JP2010500492A - 建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リターンスプリングを除去して全長さを縮小し、トーションスプリングだけでドアの閉じ力を提供し、ドアの閉じ力を補償するようにトーションスプリングの長さを増加させ、コンパクトな構造を有する自動復帰ヒンジ装置を提供する。
【解決手段】 本発明のヒンジ装置は、上部キャップで塞がった上部胴体と、下部キャップで塞がった下部胴体と、下部胴体の上段部分に下端部が回転可能に設置され、上端部が上部キャップの凹溝に結合されるシャフトと、下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能なピストンと、ドアの回転によってシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置と、ドアの復帰によってピストンが上昇する場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング装置と、ドアのクロージング時にドアを復帰させる方向にシャフトを回転させるためのトーションスプリングと、クラッチング停止開始角に到達する時にトーションスプリングの逆ツイスティングによる弾性力の増加を遮断したりまたはトーションスプリングの復元力を復元させるためのクラッチ装置とを含む。
【選択図】図2a

Description

本発明は建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置(Hinge Apparatus Having Automatic Return for Use in Building Materials)に関し、特にリターンスプリングを削除して全長さを縮小し、クラッチ装置と連係されたトーションスプリングだけでドアの閉じ力を提供することによって、ドアの開き力および閉じ力においてより効果的に寄与するスプリングの効率を改善し、ドアの閉じ力を補償するようにトーションスプリングの長さを増加させ、閉じ力が強化されるようにカム線図の傾斜角を設定することによって、コンパクトな構造を有しかつ確実にドアの自動復帰を実現することができる建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置に関する。
ヒンジは必要に応じて二つの部材が一軸を中心として相互広がるか接するように連結する装置であって、その代表的な例として、ドアと戸枠とに用いられる蝶番用ヒンジ装置(水平方向の可動部を含む)および冷蔵庫、携帯電話およびノートブックなどに用いられる開閉用ヒンジ装置(垂直方向の可動部を含む)がある。
従来の自動復帰機能を有する蝶番用ヒンジ装置が特許文献1に記載されている。
かかる従来技術の蝶番用ヒンジ装置は、ドアの回転によって昇降、下降する転換ヘッドが一対のガイドピンによって誘導されており、ガイドピンがヒンジナックルに固定され、四つのヒンジナックルの内部にシリンダーと転換ヘッドとが内蔵された構造であるので、可動側ヒンジナックルが大きい荷重を受けながら長期間回転運動をしなければならないので、耐久性が低下し、その構成が複雑で組立生産性が良くないという問題点があった。
また、ドアの自動復帰を行うための圧縮スプリングは、ドアの自動復帰の際、大きい復帰力を提供することができなくて大型ドアに適用しにくく、前記ヒンジ装置は、ドアが一定の角度で開放された状態で回転しないように一時固定手段が設置されていないので、その使用が不都合であるという短所があった。
一方、特許文献2においては、油圧式ドアクロージャとスプリング式ドアクロージャとを別にして構成し、これらを相互組み合わせて用いるによって蝶番型ドア開閉装置を構成した例が記載されている。
従来には大型ドアなどに適用している左右回転型ドアのヒンジ装置に対しては、最適化した構造が提案されなかった。
また、特許文献3のように、多段階の自動復帰速度設定構造を安定化した螺旋型カム線図を有する単一のカム軸を用いたヒンジ装置が記載されているが、このヒンジ装置においては、ヒンジ装置から得られるドアの閉じ時に求められる復元力を得られなくてドアの閉じ力が減少し、これによって、ドアの自動復帰が円滑に行われないという問題があった。
さらに、従来の特許文献4においては、本発明者によって提案されたダブルカム軸を用いた大型ドア用自動復帰ヒンジ装置の場合、閉じ力の減少を補償するために設けた上部カム軸の場合、下部カム軸と同様に一対の螺旋型昇下降ホールを備えているが、このような螺旋型昇下降ホールは回転するカム軸によってピストンロッドおよびバルブを可動させるとき、回転方向の力が垂直方向に変換し、これによってほぼ30%損失となるので、結局、上部カム軸の役割からはドアの閉じ力を向上させるに大きく役に立たず、全長さが多少長いという問題があった。
韓国特許出願公開第2001−0027832号明細書 韓国実用新案登録第271646号明細書 韓国特許第435188号明細書 韓国特許出願公開第2006−18461号明細書
従って、本発明は、前記のような問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、リターンスプリングを削除して全長さを縮小し、クラッチ装置と連係されたトーションスプリングだけでドアの閉じ力を提供し、これによって、ドアの開き力および閉じ力においてより効果的に寄与するようにしてスプリングの効率を改善し、ドアの閉じ力を補償するようにトーションスプリングの長さを増加させ、閉じ力が強化されるようにカム線図の傾斜角を設定することによって、コンパクトな構造を有しかつ確実にドアの自動復帰を実現することができる建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、リターンスプリングの除去によって下部チャンバに組み立てられる各種部品の組立が容易になり、追加に他の関連部品の除去が可能になってコストを節減することができる建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、ドアが強風のような外力によって急速に閉じる場合、上部チャンバ内に発生した過圧によって胴体とピストンとの気密保持のための各種O−リングの損傷および蝶番固定用の固定ねじが緩むことを防止するように蝶番と一体で形成された補強板を備えた建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上部胴体がヒンジ装置から容易に組立および分解が可能な構造であるので、ヒンジ装置の設置の際、使用者一人で設置が可能で故障修理が容易な建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カム軸の第1および第2昇下降ガイドホールに対するカム線図を適切に設定することによって、ドアの開放状態を一定の角度区間で保持することができる自動復帰ヒンジ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ドアの回転によってドアの回転力がシャフトに加わる時、シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、過圧防止バルブとチェックバルブとが単純な構造で組み合わせられて具現できるピストンを提供することにある。
前記した目的を達成するため、本発明は、ドアに固定される第1蝶番が一周面に一体で形成され、上端部が内側面に凹溝が形成された上部キャップで塞がった上部胴体と、戸枠に固定される第2蝶番が一周面に一体で形成され、下端部が密封結合される下部キャップで塞がった下部胴体と、前記下部胴体の上段部分に下端部が回転可能に設置され、上端部が前記上部キャップの凹溝に結合されるシャフトと、前記下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能に設置され、下部胴体の内部を上、下部チャンバで仕切るピストンと、前記ドアの回転によってドアの回転力がシャフトに加わる時シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換手段と、前記ドアの開閉によってピストンが下降および上昇する場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段と、前記ドアのクロージング時に前記ドアを初期位置に復帰させるように回転/直線運動変換手段に復元力を提供する復帰手段とで構成されることを特徴とする自動復帰ヒンジ装置を提供する。
また、本発明は、ドアに固定される第1蝶番が一周面に一体で形成され、上端部が上部キャップで塞がった上部胴体と、戸枠に固定される第2蝶番が一周面に一体で形成され、下端部が密封結合される下部キャップで塞がった下部胴体と、上端部が前記上部キャップに結合され、前記下部胴体の上端に延長されたシャフトと、前記下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能に設置され、下部胴体の内部を上、下部チャンバで仕切るピストンと、前記ドアの開閉によってドアの回転力がシャフトに加わる時シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換手段と、前記ピストンに設置されてドアの開閉に連動してピストンの下降および上昇速度を制御し、ピストンが上昇する場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段と、前記シャフトの上端部に一端が固定されるように上部胴体に内蔵されて前記ドアをクロージングさせる方向にシャフトを回転せしめる復元力を提供するトーションスプリングと、前記トーションスプリングと連係してドアの開閉時に予め設定されている開放角を超過する場合トーションスプリングの弾性力の増加を遮断し、前記開放角以内となる場合トーションスプリングの弾性力を復元させるためのクラッチ手段とで構成されることを特徴とする自動復帰ヒンジ装置を提供する。
本発明の第1実施例における前記回転/直線運動変換手段は、前記下部胴体の内周面に設置され、垂直方向に互いに対向して形成された第1および第2垂直ガイドホールを有するガイドホール形成部と、前記シャフトから延長形成され、外周面に沿って相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部を備え、ドアが回転される時上部胴体に加わる相対的な外力によって旋回するカム軸と、両端部が前記第1、第2昇下降ガイドホールを通して第1、第2垂直ガイドホールとそれぞれ結合され、他端がピストンと連結されたピストンロッドの上端部が結合されるガイドピンとで構成される。
また、本発明の第2実施例によれば、前記回転/直線運動変換手段は、前記下部胴体の内周面に設置され、外周面に沿って相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される第1円筒部と、前記シャフトから前記円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に互いに対向して第1および第2垂直ガイドホールが貫通形成された第2円筒部と、両端部が前記第1円筒部の第1、第2昇下降ガイドホールを通して第2円筒部の第1、第2垂直ガイドホールとそれぞれ結合され、中央部がピストンと連結されたピストンロッドの上端部に結合されるガイドピンとで構成され、前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンとが回転しながら下降および上昇が行われる。
本発明の第3実施例によれば、前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、その下端に相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、前記シャフトから第1円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に貫通形成された垂直ガイドホールを有する延長シャフトと、前記ピストンから延長形成され、上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホール、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホール、および延長シャフトに上下方向に貫通形成された垂直ガイドホールに結合されたガイドピンとで構成され、前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われる。
本発明の第4実施例によれば、前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、前記シャフトから第1円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に貫通形成された垂直ガイドホールを有する延長シャフトと、前記ピストンから延長形成されて上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記延長シャフトが挿入され、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホール、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホール、および延長シャフトに上下方向に貫通形成された垂直ガイドホールに結合されたガイドピンとで構成され、前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われる。
