JP2010287669A - 半導体レーザ差動型半導体装置 - Google Patents

半導体レーザ差動型半導体装置 Download PDF

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敏夫 伊藤
Shigeru Kanazawa
慈 金澤
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Abstract

【課題】きれいなアイ開口を得ることができる半導体レーザ差動型半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板上に半導体レーザ1とEA変調器2とを備える半導体装置において、半導体レーザ1のp側電極22及びn側電極23を半導体レーザ1の表面側に配置し、EA変調器2のp側電極36を表面側に配置し、EA変調器2のn側電極37を半導体基板側に配置し、半導体レーザ1と半導体基板との間に絶縁層を設けて、半導体レーザ1のp側電極22及びn側電極23とEA変調器2のn側電極37とを分離し、半導体レーザ1のp側電極22、半導体レーザ1のn側電極23及びEA変調器2のp側電極36をそれぞれ分離し、EA変調器2に差動電気信号を印加する差動電気信号印加手段と、半導体レーザ1に差動電気信号と周波数及び位相が同一の正弦波電気信号を印加する正弦波電気信号印加手段とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザ差動型半導体装置に関する。
高速・広帯域で、かつ小型の光伝送システムを実現するため、半導体レーザと電界吸収型半導体光変調器(以下、EA変調器という)を集積したEA変調器集積半導体レーザの開発が進んでいる。このEA変調器集積半導体レーザのビットレートとしては、例えば10Gb/s、又は25Gb/s等が想定されている。
図2は、従来例に係るEA変調器集積半導体レーザの構成を示した断面図である。なお、図2(a)は半導体レーザ、図2(b)はEA変調器の構成を示した断面図である。
図2に示すように、従来例に係るEA変調器集積半導体レーザは半導体レーザ100及びEA変調器200を備えている(下記特許文献1〜3参照)。
図2(a)に示すように、半導体レーザ100は、n−InP基板110、n−InP層111、半絶縁InP112、活性層113、p−InP114、回折格子を形成したガイド層115、p−InP116、コンタクト層117、p側電極118及びn側電極119を備えている。
また、図2(b)に示すように、EA変調器200は、n−InP基板210、n−InP211、半絶縁InP212、吸収層213、p−InP214、コンタクト層215、p側電極216及びn側電極217を備えている。
図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおいては、一般に、半導体レーザ100のn側電極119とEA変調器200のn側電極217、半導体レーザ100のn−InP基板110とEA変調器200のn−InP基板210、半導体レーザ100のn−InP層111とEA変調器200のn−InP211、半導体レーザ100の半絶縁InP112とEA変調器200の半絶縁InP212は共通である。
また、半導体レーザ100の活性層113とEA変調器200の吸収層213はバットジョイントにより接合されている。さらに、半導体レーザ100のp側電極118とEA変調器200のp側電極216は分離溝(図示省略)によって分離されている。分離溝は半導体レーザ100のコンタクト層117とEA変調器200のコンタクト層215を分離するが、さらに半導体レーザ100のp−InP116とEA変調器200のp−InP214を分離しても構わない。
図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザの構成においては、半導体レーザ100のp側電極118に正のDC電流を注入すると、レーザ光の連続光が出力される。この状態でEA変調器200のp側電極216に負の電圧を印加すると、EA変調器200の吸収層213でレーザ光が吸収されるようになる。すなわち、EA変調器200のp側電極216に電気信号を印加することで、レーザ光を変調することができる。
しかしながら、図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおいては、光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、きれいなアイ開口を得ることができないという問題があった。
図3は、従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおける光出力信号の波形の例を示した図である。また、図4は、従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおける電気入力信号の波形の例を示した図である。なお、図3,4は、ビットレートが25Gb/sの時の波形の例である。
図3に示すように、光出力信号の波形により形成されるアイパターンの「onレベル」の光出力信号が大きく変形してしまっていることがわかる。この理由としては、図4に示すように、例えば、EA変調器200を動作させる差動ドライバーからの電気入力信号の波形自体が一度立ちあがってから出力が減少する傾向を持つためであり、これが光出力信号の波形に影響を与えている。
特開平10−65275号公報 特開平6−77583号公報 特開平9−43555号公報
上述したように、図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザは、差動ドライバーからの電気入力信号の波形のわずかな乱れから、光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、きれいなアイ開口を得ることができないという欠点があった。
以上のことから、本発明は、光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、きれいなアイ開口を得ることができる半導体レーザ差動型半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る半導体レーザ差動型半導体装置は、
半導体基板上に半導体レーザと半導体光変調器とを備える半導体装置において、
前記半導体レーザのp側電極及びn側電極を前記半導体レーザの表面側に配置し、
前記半導体光変調器のp側電極を前記半導体光変調器の表面側に配置し、
前記半導体光変調器のn側電極を前記半導体光変調器の前記半導体基板側に配置し、
前記半導体レーザと前記半導体基板との間に絶縁層を設けて、前記半導体レーザのp側電極及びn側電極と前記半導体光変調器のn側電極とを分離し、
前記半導体レーザのp側電極、前記半導体レーザのn側電極及び前記半導体光変調器のp側電極をそれぞれ分離し、
前記半導体光変調器に差動電気信号を印加する差動電気信号印加手段と、
