JP3164063B2 - 半導体光変調器及び半導体光素子 - Google Patents

半導体光変調器及び半導体光素子

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JP3164063B2 JP14699598A JP14699598A JP3164063B2 JP 3164063 B2 JP3164063 B2 JP 3164063B2 JP 14699598 A JP14699598 A JP 14699598A JP 14699598 A JP14699598 A JP 14699598A JP 3164063 B2 JP3164063 B2 JP 3164063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムや
光情報処理システムに於いて重要なエレメントとなる光
変調器に関し、特に良好な変調光出力波形を有する電界
吸収型の半導体光変調器及びこれを用いた半導体光素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムの高速・長距離化
に伴い、従来の半導体レーザによる直接変調方式の問題
点が顕在化しつつある。即ち、半導体レーザ直接変調方
式に於いては変調時に波長チャーピングが生じ、これに
よりファイバー伝送後の波形が劣化するが、この現象は
信号伝送速度が速い程、また伝送距離が長い程顕著にな
る。特に、既存の1.3μm零分散ファイバーを用いた
システムに於いてこの問題は深刻であり、ファイバー伝
搬損失の小さい波長1.55μm帯の光源を用いて伝送
距離を伸ばそうとしても、チャーピングに起因する分散
制限により伝送距離が制限される。この問題は、半導体
レーザを一定の光出力で発光させておき、半導体レーザ
出射光を半導体レーザとは別の光変調器により変調する
外部変調方式を採用する事により改善できる。そのた
め、外部光変調器の開発が活発化している。
【0003】この種の外部変調器としては、LiNbO
3 等の誘電体を用いたものと、InPやGaAs等の半
導体を用いたものとが考えられるが、半導体レーザ、光
アンプ等の他の光素子やFET等の電子回路との集積化
が可能で、小型化、低電圧化も容易なことから半導体光
変調器への期待が高まりつつある。半導体変調器として
は、バルク半導体のフランツケルディッシュ効果や多重
量子井戸における量子閉じこめシュタルク効果のように
電界を印加する事により吸収端が長波側へシフトする効
果を利用し、光吸収係数を変えて強度変調を行う吸収型
光変調器と、バルク半導体の電気光学効果(ポッケルス
効果)や量子閉じこめシュタルク効果によって生じる屈
折率変化を利用したマッハツェンダー型変調器がある。
マッハツェンダー型変調器は原理的にチャーピングを零
にする事ができるが構造的に干渉型を有し、吸収型変調
器のように単純な直線導波路構造にはならず製造及び駆
動方法が複雑になる。
【0004】一方、吸収型光変調器は半導体レーザ直接
変調方式に比べると波長チャーピングが遥かに小さい
が、それでも零ではない。しかしながら、最近、電界吸
収型光変調器に一定電圧を印加してその上に信号を重畳
するプリバイアス印加法により、変調器のチャーピング
を低減して1.55μmに対するファイバー分散耐性を
高め伝送距離の分散制限を克服する事が出来る事が確か
められている。この例として、DFBレーザと集積化し
た素子が森戸らにより1995年電子情報通信学会エレクト
ロニクスソサイエティ大会講演論文集、分冊1、301
頁(講演番号C-301)に報告されている。この報告では、
変調器側に予め一定のプリバイアス1.1Vを印加する
事により、分散耐性を向上させ10Gb/s−100k
mの伝送に成功している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に、電界吸収型
光変調器は構造的に単純な直線導波路構造でありなが
ら、チャーピングに対しても他の変調器を凌駕する性能
を有している。しかしながら、図7(a)に示すよう
に、電界吸収型光変調器の光吸収は印加電圧に対して非
線型的に変化する。即ち、光吸収は、はじめの比較的小
さな電圧で急激に増加し、やがて飽和する様に緩やかな
曲線を描く。この非線型的な消光特性により図7(b)
に示すように、光出力アイパターンのクロスポイントが
中心から下方光OFF側へずれる事になる。このクロス
ポイントのずれによりシステム上要求されるアイマスク
規格を満たさないと言う問題点があった。この問題を解
決する為には、電界吸収型光変調器の駆動方法を工夫し
て非線型消光特性を見かけ上線形的な消光特性に変える
