JP2009033313A - 電話端末装置およびその緊急通報方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急通報に専用のキーボタンを割り当てること無く、迅速かつ正確な発呼が要求される緊急通報のための操作性を向上させた電話端末装置および緊急通報方法を提供する。
【解決手段】操作部11はユーザが操作するための操作部である。緊急通報操作検出手段12は、操作部11の少なくとも一部と兼用された緊急通報用操作部が所定の手順で操作されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出する。緊急通報処理手段13は、緊急通報の発呼が要求されたことが緊急通報操作検出手段12により検出されると、緊急通報先の電話番号によって緊急通報の発呼を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は電話端末装置による緊急通報に関する。
通常の携帯電話機やスマートフォンなど様々なタイプの携帯電話端末があるが、携帯電話端末には概して小型かつ軽量であることが求められる。そのため近年の携帯電話端末は小型化し、また厚さが薄くなっている。しかし、その一方で小型化が原因となり携帯電話端末のボタンの操作性は必ずしも良いとはいえない場合がある。携帯電話端末で110番や119番などの緊急通報の発呼をするとき、小型化のために犠牲となったボタンの操作性が迅速かつ正確な発呼の妨げになっていることが考えられる。それ故、小型でありながら迅速かつ正確な緊急通報の発呼を行い易い携帯電話端末の実現が求められている。
また、日本では緊急通報には「110」や「119」といった特番が割り当てられている。この緊急通報用の特番はダイヤル式固定電話機の時代に定められた番号であり、ダイヤル式固定電話機を前提として、迅速かつ正確な発呼が求められる緊急通報に適した番号になっている。例えば、ダイヤル式固定電話機でダイヤルの回転する角度が小さいため短時間で入力が済む「1」が多く使われている。また「1+1+0(あるいは9)というように、番号と番号の間に一拍おきながら3桁の番号をダイヤルすることにより、正確な発呼が可能となっている。
しかし、携帯電話端末を含むボタンプッシュ式電話機が主流となった現在では、緊急通報の特番としてこれらの番号を採用しておく意味は薄れてきている。例えば、ボタンプッシュ式電話機では入力にかかる時間が番号毎に異なることはない。また特に携帯電話端末のように小型化したボタンで複数種類の番号を入力するのはミスの原因になることが考えられる。
一方、公衆電話機には緊急通報専用のボタンを備えたものがある。これによれば専用のボタンを1回押すだけで済むので迅速かつ正確な発呼が可能である。また、これと同様に緊急通報専用のボタンを備えた携帯電話端末も提案されている(特許文献1参照)。これによれば専用のボタンを1回押すだけでよいので迅速な発呼が可能である。
特開平11−339171号公報
しかしながら電話機に緊急通報専用のボタンを設ければキーボタン操作部がそれだけ大きくなる。特に小型化が要求される携帯電話端末に緊急通報専用のボタンを設ければ小型化の妨げとなる。また、使用頻度の低い緊急通報専用のボタンのせいで、使用頻度の高い他のボタンの配置が圧迫されて操作性が悪くなることも考えられる。
本発明の目的は、緊急通報に専用のキーボタンを割り当てること無く、迅速かつ正確な発呼が要求される緊急通報のための操作性を向上させた電話端末装置および緊急通報方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の電話端末装置は、
ユーザが操作するための操作部と、
前記操作部の少なくとも一部と兼用された緊急通報用操作部が所定の手順で操作されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出する緊急通報操作検出手段と、
緊急通報の発呼が要求されたことが前記緊急通報操作検出手段により検出された緊急通報先の電話番号によって緊急通報の発呼を実行する緊急通報処理手段と、を有している。
また、本発明の緊急通報方法は、電話端末装置から緊急通報先に緊急通報を行うための緊急通報方法であって、
ユーザが操作するための操作部の少なくとも一部と兼用された緊急通報用操作部が所定の手順で操作されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出し、
緊急通報の発呼が要求されたことを検出すると、予め記録された前記緊急通報先の電話番号によって緊急通報の発呼を実行するものである。
本発明によれば、通常に用いられる操作部と兼用される緊急通報用操作部が所定の手順で操作されると、緊急通報の発呼が要求されたと判断し、緊急通報の発呼を実行するので、緊急通報に専用の操作部を割り当てること無く、緊急通報の発呼を迅速かつ正確に行うことができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による携帯電話端末の概略構成を示すブロック図である。
携帯電話端末は、無線基地局装置等を含む移動体通信システムを介して相手側端末との間に呼を接続し、通話を実現する機能を備えている。携帯電話端末および移動体通信システムで用いられる通信方式はPDC(Personal Digital Cellular)、GSM(Global System for Mobile Communications)、IMT2000(International Mobile Telecommunication 2000)等、いずれでも良い。
図1を参照すると、携帯電話端末10は、操作部11、緊急通報操作検出部12、および緊急発呼処理部13を有している。
