JP2016062282A - 伝送システム、端末、伝送管理装置及びプログラム - Google Patents

伝送システム、端末、伝送管理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望の端末の選択を容易にする方法を提供する。【解決手段】複数の端末と伝送管理装置とを有し、前記複数の端末の間で行われる通信を伝送する伝送システムであって、前記複数の端末の各々の位置を記憶する端末管理部と、前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられた第一のリストを記憶する宛先リスト管理部と、前記第一のリストから所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出部と、前記所定の端末の位置と前記通信の候補先の端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の端末を並べた第二のリストを作成する宛先リスト作成部と、前記所定の端末の画面に表示される前記第二のリストから、前記通信の候補先の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付部と、を有する伝送システムを提供する。【選択図】図12

Description

本発明は、伝送システム、端末、伝送管理装置及びプログラムに関する。
現在、インターネット等の通信ネットワークを介して通信を行う伝送システムが普及している。例えば、伝送システムの一例である会議システムは、端末が備えるカメラ及びマイクを通じて収集した画像及び音声を宛先の端末に送信し、宛先の端末のディスプレイ及びスピーカから収集した画像及び音声を出力する。会議システムを用いることにより、利用者は実際の会議に近い状態で会議を行うことができる。
ここで、通信の宛先である他の端末が登録された宛先リストを保持し、利用者が宛先リストから所望の端末を選択することで通信を開始する機能を有する伝送システムが知られている。また、宛先リストに他の端末を登録する際に、登録しようとする他の端末の承認が得られた場合にのみ、宛先リストに他の端末を登録可能とする技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
更に、通信の宛先の端末を特定する際に、宛先の端末の位置情報を用いて、宛先の端末を特定する方法が開示されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、伝送システムにおいて、宛先の端末の位置情報に基づいて宛先リストを並べて画面に表示させることはできていない。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、宛先の端末の位置情報を用いることで、所望の端末の選択を容易にする方法を提供することを目的とする。
開示の一態様の伝送システムは、複数の端末と伝送管理装置とを有し、前記複数の端末の間で行われる通信を伝送する伝送システムであって、前記複数の端末の各々の位置を記憶する端末管理部と、前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられた第一のリストを記憶する宛先リスト管理部と、前記第一のリストから所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出部と、前記所定の端末の位置と前記通信の候補先の端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の端末を並べた第二のリストを作成する宛先リスト作成部と、前記所定の端末の画面に表示される前記第二のリストから、前記通信の候補先の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付部と、を有する。
開示の技術によれば、所望の端末の選択を容易にする方法を提供することができる。
実施の形態に係る伝送システムの概略図である。 伝送システムにおける画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 画像データの画質を説明する概念図である。 端末のハードウェア構成図である。 伝送管理装置のハードウェア構成図である。 伝送システムを構成する端末及び伝送管理装置の機能ブロック図である。 端末認証管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 端末間で通話を開始する準備段階の処理手順を示すシーケンス図である。 宛先リストを表示モード(通常)で表示する場合の端末のディスプレイの一例である。 宛先リストを表示モード(位置順)で表示する場合の処理手順を示すシーケンス図である。 緯度差分と経度差分とを合計した数の算出結果の一例を示す図である。 表示モード(位置順)における宛先リストを表示した端末のディスプレイの一例である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<<実施形態の全体構成>>
図1は、実施の形態に係る伝送システムの概略図である。図2は、伝送システムにおける画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。図3は、画像データの画質を説明する概念図である。
また、伝送システム1には、伝送管理装置50を介して複数の伝送端末10間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理装置」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理装置、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理装置は、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、その他のコミュニケーションシステムにも適用される。従って、伝送端末には、テレビ会議端末のみならず、例えば、ウェアラブル端末、タブレット型端末、携帯電話、プロジェクタ、プリンタ又はMFP等の画像形成装置、電子黒板、及び通信機能を備えた産業機器等が含まれる。なお、本実施形態では、「テレビ会議」と説明しているが、「ビデオ会議」と言われることもあり、両者は同じ内容である。
また、本実施形態では、伝送システム1の各利用者が、東京事業所(利用者a)、大阪事業所(利用者b)、ニューヨーク事業所(利用者c)、及びワシントンD.C.事業所(利用者d)の4事業所である場合について説明する。
まず、図1に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,…)、各伝送端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、伝送管理装置50、プログラム提供装置90、及びメンテナンス装置100によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信による伝送を行う。
なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表す。また、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は「端末10」と表し、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表し、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表している。更に、テレビ会議の開始を要求する要求元としての端末10は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての端末10は「宛先端末」と表されている。
また、図2に示されているように、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理装置50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。ここでは、これら4つのセッションをまとめて、画像・音声データ用セッションsedとして示している。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。図3(a)に示されているように、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる低解像度の画像と、図3(b)に示されているように、横が320画素、縦が240画素から成る中解像度の画像と、図3(c)に示されているように、横が640画素、縦が480画素から成る高解像度の画像とがある。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。
図1に示されている中継装置30は、複数の端末10の間で、コンテンツデータの中継を行う。伝送管理装置50は、端末10からのログイン認証、端末10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供装置90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、端末10に各種機能を実現させる(又は、端末10を各種手段として機能させる)ための端末用プログラムが記憶され、端末10に端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供装置90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供装置90のHD204には、伝送管理装置50に各種機能を実現させる(又は、伝送管理装置50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されており、伝送管理装置50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンス装置100は、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供装置90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンス装置100が国内に設置され、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、又はプログラム提供装置90が国外に設置されている場合、メンテナンス装置100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供装置90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンス装置100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供装置90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末10d(a,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、伝送管理装置50、及びプログラム提供装置90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。伝送管理装置50、及びプログラム提供装置90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、伝送管理装置50、各ルータ70、及びプログラム提供装置90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
<<実施形態のハードウェア構成>>
図4は、端末10のハードウェア構成図である。図4に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末用プログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、図4に示されている接続口1021gに取り付けられ各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の現在位置を測定するための測位アンテナ119、及び上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶又は有機EL等によって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図5は、伝送管理装置のハードウェア構成図である。伝送管理装置50は、伝送管理装置50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供装置90及びメンテナンス装置100は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供装置90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、伝送システム1を構成する端末及び伝送管理装置の機能ブロック図である。図6では、端末10及び伝送管理装置50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供装置90は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図6では省略されている。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、抽出部17、宛先リスト作成部18 、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、端末10は、図4に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部1002、及び図4に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1001を有している。
(端末の各機能構成)