ことが考えられる。しかしながら、この手法では駆動を
行うための回路構成が複雑化され、かつ駆動のための制
御が難しくなる。
【0006】本発明の目的は、電界吸収型光変調器の構
造を工夫して非線型的な消光特性を線形的な特性に変
え、これによりクロスポイントのずれを補正し、良好な
光変調波形を得ることを可能にした半導体光変調器を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体光変調器
は、半導体基板上に少なくとも第一導電型半導体バッフ
ァ層、半導体光吸収層、第二導電型半導体クラッド層が
順次積層された層構造を有し、前記光吸収層の一端より
入射された光波の吸収を前記第一導電型半導体バッファ
層と前記第二導電型半導体クラッド層の間に印加される
外部電圧を変える事により変化させる電界吸収型光変調
器であって、前記外部印加電圧の変化に対して前記光吸
収層に印加される電圧を非線形に変化せしめて、前記光
吸収層の印加電圧に対する非線形的な吸収変化を補正す
るように前記光吸収層と前記第二導電型クラッド層との
間に介在された第一導電型電界緩和層、又は前記光吸収
層と前記第一導電型半導体バッファ層との間に介在され
た第二導電型電界緩和層を備えることを特徴とする。例
えば、半導体基板上に少なくともn型半導体バッファ
層、半導体光吸収層、n型電界緩和層、p型半導体クラ
ッド層が順次積層されたpnin型層構造として構成さ
れる。あるいは、半導体基板上に少なくともn型半導体
バッファ層、n型半導体吸収層、n型電界緩和層、p型
半導体クラッド層が順次積層され、前記n型半導体吸収
層の濃度が前記n型電界緩和層の濃度よりも低濃度とさ
れたpnn− n型層構造として構成される。
【0008】また、本発明の半導体光素子は、同一の半
導体基板に前記本発明の電界吸収型光変調器と、DFB
レーザ又はDBRレーザが集積化されていることを特徴
とする。そして、前記レーザで発光されたレーザ光が前
記電界吸収型光変調器において光変調されて出力される
ように構成される。
【0009】本発明に於いては、例えば、光吸収層とp
型クラッド層との間にn型の電界緩和層が挿入されてお
りpnin構造となっている。この構造では、n型電界
緩和層のn型濃度及び厚さを調整する事により、外部電
圧に対する光吸収層内の電界強度変化を自由に制御する
事が可能となる。図8(a),(b)は低電圧印加時の
従来のpin構造と本発明によるpnin層構造との電
界強度分布の違いを示す模式図である。本発明の構造で
は、低電圧印加時に、n型電界緩和層に於いて外部電圧
を吸収する事により、光吸収層に電界が印加されるのが
抑制され、更に外部電圧が増加するに従い、電界緩和層
に吸収しきれない電界が光吸収層に印加されることにな
る。これにより、光吸収層に印加される電界強度は外部
電圧に対して、非線型的な振る舞いをする様になる。こ
の非線型的な電界強度変化は、光吸収層の印加電界に対
する非線型的な吸収変化を補正するので、光出力アイパ
ターンのクロスポイント低下が抑制され、良好な変調光
出力波形が得られる様になる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)次に、本発明
の実施形態を図面を参照して説明する。図1(a),
(b)は本発明による電界吸収型光変調器100の第1
の実施形態の構造を示す斜視図と断面図である。(10
0)面方位のn−InP基板101上の全面にn−In
Pバッファ層102(膜厚0.8μm、キャリア濃度2
×1017cm-3 )が、また、その上部にMQW(多重量
子井戸)光吸収層103(InGaAsP/InGaA
sP,8周期:吸収端波長λg=1.48μm,キャリ
ア濃度5×1015cm-3)、n−InP電界緩和層10
4(膜厚:200Å,キャリア濃度5×1017cm-3
が、また前記n−InP電界緩和層104の上面に、入
射光を水平方向に閉じ込めるためのリブ構造のp−In
Pクラッド層105(膜厚:1.5μm,キャリア濃度
5×1017cm-3)が順次積層されている。更にその上
部にp−InGaAsキャップ層106(膜厚:0.2
μm,キャリア濃度1×1019cm-3)が形成されてい
る。更に、前記p−InGaAsキャップ層106の上
部にはCr/Auよりなるp側パッド電極107が、素
子裏面にはCr/Auよりなるn側電極108が形成さ
れている。なお、前記p側パッド電極107の下部に
は、ポリイミド膜109が埋め込まれており、更に、前
記基板及び各層における素子劈開端面には、図には現れ
ない無反射コーティング膜が施されている。
【0011】この電界吸収型光変調器100では、p及
びn側電極107,108間に印加された電圧により、
