JP2010288311A - 通信装置、通信システムおよびプログラム - Google Patents

通信装置、通信システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010288311A
JP2010288311A JP2010180939A JP2010180939A JP2010288311A JP 2010288311 A JP2010288311 A JP 2010288311A JP 2010180939 A JP2010180939 A JP 2010180939A JP 2010180939 A JP2010180939 A JP 2010180939A JP 2010288311 A JP2010288311 A JP 2010288311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
mobile phone
address
address book
mobile device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010180939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5254285B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Yamada
和宏 山田
Hideki Yamada
英樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2010180939A priority Critical patent/JP5254285B2/ja
Publication of JP2010288311A publication Critical patent/JP2010288311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5254285B2 publication Critical patent/JP5254285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】アドレス帳に登録されている情報を並べ替えて報知する機能の利便性を高めること。
【解決手段】携帯電話機は、アドレス帳に登録されているいずれかのユーザが選択されると、選択されたユーザが所持している携帯電話機の位置情報を位置検索サーバから取得する。携帯電話機は、選択されたユーザ用としてアドレス帳に登録されている複数の通信アドレスの表示順序を、アドレス帳に登録されているこのユーザの自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サーバから取得した携帯電話機の位置情報とを比較して決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、アドレス帳に登録されている情報を並べ替えて報知する技術に関する。
例えば、特許文献1には、1つの相手先名に対して3つの電話番号(業務用の電話番号、私用の電話番号、携帯電話の電話番号)を登録することができる電話帳データを備え、1つの相手先名に対する3つの電話番号を、現在の日時が月曜日の午前10時であれば、“業務用”→“携帯電話”→“私用”の順に並べ替えて表示する一方、現在の日時が週末であれば、“私用”→“携帯電話”→“業務用”の順に並び替えて表示する携帯電話装置が記載されている。また、特許文献2にも、アドレス帳に登録されている電話番号やメールアドレスの表示順序を時間帯や曜日に応じて変更することが記載されている。
特開平11−55389号公報 特開2002−300263号公報
上述したように特許文献1には、現在の日時が月曜日の午前10時(業務時間中)であれば、“業務用”→“携帯電話”→“私用”の順に相手の電話番号を表示することが記載されているが、この場合、相手が会社内にいれば問題ないが、相手が出張等で外出しており会社にいない場合は、表示順序が1番目の“業務用”ではなく、表示順序が2番目の“携帯電話”の電話番号に電話をかけた方がよい。また、相手が会社を休んでおり自宅にいる場合は、表示順序が3番目の“私用”の電話番号に電話をかけた方がよい。同様に、特許文献1には、現在の日時が週末(休日)であれば、“私用”→“携帯電話”→“業務用”の順に相手の電話番号を表示することが記載されているが、相手が休日出勤をしている場合は、表示順序が1番目の“私用”ではなく、表示順序が3番目の“業務用”の電話番号に電話をかけた方がよい。また、相手が外出しており自宅にいない場合は、表示順序が2番目の“携帯電話”の電話番号に電話をかけた方がよい。
このように特許文献1に記載された発明においては、表示順序が1番目の電話番号を選択して電話をかけても相手と通話できず、電話帳データを再度閲覧して表示順序が2番目以降の電話番号を調べ、電話をかけ直さなければならない場合がある。これは特許文献2に記載された発明についても同様である。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドレス帳に登録されている情報を並べ替えて報知する機能の利便性を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明は、通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段とを備えることを特徴とする通信装置を提供する。
本発明によれば、通信装置は、記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報と、自装置の位置情報とを取得し、自装置と各移動機との距離を算出する。そして、通信装置は、記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を、上記算出した距離に従って決定する。よって、相手との距離を考慮し、記憶手段に記憶されている各ユーザ名や各通信アドレスの報知順序を決定することが可能である。
なお、前記決定手段は、自装置との距離が近い移動機ほどユーザ名または通信アドレスの報知順序を高くした報知順序を決定する構成であってもよい。
また、前記報知制御手段は、前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知するとともに、前記算出手段により算出された前記各移動機との距離を報知する構成であってもよい。
また、報知順序を決定するユーザ名または通信アドレスを前記記憶手段の中から複数選択する選択手段をさらに備える構成であってもよい。
また、本発明は、通信装置と、前記通信装置用のアドレス帳を管理する管理装置とを備える通信システムであって、前記管理装置は、通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが登録されている前記通信装置用のアドレス帳と、前記アドレス帳に通信アドレスが登録されている各移動機の位置情報と、前記通信装置の位置情報とを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記通信装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、前記アドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、前記アドレス帳と、前記決定手段により決定された報知順序を前記通信装置へ送信する送信手段とを備え、前記通信装置は、前記アドレス帳と前記報知順序を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたアドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスを、前記受信手段により受信された報知順序に従って報知する報知制御手段とを備えることを特徴とする通信システムを提供する。
また、本発明は、コンピュータを、通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、アドレス帳に登録されている情報を並べ替えて報知する機能の利便性を高めることができる。
通信システムの構成を示す図である(第1実施形態)。 携帯電話機10のハードウェア構成を示すブロック図である(第1実施形態)。 アドレス帳16aのデータ構成を示す図である(第1実施形態)。 携帯電話機10において実行されるアドレス帳閲覧処理のフローチャートである(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第1実施形態)。 携帯電話機10において実行される表示順序決定処理のフローチャートである(第2実施形態)。 携帯電話機10における画面表示例である(第2実施形態)。 通信システムの構成を示す図である(第3実施形態)。 携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシーケンスチャートである(第3実施形態)。 携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシーケンスチャートである(第4実施形態)。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
