JP2010500367A - 置換−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン誘導体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2006年8月7日付けで出願した米国仮出願連続番号60/821,601および2007年1月30日付けで出願した米国仮出願連続番号60/887,215(これらの内容は引用することによって全体が本明細書に組み入れられる)による優先権を主張するものである。
本発明は、式(I)
Qは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
別法として、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが、但しNが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記
ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;そして
HXは、無機酸である]
で表される化合物の製造方法に向けたものであり、この方法は、
で表される化合物の製造方法にも向けたものであり、この方法は
Qは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
別法として、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが、但しNが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが、但し
QがOであり、R1がメチルでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素の時にはR2がメトキシ以外であることを条件とする]
で表される化合物にも向けたものである。
で表される化合物の製造方法にも向けたものであり、この方法は、
本発明は、式(I)
で表される化合物の製造方法に向けたものである。この式(I)で表される化合物は、薬剤、例えば2006年2月23日付けで公開されたTorrens Jover、A.他のPCT公開WO2006/018309 A1に開示されている如き5−HT7受容体拮抗薬、2004年12月2日付けで公開されたChang、G.のPCT公開WO2204/103997 A1に開示されている如きPPAR−α活性化剤などを製造する時の中間体として用いるに有用である。
で表される化合物にも向けたものである。この式(XII)で表される化合物は、式(I)で表される化合物を製造する時の中間体として用いるに有用である。本発明の1つの態様において、QがOであり、R1がメチルでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素の時、R2はメトキシ以外である。本発明の別の態様において、QがOであり、
R1がC1−4アルキルであり、R2がC1−4アルコキシでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素の時、置換基-Q−R1とR2は同じではない。本発明の別の態様において、QがOであり、R1がメチルでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素の時、R2を水素、ヒドロキシ、C2−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択し、かつ前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが、但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とする。
で表される化合物の製造方法にも向けたものである。
4アルキル、C1−4アルコキシ、フッ素置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよい。
立して選択される1から3個の置換基(好適には1から2個の置換基)で置換されていてもよい。
無機酸、例えばHCl、HBr、H2SO4などの存在[前記酸を約1から約4モル当量(式(X)で表される化合物の量に対して)の範囲の量で存在、好適には前記酸を約1.2から約2モル当量の範囲の量で存在]下で;
溶媒、例えば水、または水とアルコールの混合物、例えばメタノールと水の混合物、エタノールと水の混合物など中で;ほぼ室温から約100℃の範囲内の温度、好適には約40℃から約60℃の範囲内の温度で起こさせることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせる。この式(XI)で表される化合物の単離を行わない。
ほぼ室温から約60℃の範囲内の温度、好適には約25℃から約30℃の範囲内の温度で受けさせることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせる。
て、例えば溶媒の蒸発、濾過または他の適切な方法などで単離してもよい。好適には、前記式(XII)で表される化合物を濾過で単離する。前記式(XII)で表される化合物にさらなる精製を公知方法に従って、例えばクロマトグラフィー、再結晶化または他の適切な方法などで受けさせてもよい。
アルコール、例えばイソプロピルアルコール(IPA)、エタノール(EtOH)、メタノール(MeOH)など中で、約0℃から約60℃の範囲内の温度、好適には約20℃から約25℃の範囲内の温度で起こさせることで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる。
(a)NaOH溶液総量の40%を10分かけてゆっくり加えながら氷水バッチを用いて内部反応温度を25−30℃の範囲内に維持した。次に、その結果として生じた軽質懸濁液を25-30℃の範囲内の温度で1時間撹拌した。
(b)次に、NaOH溶液総量の別の15%を5分かけてゆっくり加えながら反応混合物の内部温度を25−30℃の範囲内に維持した。その結果として生じた軽質懸濁液を25-30℃の範囲内の温度で1時間撹拌した。
(c)NaOH溶液総量の別の15%を5分かけてゆっくり加えながら内部反応温度を25−30℃の範囲内に維持した。その結果として生じた軽質懸濁液を25-30℃の範囲内の温度で1時間撹拌した。
(d)NaOH溶液の残りの30%を5分かけてゆっくり添加しながら反応混合物の内部温度を25−30℃の範囲内に維持した。
融点:121℃(DSC分析による)
1H NMR(300MHz、CDCl3):δ 6.95(d、J=8.4Hz、2H)、6.70(dd、J=8.4、2.6Hz、2H)、6.65(d、J=2.5Hz、2H)、3.77(s、6H)、3.25(s、2H)、3.23(s、4H)、2.85(m、8H)
13C NMR(300MHz、CDCl3):δ 157.9、136.0、127.6、127.3、113.3、112.0、80.7、55.2、53.9、49.0、29.4
C21H26N2O2に関する元素分析:
計算値: C、74.52;H、7.74;N、8.21
測定値: C、74.20;H、7.95;N、8.11
融点:239℃(DSC分析による)
1H NMR(300MHz、DMSO−d6):δ 7.13(d、J=8.4Hz、1H)、6.81(d、J=8.4、2.6Hz、1H)、6.79(s、1H)、3.77(s、6H)、4.14(br s、2H)、3.73(s、3H)、3.10(br m、2H)、2.50(t、J=1.6Hz、2H)
13C NMR(300MHz、DMSO−d6):δ 158.8、133.7、128.2、121.2、113.5、113.4、55.5、43.4、40.7、25.3
C10H14NOClに関する元素分析:
計算値: C、60.15;H、7.07;N、7.01;Cl、17.76
測定値: C、60.23;H、7.27;N、6.88;Cl、17.89
融点:116.32℃(DSC分析による)
1H−NMR(300MHz、CDCl3):δ 6.57(s、2H)、6.50(s、2H)、5.89(s、4H)、3.63(s、4H)、3.23(s、2H)、2.80(s、8H)
13C−NMR(300MHz、CDCl3):δ 145.9、145.6、127.8、127.7、108.5、106.6、106.4、100.5、80.4、54.4、49.1、29.0
C21H22N2O4に関する元素分析:
計算値: C、68.84;H、6.05;N、7.65
測定値: C、68.58;H、6.10;N、7.48
融点:265.0℃で分解
C10H11NO2・HCl・0.26H2Oに関する元素分析:
計算値: C、56.21;H、5.66;N、6.56;Cl、16.59
測定値: C、55.33;H、5.62;N、6.06;Cl、16.21
融点:126.23℃(DSC分析による).