半導体光変調器内部のMQW光吸収層103に内部電界
が生じる。印加電圧に対するMQW光吸収層103内部
の電界強度を図2(a)に示す。印加電圧が低い0.5
V程度までは、MQW光吸収層103上部のn型電界緩
和層104とp型クラッド層105間のPN接合に印加
電圧による電界が集中するために、MQW光吸収層10
3には殆ど内部電界が生じない。しかしながら、印加電
圧を増加させるとn型電界緩和層104で緩和しきれな
い電界がMQW光吸収層103に印加され、MQW光吸
収層103の内部の電界強度が外部電圧と共に増加する
事になる。この場合、印加電圧に対する変調器内部の吸
収損失は図2(b)の様に変化し、印加電圧が1Vを超
えたところから急激に損失が増加する様になる。この例
の場合、印加電圧1Vに対して吸収損失は−3dBであ
り、光出力強度は約1/2に減少するので、印加電圧1
Vを中心に2Vの振幅で変調した場合には、光出力のア
イパターンのクロスポイントはほぼ中心に位置する様に
なり、図3に示す様にアイマスク規格等を満足する良好
な光出力アイパターンが得られる。
【0012】図4は、サブマウント201上に前記第1
の実施形態の電界吸収型光変調器100を搭載し、さら
にその両側位置の光軸上にそれぞれ非球面レンズ20
2,203を介して光ファイバ204,205を固定
し、電界吸収型光変調器100と光ファイバ204,2
05とを非球面レンズ202,203を介して光学的に
結合する。また、前記電界吸収型光変調器100の近傍
に信号電圧波形変換器206を配設し、これらをケース
207内に一体的に組み込んで光通信用変調器モジュー
ル200を構成したものである。したがって、一方の光
ファイバ204からの光信号を非球面レンズ202によ
り集光して電界吸収型光変調器100に入射し、ここで
信号電圧波形変換器206の信号電圧を電界吸収型光変
調器100に印加することで、他方の非球面レンズ20
3を介して光ファイバ205から変調された光信号を出
力することができる。これにより、本モジュール200
を用いれば良好な光出力アイパターンを容易に作り出す
事ができる。
【0013】また、図5は、前記光通信用変調器モジュ
ール200を用いた光通信システム300である。送信
装置301は変調器モジュール200に光を入力するた
めの光源302と、前記変調器モジュール200及び光
源302に電力を供給してこれらを駆動する為の駆動系
303とを有する。また、受信装置304には受光部3
05が配置される。そして、前記送信装置301と受信
装置304、すなわち前記変調器モジュール200と受
光部305とが光伝送路としての光ファイバ306で光
学的に接続される。この光通信システム300では、光
源302からの光は変調器モジュール200で変調され
て光信号に変換され、光ファイバ306を通って受信装
置304内の受光部305で検出される。受光された光
信号は図外の復調部において復調されるが、ここではそ
の説明は省略する。
【0014】(第2の実施形態) 図6は本発明による電界吸収型光変調器401とDFB
レーザ402を同一の基板上に形成して光変調器集積化
光源素子400を構成した例を示しており、その要部の
断面図を併せて示している。(100)面方位のn−I
nP基板411上に電界吸収型光変調器部401と、D
FBレーザ部402とが一体に形成されている。すなわ
ち、前記n−InP基板411のDFBレーザ部402
の表面に回折格子412が形成されており、その表面上
に、n−InPバッファ層413(膜厚0.8μm、キ
ャリア濃度1×1017cm-3 )が形成される。そして、
前記DFBレーザ部402においては、前記nバッファ
層413の上部にn−InPクラッド層414(膜厚7
00Å、キャリア濃度1×1017cm-3)、MQW光吸
収層415(InGaAsP/InGaAsP 8周
期)、n−InP電界緩和層416(膜厚:200Å、
キャリア濃度5×10 17 cm -3 )、p−InPクラッド
層417(膜厚:1600Å、キャリア濃度5×1017
cm-3)が順次積層されており、メサ型に形成されてい
る。そして、前記nクラッド層414、MQW光吸収層
415、n電界緩和層416、pクラッド層417がp
クラッド層418(膜厚1.6μm、キャリア濃度5×
1017cm-3)により埋め込まれている。また、前記p
クラッド層418の上部にp−InGaAsキャップ層
419(膜厚:0.25μm、キャリア濃度1×1019
cm-3)が形成されている。
【0015】また、前記電界吸収型光変調器部401は
図1に示した構造と同様に形成されており、前記各層と
共通する部分は一体的に形成されている。ただし、前記
MQW光吸収層415は、選択MOVPEバンドギャッ