次に、図4及び図6を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成部を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている端末10の送受信部11は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理装置50より、宛先候補としての各端末の稼動状態を示す各稼動状態情報の受信を開始する。なお、この稼動状態情報は、各端末10の稼動状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであっても更に通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この稼動状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブル120cが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。
操作入力受付部12は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図4に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、端末10の現時点のIPアドレス、及び現時点の端末10の位置情報を自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が伝送管理装置50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、伝送管理装置50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音声入力部15aは、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
抽出部17は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、揮発性記憶部1002から各種データ(または情報)を抽出する。
宛先リスト作成部18は、伝送管理装置50から受信した、後述の宛先リスト情報、端末10自身の位置情報、及び各宛先候補としての端末10の状態情報に基づいて、図ALに示されているような宛先候補の状態がアイコンで示された宛先リストの作成及び更新を行う。
また、記憶・読出処理部19は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1001に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部1001に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1001には、端末10を識別するための識別情報の一例としての通信ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶・読出処理部19は、揮発性記憶部1002に各種データを記憶したり、揮発性記憶部1002に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部1002には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ150から音声が出力される。
通信IDは、通信の要求元端末及び宛先端末を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報であり、例えば、端末固有のID又は端末にログインする利用者の利用者固有のID等である。なお、通信IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つ以上が組み合わされた識別情報であってもよい。
<伝送管理装置の機能構成>
伝送管理装置50は、送受信部51、端末認証部52、端末管理部53、抽出部54、端末状態確認部56、宛先リスト管理部57、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、伝送管理装置50は、伝送管理装置50の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有しており、この不揮発性記憶部5000は図5に示されているHD204により構築されている。また、この不揮発性記憶部5000には、図ALに示されている宛先リスト枠のデータ(図ALで示されている宛先リスト枠部分のデータであり、具体的な稼動状態を示すアイコン、通信ID、及び端末名は含まれない)が記憶されている。
(端末認証管理テーブル)
不揮発性記憶部5000には、図7に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5001が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、伝送管理装置50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図7に示されている端末認証管理テーブルにおいて、端末10aaの通信IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
また、不揮発性記憶部5000には、図8に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の端末名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理装置50で受信された受信日時、端末10のIPアドレス、及び端末10の位置情報が関連付けられて管理される。例えば、図8に示されている端末管理テーブルにおいて、通信IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「オンライン(伝送可能)」で、伝送管理装置50でログイン要求情報が受信された日時が「2012年8月20日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」で、端末10aaの位置情報が「35°40'51.6"N、139°46'03.0"E」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、不揮発性記憶部5000には、図9に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議における通話の開始を要求する要求元端末の通信IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の通信IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図9に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、通信IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)からテレビ会議における通話の開始を要求することができる宛先端末の候補は、通信IDが「01ab」の端末10ab、通信IDが「01ba」の端末10ba、及び通信IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から伝送管理装置50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。なお、宛先リスト管理DB5003(図9参照)には、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の通信IDだけでなく、各通信IDに対して端末管理テーブル(図8参照)で管理されている端末名も関連付けて管理してもよい。