操作部11は、ユーザが押下するための複数のキーボタンを備えており、押下されたキーボタンを示すキーボタン信号を出力する。操作部11の備える複数のキーボタンのうちいずれかが緊急通報用キーボタンとして兼用される。ユーザは緊急通報の発呼を行うとき緊急通報用キーボタンを所定の手順で押下する。
この所定の手順は緊急通報の発呼を要求するために予め定義された手順である。
緊急通報用キーボタンが緊急通報以外の機能を利用する際に操作されるキーボタンと兼用されているので、緊急通報の発呼を要求するための手順は他の機能を利用する際の操作と区別できるような手順として定義されている。緊急通報以外の機能には、メニュー選択、通常の音声通話の発呼や着呼および通話、メールの作成、送信、および受信、Web閲覧、TV視聴、ゲーム、その他のアプリケーションなどが含まれる。
そこで本実施形態では、他の機能を利用する際には連続で押下されることのないキーボタンを緊急通報用キーボタンに兼用することとする。そして、その緊急通報用キーボタンに対する連続押下を緊急通報の発呼要求の手順とする。具体的には、所定時間内に所定回以上連続で押下することを緊急通報の発呼要求の手順とする。
緊急通報操作検出部12には緊急通報の発呼要求の手順が予め設定されている。緊急通報操作検出部12は、操作部11から出力されたキーボタン信号を基にユーザによる操作を監視しており、緊急通報の発呼要求の手順で緊急通報用キーボタンが押下されると、緊急通報の発呼が要求されたことを検出する。緊急通報の発呼が要求されたことを検出すると、緊急通報操作検出部12は、緊急通報発呼要求信号を緊急通報処理部13に送信する。
緊急通報処理部13には緊急通報用の電話番号(特番)が予め設定されている。緊急通報処理部13は、発呼操作検出部12から緊急通報発呼要求信号を受信すると、緊急通報用の特番を用いて発呼を実行する。緊急通報の呼は緊急通報受付センターに接続され、ユーザは緊急通報受付センターの受付者と通話できるようになる。
図2Aは、本実施形態の携帯電話端末の形状の一例を示す図である。図2Bは、本実施形態の携帯電話端末の形状の他の例を示す図である。
図2Aには一般的な携帯電話機の正面図が示されている。この例では、携帯電話端末10は第1の筐体21と第2の筐体22で構成されている。操作部11の複数のキーボタン23は第2の筐体22に配置されている。複数のキーボタン23の中の緊急通報用キーボタン24に兼用されるものがある。緊急通報用キーボタン24には警察や消防と分かるマーク25が表示されている。
図2Bにはスマートフォンと呼ばれるタイプの携帯電話機の正面図が示されている。この例では、携帯電話端末10の筐体26に操作部11の複数のキーボタン27が配置されている。複数のキーボタン27の中の緊急通報用キーボタン27に兼用されるものがある。緊急通報用キーボタン28には警察や消防と分かるマーク29が表示されている。
以上説明したように本実施形態によれば、通常に用いられるキーボタンと兼用の緊急通報用キーボタンが所定の手順で押下されると緊急通報操作検出部12は緊急通報の発呼が要求されたと判断し、緊急通報の発呼が要求されたことが検出されると緊急通報処理部13が緊急通報の発呼を実行する。したがって、緊急通報に専用のキーボタンを割り当てること無く、緊急通報の発呼を迅速かつ正確に行うことができる。
なお、本実施形態における、緊急通報の発呼要求の手順は緊急通報用キーボタンへの連続押下に限られるものではない。他の例として、緊急通報用キーボタンを押した状態を継続する長押しを緊急通報の発呼要求の手順と定義してもよい。その場合、緊急通報操作検出部12は、例えば、緊急通報用キーボタンが所定時間以上押し続けられたときに緊急通報の発呼要求を検出することにすればよい。また、更に他の例として連続押下と長押しの組合せを用いてもよい。更に、緊急通報の発呼要求の手順を予め複数用意しておき、ユーザが設定メニューから選択できるようにしておいてもよい。
また、ここでは緊急通報の発呼要求のための操作部(以下「緊急通報用操作部」と呼ぶ)としてキーボタンを兼用する例を示した。キーボタンのようにユーザが接触を伴って操作する方式の操作部は、入力のための道具を別途準備する必要が無く、迅速な操作が可能であり、緊急通報に適している。更に、キーボタンは、指等で触れたときの感触や押下したときの操作感によって誤操作が生じにくいので、より緊急通報に適している。しかし、緊急通報用操作部はキーボタンに限られるものではなく、他のどのような種類の操作部を緊急通報用操作部として兼用することにしてもよい。例えば、ユーザが手指で接触して操作するためのタッチ式パネルを備えた携帯電話端末において、タッチ式パネルの所定の画像や文字が表示された部分を緊急通報用操作部として兼用することにしてもよい。また例えば、ユーザが手指で直接接触するのではなく、ペン入力で操作するためのペン入力式の表示部を備えた携帯電話端末において、ペン入力式の表示部の所定の画像や文字が表示された部分を緊急通報用操作部として兼用することにしてもよい。その場合、緊急通報用操作部に対して所定の手順で操作がされたことで緊急通報の発呼要求があったと判断すればよい。
また、本実施形態における、操作部11の緊急通報用キーボタンに、緊急通報先が分かるようなマークを表示しておいてもよい。例えば、警察の緊急通報用キーボタンには警察と分かるようなマークを表示し、消防の緊急通報用キーボタンには消防と分かるようなマークを表示すればよい。
