される。このサンプリングレートSRは、約10Hzから約10kHzまでの範囲であってよく、通常は、1kHzであってよい。したがって、ウオッチドッグ回路122は、信号68Pのパルス間のOFFモードに無関係のエンベロープ88単位の動作のために組み合わさる検出器84およびサンプル−ホールド回路100の利点を妨げることなく、RFバイアス信号68HのCW部分を測定する能力を制御回路82に提供する。
図6は、サンプル−ホールド回路100が、平均取得回路130もともなうように任意に構成できることを示している。平均の取得がなされない場合は、単一エンベロープからのデータを調整に使用することができる。回路130は、発生器80の更新周波数(またはレート)にしたがって、相継ぐエンベロープ88の既定の数Nを定めるように構成される。更新周波数は、どの程度の頻度で発生器80にフィードバックが提供されるかを定めるものである。フィードバックは、本発明の実施形態にしたがって、バイアス電極66に印加されるパルスRFバイアス信号68Pの所望のPTP電圧値を発生器80によって生成させる。更新周波数は、1つの期間ごとに1回ずつの更新として表されてよく、例えば、100msの期間ごとに1回ずつの更新であってよい。1つのエンベロープ88が1msごとに発生する場合は、更新と更新との間の100msの期間に100のエンベロープ88が発生し、典型的なNは100である。
サンプル−ホールド回路100は、サンプリングされるエンベロープ群が既定の数Nのエンベロープを含みえるようにNの値を定める。一実施形態では、平均取得回路130は、もし使用される場合は、群内の既定の数Nの各相継ぐエンベロープ88のピークPTP電圧値(例えばVPE1,VPE2からVPENまで)を加算して和を得るように、そしてその和を既定の数Nで割って出力信号132を生成するように構成される。出力信号132は、各Nエンベロープ88の最大(すなわちピーク)PTP電圧値(VPE)の平均に比例する値を有する。
平均の取得がなされると、N個のエンベロープのN個サンプルVPEの平均は、N個の各エンベロープのPTP電圧値VPEの平均と見なされ、また、「平均ピーク電圧」、すなわちN個のエンベロープの「平均ピーク電圧」(APV)値と称することができる。したがって、平均取得回路130は、ホールド値(VPE)の群(N)に応答するものとして説明することができる。ホールド値VPEは、1つの更新期間中に相継いで発生する各エンベロープ88のピーク電圧振幅90を表す。
値VPEが検出器信号86のエンベロープ88の振幅90に関するものであり、振幅90が各ONモードパルス70の時間の関数としてピークピークツーピーク電圧値に比例することを思い起こすと、信号132のAPV値は、信号68PのN個のONモードパルス70の平均PTP電圧に比例することがわかる。平均の取得が望まれる実施形態では、回路130は、ピーク電圧振幅の平均(APVの形態をとる)に比例する出力信号132を生成し、平均取得回路130からの信号132は、ホールドされたN個のVPE値からなる群の平均に比例する。
図7は、回路100によって生成される典型的出力信号132を示している。信号132は、振幅134を有するものとして示されている。相継ぐ振幅134の電圧値は、相継ぐN個の各エンベロープ88の最大PTP電圧値VPEの平均を表す(例えばそれに比例する)各APV(例えばAPV1,APV2からAPVNまで)に比例する。出力信号132は、サンプリングされた相継ぐ「N個の」エンベロープ88ごとに1つの平均ピーク電圧値APVを表し、1つの振幅134は、各APVに対応する。説明の簡略化のため、信号132−1は、例として時刻taにおいてAPV1に対応するものと(括弧に)示され、信号132−2は、例として時刻tbにおいてAPV2に対応するものと示され、信号132−3は、例として時刻tcにおいてAPV3に対応するものと示されている。信号132によって表されるこれらの相継ぐ平均ピーク電圧値APVは、パルスRFバイアス信号68Pのデューティサイクルに影響されない、すなわちその関数ではないこと、信号132は、したがって、デューティサイクルに依存しないこと、そしてパルスRFバイアス信号68PのOFFモードに基づかないことが理解される。むしろ、信号132によって表される典型的なAPV1,APV2からAPVNまでに対応する相継ぐ振幅134電圧値について、これらの各相継ぐ電圧値APV1,APV2からAPVNは、N個の各エンベロープ88の各ピーク電圧振幅値VPEのみに基づく(比例する)。そして、エンベロープ88のVPEは、各サイクル76PのPTP電圧値に基づき(比例し)、各ピーク電圧値VPEは、パルスRFバイアス信号68Pの相継ぐONモード中における、パルスRFバイアス信号68Pの各相継ぐパルス70に対応する。
平均取得回路130は、もし使用される場合は、ONモードおよびOFFモードの継続期間にしたがってなおかつ出力信号132が更新される更新周波数にしたがって既定の数Nを選択することに基づくように構成されてよい。例えば、出力信号132の更新間の所定の期間について、ONモードが長いほどパルスの数は少なくなり、Nは小さくなる。同様に、出力信号132の更新間の所定の期間について、OFFモードが長いほどパルス70の数は少なくなり、Nは小さくなる。
以下において、より詳細に説明されるように、サンプル−ホールド回路100は、アナログ電圧(VPEなど)をデジタル方式に変換し、コンピュータ処理に適したデジタルVPEを提供してよい。サンプル−ホールド回路100の別の一実施形態は、図8に示されるように構成されてよい。図8は、各エンベロープ88の複数の振幅90(図4)デジタル値をサンプリングするようにコンピュータ142をプログラミングするためのサンプリングモジュール140を示している。また、選択モジュール144によって、複数のサンプル振幅値のどれが「ピーク」PTP値VPEであるか、すなわちどれが各エンベロープ88の最大ピークツーピーク電圧値VPEであるかが決定されてもよい。
選択モジュール144は、各エンベロープ88のピークツーピーク電圧値PTPの2つのサンプル振幅値(図4の値VPE)に対して決定を下して、高い方の値のサンプルPTPをホールドするように構成されてよい。選択モジュール144は、各エンベロープの、ホールドされた高い方の値のサンプルPTPと次のサンプル振幅値PTPとに対して決定を下して、高い方の値のサンプルをホールドしてよい。選択モジュール144は、次のサンプルPTPが高い方の値のサンプルでなくなったときに決定を下すのを止めてよく、出力信号132の生成に使用するために、最後の高い方の値のサンプルを各エンベロープ88のVPEとしてホールドする。あるいは、選択モジュール144は、複数のサンプル振幅値のどれが各エンベロープ88の「ピーク」PTP値VPEであるかを、平均の取得によって決定してよい。この場合は、各エンベロープ88の多数(例えばn個)のPTP電圧値がモジュール140によってサンプリングされ、選択モジュール144は、各エンベロープ88のVPEを決定するために、それらn個のPTP電圧値の平均の値を決定してよい。