(管理システムの各機能構成)
次に、伝送管理装置50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理装置50の各機能構成部を説明するにあたって、図5に示されている各構成要素のうち、伝送管理装置50の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図5に示されているCPU201からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図5に示されているCPU201からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000の端末認証管理DB5001を検索し、端末認証管理DB5001に同一の組の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
端末管理部53は、図5に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5002(図8参照)に、この要求元端末の通信ID、要求元端末の稼動状態、伝送管理装置50でログイン要求情報が受信された受信日時、要求元端末のIPアドレス、及び要求元端末の位置情報を関連付けて記憶して管理する。また、端末管理部53は、利用者が端末10の電源スイッチ109をONの状態からOFFにすることで、端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の稼動状態情報に基づいて、端末管理DB5002(図8参照)のオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
抽出部54は、図5に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末の通信IDをキーとして、宛先リスト管理DB5003(図9参照)を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の通信IDを読み出すことで、通信IDを抽出する。また、抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末の通信IDをキーとして、宛先リスト管理DB5003(図9参照)を検索し、上記要求元端末の通信IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の通信IDも抽出する。また、抽出部54は、この抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の通信IDを検索キーとして、端末管理DB5002(図8参照)を検索し、上記抽出部54によって抽出された通信ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、抽出部54は、この抽出部54によって抽出された通信IDを検索キーとして、端末管理DB5002(図8参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も抽出する。
端末状態確認部56は、図5に示されているCPU201からの命令によって実現され、通信ID又は端末名を検索キーとして端末管理DB5002(図8参照)を検索することにより、対応する稼動状態を確認する。
宛先リスト管理部57は、図5に示されているCPU201からの命令によって実現され、宛先リスト管理DB5003(図9参照)の各要求元端末の通信ID毎に、宛先端末の通信IDを追加又は削除する。
記憶・読出処理部59は、図5に示されているCPU201からの命令、及び図5に示されているHDD205によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
次に、本実施形態の処理手順を説明する。まず、利用者が端末10の電源スイッチ109をONにするタイミングで通話を開始する準備段階の処理が開始され、端末のディスプレイ120に宛先リストが表示されるまでの処理手順を説明する。
図10は、端末間で通話を開始する準備段階の処理手順を示すシーケンス図である。図10では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
まず、利用者が、図4に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受け付けを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10aaを識別するための通信ID、パスワード、及び端末10aaの位置情報が含まれている。
端末10aaは、端末10aaの位置情報を、例えば、測位アンテナ119が受信したGPS衛星の信号を用いて算出してもよいし、屋内に設置されたビーコン等から発せられる信号を用いて算出してもよい。また、端末10aaの位置情報には、例えば、緯度・経度情報が含まれる。これら通信ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して不揮発性記憶部1001から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末10aaから伝送管理装置50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である伝送管理装置50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
次に、伝送管理装置50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、不揮発性記憶部5000の端末認証管理DB5001(図7参照)を検索し、端末認証管理DB5001に同一の通信ID及び同一のパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証部52によって、同一の通信ID及び同一のパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると判断された場合には、端末管理部53は、端末管理DB5002(図8参照)に、端末10aaの通信ID及び端末名で示されるレコード毎に、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、端末10aaのIPアドレス、及び端末10aaの位置情報を関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図8に示されている端末管理テーブルには、通信ID「01aa」に、稼動状態「オンライン」、受信日時「2009.11.10.13:40」、端末IPアドレス「1.2.1.3」、及び端末10aaの位置情報「35°40'51.6"N、139°46'03.0"E」が関連付けて管理されることになる。