[構成]
図1は、第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
同図において、携帯電話機10は、移動電話網と移動パケット通信網に収容される移動機であって、通話機能、パケット通信機能、メール機能を備えている。また、携帯電話機10は、移動パケット通信網を介して位置検索サーバ20とパケット通信を行うことができる。
一方、位置検索サーバ20は、携帯電話機10からの測位要求に応じて、測位対象となる移動機の位置を計測し、計測結果を携帯電話機10に返信する。なお、測位対象となる移動機は、簡易携帯電話網に収容されるPHS(登録商標)端末や、公衆無線LANに収容される無線通信端末等であってもよいが、本明細書では、携帯電話機10と同様に移動電話網や移動パケット通信網に収容される携帯電話機であるものとする。また、位置検索サーバ20は、例えば、以下に記載する(A)〜(D)の方法で、測位対象となる携帯電話機の位置を計測する。
(A)測位対象となる携帯電話機がGPS受信機を備えている場合、位置検索サーバ20は、携帯電話機に対し、GPS受信機を用いた測位処理の実行と、測位結果の返信を要求する。
(B)位置検索サーバ20は、移動電話網や移動パケット通信網に設けられたサービス制御局と通信を行い、測位対象となる携帯電話機と対応付けてホームメモリに登録されている交換機IDを取得する。
(C)位置検索サーバ20は、測位対象となる携帯電話機と通信を行い、この携帯電話機が在圏している無線エリアの識別情報(基地局ID)を取得する。
(D)携帯電話機は、ハンドオーバに備え、自機が在圏している無線エリアをカバーする基地局に加え、付近の基地局から送信された電波の受信強度を測定している。そこで、位置検索サーバ20は、測位対象となる携帯電話機と通信を行い、この携帯電話機が測定した3ヶ所以上の基地局についての電波受信強度を示す情報を取得し、この情報と、電波の送信元となる各基地局の位置に基づいて携帯電話機の位置を求める。
なお、位置検索サーバ20は、例えば、緯度・経度形式の位置情報を住所形式の位置情報に変換したり、交換機IDや基地局ID等の位置情報を住所形式の位置情報に変換する等、位置情報のデータ形式を他のデータ形式に変換する機能を有しており、この変換機能によって、携帯電話機10から要求されたデータ形式で携帯電話機10に位置情報を通知することができる。
図2は、携帯電話機10のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図において、制御部11は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMや不揮発性メモリ16に記憶されているプログラムを実行することで携帯電話機10の各部を制御する。通信部12は、移動電話網や移動パケット通信網の基地局と通信を行う。操作部13は、数字や文字を入力するためのテンキーや、カーソルキー等を備え、制御部11に対して操作信号を出力する。表示部14はLCDによって構成されている。通話処理部15は、マイクロフォンやスピーカ、音声処理部等を備え、通話処理を行う。不揮発性メモリ16には、オペレーティングシステムやメーラーに加え、アドレス帳管理用のアプリケーションソフトウェアがインストールされている。また、この不揮発性メモリ16にはアドレス帳16aが記憶されている。
アドレス帳16aには、例えば、友人や家族、仕事仲間等、携帯電話機10を用いて通信を行う際の相手の電話番号やメールアドレス等が登録されている。例えば、図3に示すように、アドレス帳16aには、ユーザ名とともに、このユーザが所有する携帯電話機に関する情報と、このユーザの自宅に関する情報と、このユーザの勤務先に関する情報が登録されている。携帯電話機に関する情報としては、携帯電話機の電話番号と、携帯電話機のメールアドレスが登録されている。また、自宅に関する情報としては、自宅に設置されている固定電話機の電話番号と、自宅にあるパソコンのメールアドレスと、自宅の住所が登録されている。また、勤務先に関する情報としては、勤務先の電話番号と、勤務先で使用しているパソコンのメールアドレスと、勤務先の住所が登録されている。
このようにアドレス帳16aには、1つのユーザ名に対し、3つの異なる電話番号と、3つの異なるメールアドレスが登録されていることに加え、自宅の電話番号と自宅のメールアドレスに対しては、これらの通信アドレスを用いてユーザ(相手)が通信を行う場所の位置情報として自宅の住所が、また、勤務先の電話番号と勤務先のメールアドレスに対しては、これらの通信アドレスを用いてユーザ(相手)が通信を行う場所の位置情報として勤務先の住所が登録されている。
[動作]
図4は、携帯電話機10において実行されるアドレス帳閲覧処理のフローチャートである。このアドレス帳閲覧処理は、操作部13が操作されてアドレス帳16aの閲覧が指示されると、制御部11によって実行される。
同図に示すように、まず、制御部11は、アドレス帳16aに登録されているユーザ名の一覧を図5に示すように表示部14に表示する(ステップS101)。なお、このときのユーザ名の表示順序については、あいうえお順や、アドレス帳16aへのデータの登録順等、予め定められた表示順序となる。この後、制御部11は、操作部13が操作されて一覧の中からいずれかのユーザ名が選択されると(ステップS102)、まず、選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている携帯電話機の電話番号を読み出す(ステップS103)。例えば、図5に示す画面表示例において「山田太郎」が選択されると、制御部11は、アドレス帳16a(図2)に登録されている「山田太郎」の携帯電話機の電話番号「090−1111−1111」を読み出す。
次いで、制御部11は、読み出した携帯電話機の電話番号と、希望する位置情報のデータ形式(例えば住所形式)を指定する情報を含んだ測位要求メッセージを生成し、通信部12を介して位置検索サーバ20へ送信する(ステップS104)。つまり、携帯電話機10は、利用者によって選択された相手が所持する携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせる。なお、測位要求メッセージを生成する際に用いた携帯電話機の電話番号は、測位対象となる携帯電話機を特定するための情報に過ぎないので、携帯電話機のメールアドレスで代用可能である。
携帯電話機10から送信された測位要求メッセージは、移動パケット通信網を介して位置検索サーバ20に転送される。位置検索サーバ20は、測位要求メッセージを受信すると、測位要求メッセージ内に含まれている電話番号によって特定される携帯電話機の位置を、前述した(A)〜(D)のいずれかの方法によって計測する。また、位置検索サーバ20は、計測の結果得られた携帯電話機の位置情報を携帯電話機10に返信する。なお、前述したように、位置検索サーバ20は、位置情報のデータ形式を変換する機能を有しており、この変換機能によって、携帯電話機10から要求されたデータ形式で携帯電話機10に位置情報を通知することができる。
携帯電話機10の制御部11は、位置検索サーバ20から携帯電話機の位置情報を受信すると(ステップS105:YES)、まず、上記ステップS102にて選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている計6個の通信アドレスを読み出す(ステップS106)。また、制御部11は、上記ステップS102にて選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている自宅と勤務先の住所を読み出す(ステップS107)。次いで、制御部11は、上記ステップS106にて読み出した6個の通信アドレスの表示順序を、上記ステップS107にて読み出した自宅と勤務先の住所と、位置検索サーバ20から受信した携帯電話機の位置情報(相手の現在位置)とを比較して決定する(ステップS108)。そして、制御部11は、決定した表示順序に従って6個の通信アドレスを表示部14に表示した後(ステップS109)、アドレス帳閲覧処理を終える。