プ制御技術により、DFBレーザ部402が形成される
回折格子412上部では波長組成1.55μmに、ま
た、電界吸収型光変調器部401が形成される回折格子
412以外の領域では波長組成1.49μmに設定され
ている。そして、前記p−InGaAsキャップ層41
9の上部にはCr/AuよりなるDFBレーザのp側電
極420が形成され、素子裏面にはCr/Auよりなる
n側電極421が形成されている。なお、素子へき開端
面には図には現れない無反射コーティング膜が施されて
いることは第1の実施形態と同様である。
【0016】この光変調器集積化光源素子400を駆動
する際には、光変調器集積化光源素子400のDFBレ
ーザ402部のp側電極419とn側電極420との間
に直流電圧を印加する事によりレーザ光が連続発振され
る。このレーザ光は隣接する電界吸収型光変調器部40
1に入力される。また、電界吸収型光変調器部401の
p側パッド電極107及びn側電極108に、第1の実
施形態で説明したと同様に外部電圧信号を印加すること
により、光ON/OFFの変調された信号が作成され
る。この実施形態においても、電界吸収型光変調器部4
01においては、外部電圧印加による変調器内部の電界
は、低電圧印加時にはn型電界緩和層で緩和されるの
で、第1の実施形態と同様に光出力アイパターンのクロ
スポイントのずれが抑制され、良好な光出力アイパター
ンが得られる。
【0017】この光変調器集積化光源素子は、図5に示
した光通信システムに適用でき、この場合には光源が不
要であることは言うまでもない。
【0018】ここで、前記した第1の実施形態では、光
吸収層がi型として構成されている例を示しているが、
電界緩和層の不純物濃度が光吸収層の濃度よりも高い構
成であれば、光吸収層は電界緩和層と同じ導電型として
構成されていてもよい。例えば、前記実施形態の場合に
は、光吸収層が低濃度のn型として構成されていてもよ
い。また、前記電界緩和層は、前記第1実施形態のよう
に光吸収層とその上層のクラッド層との間ではなく、光
吸収層とその下層のバッファ層との間に介在されていて
もよい。この場合には、前記電界緩和層はp型の導電型
として構成されることになる。
【0019】なお、前記第2の実施形態において、電界
吸収型光変調器と一体に形成するレーザとしてDFBレ
ーザの場合を示したが、DBRレーザを用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
部印加電圧の変化に対して光吸収層に印加される電圧を
非線形に変化せしめて、前記光吸収層の印加電圧に対す
る非線形的な吸収変化を補正するように光吸収層と前記
第二導電型クラッド層との間に第一導電型電界緩和層が
介在され、又は光吸収層と前記第一導電型半導体バッフ
ァ層との間に第二導電型電界緩和層が介在され、この構
成により、例えば、pnin層構造、或いはpnn−
n層構造とされるので、低電圧印加時には、n型電界緩
和層に於いて外部電圧が緩和される事により、光吸収層
に印加される電界強度は外部電圧に対して、非線型的な
振る舞いをする様になる。この非線型的な電界強度変化
は、光吸収層の印加電界に対する非線型的な吸収変化を
補正するので、光出力アイパターンのクロスポイント低
下が抑制され、良好な変調光出力波形が得られる様にな
る。また、この光変調器と一体にレーザを集積化するこ
とで、小型な変調信号光を出力することが可能な半導体
光素子が構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電界吸収型光変調器
の外観斜視図と要部の断面図である。
【図2】図1の電界吸収型光変調器の外部印加電圧に対
する光吸収層内部の電界強度、及び外部電圧印加に対す
る光吸収層の吸収損失を示す図である。
【図3】本発明による電界吸収型光変調器の光出力アイ
パターンを示す図である。
【図4】本発明による電界吸収型光変調器を搭載した光
通信モジュールの模式図である。
【図5】本発明による電界吸収型光変調器を搭載した光
通信モジュールを用いた光通信システムを示す模式図で
ある。
【図6】本発明の光変調器を備えた変調器集積化素子の
斜視図と要部の断面図である。
【図7】従来の電界吸収型光変調器の電圧−光吸収特
性、及びその光出力アイパターンを示す図である。
【図8】本発明の光変調器と従来の光変調器の動作原理
を比較して示す模式図である。