図8は、サンプル−ホールド回路100のコンピュータ142が、平均取得モジュール146をともなって任意に構成されえることを示している。モジュール146は、相継ぐエンベロープ88の既定の数Nを定めるように構成されてよく、Nは、(上述のように)発生器80の更新周波数にしたがう。Nを定められると、エンベロープ88の群は、既定の数Nのエンベロープを含みえる。平均取得モジュール146は、群内の既定の数Nの各相継ぐエンベロープ88のピークPTP電圧値(例えばVPE1,VPE2からVPENまで)を加算して和を得るように、そしてその和を既定の数Nで割って出力信号132を生成するように、コンピュータ142を構成してよい。
出力信号132は、N個の各エンベロープ88のピーク(すなわち最大)PTP電圧値(VPE)の平均に比例する値を有する。上述のように、N個のエンベロープのN個のサンプルVPEの平均は、N個のエンベロープの「平均ピーク電圧」(APV)値と称することができる。したがって、平均取得モジュール146は、値(VPE)の群(N)に応答するものとして説明することができる。コンピュータ142は、1つの更新期間中に相継いで発生する各エンベロープ88のピーク電圧振幅90を表す(に比例する)デジタル値VPEを出力し、サンプル−ホールド回路100は、それらのデジタル値を、ピーク電圧振幅(VPEの形態をとる)の平均に比例する出力信号132として出力するために変換する。
一般に、コンピュータ142は、検出器84によってエンベロープ88が出力される周波数ではなく、クロック周波数で動作する。例えば、信号132としての出力のために変換されるデジタル値を提供するために、コンピュータ142が使用される場合は、後述されるフィードバック回路150は、約100msごとに「閉じられ」る。一方で、回路100,102,120,122,130をともなって構成される制御回路82の実施形態は、ナイキストレートで、すなわちパルスレート信号104またはトリガ信号106に基づくサンプリングレートに適合することができる最速のレートでフィードバック回路150を閉じてよい。ナイキストレートを超えないレートでループを閉じると、ループの安定性を保証しつつ、なおも、例えば1kHzのループ応答周波数など高速のループ応答を提供することができる。クロック周波数でのコンピュータ142の動作を考慮すると、ジッタを回避するには、上述のようなサンプル−ホールド回路100およびタイミング回路102を使用して、サンプリングを(信号104またはエンベロープ88を通じて)パルス70と同期化することが好ましいと考えられる。
図3は、装置82を、バイアス電極66に印加されるパルスFバイアス信号68Pの電圧値を制御するためのフィードバック回路150を含むものとしても示している。フィードバック回路150は、更新レートで制御信号152を生成する。更新レートは、パルスレート未満であり、制御信号152の更新間の期間を定める。図3に示されたフィードバック回路150は、平均取得回路130からの出力信号132を受信するとともにパルスRF信号68Pの所望の電圧のための基準を定める設定点電圧信号156を受信する加算アンプ154を含む。
図9は、基板処理チャンバ内において基板をサポートするRFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を決定する方法を図示している。図2について説明されたように、印加される信号は、交互に変化するモードからなる信号68であってよい。これらのモードは、したがって、パルス70のONモード、OFFモード72、および次のパルス70のONモードなどを一連のモードとして含んでよい。典型的な一連のモードが、図2において、パルス70およびゼロ電圧状態72によって表されている。方法は、図9のフローチャート160に示され、開始から、パルスRFバイアス信号の第1のONモードパルスを特定する動作162に進んでよく、第1のONモードパルスは、時間に対して変化する振幅によって特徴付けられる。
動作162は、パルスRFバイアス信号68Pの、図2に示された第1のONモードパルス70−1を特定してよい。第1のONモードパルス70−1は、時間に対して変化する振幅によって特徴付けられることを示されている。方法は、特定された第1のONモードパルスのサイクルの振幅のピークツーピーク電圧値をその第1のONモードパルス中の時間の関数として表すエンベロープを画定する動作164に進んでよい。画定されるエンベロープは、特定された第1のONモードパルス70−1の振幅74のピークツーピーク電圧値をパルス70−1中の時間tの関数として表す典型的なエンベロープ88−1であってよい。エンベロープ88は、特定された第1のONモードパルスのサイクルの振幅74のピークツーピーク電圧値に比例する値を有する振幅90からなってよい。方法は、パルスRFバイアス信号の最大ピークツーピーク電圧値(すなわちサイクル76Pの値)を表す出力信号を生成するためにエンベロープをサンプリングする動作166に進んでよい。しかしながら、所定のエンベロープ内において2つ以上のピークツーピーク値を選択することも可能であり、その選択された1つまたは2つ以上の値は、ピーク(例えば最大)ピークツーピーク値を含むことも含まないこともある。動作166は、パルスRFバイアス信号68Pに対応するエンベロープ88−1のVPE1として図2に示されたピークPTP電圧値を表す検出器信号86を(出力信号として)生成するために、典型的エンベロープ88−1をサンプリングしてよい。検出器信号86は、特定された第1のONモードパルスのサイクルの振幅74のピークツーピーク電圧値に比例する値を有する。方法は、終了に進んでよい。
