JP5599441B2 - 安否確認システム及び安否確認方法 - Google Patents

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Description

本発明は、安否確認システム及び安否確認方法に関する。
地震等の災害が発生したときに、被災者の安否を確認するための最も簡易な手段として、電話がある。しかしながら、災害が発生すると、その直後から被災者への安否確認等を行うための通話によるトラフィックが被災地に対して集中するので、被災地周辺では通信回線が混雑(輻輳)し、連絡が取り難くなる。さらに、このような輻輳を回避するために通信の規制が発動されることがあり、これによって被災者の安否状態の確認を行うことがますます困難となる。
また、連絡が取れなかった確認者は再発信を行うことが多いので、このような再発信によってさらに輻輳が引き起こされる。このような輻輳に対しては、輻輳が発生しない程度まで予備設備投資も可能であるが、設備コストの面から現実的ではない。
このような問題に対して、災害時における安否確認システムとして、様々なシステムが開発されている。例えば、近年利用されている災害伝言ダイヤルシステムがある(例えば、特許文献1を参照)。被災者は、電話機を用いて特番(171番)、サービスの種別番号(1番)、及び本人の電話機の電話番号をダイヤルすることにより、システムにメッセージを録音することができる。また、確認者は、電話機を用いて特番、サービスの種別番号(2番)、及び被災者の電話機の電話番号をダイヤルすることにより、システムから被災者のメッセージを再生することができる。
しかしながら、災害伝言ダイヤルシステムでは、登録可能な電話番号やシステムの運用開始時期、運用方法、運用条件等について、通信事業者が状況に応じて設定し、且つテレビ、ラジオ等によって運用開始が通知されるまで、ユーザはシステムを利用することができない。このため、災害発生直後に迅速に安否確認を行うことは難しい。また、被災者と確認者との双方がシステムを利用して初めて安否の確認が取れるシステムであるため、双方がシステムを利用しない限り安否の確認は成立しない。
また、災害用伝言ダイヤルシステムのような災害時に特化したシステムは、ユーザは災害に遭遇して初めて操作するのが通常であるため、操作に不慣れな上に、正確に使いこなせるかどうかも疑問である。このように、災害伝言ダイヤルシステムを用いても、災害発生直後では安否確認を行うことが難しいという問題があった。
このような問題に対して、特許文献2には、災害が発生したときに、電話等によって被災者と通信ができない状況が発生しても、被災者の安否確認を行うことが可能な安否確認システムが記載されている。このシステムは、災害が発生したときに、被災地にいる被災者の災害発生後の通信履歴を保存しておき、この被災者に対して連絡を取ろうとする確認者に、その通信履歴を通知することによって、確認者に被災者の無事を知らしめるというものである。
しかしながら、このシステムでは、被災者の通信履歴を保存する手段が別途必要である。また、災害の発生を契機として被災者の通信履歴の保存を開始するため、確認者は、被災者の災害発生前の通信履歴を確認することはできない。したがって、被災者が被災地以外の地域にいて、実際は被災していないことを、被災者の災害発生前の通信履歴から確認することができたとしても、確認者は、それを知ることができない。
特開2007−189393号公報 特開2007−166275号公報
このように、従来の安否確認システムは、被災者の安否確認を十分に行えるものではなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、被災者の安否確認を十分に行うことを可能とする安否確認システム及び安否確認方法を提供することを目的とする。
本発明に係る安否確認システムは、通信記録情報を管理する通信記録サーバと、通信記録サーバに接続可能であり、安否確認情報を提供する安否確認サーバと、安否確認サーバに接続可能な第1の端末及び第1の端末とは異なる第2の端末とを有する安否確認システムであって、通信記録サーバは、通信記録情報を記憶する記憶部と、安否確認サーバから通信記録情報を要求された場合に、通信記録情報を安否確認サーバに送信する通信記録送信部とを有し、安否確認サーバは、第1の端末から第2の端末の安否確認情報を要求された場合に、通信記録サーバから第2の端末に係る通信記録情報を取得し、通信記録情報の内容に基づいて安否確認情報を生成し、安否確認情報を第1の端末に送信する安否確認情報送信部を有する。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、第1の端末は、第2の端末に対して呼び出しを行い、第2の端末から応答がない場合に、安否確認サーバに、第2の端末の安否確認情報を要求することが好ましい。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、安否確認サーバは、複数の端末の各々について、当該端末に係る通信記録情報へのアクセスが許可される他の端末を記憶する記憶部をさらに有し、安否確認情報送信部は、第1の端末の、第2の端末に係る通信記録情報へのアクセスが許可されるか否かを判定し、アクセスが許可される場合に、通信記録サーバから第2の端末に係る通信記録情報を取得し、通信記録情報の内容に基づいて安否確認情報を生成し、安否確認情報を第1の端末に送信することが好ましい。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、安否確認サーバは、第1の端末から第2の端末の他の安否確認情報を要求された場合に、第2の端末に対して呼び出しを行い、第2の端末から応答があった場合に、応答の内容に基づいて他の安否確認情報を生成し、他の安否確認情報を第1の端末に送信する他安否確認情報送信部をさらに有することが好ましい。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、第1の端末は、安否確認サーバから第2の端末の安否確認情報を取得できなかった場合に、安否確認サーバに、第2の端末の他の安否確認情報を要求することが好ましい。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、安否確認サーバは、安否確認情報送信部が第2の端末の安否確認情報を生成できなかった場合に、第2の端末に対して呼び出しを行い、第2の端末から応答があった場合に、応答の内容に基づいて第2の端末の他の安否確認情報を生成し、他の安否確認情報を第1の端末に送信する他安否確認情報送信部をさらに有することが好ましい。