前記半導体レーザに前記差動電気信号と周波数及び位相が同一の正弦波電気信号を印加する正弦波電気信号印加手段とを備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、きれいなアイ開口を得ることができる半導体レーザ差動型半導体装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置の構成を示した断面図である。 従来例に係るEA変調器集積半導体レーザの構成を示した断面図である。 従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおける光出力信号の波形の例を示した図である。 従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおける電気入力信号の波形の例を示した図である。
以下、本発明に係る半導体レーザ差動型半導体装置を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置の構成を示した断面図である。なお、図1(a)は半導体レーザ、図1(b)はEA変調器の構成を示した断面図である。
図1に示すように、本実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置は、半導体レーザ1及びEA変調器2を備えている。
図1(a)に示すように、半導体レーザ1は、n−InP基板10、半絶縁InP層11、n−InP12、n−コンタクト層13、n−InP14、半絶縁InP15、活性層16、p−InP17、回折格子を形成したガイド層18、p−InP19、p−コンタクト層20、絶縁層21、p側電極22及びn側電極23を備えている。
また、図1(b)に示すように、EA変調器2は、n−InP基板30、n−InP31、半絶縁InP32、吸収層33、p−InP34、p−コンタクト層35、p側電極36及びn側電極37を備えている。
図1に示した本実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置おいては、半導体レーザ1のn−InP基板10とEA変調器2のn−InP基板30は共通である。また、半導体レーザ1の活性層16とEA変調器2の吸収層33はバットジョイントにより接合されている。
半導体レーザ1のp側電極22と半導体レーザ1のn側電極23は分離溝24によって分離されている。また、半導体レーザ1のp側電極22と半導体レーザ1のn側電極23とEA変調器2のp側電極36は分離溝(図示省略)によってそれぞれ分離されている。さらに、半導体レーザ1の半絶縁InP層11によって、EA変調器2のn側電極37も半導体レーザ2の電極p側電極22及びn側電極23から分離されている。
なお、図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおいて、半導体レーザ100のn側電極119とEA変調器200のn側電極217、半導体レーザ100のn−InP基板110とEA変調器200のn−InP基板210、半導体レーザ100のn−InP層111とEA変調器200のn−InP211は共通である。
このため、図2に示した従来例に係るEA変調器集積半導体レーザにおいては、半導体レーザ100のn側電極119とEA変調器200のn側電極217は分離されていない。また、半導体レーザ100のn−InP基板110とEA変調器200のn−InP基板210は通常100ミクロン以上の厚みがあるため、n−InP基板110,210に分離溝を形成することなどは非現実的である。
以上説明したように、図1に示した本実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置の構成によれば、半導体レーザ1とEA変調器2とが電気的に完全に分離されるので、半導体レーザ1とEA変調器2に別々の電気信号を印加することができる。
本実施例に係る半導体レーザ差動型半導体装置の構成によれば、EA変調器2のp側電極36に差動NRZ(Non Return to Zero)電気信号の一方の信号を、半導体レーザ1のp側電極22に差動NRZ電気信号の一方の信号と位相がそろった正弦波電気信号を印加することにより、この正弦波電気信号で半導体レーザ1の光強度を調整し、図3における各ビットの中心付近で光強度が増加し、各ビットの立ち上がり点や立ち下がり点で光強度が減少するように調整することができる。
これにより、図3に示した光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、「onレベル」の光出力信号の変形してしまっている部分、すなわち光強度が減少してしまっている部分を持ち上げることができるため、良好なアイ開口を得ることができる。
以上説明したように、本発明に係る半導体レーザ差動型半導体装置によれば、半導体レーザ1とEA変調器2とを電気的に分離することにより、半導体レーザ1に正弦波電気信号を印加することができるため、光出力信号の波形により形成されるアイパターンにおいて、良好なアイ開口を得ることができる。
なお、本発明における半絶縁InPとしては、ルテニウム、鉄をドープしたInPを用いることができる。
本発明は、例えば、光送信器、特に、EA変調器と半導体レーザを集積したEA変調器集積半導体レーザに利用することが可能である。
1 半導体レーザ
2 EA変調器
10 n−InP基板
11 半絶縁InP層
12 n−InP
13 n−コンタクト層
14 n−InP
15 半絶縁InP
16 活性層
17 p−InP
18 回折格子を形成したガイド層
19 p−InP
20 p−コンタクト層
21 絶縁層
22 p側電極
23 n側電極
24 分離溝
30 n−InP基板
31 n−InP
32 半絶縁InP
33 吸収層
34 p−InP
35 p−コンタクト層
36 p側電極
37 n側電極

Claims (1)

  1. 半導体基板上に半導体レーザと半導体光変調器とを備える半導体装置において、
    前記半導体レーザのp側電極及びn側電極を前記半導体レーザの表面側に配置し、
    前記半導体光変調器のp側電極を前記半導体光変調器の表面側に配置し、
    前記半導体光変調器のn側電極を前記半導体光変調器の前記半導体基板側に配置し、
    前記半導体レーザと前記半導体基板との間に絶縁層を設けて、前記半導体レーザのp側電極及びn側電極と前記半導体光変調器のn側電極とを分離し、
    前記半導体レーザのp側電極、前記半導体レーザのn側電極及び前記半導体光変調器のp側電極をそれぞれ分離し、
    前記半導体光変調器に差動電気信号を印加する差動電気信号印加手段と、
    前記半導体レーザに前記差動電気信号と周波数及び位相が同一の正弦波電気信号を印加する正弦波電気信号印加手段とを備える
    ことを特徴とする半導体レーザ差動型半導体装置。
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