方法のさらなる動作が、図10においてフローチャート170によって示されている。動作166から、フローチャート170の方法は、パルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を制御するためのフィードバック信号を生成する動作172を含んでよい。フィードバック信号は、出力信号の最大ピークツーピーク電圧値とパルスRFバイアス信号の所望のピークツーピーク電圧値とに基づいてよい。例えば、生成されるフィードバック信号は、パルスRFバイアス信号68Pの電圧値(例えば図2の振幅74)を制御するために使用される上述の信号152であってよい。例えば、図3および図6について説明されるように、フィードバック信号152は、加算アンプ154に供給される、信号132(図7)のピークツーピーク電圧値VPE(結果として平均ピーク電圧値APVになる)と、パルスRFバイアス信号68Pの所望の設定点値156とに基づいてよい。方法は、次いで、終了されてよい。
方法のさらなる動作は、図11においてフローチャート180によって示されている。方法は、一連の相継ぐ(連続する)ONモードパルスに基づいて出力信号を更新するために、それらの相継ぐONモードパルスに対して特定、画定、およびサンプリングの動作を繰り返す動作182に進む。繰り返されるこれらの動作は、次の典型的パルス70−2を特定し、次の典型的エンベロープ88−2を画定し、次の典型的エンベロープ88−2をサンプリングして、ピークPTP電圧値を表す検出器信号86を(別の出力信号として)生成するために実施される動作162,164,166であってよい。動作セットが1回繰り返されると、このような信号86は、例えばエンベロープ88−2のVPE2(図2)を含み、さらなる繰り返しは、その他の典型的パルス70−3についてなされて典型的エンベロープ88−3のVPE3を生成する。以下同様である。方法は、次いで、終了されてよい。
方法のさらなる実施形態が、図12においてフローチャート190によって示されている。方法は、動作166から、更新期間中に発生する相継ぐONモードパルスに対応するいくつかの出力信号のピークツーピーク電圧値の平均を取得する動作192に進む。更新期間は、出力信号の更新間の期間を定めてよい。平均の取得は、対応するピークツーピーク電圧値の和を得ることおよびその和を数で割ることによって実施されてよい。ピークツーピーク電圧値の数は、図4および図5について説明されたNであってよい。ピークツーピーク電圧値は、更新期間中に発生する相継ぐONモードパルス70−1,70−2などおよびエンベロープ88−1,88−2などに対応する図4における値VPEおよび図5における値VPE1,VPE2などであってよい。更新期間は、出力信号132の更新間およびフィードバック信号の更新間の期間を定めてよい。
平均の取得は、対応するN個のピークツーピーク電圧値VPE(例えば図4のVPE1,VPE2など)の和を得ることおよびその和を数Nで割ることによって実施されてよい。方法は、平均取得の動作192によって決定される平均ピークツーピーク電圧値に基づいて出力信号を更新する動作194に進んでよい。動作194において、出力信号152は、平均取得の動作192によって決定される次の平均ピークツーピーク電圧値APV(例えば図7のAPV3)に基づいて更新される。方法は、次いで、終了されてよい。
方法のさらなる実施形態が、図13においてフローチャート200によって示されている。方法は、サンプリング動作166を実施可能状態にする動作202に進む。方法は、サンプリング動作のタイミングを制御する動作204に進む。制御動作204は、各エンベロープの上昇期間の完了を受けてサンプリング動作166をトリガする。このように、各サンプル値は、各エンベロープによって表されるピークツーピーク電圧値のなかで最大のものを表すので、生成される出力信号は、パルスRFバイアス信号の最大ピークツーピーク電圧値を表す。
動作204では、トリガ信号は、各エンベロープ88の上昇期間108の完了を受けてサンプル−ホールド回路100をトリガするための信号106(図3)であってよい。時刻tiiiから時刻ts1までの典型的な第2の時間遅延(図4)を考慮すると、各サンプル値(例えば図4の、時刻ts1におけるVPE1)は、各エンベロープ88のピークツーピーク電圧値VPEのなかで最大(すなわちピーク)のものを表す。方法は、次いで、終了されてよい。
本発明のさらなる一実施形態が、図14においてフローチャート210によって示されている。方法は、動作164から、各エンベロープの複数の振幅値をサンプリングする動作212に進む。サンプリングは、例えば、各エンベロープ88−1(図4)の複数の振幅74値(図2)に対してであってよい。典型的な値が、図4に関連してVPEとして説明されている。方法は、複数のサンプル振幅値VPEのどれが各エンベロープの最大(すなわちピーク)ピークツーピーク電圧値であるかを選択することによって、動作214に進んでよい。動作214は、典型的エンベロープ88−1のサンプル振幅値VPEから、各エンベロープ88−1のピークツーピーク電圧値VPEのピークとして典型的な値VPE1を選択してよい。VPE1は出力され、動作192において、信号132の例えばAPV1などのAPV値を得るために使用される。方法は、次いで、終了されてよい。
方法のさらなる実施形態は、一連の決定によって実施されてよい。例えば、選択の動作214は、各エンベロープのピークツーピーク電圧値の2つのサンプル振幅値に対して最初の決定を行って、高い方の値のサンプルをホールドしてよい。この最初の決定は、各典型的エンベロープ88−1の2つのサンプル振幅値VPE(図4)に対してなされ、高い方の値のサンプルをホールドしてよい。この高い方の値のサンプルの典型例の1つは、値VPE1と比較した場合の図4に示されるようなVPE2であってよい。さらなる一例として、選択の動作214は、各エンベロープの、ホールドされた高い方の値のサンプルと次のサンプル振幅値とに対して別の決定を行って、高い方の値のサンプルをホールドしてよい。この高い方の値のサンプルの典型例の1つは、やはり、より後(図4のエンベロープ88−2より後)のエンベロープ88−3のより後の値VPE3と比較した場合の図4に示されるようなVPE2であってよい。動作214は、次のサンプル(例えばVPE2の後のVPE3)が高い方の値のサンプルでなくなったときに決定を下すのを止めて、高い方の値のサンプルVPE2を、動作192において、ホールドされた最大電圧値VPE2に比例した値を有する出力信号132の生成に使用するために、ホールドする。これらの動作214は、例えば、コンピュータ142およびモジュール140,144に関して説明されるとおりであってよい。