本発明の第5実施例によれば、前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、前記シャフトから円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に多数の垂直ガイド突起を有する延長シャフトと、前記ピストンから延長形成され上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記延長シャフトの多数の垂直ガイド突起に対応する凹溝が形成され、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホールと、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホールにそれぞれ結合された第1および第2ガイドピンとで構成され、前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われる。
本発明の第6実施例によれば、前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、下端部が延長形成され下端部に対向する一対のピンホールが形成された円筒部と、前記シャフトから円筒部の内部に延長形成され、外周部に螺旋形状からなる多列の雄ねじ山部が形成されている延長シャフトと、前記ピストンから延長形成され、垂直方向に互いに対向して貫通形成された一対の垂直ガイドホールを備え、内周部に前記延長シャフトの多列の雄ねじ山部に対応する二列の雌ねじ山部が形成されており、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、前記円筒部に形成された対向する一対のピンホール、円筒形ピストンロッドに形成された一対の垂直ガイドホールにそれぞれ結合されたガイドピンとで構成され、前記ドアが回転される時前記円筒形ピストンロッドが垂直に下降および上昇が行われる。
この場合、前記第1、第2昇下降ガイドホールはそれぞれ第1カム線図の角度からなる第1昇下降区間、前記第1カム線図の角度より相対的にもっと小さい第2カム線図の角度からなる第2昇下降区間およびカム線図の角度がゼロである停止区間で構成することができる。
また、前記ドアの復帰によってピストンが上昇する場合、選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、前記ピストンに設置されてドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を遮断する少なくとも一つのチェックバルブと、前記ドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を制御するための上昇速度制御手段とで構成することができる。
さらに、前記上昇速度制御手段は、先端部が前記ピストンロッドの第1流路に挿入されて第1流路を通して上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流動量を制御するための油圧制御棒で構成される。
また、他のダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に一体で連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、前記ピストンロッドの第1流路と連通されるピストンの中央に形成されてドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を少ない量で制限するチェックバルブと、先端部が前記チェックバルブを通してピストンロッドの第1流路に挿入されてドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を制御するための油圧制御棒とで構成することができる。
前記チェックバルブは、外力によってピストンが高速で上昇するように求められて上部チャンバが予め設定された圧力以上に増加する場合、過圧を解止するための過圧防止手段をさらに含むことが望ましい。
また、他のダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、前記ピストンの少なくとも一つの第2流路に設置され、ドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を遮断する少なくとも一つのチェックバルブと、前記ピストンロッドの第1流路に挿入され、ドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を一定に制御するための流量設定用ブッシングとで構成することも可能である。
また、他のダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結されたピストンロッドと、前記ピストンの少なくとも一つの流路に設置され、ドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に均一なダンピング力を提供するように上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を制限する少なくとも一つのチェックバルブとで構成することができる。
前記ヒンジ装置は、前記上部および下部胴体はそれぞれ第1および第2蝶番に印加される外力を分散させるため、第1および第2蝶番と直角方向に延長されてドアおよび戸枠と接する第1および第2補強板をさらに含むことが望ましい。
前記復帰手段は、前記シャフトの上端部に一端が固定されるように上部胴体に内蔵され、ドアのクロージング時に前記ドアを復帰させる方向にシャフトを回転せしめる復元力を提供するトーションスプリングと、前記トーションスプリングの他端に連結され、ドアの開放時にクラッチング停止開始角に到達するとトーションスプリングの逆ツイスティングによる弾性復元力の増加を遮断し、ドアのクロージング時にクラッチング停止開始角に到達するとトーションスプリングの復元力を復元させるためのクラッチ手段とで構成することが望ましい。
この場合、前記クラッチ手段は外周部が下部胴体の内周部に強制押込構造によって固定される外部クラッチと、前記外部クラッチの上端に下端が回転可能に挿入され、内部空間にシャフトを回転可能に接触した状態で保持し、前記トーションスプリングの下端部が上端に固定される内部クラッチと、前記外部/内部クラッチの間に配置してドアの開放角度によって内部クラッチをシャフトと結合させるか分離させる役割をする一対のローラピンとで構成することが望ましい。
この場合、上部胴体を貫通して内部クラッチとシャフトとを一体化することによって、クラッチ手段の機能を停止させるためのプリセットスクリューで構成されるクラッチ停止手段を備えて、必要に応じて前記クラッチ手段を一時的に停止させることができる。
この場合、前記第1、第2昇下降ガイドホールによって形成されるカム線図はそれぞれ少なくともドアの開放角が0−90°の間の第1昇下降区間、ドアの開放角が90−135°の間の第2昇下降区間およびドアの開放角が135−180°の間の停止区間を含み、前記クラッチング手段のクラッチング停止開始角は70°に設定することが望ましい。
さらに、前記上部胴体はヒンジ装置の本体から着脱可能に結合することが可能である。
前記のような本発明においては、リターンスプリングを削除して全長さを縮小し、クラッチ装置と連係されたトーションスプリングだけでドアの閉じ力を提供することによって、ドアの開き力および閉じ力においてより効果的に寄与するようにして、スプリングの効率を改善し、またドアの閉じ力を補償するようにトーションスプリングの長さを増加させ、閉じ力が強化されるようにカム線図の傾斜角を設定することによってコンパクトな構造を有しかつ確実にドアの自動復帰を実現することができる。
さらに、本発明のヒンジ装置は、各種室内ドアに外装型として用いてもインテリアの側面で負担にならない程度にコンパクトでスリム型に形成することができて多様な用途で適用可能である。
また、本発明においては、リターンスプリングの除去によって下部チャンバに組み立てられる各種部品の組立が容易になり、追加に他の関連部品の除去が可能になってコストを節減することができ、上部胴体がヒンジ装置から容易に組立および分解が可能な構造であるので、ヒンジ装置の設置の際、使用者一人で設置が可能で故障修理を容易にすることができる。
本発明においては蝶番と一体で形成された補強板を備え、これによってドアが強風のような外力によって急速に閉じる場合、上部チャンバ内に発生した過圧によって胴体とピストンとの気密保持のための各種O−リングの損傷および蝶番固定用の固定ネジが緩むことを防止することができる。
本発明の望ましい実施例に従う建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を示す斜視図である。 本発明の望ましい実施例に従う建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を示す平面図である。 本発明の望ましい実施例に従う建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を示す底面図である。 図1bの2−2’線断面図である。 ヒンジ装置の設置状態を示す平面図である。 本発明の第1実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図である。 本発明の第1実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 図3bのA−A’線断面図である。 図3bのB−B’線断面図である。 図3aに示すカム軸の昇下降ガイドホールのカム線図を説明するために平面状に展開した説明図である。 図2aに示す自動復帰ヒンジ装置の外部クラッチを示す斜視図である。 図5aのC−C’線断面図である。 図2aに示す自動復帰ヒンジ装置の内部クラッチを示す正面図である。 ドアの開放によってクラッチ装置の作動状態を順次に示す平断面図である。 ドアの開放によってクラッチ装置の作動状態を順次に示す平断面図である。 ドアの開放によってクラッチ装置の作動状態を順次に示す平断面図である。 ドアの開放によってクラッチ装置の作動状態を順次に示す平断面図である。 本発明のヒンジ装置を上部キャップが結合された上部胴体と残りの部分とに容易に分解/組立が行われる構造を説明するための分解図である。 本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。 本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。 本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。 本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。 本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。 本発明の基本実施例において油圧制御棒が除去された変形例による建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を示す断面図である。 本発明の基本実施例において油圧制御棒が除去された変形例による建資材用ドアの自動復帰ヒンジ装置を示す断面図である。 本発明の第2実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。 本発明の第2実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 本発明の第2実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第3実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図である。 本発明の第3実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 本発明の第3実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第3実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第4実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図である。 本発明の第4実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 本発明の第4実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第4実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第5実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図である。 本発明の第5実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 本発明の第5実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第6実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図である。 本発明の第6実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す分解図である。 本発明の第6実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明の第6実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す長さ方向断面図である。 本発明に従う過圧防止バルブおよびチェックバルブを含むピストンを示す断面図である。 図15aにおいて過圧防止バルブおよびチェックバルブの構成部品を示す分解斜視図である。 図15aのピストンにおいて過圧防止バルブおよびチェックバルブの構成部品を除去したピストンの断面図である。 ドアの開放時のチェックバルブの動作を説明するための説明図である。 ドアの閉鎖時のチェックバルブの動作を説明するための説明図である。 過圧防止バルブの動作を説明するための説明図である。