そして、伝送管理装置50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、端末認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
要求元端末(端末10aa)では、正当な利用権限を有する端末であると判断された結果が示された認証結果情報を受信すると、送受信部11が通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50へ、宛先リストを要求する旨が示された宛先リスト要求情報を送信する(ステップS26)。これにより、伝送管理装置50の送受信部51は、宛先リスト要求情報を受信する。
次に、抽出部54は、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5003(図9参照)を検索し、要求元端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末の候補の通信IDを抽出すると共に、これらの通信IDに対応する端末名を端末管理DB(図8参照)から読み出すことによって抽出する(ステップS27)。ここでは、要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」に対応する宛先端末(端末10ab,端末10ba,端末10bb,端末10ca,端末10cb,端末10da,端末10db)のそれぞれの通信ID(「01ab」,「01ba」,「01bb」,「01ca」,「01cb」,「01da」,「01db」)と、これらに対応する端末名(「日本 東京事業所 AB端末」,「日本 大阪事業所 BA端末」,「日本 大阪事業所所 BB端末」,「アメリカニューヨーク事務所 CA端末」,「アメリカニューヨーク事務所 CB端末」,「アメリカワシントン事務所 DA端末」,「アメリカワシントン事務所 DB端末」)が抽出される。なお、宛先リスト管理DB5003(図9参照)において、通信IDだけでなく各通信IDに対応付けられた端末名を管理している場合には、ステップS27において、端末管理テーブル(図8参照)からではなく、宛先リスト管理テーブルから通信IDに対応する端末名を読み出してもよい。
次に、伝送管理装置50の送受信部51は、記憶・読出処理部59を介して記憶部6000から宛先リスト枠のデータを読み出す(ステップS28)と共に、この宛先リスト枠並びに上記抽出部54によって抽出された通信ID及び端末名を含めた「宛先リスト情報(宛先リスト枠、通信ID、端末名)」を、要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS29)。これにより、要求元端末(端末10aa)では、送受信部11が宛先リスト情報を受信し、記憶・読出処理部19が揮発性記憶部1002へ宛先リスト情報を記憶する(ステップS30)。
このように、本実施形態では、各端末10で宛先リスト情報を管理するのではなく、伝送管理装置50が全ての端末の宛先リスト情報を一元管理している。よって、伝送システム1に新たな端末10が含まれるようになったり、既に含まれている端末10に替えて新機種の端末10を含めるようになったり、宛先リスト枠の見栄え等を変更することになった場合でも、伝送管理装置50側で一括して対応するため、各端末10側で宛先リスト情報の変更を行う手間を省くことができる。
また、伝送管理装置50の抽出部54は、上記抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の通信ID(「01ab」,「01ba」,「01bb」,「01ca」,「01cb」,「01da」,「01db」)を検索キーとして、端末管理DB5002(図8参照)を検索し、上記抽出部54によって抽出された通信ID毎に、対応する稼動状態を読み出すことで、宛先候補としての端末(端末10ab,端末10ba,端末10bb,端末10ca,端末10cb,端末10da,端末10db)の各稼動状態を取得する(ステップS31)。
次に、送受信部51は、上記ステップS27で抽出された通信ID「01ab」と、対応する宛先端末(端末10ab)の稼動状態「オフライン」とが含まれた「端末の稼動状態情報」を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS32)。また、同じくステップS32の一環として、送受信部51は、通信ID「01ba」と、対応する宛先端末(端末10ba)の稼動状態「オンライン(伝送中)」とが含まれた「端末の稼動状態情報」等、残りの「端末の稼動状態情報」も個別に要求元端末(端末10aa)へ送信する。
次に、要求元端末(端末10aa)の記憶・読出処理部19は、順次、伝送管理装置50から受信した端末の状態情報を揮発性記憶部1002に記憶する(ステップS33)。よって、要求元端末(端末10aa)は、上記各端末の状態情報を受信することで、要求元端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末の候補である端末10ab等の現時点のそれぞれの稼動状態を取得することができる。
次に、要求元端末(端末10aa)の宛先リスト作成部18は、揮発性記憶部1002に記憶されている宛先リスト情報、及び端末の状態情報に基づいて、宛先候補としての端末10の状態を反映させた宛先リストを作成すると共に、表示制御部16が、図4に示されているディスプレイ120に対して、宛先リストを表示するタイミングを制御する(ステップS34)。
図11は、表示モード(通常)における宛先リストを表示した端末のディスプレイの一例である。図11に示されている宛先リストでは、各端末の稼動状態を示したアイコンが、上から「オフライン」、「オンライン(伝送中)」「オンライン(伝送可能)」、及び「オフライン」であることを示している。また、本実施形態のようにテレビ会議システムにおいては、「伝送中」は「通話中」を意味し、「伝送可能」は「通話可能」を意味することになる。
図11に示す画面の右上には、宛先リストの表示モードを切り替えるボタンが表示される。ここで、表示モードが「通常」に設定された場合、宛先リストに表示される端末10の表示順序は、例えば、宛先リスト情報のレコードの順序に従ってもよいし、通信IDの数字又はアルファベット順に並べてもよい。表示モードが「位置順」に設定された場合の動作は後述する。
宛先リストの表示モードが「通常」の場合、表示モードを切り替えるボタンには「表示モード(通常)」が表示され、宛先リストの表示モードが「位置順」の場合は、「表示モード(位置順)」が表示される。端末10の電源スイッチ109がONにされた状態では、宛先リストの表示モードは「通常」に設定されている。利用者は、表示モードを切り替えるボタンを押下することで、宛先リストの表示モードを交互に切り替えることができる。
伝送管理装置50の抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」に基づいて宛先リスト管理DB5003(図9参照)を検索することにより、上記要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の通信IDを抽出する(ステップS35)。図9に示されている宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の要求元端末の通信IDは、「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、及び「01db」である。