本発明の方法のさらなる実施形態は、図15に示されるフローチャート220を参照することによって理解される。開始から、方法は、パルスRFバイアス信号を検出する動作222に進む。信号は、例えば、ONモードと、OFFモードと、別のONモードとを含む。検出は、相継ぐRFエンベロープによって示され、各エンベロープは、各ONモードパルスの時間の関数として電圧値を表す振幅を有する。電圧エンベロープは、立ち上がりから上昇する。RFバイアス信号は、したがって、図2について説明されるとおりであり、パルス70とOFFモード72とを含む。エンベロープ88の立ち上がりは、図4に示される時刻tiからであり、エンベロープ88は、振幅90を有する。図3について説明されるように、検出器84は、相継ぐRFエンベロープ88によって示されるような検出を実施する。方法は、各相継ぐエンベロープの振幅を立ち上がりから選択可能遅延の時点においてサンプリングする動作224に進んでよい。このようなサンプリングは、サンプル−ホールド回路100によって実施されるものとして説明されたサンプリングによるものでよく、サンプリングされたサンプル振幅は、上で、VPEと称されている。各相継ぐエンベロープ88は、立ち上がりから選択可能遅延の時点においてサンプリングされ、この遅延は、例えばエンベロープ88の立ち上がりが位置する時刻tiにおいて第1の遅延を開始させる第1および第2の遅延からなる二段階のものとして説明されている。
したがって、tiからts1までの遅延は、サンプル振幅が、時刻ts1においてサンプリングされる1つのエンベロープ88に対応する1つのパルス70の最大電圧値を表すとともにそれに比例するように、選択されてよい。方法は、各サンプル振幅90をホールドする動作226に進んでよい。2つ以上のエンベロープが検討される実施形態では、サンプル−ホールド回路100によるホールドは、次のエンベロープの振幅のサンプリングまで継続される。上記のように、代替の実施形態では、単一エンベロープのみのデータを取り出すことによって補正および調整がなされてよい。次のサンプリングは、次の相継ぐエンベロープ88−2に対して生じるので、図4に見られるように、ホールドは、次のtOFF後の次の時刻ts1までであってよい。方法は、終了に進んでよい。
図16は、パルスRFバイアス信号68Pを受信する容量性分圧器230をともなって構成される検出器84を示している。上述のように、信号68Pの電圧値は、1000ボルトの範囲内であってよい。分圧器230の容量の値は、PTP検出器232に印加される受信電圧を検出器232のダイオードネットワーク234の定格電圧内の値に低減させるように選択される。例えば、典型的な電圧比10:1の場合、典型的な1000ボルト電圧値の信号68Pは、PTP検出器232に印加される約100ボルトの低減信号236に変換されてよい。ネットワークのダイオードの定格電圧が約100ボルトの場合、低減信号の電圧は、より好ましくは約80ボルトである。
PTP検出器232は、図17に示されるように、交互に導通するダイオード238,240からなるダイオードネットワーク234をともなって構成されてよい。ネットワーク234は、RF信号236の正および負のピークをコンデンサ242に引き渡し、パルスRFバイアス信号68Pのパルス70のサイクル76のPTP電圧に比例してコンデンサ242をフル充電するのに有効である。各ダイオード238,240は、例えばMMSD4148であってよく、パルス70の短サイクル76を伝導することができる高速応答時間をともなうように構成され、それぞれ、比較的低いピーク電流容量を有するのが通常である。代表的なダイオード応答時間は、約1ナノ秒(ns)から約1000nsまでであってよく、好ましくは4nsである。したがって、抵抗器244,246の抵抗の値およびインダクタ248のインダクタンスの値は、各ダイオード238,240がおおよそ同じ電流値を伝導するように、そしてその値が低電流容量内であるように選択される。
コンデンサ242の電圧は、中間PTP信号250(図18)として消散フィルタ252に印加される。消散フィルタ252は、フィルタリングされないとエンベロープ88上に現れる可能性があるあらゆるRFノイズを除去するため、そして信号250の電圧の値をサンプル−ホールド回路100に適合した値に調整するために、分圧器256をともなった改良型Tフィルタ254として構成される。消散フィルタ252は、検出器信号86をサンプル−ホールド回路100に出力する。図18は、このようなRFノイズの除去のために構成されるフィルタ254を示している。また、抵抗器258,260の値は、フィルタ254によるフィルタリングの結果として増大するQを低減させるように選択される。高いQは、短パルス70に適合しないと考えられる。抵抗器258,260は、検出器信号86によって表されるエンベロープ88(図4)の時刻tiから時刻tiiiまでの上昇時間が例えば約3つのサイクル76に限定されるようにQを低減させる。この短い上昇時間は、サンプル−ホールド回路100がピークPTP振幅74を短時間でサンプリングすることを可能にし、例えば平均取得回路130による平均の取得に含ませるエンベロープ88の数Nの選択にさらなる柔軟性を持たせる。本明細書において指摘されるように、平均取得の動作はオプション(任意)である。
上述のように、図4および図5において、時刻tiは、パルス状態信号104が発生する(またはエンベロープ88が始まる)時刻を示しており、時刻tiiiは、上昇期間の終わりを、したがって第1の時間遅延の終わりを特定している。また、図5において、時刻tiiiとtivとの間の差は、エンベロープ88の上昇部分108の終わり(第1の時間遅延の終わり)から始まる第2の時間遅延を表している。図6は、第1の時間遅延に続く第2の遅延の終わりとして説明されている選択可能遅延の終わりにトリガ信号106を出力するために2つのステージ262,264で構成される、タイミング回路102の遅延回路118を示している。タイミング回路102の動作を開始させるために、状態信号104、またはエンベロープ88を示す検出器信号80が、ステージ262のシュミットトリガ回路に印加されてよい。
図19は、バッファアンプ300を含むサンプル−ホールド回路100を示している。アンプ300は、高速度および高スルーレートを有する例えばLT1363オペアンプであってよい。アンプ300には、エンベロープ88の形態をとる検出器信号86が印加される。増幅された出力信号302が、ADC304に印加され、このADC304は、信号302およびトリガ信号106を受信するように構成される例えばLCT1417であってよい。トリガ信号106の受信を受けて、ADC304は、図4について上述された方式で、時刻ts1において、増幅された出力信号302をサンプリングする。ADC304からの出力信号306は、DAC308に印加され、DAC308は、例えばLTC1658であってよい。DACは、信号306をDACレジスタ内にホールドする。DAC308には、LTC1658による必要に応じて基準信号310も入力される。例えばサンプルの平均を取得するなどのサンプル値処理が必要とされる場合は、その処理は、信号がデジタル形式である間に、マイクロコントローラまたはプロセッサ(不図示)によってADC304とDAC308との間で行われてよい。代表的な単純なケースでは、このような処理は必要とされず、ADC304からのデジタル信号306は、DAC308に直接引き渡される。