また、本実施形態では典型的な例として携帯電話端末によって説明した。しかし、本発明は携帯電話端末に限定されるものではなく、固定電話にも同様に適用することもできる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、携帯電話端末30は、キーボタン操作部31、制御部32、表示部33、音源部34、無線送受信部35、アプリケーション(AP)データ部38、電話帳データベース部39、およびアンテナ40を有している。キーボタン操作部31は警察署マークボタン41および消防署マークボタン42を有している。制御部32はタイマー部43および記憶部44を有している。
表示部33は制御部32からの制御に従って画像や文字を表示する。例えば発呼時には発呼に用いられる電話番号が表示部33に表示される。
音源部34は制御部32からの制御に従ってトーンなどの音を発生させる。例えば発呼時には音源部34からダイヤル発信音が出力される。
無線送受信部35は、制御部32からの制御に従って無線基地局装置と無線で接続し、信号を送受信する。
APデータ部38は、各種のアプリケーションのデータを格納する。
電話帳データベース部39は、電話番号とその電話番号の相手先を示す情報との対応を電話帳データとして格納している。電話帳データには、警察の緊急通報受付センターの電話番号(110番)や、消防の緊急通報受付センターの電話番号(119番)が含まれている。
タイマー部43は制御部32からの制御に従い、タイマーで時間を計測する。
記憶部44は、制御部32が処理を行う際に利用する各種のデータを記憶する。
キーボタン操作部31は図1に示した第1の実施形態におけるキーボタン操作部11に相当する。警察署マークボタン41および消防署マークボタン42は第1の実施形態における緊急通報用キーボタンに相当する。警察署マークボタン41には警察署を表すマークが表示されている。消防署マークボタン42には消防署を表すマークが表示されている。
警察署マークボタン41や消防署マークボタン42を含む、キーボタン操作部31の全てのキーボタンは制御部32に接続されており、いずれかのキーボタンが押下されると、そのキーボタンを示すキーボタン信号が制御部32に送信される。
制御部32は第1の実施形態における緊急通報操作検出部12と緊急発呼処理部13の両方を包含する機能を備えている。
制御部32には、緊急通報の発呼要求を判断するための手順情報が予め設定されている。この例では緊急通報の発呼要求の手順は、所定時間内に所定回数(閾値)以上連続して押下するという手順である。制御部32にはその閾値が保持されている。
制御部32は、タイマー部43のタイマーを用いて単位時間を計測し、キーボタン操作部31から受信する警察署マークボタン41または消防署マークボタン42のキーボタン信号の単位時間内での受信回数をカウントする。キーボタン操作部31から警察署マークボタン41または消防署マークボタン42のキーボタン信号が、単位時間内に閾値を超える回数だけ受信されると、制御部32は緊急通報の発呼が要求されたと判断する。
緊急通報の発呼が要求されたと判断すると、制御部32は受信したキーボタン信号を基にして電話帳データベース部39に緊急通報先の電話番号を問い合わせる。電話帳データベース部39から緊急通報先の電話番号を取得すると、制御部32は、無線送受信部35を介して無線基地局(不図示)と接続し、緊急通報の発呼を実行する。
制御部32は発呼を実行するとき、それと並行して表示部33にダイヤル状況を表示させると共に音源部34にダイヤル発信音を出力させる。緊急通報の呼は警察署あるいは消防署の緊急通報受付センターに接続され、ユーザは緊急通報受付センターの受付者と通話できるようになる。
図4は、第2の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。図4に示されている動作はユーザが携帯電話端末30のキーボタン操作部31に対する操作によって開始する。まず、制御部32はキー入力がロックされた状態か否か判定する(ステップ101)。ロックされた状態であれば、制御部32は警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されたか否か判定する(ステップ102)。警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されていなければ制御部32は処理を終了する。
また、ステップ101にてロック中でなければ、制御部32は実行中のアプリケーションがあるか否か判定する(ステップ103)。実行中のアプリケーションがあれば、制御部32はアプリケーションが終了されるまで緊急通報処理を停止し、処理を終了する(ステップ104)。
実行中のアプリケーションがなければ、制御部32は警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されたか否か判定する(ステップ105)。警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されていなければ制御部32は処理を終了する。
ステップ102またはステップ105にて、警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されたと判断すれば、制御部32は、発信者番号表示の設定が非通知になっているか否か判定する(ステップ106)。発信者番号表示の設定が非通知になっていれば、制御部32は通知の設定に変更する(ステップ107)。
これは1つには、緊急通報先である警察あるいは消防の緊急通報受付センターに対して発信者番号を通知し、緊急通報センターから携帯電話端末30へのコールバックを可能にするためである。緊急通報センターは通知された発信者の電話番号にコールバックすればよい。また、もう1つには、警察あるいは消防の緊急通報センターが移動体通信事業者に発信者の位置の検索を要請し、移動体通信事業者が自らの提供する第三者検索システムを使って発信者の位置を検索することを可能にするためである。緊急通報センターは通知された電話番号の携帯電話端末30の位置検索を要請すればよい。