例えば、上記ステップS102にてユーザ名「山田太郎」が選択される一方、上記ステップS105にて位置検索サーバ20から住所形式の位置情報「東京都千代田区永田町2−11−1」を受信した場合、受信した位置情報は、アドレス帳16aに登録されている「山田太郎」の勤務先の住所と一致するので、「山田太郎」は勤務先にいることがわかる。よって、このような場合には、「山田太郎」と対応付けてアドレス帳16aに登録されている6個の通信アドレスの表示順序が、例えば、図6(a)に示すように、1番目:勤務先の電話番号、2番目:勤務先のメールアドレス、3番目:携帯電話機の電話番号、4番目:携帯電話機のメールアドレス、5番目:自宅の電話番号、6番目:自宅のメールアドレスとなる。つまり、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に一致する住所に対応する通信アドレスから始まる報知順序となる。
なお、このように相手が勤務先にいる場合は、自宅に電話をかけても意味がないので、図6(b)に示すように、自宅の電話番号の表示順序を最下位(6番目)にしてもよいし、現時点において自宅に電話にかけても相手と連絡をとることはできない旨のメッセージを表示する構成としてもよい。
また、上記ステップS102にて「山田太郎」が選択される一方、上記ステップS105にて位置検索サーバ20から「東京都大田区下丸子2−13−1」を受信した場合、アドレス帳16aを参照すると、「山田太郎」は自宅にいることがわかる。よって、このような場合には、通信アドレスの表示順序が、例えば、図7に示すように、1番目:自宅の電話番号、2番目:自宅のメールアドレス、3番目:携帯電話機の電話番号、4番目:携帯電話機のメールアドレス、5番目:勤務先のメールアドレス、6番目:勤務先の電話番号となる。この場合も、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に一致する住所に対応する通信アドレスから始まる報知順序となる。
また、上記ステップS102にて「山田太郎」が選択される一方、上記ステップS105にて位置検索サーバ20から「東京都千代田区丸の内1−9−1」を受信した場合、「山田太郎」は勤務先でも自宅でもない場所に位置していることがわかる。よって、このような場合には、通信アドレスの表示順序が、例えば、図8に示すように、1番目:携帯電話機の電話番号、2番目:携帯電話機のメールアドレス、3番目:勤務先のメールアドレス、4番目:自宅のメールアドレス、5番目:勤務先の電話番号、6番目:自宅の電話番号となる。また、このような場合には、現時点において勤務先や自宅に電話にかけても相手と連絡をとることはできない旨のメッセージを表示する構成としてもよい。つまり、つまり、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に一致する住所がない場合には、携帯電話機の通信アドレスから始まる報知順序となる。
さらに、「山田太郎」が自宅ではないものの比較的自宅の近くにいる場合は、通信アドレスの表示順序が、例えば、図9(a)に示すように、1番目:携帯電話機の電話番号、2番目:携帯電話機のメールアドレス、3番目:自宅のメールアドレス、4番目:勤務先のメールアドレス、5番目:自宅の電話番号、6番目:勤務先の電話番号となる。同様に、「山田太郎」が勤務先ではないものの比較的勤務先の近くにいる場合は、通信アドレスの表示順序が、例えば、図9(b)に示すように、1番目:携帯電話機の電話番号、2番目:携帯電話機のメールアドレス、3番目:勤務先のメールアドレス、4番目:自宅のメールアドレス、5番目:勤務先の電話番号、6番目:自宅の電話番号となる。つまり、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に一致する住所がない場合には、携帯電話機の通信アドレスから始まる報知順序となるが、その携帯電話機の通信アドレスの次順となる通信アドレスは、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に近い住所に対応する通信アドレスとなる。
なお、図4に示したアドレス帳閲覧処理を終えた後、制御部11は、操作部13が操作されて、表示部14に表示された6個の通信アドレスの中からいずれかの通信アドレスが選択されると、選択された通信アドレスを用いた通信処理を開始する。例えば、制御部11は、電話番号が選択されると、選択された電話番号を用いて発呼処理を行なう。また、制御部11は、メールアドレスが選択されると、選択されたメールアドレスを宛先とする電子メールの作成処理を行った後、作成された電子メールを送信する。
また、上述したアドレス帳閲覧処理において、位置検索サーバ20は、測位対象となる携帯電話機の主電源がOFFであったり、この携帯電話機が移動電話網や移動パケット通信網の圏外に位置しており、位置情報を得られなかった場合は、その旨を携帯電話機10に通知する。この場合、携帯電話機10は、相手の位置情報が取得できなかった旨のメッセージを表示部14に表示する。また、この場合は、相手との間で携帯電話機による通話ができないことに加え、この携帯電話機に宛てて電子メールを送信しても、電子メールがすぐには携帯電話機に届かないので、携帯電話機のメールアドレスと、携帯電話機の電話番号の表示順序を最下位(5番目と6番目)にする。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されているいずれかのユーザが選択されると、選択されたユーザが所持している携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20から取得する。そして、携帯電話機10は、選択されたユーザ用としてアドレス帳16aに登録されている6個の通信アドレスの表示順序を、アドレス帳16aに登録されているこのユーザの自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サーバ20から取得した携帯電話機の位置情報とを比較して決定する。
したがって、例えば、相手が勤務先にいる場合は、勤務先についての電話番号やメールアドレスを優先して表示することができるし、相手が自宅にいる場合は、自宅についての電話番号やメールアドレスを優先して表示することができる。また、相手が勤務先でも自宅でもない別の場所にいる場合は、相手が所持している携帯電話機についての電話番号やメールアドレスを優先して表示することができる。このように本実施形態によれば、携帯電話機10は、相手の現在位置を考慮し、より連絡がつきやすい通信アドレスを優先的に表示することができる。よって、連絡がつきやすい通信アドレスを簡単に選択して通信を開始することができる。また、電話をかけ直す必要がなくなる分だけ、従来に比べ通信料金の無駄を省くことができる。
[第1実施形態の変形例]
(1)通信アドレスの並べ替え表示は、図6〜図9に示したように6個の通信アドレスを一度に表示するのではなく、表示順序が高いものから順に1個ずつ表示していく構成であってもよい。また、アドレス帳16aには、1人のユーザに対し、計6個の通信アドレスが全て登録されていなくてもよく、携帯電話機の通信アドレス(電話番号またはメールアドレス)を含む2個以上の通信アドレスが登録されていればよい。
(2)携帯電話機10は、相手の携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせて取得するのではなく、相手の携帯電話機に直接問い合わせて取得する構成であってもよい。また、上述した実施形態では、住所形式の位置情報を利用した場合について説明したが、緯度・経度形式の位置情報を利用してもよいし、交換機IDや基地局IDを位置情報として利用してもよい。但し、住所形式以外の位置情報を利用する場合、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されている自宅や勤務先の住所情報を、位置検索サーバ20に依頼する等して緯度・経度形式の位置情報等に変換しておく必要がある。
また、実施形態では、アドレス帳16aに登録されている複数の住所のうち、位置検索サーバ20から取得した住所に一致する住所に対応する通信アドレスから始まる報知順序を決定していたが、このとき双方の住所が完全一致する必要はなく、双方の住所が所定の範囲内(予め決められた相当狭い範囲内)にあれば、これらを一致するとみなしてもよい。
(3)携帯電話機10は、通信アドレスの表示順序を決定する際、アドレス帳16aに登録されている自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サーバ20から取得した携帯電話機の位置情報に加え、現在時刻を用いる構成であってもよい。なお、この場合は、携帯電話機10に、時刻(年月日時分秒)を計時するタイマ等の計時機能が備わっている。このように現在時刻を加味して通信アドレスの表示順序を決定する構成であると、例えば、図7に示した通信アドレスの表示順序については、現在時刻が深夜や早朝の時間帯(例えば、午前0時〜午前6時)であれば、緊急かつ重要な連絡でない限り、電話での連絡は迷惑であると考えられるので、電話番号よりもメールアドレスの表示を優先し、例えば、図10(a)に示すように、1番目:自宅のメールアドレス、2番目:自宅の電話番号、3番目:携帯電話機のメールアドレス、4番目:携帯電話機の電話番号、5番目:勤務先のメールアドレス、6番目:勤務先の電話番号とすることができる。あるいは図10(b)に示すように、1番目:自宅のメールアドレス、2番目:携帯電話機のメールアドレス、3番目:勤務先のメールアドレス、4番目:自宅の電話番号、5番目:携帯電話機の電話番号、6番目:勤務先の電話番号の順としてもよい。