DAC308は、別のバッファアンプ314に対して信号312を出力し、増幅された出力信号316が、比例・微分・積分(PID)コントローラ318に印加される。コントローラ318は、信号316を受信し、それを、パルスRFバイアス信号68Pの所望の電圧値を特定する基準設定点信号320の値と比較する。差(すなわち「誤差」)は、RF発生器64を調整してパルスRFバイアス信号68Pを所望の電圧値に戻すためにフィードバック信号152を出力するフィードバック回路150に対して誤差信号322として印加される。コントローラ318は、信号68Pの電圧に対する正確でなおかつ安定した制御のためにフィードバック回路150に例えば誤差信号322の変化の履歴およびレートに基づいてRF発生器64の出力を調整させるように構成されてよい。
以上を考慮すると、装置40は、チャンバ42のバイアス電極66に印加されるパルスRFバイアス信号68Pを測定するように構成されることが理解される。装置40は、パルスRFバイアス信号68Pに応答するように構成された検出器84を含むことがわかる。検出器84は、相継ぐRF電圧エンベロープ88の形態で検出器信号86を生成するように構成される。各エンベロープ88は、電圧値を各ONモードパルス70の時間の関数として表す振幅90(図4)を有する。電圧エンベロープ88は、部分108の始まりに対応する時刻tiにおける立ち上がりから上昇することを図4に示されている。
サンプル−ホールド回路100は、各相継ぐエンベロープ88の振幅90を、立ち上がりから選択可能遅延の時点においてサンプリングする。回路100は、次のONモードパルスを表す次のエンベロープ88のサンプリングまで、振幅90をデジタル形式で一定にホールドするように構成される。また、次のONモードパルス70を表す次のエンベロープ99のサンプリングまで振幅90の1つを一定にホールドする回路100の構成は、このような振幅90を(各ONモードパルス68Pに続く)OFFモード72中も一定にホールドするので、OFFモードの電圧値(すなわちゼロ)は、平均取得回路130による動作の基礎となる振幅に含まれない。また、エンベロープ88のサンプルVPEは、各ONモードパルスの最大ピークツーピーク電圧値に比例するので、立ち上がりから選択可能遅延の時点におけるサンプリングは、各エンベロープ88の振幅90をサンプリングして各ONモードパルスの最大ピークツーピーク電圧値を表すのに有効である。また、回路130は、選択された数Nの各ONモードパルス70の最大ピークツーピーク電圧値を表すエンベロープ88のサンプル振幅90の平均を任意に(オプションとして)取得するために提供される。平均の取得がなされない場合は、任意の所定のエンベロープから1つのピークピークツーピーク電圧値を取り出して、それを調整のために使用することが可能である。さらに、所定のエンベロープから2つ以上のピークツーピーク値を得て、それらを調整のために使用してもよい。さらにまた、処理は、アナログまたはデジタルの特定の回路構成によってなされる必要はなく、ファームウェアおよび/またはソフトウェアを使用して行うこともできる。
さらに考慮すると、装置40は、パルスRFバイアス信号68Pを減衰させるためのRF分圧器としての分圧器230(図16)を提供される。減衰は、パルス68Pの電圧を、高速ダイオード238,240の仕様に適合した値まで引き下げる。また、検出器84は、信号236の形態をとる減衰されたパルスRFバイアス信号68Pに応答するように構成される。減衰されたパルスRFバイアス信号236は、ONモードパルス70、OFFモード72、および別のONモードパルス70の特性を有する。検出器84は、検出器信号86を生成するように構成され、この信号86は、それぞれ時間tの関数として電圧値(例えばパルス70の振幅74)を表す相継ぐRF電圧エンベロープ88を含む。減衰されたエンベロープ88の電圧値は、各ONモードパルス70に比例し、その電圧値は、図4に示されるように立ち上がりから電圧値を上昇させる。消散フィルタ回路252は、エンベロープからRFノイズを除去し、遅延回路118は、立ち上がりからの上述された選択可能遅延の時点においてサンプリングゲートトリガとしてのトリガ信号106を提供するために、デジタルトリガ&遅延調整の回路として機能する。
サンプル−ホールド回路100は、立ち上がりから選択可能遅延の時点(すなわち図4の時刻ts1)において各相継ぐエンベロープ88の振幅90の電圧値をサンプリングするために、信号106によるトリガに応答する。振幅90は、図4においてVPEとして示されている。回路100は、パルスRFバイアス信号68Pの制御に使用される信号322を出力するために、ADC304とそのすぐ後に続くDAC308とをともなって構成されるものとして示されている。コントローラ318は、フィードバック回路150への印加のために、信号322を変倍させる。
さらに、サンプリングされ平均を取得されるN個のエンベロープ88は、OFFモードに無関係であり、検出されその結果として各エンベロープ88になった各パルス70のtON期間にのみ基づくことが理解される。したがって、説明された本発明の実施形態において、サンプル−ホールド回路100は、(エンベロープ88のみをサンプリングすることによって)パルス70に対してのみサンプリングおよび平均の取得を行うように動作して、OFFモードをサンプリングしないので、パルスRFバイアス信号68Pの値の決定は、パルスRFバイアス信号のデューティサイクルに無関係であるゆえにパルスRFバイアス信号のデューティサイクルに影響されず、すなわちその関数ではなく、なおかつ、パルスRFバイアス信号のOFFモードに基づかない。したがって、基板にかかるRFバイアス電圧の値の決定は、ピークPTP電圧値の平均のみに、すなわちパルスRFバイアス信号68Pの既定の数Nのパルス70のAPVのみに基づき、APVは、それらのパルス70のONモードに対してのみ得られる。