また、本発明に係る安否確認システムにおいて、通信記録サーバは、安否確認サーバから通信記録情報を要求された場合に、所定の期間内の通信記録情報を安否確認サーバに送信することが好ましい。
本発明に係る安否確認方法は、通信記録情報を管理する通信記録サーバと、通信記録サーバに接続可能であり、安否確認情報を提供する安否確認サーバと、安否確認サーバに接続可能な第1の端末及び第1の端末とは異なる第2の端末とを有する安否確認システムにおける安否確認方法であって、通信記録サーバは、通信記録情報を記憶する記憶部を有し、安否確認方法は、第1の端末が、安否確認サーバに、第2の端末の安否確認情報を要求し、安否確認サーバが、通信記録サーバに、第2の端末に係る通信記録情報を要求し、通信記録サーバが、記憶部から第2の端末に係る通信記録情報を抽出して安否確認サーバに送信し、安否確認サーバが、通信記録情報の内容に基づいて安否確認情報を生成して第1の端末に送信し、第1の端末が、安否確認情報を出力することを含む。
本発明に係る安否確認システム及び安否確認方法は、通信記録情報等に基づいて安否確認情報を生成して提供することにより、被災者の安否確認を十分に行うことを可能とする。
安否確認システムの概略構成の一例を示す図である。 携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 安否確認サーバの概略構成の一例を示す図である。 CDRサーバの概略構成の一例を示す図である。 安否確認システムの動作シーケンスの一例を示す図である。 携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 安否確認サーバの概略構成の一例を示す図である。 安否確認システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
本実施形態では、災害が発生した後に、確認者は、携帯端末を用いて被災したおそれのある者(以下「被確認者」という。)に電話を掛ける。また、電話が掛からない、被確認者が電話に出ない等の場合に、確認者は、携帯端末を用いて安否確認サーバに、安否確認情報として、被確認者の通信履歴を要求する。一方、確認者から被確認者の通信履歴を要求された場合に、安否確認サーバは、通信記録情報の一例として、CDRサーバにより管理されるCDR(Call Detail Record、通話詳細記録)から被確認者の通信履歴を抽出し、確認者に送信する。
図1は、安否確認システム1の概略構成の一例を示す図である。
安否確認システム1では、交換機4が、広域通信回線網である通信ネットワーク5を介して相互に接続される。交換機4は、ある地域をカバーする無線通信ネットワークを通信ネットワーク5に接続する。無線通信ネットワークには、地域内をカバーする無線ゾーンを管理するように複数の基地局3が配置される。各基地局3は、それぞれが属する不図示の無線ネットワーク制御装置を介して交換機4に接続される。そして、ある地域内にある携帯端末2が当該地域内外の他の携帯端末2と通信を行う場合に、携帯端末2は、基地局3を介して交換機4に接続され、さらに通信ネットワーク5に接続される。
通信ネットワーク5には、さらに、携帯端末2の位置登録エリアを管理するHLR(Home Location Register)6と、安否確認情報(通信履歴等)を提供する安否確認サーバ7と、CDRを管理するCDRサーバ8とが接続される。
なお、本実施形態において、ユーザとして、ユーザA及びユーザBを想定し、ユーザAを確認者とし、ユーザBを被確認者とする。また、確認者により所持され、無線通信ネットワークに接続可能な状態にある携帯端末2を携帯端末2aとし、被確認者により所持され、無線通信ネットワークに接続可能な状態にある携帯端末2を携帯端末2bとする。さらに、携帯端末2aに係る基地局3及び交換機4をそれぞれ基地局3a及び交換機4aとし、携帯端末2bに係る基地局3及び交換機4をそれぞれ基地局3b及び交換機4bとする。
図2は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2は、他の携帯端末2に接続し、ユーザ間の通話を可能とする。また、携帯端末2は、安否確認サーバ7に接続し、携帯端末2に係るCDRへのアクセスを許可する他の携帯端末2の電話番号の登録と、他の携帯端末2の通信履歴の取得とを可能とする。そのために、携帯端末2は、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、音声入力部25と、音声出力部26と、端末処理部27とを有する。
端末通信部21は、2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末2を無線通信ネットワークに接続する。端末通信部21は、基地局3により割り当てられるチャネルを介して、基地局3との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局3との間で電話通信及び情報通信を行う。そして、端末通信部21は、他の携帯端末2、安否確認サーバ7等から受信したデータを、端末処理部27に与える。また、端末通信部21は、端末処理部27から与えられたデータを、他の携帯端末2、安否確認サーバ7等に送信する。さらに、端末通信部21は、テレビ放送を受信するアンテナ、GPS(Global Positioning System)信号を受信するアンテナ等を有してもよい。