(4)上述したように現在時刻を加味して通信アドレスの表示順序を決定する場合、例えば、携帯電話機10とその利用者は日本国内にいるものの、アドレス帳16aの中から選択された相手が外国にいると、携帯電話機10において計時されている現在時刻(日本時間)が午後1時(昼間)であっても、相手がいる国の現地時間は午前1時(深夜)である場合がある。そこで、相手が外国にいる場合は、通信アドレスの表示順序を決定する際に用いる現在時刻を、相手がいる国の現地時間に補正する構成としてもよい。
この場合、携帯電話機10では、位置検索サーバ20から位置情報を受信すると、まず、受信した位置情報から相手が外国にいるか否かを判別する。例えば、位置検索サーバ20からは「東京都千代田区永田町2−11−1」や「アメリカ合衆国ニューヨーク州……」等といった住所形式の位置情報が送られてくるので、携帯電話機10では、この住所情報から相手が外国にいるか否かを判別する。そして、相手が外国にいる場合、携帯電話機10は、受信した住所情報によって示される位置との時差を求める。例えば、日本と世界各地との時差の情報が格納されたデータテーブルを不揮発性メモリ16に格納しておき、携帯電話機10では、このデータテーブルを参照して、受信した住所情報から時差を求めることができる。また、携帯電話機10は、上記データテーブルを備えたサーバに問い合わせを行って時差の情報を得る構成であってもよい。
そして、携帯電話機10は、計時している現在時刻を時差の分だけ補正した後、通信アドレスの表示順序を、アドレス帳16aに登録されている自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サーバ20から取得した携帯電話機の位置情報と、上記補正した時刻情報に基づいて決定する。このような構成であると、相手が外国にいる場合であっても、例えば、現地時間が深夜である場合は、電話番号よりもメールアドレスの表示を優先することができる。
また、例えば、アメリカ国内であれば西海岸と東海岸では時差が大きいので、同一国内であっても時差を補正することが望ましい。この場合、携帯電話機10は、例えば、相手が所持する携帯電話機の位置に加え、自機10の位置についても位置検索サーバ20に問い合わせを行う。そして、携帯電話機10は、位置検索サーバ20から取得した自機10の位置情報と相手の携帯電話機の位置情報とに基づいて、自機10いる位置と相手がいる位置との時差を求める。なお、時差を求める際には、上述したデータテーブルを参照したり、2地点間の時差を計算することのできるサーバに問い合わせを行う。そして、携帯電話機10は、計時している現在時刻を時差の分だけ補正した上で、通信アドレスの表示順序を決定する際の時刻情報として用いる。なお、勿論であるが、携帯電話機10は、自機10の位置情報を、位置検索サーバ20に問い合わせて取得するのではなく、例えばGPS受信機を用いる等して自機10において計測する構成であってもよい。また、携帯電話機10は、今いる位置の住所情報を入力するよう利用者に促し、これに応じて入力された住所情報を自機10の位置情報として用いることもできる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態では、アドレス帳に登録されているユーザ名を、相手との距離に応じて並べ替えて表示する場合について説明する。なお、本実施形態における携帯電話機と位置検索サーバのハードウェア構成は、第1実施形態で説明したものと同じであるので説明を省略するとともに同じ符号を使用するものとする。
図11は、携帯電話機10において実行される表示順序決定処理のフローチャートである。この表示順序決定処理は、例えば、携帯電話機10の主電源がONである期間中において定期的(例えば15分間隔)に実行される。
同図に示すように、表示順序決定処理が開始されると、まず、制御部11は、自機10の電話番号に加え、アドレス帳16aに登録されている全ての携帯電話機の電話番号を読み出す(ステップS201,S202)。例えば、アドレス帳16aに携帯電話機の電話番号が4個登録されている場合は、これに自機10の電話番号を加えた計5個の電話番号が読み出されることになる。次いで、制御部11は、読み出した全ての電話番号と、希望する位置情報のデータ形式を指定する情報を含んだ測位要求メッセージを生成し、位置検索サーバ20へ送信する(ステップS203)。つまり、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報に加え、自機10の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせる。勿論、第1実施形態でも説明したように、測位要求メッセージを生成する際に用いた携帯電話機の電話番号は、携帯電話機のメールアドレスで代用可能である。
位置検索サーバ20は、測位要求メッセージを受信すると、携帯電話機10から要求された各携帯電話機(携帯電話機10を含む)の位置情報を、前述した(A)〜(D)のいずれかの方法によって取得し、携帯電話機10に返信する。
携帯電話機10の制御部11は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報と、自機10の位置情報を位置検索サーバ20から受信すると(ステップS204:YES)、まず、受信した位置情報に基づいて自機10と各携帯電話機との距離を算出する(ステップS205)。例えば、アドレス帳16aに登録されている携帯電話機が、携帯電話機A、携帯電話機B、携帯電話機Cおよび携帯電話機Dの4台であった場合、制御部11は、自機10の位置情報と携帯電話機Aの位置情報から、自機10と携帯電話機Aの距離を求める。また、自機10の位置情報と携帯電話機Bの位置情報から、自機10と携帯電話機Bの距離を求める。携帯電話機C,Dについても同様である。
制御部11では、このようにしてアドレス帳16aに登録されている各携帯電話機との距離を算出した後、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名の表示順序を、上記ステップS205にて算出した各携帯電話機との距離が小さい順、すなわち相手との距離が近い順に決定する(ステップS206)。例えば、携帯電話機A(ユーザ名:山田太郎)との距離が5.2Km、携帯電話機B(ユーザ名:鈴木花子)との距離が15.7Km、携帯電話機C(ユーザ名:佐藤次郎)との距離が0.8Km、携帯電話機D(ユーザ名:母)との距離が7.1Kmであった場合、制御部11は、各ユーザ名の表示順序を、1番目:佐藤次郎、2番目:山田太郎、3番目:母、4番目:鈴木花子とする。そして、制御部11は、上記ステップS106にて決定された各ユーザ名の表示順序を指定する表示順序指定データを生成して不揮発性メモリ16に保存した後(ステップS207)、表示順序決定処理を終える。
なお、図11に示した表示順序決定処理は定期的に実行されるので、不揮発性メモリ16に保存されている表示順序指定データは、表示順序決定処理が実行される都度、更新されることになる。そして、携帯電話機10において利用者が操作部13を操作し、アドレス帳16aの閲覧を指示すると、制御部11は、不揮発性メモリ16から表示順序指定データを読み出す。そして、制御部11は、読み出した表示順序指定データによって指定される表示順序に従って、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名を、例えば、図12(a)に示すように表示部14に表示する。なお、図12(b)に示すように、各ユーザ名とともに、上記ステップS205にて算出した相手との距離を表示するようにしてもよい。
このようにしてアドレス帳16aに登録されているユーザ名の一覧を表示し終えた後、利用者が操作部13を操作して、一覧の中からいずれかのユーザ名を選択すると、制御部11は、選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている6個の通信アドレスを読み出して表示部14に表示する。この通信アドレスの表示については、第1実施形態で説明した方法を採用し、相手の現在位置に応じた並べ替え表示を行ってもよいし、予め定められた順序で6個の通信アドレスを表示する構成であってもよい。