本発明の実施形態は、したがって、パルスRFバイアス信号の正確なバイアス電圧を得ようとする従前の試みに関連した上述の問題を回避するものと考えられる。従前の試みは、単純にRFバイアス電圧の時間平均(すなわち全応答時間に対する平均)に基づくゆえに、不正確であった、このような従前の試みでは、平均は、デューティサイクルやパルス周波数などのパルスパラメータに依存しており、これに対して、本発明の実施形態は、PPD平均と異なりパルスパラメータに依存しない平均を得るものである。したがって、PPD平均が、各RFバイアスパルスのサイクルのPTP電圧値はもちろん、RFバイアス信号のこれらのRFバイアスパルス間のOFFモードのゼロ電圧値にも基づくのに対し、本発明の平均は、RFバイアス信号のRFバイアスパルス間のOFFモードのゼロ電圧値を含まない。
以上の発明は、理解の明瞭化のために、いくぶん詳しく説明されてきた。しかしながら、添付の特許請求の範囲内で特定の変更および修正がなされえることは明らかである。したがって、これらの実施形態は、例示的であって非限定的であると見なされ、本発明は、本明細書において定められた詳細に限定されず、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価形態の範囲内で変更されえる。

Claims (30)

  1. 半導体ウエハを処理するためのプラズマチャンバ内において、前記プラズマチャンバ内におけるチャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号を監視および調整するための回路構成であって、前記チャックは、処理のために前記ウエハを載置するように構成され、前記回路構成は、
    前記チャックに印加される前記パルスRFバイアス電圧信号の個別パルスを検出するためのRFバイアス電圧検出器と、
    各前記検出個別パルスをサンプリングするための時刻を決定するためのタイミング回路と、
    各検出個別パルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表す電圧値を決定およびホールドするために、各前記検出個別パルスをサンプリングするための前記サンプリング時刻においてトリガされるサンプル−ホールド回路であって、少なくとも1つの前記検出パルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表すフィードバック信号を提供するように構成されるサンプル−ホールド回路と、
    前記チャックに印加される前記パルスRFバイアス電圧信号の電圧を、前記フィードバック信号と前記RFバイアス電圧信号の所望の電圧値との間の差にしたがって調整するためのフィードバック回路と、
    を備える回路構成。
  2. 請求項1に記載の回路構成であって、
    前記RFバイアス電圧検出器は、前記パルスRFバイアスの各個別パルスを検出して、各検出個別パルス内のピークツーピーク電圧値を表す電圧エンベロープを出力するように構成される、回路構成。
  3. 請求項2に記載の回路構成であって、
    前記サンプリング時刻においてトリガされる前記サンプル−ホールド回路が、前記電圧エンベロープをサンプリングして、各個別パルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表す電圧値を決定できるように、前記タイミング回路は、各前記検出個別パルスの立ち上がりを検出して、前記立ち上がりから遅延された前記サンプリング時刻を決定するように構成される、回路構成。
  4. 請求項1に記載の回路構成であって、
    前記サンプル−ホールド回路は、各検出個別パルスのエンベロープの1つまたは2つ以上のピークツーピーク電圧値を表す電圧値を決定およびホールドするために、各前記検出個別パルスをサンプリングするように構成され、前記1つまたは2つ以上のピークツーピーク電圧値は、パルス内の平均のまたは最大のピークツーピーク電圧値を含む、回路構成。
  5. 請求項1に記載の回路構成であって、
    前記サンプル−ホールド回路は、複数の前記決定およびホールドされた電圧値の平均を取得するように構成される、回路構成。
  6. 半導体ウエハを処理するためのプラズマチャンバ内においてチャックに印加されるパルスRFバイアス電圧信号を監視および調整する方法であって、前記チャックは、処理のために前記ウエハを載置するように構成され、前記方法は、
    前記チャックに印加される前記パルスRFバイアス電圧の個別パルスの電圧値を検出する動作と、
    各前記検出個別パルスの電圧値をサンプリングするための時刻を決定する動作と、
    各前記検出個別パルスに対する前記サンプリング時刻において、前記各検出個別パルスの特定の電圧値をサンプリングして、前記特定の電圧値をホールドする動作と、各特定の電圧値は、各検出個別パルスの少なくとも特徴的ピークツーピーク電圧値を表すことと、
    1つの前記検出個別パルスの電圧エンベロープについての少なくとも特徴的ピークツーピーク電圧値を表すフィードバック信号を生成する動作と、
    前記チャックに印加される前記パルスRFバイアス電圧信号の電圧を、前記フィードバック信号と前記パルスRFバイアス電圧信号の所望の電圧値との間の差にしたがって調整する動作と、
    を備える方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記検出する動作は、前記パルスRFバイアス電圧信号の各前記個別パルスのピークツーピーク電圧値を表す前記電圧エンベロープを提供する、方法。
  8. 請求項6に記載の方法であって、
    前記決定する動作は、各検出個別パルスの各特定のサンプル電圧値または検出個別パルス内の複数のサンプルの平均である特徴的関数が、前記各検出個別パルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表せるように、各前記検出個別パルスの立ち上がりから時間的に隔てられた1つまた複数のサンプリング時刻を特定する、方法。
  9. 請求項6に記載の方法であって、
    前記各検出個別パルスの2つまたは3つ以上のピークピークツーピーク電圧値に対して平均の取得が実施される、方法。
  10. ウエハ処理チャンバのバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号を測定するための装置であって、
    前記パルスRFバイアス信号に応答するように構成される検出器と、前記パルスRFバイアス信号は、OFFモードによって隔てられた1対のONモードパルスを含むことと、前記検出器は、相継ぐエンベロープを含む検出器信号を生成するように構成されることと、各前記エンベロープの振幅は、各ONモードパルスの時間の関数としてピークツーピーク電圧値に比例することと、