以下、添付図面を参考にして本発明に従う自動復帰ヒンジ装置について詳細に説明する。
1.ヒンジ装置の全体構造
まず、図1aないし図4に示す自動復帰ヒンジ装置は、図3aに示す本発明の第1実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を用いて完成した実施例である。
本発明の自動復帰ヒンジ装置は、上部胴体11および下部胴体13が同一の軸方向に長さ方向に沿って配置され、前記上部胴体11はドア1に固定される第1蝶番が一側に一体で延長形成され、下部胴体13は戸枠3に固定される第2蝶番23の他側に一体で延長形成される。前記第1および第2蝶番21、23には固定ネジ22aが挿入される多数の貫通孔22が形成されている。前記実施例においては図2bのように、ドア1がヒンジ装置の右側に配置されるタイプのヒンジ装置を例示したものであり、これとは逆に、ドアがヒンジ装置の左側に配置されるタイプに変形することもなお可能である。
前記上部胴体11および下部胴体13にはそれぞれ第1および第2蝶番21、23と直角方向の内接面を有し、先端部に行くほど幅が狭くなる構造で内接面に印加される大きい力をも支えられる構造を有する第1および第2補強板21a、23aがそれぞれ一体で形成されている。従って、前記ヒンジ装置は設置時に、第1蝶番21と第1補強板21aとの間にドア1の一側端部が結合され、第2蝶番23と第2補強板23aとの間に戸枠3の一側端部が結合されるように設置される。
従来には、強風のような外力によってドアが急速に閉じる場合、上部チャンバ内に発生した過圧によって胴体とピストンとの気密保持のための各種O−リングが損傷されたり固定ねじ蝶番から緩む現象が発生してヒンジ装置が故障するようになるという問題があった。従って、このような問題を防止するため、従来には過圧防止バルブを用いてかかる問題を解決したが、この場合、多数の部品が追加され、その結果、これらをスプリングと共に組み立てなければならないので、組立性が悪化されるという問題があった。
しかしながら、本発明においては図2bのように、ドア1に大きい外力が印加される場合、外力が固定ねじ22aと補強板21aとに分散して印加されるので、前記した問題を解決できることになる。
さらに、前記上部胴体11の上側および下部胴体13の下側にはヒンジ装置の内部をクローズするための上部キャップ31および下部キャップ33がそれぞれ押込結合構造に結合されていて、上部胴体11と上部キャップ31とは一つの組立体をなすことになる。この場合、上部キャップ31の内側面には図3bおよび図3cに示すようなカム軸50の上端部と対応する凹溝32が形成されていて、カム軸50が上部キャップ31の凹溝32に挿入結合されると、ドア1の回転の際、ドア1の回転力が第1蝶番21、上部胴体11および上部キャップ31を通してカム軸50に伝達されるので、カム軸50も回転することになる。
すなわち、前記カム軸50は、ドア1の開閉時にドア1の回転力を伝達されて、ドア1の回転方向と同一方向に回転できるようにシャフト51の上側が上部キャップ31の凹溝32によって固定され、前記凹溝32は上下面が平行で両側面がラウンド形状を有している。
さらに、前記シャフト51の下端に延長形成された円筒部53は、内側に後述する可動体60のピストンロッド61の上端がスライディング可能に挿入される空間部を有し、また外周面に沿って相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホール54a、54bを備える。前記第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bは図4に示すようなカム線図の角度を有しており、前記カム線図についてはヒンジ装置の作動説明と共に以下に詳細に説明する。
一方、図2aに示している可動体60はピストンロッド61の上端がガイドピン67によって貫通され、前記ガイドピン67は両端が前記円筒部53の第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bによってガイドされるように貫通される。
さらに、前記ピストンロッド61は、その中央下側が前記下部胴体13の外周面に接する直径を有しかつ下部胴体13内のオイルチャンバを上、下部チャンバ91、93に分割するピストン62にねじ結合されてドアの回転によって上下に移動する可動体60を形成している。
この場合、ピストンロッド61はその下端から上部に形成された第1流路68aが形成され、第1流路68aはピストンロッド61の外周と連通するように形成された貫通孔68bと連結されている。
さらに、ピストン62は中央部に垂直方向に貫通される一つの貫通孔と中央外側に貫通形成される少なくとも一つの第2流路68cを備える。前記ピストン62の中央貫通孔にはピストンロッド61の下端部がねじ結合されて前記ピストンロッド61に形成された第1流路68aを通して上、下部チャンバ91、93が連通され、第2流路68cには開閉ボール63aが挿入されて開閉ボール63aの作用によって流路の開閉が決定されるチェックバルブ63を形成する。前記ピストンロッド61とピストン62とのねじ結合部にはシーリングのためにディスク形態のオイル室64が挿入されている。
前記チェックバルブ63はドア1が開放される場合、すなわち、可動体60(ピストンロッド61およびピストン62)が下降する場合、チェックバルブ63は作動せずオイルは第2流路68cとチェックバルブ63を経て下部チャンバ93から上部チャンバ91に容易に移動することになり、逆に、ドアが閉じる場合すなわち、可動体60が上昇する場合、チェックバルブ63の開閉ボール63aが第2流路68cを遮断するに従って上部チャンバ91のオイルは第2流路68cを通過せずピストンロッド61に形成された第1流路68aを通して上部チャンバ91から下部チャンバ93に少量ずつ移動することになる。
一方、従来にはヒンジ装置が上、下部胴体と中央胴体とで構成されて中央胴体の下端にシーリングキャップを別途に設け、シーリングキャップと下部キャップとの間にボールベアリングを設けて中央胴体と下部胴体との間の円滑な回転が行われるようにした。
しかしながら、本発明においてはハウジングを上部胴体11および下部胴体13の二つの胴体で構成し、これら胴体11、13の間に円滑な回転が行われるようにプラスチック材からなる一対のリング状ベアリング12a、12bが挿入されており、下部胴体13と下部キャップ33とのねじ結合部分にシーリング用O−リング14を挿入した。
従って、本発明においては下部チャンバ93に挿入されるリターンスプリングを削除しながらシーリングキャップとボールベアリングいずれを除去できるようになり、部品の単純化および組立性の向上をはかれることになる。
さらに、前記ピストンロッド61の第1流路68aにはオイルの流入量を制御するように先端が挿入された油圧制御棒45が設置され、前記油圧制御棒45は、下部キャップ33に設置された保持台43によって下端が固定される。前記油圧制御棒45の具体的な構造については後述する。
なお、前記保持台43は内側に下部キャップ33の中央に垂直に結合された調節ボルト41が結合されており、前記調節ボルト41の正回転、逆回転によって油圧制御棒45のレベルを設定することによって、第1流路68aを通過するオイル量を自由に設定でき、その結果、ドアの自動復帰速度が決定される。
2.クラッチ装置
一方、図2a、図5aないし図5c、および図6aないし図6dのように、ドア1のクロージング時に閉じ力の向上のために上部胴体11の内部にはトーションスプリング76がシャフト51を取り囲む状態に配置され、ドアの回転によって前記トーションスプリング76に発生するねじり弾性力を制御するためにトーションスプリング76の下端にこれと連係してクラッチ装置70が配置される。この場合、トーションスプリング76は円形、より好ましくは、角形構造を有した方がツイスティング復元力をもっと大きく得られるので、望ましい。
前記クラッチ装置70は、外周部に下部胴体13の内周部に強制押込構造によって固定される外部クラッチ71と、前記外部クラッチ71の上端に下端が回転可能に挿入され、内部空間にカム軸50のシャフト51を回転可能に接触した状態に保持する内部クラッチ73と、前記外部、内部クラッチ71、73の間に配置してシャフト(すなわち、ドア)の開放角度に沿って内部クラッチ73をシャフト51と結合させたり分離させる役割をする一対のローラピン75とからなる。
外部クラッチ71は外周部が多数の凸凹部71dが上下方向に形成されて下部胴体13の内周部に強制押込によって固定され、さらに、下端部は段差部71bの構造によって固定され、上端はストップリング71cによって上、下流動が起ることを防がれる。
さらに、前記トーションスプリング76は上端部76aが上部キャップ31の下端に位置し、シャフト51と結合しているスプリングガイドブッシュ25に形成された貫通孔を通して軸方向に折屈挿入されており、下端部は内部クラッチ73の上端に形成された固定ホール73bによってそれぞれ固定される。前記スプリングガイドブッシュ25はトーションスプリング76が偏向せず定着せしめる役割をする。
従って、ドアの開放時にカム軸50が回転すると、これに連動して内部クラッチ73も例えば、0−70°範囲で共に回転しながらトーションスプリング76はねじり変形が行われることになる。その後、クラッチ装置70のクラッチング停止開始角である70°に至る場合、クラッチングが作動してトーションスプリング76のねじり変形は停止し、カム軸50のみが回転する。
前記図6aないし図6dに示しているクラッチ装置70はクラッチング停止開始角が例えば、90°である場合を示すものであって、これはリターンスプリングを使用せずトーションスプリングのみを用いるドアに適合したスリム型自動復帰ヒンジ装置に適用される例である。
従って、リターンスプリングとトーションスプリングいずれも必要な大型ドア用自動復帰ヒンジ装置においては、クラッチ装置70のクラッチング停止開始角を望む角度に合わせて設定することが可能であり、例えば、30°で設定することができる。
このように、クラッチング停止開始角を30°で設定する場合、カム軸50が初期状態である時を基準として外部クラッチ71の上端に形成される第2挿入溝74cの位置を、シャフト51の外周に形成された第1挿入溝74aおよび内部クラッチ73に形成された貫通ホール74bから30°回転した位置に配置される。
一方、前記一対のローラピン75は断面が円形からなるピン形状であって、シャフト51の外周に対応形成され断面が半球形である一対の第1挿入溝74a、内部クラッチ73に形成された貫通ホール74bおよび図5aのように、外部クラッチ71の上端に形成され断面が半球形である第2挿入溝74cの間を移動可能であるように挿入される。前記一対のローラピン75を通してクラッチングされる過程については後述するヒンジ装置の作動説明と共に詳細に説明する。
一方、前記外部クラッチ71は図5aのように、円筒部分が下部に延長形成され、両側に前記ガイドピン67の両端が垂直にスライディング可能に設けられる一対の垂直ガイドホール78を備えたガイドホール形成部71aを一体で含む。この場合、前記ガイドピン67は前記ピストンロッド61、第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bおよび垂直ガイドホール78を同時に貫通する状態になり、ドアの開放時に第1蝶番21と共に回転してカム軸50が回転すると、ガイドピン67が一対の垂直ガイドホール78に沿って下方に移動することになり、同時に可動体60はトーションスプリング76によって弾力保持された状態に第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bに沿って回転しながら下方に所定の距離ほど下降する。
