JP2007166275A - ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法 - Google Patents

ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007166275A
JP2007166275A JP2005360287A JP2005360287A JP2007166275A JP 2007166275 A JP2007166275 A JP 2007166275A JP 2005360287 A JP2005360287 A JP 2005360287A JP 2005360287 A JP2005360287 A JP 2005360287A JP 2007166275 A JP2007166275 A JP 2007166275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
disaster
communication terminal
communication history
victim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005360287A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yanagisawa
剛 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005360287A priority Critical patent/JP2007166275A/ja
Publication of JP2007166275A publication Critical patent/JP2007166275A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】災害が発生した際に、被災者との電話等での通信ができない状態が発生しても、ネットワーク輻輳を発生させることなく、被災者の安否を確認することが可能な安否確認手段及び方法を提供することを目的とする。
【解決手段】被災地域L1にいる被災者TAがその相手方TBと行った通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に記憶しておき、この被災者TAに対して連絡を取ろうとする発信者TCがいた場合には、この通信履歴を発信者TCに通知することによって、発信者TCに被災者TAの無事を知らしめる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話などを代表とする端末に関する情報を通知する方法やこれを実現するためのネットワークシステム、通信履歴サーバ、及び交換局に関する。特に天災や大規模事故などの災害発生の際に、被災地域にいる端末所有者の安否を通知するために、この端末に関する情報を他者に通知する方法や、これを実現するネットワークシステム、通信履歴サーバ、及び交換局に関する。
天災や大規模事故等の災害が発生した時に、被災したおそれのある知人の安否を確認するための最も簡易な手段として電話による連絡がある。しかし、災害が発生すると、その直後から被災者への安否確認などを行うための電話通話によるトラヒックが被災地域に対して集中するので、被災地域周辺では通信回線が混雑して(輻輳状態)、連絡が取りにくくなる。さらにこのような輻輳を避けるために通信の規制が発動されることがあり、これによって被害者の安否状態の確認をすることがますます困難となってしまう。
また、連絡ができなかった者は再発信を行うことが多いので、このような再発信によってさらにネットワークのトラヒック輻輳を招いている。このようなネットワーク輻輳に対しては、トラヒック輻輳を発生させない程度まで予備設備投資も可能であるが、設備コストの面から現実的ではない。
このような不都合を回避するために、災害時における安否確認サービスとして様々なシステムが開発されている(例えば近年利用されている災害伝言ダイヤルなど)。本願出願人も下記特許文献1において、移動機の特徴を活かしてその使用者の行動履歴を管理することにより、例えば位置登録に変更などの有無に基づいて安否を確認する方法及びシステムを提案している。
特開2003−264860号公報 特開2004−297131号公報 特開2001−168990号公報 特開平10−75309号公報
しかし、上記の災害伝言ダイヤルを用いる方法では、システムの利用開始時期や登録可能な電話番号、運用方法や条件について通信事業者が状況に応じて設定し、かつテレビやラジオ等によって運用開始を通知されるまでシステムを利用することができない。このため災害発生直後に迅速に安否確認を行うことは難しい。
また、被災者と問い合わせ者の双方がシステムを利用して初めて確認が取れる確認型のシステムであるため、双方がアクセスしない限り安否の確認は成立しない。
このように災害伝言ダイヤルでは迅速な安否確認ができないため、トラヒックの輻輳防止効果が少ない。
また、災害用伝言ダイヤルのような災害時に特化したシステムは、ユーザは災害に遭遇して初めて操作するのが通常であるため、操作に不慣れな上に正確に使いこなすことができるかどうかも問題となる。
このような理由により、「災害用伝言ダイヤル」を用いても、災害発生直後では互いの安否確認を行うことが難しいといった問題がある。
また上記特許文献1で提案されるシステムでは、移動機の特徴である位置登録の変更を活用しているが、例えばネットワークの1つの位置情報エリア内など、位置情報が更新しない範囲でのみ移動機が行動して場合には、安否が不明となることがある。さらにこの方法は固定網エリアへの活用が望めない。
上記目的に鑑み本発明では、災害が発生したときに電話等の通信端末によって被災者と通信ができない状態が発生しても、被災者の安否を確認する手段や方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、被災地域にいる被災者がおこなった通信履歴を保存しておき、この被災者に対して連絡を取ろうとする発信者がいた場合には、この通信履歴を通知することによって、発信者に被災者の無事を知らしめることとする。
すなわち、本発明の第1形態によれば、通信端末の位置情報に基づいてこの通信端末が被災地域にあるか否かを判断する被災判断手段と、被災地域にある当該通信端末の通信履歴を記憶する被災者通信履歴記憶手段と、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について記憶された通信履歴を通知する通信履歴通知手段と、を備えるネットワークシステムが提供される。
さらに上記ネットワークシステムには、被災地域にある当該通信端末について被災者通信履歴記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、通信履歴に記録された相手方通信端末に変更する接続先変更手段を、設けてもよい。