端末記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。端末記憶部22は、端末処理部27での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部22は、ドライバプログラムとして、操作部23を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部24を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、発信、着信、及び通話を行うアプリケーションプログラム、電話番号の登録を行うアプリケーションプログラム、通信履歴の取得及び表示を行うアプリケーションプログラム、通話中に文字情報の送信及び受信を行うアプリケーションプログラム、電子メール及び/又はショートメッセージの送信及び受信を行うアプリケーションプログラム、ウェブページの取得及び表示を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、データとして、直近の着信先の電話番号、着信音データ、アドレス帳データ、文字変換用の辞書データ、映像データ、画像データ等を記憶する。さらに、端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部23は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部23は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、端末処理部27に与えられる。
表示部24は、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部24は、端末処理部27から与えられた映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
音声入力部25は、音声の入力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、マイクロフォン等である。音声入力部25は、ユーザにより入力された音声を音声信号に変換し、端末処理部27に与える。
音声出力部26は、音声の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、スピーカ等である。音声出力部26は、端末処理部27から与えられた音声信号に応じた音声を出力する。
端末処理部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。端末処理部27は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部27は、携帯端末2の各種の処理が端末記憶部22に記憶されているプログラム、操作部23の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部21、表示部24、音声入力部25、音声出力部26等の動作を制御する。端末処理部27は、端末記憶部22に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部27は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
端末処理部27は、電話番号登録要求部271と、通話処理部272と、通信履歴送信要求部273とを有する。これらの各部は、端末処理部27が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして、携帯端末2に実装されてもよい。
ユーザにより操作部23を介して、ユーザの携帯端末2に係るCDRへのアクセスを許可する他の携帯端末2の電話番号の登録が指示された場合に、電話番号登録要求部271は、同じくユーザにより操作部23を介して入力された他の携帯端末2の電話番号を一時保持すると共に、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部(例えば、SIM(Subscriber Identity Module)カード)等から携帯端末2の電話番号を取得し、携帯端末2及び他の携帯端末2の電話番号をパラメータとして、電話番号の登録要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7に送信する。
ユーザにより操作部23を介して、他の携帯端末2への発信が指示された場合に、通話処理部272は、同じくユーザにより操作部23を介して入力された他の携帯端末2の電話番号を直近の着信先の電話番号として端末記憶部22に格納すると共に、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から携帯端末2の電話番号を取得し、携帯端末2及び他の携帯端末2の電話番号に基づいて通常の接続処理を行う。一方、他の携帯端末2から着信があった場合に、通話処理部272は、端末記憶部22に記憶されている着信音データに応じた音声を音声出力部26に出力すると共に、同じく端末記憶部22に記憶されているアドレス帳データを用いて他の携帯端末2のユーザのユーザ名、電話番号等の着信情報を表示部24に表示することにより、携帯端末2のユーザに着信を通知する。そして、ユーザにより操作部23を介して、着信への応答が指示された場合に、通話処理部272は、通常の接続処理を行う。
ユーザにより操作部23を介して、他の携帯端末2の通信履歴の取得が指示された場合に、通信履歴送信要求部273は、端末記憶部22から直近の着信先の電話番号を他の携帯端末2の電話番号として取得すると共に、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から携帯端末2の電話番号を取得し、携帯端末2及び他の携帯端末2の電話番号をパラメータとして、通信履歴の送信要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7に送信する。一方、安否確認サーバ7から端末通信部21を介して、通信履歴の送信要求に対する応答を受信した場合に、通信履歴送信要求部273は、受信した応答が通信履歴であるか否かを判定する。そして、受信した応答が通信履歴である場合に、通信履歴送信要求部273は、当該通信履歴を表示部24に表示する。一方、受信した応答が通信履歴ではない場合に、通信履歴送信要求部273は、他の携帯端末2の通信履歴を取得できなかった旨のメッセージを、表示部24に表示する。
図3(a)は、安否確認サーバ7の概略構成の一例を示す図である。
安否確認サーバ7は、携帯端末2からの要求に応じて、携帯端末2に係るCDRへのアクセスを許可する他の携帯端末2の電話番号の登録と、他の携帯端末2に係るCDRの取得、加工、及び送信とを行う。そのために、安否確認サーバ7は、サーバ通信部71と、サーバ記憶部72と、サーバ処理部73とを有する。
サーバ通信部71は、安否確認サーバ7を通信ネットワーク5に接続するための通信インターフェース回路を有し、通信ネットワーク5との間で情報通信を行う。そして、サーバ通信部71は、携帯端末2等から受信したデータを、サーバ処理部73に与える。また、サーバ通信部71は、サーバ処理部73から与えられたデータを、携帯端末2等に送信する。