従って、前記第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bを有するカム軸50、一対の垂直ガイドホール78を備えたガイドホール形成部71a、およびガイドピン67はドア1、すなわち、シャフト51の回転運動をするピストンロッド61と連結されたピストン62の上下運動に変換せしめる役割をする第1実施例における回転/直線運動装置59を構成する。
図1において、未説明の部材番号81ないし84、および87ないし89は気密保持のためのO−リングであり、85はブッシュベアリング、86はブッシュベアリングをそれぞれ示す。
前記ブッシュベアリング85はカム軸50が回転する時、下部胴体13に固定している外部クラッチ71の内向突起部の下部面とカム軸50の円筒部53の上部面との間で発生する回転摩擦および騒音を減少させる役割をする。
3.油圧制御棒の構造
前記実施例における油圧制御棒45は単一の油圧回路の制御に適合し、オイルの流動量の変化が少ないしリニアに増加してピストンの上昇速度が低速で行われるように設定されている。すなわち、油圧制御棒45はチェックバルブ63がオフ状態である時のオイルの流動量と比較してピストン62が上昇するに伴って流動量の可変が行われるように流路の直径が変わるようになっている。
しかしながら、前記油圧制御棒45はオイルの流動量が多い高速区間設定部とオイルの流動量が少ない低速区間設定部とが上下に配置された構造になることができる。この場合、前記高速区間設定部はチェックバルブ63が作動しない時(オフ状態)、すなわちドアの開放(ピストンの下降)時のオイルの流動量と比較して、比較的多くの量のオイルの流動が可能であるように設定した方が望ましい。
また、前記ピストン62が上昇するとき、低速区間設定部の一部が第1流路68aの内部に進入している区間では上部チャンバ91から下部チャンバ93に移動するオイルの移動量がピストン62の上昇位置によって漸次増加することになってリターンスプリングの復元力が増加するようにしている。前記高速区間設定部および低速区間設定部は自動復帰ヒンジ装置が適用される対象によって各区間の長さを可変に設定し、低速区間設定部のテーパ量が決定される。
例えば、建資材用ドア(放火用鉄門など)においては、火災の発生時に必ず閉じられなければならないので、高速区間設定部の開始が例えば、ドアの開放角30°から始まり、家電用小型ドアや室内のドアなどの場合はドアの開放角が例えば、5°から始まることになり、キムチ冷蔵庫のように上下回転型ドアにおいては高速区間の設定が要らなくて高速区間設定部を置かず低速区間設定部だけでなされる。
4.可動体の昇下降ガイド構造
以下、前記可動体60の上昇、下降ガイド構造とヒンジ装置の動作について詳細に説明し、ドアの閉じ力を提供するトーションスプリング76の弾性力の制御のためのクラッチ装置のクラッチング過程についても共に説明する。
まず、カム軸50の円筒部53に形成された第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bは図4に示すように、ドアの開放角に連動してピストンの昇下降を案内する三つの区間(a−c)、すなわち、ドアの開放角が0−90°の間の第1区間(a)、ドアの開放角が90−135°の間の第2区間(b)、およびドアの開放角が135−180°の間の第3区間(c)に分けられる。
前記三つの区間(a−c)のうち、第1区間(a)は前記可動体60のピストン62が昇下降する開放角が0−90°の間の区間であって、第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bのカム線図の角度(α)は第2区間(b)の角度(β)より相対的にもっと大きく設定してピストン62の上昇の際、効率を増大させて油圧回路の抵抗とトーションスプリング76の比例的な復元力の低下による閉じ力の損失を補完している。
通常に、前記第1区間(a)、すなわち、開放角が0−90°の間の区間においては使用者の安全のためにチェックバルブ63によってドアの復帰速度を一定の速度に制限して遅延させている。しかしながら、ドアの自動復帰を完成するためにはドアに設置されたラッチが戸枠に設置された締め装置に結合できる最終の閉じ力を有していなければならない。
本発明の実施例においてはリターンスプリングを略した構造であるので、ドアの開放角70°でクラッチングされて70°を超過するときはトーションスプリング76の逆ツイスティングを停止させ、開放角70°未満になるときクラッチング動作を解除して逆ツイスティングされたトーションスプリング76の復元力をカム軸50に作動させてドアの復帰に直接的な影響力が及ぶように設定されている。
従って、第1区間(a)においては、使用者のドアの開放によって内部クラッチ73およびカム軸50を左ねじ方向に回転させ、可動体60、すなわちピストン62が下降するのでチェックバルブ63は動作せず、トーションスプリング76は70°を超過するまで開放角に比例して逆ツイスティングが行われることになる。
しかしながら、ドアの自動復帰の際、開放角70°未満からクラッチ装置70のクラッチング動作が解除されて逆ツイスティング状態にあるトーションスプリング76から復元力が内部クラッチ73およびカム軸50を右ねじ方向に回転させる。その結果、ピストン62はトーションスプリング76の弾性力が印加されてドアを初期位置に完全復帰(閉め)させることになる。
70°を超過して90°に至るまでクラッチ装置70はクラッチングされている状態、すなわちトーションスプリング76の逆ツイスティングが停止された状態であり、ピストン62が下降し続けてチェックバルブ63は動作しないので、ドアの開放によって内部クラッチ73およびカム軸50は容易に左ねじ方向に回転して、使用者は大きい力を入れずドアを開放することができる。
一方、本発明においてはドア、特に大型ドアの自動復帰時にラッチが戸枠に設置された締め装置に結合され得る閉じ力を有するように下部チャンバにリターンスプリングを備えることも可能であり、この場合、クラッチ装置70のクラッチング開始角を開放角30°に設定して開放角30°でクラッチングされ、30°を超過するときはトーションスプリング76の逆ツイスティングを停止させ、開放角30°未満になるときはクラッチング動作を解除して逆ツイスティングされたトーションスプリング76の復元力をリターンスプリングの復元力に付加してカム軸50に作動させることもできる。
また、第2区間(b)すなわち、開放角90−135°の間の区間においてはクラッチ装置70はクラッチングされている状態、すなわちトーションスプリング76の逆ツイスティングが停止した状態であり、ピストン62は下死点まで下降し続けてチェックバルブ63は動作しないので、ドアの開放によって内部クラッチ73およびカム軸50は容易に左ねじ方向に回転して使用者は大きい力を入れずドアを開放することができる。
一方、第2区間(b)において第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bのカム線図の角度(β)を第1区間(a)の角度(α)より相対的にもっと小さく設定しているが、これはカム軸50の円筒部53の制限された領域内においてピストン62の昇、下降用カム線図を0−180°の範囲で配置するためのものである。
本発明においては圧縮スプリングであるリターンスプリングを除去してトーションスプリング76だけで自動復帰が行われ、前記のようにクラッチ装置70は70°からクラッチングされている状態であるので、カム線図の角度はヒンジ装置の動作に影響を及ぼさない。
また、ピストン62が下死点に至った状態である第3区間(c)、すなわち開放角135°−180°の範囲ではカム線図の角度をゼロに設定してオイル(流体)の流動量をゼロにしてドアの開閉時に便利にせしめ、また下部チャンバにリターンスプリングの挿入の際、自動復帰を遮断する区間であって、ドア1が開放された状態の角度を保持する。
従来のヒンジ装置においては、ドアの開放の際、ドアを0°から完全開放される180°まで行くほどドアの開放に要する開き力は開放角に定比例して増加するようになってドアを開放するに多くの力を必要としていたが、本発明の場合、第1区間(a)の70°まではドアの閉じ力を保存するために従来と類似した開き力を必要とするが、第1区間(a)の開放角70°からはクラッチ装置70の作動によってトーションスプリング76は逆ツイスティングを停止させることができて開放角70°以内の区間に比べて開き力が大きく減少してドアを容易に開放することができる。
5.ヒンジ装置の動作
以下、本発明のヒンジ装置に対する全動作について説明する。この場合、図6aないし図6dに示すクラッチ装置70はクラッチング停止開始角が90°に設定されているが、本説明においてはトーションスプリングだけを採用する比較的小型ドアのヒンジ装置について説明しているので、クラッチング停止開始角が70°に設定されている場合を例に挙げてヒンジ装置の動作について説明する。
5−1.ドアの開放の際
まず、本発明の実施例に従うヒンジ装置は図6aのように、ドアが閉じられた(すなわち、停止された)状態でこれを開放すると、すなわち、ドア1が開かれるとき、第1蝶番21と上部キャップ31とを通してカム軸50のシャフト51に外部回転力が伝達されることによって、その内部の構成要素は以下のように作動することになる。
ドア1が閉じられている図6aの初期状態から使用者がドアを開けると、前記カム軸50のシャフト51と内部クラッチ73とが図6bのように、一対のローラピン75を含む状態で左ねじ方向に回転しながらトーションスプリング76も逆ツイスティングされて弾性力が発生することになる。
これと同時に、カム軸50に左ねじ方向の回転力が伝達されるので、第1、第2昇下降ガイドホール54a、54bと、外部クラッチ71と一体で形成されたガイドホール形成部71aの一対の垂直ガイドホール78に両端部が挿入されているガイドピン67はカム軸50の回転によって第1、第2昇下降ガイドホール54a、54bに沿って下部方向に移動される。この場合、下部方向に移動するガイドピン67とピストンロッド61とを通して連動するピストン62には下部方向に移動しようとする力が作動することになる。
これによって前記ピストン62の下側すなわち、下部チャンバ93に位置するオイルは第2流路68cの開閉ボール63aが上方に移動しながら第2流路68cを通して上部チャンバ91に移動する。すなわち、ドアの開放時にチェックバルブはオフ状態になり、これを通して多くの量のオイルが急速に下部チャンバ93から上部チャンバ9に移動することになる。
そうすると、前記ガイドピン67は第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bにおける作動状態のように、第1区間(a)で移動しながら可動体60はトーションスプリング76を逆ツイスティングして下降することになる。
また、ピストンロッド61が下方移動しながら第1流路68a内にテーパ形成された油圧制御棒45が進入し続けながら第1流路68aを通したオイル通過量が漸次減少するようになるが、大部分の多くの量のオイルはオフ状態のチェックバルブ63を通して急速に下部チャンバ93から上部チャンバ9に移動するので、ピストンは急速に下降する。
さらに、ドアの回転角が70°になると図6cのように、一対のローラピン75が内部クラッチ73の第1挿入溝74aから離脱して外部クラッチ71の第2挿入溝74cに挿入され、ドアの回転角が70°以上になる場合、図6dのように、内部クラッチ73の回転が中断されカム軸50のシャフト51だけが回転するに従って、トーションスプリング76の弾性力の増加はドアの回転角の70°を基準にして止まることになる。
この場合、第1挿入溝74aにかかるローラピン75はその中心点以下に挿入されている。従って、図6cにおいてローラピン75はトーションスプリング76によってねじり力を受けられると、第2挿入溝74cに到達したときに外部に延びる力が作用して第2挿入溝74cから抜け出すことになる。
そして、前記トーションスプリング76の弾性力の増加が止まった状態で使用者がドアを回転し続けてカム軸50も持続的に回転する場合、チェックバルブ63もオフ状態にあるので、ドアの回転角が90°である第2区間(b)に到達することになり、続けて下死点である開放角135°に到達するまでピストン62は第1および第2昇下降ガイドホール54a、54bの第2区間(b)に沿って下降して大きい抵抗なしに使用者はドアを開放することができる。
その後、使用者がドアを回転し続けて135−180°の第3区間(c)に進入するようになり、ドアはその移動が制限されてピストン62は下死点に位置した状態からこれ以上下降せず、カム軸50の回転のみが行われる状態、すなわちドアの一時停止状態が保持される。
5−2.ドアのクロージングの際
一方、ドアの開放角180−135°であるドアの一時停止状態を外して開放角が135−90°である第2区間(b)においては使用者がドアを回転してカム軸50に右ねじ方向に外力が伝達されるとき、一対の垂直ガイドホール78に両端部が挿入されているガイドピン67はカム軸50の回転によって第1、第2昇下降ガイドホール54a、54bに沿って上部方向に移動することになる。