また、本発明の第2形態によれば、上記ネットワークシステムに通信可能に接続され、かつ被災地域にある通信端末の通信履歴を記憶する被災者通信履歴記憶手段を備えることを特徴とする被災者通信履歴サーバが提供される。
さらに、本発明の第3形態によれば、上記ネットワークシステムと通信可能に接続され、かつ被災地域にある通信端末からの発信、又はこの通信端末への発信があったとき、この通信端末の通信履歴を被災者通信履歴記憶手段に登録する被災者通信履歴登録手段を備える交換局が提供される。
またさらに、本発明の第4形態によれば、災害時におけるネットワーク加入者の安否を確認するために、通信端末の位置情報に基づいてこの通信端末が被災地域にあるか否かを判断し、被災地域にある当該通信端末の通信履歴を所定の記憶手段に記憶し、通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について記憶手段に記憶された通信履歴を通知する、安否確認方法が提供される。
本発明によって、災害発生時に被災者の安否を気遣う関係者が、通信規制に遭遇して被災者と直接通信することができなくても、災害発生後に被災者が通信を行ったことを知ることができるので、被災者が無事であることを確認することが可能となる。
また通信履歴に基づいて被災者と通信を取ることができた人物への回線を転送することによって、より詳しく被災者側の状態を知ることが可能となる。
またこれらの効果によって、呼が接続できなかった回線からの再ダイヤルが低減されるので、ネットワーク全体のトラヒック輻輳の防止に寄与する。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例によるネットワークシステムの全体構成図である。
図示するようにネットワークシステム1では、交換局20a〜20dが、広域通信回線網である通信ネットワークNを介して接続されている。
ここに交換局20aはある地域L1をカバーする移動通信ネットワークMN1を通信ネットワークNに接続する関門交換局とし、交換局20bは地域L1をカバーする固定電話ネットワークFN1を通信ネットワークNに接続する関門交換局とし、交換局20cは他の地域L2をカバーする移動通信ネットワークMN2を通信ネットワークNに接続する関門交換局とし、交換局20dは地域L2をカバーする固定電話ネットワークFN2を通信ネットワークNに接続する関門交換局とする。
なお他の実施例としては、交換局20a及び交換局20bをある地域L1をカバーする中継交換局としてもよく、交換局20c及び交換局20dをある地域L2をカバーする中継交換局としてもよい。
移動通信ネットワークMN1には、地域L1内をカバーする無線ゾーンを管理するように複数の基地局32a、32bが配置され、各基地局32a、32bはそれぞれが属する移動交換局31a及び31bを介して交換局20aに接続される。そして地域L1内にある携帯電話(例えば通信端末TA)が地域L1外の電話機と通信を行う際には、基地局32a、32bを介してそれぞれの移動交換局31a、31bに接続され、さらに交換局20aを経由して通信ネットワークNに接続される。
同様に、移動通信ネットワークMN2には、地域L2内をカバーする無線ゾーンを管理するように複数の基地局32c、32dが配置され、各基地局32c、32dはそれぞれが属する移動交換局31c及び31dを介して交換局20cに接続される。そして地域L2内にある携帯電話(例えば通信端末TB、TC)が地域L2外の電話機と通信を行う際には、基地局32c、32dを介してそれぞれの移動交換局31c及び31dに接続され、さらに交換局20cを経由して通信ネットワークNに接続される。
なお、本明細書においては、災害が発生する被災地域を地域L1とし、地域L2は被災地域以外の地域であるものとして以下の説明を行う。
さらに、上記ネットワークMN1、FN1、MN2及びFN2の利用する加入者として、加入者A、B及びCを想定し、そのうち災害発生時に被災地域L1にいる加入者を被災加入者Aとし、その他の地域L2にいる加入者を加入者B及び加入者Cとする。被災加入者Aに所持されネットワークMN1に接続可能な状態にある通信端末(例えば携帯電話)を通信端末TAとし、加入者B及び加入者Cに所持されネットワークMN2に接続可能な状態にある通信端末(例えば携帯電話)をそれぞれ通信端末TB及びTCとする。
また、以下の説明において、交換局20a及び20cを総称して示す場合に「交換機20」と示すことがある。
通信ネットワークNにはさらに、以下に説明する被災者通信履歴サーバ10と、通信端末TA〜TCのホームロケーションレジスタを管理するHLR装置50と、各ネットワークMN1、FN1、MN2及びFN2のトラヒックを監視して被災地域を検知するトラヒック制御装置51と、センタから被災地域の登録を行うためのセンタ操作卓52と、が接続されている。
図2に、本発明の実施例による被災者通信履歴サーバ10の概略構成図を示す。被災者通信履歴サーバ10は、後述するように被災地域L1にある通信端末TAが被災地域L1及び他の被災地域にある通信端末と通話したときの通信履歴を記憶及び管理する。図3に、被災者通信履歴サーバ10が記憶する通信履歴情報の一例を示す。被災者通信履歴サーバ10が記憶する通信履歴情報には、例えば被災地域L1に存在するときに通信を行った通信端末TAの加入者番号、当該被災地域情報(エリア情報)、加入者番号毎の通し番号、通信端末TAと通信を行った相手先通信端末の相手先番号、通信開始時刻、発着情報が含まれる。
さらに通信履歴情報には、後述するように通信端末TAに対して新たに発信を行おうとする通信端末(ここでは例えばTCとする)が通信端末TAに接続できないとき、この通信端末TCの通信先を、通信履歴に記録された相手方通信端末(ここでは例えばTBとする)に変更することについて、この相手方通信端末TBの使用者Aが許可するかしないかの選択結果を記憶してもよい。図3に示す例ではこの選択結果が「転送許可」欄に記憶される。
このため被災者通信履歴サーバ10は、図2に示すように、被災地域L1にある通信端末TAが通信を行ったときその通信履歴を交換局20から受信するための通信履歴送受信部11と、通信履歴情報を記憶する被災者通信履歴記憶部12と、を備えている。
通信履歴送受信部11はまた、他の通信端末(ここでは例えばTCとする)が被災地域L1にいる通信端末TAに接続できないときに、通信端末TCが接続している交換局20cが通信端末TCに送信するべき通信端末TAの通信履歴を交換局20cに送信する。
またさらに、被災者通信履歴サーバ10は、被災者通信履歴記憶部12に通信履歴が登録されている通信端末TAからの入力更新情報に従って、この通信履歴を編集する被災者通信履歴編集部13と、を備える。
図4には、本発明の実施例による交換局20の概略構成図を示す。
交換局20は、被災地域L1にある通信端末TAに対する通信回線が接続され通信端末TAによる通話が行われた場合には、その通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録する。