サーバ記憶部72は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。サーバ記憶部72は、サーバ処理部73での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部72は、アプリケーションプログラムとして、電話番号の登録を行うアプリケーションプログラム、CDRの取得、加工、及び送信を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部72は、データとして、アクセス制御リスト(図3(b))等を記憶する。さらに、サーバ記憶部72は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図3(b)は、アクセス制御リストの一例を示す。アクセス制御リストには、着信先の電話番号、着信先の通信記録へのアクセスが許可される発信元の電話番号等が含まれる。
サーバ処理部73は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。サーバ処理部73は、安否確認サーバ7の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。サーバ処理部73は、安否確認サーバ7の各種の処理がサーバ記憶部72に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部71等の動作を制御する。サーバ処理部73は、サーバ記憶部72に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部73は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ処理部73は、電話番号登録部731と、通信履歴送信部732とを有する。これらの各部は、サーバ処理部73が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして、安否確認サーバ7に実装されてもよい。
携帯端末2からサーバ通信部71を介して、携帯端末2及び他の携帯端末2の電話番号をパラメータとして、電話番号の登録要求を受信した場合に、電話番号登録部731は、受信した携帯端末2の電話番号をキーとして、サーバ記憶部72に記憶されているアクセス制御リスト内の着信先の電話番号を参照し、同じく受信した他の携帯端末2の電話番号を発信元の電話番号として格納する。
携帯端末2からサーバ通信部71を介して、携帯端末2及び他の携帯端末2の電話番号をパラメータとして、通信履歴の送信要求を受信した場合に、通信履歴送信部732は、受信した他の携帯端末2の電話番号をキーとして、サーバ記憶部72に記憶されているアクセス制御リスト内の着信先の電話番号を参照し、着信先に係るCDRへのアクセスが許可される発信元の電話番号を抽出する。また、通信履歴送信部732は、抽出した発信元の電話番号に、受信した携帯端末2の電話番号が含まれるか否かを判定する。そして、受信した携帯端末2の電話番号が含まれる場合に、通信履歴送信部732は、受信した他の携帯端末2の電話番号をパラメータとして、CDRの送信要求を、サーバ通信部71を介してCDRサーバ8に送信する。一方、受信した携帯端末2の電話番号が含まれない場合に、通信履歴送信部732は、通信履歴の送信不可を示すデータを、サーバ通信部71を介して携帯端末2に送信する。
CDRサーバ8からサーバ通信部71を介して、CDRの送信要求に対する応答を受信した場合に、通信履歴送信部732は、受信した応答がCDRであるか否かを判定する。そして、受信した応答がCDRである場合に、通信履歴送信部732は、当該CDRから通話終了日時及び受信した他の携帯端末2の電話番号に係る在圏エリア(受信した他の携帯端末2の電話番号が発信元の電話番号であれば発信元の在圏エリア、着信先の電話番号であれば着信先の在圏エリア)の識別子を抽出する。そして、通信履歴送信部732は、抽出した通話終了日時及び在圏エリア識別子を、通信履歴として、サーバ通信部71を介して携帯端末2に送信する。一方、受信した応答がCDRではない場合に、通信履歴送信部732は、通信履歴の送信不可を示すデータを、サーバ通信部71を介して携帯端末2に送信する。
図4(a)は、CDRサーバ8の概略構成の一例を示す図である。
CDRサーバ8は、交換機4等から収集されたCDRを記憶する。また、CDRサーバ8は、オペレータ等からの指示に応じて、動作モードの設定を行う。さらに、CDRサーバ8は、安否確認サーバ7からの要求に応じて、携帯端末2に係るCDRの送信を行う。そのために、CDRサーバ8は、サーバ通信部81と、サーバ記憶部82と、サーバ処理部83とを有する。
サーバ通信部81は、CDRサーバ8を通信ネットワーク5に接続するための通信インターフェース回路を有し、通信ネットワーク5との間で情報通信を行う。そして、サーバ通信部81は、安否確認サーバ7等から受信したデータを、サーバ処理部83に与える。また、サーバ通信部81は、サーバ処理部83から与えられたデータを、安否確認サーバ7等に送信する。
サーバ記憶部82は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。サーバ記憶部82は、サーバ処理部83での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部82は、アプリケーションプログラムとして、CDRの収集を行うアプリケーションプログラム、CDRの送信を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部82は、データとして、CDR(図4(a))、災害時モードのオン/オフの別を示すデータ、災害発生日時を示すデータ等を記憶する。さらに、サーバ記憶部82は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図4(b)は、CDRの一例を示す。CDRには、発信元の電話番号、発信元の在圏エリア、着信先の電話番号、着信先の在圏エリア、通話開始日時、通話終了日時等が含まれる。なお、本実施形態において、在圏エリアを示す識別子として、3GPP(Third Generation Partnership Project)標準仕様で規定されているSAI(Service Area Identifier)を用いるものとし、日時の表現形式として、YYMMDDhhmmssを用いるものとする。しかしながら、他の識別子及び/又は表現形式を用いることも可能である。