このように使用者がドアを閉じるとき、ガイドピン67がカム軸50の回転によって第1、第2昇下降ガイドホール54a、54bおよび垂直ガイドホール78に沿って上部方向に垂直上昇すると、ガイドピン67に連結されたピストンロッド61およびピストン62は上部方向に移動しはじめる。
このとき、上部チャンバ91のオイルはピストン62の上昇によって圧力を受けると第2流路68cを通して下部チャンバ93に移動しようとする圧力が発生する。この場合、開閉ボール63aが第2流路68cをクロージングするに伴ってチェックバルブ63がオン状態になり、第2流路68cを通して流れず第1流路68aを経て下部チャンバ93に抜け出しながら135−90°区間においては相対的に低速の第1速度に上昇することができる。
また、この場合、ピストンの上昇によって第1流路68aに挿入されている油圧制御棒45は漸次直径が小さい部分に移動することになって第1流路68aを通過するオイルの流動量は漸次増加することになる。従って、前記第1速度は一定に増加して使用者の負担を軽減せしめることになる。
その後、ピストン62が上昇して第1区間(a)の開放角90−70°区間に進入すると第1区間(a)のカム線度の角度(α)が第2区間(b)の角度(β)より相対的にもっと大きくなっているので摩擦抵抗が減少し、これによって第1流路68aを通過するオイルの流動量がさらに増加するという点からピストン62の上昇速度は前記第1速度より増加した第2速度を有することができるようになる。かかる速度の変化は使用者が印加する回転力に依存するものであるので使用者による制御が可能になり、この場合、ドアのクロージングに対する使用者の負担は大きく感じなくなる。
その後、ピストン62が上昇して70−0°区間に進入すると、ピストン62の上昇によってシャフト51が右ねじ方向に回転してドアの開放角が70°以下になると、前記ローラピン75は外部クラッチ71の第2挿入溝74cから離脱してシャフト51の第1挿入溝74aに挿入される。この場合、第2挿入溝74cにかかるローラピン75はその中心点以下に挿入されている。従って、トーションスプリング76の弾性復元力によって初期設定方向、すなわち右ねじ方向への回転力を受けている内部クラッチ73がローラピン75に回転力を加えることになると、ローラピン75は第2挿入溝74cから離脱して内部クラッチ73と共に右ねじ方向に回転することになる。
これによって停止していた内部クラッチ73がトーションスプリング76の弾性復元力によって初期設定方向、すなわち右ねじ方向への回転力が印加され、これはローラピン75を通してシャフト51に右ねじ方向の回転力を印加しながらドアに閉じ力を提供する。
従って、ピストン62はシャフト51に対するトーションスプリング76の強い弾性復元力を受けることになるので、第1流路68aを通して上部チャンバ91から下部チャンバ93に前記135−70°区間よりもっと多くの流動量でオイルが流れることになって、速い速度で上昇することになる。
この場合、開閉ボール63aが第2流路68cを完全にクロージングするに伴ってチェックバルブ63がオン状態になって、第2流路68cを通して流れず第1流路68aを通して上部チャンバ91から下部チャンバ93にオイルが流れることになる。
しかしながら、第1流路68aを通したオイル量は増加し続けるので、ピストン62の上昇速度は加速がつくことになる。従って、ドアは初期位置にまで復帰してドアのラッチによる閉め状態となり、前記ピストン62は初期状態の位置に復帰することになる。
前記のように本発明のヒンジ装置においては、ドアの閉じの際トーションスプリング76のみを用いることによってピストン62の第1および第2流路68a、68cによって形成される油圧回路は単にドアの閉じ速度を低くするダンパとしての役割のみを行うので、多段の速度制御が行われることではない。
しかしながら、単一のトーションスプリング76を採用する場合、トーションスプリングとリターンスプリングとを同時に用いていた従来技術より効率的なスプリングのドアの閉じ力を用いられることになる。
すなわち、リターンスプリングとして用いられる圧縮スプリングはピストンを垂直運動させ、この垂直運動はカム軸の回転運動に変換されてドアの復帰力に提供されるものであって、直線運動を回転運動に変換する過程でエネルギー損失が発生し、ドアの開放時に求められる開き力の30%のみがドアの閉じ力に発揮されている。
これに反して、トーションスプリングはドアの開放によって逆ツイスティングされたトーションスプリング76の復元力は回転モーメントであるので、クラッチ装置70のクラッチングが解除される場合、トーションスプリング76の復元力はすぐカム軸を回転運動させるように作用にされて回転運動に変換する過程においてのエネルギー損失が少ないし、その結果、開き力の50〜70%がドアの閉じ力に発揮されていて、20〜40%の変換効率が上昇するという効果が現われる。
従って、本発明においては、単一のトーションスプリング76を用いてもスプリングの閉じ力に寄与する効率が高く、さらに、リターンスプリングの除去に伴う長さの縮小分の一部をトーションスプリングの長さ増加に活用することによってドアの閉じ力を補償できることになる。その結果、本発明においては下部チャンバに挿入されるリターンスプリングを削除しながらシーリングキャップおよびボールベアリングなどをすべて除去できるようになって部品の単純化および組立性の向上を図れることになった。
6.ヒンジ装置の設置方法
図7は本発明のヒンジ装置を上部キャップが結合された上部胴体と残りの部分とに容易に分解および組立が行われる構造を説明するための分解図であり、図8aないし図8eは本発明の望ましい実施例に従うドア用自動復帰ヒンジ装置の設置過程を示す順序図である。
本発明のヒンジ装置は、図7に示すように、第1蝶番21が一体で形成され、上端部に上部キャップ31が結合された上部胴体11と、残りの部分に容易に分解および組立が行われることができる。
従って、本発明においてはドア1および戸枠3の予め設定された位置にそれぞれ上部胴体11の第1蝶番21と下部胴体13の第2蝶番23とを固定ねじ22aを用いて固定させた後、ドア1をあげて上部胴体11を下部胴体13から突出されたシャフト51に単純結合させると簡単に組立が行われることになる。
その結果、従来には上部および下部胴体の分離が容易に行える構造ではないので、ドアの設置時にもう一人が協調して助けてくれることを必要としたが、本発明においては一人で自動復帰ヒンジ装置を備えたドアの設置が可能になる。
また、本発明においては図2aのように、上部胴体11から内部クラッチ73の貫通孔73aを貫通してシャフト51に形成された凹溝51aに先端部が固定されるに伴ってクラッチ装置70の機能を停止させるためのプリセットスクリュー72を備えている。
従って、本発明においてはヒンジ装置を設置するとき、予めプリセットスクリュー72を締めによって内部クラッチ73とシャフト51とを一体化させてクラッチ装置70の機能を停止させ、設置テストが完了した場合、プリセットスクリュー72を外れることによってクラッチ装置70の機能が正常的に作動可能にすることができる。
一般に、製作上の問題などによってドアが戸枠に正確に一致して設置されない場合が発生することができる。従って、ドアだけの設置状態を確認するために自動復帰機能のあるヒンジ装置を一般のヒンジのように、クラッチ装置を停止させることによって自動復帰機能は停止され、ダンパ機能だけが残るようになって確認作業が容易に行われることができる。
自動復帰機能のあるヒンジ装置においてかかる機能がない場合はヒンジ装置は閉じている状態になっているが、ドアは開いている状態で設置しなければならないので、閉じているヒンジ装置を強制に開いた状態にするためには大きい力を用いて開かなければならないという問題があることになる。
図8aのように前記した方法によってドア1と戸枠3との間にヒンジ装置10を設置する。その後、図8bのように、ドア1を開閉してドアの負荷を確認する。次いで、図8cのように、ドア1を90°以上開いてヒンジ装置の側面に位置しているプリセットスクリュー72が示されるようにする。その後、図8dのように、レンチ5を用いてプリセットスクリューを外れることによってクラッチ装置70の機能を復元し、図8eのように、ドア1を開閉してヒンジ装置10の動作状態を確認する。
7.第1変形例のヒンジ装置(ダンピング装置)
前記基本実施例においてはドアのクロージングによってピストンが上昇するとき、ピストンロッドに形成された流路68aに挿入されている油圧制御棒45がテーパ形状を有しているので、ピストンの上昇によって一定にオイルの流動量が増加して閉じ力を補強することになる。
図9aに示された第1変形例のヒンジ装置(ダンピング装置)はドアのクロージングによってピストンが上昇するとき、オイルの流動量が大きく減少すると共に一定に保持されて微細な速度制御が要らない場合に適用され、示されたようにチェックバルブが内蔵された流路68cにノッチ部69を有するチェックバルブ63を備える。
すなわち、かかる第1変形例(ダンピング装置)は前記した基本実施例と比べるとき、チェックバルブ63にドアのクロージングの際均一なダンピング力を提供するノッチ部69を備え、ピストンロッド内部を貫通する流路と、この流路に先端部が挿入される油圧制御棒が除去されたさらに単純化した構造を提供することになる。
前記第1変形例の構造のヒンジ装置においてドアの開放時の動作は基本実施例と実質的に同一に行われ、ただし、ドアのクロージング時に差異が発生する。すなわち、ドアのクロージングによってピストン62が上昇すると、上部チャンバ91のオイルは上昇するピストン62によって圧力を受けることになってチェックバルブ63に形成された流路68cを通して下部チャンバ93に移動することになる。この場合、チェックバルブ63の開閉ボール63aが流路をクロージングするに伴ってオイルは狭い単一のノッチ部を通して下部チャンバ93に少ないオイル量ずつ一定に抜け出しながらピストン62は上昇することになる。
前記第1変形例のヒンジ装置はオイルの流動量が大きく減少して一定の速度で遅く上昇するので、微細な速度制御が要らないし一定の時間内にドアのクロージングが行われることが求められるときに適合した油圧回路(ダンピング装置)である。第1変形例のヒンジ装置は、油圧制御棒、調節ボルトおよび保持台などが除去されているので、ヒンジ装置の全長さがさらに減少して部品の単純化が得られる。
8.第2変形例のヒンジ装置(ダンピング装置)
また、図9bにおいては第1変形例と同様にドアのクロージングによってピストンが上昇するとき、オイルの流動量が大きく減少すると共に一定に保持されて微細な速度制御が要らない場合に適用される。
示された第2変形例のヒンジ装置(ダンピング装置)において、チェックバルブ63は基本実施例と同様に保持し、ドアのクロージング時に均一なダンピング力を提供する機能は前記第1変形例と同様であるように、ピストンロッド61の内部を貫通する流路68aの入口に中央に貫通孔65aが形成された流量設定用ブッシング65が結合されており、前記流路68aに先端部が挿入される油圧制御棒が除去されたさらに単純化した構造を提供することになる。
前記第2変形例の構造のヒンジ装置においてドアの開放時の動作は基本実施例と実質的に同一に行われ、ただし、ドアのクロージング時に差異が発生する。すなわち、ドアのクロージングによってピストン62が上昇するとき、上部チャンバ91のオイルは上昇するピストン62によって圧力を受けることになってチェックバルブ63が動作するので、流路68cを通して下部チャンバ93に移動せず、ピストンロッド61の貫通孔68bを通して流路68a、流量設定用ブッシング65の小さい貫通孔68aを通して下部チャンバ93に少ないオイル量ずつ一定に抜け出しながらピストン62は上昇することになる。
前記第2変形例のヒンジ装置は、第1変形例のヒンジ装置と同様に、油圧制御棒、調節ボルトおよび保持台などが除去されているので、ヒンジ装置の全長さがさらに減少して部品の単純化が得られる。
9.第2実施例の回転/直線運動変換装置
前記した基本実施例、第1および第2変形例においてはシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるために、図3aおよび図3bに示された第1実施例に従う回転/直線運動変換装置59を適用して具現されたが、他の方式の回転/直線運動変換装置を適用して具現することも可能である。
図10aないし図10cは、それぞれ本発明の第2実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。
以下の実施例の説明において、前記基本実施例と同一の構成要素については同一の符号をつけ、これに対する説明は省略する。
回転/直線運動変換装置はカム線図が形成された一対の移動対称型昇下降ガイドホール形成部と、ピストン62とその連結部を昇下降ガイドホールに沿って移動させるためのガイドピンと、ピストン62とピストンから延長された連結部からなる可動体60の上下移動が行われるように案内する垂直ガイドホール78を備えたガイドホール形成部とを含む。