ステップ106にて通知の設定になっていたら、あるいはステップ107にて通知の設定に変更したら、制御部32は、押下された緊急通報用キーボタンが警察署マークボタン41か消防署マークボタン42か判定する(ステップ108)。
押下されたのが警察署マークボタン41であれば、制御部32は110番に発呼する(ステップ109)。また、押下されたのが消防署マークボタン42であれば、制御部32は119番に発呼する(ステップ110)。
なお、ステップ102あるいはステップ105で用いる閾値は、ユーザの誤操作によって緊急通報が行われてしまうことが無いような値に設定しておくのがよい。またステップ102で用いるロック中の閾値と、ステップ105で用いる非ロック中の閾値とは同じ値であっても異なる値であってもよい。例えば、ステップ102では、7秒以内に5回以上の押下があったら緊急通報の発呼が要求されたと判断し、ステップ105では、5秒以内に3回以上の押下で緊急通報の発呼が要求されたと判断することにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは予め定められた緊急通報用キーボタンを連続で押下するという単純な操作で緊急通報の発呼を行うことができるので、緊急時の気が動転したようなときでも迅速かつ正確な緊急通報が可能である。
また、本実施形態によれば、携帯電話端末30は、警察への緊急通報のための警察署マークボタン41と、消防への緊急通報のための消防署マークボタン42というように、緊急通報先毎に2つの緊急通報用キーボタンを備えているので、ユーザは迅速かつ誤り無く所望の緊急通報先に緊急通報を行うことができる。
(第3の実施形態)
一般に携帯電話端末は繰り返し充電することのできる電池を備え、その電池から供給される電力で動作する。そのため緊急通報を行おうと思ったときに電池残量がなければ緊急通報を行うことができない。また緊急通報の通話中に電池残量がなくなれば通話を継続できなくなる。
インストールされたゲームの使用やワンセグTVの視聴などにより、近年では携帯電話端末の電池残量が低下する頻度が高くなっている。重大な場面において電池残量が無いという状況も考えられ、緊急通報においては電池残量の確保に配慮しておくこともできる。
このような事情から、第3の実施形態では緊急通報に際しての電池残量の確保に配慮がされている。具体的には、電池残量が一定値以下になると緊急通報以外の機能の利用を禁止し、緊急通報のみを可能する。これにより、緊急通報を行おうと思ったときに電池残量がなくてできないという状態が起こる可能性が低減される。また、その一定値を適切に設定することで、緊急通報の途中で電池残量がなくなる可能性も低減される。
図5は、第3の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。図5を参照すると、携帯電話端末30′は、キーボタン操作部31、制御部32′、表示部33、音源部34、無線送受信部35、電池36、電池残量管理部37、APデータ部38、電話帳データベース部39、およびアンテナ40を有している。
電池36および電池残量管理部37を有している点で、第3の実施形態による携帯電話端末30′は、図3に示した第2の実施形態による携帯電話端末30と異なる。また、第3の実施形態の制御部32′は、第2の実施形態の制御部32に対して電池残量に関する機能が追加されている。
電池36は、繰り返し充電することのできる電池であり、携帯電話端末30′の各部に電力を供給する。電池残量管理部37は、電池36の電池残量を計測し、管理しており、電池残量またはその変化を制御部32′に通知する。
図6は、第3の実施形態による制御部の機能的な構成を示すブロック図である。図6を参照すると、制御部32′は、緊急通報操作検出部12、緊急通報処理部13、および機能制限部14を有している。緊急通報操作検出部12および緊急通報処理部13は、第1の実施形態における緊急通報操作検出部12および緊急通報処理部13と同じものである。これらは第2の実施形態では制御部32に包含されている。
機能制限部14は、電池残量管理部37にて管理されている電池残量に基づいて、緊急通報以外の機能の利用を許可したり、制限したりする。緊急通報以外の機能には、メニュー選択、通常の音声通話の発呼や着呼および通話、メールの作成、送信、および受信、Web閲覧、TV視聴、ゲーム、その他のアプリケーションなどが含まれる。また、機能制限部14は、電池残量の変化に応じて、表示部33に電池残量を表示させたり、電池残量が減ってきたことを知らせる警告音を音源部34に発生させたりする。
図7は、電池残量管理部37による電池残量の管理について説明するための図である。
図7の右側には、電池残量およびそれを区分けした領域が描かれている。電池残量管理部37は電池残量を2つの領域51、53に分けて管理している。電池残量が多い順に領域51、53となっている。電池残量管理部37で管理されている電池残量は制御部32′に通知される。
電池残量が領域51の範囲内にあるとき、緊急通報とそれ以外の機能のどちらも許可される。電池残量が領域53の範囲内にあるとき、緊急通報以外の機能の利用は許可されず、緊急通報だけが許可される。領域53は、予め設定された時間だけ緊急通報の通話を行なうことができるように設定しておくことにしてもよい。