また、通信端末TAに対して発信した他の通信端末(ここでは例えばTCとする)との通信回線の接続ができなかった場合には、通信端末TAに関して被災者通信履歴サーバ10に登録された通信履歴をこの他の通信端末TCに通知する。
このように通信端末TAの通信履歴を通知することによって、被災加入者Aの安否を気遣う者は、被災加入者Aと直接通話できなくても、被災加入者Aが少なくても通信端末TAを使用して通話することができる状態にあることが分かる。
このため、交換局20は、通信ネットワークN(交換局20が中継交換局である場合には他の交換局)と移動交換局等との間の回線接続を行う交換機部21と、被災地域L1にある通信端末TAからの又はこの通信端末TAへの発信があったときこの通信端末TAが被災地域L1にあるか否かを判断する被災判断部22と、被災地域L1にある通信端末TAからの又はこの通信端末TAへの発信があったときこの通信端末の通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録する被災者通信履歴登録部23と、被災地域L1にある通信端末TAに対して発信を行おうとする他の通信端末(例えばTCとする)へ通信端末TAについて被災者通信履歴サーバ10に登録された通信履歴を通知する通信履歴通知部24とを備えている。
交換局20は、交換局20のオペレータから直接に、またはセンタ操作卓52からセンタ在駐員により入力された被災地域の指定に関する被災地域登録情報を記憶する被災地域記憶部25を備えてもよい。被災判断部22はこの被災地域記憶部25に登録された被災地域登録を参照して地域L1が被災地域であるか否かを判断してよい。また被災地域記憶部25への被災地域登録を、被災地域を検知するトラヒック制御装置51で行ってもよい。
さらに交換局20は、被災地域L1にある当該通信端末TAに対して発信を行った他の通信端末(ここでは例えばTCとする)が当該通信端末TAと接続できないとき、この他の通信端末TCの接続先を、通信端末TAに対して被災者通信履歴サーバ10に登録された通信履歴に記憶された相手方通信端末(ここでは例えばTBとする)に変更する。
このように、被災加入者Aの端末TAに代えて、被災後に被災加入者Aと通信を取ることができた相手方加入者TBの端末へ接続することによって、被災加入者Aの安否を気遣う者Cは間接的にせよ被災加入者Aの状況を詳しく知ることができる。
このために交換局20は、通信端末TAに対して被災者通信履歴サーバ10に登録された通信履歴に基づいて、通信端末TAに対して発信を行おうとする他の通信端末TCの接続先を、通信履歴に記録された相手方通信端末TBに変更する接続先変更部26を備える。
これら被災判断部22、被災者通信履歴登録部23、通信履歴通知部24、及び接続先変更部26は、交換機部21を介して通信ネットワークNや移動交換局等へ接続される。
以下、図5〜図12を参照して、ネットワークシステム1の各部の動作を詳しく説明する。
図5は、被災地域L1内の被災者端末TAから発信された通信履歴を、地域L1をカバーする交換局20aによって被災者通信履歴サーバ10に登録する際の動作の第1例を説明する構成ブロック図である。
まず、地域L1において災害が発生したときに、被災地域L1の移動通信ネットワークMN1には被災地域登録が行われる(S100)。被災地域登録は、例えば被災地域L1をカバーする交換局20aの被災地域記憶部25に、自局20aがカバーする地域L1が被災地である旨を登録することによって行うこととしてよい。この被災地域登録は、例えば交換局20aのオペレータが直接に交換局20aを操作して行ってよく、または交換局20aを管轄するセンタの駐在員によってセンタ操作卓52から入力して行ってもよく、または地域L1へのトラヒックの急増を検知したトラヒック制御装置51が行ってもよい。
その後、被災地域L1内で通信端末TAが、交換局20cにカバーされる他の地域L2内にいる加入者Bの通信端末TBに発信すると(S101)、交換局20aの被災判断部22は、HLR装置50から通信端末TAの発信情報を読み出し(S102)、かつ相手先端末TBの着信情報を読み出す(S103)。
通信端末TAの発信情報には通信端末TAの位置情報が含まれているので、交換局20aの被災判断部22は、発信した通信端末TAの位置情報と被災地域記憶部25に登録された被災地域とを対比して、通信端末TAが被災地域のネットワーク内にいるか否かを判定する(S104)。通信端末TAの位置が被災地域でない場合には通常の接続呼処理を行う(S105)。
反対に、通信端末TAが被災地域L1内にあると判定された場合には、交換局20aの被災者通信履歴登録部23は、通信端末TAが被災者端末であり、その通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録すべきであると記憶する(S106)。
その後、交換局20aは通信端末TBへの接続呼処理を開始する。すなわち、交換局20aは交換局20cへのIAMメッセージを送信して通信端末TBの電話番号を通知し(S107)、交換局20cは通信端末TBにSETUP(呼設定)メッセージを送信する一方で(S108)、交換局20aへ通信端末TBを特定したことを示すACMメッセージを返送する(S109)。通信端末TBへの呼び出しの間、通信端末TBは交換局20cへ呼び出し中であることを示すALERTメッセージを送信し(S110)、交換局20cは交換局20aへCPGメッセージを送信し(S111)、交換局20aは被災者端末TAへRBTメッセージを送信する(S112)。そして通信端末TBがオンフックされると通話が確立する(S113)。
通話が終了すると、交換局20a及び交換局20cは呼切断処理を行う。すなわち、通信端末TBが呼を切断したことを示すDISCONECTメッセージを受信(S114)した交換局20cは、交換局20aへREL(切断完了通知及び呼解放要求)メッセージを送信し(S115)、交換局20aが被災者端末TAへDISCONECTメッセージを送信する(S116)。これに応答して被災者端末TAがRELEACEメッセージ(呼解放)を送信し(S117)、交換局20aが交換局20cへRLCメッセージ(復旧完了)を送信し(S118)、交換局20cが通信端末TBにRELEACEメッセージを送信して切断処理が終了する(S119)。
切断処理が終了すると、通信端末TAと相手先通信端末TBとの通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録すべきであることを記憶している被災者通信履歴登録部23は、被災者端末TAと通信端末TBとの通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に送信する(S120)。送信される通信履歴は、例えば図3に示したように、被災者端末TAの加入者番号と、被災地域LAを識別するエリア情報と、相手先通信端末TBの相手先番号と、通信の開始時刻と、発着情報(被災者端末TAが発信元であることを示す情報)とを、含むものとしてよい。