サーバ処理部83は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。サーバ処理部83は、CDRサーバ8の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。サーバ処理部83は、CDRサーバ8の各種の処理がサーバ記憶部82に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部81等の動作を制御する。サーバ処理部83は、サーバ記憶部82に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部83は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ処理部83は、動作モード設定部831と、CDR送信部832とを有する。これらの各部は、サーバ処理部83が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして、CDRサーバ8に実装されてもよい。
災害発生日時をパラメータとして、災害時モードの設定が指示された場合に、動作モード設定部831は、動作モードを災害時モード(災害時モードをオン)に設定すると共に、災害発生日時をサーバ記憶部82に格納する。一方、通常モードの設定が指示された場合に、動作モード設定部831は、動作モードを通常モード(災害時モードをオフ)に設定する。なお、本実施形態において、動作モードの設定は、CDRサーバ8のオペレータが不図示の操作部を介して手動で行うものとする。しかしながら、他の方法により行うことも可能である。例えば、CDRサーバ8の管理センタのスタッフがサーバ通信部81を介して手動で行ってもよく、不図示のトラフィック監視サーバが特定の地域へのトラフィックの急増を検知した場合にサーバ通信部81を介して自動で行ってもよい。
安否確認サーバ7からサーバ通信部81を介して、携帯端末2の電話番号をパラメータとして、CDRの送信要求を受信した場合に、CDR送信部832は、サーバ記憶部82を参照し、動作モードが災害時モードであるか否かを判定する。そして、動作モードが災害時モードである場合に、CDR送信部832は、受信した携帯端末2の電話番号をキーとして、サーバ記憶部82に記憶されているCDR内の発信元及び着信先の電話番号を参照し、受信した携帯端末2の電話番号に係るCDRを抽出する。また、CDR送信部832は、抽出したCDRから直近のCDRを抽出する。そして、CDR送信部832は、抽出した直近のCDRを、サーバ通信部81を介して安否確認サーバ7に送信する。一方、動作モードが災害時モードではない場合に、CDR送信部832は、CDRの送信不可を示すデータを、サーバ通信部81を介して安否確認サーバ7に送信する。なお、本実施形態において、直近のCDRとして、災害発生30分前から現在までのCDRを用いるものとする。しかしながら、他の期間内のCDRを用いることも可能である。また、抽出した在圏エリアと被災地との距離に応じて、期間の長さを変更してもよい。例えば、抽出した在圏エリアと被災地とが離れているほど、抽出した在圏エリアから被災地への移動に時間が掛かることから、期間を長くしてもよい。
図5は、安否確認システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部22、サーバ記憶部72、及びサーバ記憶部82に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部27、サーバ処理部73、及びサーバ処理部83により、携帯端末2、安否確認サーバ7、及びCDRサーバ8の各要素と協働して実行される。
災害が発生する前に、被確認者は、操作部23を介して携帯端末2bに、携帯端末2bに係るCDRへのアクセスを許可する携帯端末2aの電話番号の登録を指示する。電話番号登録要求部271は、同じく被確認者により操作部23を介して入力された携帯端末2aの電話番号を一時保持する。また、電話番号登録要求部271は、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から携帯端末2bの電話番号を取得する。そして、電話番号登録要求部271は、携帯端末2a及び携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、電話番号の登録要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7に送信する(ステップS500)。
携帯端末2bからサーバ通信部71を介して、携帯端末2a及び携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、電話番号の登録要求を受信した場合に、電話番号登録部731は、受信した携帯端末2bの電話番号をキーとして、サーバ記憶部72に記憶されているアクセス制御リスト内の着信先の電話番号を参照し、同じく受信した携帯端末2aの電話番号を、発信元の電話番号として格納する(ステップS502)。
一方、災害が発生した後に、CDRサーバ8のオペレータは、不図示の操作部を介してCDRサーバ8に、災害時モードの設定を指示する。動作モード設定部831は、動作モードを災害時モードに設定する。また、動作モード設定部831は、パラメータとして与えられた災害発生日時を、サーバ記憶部72に格納する(ステップS510)。
同じく災害が発生した後に、確認者により操作部23を介して、携帯端末2bへの発信が指示された場合に、通話処理部272は、同じく確認者により操作部23を介して入力された携帯端末2bの電話番号を端末記憶部22に格納する。また、通話処理部272は、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から携帯端末2aの電話番号を取得する。そして、通話処理部272は、携帯端末2a及び携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、着信先の呼び出し要求を、端末通信部21を介して交換機4aに送信する(ステップS520)。