また、領域51の中に電池残量が少ない領域52が定義されている。緊急通話をしていない状態で電池残量が減って領域52に入ると、電池残量管理部37はその旨を制御部32′に通知する。電池残量が領域52に入った旨の通知を受けた制御部32′の機能制限部14は、緊急通報以外の機能が利用できなくなることを表示部33の表示および音源部34からの警告音によってユーザに知らせる。領域52に幅を持たせてあるのは、領域53に入る前に表示や警告音によるユーザへの通知を行うためである。
また、領域53の中に電池残量が少ない領域54が定義されている。電池残量が減って領域54に入ると、電池残量管理部37はその旨を制御部32′に通知する。電池残量が領域54に入った旨の通知を受けた制御部32′の機能制限部14は、緊急通報も利用できなくなることを表示部33の表示および音源部34からの警告音によってユーザに知らせる。領域54に幅を持たせてあるのは、電池残量が完全に無くなる前に表示や警告音によるユーザへの通知を行うためである。
図7の左側には、電池残量に応じた、表示部33の電池残量表示が示されている。電池残量表示55には、第1の残量表示551、第2の残量表示552、および緊急通報使用表示553が含まれている。
第1の残量表示551は、電池残量が領域51の範囲内にあるときの電池残量を示している。第1の残量表示551には複数(図では4つ)の表示バーがあり、電池残量に応じて濃色(点灯)で表示される表示バーの数が変化する。第2の残量表示552は、緊急通報に利用できる電池残量の有無を示している。第2の残量表示552が濃色で表示されていれば、緊急通報に利用できる電池残量がある状態である。緊急通報使用表示553は、濃色表示により電池残量の領域53(以下「緊急通報用領域」という)を使っての通話中であることを示す。
図7に示されているように、電池残量の変化に応じて電池残量表示55は電池残量表示55A〜55Dと変化する。電池残量が最大(MAX)のときには電池残量表示55Aのように表示される。電池残量の領域51(以下「通常使用領域」という)の電池残量が領域52に入ると表示が電池残量表示55Bのように変化する。この表示によりユーザは緊急通報以外の機能が利用できなくなることを認識する。電池残量が緊急通報用領域にあり、かつ緊急通報の通話中は、電池残量表示55Cのように表示される。緊急通報の通話中に電池残量が領域54に入ると表示が電池残量表示55Dのように変化する。この表示によりユーザは緊急通報が継続できなくなることを認識する。
図8は、第3の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、ステップ102あるいはステップ105にて、警察署マークボタン41または消防署マークボタン42が単位時間内に所定の閾値以上の回数だけ連続で押下されていたとき、ステップ106の前にステップ201が入る点で、図4に示した第2の実施形態のフローチャートと異なる。
ステップ201は電池36の電池残量の監視を開始する処理である。ステップ201にて、制御部32′は電池残量監視処理を開始する。ステップ201で開始された電池残量監視処理は、緊急通報の通話が終了するか、または緊急通話に使用できる電池残量が無くなるまで継続される。
図9は、第3の実施形態による携帯電話端末の電池残量監視処理を示すフローチャートである。電池残量監視処理は携帯電話端末30′の制御部32′と電池残量管理部37の連携により行われる。図9を参照すると、まず携帯電話端末30′は、電池残量が通常使用領域の範囲内か否か判定する(ステップ301)。電池残量が通常使用領域の範囲内であれば、携帯電話端末30′は、緊急通報の通話が終了したか否か判定する(ステップ302)。通話が終了していなければ、携帯電話端末30′は、ステップ301に戻って監視を繰り返す。通話が終了していれば、携帯電話端末30′は、電池残量監視処理を終了する。
ステップ301にて電池残量が通常使用領域でなければ、携帯電話端末30′は、緊急通報用領域の使用を開始する(ステップ303)。例えば、携帯電話端末30′は、電池残量管理部37に緊急通報用領域の使用許可を設定したり、表示部33に緊急通報使用表示553を点灯させたりする。
続いて、携帯電話端末30′は、緊急通報の通話が終了したか否か判定する(ステップ304)。通話が終了していなければ、携帯電話端末30′は、電池残量が領域54(以下「警告領域」という)の範囲内にあるか否か判定する(ステップ305)。電池残量が警告領域の範囲内でなければ、携帯電話端末30′はステップ304に戻って監視を繰り返す。
電池残量が警告領域の範囲内であれば、携帯電話端末30′は、表示部33に、電池残量が無いため緊急通報の通話が継続できなくなる旨の警告を表示させ、音源部34に警告音を発生させる(ステップ306)。
続いて、携帯電話端末30′は、次回充電時に電池残量の管理の状態を通常に戻すための準備を行い(ステップ307)、処理を終了する。具体的には、この時点では緊急通報用領域の使用が許可されている状態なので、携帯電話端末30′は次回充電時に使用を許可しない状態にすることを記憶部44に記録しておく。また、この時点では緊急通報使用表示553が点灯しているので、携帯電話端末30′は次回充電時に消灯の状態にすることを記憶部44に記録しておく。なお、次の充電時には携帯電話端末30′は記憶部44から記録を読み出し、それに従った処理を行うものとする。
続いて、携帯電話端末30′は、自身の主電源を切り(ステップ308)、処理を終了する。