そして、通信履歴を受信した被災者通信履歴サーバ10の被災者通信履歴送受信部11が、受信した通信履歴に被災者端末TA毎の通し番号を付して、被災者通信履歴記憶部12に記憶することによって、被災者通信履歴サーバ10への通信履歴の登録が行われる。
図6は、被災地域でない地域L2内の通信端末TBから、被災地域L1内の被災者端末TAへ発信された通信履歴を、地域L2をカバーする交換局20cによって被災者通信履歴サーバ10に登録する際の動作の第1例を説明する構成ブロック図である。
地域L1において災害が発生したときには、被災地域L1以外の他のネットワークには、被災地域への通信規制を行うために被災地域L1へ向けた方路に対する被災地域登録が行われる。このため、地域L2をカバーする交換局20cの被災地域記憶部25には、地域L1が被災地である旨を記憶され、被災地域L1へ向けた方路に対する被災地域登録が行われる(S200)。
この被災地域登録は、例えば交換局20cのオペレータが直接に交換局20cを操作して行ってよく、または管轄するセンタの駐在員によってセンタ操作卓52から入力して行ってもよく、または地域L1へのトラヒックの急増を検知したトラヒック制御装置51が行ってもよい。
そしてこの地域L2内で、通信端末TBが被災者端末TAに発信を行うと(S201)、交換局20cは、HLR装置50から通信端末TBの発信情報を読み出し(S202)、かつ通信端末TAの着信情報を読み出す(S203)。
通信端末TAの着信情報には通信端末TAの位置情報が含まれているので、交換局20cの被災判断部22は、通信端末TAの位置情報と被災地域記憶部25に登録された被災地域とを対比して、着信先の通信端末TAが存在する地域L1をカバーする移動通信ネットワークNM1へ向けた方路に被災地域登録がされているか否かを判定する(S204)。被災地域登録されていない場合には通常の接続呼処理を行う(S205)。
反対に、通信端末TAが存在する地域L1へ向けた方路が被災地域登録されていると判定した場合には、交換局20cの被災者通信履歴登録部23は、通信端末TAが被災者端末であり、この通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録すべきであることを記憶する(S206)。
移動通信ネットワークMN2では、被災地域L1をカバーする移動通信ネットワークMN1へ向けた方路に通信規制が行われるが、運良く通信端末TBからの呼が規制を通過すると(S207)、交換局20cは被災者端末TAへの接続呼処理を開始して(S208〜S213)、被災者端末TAとその相手先となる通信端末TBとの間の通話を確立する(S214)。そして通話が終了すると、交換局20a及び交換局20cは呼切断処理を行う(S215〜S220)。
切断処理が終了した後、被災者端末TAと相手先通信端末TBとの通信履歴を被災者通信履歴サーバ10に登録すべきであることを記憶している被災者通信履歴登録部23は、被災者端末TAと相手先通信端末TBとの通信履歴を、被災者通信履歴サーバ10に送信する(S221)。上述の通り通信履歴には、被災者端末TAの加入者番号と、被災地域LAを識別するエリア情報と、相手先通信端末TBの相手先番号と、通信の開始時刻と、発着情報(被災者端末TAが着信先であることを示す情報)とを、含んでよい。
そして、通信履歴を受信した被災者通信履歴サーバ10が、受信した通信履歴を被災者通信履歴記憶部12に記憶することによって、被災者通信履歴サーバ10への通信履歴登録が行われる。
図7は、被災していない地域L2内の通信端末TCから、被災地域L1内の被災者端末TAへ発信した通信が接続できなかった場合に、それまでに被災者端末TAが他の通信端末TBと行った通信履歴を、通信端末TCに通知する動作の第1例を説明する構成ブロック図である。
いま、移動通信ネットワークMN2では、被災地域L1をカバーする移動通信ネットワークMN1へ向けた方路に被災地登録がされていることとする。
交換局20cにカバーされる地域L2内で、通信端末TCが被災者端末TAに発信すると(S300)、交換局20cは、HLR装置50から通信端末TCの発信情報を読み出し(S301)、かつ通信端末TAの着信情報を読み出す(S302)。
交換局20cの被災判断部22は、着信先の通信端末TAが存在する地域L1をカバーする移動通信ネットワークNM1へ向けた方路に被災地域登録がされているか否か、及びこの呼を規制すべきか否かを判定する(S303)。被災地域登録されていない場合には通常の接続呼処理を行う(S304)。
反対に、移動通信ネットワークNM1へ向けた方路に被災地域登録され規制すべきであると判定した場合や、移動通信ネットワークNM1へ向けた方路でトラヒック輻輳に遭遇して通信ができない場合(S306)には、交換局20cの被災者通信履歴通知部24は、着信端末である被災者端末TAについての通信履歴を被災者通信履歴サーバ10から読み出す(S307)。
このとき、被災者通信履歴通知部24は、被災者端末TAについて通信履歴が登録されているか否かについて、被災者通信履歴サーバ10に照会する。
交換局20cから照会をうけた被災者通信履歴サーバ10の被災者通信履歴送受信部11は、該当する被災者端末TAについて被災者通信履歴送記憶部12に通信履歴が記憶されているか否かを検索し、登録されている場合には被災者端末TAについて登録されている通信履歴を照会元の交換局20cへ送信する。
被災者端末TAについて通信履歴が記憶されていない場合には、被災者通信履歴通知部24は通信端末TCとの回線を切断して通常の規制動作を行う(S308、309)。このとき被災者通信履歴通知部24は、通信端末TCに対して被災者端末TAについて通信履歴が無いことをアナウンスする音声信号を送信してもよい。
被災者通信履歴通知部24は、被災者端末TAについて通信履歴を受信すると、受信した通信履歴から得られる情報を音声信号に変換したガイダンスを通信端末TCに流す(S310)。
交換局20cが受信する通信履歴には、被災者端末TAと通話した相手先通信端末(例えばTBとする)の電話番号を含めることができる。このとき、交換局20cの接続先変更部26は、通信端末TCから被災者端末TAへの呼の接続先を、通信履歴に記憶された相手先通信端末TBへと変更して、通信端末TCの加入者Cと相手先通信端末TBとの間の通話を促すこととしてもよい。
このとき、接続先変更部26は、通信端末TCと相手先通信端末TBとを接続するために、相手先通信端末TBを呼び出すメッセージを送信する(S311)。呼び出しの間、相手先通信端末TBは交換局20cへALERTメッセージ(呼び出し中)返信する(S312)。
相手先通信端末TBが呼び出しに応じると、接続先変更部26は、被災者Aを呼び出している通信端末TCから転送された着信であることを相手先通信端末TBにガイダンスする(S313)。このとき、接続先変更部26は、転送に応じるか否かを相手先通信端末TBに選択させることとしてよい(S314)。
