JP2013246343A - 半導体光変調器 - Google Patents

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浩一 秋山
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Abstract

【課題】本発明は、吸収損失の低減と大きな消光比を両立した半導体光変調器の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係る半導体光変調器は、多重量子井戸層1aを挟むP型クラッド層16とN型クラッド層11の間に逆バイアス電圧を印加して駆動する半導体光変調器であって、多重量子井戸層1aは、交互に積層された複数の井戸層と障壁層を備え、全ての井戸層は、電界非印加時に吸収端が等しく、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層にかかる電界の変化率が大きいことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は半導体光変調器に関し、特に、多重量子井戸層を挟むP型クラッド層とN型クラッド層の間に逆バイアス電圧を印加して駆動する半導体光変調器に関する。
光ファイバー通信システムでは、様々な光半導体素子が研究開発され利用されている。光変調可能で最も簡単な構造の光素子としては、単一波長発振が可能なDFB−LD(Distributed Feed Back Laser Diode)やDBR−LD(Distributed Bragg Reflector Laser Diode)などの半導体レーザーがある。これらの光素子は、半導体レーザーの駆動電流で変調を行う直接変調方式である。直接変調方式では、注入キャリアの変動に伴う屈折率変化による発振波長の変動、即ちいわゆる動的チャープが発生するため、高速変調や長距離光ファイバーによる伝送を行うと、伝送後の信号波形が劣化してしまう。
この問題を解決するため、半導体レーザーと電界吸収型光変調器(以下、EA光変調器)を直列に集積することで動的チャープを低減したEA光変調器付き半導体レーザーが広く用いられている。
一般に、EA光変調器は、PドープされたP型クラッド層、NドープされたN型クラッド層、およびP型クラッド層とN型クラッド層によって挟まれた絶縁体の吸収層からなる、P−I−N構造を持つ。吸収層は井戸層と障壁層が交互に積層された多重量子井戸層から構成される(例えば、特許文献1参照)。
EA光変調器の吸収層(即ち多重量子井戸層)は、印加される電界が小さい状態においてPL(Photo−luminescence)波長において吸収のピークを持つが、印加される電界が増大すると、PL波長から離れた波長領域において吸収が高まる。EA光変調器はこの性質を利用して光変調を行う。吸収層には、PL波長からΔλ離調したレーザー光が入力され、小さい逆バイアス電圧(例えば1V)を印加するオン状態と、大きい逆バイアス電圧(例えば4V)を印加するオフ状態とを利用して、レーザー光の光変調を行う。ここで、オン状態とは吸収層においてレーザー光の吸収が小さい状態であり、オフ状態とは吸収層においてレーザー光の吸収が大きい状態である。
特開2001−13472号公報
上述のP−I−N構造を持つ従来のEA光変調器においては、ビルトイン電圧の存在のため、低い逆バイアス電圧を印加した状態(即ちオン状態)でも、多重量子井戸層には比較的大きな電界が存在するため、オン状態におけるレーザー光の吸収、即ち吸収損失が大きくなってしまう問題があった。
また、井戸層を厚くすると多重量子井戸層にかかる電界を小さくすることが可能であるが、井戸層の厚み分だけ吸収係数が大きくなるため、吸収損失を低減することはできない。
また、離調量Δλを大きくすれば、吸収損失を小さくすることができるが、離調量Δλを大きくすると消光比(オン状態とオフ状態の光出力の差)が小さくなってしまう問題があった。
本発明は以上の課題を解決するために成されたものであり、吸収損失の低減と大きな消光比を両立した半導体光変調器の提供を目的とする。
本発明に係る半導体光変調器は、多重量子井戸層を挟むP型クラッド層とN型クラッド層の間に逆バイアス電圧を印加して駆動する半導体光変調器であって、多重量子井戸層は、交互に積層された複数の井戸層と障壁層を備え、全ての井戸層は、電界非印加時に吸収端が等しく、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層にかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層にかかる電界の変化率が大きいことを特徴とする。