    各相継ぐ前記エンベロープをサンプリングするためのサンプル−ホールド回路と、前記サンプリングは、前記エンベロープの振幅の1つを特定し、前記特定された1つの振幅は、前記エンベロープに対応する前記各ONモードパルスの特徴的ピークツーピーク電圧値を表すことと、前記回路は、前記特定された1つの振幅に比例する出力信号を生成することと、
    を備える装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、さらに、
    各特定された1つの振幅が、前記各エンベロープに対応する前記ONモードパルスのピークツーピーク電圧値の特徴を表すように、各前記エンベロープの上昇期間に続く遅延の完了を受けて前記サンプル−ホールド回路をトリガするためのトリガ信号を生成するように構成されるタイミング回路を備える装置。
  12. 請求項11に記載の装置であって、
    前記装置は、CW RFバイアス信号を測定するようにも構成され、
    前記タイミング回路は、さらに、前記パルスRFバイアス信号の代わりに前記CW RFバイアス信号の生成を受けて前記トリガ信号を生成するのに有効なウオッチドッグ回路をともなって構成される、装置。
  13. 請求項10に記載の装置であって、さらに、
    既定の数の前記各相継ぐエンベロープからサンプリングされた前記特定された1つの振幅を加算して和を得るように、そして、前記和を前記既定の数で割って、前記既定の数の各エンベロープに対応する前記ONモードパルスの特徴的ピークツーピーク電圧値の平均に比例する値を有する前記出力信号を生成するように構成される平均取得回路を備える装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、
    前記既定の数は、前記出力信号が更新される更新周波数にしたがって選択され、
    前記平均取得回路は、前記更新周波数で前記出力信号を更新するように構成され、前記出力信号の値は、前記OFFモードの継続期間に無関係である、装置。
  15. 請求項13に記載の装置であって、
    前記平均取得回路は、さらに、前記ONモードおよび前記OFFモードの継続期間にしたがってなおかつ前記出力信号が更新される更新周波数にしたがって前記既定の数を選択することに基づくように構成される、装置。
  16. 請求項10に記載の装置であって、
    前記サンプル−ホールド回路は、電圧制限未満の電圧値を有するエンベロープ振幅をサンプリングするように構成され、
    前記ONモードパルスのピークツーピーク電圧値は、前記電圧制限を超え、
    前記検出器は、複数のステージをともなって構成され、各前記ステージは、前記エンベロープの振幅の電圧値が前記電圧制限未満になるように、前記ONモードパルスの電圧値を減衰させるように構成される、装置。
  17. 請求項10に記載の装置であって、
    各ONモードパルスは、RFサイクルからなり、
    前記検出器は、ストレージデバイスとダイオードネットワークとをともなって構成される回路を含み、前記ダイオードネットワークは、前記ストレージデバイスが各サイクルについて前記サイクルのピークツーピーク電圧を表す値を格納することを可能にする、装置。
  18. 請求項10に記載の装置であって、
    前記パルスRFバイアス信号は、RFサイクルを含み、
    前記検出器は、ピークツーピーク検出器回路を含み、
    前記検出器回路は、逆方向に導電する1対のダイオードと、前記パルスRFバイアス信号の前記ONモードパルスの前記サイクルのピークツーピーク電圧値に比例する電荷を格納するためのコンデンサとをともなって構成され、
    各前記ダイオードは、最大で電流制限までの電流を導電するための容量をともなって構成され、
    前記検出器は、さらに、各前記ダイオードに直列の個別回路を含み、前記個別回路は、前記コンデンサの充電とともに各前記ダイオードが最大で前記電流制限までの電流を導電するように構成される、装置。
  19. ウエハ処理チャンバのバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号を測定するための装置であって、
    前記パルスRFバイアス信号に応答するように構成される検出器と、前記パルスRFバイアス信号は、対をなすONモードパルスからなり、各対は、OFFモードによって隔てられ、各ONモードパルスは、サイクルからなり、各サイクルは、時間に対して変化する電圧振幅によって特徴付けられることと、前記検出器は、前記応答が相継ぐエンベロープの形態で検出器信号を生成するように構成されることと、1つの前記エンベロープの振幅は、各前記ONモードパルスの前記サイクルのピークツーピーク電圧値に比例する振幅値からなり、各エンベロープの振幅は、各ONモードパルス中の時間のみに対しており、各エンベロープは、前記パルスRFバイアス信号のデューティサイクルおよび周波数に無関係であることと、
    各相継ぐ前記相隔てられたエンベロープに対して動作するように構成されるサンプル−ホールド回路と、前記各ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値に比例する振幅値を有するエンベロープ振幅をサンプリングして、前記サンプリングされたサンプル振幅値を次のエンベロープのサンプリングまでホールドし、前記各ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値に比例する値を有する出力信号を生成することと、
    を備える装置。
  20. 請求項19に記載の装置であって、さらに、
    各前記エンベロープの上昇期間および移行期間の完了を受けて前記サンプル−ホールド回路をトリガするためのトリガ信号を生成するように構成されるタイミング回路を備える装置。
  21. 請求項19に記載の装置であって、
    前記サンプル−ホールド回路は、
    前記各エンベロープの複数の相継ぐ振幅値をサンプリングするサンプリングモジュールと、
    前記サンプリングされた複数のサンプル振幅値のどれが前記各ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値に比例するかを決定する選択モジュールと、
    を含む、装置。
  22. 請求項21に記載の装置であって、
    前記選択モジュールは、
    前記各ONモードパルスの前記サイクルのピークツーピーク電圧値の2つのサンプル振幅値に対して決定を下して、高い方の値のサンプルをホールドするように、