また、上述した表示順序決定処理において、位置検索サーバ20は、測位対象となる携帯電話機の主電源がOFFであったり、この携帯電話機が移動電話網や移動パケット通信網の圏外に位置しており、位置情報を得られなかった場合は、その旨を携帯電話機10に通知する。この場合、携帯電話機10は、相手の位置情報が取得できなかった旨のメッセージを表示部14に表示する。また、この場合、携帯電話機10は、該当するユーザ名の表示順序を最下位にする。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報に加え、自機10の位置情報を位置検索サーバ20から取得し、各携帯電話機との距離を算出する。そして、携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名の表示順序を、算出した距離が小さい順、すなわち相手との距離が近い順に決定する。このようにアドレス帳16aに登録されているユーザ名の表示順序を相手との距離が近い順にすると、例えば、急遽、飲み会を開くことになり、近場にいる友人を集めたい場合や、遊び相手として近場にいる友人と連絡を取りたい場合に役に立つ。
なお、ユーザ名の表示順序は、相手との距離が近い順でなく、相手との距離が遠い順であってもよい。
[第2実施形態の変形例]
(1)第2実施形態では、アドレス帳16aの閲覧が指示されてから、相手との距離に応じたユーザ名の一覧が表示されるまでの時間を短縮するため、携帯電話機10の主電源がONである期間中に表示順序決定処理を定期的に実行するようにしたが、あくまで、アドレス帳16aの閲覧が指示されてから、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報や自機10の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせ、各ユーザ名の表示順序を決定する構成であってもよい。
(2)第2実施形態においてアドレス帳16aには、1人のユーザにつき、最低限、ユーザ名と、このユーザの所有する携帯電話機の通信アドレス(電話番号またはメールアドレス)が登録されていればよい。つまり、第2実施形態において使用するアドレス帳16aには、自宅に関する情報(電話番号、メールアドレス、住所)や、勤務先に関する情報(電話番号、メールアドレス、住所)が登録されていなくてもよい。また、第2実施形態では、各ユーザ名の代わりに、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の通信アドレスを並べ替えて表示する構成であってもよい。
(3)携帯電話機10は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の通信アドレスと、自機10の通信アドレスを、前もって位置検索サーバ20に通知しておき、位置検索サーバ20では、携帯電話機10から通知された各携帯電話機(携帯電話機10を含む)の位置情報を、予め定められた周期毎(例えば15分間隔)に取得して記憶装置に蓄積しておく構成であってもよい。この場合、位置検索サーバ20は、携帯電話機10からの測位要求に応じて、記憶装置から各携帯電話機の最新の位置情報を読み出して携帯電話機10に返信する。このような構成であると、位置検索サーバ20を介して位置情報を取得するのに要する時間を大幅に短縮できる。
(4)携帯電話機10は、自機10の位置情報を、位置検索サーバ20に問い合わせて取得するのではなく、自機10において計測する構成であってもよい。例えば、携帯電話機10は、GPS受信機を備えていれば、このGPS受信機を用いて自機10の位置を計測することができる。また、携帯電話機10は、3ヶ所以上の各基地局から送信された電波の受信強度を測定し、この測定結果と、電波の送信元となる各基地局の位置とに基づいて自機10の位置を算出することもできる。また、携帯電話機10は、自機10が在圏している無線エリアの識別情報(基地局のID)や、交換機IDを位置情報として用いることもできる。さらに、携帯電話機10は、今いる場所について住所情報を入力するよう利用者に促し、これに応じて入力された住所情報を自機10の位置情報として用いることもできる。
(5)第2実施形態では、アドレス帳16aに登録されている全てのユーザ名を並べ替え表示の対象としたが、このような構成であると、例えば、アドレス帳16aにユーザ名が100個登録されていると、携帯電話機10は、自機10の位置情報を含め計101台の携帯電話機の位置情報を取得しなければならなくなり、並べ替え表示を行うのに多大な処理時間を要する。
そこで、アドレス帳16aに登録されているユーザ名の中から、並べ替え表示の対象とする複数のユーザ名を指定できる構成としてもよい。例えば、アドレス帳16aに登録されている100個のユーザ名のうち、携帯電話機10の利用者が操作部13を操作して選択した5個のユーザ名のみを並べ替え表示の対象としてもよい。この場合、携帯電話機10は、利用者によって選択された5台の携帯電話機と、自機10との計6台の携帯電話機の位置情報を取得するだけでよい。
また、アドレス帳16aに登録されている100個のユーザ名のうち、通信頻度の高い上位10個のユーザ名を制御部11が選択し、この10個のユーザ名のみを並べ替え表示の対象としてもよい。但し、この場合は、不揮発性メモリ16内に、電話をかけたりメールを送信したことに応じて、その相手のユーザ名や通信アドレスが格納される送信履歴テーブルや、電話がかかってきたりメールを受信したことに応じて、その相手のユーザ名や通信アドレスが格納される受信履歴テーブルを備え、制御部11は、これらの送信履歴テーブルや受信履歴テーブルを参照して、アドレス帳16aに登録されている100個のユーザ名の中から、通信頻度の高い上位10個のユーザ名を選択する。
なお、送信履歴テーブルのみを参照して送信頻度の高いユーザ名を複数選択する構成であってもよいし、受信履歴テーブルのみを参照して受信頻度の高いユーザ名を複数選択する構成であってもよい。また、送信履歴テーブルと受信履歴テーブルを個別に設けず、これら2つのテーブルを1つにまとめた通信履歴テーブルを用いる構成であってもよい。また、利用者が操作部13を操作して選択するユーザ名の数や、通信頻度に応じて制御部11が自動選択するユーザ名の数は、上述した例示に限定されず任意に定めることができる。
[第3実施形態]
例えば、図13に示すように、携帯電話機30と位置検索サーバ20の間にアドレス帳管理サーバ40を設け、携帯電話機30用のアドレス帳16a(図3参照)を、携帯電話機30ではなく、アドレス帳管理サーバ40に格納しておき、携帯電話機30では、必要に応じてアドレス帳管理サーバ40にアクセスして、アドレス帳16aを閲覧する構成であってもよい。この場合、アドレス帳管理サーバ40が、位置検索サーバ20と通信を行って、アドレス帳16aに登録されている通信アドレスの表示順序を決定することになる。
図14は、第3実施形態における携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシーケンスチャートである。なお、以下の動作説明において、第1実施形態と共通する部分については説明を簡略化している。
同図に示すように、まず、アドレス帳管理サーバ40は、携帯電話機30用のアドレス帳16aに登録されている全ての携帯電話機の電話番号を読み出す(ステップS301)。次いで、アドレス帳管理サーバ40は、読み出した全ての電話番号を含んだ測位要求メッセージを生成し、位置検索サーバ20へ送信する(ステップS302)。つまり、アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせる。位置検索サーバ20は、アドレス帳管理サーバ40から要求された各携帯電話機の位置情報を、前述した(A)〜(D)のいずれかの方法によって取得し(ステップS303)、アドレス帳管理サーバ40に返信する(ステップS304)。
アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20から受信すると、アドレス帳16aに登録されているユーザ毎に、6個の通信アドレスの表示順序を、このユーザの自宅や勤務先の位置情報と、位置検索サーバ20から受信したこのユーザの所持する携帯電話機の位置情報とを比較して決定する(ステップS305)。そして、アドレス帳管理サーバ40は、通信アドレスの表示順序(ユーザ毎)を示す表示順序指定データを生成し、自装置40内に保存する(ステップS306)。
例えば、アドレス帳16aに登録されているユーザが、ユーザA、ユーザBおよびユーザCの3人であった場合、表示順序指定データには、ユーザA用の6個の通信アドレスの表示順序を示すデータと、ユーザB用の6個の通信アドレスの表示順序を示すデータと、ユーザC用の6個の通信アドレスの表示順序を示すデータが格納されることになる。なお、アドレス帳管理サーバ40は、上記ステップS301〜S306に示す処理を定期的(例えば15分間隔)に行う。よって、アドレス帳管理サーバ40内に保存されている表示順序指定データは、ステップS301〜S306に示す処理が実行される都度、更新される。