本発明に係る半導体光変調器において、第1の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層にかかる電界の大きさと、第2の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層にかかる電界の大きさの差が大きくなるため、消光比を大きくすることが可能である。
また、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層にかかる電界の変化率は従来よりも小さいため、第1の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層にかかる電界は従来よりも小さくなるので、オン状態における吸収損失を低減することが可能である。よって、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
また、消光比を一定とした場合には、従来よりも吸収損失が低減されるため、駆動電圧を低くすることができ、消費電力を削減することが可能である。
前提技術に係る光変調器付半導体レーザーの構成を示す図である。 前提技術に係る半導体光変調器の構成を示す図である。 前提技術に係る半導体光変調器の吸収係数と電界の関係を示す図である。 前提技術に係る半導体光変調器の消光カーブを示す図である。 実施の形態1に係る半導体光変調器の構成を示す図である。 実施の形態1に係る半導体光変調器のバンドダイアグラムを示す図である。 実施の形態1に係る半導体光変調器のポテンシャル変化を示す図である。 実施の形態1に係る多重量子井戸層の電界と電圧の関係を示す第1の図である。 実施の形態1に係る多重量子井戸層の電界と電圧の関係を示す第2の図である。 厚みの異なる井戸層における吸収係数と電界の関係を示す図である。 実施の形態1に係る半導体光変調器の消光比と吸収損失の関係を示す図である。 実施の形態2に係る半導体光変調器のポテンシャル変化を示す図である。 実施の形態3に係る半導体光変調器の構成を示す図である。 実施の形態3に係る半導体光変調器のバンドダイアグラムを示す図である。 実施の形態3に係る半導体光変調器のポテンシャル変化を示す図である。 実施の形態4に係る半導体光変調器の消光比と吸収損失の関係を示す図である。
<前提技術>
本発明に係る実施の形態を説明する前に、本発明が前提とする技術について説明する。前提技術として、一般的なEA光変調器付きの半導体レーザーの構造を図1に示す。
図1において、N−InP基板上には、レーザー部と変調器部が直列に、電気的に分離されて配置される。レーザー部には、半導体レーザーとしてDFB−LDが設けられ、変調器部には、EA光変調器が設けられる。
典型的なEA光変調器の断面図を図2に示す。EA光変調器は、PドープされたP型クラッド層3と、NドープされたN型クラッド層2と、P型クラッド層3とN型クラッド層2によって挟まれた多重量子井戸層1aを備える。多重量子井戸層1aは、レーザー光を吸収するための層であり、井戸層と障壁層が交互に積層されて形成される。また、P型クラッド層3とN型クラッド層2側には、逆バイアス電圧を印加するための電極として、P側電極1b、N側電極1cがそれぞれ設けられる。
ここで、P型クラッド層3は、PドープされたInPであり、N型クラッド層2は、NドープされたInPである。また、多重量子井戸層1aは、厚みが7nmの井戸層と厚みが9nmの障壁層がそれぞれ13層ずつ交互に積層されて構成される。なお、井戸層および障壁層の材質は、N−InP基板1dとの格子整合を考えて、InGaAsPまたはInGaAlAsの4元系半導体とするのが好ましい。
レーザー部のレーザー活性層にて発生するレーザー光は、EA光変調器の多重量子井戸層1aに入射する。レーザー光は単一波長であり、半導体レーザーは連続動作している。変調信号(即ち、逆バイアス電圧)を駆動電圧としてEA光変調器の電極に印加することにより、変調光(オン・オフ信号)が出力される。
EA光変調器の動作原理を、図3を用いて説明する。図2は、EA光変調器の多重量子井戸層における吸収スペクトルを示すものである。多重量子井戸層1aは、印加される電界が小さい状態でPL波長に吸収ピークを持つ。このとき、PL波長からΔλ離調した波長を持つレーザー光は、吸収層にて吸収されずに出力される(オン状態)。EA変調器に逆バイアス電圧が印加されて、多重量子井戸層に印加される電界が増大すると、レーザー光の波長における吸収が増えて、EA光変調器から出力されるレーザー光の強度が低下する(オフ状態)。
EA光変調器の性能として、オン状態の光出力がなるべく大きく、オフ状態の光出力がなるべく小さくなるような特性、即ち、大きい消光比特性が望まれている。
図4に、前提技術におけるEA光変調器の消光カーブ、即ち光消光量と逆バイアス電圧の関係を示す。逆バイアス電圧の増大に伴って、消光量がマイナスに大きくなっていることがわかる。これは、前述したように、吸収層においてレーザー光波長における吸収が大きくなるためである。