1H−NMR(300MHz、CDCl3):δ 6.61(s、2H)、6.55(s、2H)、3.84(d、J=19.9Hz、12H)、3.67(s、4H)、3.27(s、2H)、2.84(s、8H)
13C−NMR(300MHz、CDCl3):147.4、147.2、126.9、126.6、111.5、109.6、80.6、55.9、55.9、54.0、49.1、28.6
C23H30N2O4に関する元素分析:
計算値: C、69.32;H、7.59;N、7.03
測定値: C、69.20;H、7.40;N、6.96
C11H15NO2・HClに関する元素分析:
計算値: 57.52;H、7.02;N、6.10;Cl、15.43
測定値: C、57.50;H、7.02;N、5.97;Cl、15.27
Claims (22)
- 式(I)
Qは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
或は、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが、但しNが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−
テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;そして
HXは、無機酸である]
で表される化合物の製造方法であって、
- 前記式(I)で表される化合物を単離する請求項1記載の方法。
- 前記式(I)で表される化合物を含有する反応混合物を反溶媒で処理することで前記式(I)で表される化合物を単離する請求項2記載の方法。
- 前記式(XII)で表される化合物を濾過で単離する請求項4記載の方法。
- QがOでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項1記載の方法。
- QがOであり、R1がメチルであり、R2が水素またはメトキシから成る群より選択されるか、或はQとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって1,3−ジオキソラニルを形成しており、そしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項1記載の方法。
- HXをHCl、HBrおよびH2SO4から成る群より選択する請求項1記載の方法。
- HXがHClである請求項8記載の方法。
- 式(I)
Qは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
別法として、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが、但しNが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−
テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;そして
HXは、無機酸である]
で表される化合物の製造方法であって、
- 前記式(XII)で表される化合物を濾過で単離しそして前記式(I)で表される化合物を含有する反応混合物を反溶媒で処理することで式(I)で表される化合物を単離する請求項10記載の方法。
- QがOでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項10記載の方法。
- QがOであり、R1がメチルであり、R2が水素またはメトキシから成る群より選択されるか、或はQとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって1,3−ジオキソラニルを形成しており、そしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項10記載の方法。
- HXをHCl、HBrおよびH2SO4から成る群より選択する請求項10記載の方法。
- HXがHClである請求項14記載の方法。
- 式(XII)
Xは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
或は、XとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが;但し前記Nが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが、但し
QがOであり、R1がメチルでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素の時にはR2がメトキシ以外であることを条件とする]
で表される化合物。 - QがOであり;そして
R3、R4、R5およびR6の各々が水素であるが;但し
R1がメチルの時にはR2がメトキシ以外であることを条件とする;
請求項16記載の化合物。 - QがOであり;
R1がメチルであり;
R2が水素またはメトキシから成る群より選択されるか;
或は、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって1,3−ジオキソラニルを形成しており;そして
R3、R4、R5およびR6の各々が水素であるが;但し
QがOでありそしてR1がメチルの時にはR2がメトキシ以外であることを条件とする;請求項16記載の化合物。 - 式(XII)
Qは、OおよびSから成る群より選択され;
R1は、C1−6アルキルであり;かつ前記C1−6アルキルは場合によりハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;かつ
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R2は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
或は、QとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって5から8員の単環式ヘテロシクロアルキル基を形成しており、かつ前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりO、NまたはSから選択される追加的ヘテロ原子を1個含有していてもよいが、但しNが1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の7位と直接結合
していないことを条件とし;かつ
前記5から8員の単環式ヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;
R3およびR4は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノおよびハロゲンから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいが;但し1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン中心部の5位もしくは8位と直接結合している炭素原子と前記ハロゲンが結合していないことを条件とし;
R5およびR6は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロゲン置換C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン置換C1−6アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから成る群より選択され;かつ
前記C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ハロゲン置換C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン置換C1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノおよびジ(C1−4アルキル)アミノから成る群より独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物の製造方法であって、
- 前記式(XII)で表される化合物を濾過で単離する請求項19記載の方法。
- QがOでありそしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項19記載の方法。
- QがOであり、R1がメチルであり、R2が水素またはメトキシから成る群より選択されるか、或はQとR1とR2がこれらが結合している炭素原子と一緒になって1,3−ジオキソラニルを形成しており、そしてR3、R4、R5およびR6の各々が水素である請求項19記載の方法。
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