【符号の説明】 100 電界吸収型光変調器 101 n−InP基板 102 n−InPバッファ層 103 MQW光吸収層 104 n−InP電界緩和層 105 p−InPクラッド層 106 p−InGaAsキャップ層 107 p側電極 108 n側電極 400 光変調器集積化電源素子 401 光変調部 402 DFBレーザ 411 n−InP基板 412 回折格子 413 n−Inバッファ層 414 n−InPクラッド層 415 MQW光吸収層 416 n−InP電界緩和層 417 p−InPクラッド層 418 pクラッド層 419 p−InGaAsキャップ層 420 p側電極 421 n側電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−270726(JP,A) 特開 昭62−47620(JP,A) 特開 平5−27279(JP,A) 特開 平7−202316(JP,A) 特開 平9−222588(JP,A) 特開 平8−327957(JP,A) 特開 平5−333388(JP,A) 米国特許4904859(US,A) 1994年(平成6年)春季第41回応用物 理学会関係連合講演会予稿集,第3分 冊,(3月.1994)清水淳一,et.a l.,「29a−G−1 InP/InA lAsタイプ▲II▼MQW光導波路の 電界による屈折率吸収変化と屈折率変化 の測定」pp.1002 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/025 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に少なくとも第一導電型半
    導体バッファ層、半導体光吸収層、第二導電型半導体ク
    ラッド層が順次積層された層構造を有し、前記光吸収層
    の一端より入射された光波の吸収を前記第一導電型半導
    体バッファ層と前記第二導電型半導体クラッド層の間に
    印加される外部電圧を変える事により変化させる電界吸
    収型光変調器であって、前記外部印加電圧の変化に対し
    て前記光吸収層に印加される電圧を非線形に変化せしめ
    て、前記光吸収層の印加電圧に対する非線形的な吸収変
    化を補正するように前記光吸収層と前記第二導電型クラ
    ッド層との間に介在された第一導電型電界緩和層、又は
    前記光吸収層と前記第一導電型半導体バッファ層との間
    に介在された第二導電型電界緩和層を備えることを特徴
    とする電界吸収型光変調器。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に少なくともn型半導体バ
    ッファ層、半導体光吸収層、n型電界緩和層、p型半導
    体クラッド層が順次積層されたpnin型層構造を有
    し、前記光吸収層の一端より入射された光波の吸収を該
    光吸収層に印加した電圧を変える事により変化させる
    とを特徴とす電界吸収型光変調器。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に少なくともn型半導体バ
    ッファ層、n型半導体吸収層、n型電界緩和層、p型半
    導体クラッド層が順次積層され、前記n型半導体吸収層
    n型濃度が前記n型電界緩和層のn型濃度よりも低濃
    度とされたpnn- n型層構造を有し、前記光吸収層の
    一端より入射された光波の吸収を該光吸収層に印加した
    電圧を変える事により変化させることを特徴とする電界
    吸収型光変調器。
  4. 【請求項4】 前記光吸収層に多重量子井戸構造を採用
    した事を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の電界吸収型光変調器。
  5. 【請求項5】 同一の半導体基板に請求項1ないし4の
    いずれかの電界吸収型光変調器と、DFBレーザ又はD
    BRレーザが集積化されていることを特徴とする半導体
    光素子。
  6. 【請求項6】 前記レーザで発光されたレーザ光が前記
    電界吸収型光変調器において光変調されて出力される請
    求項5に記載の半導体光素子。
JP14699598A 1998-05-28 1998-05-28 半導体光変調器及び半導体光素子 Expired - Fee Related JP3164063B2 (ja)

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1994年(平成6年)春季第41回応用物理学会関係連合講演会予稿集,第3分冊,(3月.1994)清水淳一,et.al.,「29a−G−1 InP/InAlAsタイプ▲II▼MQW光導波路の電界による屈折率吸収変化と屈折率変化の測定」pp.1002

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