携帯端末2aから、着信先の呼び出し要求を受信した場合に、交換機4aは、受信した呼び出し要求を、HLR6を介して交換機4bに送信する(ステップS522)。
交換機4aから、着信先の呼び出し要求を受信した場合に、交換機4bは、着信先に対して呼び出し(ページング)を行う(ステップS524)。
交換機4bは、着信先からの応答の有無及び種別(ステップS526)に応じて、着信先の呼び出し要求に対する応答(呼び出し中、呼び出し応答、解放要求等)を、交換機4aに送信する(ステップS528)。
交換機4bから、着信先の呼び出し要求に対する応答を受信した場合に、交換機4aは、受信した応答を、携帯端末2aに送信する(ステップS530)。
交換機4aから端末通信部21を介して、着信先の呼び出し要求に対する応答を受信した場合に、通話処理部272は、受信した応答に応じて、所定の処理を行う。受信した応答が呼び出し応答である場合に(ステップS532−Yes)、通話処理部272は、通話処理を開始する(ステップS534)。
一方、受信した応答が呼び出し中又は解放要求である場合に(ステップS532−No)、通話処理部272は、それぞれ呼び出し音又は電話が掛からない旨のメッセージを音声出力部26に出力する(ステップS536)。また、通話処理部272は、所定のメッセージを表示部24に表示し、携帯端末2bの通信履歴の取得を確認者に促してもよい。
確認者により操作部23を介して、携帯端末2bの通信履歴の取得が指示された場合に、通信履歴送信要求部273は、端末記憶部22から携帯端末2bの電話番号を取得する。また、通信履歴送信要求部273は、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から携帯端末2aの電話番号を取得する。そして、携帯端末2a及び携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、通信履歴の送信要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7に送信する(ステップS538)。
携帯端末2aからサーバ通信部71を介して、携帯端末2a及び携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、通信履歴の送信要求を受信した場合に、通信履歴送信部732は、受信した携帯端末2bの電話番号をキーとして、サーバ記憶部72に記憶されているアクセス制御リスト内の着信先の電話番号を参照し、携帯端末2bに係るCDRへのアクセスが許可される発信元の電話番号を抽出する。また、通信履歴送信部732は、抽出した発信元の電話番号に、受信した携帯端末2aの電話番号が含まれるか否かを判定する(ステップS540)。
受信した携帯端末2aの電話番号が含まれる場合に、通信履歴送信部732は、受信した携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、CDRの送信要求を、サーバ通信部71を介してCDRサーバ8に送信する(ステップS542)。
安否確認サーバ7からサーバ通信部81を介して、携帯端末2bの電話番号をパラメータとして、CDRの送信要求を受信した場合に、CDR送信部832は、サーバ記憶部82を参照し、動作モードが災害時モードであるか否かを判定する(ステップS544)。
動作モードが災害時モードである場合に、CDR送信部832は、受信した携帯端末2bの電話番号をキーとして、サーバ記憶部82に記憶されているCDR内の発信元及び着信先の電話番号を参照し、受信した携帯端末2bの電話番号に係るCDRを抽出する。また、CDR送信部832は、抽出したCDRから直近のCDRを抽出する(ステップS546)。
CDR送信部832は、抽出した直近のCDRを、サーバ通信部81を介して安否確認サーバ7に送信する(ステップS548)。
CDRサーバ8からサーバ通信部71を介して、CDRの送信要求に対する応答を受信した場合に、通信履歴送信部732は、受信した応答がCDRであるか否かを判定する。そして、受信した応答がCDRである場合に、通信履歴送信部732は、当該CDRから通話終了日時及び受信した携帯端末2bの電話番号に係る在圏エリアの識別子を抽出する(ステップS550)。
通信履歴送信部732は、抽出した通話終了日時及び在圏エリア識別子を、通信履歴として、サーバ通信部71を介して携帯端末2aに送信する(ステップS552)。
安否確認サーバ7から端末通信部21を介して、通信履歴の送信要求に対する応答を受信した場合に、通信履歴送信要求部273は、受信した応答の内容を表示部24に表示する(ステップS554)。
以上説明してきたように、CDRから被確認者の通信履歴を抽出し、安否確認情報として提供することにより、被確認者の安否確認を十分に行うことが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、被確認者の通信履歴の取得は、確認者からの指示に応じて行うとしたが、電話が掛からない、被確認者が電話に出ない状態が所定時間以上継続した等の場合に自動で行ってもよい。これにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、通信記録情報の一例として、CDRを採用したが、他の通信記録情報を採用してもよい。例えば、電子メール又はショートメッセージの送受信記録(送信元のメールアドレス又は電話番号、送信元の在圏エリア、受信先のメールアドレス又は電話番号、受信先の在圏エリア、送信日時、受信日時等)、ウェブの閲覧記録(閲覧者の電話番号、閲覧者の在圏エリア、閲覧先のURL(Uniform Resource Locator)、閲覧日時等)等を採用してもよい。これにより、被確認者の安否確認をより十分に行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、確認者は、電話が掛からない、被確認者が電話に出ない等の状況においても、被確認者の直近の通信履歴を取得することにより、被確認者の安否確認を行うことが可能であった。しかしながら、被確認者の通信状況によっては、被確認者の直近の通信履歴が存在しないこともある。そこで、本実施形態では、確認者は、他の安否確認情報として、被確認者の直近の位置情報を取得できるようにする。図6は、そのような安否確認システム1’における携帯端末2’の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2’は、図2に示される携帯端末2の機能に加えて、安否確認サーバ7’に接続し、他の携帯端末2’の位置情報の取得を可能とする。そのために、携帯端末2’は、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、音声入力部25と、音声出力部26と、端末処理部27’とを有する。なお、これらの構成のうち、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、音声入力部25と、音声出力部26については、図2に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