またステップ304にて緊急通報の通話が終了していれば、携帯電話端末30′は、ステップ307と同様に、次回充電時に電池残量の管理の状態を通常に戻すための準備を行う(ステップ309)。なお、緊急通報の通話が終わった後には、緊急通報受付センターからの問い合わせなどにより、再び通話を開始する可能性がある。そこで緊急通報用領域が残っている状態で緊急通報の通話が終了したときには、次の充電時まで緊急通報用領域の使用を許可する状態を維持しておいてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、電池36の電池残量が一定値以下となって緊急通報用領域に入ると緊急通報以外の機能の利用を禁止し、緊急通報のみを可能にする。これにより、ユーザが緊急通報を行おうと思ったときに電池残量がなくてできないという状態が起こる可能性が低減される。また、その一定値を適切に設定することで、緊急通報の途中で電池残量がなくなる可能性も低減される。更に、緊急通報の終了後に、再びその緊急通報に関連する通話を行うことができなくなる可能性を低減することもできる。
(第4の実施形態)
携帯電話やIP電話からの緊急通報の高度化を進める総務省の省令が2007年4月から施行されるのに従い、今後、日本で発売される携帯電話端末にはGPS受信器が備えられ、位置測定のためのアプリケーションがインストールされる。これらを利用して測定された位置情報を緊急通報受付センターに知らせることで救急車、消防車、パトカーなどの緊急車両が現場へ迅速かつ確実に到着することの助けとなる。
このような事情から、第4の実施形態では、緊急通報受付センターに音声通話の発呼を行うことに加え、その音声通話の発呼と並行してユーザの位置情報をメールで緊急通報受付センターに送信するものである。緊急通報受付センターでは緊急通報の発信者の位置が分かるので、緊急車両が迅速かつ正確に現場に到着する助けとなる。
図10は、第4の実施形態の緊急通報システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の緊急通報システム60は、携帯電話端末61、測位システム63、警察署緊急通報受付センター66、および消防署緊急通報受付センター67を有している。
測位システム63は携帯電話通信事業者の設備であり、携帯電話通信事業者の構内に設置される。測位システム63は、携帯電話端末61が自身の位置を測定するのを支援する。その他に構内に設置される携帯電話通信事業者の設備として交換機64およびメールサーバ65がある。更に構内あるいは他の場所に設置される携帯電話通信事業者の設備として無線基地局62がある。
無線基地局62は携帯電話端末61と無線で接続し、携帯電話端末61が送受信する音声通話あるいはメールのデータを中継する。
交換機64は無線基地局62を介して携帯電話端末61と接続し、携帯電話端末61と連携して音声通話の呼を接続する。これにより緊急通報を含む携帯電話端末61による音声通話が可能となる。
メールサーバ65は、携帯電話端末61によるメールの送受信を可能にするサーバであり、携帯電話端末61からのメールの送信、および携帯電話端末61へのメールの蓄積を行う。
携帯電話端末61は、図3に示した第2の実施形態と同様に緊急通報用キーボタンへの所定の手順での押下により緊急通報の音声通話を発呼する機能に加えて、それと並行して自身の位置を測定してメールで通知する機能を備えている。その前提として、携帯電話端末61は、音声通話中にパケット通信を行ってメールを送受信することができるものとする。
その際、携帯電話端末61は、GPS衛星68からの信号を受信して自身の位置を測定し、測定した自身の位置を示す位置情報をメールでいずれかの緊急通報受付センターに通知する。自身の位置を測定するとき、携帯電話端末61は測位システム63と連携し、測位システム63からの支援を受ける。また、緊急通報受付センターにメールで位置情報を通知するとき、携帯電話端末61はメールサーバ65を利用する。
図11は、第4の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。図11を参照すると、携帯電話端末61は、キーボタン操作部31、制御部32″、表示部33、音源部34、無線送受信部35、APデータ部38、電話帳データベース部39、アンテナ40、およびGPS受信器45を有している。
キーボタン操作部31、表示部33、音源部34、無線送受信部35、APデータ部38、電話帳データベース部39、およびアンテナ40は図3に示した第2の実施形態と同じものである。ただし、本実施形態では、自身の位置を測定するための測位アプリケーションがAPデータ部38に格納されている。電話帳データベース部39には警察署緊急通報受付センター66の消防署緊急通報受付センター67のそれぞれのメールアドレスが格納されている。
GPS受信器45は、GPS衛星68から無線電波で送出された信号を受信し、制御部32″に送る。
制御部32″は、第2の実施形態と同様に緊急通報操作検出部12と緊急通報処理部13の機能を包含している。ただし、本実施形態の緊急通報処理部13は、音声通話を実現する機能に加えて、位置を計測して通知する機能を備えている。
制御部32″は、緊急通報の発呼と並行して、APデータ部38に格納されている測位アプリケーションを実行する。測位アプリケーションを実行した制御部32″は、GPS受信器45から送られてきた信号を用いて自身の位置を測定する。その際、制御部32″は、GPS受信器45によってGPS衛星68から受信した信号の情報を、測位システム63に送信し、測位システム63と連携することによって位置の測定を行う。更に制御部32″は、測定した自身の位置を示す位置情報をメールで緊急通報先に通知する。
図12は、第4の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、ステップ106にて通知の設定になっていたとき、あるいはステップ107にて通知の設定に変更したとき、ステップ108の前にステップ401が入る点で、図4に示した第2の実施形態のフローチャートと異なる。