相手先通信端末TBが転送に応じない場合には、接続先変更部26は、通信端末TCとの回線を切断し(S315、316)、相手先通信端末TBが転送に応じた場合には、交換局20cは、相手先通信端末TBから送信されるオンフックした通知(CONNメッセージ)を受信して(S317)、通信端末TCと相手先通信端末TBとの通話を確立する(S318)。
図3を参照して説明したように、被災者通信履歴サーバ10には、通信端末TAに対して発信を行おうとする通信端末TCが通信端末TAに接続できないとき、この通信端末TCの通信先を、通信履歴に記録された相手方通信端末TBに変更することについて、この相手方通信端末TBの使用者Bが許可するかしないかの選択結果を記憶することも可能である。
図8は、このような選択結果を通信履歴に記憶する場合に対応するための、被災者端末TAから発信された通信履歴を交換局20aによって登録する際の動作の第2例を説明する構成ブロック図である。
被災地域登録から被災者端末TAと相手先通信端末TBとの接続処理までの処理(S100〜S112)については、図5を参照して説明した第1例の動作と同様であるので説明を省略する。
相手先通信端末TBが呼び出しに応答したときに、交換局20aの被災者通信履歴登録部23は、被災者端末TAとの接続前に相手先通信端末TBに対して、この着信は被災地域L1にいる被災者Aからの着信であること、及び、被災者Aに対し他の加入者から発信があった場合にその着信を相手先通信端末TBに転送してよいかどうかを照会するガイダンスを流す(S130)。
これに対して、相手先通信端末TBの加入者Bは、端末TBのプッシュボタン操作によって転送可否について選択を行い(S131)、被災者通信履歴登録部23はその選択結果を受信して保存する(S132)。
そして通話(S113)及び呼切断処理(S114〜S119)が終了した後に、被災者通信履歴登録部23は、転送可否について相手先通信端末TBから受信した情報を、通信履歴に含めて被災者通信履歴サーバ10に送信する(S120)。
被災者通信履歴サーバ10は、転送可否情報を含む通信履歴を被災者通信履歴記憶部12内に記憶する。
図9は、選択結果を通信履歴に記憶する場合に対応する、相手先端末TBから発信された通信履歴を交換局20cによって登録する際の動作の第2例を説明する構成ブロック図である。
被災地域登録から規制通過までの処理(S200〜S207)の処理については、図6を参照して説明した第1例の動作と同様であるので説明を省略する。
相手先通信端末TBからの発信が規制を通過すると、交換局20cの被災者通信履歴登録部23は、被災者端末TAとの接続処理(S208〜S213)の前に、相手先通信端末TBに対して、この着信先の被災者Aは被災地域L1にいること、及び、被災者Aに対し他の加入者から発信があった場合にその着信を相手先通信端末TBに転送してよいかどうかを照会するガイダンスを流す(S230)。
相手先通信端末TBの加入者Bは、端末TBのプッシュボタン操作によって転送可否について選択を行い(S231)、被災者通信履歴登録部23はその選択結果を受信して保存する(S232)。
選択結果が保存された後、交換局20cは被災者端末TAへの接続呼処理を開始して(S208〜S213)、被災者端末TAとその相手先となる通信端末TBとの間の通話を確立する(S214)。そして通話が終了すると、交換局20a及び交換局20cは呼切断処理を行う(S215〜S220)。
その後、被災者通信履歴登録部23は、転送可否について相手先通信端末TBから受信した情報を、通信履歴に含めて被災者通信履歴サーバ10に送信する(S221)。
被災者通信履歴サーバ10は、転送可否情報を含む通信履歴を被災者通信履歴記憶部12内に記憶する。
図10は、選択結果を通信履歴に記憶する場合に対応する、通信履歴通知動作の第2例を説明する構成ブロック図である。
通信端末TCによる被災者端末TAへの発信(S300)から交換局20cによる通信履歴の読み出し(S307)及び通信履歴がない場合の切断処理(S308、S309)までの処理は、図7を参照して説明した第1例の動作と同様であるので説明を省略する。
被災者端末TAについて通信履歴が被災者通信履歴サーバ10に登録されている場合には、接続先変更部26は、受信した通信履歴に、通信端末TCからの着信転送を許可設定している履歴があるか否かを判断する(S330)。
着信転送を許可設定している履歴がない場合には、被災者通信履歴通知部24は、受信した通信履歴から得られる情報を音声信号に変換したガイダンスを通信端末TCに流す(S331)。
着信転送を許可設定している履歴がある場合には、接続先変更部26は、転送許可をしている相手先通信端末(例えばTBとする)に、相手先通信端末TBを呼び出すメッセージを送信する(S332)。呼び出しの間、相手先通信端末TBは交換局20cへALERTメッセージ(呼び出し中)返信する(S333)。また、通信端末TCにはRBTメッセージを送信しておき、相手先通信端末TBへの呼び出し中の間、通信端末TCを待機させておく(S334)。
相手先通信端末TBが呼び出しに応じると、接続先変更部26は、被災者Aを呼び出している通信端末TCから転送された着信であることを相手先通信端末TBにガイダンスする(S335)。このとき、接続先変更部26は、転送に応じるか否かを相手先通信端末TBに改めて選択させることとしてよい(S336)。
相手先通信端末TBが転送を許可しない場合には、被災者通信履歴通知部24が、通信履歴から得られる情報を音声信号に変換したガイダンスを通信端末TCに流す(S337、S338)。相手先通信端末TBが転送を許可する場合には、交換局20cは、相手先通信端末TBから送信されるオンフックした通知(CONNメッセージ)を受信して(S339)、通信端末TCと相手先通信端末TBとの通話を確立する(S340)。
さて被災者Aの通信履歴が登録された場合に、被災者Aは、自己について登録された通信履歴の変更を希望する場合がある。例えば、家族などからの安否の問い合わせが仕事の相手先に転送される、などといった不都合を回避したいことがある。したがって通信履歴を編集する手段を設けておくことは有益である。
図11は、通信履歴編集動作を説明する構成ブロック図である。
被災者Aは、通信履歴の編集のために用意された特別な電話番号(XXXX)をダイヤルして、交換局20aに用意された被災者通信履歴サーバとのインタフェースに接続する(S400)。
交換局20aは、被災者端末TAに対して被災者通信履歴サーバ10の操作メニューを案内するガイダンス放送を流し(S401)、被災者Aに暗証キー番号(例えば加入者番号や予め決められたパスワード)を入力することを促す。
これに対して被災者端末TAにおいて、被災者Aに暗証キー番号を入力すると(S402)は、交換局20aは入力された情報が正しいか否かを判定することを被災者通信履歴サーバ10の被災者通信履歴編集部13に要求する(S403)。被災者通信履歴編集部13は入力情報が正しいか否かを判断し(S404)、正しくない場合にはその旨を交換局20aに通知し(S405)、交換局20aは被災者端末TAとの回線を切断する(S406)。