第2実施例に従う回転/直線運動変換装置59aはシャフト51の上端部に形成されるクラッチ装置70には影響を及ぼせず変更が行われる。
第2実施例においてカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は外周部が下部胴体13に固定された外部クラッチ71の下側に延長形成された円筒部171に形成され、一対の垂直ガイドホール78はシャフト51の下端部に中間大きさの直径に延長された円筒部153に上下方向に互いに対向して形成されており、円筒部153の内部に挿入されたピストンロッド61の上端部、円筒部153の垂直ガイドホール78および円筒部171の昇下降ガイドホール54を貫通してガイドピン67が結合されている。
この場合、前記したカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は第1実施例と同一に形成されている。
従って、第2実施例に従う回転/直線運動変換装置59aはドアの開放によってシャフト51が回転すると、ガイドピン67がシャフト51と共に一対の昇下降ガイドホール54に沿って回転しながら一対の垂直ガイドホール78内で下方に移動することになり、その結果、ピストンロッド61と連結されたピストン62も回転しながら下方に所定の距離ほど下降する。
前記第2実施例に従う回転/直線運動変換装置59aはカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54が大きい直径からなる円筒部171に形成されるので、カム線図の長さが相対的に増加することになる。このように、カム線図の長さが増加すると、ピストン62の上下移動距離も増加しながら移動する流量が増加することになる。
一方、従来にヒンジ装置の油圧回路でオイルの移動流量が小さい場合、温度の変化が大きく起るときにピストンの昇下降速度の除去に難しさがあったが、前記のように移動する流量が増加するに伴ってかかる問題が発生しないことになる。
10.第3実施例の回転/直線運動変換装置
図11aないし図11dは、それぞれ本発明の第3実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。
第3実施例に従う回転/直線運動変換装置59bはカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は外部クラッチ71の下側に中間大きさの直径に延長形成された円筒部172に形成され、垂直ガイドホール78はシャフト51の下端部にシャフト51と同一の小直径に延長された延長シャフト151に上下方向に貫通形成されており、ピストンロッド161は円筒形状であってピストン62から一体で延長形成されている。
また、円筒形ピストンロッド161に形成された一対の対向するピンホール162、円筒部172にカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54、延長シャフト151に上下方向に貫通形成された垂直ガイドホール78にはガイドピン67が結合されている。
この場合、前記したカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は第1実施例と同一に形成されている。
従って、第3実施例に従う回転/直線運動変換装置59bはドアの開放によってシャフト51が回転すると、ガイドピン67がシャフト51と共に一対の昇下降ガイドホール54に沿って回転しながら垂直ガイドホール78内で下方に移動することになり、その結果、ピストンロッド61と連結された円筒形ピストンロッド161およびピストン62も回転しながら下方に所定の距離ほど下降する。
前記第3実施例に従う回転/直線運動変換装置59bはシャフト51と延長シャフト151が同一の直径で形成されるので、加工性が高くなる。
11.第4実施例の回転/直線運動変換装置
図12aないし図12dは、それぞれ本発明の第4実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。
第4実施例に従う回転/直線運動変換装置59cはカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は外周部が下部胴体13に固定された外部クラッチ71の下側に延長形成された円筒部171に形成され、垂直ガイドホール78はシャフト51の下端部にシャフト51と類似した小直径に延長された延長シャフト152に上下方向に貫通形成されており、ピストンロッド163は中間大きさの円筒形状であってピストン62から一体で延長形成されている。
また、円筒部171にカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54、前記円筒部171に挿入される円筒形ピストンロッド163に形成された一対の対向するピンホール162、延長シャフト151に上下方向に貫通形成された垂直ガイドホール78にはガイドピン67が結合されている。
この場合、前記したカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は第1実施例と同一に形成されている。
従って、第4実施例に従う回転/直線運動変換装置59cはドアの開放によってシャフト51が回転すると、ガイドピン67がシャフト51と共に一対の昇下降ガイドホール54に沿って回転しながら垂直ガイドホール78内で下方に移動することになり、その結果、ガイドピン67と連結された円筒形ピストンロッド163およびピストン62も回転しながら下方に所定の距離ほど下降する。
前記第4実施例に従う回転/直線運動変換装置59cは第2実施例と類似にカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54が大きい直径からなる円筒部171に形成されるので、カム線図の長さが増加して流量の制御において利点があり、シャフト51と延長シャフト152とが同一の直径で形成されるので、加工性が高くなる。
12.第5実施例の回転/直線運動変換装置
図13aないし図13dは、それぞれ本発明の第5実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。
第5実施例に従う回転/直線運動変換装置59dは上端部が前記下部胴体13の内周面に設置され相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホール54が貫通形成される円筒部171と、前記シャフト51から円筒部171の内部に延長形成され垂直方向に多数の垂直ガイド突起152aを有する延長シャフト152と、前記ピストン62から延長形成され上端部に対向する一対のピンホール162が形成され内周部に前記延長シャフト152の多数の垂直ガイド突起152aに対応する凹溝163bが形成され、外周部に前記円筒部171がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッド163と、前記円筒形ピストンロッド163に形成された対向する一対のピンホール162と、円筒部171に形成された第1、第2昇下降ガイドホール54にそれぞれ結合された第1および第2ガイドピン67a、67bとで構成されている。
この場合、前記したカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホール54は第1実施例と同一に形成されている。
従って、第5実施例に従う回転/直線運動変換装置59dはドアの開放によってシャフト51が回転すると、前記ガイドピン67a、67bが一対の昇下降ガイドホール54に沿って回転しながらピストンロッド163もガイドピン67a、67bと共に回転しながら下方に所定の距離ほど下降する。
前記第5実施例に従う回転/直線運動変換装置59dはシャフト51および延長シャフト152が貫通孔を含んでいないので、塑性加工の一種である転造加工によって製造できる。従って、前記第1ないし第4実施例におけるシャフトはその中に貫通孔を含んでいて切削工具を用いた切削加工によって製造されているが、第5実施例におけるシャフトは転造加工によって製造可能であるので、加工費用を低くすることができ、切削加工に従う材料費の浪費を防止することができる。
13.第6実施例の回転/直線運動変換装置
図14aないし図14dは、それぞれ本発明の第6実施例に従うシャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換装置を示す組立斜視図、分解図および長さ方向断面図である。
第6実施例に従う回転/直線運動変換装置59eはカム線図が形成された一対の昇下降ガイドホールの代わりに中間大きさの円筒形状であってピストン62から一体で延長形成されたピストンロッド163の内周には螺旋形状からなる二列の雌ねじ山部163aが形成されており、一対の垂直ガイドホール78が対向して垂直方向に貫通形成されており、二列の雌ねじ山部163aに対応する二列の雄ねじ山部153aがシャフト51の下端部にシャフト51と同一の直径に延長された延長シャフト151に螺旋形状で形成されている。
また、外周部が下部胴体13に固定された外部クラッチ71の下側に延長形成された円筒部171には一対の対向するピンホール162が形成されており、前記一対のピンホール162を通して一対のガイドピン67a、67bがピストンロッド163の垂直ガイドホール78と円筒部171のピンホール162との間に結合されている。
従って、第6実施例に従う回転/直線運動変換装置59eは、ドアの開放によってシャフト51が右ねじ方向に回転するに伴って、延長シャフト151の二列の雄ねじ山部153aを通して右ねじ方向の回転力がこれにねじ結合されている二列の雌ねじ山部163aを有するピストンロッド163に加わるとき、一端が円筒部171のピンホール162に結合されているガイドピン67a、67bは、その他端がピストンロッド163の垂直ガイドホール78に挿入されていて、ピストンロッド163は回転できず、その結果、円筒形ピストンロッド163およびピストン62は下方に所定の距離ほど垂直に下降する。
前記第6実施例に従う回転/直線運動変換装置59eは、第5実施例と類似にシャフト51および延長シャフト152が貫通孔を含まず、ねじ山だけを含んでいるので、塑性加工の一種である転造加工によって製造できる。従って、前記第1ないし第4実施例におけるシャフトはその中に貫通孔を含んでいて切削工具を用いた切削加工によって製造されているが、第5実施例におけるシャフトは転造加工によって製造可能であって加工費用を低くすることができ、切削加工に従う材料費の浪費を防止することができる。
前記第2ないし第6実施例に従う回転/直線運動変換装置59b−59eの説明においては、ドアの開放によってシャフト51の回転運動をピストン62の軸方向直線運動(すなわち、下降動作)に変換せしめる動作について説明したが、ドアのクロージング時にピストン62の軸方向直線運動(すなわち、上昇動作)によってシャフト51を回転運動させる動作は前記したドアの開放時に行われる動作の逆順に進行される。
この場合、ピストン62に対する軸方向直線運動(すなわち、上昇動作)は、下部チャンバに挿入されているリターンスプリングおよびクラッチ装置70と連係されたトーションスプリングの復元力によって行われる。
14.過圧防止バルブおよびチェックバルブ
図15aは本発明に従う過圧防止バルブおよびチェックバルブを含むピストンを示す断面図であり、図15bは図15aの過圧防止バルブおよびチェックバルブを構成する部品の分解斜視図であり、図16aないし図16cは、それぞれドアの開放時および閉鎖時のチェックバルブの動作を説明するための説明図、および過圧防止バルブの動作を説明するための説明図である。
図15aないし図15bに示すように、本発明に従う過圧防止バルブおよびチェックバルブを含むピストン62aはピストンロッド61aが一体で形成されて可動体を形成する。前記可動体にはピストン62aの下端部からピストンロッド61aの内部に連通する凹溝109が中央部に形成され、ピストン62aに形成される凹溝109は直径が3段階であって段階的に縮小される第1ないし第3直径部111−113を有するように形成される。
直径が最も小さい第3直径部113は、ピストンロッド61に延長形成された凹溝114と同一の直径で形成され、前記凹溝114には上部チャンバ91と連通するように貫通孔110が形成されている。
前記凹溝109の第2直径部112には中央部に貫通孔101aが形成され、対向した両側面が切開されて平行で他の二つの側面が曲面からなる板状プレートからなるチェックバルブ101(図15bに示す)が挿入されており、前記チェックバルブ101の下部には外径が第2直径部112よりは大きく第3直径部113よりは小さく、中央部に貫通孔102aが形成された過圧防止バルブ102が挿入されており、前記過圧防止バルブ102の下部には、過圧防止バルブ102より大きくない外径を有し中央部に貫通孔103aが形成されたさらスプリング103が挿入されており、前記過圧防止バルブ102およびさらスプリング103と第3直径部113の内周部との間には過圧防止リング104が挿入されており、凹溝109の最下端部には過圧防止リング104とさらスプリング103とが凹溝から離脱せず、さらスプリング103が過圧防止バルブ102に密着された状態を保持するように過圧防止固定ボルト105の外周部が第3直径部113の内周部にねじ結合されている。