端末処理部27’は、電話番号登録要求部271と、通話処理部272と、通信履歴送信要求部273と、位置情報送信要求部274とを有する。なお、これらの構成のうち、電話番号登録要求部271と、通話処理部272と、通信履歴送信要求部273については、図2に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
ユーザにより操作部23を介して、他の携帯端末2’の位置情報の取得が指示された場合に、位置情報送信要求部274は、端末記憶部22から直近の着信先の電話番号を他の携帯端末2’の電話番号として取得し、他の携帯端末2’の電話番号をパラメータとして、位置情報の送信要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7’に送信する。一方、安否確認サーバ7’から端末通信部21を介して、位置情報の送信要求に対する応答を受信した場合に、位置情報送信要求部274は、受信した応答が位置情報であるか否かを判定する。そして、受信した応答が位置情報である場合に、位置情報送信要求部274は、当該位置情報を表示部24に表示する。一方、受信した応答が位置情報ではない場合に、位置情報送信要求部274は、他の携帯端末2’の位置情報を取得できなかった旨のメッセージを、表示部24に表示する。
図7は、安否確認サーバ7’の概略構成の一例を示す図である。
安否確認サーバ7’は、図3(a)に示される安否確認サーバ7の機能に加えて、携帯端末2’からの要求に応じて、他の携帯端末2’の位置情報の取得及び送信を行う。そのために、安否確認サーバ7’は、サーバ通信部71と、サーバ記憶部72と、サーバ処理部73’とを有する。なお、これらの構成のうち、サーバ通信部71と、サーバ記憶部72については、図3(a)に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
サーバ処理部73’は、電話番号登録部731と、通信履歴送信部732と、位置情報送信部733とを有する。なお、これらの構成のうち、電話番号登録部731と、通信履歴送信部732については、図3(a)に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
携帯端末2’からサーバ通信部71を介して、他の携帯端末2’の電話番号をパラメータとして、位置情報の送信要求を受信した場合に、位置情報送信部733は、受信した他の携帯端末2’の電話番号をパラメータとして、着信先の呼び出し要求を、サーバ通信部71及びHLR6を介して交換機4bに送信する。一方、交換機4bからサーバ通信部71を介して、着信先の呼び出し要求に対する応答を受信した場合に、位置情報送信部733は、受信した応答が呼び出し応答であるか否かを判定する。そして、受信した応答が呼び出し応答である場合に、位置情報送信部733は、受信した応答内の着信先の在圏エリアの識別子を、位置情報として、サーバ通信部71を介して携帯端末2’に送信する。一方、受信した応答が呼び出し応答ではない場合に、位置情報送信部733は、位置情報の送信不可を示すデータを、サーバ通信部71を介して携帯端末2’に送信する。
図8は、安否確認システム1’の動作シーケンスの一例を示す図である。なお、この動作シーケンスのうち、ステップS500〜552については、図5に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
安否確認サーバ7’から端末通信部21を介して、通信履歴の送信要求に対する応答を受信した場合に、通信履歴送信要求部273は、受信した応答の内容を表示部24に表示する(ステップS554)。受信した応答が通信履歴である場合に、通信履歴送信要求部273は、当該通信履歴を表示部24に表示する。一方、受信した応答が通信履歴ではない場合に、通信履歴送信要求部273は、他の携帯端末2の通信履歴を取得できなかった旨のメッセージを、表示部24に表示する。また、通信履歴送信要求部273は、所定のメッセージを表示部24に表示し、携帯端末2b’の位置情報の取得を確認者に促してもよい。
確認者により操作部23を介して、携帯端末2b’の位置情報の取得が指示された場合に、位置情報送信要求部274は、端末記憶部22から直近の着信先の電話番号を携帯端末2b’の電話番号として取得し、携帯端末2b’の電話番号をパラメータとして、位置情報の送信要求を、端末通信部21を介して安否確認サーバ7’に送信する(ステップS800)。
携帯端末2a’からサーバ通信部71を介して、携帯端末2b’の電話番号をパラメータとして、位置情報の送信要求を受信した場合に、位置情報送信部733は、受信した携帯端末2b’の電話番号をパラメータとして、着信先の呼び出し要求を、サーバ通信部71及びHLR6を介して交換機4bに送信する(ステップS802)。
安否確認サーバ7’から、着信先の呼び出し要求を受信した場合に、交換機4bは、着信先に対して呼び出し(ページング)を行う(ステップS804)。
交換機4bは、着信先からの応答の有無及び種別(ステップS806)に応じて、着信先の呼び出し要求に対する応答(呼び出し応答等)を、安否確認サーバ7’に送信する(ステップS808)。
交換機4bからサーバ通信部71を介して、着信先の呼び出し要求に対する応答を受信した場合に、位置情報送信部733は、受信した応答が呼び出し応答であるか否かを判定する。そして、受信した応答が呼び出し応答である場合に、位置情報送信部733は、受信した応答内の着信先の在圏エリアの識別子を、位置情報として、サーバ通信部71を介して携帯端末2a’に送信する(ステップS810)。
安否確認サーバ7’から端末通信部21を介して、位置情報の送信要求に対する応答を受信した場合に、位置情報送信要求部274は、受信した応答の内容を表示部24に表示する(ステップS812)。