次に、伝送管理装置50の抽出部54は、上記ログイン要求して来た要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」に基づいて端末管理DB5002(図8参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS36)。
そして、送受信部51は、上記ステップS35で抽出された通信ID(「01ab」、「01ba」、「01bb」、「01ca」、「01cb」、「01da」、及び「01db」)に係る端末(端末10ab,端末10ba,端末10bb,端末10ca,端末10cb,端末10da,端末10db)のうち、端末管理DB5002(図8参照)で稼動状態が「オンライン」となっている端末(端末10ba,端末10bb,端末10cb,端末10da,端末10db)に、上記ステップS36で取得された要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」と稼動状態「オンライン」が含まれる「端末の状態情報」を送信する(ステップS37−1,S37−2)。
なお、送受信部51が端末(端末10ba,端末10bb,端末10cb,端末10da,端末10db)に端末の状態情報を送信する際に、各通信ID(「01ba」,「01bb」,「01cb」,「01da」,「01db」)に基づいて、図8に示されている端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)を宛先として通話することができる他の宛先端末(端末10ba,端末10bb,端末10cb,端末10da,端末10db)のぞれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」、及び稼動状態「オンライン」を伝えることができる。
端末(端末10ba,端末10bb,端末10cb,端末10da,端末10db)は、要求元端末(端末10aa)の稼働状態情報を、揮発性記憶部1002に記憶し、必要に応じてディスプレイ120に宛先リストを表示する(ステップS38−1,S38−2)。
一方、他の端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が図4に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S38−1及び2の処理と同様の処理を行う。
次に、利用者が端末10の操作ボタン108を操作し、宛先リストを表示モード(位置順)で表示するように指示し、端末のディスプレイ120に表示モード(位置順)の状態で宛先リストが表示されるまでの処理手順を説明する。
図12は、宛先リストを表示モード(位置順)で表示する場合の処理手順を示すシーケンス図である。図12では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。なお、図10と同一の処理については同一符号を付し、説明は省略する。
まず、利用者が図11に示すボタンを押下することで表示モードを「位置順」に切り替えると(ステップS101)、表示モード変更要求情報が伝送管理装置50へ送信される(ステップS102)、表示モード変更要求情報には、要求元としての自端末である端末10aaを識別するための通信ID、及び表示モードが「位置順」に設定されたことを示す情報が含まれる。
次に、伝送管理装置50の送受信部51は、表示モードが「位置順」に設定されていることを確認すると、抽出部54は、要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5003(図9参照)を検索し、要求元端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末の候補の通信IDを抽出すると共に、これらの通信IDに対応する端末名及び位置情報を、端末管理DB(図8参照)から読み出すことによって抽出する。更に、要求元端末(端末10aa)の位置情報を端末管理DB(図8参照)から読み出すことによって抽出する(ステップS103)。
ここでは、要求元端末(端末10aa)の通信ID「01aa」に対応する宛先端末(端末10ab,端末10ba,端末10bb,端末10ca,端末10cb,端末10da,端末10db)のそれぞれの通信ID(「01ab」,「01ba」,「01bb」,「01ca」,「01cb」,「01da」,「01db」)と、これらに対応する端末名(「日本 東京事業所 AB端末」,「日本 大阪事業所 BA端末」,「日本 大阪事業所所 BB端末」,「アメリカニューヨーク事務所 CA端末」,「アメリカニューヨーク事務所 CB端末」,「アメリカワシントン事務所 DA端末」,「アメリカワシントン事務所 DB端末」)と、位置情報(「35°40'51.9"N、139°46'03.4"E」,「34°42'08.3"N、135°29'42.4"E」,「34°42'08.7"N、135°29'42.7"E」,「40°42'20.3"N、73°58'40.8"W」,「40°42'20.7"N、73°58'41.1"W」,「38°54'26.0"N、77°02'11.3"W」,「38°54'26.4"N、77°02'11.6"W」)と、要求元端末(端末10aa)の位置情報(「35°40'51.6"N、139°46'03.0"E」)とが抽出される。
伝送管理装置50の送受信部51は、ステップS28で抽出された宛先リスト枠、並びに、ステップS103で抽出された、通信ID及び端末名を含めた「宛先リスト情報(宛先リスト枠、通信ID、端末名、位置情報)」、及び要求元端末(端末10aa)の位置情報を、要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS104)。
要求元端末(端末10aa)の宛先リスト作成部18は、揮発性記憶部1002に記憶されている宛先リスト情報、端末の状態情報、及び要求元端末(端末10aa)の位置情報に基づいて、宛先候補としての端末10の状態を反映させ、宛先端末の位置と要求元端末(端末10aa)の位置との距離が近い順番(又は遠い順番)に並べた宛先リストを作成すると共に、表示制御部16が、図5に示されているディスプレイ120に対して、宛先リストを表示するタイミングを制御する(ステップS105)。
宛先リスト作成部18が、宛先端末の位置と要求元端末(端末10aa)の位置との距離を算出する方法の一例を示す。例えば、宛先リスト作成部18は、度表示で表された要求元端末と宛先端末の緯度(又は経度)の差の絶対値を緯度差分(又は経度差分)とし、緯度差分と経度差分とを合計した数を求めることで距離を算出する。宛先リスト作成部18は、緯度差分と経度差分とを合計した数が小さい(大きい)ほど、宛先端末の位置と要求元端末(端末10aa)の位置との距離が近い(遠い)と判断することができる。
図13は、緯度差分と経度差分とを合計した数の算出結果の一例を示す図である。図13の「緯度・経度差分[度]」の行は、度表示で表された要求元端末(端末10aa)と各宛先端末の緯度(又は経度)の差の絶対値を算出した結果を示し、「緯度・経度差分の和[度]」の行は、緯度差分と経度差分とを合計した数を算出した結果を示している。