また、前記過圧防止バルブ102は過圧防止リング104の内径より多少小さい外径を有するように設定され、過圧が発生する場合、過圧を解消するための過圧解止流路OPを形成し、前記過圧防止固定ボルト105は中央部に貫通孔105aが形成され、その外側に過圧の発生時に過圧解止流路OPを形成するための少なくとも一対の貫通孔105b、105cが形成されている。
前記チェックバルブ101、過圧防止バルブ102、さらスプリング103および過圧防止固定ボルト105の中央部に形成された貫通孔101a−103a、105aには油圧制御棒45が挿入されている。前記過圧防止バルブ102、さらスプリング103および過圧防止固定ボルト105の中央部に形成された貫通孔102a、103a、105aは過圧防止バルブ102の貫通孔101aよりもっと大きく形成されている。
前記チェックバルブ101は第2直径部112内で油圧によって上下に移動可能に配置されており、第2直径部112と第3直径部113との間には上方の傾斜面115を通して連結されており、第2直径部112と第1直径部111との間には垂直段差部116を通して連結されている。前記過圧防止バルブ102、さらスプリング103、過圧防止リング104および過圧防止固定ボルト105は凹溝109が形成されたピストン62aと共に過圧防止バルブ手段100を形成する。
前記ピストン62aはドアが開くときに前記した回転/直線運動変換装置59−59eによって下降することになり、その結果、下部チャンバ93のオイルが図16aの矢印の流れに従って上部チャンバ91に流れることになる。この場合、下部チャンバ93のオイルは過圧防止固定ボルト105、さらスプリング103および前記過圧防止バルブ102の中央部に形成された貫通孔105a、103a、102aを通過した後、チェックバルブ101を第2直径部112と第3直径部113との間の傾斜面115に上部面の外周部が接触するように移動させる。次いで、前記オイルはチェックバルブ101の中央部の小さい貫通孔101aと共に、チェックバルブ101の切開された両側面と前記傾斜面115との間の大きい空間を通して容易に移動する。その結果、ピストン62aが下降するとき、下部チャンバ93のオイルによるダンピング圧を大きく感じなくなる。
前記とは反対に、ドアが閉じるときにピストン62aは上昇するので上部チャンバ91のオイルが図16bの矢印の流れに従って下部チャンバ93に流れることになる。この場合、チェックバルブ101は上側面に圧を受けて下部面が過圧防止バルブ102の上部面に接触するように移動する。その結果、上部チャンバ91のオイルは過圧防止バルブ102の上部面が垂直段差部116に密着されているためにチェックバルブ101の外周部分のすき間に沿った流路は形成されず、ただし、チェックバルブ101、過圧防止バルブ102、さらスプリング103および過圧防止固定ボルト105の中央部に形成された貫通孔101a−103a、105aを経由する正常流路NPを通して少量ずつ移動することになる。その結果、ピストン62aが上昇するときに上部チャンバ91のオイルによるダンピング圧を大きく感じ、ピストン62は低速で上昇することになる。
一方、前記過圧防止バルブ手段100は前記した説明のように、使用者が正常的な速度でドアをクロージングする場合には作動せず、強風のような大きい力を有する外力が作用してドアが急速にクロージングされる場合にのみ作動する。すなわち、前記のように正常的な速度でドアが開閉される場合にはチェックバルブ101の位置設定によって選択的に流路を遮蔽させる。
ドアが開いている状態で強風または人によって人為的にドアに強い閉じ力が作用する場合、ピストン62aは回転/直線運動変換装置59−59eを通して高速上昇が求められる。
ピストン62aが前記した外力によって瞬間的に強く高速で上昇すると、上部チャンバ91のオイルによってチェックバルブ101の上側面に過圧が印加される。チェックバルブ101および過圧防止バルブ102に印加される圧力がさらスプリング103の弾性力より大きくなる場合、オイルの圧力によってさらスプリング103が扁平に広がりながら垂直段差部116に密着していた過圧防止バルブ102の上部面が下方に移動することになる。過圧防止バルブ102が下方に移動することになると、図16cの矢印の流れのように、チェックバルブ101の外周部とピストン62aの内周部との間、過圧防止バルブ102と過圧防止リング104との間、および過圧防止固定ボルト105の貫通孔105b、105cに沿って形成される過圧解止流路が形成されて下部チャンバ93に流れることになる。
従って、上部チャンバ91のオイルが前記過圧解止流路OPと中央部に形成された貫通孔105a、103a、102aを経由する正常流路NPを通して下部チャンバ93に大量で流入して過圧状態を解除する。
その結果、上部チャンバ91の過圧によって下部胴体13とピストン62aとの周辺に気密保持のために配置された各種O−リングの中、一つが破壊されたり胴体が破損されてオイルが漏れるという問題を未然に防止することができる。
しかしながら、ドアの正常的なクロージングによって上部チャンバ91内で発生した圧がさらスプリング103の弾性力より小さくなる場合、オイルの圧力によって過圧防止バルブ102は下方に移動しない。このように、過圧防止バルブ102が下方に移動せず弾力的にピストン62aの垂直段差部116と接触された状態を保持することになると、垂直段差部116と過圧防止バルブ102との間に過圧解止流路OPは形成されない。
この場合、前記さらスプリング103は過圧が発生する場合、変形が行われる程度の弾力係数を有するように設計した方が望ましい。
一方、本発明においてはドアの閉じ力の損失を防止することはもちろん、ドアの開放時にはクラッチ装置のクラッチングが行われるドアの開放角70°以上からはトーションスプリング76の圧縮反発力を除去できてクラッチングのない場合と比べて相対的に少ない力で容易にドアを開放することができる。
前記のように、本発明においてはドアが閉じる場合、使用者がドアの開放角が70°以内になるようにドアを閉めたり開けたりしてドアの開放角が70°以内になるとドアは初期位置に自動復帰動作を行う。
このように、クラッチング開始角を70°と設定する場合、使用者の通常的なドアの開放角が70°以内で行われていることから考慮するとき、ドアの自動復帰速度を適切に設定しておくと急速なドアの復帰に伴う安全事故を防止しながらドアが自動で復帰するように管理しなければならないという負担を軽くすることができる。
前記実施例は例えば、インテリア用室内ドアに適用される胴体の直径が小さいスリムタイプのヒンジ装置に適用できるものであるが、直径をそのまま保持しながらただし、長さだけを増加させる方式でトーションスプリングの長さを増加させることによって大型ドアにも用いられる。
前記実施例のヒンジ装置は、ハウジングの役割をする胴体の直径をスリム形に縮小する代わりに少なくなるダンピング力を油圧回路を一つ以上追加することによって、ピストンの上昇速度を制御するに十分なダンピング力を提供することができる。
また、前記実施例の説明においては単一のトーションスプリングだけを用いることを例示していたが、トーションスプリングとして復元力が小さいことを採択し圧縮スプリングをトーションスプリングと組み合わせて用いることも可能である。
さらに、前記基本実施例においてはチェックバルブとしてボールタイプを例示しているが、過圧防止バルブで例示したように、板状からなることも可能である。
前記実施例においては上部および下部チャンバにオイルが充填していることを例に挙げて説明しているが、空気または窒素ガスのような気体が充填していることも可能である。
以上、本発明を特定の望ましい実施例を例に挙げて説明しているが、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、本発明の精神に外れない範囲内において当該発明の属する技術分野で通常の知識を有するものによって、多様な変更および修正が可能である。
本発明のヒンジ装置は、各種室内ドアに外装型として用いてもインテリア側面において負担にならない程度にコンパクトでスリム形に形成することができて建資材用ドアなどに多様な用途で適用可能である。
さらに、本発明のヒンジ装置は、例えば、インテリア用室内ドアに適用される胴体の直径が小さいスリムタイプのヒンジ装置に適用できるが、直径をそのまま保持しながらただし、長さだけを増加させる方式でトーションスプリングの長さを増加させることによって大型ドアにも用いられる。

Claims (24)

  1. ドアに固定される第1蝶番が一周面に一体で形成され、上端部が内側面に凹溝が形成された上部キャップで塞がった上部胴体と、
    戸枠に固定される第2蝶番が一周面に一体で形成され、下端部が密封結合される下部キャップで塞がった下部胴体と、
    前記下部胴体の上段部分に下端部が回転可能に設置され、上端部が前記上部キャップの凹溝に結合されるシャフトと、
    前記下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能に設置され、下部胴体の内部を上、下部チャンバで仕切るピストンと、
    前記ドアの回転によってドアの回転力がシャフトに加わる時シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換手段と、
    前記ドアの開閉に連動してピストンの下降および上昇の場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段と、
    前記ドアのクロージング時に前記ドアを初期位置に復帰させるように回転/直線運動変換手段に復元力を提供する復帰手段とで構成されることを特徴とする自動復帰ヒンジ装置。
  2. 前記回転/直線運動変換手段は、前記下部胴体の内周面に設置され、垂直方向に互いに対向して形成された第1および第2垂直ガイドホールを有するガイドホール形成部と、
    前記シャフトから延長形成され、外周面に沿って相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部を備え、ドアが回転される時上部胴体に加わる相対的な外力によって旋回するカム軸と、
    両端部が前記第1、第2昇下降ガイドホールを通して第1、第2垂直ガイドホールとそれぞれ結合され、他端がピストンと連結されたピストンロッドの上端部が結合されるガイドピンとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  3. 前記回転/直線運動変換手段は、前記下部胴体の内周面に設置され、外周面に沿って相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される第1円筒部と、
    前記シャフトから前記円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に互いに対向して第1および第2垂直ガイドホールが貫通形成された第2円筒部と、
    両端部が前記第1円筒部の第1、第2昇下降ガイドホールを通して第2円筒部の第1、第2垂直ガイドホールとそれぞれ結合され、中央部がピストンと連結されたピストンロッドの上端部に結合されるガイドピンとで構成され、
    前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンとが回転しながら下降および上昇が行われることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  4. 前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、その下端に相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、
    前記シャフトから第1円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に貫通形成された垂直ガイドホールを有する延長シャフトと、
    前記ピストンから延長形成され、上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、
    前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホール、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホール、および延長シャフトに上下方向に貫通形成された垂直ガイドホールに結合されたガイドピンとで構成され、
    前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  5. 前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、
    前記シャフトから第1円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に貫通形成された垂直ガイドホールを有する延長シャフトと、