以上説明してきたように、携帯端末2b’の呼び出し要求に対する応答から位置情報を抽出し、安否確認情報として提供することにより、被確認者の安否確認をより十分に行うことが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、被確認者の位置情報の取得は、確認者からの指示に応じて行うとしたが、被確認者の通信履歴を取得できなかった等の場合に自動で行ってもよい。その場合に、携帯端末2a’は、被確認者の通信履歴を取得できなかった等の旨のメッセージを表示しなくてもよい。さらに、被確認者の位置情報を取得するか否かの判定は、携帯端末2a’が行ってもよいし、安否確認サーバ7’が行ってもよい。これにより、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
また、端末処理部27、27’、サーバ処理部73、73’及びサーバ処理部83が有する各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 安否確認システム
2、2a、2b 携帯端末
21 端末通信部
22 端末記憶部
23 操作部
24 表示部
25 音声入力部
26 音声出力部
27 端末処理部
271 電話番号登録要求部
272 通話処理部
273 通信履歴送信要求部
274 位置情報送信要求部
3a、3b 基地局
4a、4b 交換機
5 通信ネットワーク
6 HLR
7 安否確認サーバ
71 サーバ通信部
72 サーバ記憶部
73 サーバ処理部
731 電話番号登録部
732 通信履歴送信部
733 位置情報送信部
8 CDRサーバ
81 サーバ通信部
82 サーバ記憶部
83 サーバ処理部
831 動作モード設定部
832 CDR送信部

Claims (7)

  1. 通信記録情報を管理する通信記録サーバと、前記通信記録サーバに接続可能であり、安否確認情報を提供する安否確認サーバと、前記安否確認サーバに接続可能な第1の端末及び前記第1の端末とは異なる第2の端末と、を有する安否確認システムであって、
    前記通信記録サーバは、
    通信記録情報を記憶する記憶部と、
    前記安否確認サーバから通信記録情報を要求された場合に、通信記録情報を前記安否確認サーバに送信する通信記録送信部と、を有し、
    前記安否確認サーバは、前記第1の端末から前記第2の端末の安否確認情報を要求された場合に、前記通信記録サーバから前記第2の端末に係る通信記録情報を取得し、前記通信記録情報の内容に基づいて前記安否確認情報を生成し、前記安否確認情報を前記第1の端末に送信する安否確認情報送信部を有
    前記安否確認サーバは、前記安否確認情報送信部が前記第2の端末の安否確認情報を生成できなかった場合に、前記第2の端末に対して呼び出しを行い、前記第2の端末から応答があった場合に、前記応答の内容に基づいて前記第2の端末の他の安否確認情報を生成し、前記他の安否確認情報を前記第1の端末に送信する他安否確認情報送信部をさらに有する、
    ことを特徴とする安否確認システム。
  2. 前記第1の端末は、前記第2の端末に対して呼び出しを行い、前記第2の端末から応答がない場合に、前記安否確認サーバに、前記第2の端末の安否確認情報を要求する、請求項1に記載の安否確認システム。
  3. 前記安否確認サーバは、複数の端末の各々について、当該端末に係る通信記録情報へのアクセスが許可される他の端末を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記安否確認情報送信部は、前記第1の端末の、前記第2の端末に係る通信記録情報へのアクセスが許可されるか否かを判定し、アクセスが許可される場合に、前記通信記録サーバから前記第2の端末に係る通信記録情報を取得し、前記通信記録情報の内容に基づいて前記安否確認情報を生成し、前記安否確認情報を前記第1の端末に送信する、請求項1又は2に記載の安否確認システム。
  4. 前記安否確認サーバの前記他安否確認情報送信部は、前記第1の端末から前記第2の端末の他の安否確認情報を要求された場合に、前記第2の端末に対して呼び出しを行い、前記第2の端末から応答があった場合に、前記応答の内容に基づいて前記他の安否確認情報を生成し、前記他の安否確認情報を前記第1の端末に送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の安否確認システム。
  5. 前記第1の端末は、前記安否確認サーバから前記第2の端末の安否確認情報を取得できなかった場合に、前記安否確認サーバに、前記第2の端末の他の安否確認情報を要求する、請求項4に記載の安否確認システム。
  6. 前記通信記録サーバは、前記安否確認サーバから通信記録情報を要求された場合に、所定の期間内の通信記録情報を前記安否確認サーバに送信する、請求項1〜のいずれか一項に記載の安否確認システム。
  7. 通信記録情報を管理する通信記録サーバと、前記通信記録サーバに接続可能であり、安否確認情報を提供する安否確認サーバと、前記安否確認サーバに接続可能な第1の端末及び前記第1の端末とは異なる第2の端末と、を有する安否確認システムにおける安否確認方法であって、
    前記通信記録サーバは、通信記録情報を記憶する記憶部を有し、
    前記安否確認方法は、
    前記第1の端末が、前記安否確認サーバに、前記第2の端末の安否確認情報を要求し、
    前記安否確認サーバが、前記通信記録サーバに、前記第2の端末に係る通信記録情報を要求し、
    前記通信記録サーバが、前記記憶部から前記第2の端末に係る通信記録情報を抽出して前記安否確認サーバに送信し、
    前記安否確認サーバが、前記通信記録情報の内容に基づいて前記安否確認情報を生成して前記第1の端末に送信し、
    前記第1の端末が、前記安否確認情報を出力し、
    前記第2の端末の安否確認情報を生成できなかった場合、
    前記安否確認サーバが、前記第2の端末に呼び出しを要求し、
    前記第2の端末から応答があった場合に、前記安否確認サーバが、前記応答の内容に基づいて前記第2の端末の他の安否確認情報を生成して前記第1の端末に送信し、
    前記第1の端末が、前記他の安否確認情報を出力することを含む、
    ことを特徴とする安否確認方法。
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