ステップ401は、緊急通報受付センターにメールで位置情報を通知する処理(以下「位置情報通知処理」という)を開始する処理である。ステップ401にて、制御部32″は位置情報通知処理を開始する。その後、位置情報通知処理は緊急通報の発呼と並行して行われる。
図13は、第4の実施形態による携帯電話端末の位置情報通知処理を示すフローチャートである。図13を参照すると、まず制御部32″は、APデータ部38にインストールされている測位アプリケーションを起動する。測位アプリケーションの実行により、制御部32″は、GPS受信器45を利用し、携帯電話通信事業者構内の測位システム63と連携することにより、自身の位置を測定する(ステップ501)。なお、携帯電話通信事業者のシステム上、通常は測位アプリケーションの使用が有料に設定になっていても緊急通報時の位置情報の通知に用いる場合には無料で起動できるようにしておいてもよい。
次に、制御部32″は位置の測定が成功したか否か判定する(ステップ502)。
GPS衛星68からの電波を受信できないなど何らかの理由で位置の測定が失敗したら制御部32″は処理を終了する。
位置の測定が成功していれば、制御部32″は、押下された緊急通報用キーボタンが警察署マークボタン41か消防署マークボタン42か判定する(ステップ503)。
押下されたのが警察署マークボタン41であれば、制御部32″は、測定した位置を示す位置情報を含むメールを警察署緊急通報受付センター66のメールアドレスに宛てて送信する(ステップ504)。警察署緊急通報受付センター66のメールアドレスは電話帳データベース部39から取得することができる。また警察署緊急通報受付センター66にて緊急通報の通話とメールの対応付けが可能になるように、制御部32″はメールに自身の電話番号を付加することにしてもよい。メールを送信すると、制御部32″は測位アプリケーションを停止し(ステップ505)、処理を終了する。
押下されたのが消防署マークボタン42であれば、制御部32″は、測定した位置を示す位置情報を含むメールを消防署緊急通報受付センター67のメールアドレスに宛てて送信する(ステップ506)。消防署緊急通報受付センター67のメールアドレスは電話帳データベース部39から取得することができる。また消防署緊急通報受付センター67にて緊急通報の通話とメールの対応付けが可能になるように、制御部32″はメールに自身の電話番号を付加することにしてもよい。メールを送信すると、制御部32″は測位アプリケーションを停止し(ステップ507)、処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザが緊急通報用キーボタンを所定の手順で押下すると、携帯電話端末61は、緊急通報受付センターに緊急通報の音声通話を発呼するのと並行して、位置情報を測定してメールで通知するので、ユーザが口頭で自身の位置を説明しなくても、緊急通報受付センターではユーザの位置が分かる。その結果、例えば緊急車両が迅速かつ正確に現場に到着する助けとなる。
なお、本実施形態の携帯電話端末61は、第3の実施形態の携帯電話端末と同様に、緊急通報に際しての電池残量を確保するための機能を備えていてもよい。具体的には、電池残量が一定値以下になると緊急通報以外の機能の利用を禁止し、緊急通報のみを可能する。その場合、本実施形態では、緊急通報では音声通話に加えて、位置の測定およびメールの送信を行うために、上述の一定値は第3の実施形態と比べて大きな値にしておくとよい。すなわち、本実施形態では、電池容量全体に対する領域54(緊急通報用領域)の割合を第3の実施形態よりも高くしておくとよい。
また、本実施形態では、携帯電話端末61はGPS衛星68からの信号を用いて位置を測定することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、1つあるいは複数の無線基地局装置から受信した信号から位置を算出することにしてもよい。
第1の実施形態による携帯電話端末の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の携帯電話端末の形状の一例を示す図である。 第1の実施形態の携帯電話端末の形状の他の例を示す図である。 第2の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態による制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 電池残量管理部による電池残量の管理について説明するための図である。 第3の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態による携帯電話端末の電池残量監視処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態の緊急通報システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態による携帯電話端末の緊急通報処理における動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態による携帯電話端末の位置情報通知処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯電話端末
11 操作部
12 緊急通報操作検出部
13 緊急発呼処理部
14 機能制限部
21 第1の筐体
22 第2の筐体
23 キーボタン
24 緊急通報用キーボタン
25 マーク
26 筐体
27 キーボタン
28 緊急通報用キーボタン
29 マーク
30、30′ 携帯電話端末
31 キーボタン操作部