一方、携帯電話機30において、利用者が操作部を操作して、アドレス帳16aの閲覧を指示すると、アドレス帳16aの閲覧要求がアドレス帳管理サーバ40へ送信される(ステップS307)。アドレス帳管理サーバ40では、携帯電話機30からの閲覧要求に応じて、自装置40内に保存しているアドレス帳16aと表示順序指定データを読み出し、携帯電話機30へ送信する(ステップS308)。携帯電話機30では、アドレス帳16aと表示順序指定データを受信すると、まず、受信したアドレス帳16aに登録されているユーザ名の一覧を表示する(ステップS309)。このときのユーザ名の表示順序については、あいうえお順等、予め定められた表示順序となる。この後、携帯電話機30は、操作部が操作されて一覧の中からいずれかのユーザ名が選択されると(ステップS310)、このユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている6個の通信アドレスを、アドレス帳管理サーバ40から受信した表示順序指定データのうち、上記ステップS310にて選択されたユーザ用の表示順序に従って画面に表示する(ステップS311)。
また、携帯電話機30は、操作部が操作され、表示された6個の通信アドレスの中からいずれかの通信アドレスが選択されると、選択された通信アドレスを用いた通信処理を開始する。例えば、携帯電話機30は、電話番号が選択されると、選択された電話番号を用いて発呼処理を行なう。また、携帯電話機30は、メールアドレスが選択されると、選択されたメールアドレスを宛先とする電子メールの作成処理を行った後、作成された電子メールを送信する。
以上説明した構成であっても第1実施形態と同様の効果を奏する。また、アドレス帳管理サーバ40において、携帯電話機30のアドレス帳16aを管理し、通信アドレスの並べ替え表示に関する大半の処理を行うので、第1実施形態で説明した構成に比べ、携帯電話機30での処理負荷を大幅に減らすことができる。なお、[第1実施形態の変形例]に記載した内容は、「携帯電話機10」を「アドレス帳管理サーバ40」に置き代えることによって本実施形態にも適用される。
[第4実施形態]
図13に示したシステム構成を採用し、アドレス帳管理サーバ40で、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名の表示順序を、相手との距離に応じて決定するようにしてもよい。
図15は、第4実施形態における携帯電話機30とアドレス帳管理サーバ40の動作を示すシーケンスチャートである。なお、以下の動作説明において、第2実施形態と共通する部分については説明を簡略化している。
同図に示すように、まず、アドレス帳管理サーバ40は、携帯電話機30の電話番号に加え、携帯電話機30用のアドレス帳16aに登録されている全ての携帯電話機の電話番号を読み出す(ステップS401,S402)。次いで、アドレス帳管理サーバ40は、読み出した全ての電話番号を含んだ測位要求メッセージを生成し、位置検索サーバ20へ送信する(ステップS403)。つまり、アドレス帳管理サーバ40は、携帯電話機30の位置情報と、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報を位置検索サーバ20に問い合わせる。位置検索サーバ20は、アドレス帳管理サーバ40から要求された各携帯電話機(携帯電話機30を含む)の位置情報を取得し(ステップS404)、アドレス帳管理サーバ40に返信する(ステップS405)。
アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報と、携帯電話機30の位置情報を位置検索サーバ20から受信すると、まず、受信した位置情報に基づいて、携帯電話機30と各携帯電話機との距離を算出する(ステップS406)。次いで、アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名の表示順序を、上記ステップS406にて算出した各携帯電話機との距離が小さい順、すなわち相手との距離が近い順に決定する(ステップS407)。そして、アドレス帳管理サーバ40は、各ユーザ名の表示順序を指定する表示順序指定データを生成し、自装置40に保存する(ステップS408)。なお、アドレス帳管理サーバ40は、上記ステップS401〜S408に示す処理を定期的(例えば15分間隔)に行う。よって、アドレス帳管理サーバ40内に保存されている表示順序指定データは、ステップS401〜S408に示す処理が実行される都度、更新される。
一方、携帯電話機30において、利用者が操作部を操作して、アドレス帳16aの閲覧を指示すると、アドレス帳16aの閲覧要求がアドレス帳管理サーバ40へ送信される(ステップS409)。アドレス帳管理サーバ40では、携帯電話機30からの閲覧要求に応じて、自装置40内に保存しているアドレス帳16aと表示順序指定データを読み出し、携帯電話機30へ送信する(ステップS410)。携帯電話機30では、アドレス帳16aと表示順序指定データを受信すると、アドレス帳16aに登録されている各ユーザ名を、表示順序指定データによって指定される表示順序で画面に表示する(ステップS411)。
また、携帯電話機30は、アドレス帳16aに登録されているユーザ名の一覧を表示し終えた後、利用者が操作部を操作して、一覧の中からいずれかのユーザ名を選択すると、選択されたユーザ名と対応付けてアドレス帳16aに登録されている6個の通信アドレスを読み出して表示する。この通信アドレスの表示については、上述した第3実施形態で説明した方法を採用し、相手の現在位置に応じた並べ替え表示を行ってもよいし、予め定められた順序で6個の通信アドレスを表示する構成であってもよい。
なお、ユーザ名についての表示順序は、相手との距離が近い順でなく、遠い順であってもよい。
以上説明した構成であっても第2実施形態と同様の効果を奏する。また、アドレス帳管理サーバ40において、携帯電話機30のアドレス帳16aを管理し、相手との距離に応じたユーザ名の並べ替え表示に関する大半の処理を行うので、第2実施形態で説明した構成に比べ、携帯電話機30での処理負荷を大幅に減らすことができる。なお、[第2実施形態の変形例]に記載した内容は、「携帯電話機10」を「アドレス帳管理サーバ40」に置き代えることによって本実施形態にも適用される。
[その他の変形例]
(1)例えば、第1実施形態において、位置検索サーバ20が、携帯電話機10からの問い合わせに応じて、アドレス帳16aに登録されている通信相手が所持する携帯電話機の位置を測定する際に、この通信相手が高速道路のトンネルの中を移動中であったり、地下鉄で移動中である場合等、移動電話網や移動パケット通信網の通信エリア外にいる場合は、この通信相手が所持する携帯電話機の電源が入っていたとしても、この携帯電話機の現在位置を取得することができなくなってしまう。
そこで、このような場合に対処するため、例えば、位置検索サーバ20は、予め定められたタイミング(例えば15分毎)で、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置を取得するとともに、取得した位置情報をその取得時刻(年月日時分秒)と対応付けてメモリに蓄積しておく一方、携帯電話機10から問い合わせがあった場合は、該当する各携帯電話機について、取得時刻が最新の位置情報をメモリから読み出して携帯電話機10に返信する構成であってもよい。勿論、この場合、位置検索サーバ20は、現在時刻を計時するタイマ等、計時機能を備えていなければならない。
なお、位置情報を取得する周期は必ずしも一定でなくともよい。例えば、移動パケット通信網のトラフィックが予め定められた閾値以下であって、比較的すいている場合は、15分毎等、比較的短い時間間隔で位置情報を取得する一方、移動パケット通信網のトラフィックが上記閾値よりも大きい場合は、位置情報の取得間隔を、トラフィックが閾値以下の場合よりも大きくしたり、あるいはトラフィックが閾値以下になるまで位置情報の取得を延期するようにしてもよい。また、位置情報として、交換機IDや基地局IDを使用している場合は、携帯電話機の移動に伴って交換機IDや基地局IDが変更された場合にのみ、変更後の交換機IDや基地局IDを、変更があった時刻を示す時刻情報と対応付けてメモリに蓄積しておけばよい。
また、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機について、その位置情報を予め定められたタイミングで取得し、取得時刻とともにメモリに蓄積しておくのは、位置検索サーバ20ではなく、携帯電話機10であってもよい。
また、このようにアドレス帳16aに登録されている携帯電話機毎に、位置情報とその取得時刻をメモリに順次蓄積しておく構成であると、メモリに蓄積されている位置情報の履歴を用いて、相手の携帯電話機について現在位置を予測することが可能になる。つまり、メモリに蓄積されている位置情報の履歴に基づいて、最新の取得時刻から現在時刻に到るまでの間の期間における移動距離やその方角を推定することができるから、これを取得時刻が最新の位置情報に加えることによって、相手の携帯電話機について現在位置を予測することができる。したがって、取得時刻が最新の位置情報の代わりに、上述した予測処理によって得られる現在位置を用いる構成としてもよい。