入力された情報が正しい場合(S407)には、交換局20aは、通信履歴を更新するための更新情報を入力することを促すガイダンスを被災者端末TAに対して流す(S408)。被災者Aはこのガイダンスにしたがって履歴情報を更新する更新情報を入力することができる(S409)。変更する履歴情報としては、例えば転送先電話番号や、転送に関する許可、不許可などがある。
交換局20aは、入力された更新情報を被災者通信履歴編集部13に送信して、通信履歴情報の更新を要求する(S410)。被災者通信履歴編集部13はこれに応答して被災者通信履歴記憶部12に記憶された当該の通信履歴を更新し(S411)、通信履歴を更新したことを交換局20aに通知する(S412)。そして、交換局20aは更新が完了したことを被災者端末TAにガイダンスする(S413)。
このように被災者通信履歴サーバ上の情報を更新(変更)することにより、被災者A側で、任意に接続可能な通信先を指定できる。これにより、発信者が着信先を意識することなく被災者在住先(被災者が望む連絡先)への連絡が可能できる。
また、このような情報更新については、特別な電話番号による交換局20aを呼び出し動作を、iモード(登録商標)メニュー等の操作に置き換えることにより、パケット通信での更新も可能である。
図12は、被災地域登録解除動作を説明する構成ブロック図である。被災地域登録の解除は、交換局20aのオペレータが直接に交換局20aを操作して行ってよく、または交換局20aを管轄するセンタの駐在員によってセンタ操作卓52から入力して行ってもよい。ここではセンタの駐在員により被災地域の解除が行われた場合を例に説明する。
センタの駐在員によって被災地域の解除が行われると(S500)、被災地域の登録が行われる交換局20a及び20bへ解除通知が送信される(S501及びS503)。この解除通知を受信した交換局20の被災判断部22は、解除通知が行われた被災地登録情報を削除して、被災地登録の削除を行う(S502、S504)。
また、解除通知を受信した交換局20のいずれかが、(好適には被災地域L1をカバーする交換局20aが)、被災者通信履歴サーバ10に対して通信履歴解除の要求を行う(S505)。
要求を受信した被災者通信履歴サーバ10は、要求があった交換局20aがカバーする地域について登録された通信履歴を被災者通信履歴記憶部12から削除して、削除が完了した旨を要求があった交換局20aに登録する。
被災者通信履歴サーバ10上の通信履歴のクリアについては災害の再発生(予備期間)を鑑みて、オペレータがデータ保存期間、または期限を指定してもよい。
なお、上記の実施例において、被災判断部22、被災者通信履歴登録部23、被災者通信履歴通知部24、被災地域記憶部25及び接続先変更部26を、関門交換局や中継交換局に設けることとして説明を行ったが、これらの構成要素は例えば移動交換局31b〜31dなどの、ネットワーク内の様々な交換局に設けることも可能である。または、交換局とは別個の、当該地域L1をカバーするネットワークに接続されるネットワーク要素として設置することも可能である。
さらに、上記実施例では、通信端末TA〜TCが携帯電話やモバイル端末などの移動通信端末である場合について説明したが、上記被災判断部22、被災者通信履歴登録部23、被災者通信履歴通知部24、被災地域記憶部25及び接続先変更部26を固定電話ネットワークFN1及びFN2を構成する交換局20b及び20cなどに設けることによって、通信端末TA〜TCの全て又はいずれかが固定の通信端末である場合についても適用することが可能である。
このとき被災判断部22は、被災者端末TAの位置情報をHLR装置50から取得するかわりに、被災者端末TAの局番を参照して被災者端末TAが被災地域にいるかどうかの判断をしてもよい。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明したが、本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)
通信端末の位置情報に基づいて、この通信端末が被災地域にあるか否かを判断する被災判断手段と、
前記被災地域にある当該通信端末の通信履歴を記憶する被災者通信履歴記憶手段と、
当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について記憶された前記通信履歴を通知する通信履歴通知手段を
を備えることを特徴とするネットワークシステム。
(付記2)
被災地域にある当該通信端末について前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、前記通信履歴に記録された相手方通信端末に変更する接続先変更手段を、さらに備えることを特徴とする付記1に記載のネットワークシステム。
(付記3)
前記相手方通信端末による選択に従って、前記接続先変更手段による接続先の変更を許可することを特徴とする付記2に記載のネットワークシステム。
(付記4)
前記接続先変更手段による接続先の変更の可否についての前記相手方通信端末による選択結果を、前記通信履歴に記憶することを特徴とする付記3に記載のネットワークシステム。
(付記5)
前記接続先変更手段は、前記相手方通信端末へ接続先を変更する時に、その可否を前記相手方通信端末に照会することを特徴とする付記3に記載のネットワークシステム。
(付記6)
前記通信履歴に記憶された通信端末からの入力に従って、前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された当該通信履歴を編集する被災者通信履歴編集手段を、さらに備えることを特徴とする付記1〜5のいずれかひとつに記載のネットワークシステム。
(付記7)
付記1〜6のいずれかひとつに記載のネットワークシステムと通信可能に接続され、
被災地域にある前記通信端末の通信履歴を記憶する前記被災者通信履歴記憶手段を備えることを特徴とする被災者通信履歴サーバ。
(付記8)
前記通信履歴が記録された前記通信端末に対して発信を行おうとする他のネットワーク装置に、前記通信履歴を送信する通信履歴送信手段を、さらに備えることを特徴とする付記7に記載の被災者通信履歴サーバ。
(付記9)
前記通信履歴が記録された前記通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、前記通信履歴に記録された相手方通信端末に変更することが許可されているか否かについての可否情報を、前記通信履歴に記憶することを特徴とする付記7又は8に記載の被災者通信履歴サーバ。
(付記10)
前記通信履歴が記憶された通信端末からの入力に従って、前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された当該通信履歴を編集する被災者通信履歴編集手段を、さらに備えることを特徴とする付記7又は8に記載の被災者通信履歴サーバ。