32、32′、32″ 制御部
33 表示部
34 音源部
35 無線送受信部
36 電池
37 電池残量管理部
38 APデータ部
39 電話帳データベース部
40 アンテナ
41 警察署マークボタン
42 消防署マークボタン
43 タイマー部
44 記憶部
45 GPS受信器
60 緊急通報システム
61 携帯電話端末
62 無線基地局
63 測位システム
64 交換機
65 メールサーバ
66 警察署緊急通報受付センター
67 消防署緊急通報受付センター
68 GPS衛星

Claims (15)

  1. ユーザが操作するための操作部と、
    前記操作部の少なくとも一部と兼用された緊急通報用操作部が所定の手順で操作されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出する緊急通報操作検出手段と、
    緊急通報の発呼が要求されたことが前記緊急通報操作検出手段により検出された緊急通報先の電話番号によって緊急通報の発呼を実行する緊急通報処理手段と、を有する電話端末装置。
  2. 前記操作部は、ユーザが接触を伴って操作するための接触手段である、請求項1に記載の電話端末装置。
  3. 前記操作部は、ユーザが押下するためのキーボタンを備え、前記キーボタンのうちいずれかが緊急通報用キーボタンに兼用するものとして定義されており、
    前記緊急通報操作検出手段は、前記緊急通報用キーボタンが所定の手順で押下されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出する、請求項1または2に記載の電話端末装置。
  4. 緊急通報以外の機能では連続して操作されることのない前記操作部の部分を前記緊急通報用操作部に兼用することとし、
    前記所定の手順は、前記緊急通報用操作部に対する複数回の連続した操作である、請求項1から3のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  5. 前記緊急通報操作検出手段は、前記緊急通報用操作部が所定時間内に所定回数以上連続して操作されたら緊急通報の発呼が要求されたと判断する、請求項1から4のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  6. 前記所定の手順は、異なる複数種類の操作の組合せである、請求項1から3のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  7. 前記所定の手順には、操作の種類として、前記緊急通報用操作部への操作状態を継続する操作が含まれる、請求項6に記載の電話端末装置。
  8. 前記操作部への操作がロックされた状態でも、前記緊急通報操作検出手段は緊急通報の発呼要求を検出し、前記緊急通報処理手段は緊急通報の発呼を実行する、請求項1から7のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  9. 前記電話端末装置は電池で動作しており、該電話端末装置は、
    前記電池の電池残量を計測し、前記電池残量を管理する電池残量管理手段と、
    前記電池残量管理手段による前記電池残量の管理に基づいて、緊急通報以外の機能の利用を制限する機能制限手段と、を更に有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  10. 前記電池残量管理手段は、前記電池残量を、緊急通報とそれ以外の機能のどちらも許可する通常使用領域と、緊急通報以外の機能の利用を許可せず、緊急通報だけを許可する緊急通報用領域とに分けて管理し、
    前記機能制限手段は、前記電池残量管理手段による管理にて、前記電池残量が前記緊急通報用領域の範囲内のとき、緊急通報以外の機能の利用を制限する、請求項9に記載の電話端末装置。
  11. 前記緊急通報処理手段は、前記緊急通報先の電話番号およびメールアドレスを予め記憶しており、前記緊急通報先の電話番号宛に前記緊急通報の発呼を実行するのと共に、自身の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を前記緊急通報先のメールアドレス宛にメールで通知する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  12. 緊急通報先が複数あり、前記緊急通報先毎に異なる前記緊急通報用操作部が定義されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の電話端末装置。
  13. 電話端末装置から緊急通報先に緊急通報を行うための緊急通報方法であって、
    ユーザが操作するための操作部の少なくとも一部と兼用された緊急通報用操作部が所定の手順で操作されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出し、
    緊急通報の発呼が要求されたことを検出すると、予め記録された前記緊急通報先の電話番号によって緊急通報の発呼を実行する、緊急通報方法。
  14. 前記操作部は、ユーザが接触を伴って操作するための接触手段である、請求項13に記載の緊急通報方法。
  15. 前記操作部は、ユーザが押下するためのキーボタンを備え、前記キーボタンのうちいずれかが緊急通報用キーボタンに兼用するものとして定義されており、
    前記緊急通報用キーボタンが所定の手順で押下されたことを、緊急通報の発呼が要求されたこととして検出する、請求項13または14に記載の緊急通報方法。
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