また、図4から、Δλを小さくすると、消光カーブの曲がりが大きくなり消光比が大きくなるが、吸収損失も大きくなることがわかる。ここで吸収損失とは、オン状態における光吸収量である。
以上のように、前提技術におけるEA光変調器では、吸収損失と消光比はトレードオフの関係にあり、吸収損失を低減しつつ消光比を大きくすることは困難であった。
<実施の形態1>
<構成>
本実施の形態における半導体光変調器は、電界吸収型の光変調器であり、以下では電界吸収型光変調器(EA変調器)と呼ぶ。
図5に、本実施の形態におけるEA光変調器の断面図を示す。変調部はハイメサ構造であり、NドープされたN−InP基板1d上には、NドープされたN型クラッド層11が形成され、N型クラッド層11上には、N側中間層12が形成される。N側中間層12の上には、多重量子井戸層1aが積層される。ここで、多重量子井戸層1aは、交互に積層された複数の井戸層と障壁層を備え、すべての井戸層は、無電界状態で吸収端が一致している。多重量子井戸層1aの上には、電界緩和層8として、P側中間層13、PドープされたP型クラッド層14、PドープされたP型ハイドープ層15が順に形成される。P型ハイドープ層15上には、さらにPドープされたP型クラッド層16が形成される。また、N−InP基板1d上とP型クラッド層16上には、それぞれN側電極1cとP側電極1bが形成される。
ここで、P型クラッド層14,16は、PドープされたInPであり、N型クラッド層11は、NドープされたInPである。また、P側中間層13およびN側中間層12は、NドープされたInAlAsであり、そのキャリア密度は1018cm−3程度のオーダーであることが好ましい。また、P側中間層13およびN側中間層12は、井戸層よりもバンドギャップが大きい。PドープされたInPからなるP型ハイドープ層15は、隣接するP型クラッド層14,16よりもドーピング濃度が高く、そのキャリア密度は1018cm−3程度のオーダーが好ましい。
多重量子井戸層1aにおいて、N型クラッド層11側から、厚みが7nmの井戸層と厚みが9nmの障壁層がそれぞれ7層ずつ交互に積層され、その上に、厚みが12nmの井戸層と厚みが5nmの障壁層がそれぞれ6層と5層ずつ交互に積層される。なお、井戸層および障壁層の材質は、N−InP基板1dとの格子整合を考えて、InGaAsPまたはInGaAlAsの4元系半導体とする。
本実施の形態のEA光変調器は、前提技術の説明で述べたように、半導体レーザーと直列にN−InP基板1d上に配置され、半導体レーザーから出力されるレーザー光の光変調を行う。
<動作>
本実施の形態においては、オン状態に対応する第1の逆バイアス電圧、即ち小さい逆バイアス電圧を例えば1Vとし、また、オフ状態に対応する、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を例えば4Vとする。
図6は、本実施の形態におけるEA光変調器の無電界状態でのバンドダイアグラムである。図6に示すように、多重量子井戸層1aにおいて吸収端がそろっており、また、P側中間層13およびN側中間層は、多重量子井戸層1aよりもバンドギャップが大きい。
図7に、本実施の形態におけるEA光変調器の変調部のポテンシャルと逆バイアス電圧の関係を示す。図7から、第1の逆バイアス電圧(1V)印加時に印加される電界は、電界緩和層8(即ち、P側中間層13、P型クラッド層14、P型ハイドープ層15)において主に消費されていることがわかる。
図8に、本実施の形態における多重量子井戸層1aにかかる電界の平均値と逆バイアス電圧の関係を示す。前提技術と比較すると、第1の逆バイアス電圧(例えば1V)印加時の電界が1/3程度にまで減少していることがわかる。これは、図6に示したように、低い逆バイアス電圧印加時には、主に電解緩和層8において電界が吸収されるため、多重量子井戸層1aにかかる電界が低減されるからである。
また、図8において、本実施の形態と前提技術とで、第2の逆バイアス電圧(4V)印加時の電界を比較すると、あまり差がないことがわかる。以上で述べたように、本実施の形態におけるEA光変調器の吸収層にかかる電界は、第1の逆バイアス電圧印加時は前提技術よりも小さく、第2の逆バイアス印加時は、前提技術と同程度となる。
また、図8の電界−逆バイアス電圧特性として、第1の逆バイアス電圧付近の電界の傾きよりも、と第2の逆バイアス電圧付近の電界の傾きの方が大きい。即ち、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも、大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率が大きい。これは、逆バイアス電圧の増大にともなって、電界が非線形的に増大していることを意味する。一方、前提技術において、電界は逆バイアス電圧の増大にともなって線形的に増大している。