    前記ピストンから延長形成されて上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記延長シャフトが挿入され、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、
    前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホール、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホール、および延長シャフトに上下方向に貫通形成された垂直ガイドホールに結合されたガイドピンとで構成され、
    前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  6. 前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、相互間に移動対称構造の螺旋形状からなる第1、第2昇下降ガイドホールが貫通形成される円筒部と、
    前記シャフトから円筒部の内部に延長形成され、垂直方向に多数の垂直ガイド突起を有する延長シャフトと、
    前記ピストンから延長形成され上端部に対向する一対のピンホールが形成され、内周部に前記延長シャフトの多数の垂直ガイド突起に対応する凹溝が形成され、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、
    前記円筒形ピストンロッドに形成された対向する一対のピンホールと、円筒部に形成された第1、第2昇下降ガイドホールにそれぞれ結合された第1および第2ガイドピンとで構成され、
    前記ドアが回転される時前記ガイドピンとピストンロッドとが回転しながら下降および上昇が行われることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  7. 前記回転/直線運動変換手段は、上端部が前記下部胴体の内周面に設置され、下端部が延長形成され下端部に対向する一対のピンホールが形成された円筒部と、
    前記シャフトから円筒部の内部に延長形成され、外周部に螺旋形状からなる二列の雄ねじ山部が形成されている延長シャフトと、
    前記ピストンから延長形成され、垂直方向に互いに対向して貫通形成された一対の垂直ガイドホールを備え、内周部に前記延長シャフトの二列の雄ねじ山部に対応する二列の雌ねじ山部が形成されており、外周部に前記円筒部がスライディング可能に結合される円筒形ピストンロッドと、
    前記円筒部に形成された対向する一対のピンホール、円筒形ピストンロッドに形成された一対の垂直ガイドホールにそれぞれ結合されたガイドピンとで構成され、
    前記ドアが回転される時前記円筒形ピストンロッドが垂直に下降および上昇が行われることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  8. 前記第1、第2昇下降ガイドホールはそれぞれ第1カム線図の角度からなる第1昇下降区間、前記第1カム線図の角度より相対的にもっと小さい第2カム線図の角度からなる第2昇下降区間およびカム線図の角度がゼロである停止区間で構成されることを特徴とする請求項2に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  9. 前記ダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、
    前記ピストンに設置されてドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を遮断する少なくとも一つのチェックバルブと、
    前記ドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を制御するための上昇速度制御手段とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  10. 前記上昇速度制御手段は、先端部が前記ピストンロッドの第1流路に挿入されて第1流路を通して上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流動量を制御するための油圧制御棒で構成されることを特徴とする請求項9に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  11. 前記ダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に一体で連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、
    前記ピストンロッドの第1流路と連動されるピストンの中央に形成されてドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を少ない量で制限するチェックバルブと、
    先端部が前記チェックバルブを通してピストンロッドの第1流路に挿入されてドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を制御するための油圧制御棒とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  12. 前記油圧制御棒は、先端部を向いて漸次直径が減少することを特徴とする請求項11に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  13. 前記油圧制御棒は、ドアの開放角によって第1流路を通して移動するオイルの流動量を可変させるように高速区間設定部と低速区間設定部とを含むことを特徴とする請求項11に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  14. 前記チェックバルブは、外力によってピストンが高速で上昇するように求められて上部チャンバが予め設定された圧力以上に増加する場合、過圧を解止するための過圧防止手段をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  15. 前記ダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結され、オイルが上、下部チャンバ間に流動できる第1流路を備えたピストンロッドと、
    前記ピストンの少なくとも一つの第2流路に設置され、ドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を遮断する少なくとも一つのチェックバルブと、
    前記ピストンロッドの第1流路に挿入され、ドアのクロージング時に上昇するピストンの上昇速度を一定に制御するための流量設定用ブッシングとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  16. 前記ダンピング手段は、先端がガイドピンに連結されてカム軸の円筒部の内部にスライディング可能に結合され、下端がピストンの中央に連結されたピストンロッドと、
    前記ピストンの少なくとも一つの流路に設置され、ドアの開放時に下部チャンバから上部チャンバに移動するオイルの流路を開放し、ドアのクロージング時に均一なダンピング力を提供するように上部チャンバから下部チャンバに移動するオイルの流路を制限する少なくとも一つのチェックバルブとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  17. 前記上部胴体は、ヒンジ装置の本体から着脱可能に結合されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  18. 前記上部および下部胴体は、それぞれ第1および第2蝶番に印加される外力を分散させるため、第1および第2蝶番と直角方向に延長されてドアおよび戸枠と接する第1および第2補強板をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  19. 前記復帰手段は、前記シャフトの上端部に一端が固定されるように上部胴体に内蔵され、ドアのクロージング時に前記ドアを復帰させる方向にシャフトを回転せしめる復元力を提供するトーションスプリングと、
    前記トーションスプリングの他端に連結され、ドアの開放時にクラッチング停止開始角に到達するとトーションスプリングの逆ツイスティングによる弾性力の増加を遮断し、ドアのクロージング時にクラッチング停止開始角に到達するとトーションスプリングの復元力を復元させるためのクラッチ手段とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  20. 前記クラッチ手段は、外周部が下部胴体の内周部に強制押込構造によって固定される外部クラッチと、
    前記外部クラッチの上端に下端が回転可能に挿入され、内部空間にシャフトを回転可能に接触した状態で保持し、前記トーションスプリングの下端部が上端に固定される内部クラッチと、
    前記外部/内部クラッチの間に配置してドアの開放角度によって内部クラッチをシャフトと結合させるか分離させる役割をする一対のローラピンとで構成されることを特徴とする請求項19に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  21. 前記クラッチ手段を一時的に停止させるためのクラッチ停止手段をさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  22. 前記クラッチ停止手段は、上部胴体を貫通して内部クラッチとシャフトとを一体化することによって、クラッチ手段の機能を停止させるためのプリセットスクリューで構成されることを特徴とする請求項21に記載の自動復帰ヒンジ装置。
  23. ドアに固定される第1蝶番が一周面に一体で形成され、上端部が上部キャップで塞がった上部胴体と、
    戸枠に固定される第2蝶番が一周面に一体で形成され、下端部が密封結合される下部キャップで塞がった下部胴体と、
    上端部が前記上部キャップに結合され、前記下部胴体の上端に延長されたシャフトと、
    前記下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能に設置され、下部胴体の内部を上、下部チャンバで仕切るピストンと、
    前記ドアの開閉によってドアの回転力がシャフトに加わる時シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換手段と、
    前記ピストンに設置されてドアの開閉に連動してピストンの下降および上昇速度を制御し、ピストンが上昇する場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段と、
    前記シャフトの上端部に一端が固定されるように上部胴体に内蔵されて前記ドアをクロージングさせる方向にシャフトを回転させるための復元力を提供するトーションスプリングと、
    前記トーションスプリングと連係してドアの開閉時に予め設定されている開放角を超過する場合トーションスプリングの弾性力の増加を遮断し、前記開放角以内となる場合トーションスプリングの弾性力を復元させるためのクラッチ手段とで構成されることを特徴とする自動復帰ヒンジ装置。
  24. ドアに固定される第1蝶番が一周面に一体で形成され、上端部が上部キャップで塞がった上部胴体と、
    戸枠に固定される第2蝶番が一周面に一体で形成され、下端部が密封結合される下部キャップで塞がった下部胴体と、
    前記第1および第2蝶番に印加される外力を分散させるために、上部および下部胴体からそれぞれ第1および第2蝶番と直角方向に延長されてドアおよび戸枠と接する第1および第2補強板と、
    上端部が前記上部キャップに結合され、前記下部胴体の上端に延長されたシャフトと、
    前記下部胴体の内周面に沿って外周面がスライディング可能に設置され、下部胴体の内部を上、下部チャンバで仕切るピストンと、
    前記ドアの開閉によってドアの回転力がシャフトに加わる時シャフトの回転運動をピストンの軸方向直線運動に変換せしめるための回転/直線運動変換手段と、
    前記ピストンに設置されてドアの開閉に連動してピストンの下降および上昇速度を制御し、ピストンが上昇する場合に選択的にダンピング機能を提供するダンピング手段と、
    前記シャフトの上端部に一端が固定されるように上部胴体に内蔵されて前記ドアをクロージングさせる方向にシャフトを回転させるための復元力を提供するトーションスプリングと、
    前記トーションスプリングと連係してドアの開閉時に予め設定されている開放角を超過する場合トーションスプリングの弾性力の増加を遮断し、前記開放角以内となる場合トーションスプリングの弾性力を復元させるためのクラッチ手段と、
    前記クラッチ手段を一時的に停止させるためのクラッチ停止手段とで構成されることを特徴とする自動復帰ヒンジ装置。
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