(付記11)
付記1〜6のいずれかひとつに記載のネットワークシステムと通信可能に接続される交換局であって、
被災地域にある通信端末からの発信、又はこの通信端末への発信があったとき、この通信端末の通信履歴を前記被災者通信履歴記憶手段に登録する被災者通信履歴登録手段を備えることを特徴とする交換局。
(付記12)
被災地域にある通信端末からの発信、又はこの通信端末への発信があったとき、この通信端末が前記被災地域にあるか否かを判断する前記被災判断手段を、備えることを特徴とする付記11に記載の交換局。
(付記13)
被災地域にある当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された通信履歴を通知する前記通信履歴通知手段を、備えることを特徴とする付記11に記載の交換局。
(付記14)
被災地域にある当該通信端末について前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、前記通信履歴に記録された相手方通信端末に変更する接続先変更手段を、さらに備えることを特徴とする付記11〜13のいずれかひとつに記載の交換局。
(付記15)
前記相手方通信端末による選択に従って、前記接続先変更手段による接続先の変更を許可することを特徴とする付記14に記載の交換局。
(付記16)
前記接続先変更手段による接続先の変更の可否についての前記相手方通信端末による選択結果が前記通信履歴に記憶され、
前記接続先変更手段は、前記通信履歴に記憶された前記選択結果に基づいて前記接続先の変更の可否を判断する、
ことを特徴とする付記15に記載の交換局。
(付記17)
前記接続先変更手段は、前記相手方通信端末へ接続先を変更する時に、その可否を前記相手方通信端末に照会することを特徴とする付記15に記載の交換局。
(付記18)
災害時におけるネットワーク加入者の安否確認方法であって、
通信端末の位置情報に基づいてこの通信端末が被災地域にあるか否かを判断し、
前記被災地域にある当該通信端末の通信履歴を所定の記憶手段に記憶し、
当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について前記記憶手段に記憶された通信履歴を通知する、
ことを特徴とする安否確認方法。
(付記19)
被災地域にある当該通信端末について前記記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、前記通信履歴に記録された相手方通信端末に変更することを特徴とする付記18に記載の安否確認方法。
(付記20)
前記相手方通信端末による選択に従って、前記接続先変更手段による接続先の変更を許可することを特徴とする付記19に記載の安否確認方法。
本発明は、携帯電話などを代表とする端末に関する情報を第三者に通知する方法やこれを実現するためのネットワークシステム、通信履歴サーバ、交換局に利用可能である。特に好適には、災害発生時などの際に被災地域にある端末の通信履歴を第三者に通知して、この端末を所有する加入者の安否を確認する方法や、これを実現するネットワークシステム、通信履歴サーバ、交換局に関する。
本発明の実施例によるネットワークシステムの全体構成図である。 本発明の実施例による被災者通信履歴サーバの概略構成図である。 図2に示す被災者通信履歴サーバが記憶する通信履歴を例示する表である。 本発明の実施例による交換局の概略構成図である。 被災地域をカバーする交換局による通信履歴登録動作の第1例を説明する構成ブロック図である。 被災地域以外の地域をカバーする交換局による通信履歴登録動作の第1例を説明する構成ブロック図である。 通信履歴通知動作の第1例を説明する構成ブロック図である。 被災地域をカバーする交換局による通信履歴登録動作の第2例を説明する構成ブロック図である。 被災地域以外の地域をカバーする交換局による通信履歴登録動作の第2例を説明する構成ブロック図である。 通信履歴通知動作の第2例を説明する構成ブロック図である。 通信履歴編集動作を説明する構成ブロック図である。 被災地域登録解除動作を説明する構成ブロック図である。
符号の説明
1 ネットワークシステム
10 被災者通信履歴サーバ
11 被災者通信履歴送受信部
12 被災者通信履歴記憶部
13 被災者通信履歴編集部
20、20a〜20d 交換局
21 交換機部
22 被災判断部
23 被災者通信履歴登録部
24 被災者通信履歴通知部
25 被災地域記憶部
26 接続先変更部
N 通信ネットワーク
MN1、MN2 移動通信ネットワーク
FN1、FN2 固定電話ネットワーク
L1 被災地域
L2 被災していない地域
TA、TB、TC 通信端末

Claims (5)

  1. 通信端末の位置情報に基づいて、この通信端末が被災地域にあるか否かを判断する被災判断手段と、
    前記被災地域にある当該通信端末の通信履歴を記憶する被災者通信履歴記憶手段と、
    当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について記憶された前記通信履歴を通知する通信履歴通知手段と、
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 被災地域にある当該通信端末について前記被災者通信履歴記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末の接続先を、前記通信履歴に記録された相手方通信端末に変更する接続先変更手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のネットワークシステムと通信可能に接続され、
    被災地域にある前記通信端末の通信履歴を記憶する前記被災者通信履歴記憶手段を備えることを特徴とする被災者通信履歴サーバ。
  4. 請求項1又は2に記載のネットワークシステムと通信可能に接続される交換局であって、
    被災地域にある通信端末からの発信、又はこの通信端末への発信があったとき、この通信端末の通信履歴を前記被災者通信履歴記憶手段に登録する被災者通信履歴登録手段を備えることを特徴とする交換局。
  5. 災害時におけるネットワーク加入者の安否確認方法であって、
    通信端末の位置情報に基づいてこの通信端末が被災地域にあるか否かを判断し、
    前記被災地域にある当該通信端末の通信履歴を所定の記憶手段に記憶し、
    当該通信端末に対して発信を行おうとする他の通信端末へ、当該通信端末について前記記憶手段に記憶された通信履歴を通知する、
    ことを特徴とする安否確認方法。