図13の算出結果によれば、宛先端末を要求元端末(端末10aa)から近い順に並べると、端末10ab、端末10bb、端末10ba、端末10ca、端末10cb、端末10da、端末10dbの順になることがわかる。
図14は、表示モード(位置順)における宛先リストを表示した端末のディスプレイの一例である。図14は、要求元端末との位置が近い順番に各宛先端末を並べるようにして宛先リストを表示させた場合の一例を示している。
<<実施形態の主な効果>>
以上、実施の形態によれば、宛先の端末の位置情報に基づいて、要求元端末との位置が近い順番又は遠い順番に宛先リストを並べて端末の画面に表示することで、利用者は、所望の端末の選択を容易に行うことができる。また、端末10の画面に表示される宛先リストの表示モードを利用者が選択可能としたことで、必要な時のみ位置情報に基づいた宛先リストを表示させるようにすることができる。
<<実施形態の補足>>
なお、ステップS22で、ログイン要求部13は、電源ONの受け付けを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信するが、この処理は、電源ONの受け付けを契機とする場合に限られず、その他のタイミングでログイン要求情報を伝送管理装置50に送信するようにしてもよい。例えば、端末10の位置情報が変化した場合に、ログイン要求情報を伝送管理装置50に送信してもよい。伝送管理装置50の端末認証管理DB5001に記憶されている端末管理テーブルを最新の状態に保つことができ、ステップS105で、正確な位置情報に基づいた宛先リストを作成することができる。
なお、ステップS104で、送受信部51は、表示モード変更要求情報を受信した場合に(S102)、宛先端末及び要求元端末の位置情報を、要求元端末に送信するが、この処理は、表示モード変更要求情報を受信した場合に限られず、その他のタイミングで宛先端末及び要求元端末の位置情報を、要求元端末に送信することにしてもよい。例えば、伝送管理装置50は、ステップS27でステップS103と同一の処理を行い、ステップS29でステップS104と同一の処理を行うことで、端末10が、宛先リスト情報(図10又は図12のS30)に宛先端末の位置情報を常に保持できるようにしておく。これにより、宛先リストの表示モードが「位置順」に切り替わった場合に、端末10は、伝送管理装置50に宛先端末の位置情報を問い合わせることなく、位置情報に基づいた宛先リストを作成することができる。
なお、上記実施の形態では、伝送管理装置50が、送受信部51、端末認証部52、端末管理部53、抽出部54、端末状態確認部56、宛先リスト管理部57、及び記憶・読出処理部59、端末認証管理DB5001、端末管理DB5002及び宛先リスト管理DB5003を保持する前提で説明したが、端末10が保持するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態における中継装置30、伝送管理装置50、プログラム提供装置90、及びメンテナンス装置100は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供装置90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供装置90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供装置90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記本実施形態の端末用プログラム、中継装置用プログラム、伝送管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供装置90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び伝送管理用プログラムが利用者等に提供される場合に用いられる。
また、上記実施形態では、伝送システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、伝送システム1は、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。
更に、伝送システム1は、携帯電話機の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機に相当する。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、視覚(sight)データとしての画像データ、及び聴覚(hearing)データとしての音声データについて説明したが、これに限るものではなく、その他の五感データであってもよい、例えば、コンテンツデータが触覚(touch)データの場合、一方の端末側でユーザが接触して得た感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータが嗅覚(smell)データの場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータが味覚(taste)データの場合、一方の端末側の味覚が、他の端末側に伝達される。
更に、コンテンツデータは、画像(視覚)データ、音声(聴覚)データ、触覚データ、嗅覚データ、及び味覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
以上、本実施形態で述べた処理手順は、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。
以上、本実施形態の全部又は一部は、プログラムによって実装され得る。このプログラムは、記録メディア106、記録メディア206又はCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録することができる。
10 端末
11 送受信部(送信部の一例、受信部の一例)
16 表示制御部
18 宛先リスト作成部
50 伝送管理装置
51 送受信部(送信部の一例、受信部の一例)
53 端末管理部
54 抽出部
5002 端末管理DB
5003 宛先リスト管理DB
特許第5370466号公報 特開2009−049892号公報

Claims (11)

  1. 複数の端末と伝送管理装置とを有し、前記複数の端末の間で行われる通信を伝送する伝送システムであって、
    前記複数の端末の各々の位置を記憶する端末管理部と、
    前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられた第一のリストを記憶する宛先リスト管理部と、
    前記第一のリストから所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出部と、
    前記所定の端末の位置と前記通信の候補先の端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の端末を並べた第二のリストを作成する宛先リスト作成部と、
    前記所定の端末の画面に表示される前記第二のリストから、前記通信の候補先の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付部と、