さらに、(A)第2実施形態において、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報を取得する場合や、自機10の位置情報を取得する場合、(B)第3実施形態において、アドレス帳管理サーバ40が、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機の位置情報を取得する場合、(C)第4実施形態において、アドレス帳管理サーバ40が、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機や、携帯電話機30の位置情報を取得する場合についても、同様のことが言える。つまり、第2〜第4実施形態においても、例えば、15分毎等、予め定められたタイミングで、アドレス帳16aに登録されている各携帯電話機や自機の位置情報を取得し、これを取得時刻と対応付けてメモリに蓄積しておく一方、位置情報を取得する場合には、取得時刻が最新の位置情報をメモリから読み出してこれを用いるようにしたり、メモリに蓄積されている位置情報の履歴を用いて現在位置を予測し、予測した現在位置を用いるようにすることができる。
また、携帯電話機10が、自機10の位置情報を予め定められたタイミング毎に取得して取得時刻と対応付けて不揮発性メモリ16に蓄積する機能に加え、加速度センサと、この加速度センサを用いた加速度の計測結果を不揮発性メモリ16に逐次蓄積する機能を有する場合、第2実施形態において携帯電話機10は、自機10の位置情報を取得する場合に、不揮発性メモリ16を参照し、蓄積されている自機10の位置情報のうち、取得時刻が最新の位置情報と、加速度センサによる計測結果のうち、最新の位置情報に対応付けられている取得時刻以降の計測結果とを用いて、自機10の現在位置を予測することが可能になる。
(2)上述した第1〜第4実施形態において、アドレス帳16a(図3参照)には、自宅の住所や勤務先の住所を除いた各項目データが登録されており、自宅の住所や勤務先の住所については、別途設けられた住所録にユーザ名と対応付けて登録がなされている構成であってもよい。この場合は、アドレス帳と住所録の両方を参照することによって、アドレス帳に登録されている各通信相手について、自宅や勤務先の位置情報を特定することができる。
また、上述した第3実施形態のステップS308や、第4実施形態のステップS410において、アドレス帳管理サーバ40は、アドレス帳16aそのものでなく、アドレス帳16aから読み出した、並び替え表示の対象となる複数の通信アドレス(または複数のユーザ名)のみを、その表示順序を指定する表示順序指定データとともに携帯電話機30へ送信する構成であってもよい。
(3)アドレス帳16aの閲覧に際し、アドレス帳16aに登録されている通信アドレスやユーザ名を、あいうえお順やデータの登録順等、予め定められた表示順序で表示する通常表示モードに加え、第1実施形態で説明した通信アドレスの並べ替え表示を行う表示モードや、第2実施形態で説明したユーザ名の並べ替え表示を行う表示モードを備え、携帯電話機10では、利用者が操作部13を操作して、これらの表示モードを切り替える構成であってもよい。これは、第3,第4実施形態における携帯電話機30についても同様である。
(4)携帯電話機10(コンピュータ)は、不揮発性メモリ16にインストールされているアドレス帳管理用のアプリケーションソフトウェア(プログラム)を実行することで、アドレス帳閲覧処理(図4参照)や表示順序決定処理(図11参照)等の本発明に係る処理を行うが、このようなプログラムを通信により携帯電話機10に提供するようにしてもよい。また、このようなプログラムを磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体等の記録媒体に記録して提供するようにしてもよい。
(5)上述した各実施形態では、本発明を携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明が適用可能な通信装置は、携帯電話機に限定されるものではない。例えば、簡易携帯電話網に収容されるPHS端末や、公衆無線LANに収容される無線通信端末に本発明を適用することができる。また、本発明をパーソナルコンピュータに適用することも可能である。なお、外付けのディスプレイをコンピュータの本体に接続して使用する形態から明らかとなるように、表示手段そのものは通信装置の構成要件に含まれない場合もある。また、順位付けした各通信アドレス(または各ユーザ名)を、ディスプレイに表示するのではなく、例えば、通話処理部15に備わるスピーカや音声処理部を利用する等して、音声メッセージにより利用者に報知する構成としてもよい。この場合は、報知順序に従った順番で、各通信アドレスが音声メッセージにより報知される。
10,30…携帯電話機、11…制御部、12…通信部、13…操作部、14…表示部、15…通話処理部、16…不揮発性メモリ、16a…アドレス帳、20…位置検索サーバ、40…アドレス帳管理サーバ。

Claims (6)

  1. 通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、
    前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
    自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、
    前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
    前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、自装置との距離が近い移動機ほどユーザ名または通信アドレスの報知順序を高くした報知順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記報知制御手段は、前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知するとともに、前記算出手段により算出された前記各移動機との距離を報知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 報知順序を決定するユーザ名または通信アドレスを前記記憶手段の中から複数選択する選択手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 通信装置と、前記通信装置用のアドレス帳を管理する管理装置とを備える通信システムであって、
    前記管理装置は、
    通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが登録されている前記通信装置用のアドレス帳と、
    前記アドレス帳に通信アドレスが登録されている各移動機の位置情報と、前記通信装置の位置情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記通信装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
    前記アドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
    前記アドレス帳と、前記決定手段により決定された報知順序を前記通信装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記通信装置は、
    前記アドレス帳と前記報知順序を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたアドレス帳に登録されている各ユーザ名または各通信アドレスを、前記受信手段により受信された報知順序に従って報知する報知制御手段とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
  6. コンピュータを、
    通信相手となるユーザ毎に、ユーザ名と、ユーザが所有する移動機の通信アドレスが記憶されている記憶手段と、
    前記記憶手段に通信アドレスが記憶されている各移動機の位置情報を取得する移動機位置取得手段と、
    自装置の位置情報を取得する自装置位置取得手段と、
    前記移動機位置取得手段により取得された位置情報と、前記自装置位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自装置と前記各移動機との距離を算出する算出手段と、