JP2005360287A 2005-12-14 2005-12-14 ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法 Withdrawn JP2007166275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360287A JP2007166275A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360287A JP2007166275A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007166275A true JP2007166275A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38248661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005360287A Withdrawn JP2007166275A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007166275A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303200A (ja) * 2008-05-14 2009-12-24 Ntt Docomo Inc 移動通信システム及び安否確認システム
JP2013090091A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークシステム、エッジ装置、プレゼンス情報通知方法及びプログラム
JP2014050041A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システム及び安否確認方法
JP2014071500A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Softbank Mobile Corp 安否確認システム及び安否確認方法
JP2014090226A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システム及び安否確認装置
JP2014099741A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼制御装置
WO2015005096A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 住友電気工業株式会社 無線基地局装置、情報配信装置、通信システム、通信制御方法および通信制御プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303200A (ja) * 2008-05-14 2009-12-24 Ntt Docomo Inc 移動通信システム及び安否確認システム
JP2013090091A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークシステム、エッジ装置、プレゼンス情報通知方法及びプログラム
JP2014050041A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システム及び安否確認方法
JP2014071500A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Softbank Mobile Corp 安否確認システム及び安否確認方法
JP2014090226A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システム及び安否確認装置
JP2014099741A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼制御装置
WO2015005096A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 住友電気工業株式会社 無線基地局装置、情報配信装置、通信システム、通信制御方法および通信制御プログラム
JP2015019218A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 住友電気工業株式会社 無線基地局装置、情報配信装置、通信システム、通信制御方法および通信制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4261501B2 (ja) 通信システムおよび同システムの移動局
JP2007166275A (ja) ネットワークシステム、被災者通信履歴サーバ、交換局及び安否確認方法
CA2362224A1 (en) Method and apparatus for automated call-back subscriber service
JP3820981B2 (ja) 無線通信システム及び発信側携帯端末における相手先携帯端末の時刻識別方法
JP3920167B2 (ja) 着信通知方式指定システム、通信端末、及び、通信端末制御プログラム
JP4018621B2 (ja) 移動体通信システム
JP4283122B2 (ja) 位置情報通知システム
JP4098336B2 (ja) 位置情報取得制御装置
JP2009130482A (ja) 緊急通報時の位置情報転送システム
JP4695668B2 (ja) 呼出音管理装置
KR20010045008A (ko) 이동 통신 서비스 시스템 및 방법
JPWO2008053836A1 (ja) 通信制御方法、通信システム、通信制御装置、通信端末およびプログラム
JP4087799B2 (ja) 移動通信端末自動呼び出しサービス装置および移動通信端末装置
JP2008147724A (ja) 海外ローミング端末国際通信通話通知システム
JP3990087B2 (ja) 携帯端末装置およびその位置情報取得方法ならびに移動体通信システムおよび位置情報通知方法
JP3934466B2 (ja) 着信通知システムおよび着信通知方法
JP2008005543A (ja) 発信者番号コールバック機能付き構内交換機
JP3431748B2 (ja) コードレス電話交換システムの着信制御方式
JP3937338B2 (ja) キーテレホンシステム及びそのタンデムリンギング方法
JP3272524B2 (ja) 着信先通知接続方式
JP3480427B2 (ja) 接続相手先の地理的位置情報を取得可能とする電話システム及び交換機
JP4911886B2 (ja) 通信方法及び通信システム並びにメールセンター並びに携帯端末装置
JP2003219452A (ja) 通話中の電波断および充電切れによる切断時のメッセージ録音システムおよび方法
JP4465022B2 (ja) 着信規制方法、識別情報管理装置、発信端末
KR100636320B1 (ko) 이동통신 시스템의 전화번호 자동 안내 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303