    を有する伝送システム。
  2. 前記操作入力受付部は、前記比較した結果に基づいて前記通信の候補先の端末を並べた前記第二のリストを作成する旨の指示を受け付け、
    前記宛先リスト作成部は、前記指示を受け付けた場合に、前記第二のリストを作成する、請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記宛先リスト作成部は、前記通信の候補先の端末の位置が前記所定の端末の位置と近い順番に、又は、前記通信の候補先の端末の位置が前記所定の端末の位置と遠い順番に、前記通信の候補先の端末を並べて前記第二のリストを作成する、請求項1又は2に記載の伝送システム。
  4. 前記端末管理部は、前記端末の位置が変更された場合、前記端末から位置を通知されることで、前記端末の位置を更新する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送システム。
  5. 他の端末と通信を行う端末であって、
    前記他の端末の位置と当該端末の位置とを記憶する端末管理部と、
    当該端末の通信の候補先の他の端末を記憶する宛先リスト管理部と、
    前記通信の候補先の他の端末の位置と当該端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の他の端末を並べたリストを作成する宛先リスト作成部と、
    当該端末の画面に表示される前記リストから、前記通信の候補先の他の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付部と、
    を有する端末。
  6. 複数の端末と接続され、前記複数の端末の間で行われる通信を管理する伝送管理装置であって、
    前記複数の端末から、前記複数の端末の各々の位置を受信する受信部と、
    受信した前記複数の端末の各々の位置を管理する端末管理部と、
    前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられたリストを記憶する宛先リスト管理部と、
    所定の端末からの要求に基づいて、前記リストから前記所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出部と、
    前記所定の端末の位置と、前記所定の端末に対する通信の候補先の端末の位置とを前記端末に送信する送信部と、
    を有する伝送システム。
  7. 複数の端末と、前記複数の端末の間で行われる通信を管理するようにコンピュータに処理を実行させるプログラムとを有する伝送システムであって、
    前記プログラムは、
    前記複数の端末から、前記複数の端末の各々の位置を受信する受信ステップと、
    受信した前記複数の端末の各々の位置を管理する端末管理ステップと、
    前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられた第一のリストを記憶する宛先リスト管理ステップと、
    所定の端末からの要求に基づいて、前記第一のリストから前記所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出ステップと、
    前記所定の端末の位置と、前記所定の端末に対する通信の候補先の端末の位置とを前記所定の端末に送信する送信部ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    当該端末は、
    当該端末の位置と、当該端末の通信の候補先の端末の位置とを受信する受信部と、
    前記通信の候補先の端末の位置と当該端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の端末を並べた第二のリストを作成する宛先リスト作成部と、
    当該端末の画面に表示される前記第二のリストから、前記通信の候補先の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付部と、
    を有する伝送システム。
  8. 他の端末と通信を行う端末のプログラムであって、
    端末に、
    前記他の端末の位置と当該端末の位置とを記憶する端末管理ステップと、
    当該端末の通信の候補先の他の端末を記憶する宛先リスト管理ステップと、
    前記通信の候補先の他の端末の位置と当該端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の他の端末を並べたリストを作成する宛先リスト作成ステップと、
    当該端末の画面に表示される前記リストから、前記通信の候補先の他の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付ステップと、
    を実行させるプログラム。
  9. 複数の端末と接続され、前記複数の端末の間で行われる通信を管理する伝送管理装置のプログラムであって、
    伝送管理装置に、
    前記複数の端末から、前記複数の端末の各々の位置を受信する受信ステップと、
    受信した前記複数の端末の各々の位置を管理する端末管理ステップと、
    前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられたリストを記憶する宛先リスト管理ステップと、
    所定の端末からの要求に基づいて、前記リストから前記所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出ステップと、
    前記所定の端末の位置と、前記所定の端末に対する通信の候補先の端末の位置とを前記端末に送信する送信ステップと、
    を実行させるプログラム。
  10. 端末が他の端末と通信を行う通信方法であって、
    前記他の端末の位置と前記端末の位置とを記憶する端末管理ステップと、
    前記端末の通信の候補先の他の端末を記憶する宛先リスト管理ステップと、
    前記通信の候補先の他の端末の位置と前記端末の位置とを比較し、比較した結果に基づいて前記通信の候補先の他の端末を並べたリストを作成する宛先リスト作成ステップと、
    前記端末の画面に表示される前記リストから、前記通信の候補先の他の端末のうち少なくとも一つを選択させることを利用者に促す操作入力受付ステップと、
    を有する通信方法。
  11. 伝送管理装置が複数の端末の間で行われる通信を管理する伝送管理方法であって、
    前記複数の端末から、前記複数の端末の各々の位置を受信する受信ステップと、
    受信した前記複数の端末の各々の位置を管理する端末管理ステップと、
    前記複数の端末の各々と、前記複数の端末の各々に対する通信の候補先の端末とが対応づけられたリストを記憶する宛先リスト管理ステップと、
    所定の端末からの要求に基づいて、前記リストから前記所定の端末に対する通信の候補先の端末を抽出する抽出ステップと、
    前記所定の端末の位置と、前記所定の端末に対する通信の候補先の端末の位置とを前記端末に送信する送信ステップと、
    を有する伝送管理方法。
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