なお、多重量子井戸層1aの中心よりもN型クラッド層11側の多重量子井戸層1aにかかる電界(以下、N側電界と呼ぶ)と、多重量子井戸層1aの中心よりもP型クラッド層16側の多重量子井戸層1aにかかる電界(以下、P側電界と呼ぶ)とでは電界の大きさが異なる。図9に、本実施の形態におけるEA光変調器のN側電界およびP側電界と逆バイアス電圧の関係を示す。第1の逆バイアス電圧においては、N側電界よりもP側電界が大きいが、第2の逆バイアス電圧においては、P側電界よりもN側電界が大きいことがわかる。
また、図10に、井戸幅5nmの量子井戸および井戸幅12nmの量子井戸の吸収係数と電界の関係を示す。小さい電界の領域においては、井戸幅12nmの量子井戸の方が、井戸幅5Nmの量子井戸よりも吸収係数が大きいが、Aで示した電界よりも電界が大きい領域においては、井戸幅5nmの量子井戸の方が、井戸幅12nmの量子井戸よりも吸収係数が大きくなる。
また、図10において、また、実線の矢印はN側電界の範囲、破線の矢印はP側電界の範囲を示し、矢印の左端は第1の逆バイアス電圧(即ち、小さい逆バイアス電圧)を印加した時の電界の大きさであり、矢印の右端は第2の逆バイアス電圧(即ち、大きい逆バイアス電圧)を印加した時の電界の大きさである。
図9および図10を用いて説明した以上の特性から、本実施の形態のように、N型クラッド層11側に厚さ7nmの量子井戸を配置し、P型クラッド層16側に厚さ12nmの量子井戸を配置する構成、即ち、P型クラッド層16側からN型クラッド層11側へ向かって、井戸層の厚みが減少する構成とすることにより、単一の厚みの井戸層を配置する場合と比較して、第1の逆バイアス電圧でより吸収係数が小さく、逆バイアス電圧の増大にともなって、吸収係数がより急激に増大する特性を得ることが可能である。
図11に、光消光比と吸収損失の関係を示す。図11に示すように、消光比と吸収損失はトレードオフの関係にあるが、同じ吸収損失において、前提技術の消光比と本実施の形態の消光比を比較すると、本実施の形態の方が、消光比が約5〜10dB大きいことがわかる。即ち、本実施の形態におけるEA光変調器は、前提技術におけるEA変調器と比較して、小さな吸収損失と大きな消光比を両立した半導体光変調器であるといえる。
なお、多重量子井戸層1aにおいて、例えば、井戸層を圧縮歪み構造、障壁層を引張り歪み構造として、井戸層と障壁層に互いに異なる極性を持たせれば、第2の逆バイアス電圧印加時、即ちオフ状態において光吸収を向上させることができるため好ましい。
<効果>
本実施の形態に係る半導体光変調器は、多重量子井戸層1aを挟むP型クラッド層16とN型クラッド層11の間に逆バイアス電圧を印加して駆動する半導体光変調器であって、多重量子井戸層1aは、交互に積層された複数の井戸層と障壁層を備え、全ての井戸層は、電界非印加時に吸収端が等しく、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率が大きいことを特徴とする。
従って、第1の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層1aにかかる電界の大きさと、第2の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層1aにかかる電界の大きさとの差が大きくなるため、消光比を大きくすることが可能である。
また、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率が従来よりも小さいため、第1の逆バイアス電圧を印加した際に多重量子井戸層にかかる電界が従来よりも小さくなるので、オフ状態における吸収損失を低減することが可能である。よって、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
また、消光比を一定とした場合には、従来よりも吸収損失が低減されるため、駆動電圧を低くすることができ、消費電力を削減することが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器は、第1の逆バイアス電圧を印加したときに、多重量子井戸層1aの中間よりもP型クラッド層16側の多重量子井戸層1aに印加される電界(即ちP側電界)が、多重量子井戸層1aの中間よりもN型クラッド層11側の多重量子井戸層1aに印加される電界(即ちN側電界)よりも大きいことを特徴とする。
従って、多重量子井戸層1aにおいて、P型クラッド層16側からN型クラッド層11側へ向かって、井戸層の厚みが減少する構成とすれば、量子井戸の幅を単一にした場合と比較して、第1の逆バイアス電圧印加時において多重量子井戸層1aにかかる電界がより小さくなるため、消光比をより大きくし、かつ吸収損失をより低減することが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器は、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を印加したときに、多重量子井戸層1aの中間よりもP型クラッド層16側の多重量子井戸層1aに印加される電界(即ちP側電界)が、多重量子井戸層1aの中間よりもN型クラッド層11側の多重量子井戸層1aに印加される電界(即ちN側電界)よりも小さいことを特徴とする。