    前記ホールドされた高い方の値のサンプルと、前記各ONモードパルスの前記サイクルの次の相継ぐサンプル振幅値とに対して決定を下して、高い方の値のサンプルをホールドするように、そして、
    前記次の相継ぐサンプル振幅値が前記ホールドされた高い方の値のサンプル未満になったときに決定を下すのを止めて、前記各ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値に比例する値を有する前記出力信号を生成するのに使用するために前記高い方の値のサンプルをホールドするように
    構成される、装置。
  23. 請求項19に記載の装置であって、
    各前記相継ぐエンベロープについて、前記サンプル−ホールド回路は、前記各相継ぐエンベロープが対応する前記各ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値に比例する特徴的エンベロープ振幅値をサンプリングし、
    前記装置は、さらに、
    既定の数の前記各相継ぐエンベロープの特徴的振幅値を加算して和を得るように構成される平均取得回路を備え、前記既定の数は、前記出力信号が更新される更新期間が前記相継ぐエンベロープの数を前記パルスRFバイアス信号のパルスレートで割ったものに等しくなるように選択され、前記平均取得回路は、さらに、前記既定の数の各相継ぐエンベロープに対応する前記ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値の平均に比例する値を有する前記出力信号を生成するために、前記和を前記既定の数で割るように構成される、装置。
  24. ウエハ処理チャンバのバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号の電圧値を測定するための装置であって、前記信号は、ONモードパルスと、続くOFFモードと、続く別のONモードパルスとからなり、交互に変化する一連のONモードパルスおよびOFFモードパルスとして継続し、パルスレートは、各相継ぐ前記ONパルスが開始する時刻を定め、各ONモードパルスは、サイクルからなり、各サイクルは、時間に対して変化するとともに前記サイクルのピークツーピーク電圧値を含む電圧値によって特徴付けられ、前記装置は、
    各前記ONモードパルスに対応するとともに前記パルスレートにしたがってその他の相継ぐエンベロープから隔てられた1つのエンベロープの形態で検出器信号を生成するために、前記継続する一連の各ONモードパルスに応答するように構成される検出器と、各エンベロープは、各前記ONモードパルスの前記サイクルのピークツーピーク電圧値を表すことと、前記検出器は、前記検出器信号が1つのエンベロープと、相継いで続く1つのOFFモードと、続く1つのエンベロープとからなり前記パルスレートで交互に変化する一連のOFFモードおよびエンベロープとして継続するように構成されることと、
    各相継ぐ前記エンベロープに対する動作のためにのみトリガされるように構成されるサンプル−ホールド回路と、前記トリガされた回路は、各エンベロープの電圧振幅値をサンプリングして、前記サンプリングされたサンプル値を前記次のOFFモードの間ホールドし、前記ホールドされたサンプル値は、前記各エンベロープに対応する前記ONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値を表すことと、
    を備える装置。
  25. 請求項24に記載の装置であって、さらに、
    前記バイアス電極に印加される前記パルスRFバイアス信号の電圧値を制御するためのフィードバック回路であって、更新レートで制御信号を生成し、前記更新レートは、前記パルスレートより遅く、前記制御信号の更新間の期間を定める、フィードバック回路を備える装置。
  26. 請求項25に記載の装置であって、さらに、
    1つの前記更新期間中に相継いで発生する各エンベロープに対応する各相継ぐONモードパルスの前記サイクルの特徴的ピークツーピーク電圧値を表すいくつかの前記ホールドされた電圧振幅値に応答する平均取得回路であって、前記1つの更新期間中の前記ONモードパルスの特徴的ピークツーピーク電圧値の平均を表すために、前記ホールドされた電圧振幅値の平均を生成する平均取得回路を備え、
    前記フィードバック回路は、前記ホールドされた電圧振幅値の前記平均に応答して前記制御信号を更新する、装置。
  27. 請求項26に記載の装置であって、
    前記平均取得回路は、前記1つの更新期間中にホールドされた前記ホールドされた電圧振幅値の和を得て、前記和を前記ホールドされた電圧振幅値の前記数で割って、前記平均を決定する、装置。
  28. 処理チャンバ内において、基板を支えるRFバイアス電極に印加されるパルスRFバイアス信号のピークツーピーク電圧値を決定する方法であって、前記印加される信号は、交互に変化するモードからなり、前記モードは、一連のモードとして継続するONモードパルスと、OFFモードと、ONモードパルスとからなり、前記方法は、
    前記パルスRFバイアス信号の第1のONモードパルスを特定する動作と、前記第1のONモードパルスは、時間に対して変化するサイクルの振幅によって特徴付けられることと、
    前記特定された第1のONモードパルスの前記サイクルの振幅のピークツーピーク電圧値を前記第1のONモードパルス中の時間の関数として表すエンベロープを画定する動作と、
    前記パルスRFバイアス信号の特徴的ピークツーピーク電圧値を表す出力信号を生成するために、前記エンベロープをサンプリングする動作と、
    を備える方法。
  29. 請求項28に記載の方法であって、さらに、
    前記パルスRFバイアス信号の電圧値を制御するためのフィードバック信号を生成する動作と、前記フィードバック信号は、前記出力信号の特徴的ピークツーピーク電圧値と、前記パルスRFバイアス信号の所望のピークツーピーク電圧値とに基づくこととを備える方法。
  30. 請求項28に記載の方法であって、さらに、
    前記一連の相継ぐONモードパルスの前記サイクルの振幅のピークツーピーク電圧値を表す前記エンベロープに基づいて前記出力信号を更新するために、前記相継ぐONモードパルスに対して前記特定する動作、前記画定する動作、および前記サンプリングする動作を繰り返す動作を備える方法。
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