    前記記憶手段に記憶されている各ユーザ名または各通信アドレスの報知順序を決定する決定手段であって、前記算出手段により算出された距離が近い移動機を所有するユーザ名又は当該距離が近い移動機の通信アドレスから始まる報知順序を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された報知順序に従って前記各ユーザ名または前記各通信アドレスを報知する報知制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
JP2010180939A 2010-08-12 2010-08-12 通信装置、通信システムおよびプログラム Active JP5254285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180939A JP5254285B2 (ja) 2010-08-12 2010-08-12 通信装置、通信システムおよびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180939A JP5254285B2 (ja) 2010-08-12 2010-08-12 通信装置、通信システムおよびプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007195767A Division JP4585549B2 (ja) 2007-07-27 2007-07-27 通信装置、通信システムおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010288311A true JP2010288311A (ja) 2010-12-24
JP5254285B2 JP5254285B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=43543609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010180939A Active JP5254285B2 (ja) 2010-08-12 2010-08-12 通信装置、通信システムおよびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5254285B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062282A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 株式会社リコー 伝送システム、端末、伝送管理装置及びプログラム
JP2017028578A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 富士ゼロックス株式会社 端末装置、アドレス帳生成システム及びプログラム
JP2017511056A (ja) * 2014-03-09 2017-04-13 ディロ,インコーポレーテッド グループ−ソーシング型連絡先登録簿の管理システムおよび方法
JP2020005314A (ja) * 2019-09-27 2020-01-09 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000165501A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sanyo Electric Co Ltd 携帯移動電話機及びその電話帳表示方法
JP2003281068A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Ntt Data Corp インスタントメッセージングシステムおよびインスタントメッセージングプログラム
JP2004040427A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Nec Corp 携帯移動機及びそれに用いる位置情報通知方法
JP2005130187A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Ntt Docomo Inc 移動通信端末

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000165501A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sanyo Electric Co Ltd 携帯移動電話機及びその電話帳表示方法
JP2003281068A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Ntt Data Corp インスタントメッセージングシステムおよびインスタントメッセージングプログラム
JP2004040427A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Nec Corp 携帯移動機及びそれに用いる位置情報通知方法
JP2005130187A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Ntt Docomo Inc 移動通信端末

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017511056A (ja) * 2014-03-09 2017-04-13 ディロ,インコーポレーテッド グループ−ソーシング型連絡先登録簿の管理システムおよび方法
JP2016062282A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 株式会社リコー 伝送システム、端末、伝送管理装置及びプログラム
JP2017028578A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 富士ゼロックス株式会社 端末装置、アドレス帳生成システム及びプログラム
JP2020005314A (ja) * 2019-09-27 2020-01-09 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5254285B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4585549B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびプログラム
US8577004B2 (en) Predictive contact information representation
JP2009033252A (ja) 通信端末、情報管理装置及びプログラム
CN105681583A (zh) 一种情景模式的切换方法、装置及移动终端
JP4975791B2 (ja) 移動判定装置及び移動判定方法
JP5254285B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびプログラム
JP2005072931A (ja) 携帯端末
JP4963416B2 (ja) 通信端末装置、通信制御装置、通信処理システム、通信制御プログラム
JP2010199871A (ja) リンク情報提供装置、リンク情報提供システム及びリンク情報提供方法
JP2009033313A (ja) 電話端末装置およびその緊急通報方法
JP2008085977A (ja) 着信制御方法
WO2004059999A1 (ja) 位置情報通知システムおよび通信端末
JP2006217268A (ja) 携帯電話機
JP2005130187A (ja) 移動通信端末
JP2006157274A (ja) 携帯通信端末および応答メッセージ送出方法
JP4939966B2 (ja) 情報通信端末
JP2005223782A (ja) 移動携帯端末
JP2002330197A (ja) 情報通信端末および通信システム
JP4930847B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP4984979B2 (ja) 情報処理端末、情報処理端末の制御方法、およびプログラム
JP2014049812A (ja) 通信端末ならびに網接続制御プログラムおよび方法
JP5293803B2 (ja) 端末装置及びプログラム
KR20050035075A (ko) 무선 핸드세트들에 대한 비긴급 전화 번호들을 자동적으로갱신하는 방법
JP2006074509A (ja) 履歴管理装置、通信端末及び履歴管理方法
JP4069851B2 (ja) 位置情報通知システム、該システムに用いられる位置情報通知方法及び位置情報通知制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5254285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250