従って、多重量子井戸層1aにおいて、P型クラッド層16側からN型クラッド層11側へ向かって、井戸層の厚みが減少する構成とすれば、量子井戸の幅を単一にした場合と比較して、第2の逆バイアス電圧印加時において多重量子井戸層1aにかかる電界がより大きくなるため、消光比をより大きくすることが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器は、P型クラッド層16側からN型クラッド層11側へ向かって、井戸層の厚みが減少することを特徴とする。従って、吸収損失をより低減し、消光比をより大きくすることが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器は、多重量子井戸層1aとP型クラッド層16との間に配設された、井戸層よりもバンドギャップの大きいP側中間層13と、多重量子井戸層1aとN型クラッド層11との間に配設された、井戸層よりもバンドギャップの大きいN側中間層12とを備え、P側中間層13およびN側中間層12は、P型またはN型であることを特徴とする。
従って、本実施の形態では、P側中間層13およびN側中間層12はN型であるため、P側中間層12が電界緩和層8として機能する。電界緩和層8によって、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率が大きくなるため、前述した様に、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器は、前記P側中間層および前記N側中間層がN型である場合は、P側中間層13とP型クラッド層16との間に、P型クラッド層16よりも不純物濃度の高いP型ハイドープ層15をさらに備えることを特徴とする。
従って、P側中間層13に加えてP型ハイドープ層15も電界緩和層8として機能するため、従来よりも吸収損失をより低減しつつ、消光比をより高めることが可能である。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器において、多重量子井戸層1aの材質は、InGaAsPまたはInGaAlAsであることを特徴とする。従って、N−InP基板1dと格子整合が取れるため、半導体光変調器をより低電圧で駆動することができる。
また、本実施の形態に係る半導体光変調器における多重量子井戸層1aにおいて、井戸層と障壁層は、互いに逆の極性の歪みを有することを特徴とする。従って、本実施の形態において、井戸層を圧縮歪み構造、障壁層を引張り歪み構造とすれば、第2の逆バイアスを印加した状態(即ちオフ状態)において、吸収係数が増大するため、例えば、消光比を従来と同じとした場合には、より低電圧での駆動が可能となり、消費電力を削減することが可能である。
<実施の形態2>
本実施の形態におけるEA光変調器は、図5におけるP型ハイドープ層15を備えない。それ以外の構成は実施の形態1(図5)と同じであるので、説明を省略する。
図12に、本実施の形態におけるEA光変調器のポテンシャルの逆バイアス電圧依存性を示す。小さい逆バイアス電圧(例えば1V)において、P側中間層13が電界緩和層8として機能していることがわかる。P型ハイドープ層15を備えない場合でも、図8と同様に、第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに多重量子井戸層1aにかかる電界の変化率が大きい、非線形の電界−逆バイアス特性を得ることができる。
従って、本実施の形態における半導体光変調器(即ちEA光変調器)は、実施の形態1と同様に、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
<実施の形態3>
<構成>
本実施の形態におけるEA光変調器の断面図を図13に示す。本実施の形態では、N型クラッド層側に電界緩和層8が配置される点が実施の形態1(図5)と異なる。図13において、N−InP基板1d上に、N型クラッド層21が積層され、N型クラッド層21上に、電界緩和層8として、NドープされたN型ハイドープ層22、N型クラッド層23、N側中間層24が順に積層される。電界緩和層8上には、光閉じ込め層20として、PドープされたP−InGaAlAs層25、NドープされたN−InGaAlAs層26、NドープされたN−InAlAs層27が順に積層される。光閉じ込め層20上には、多重量子井戸層1aが積層される。多重量子井戸層1a上には、さらにP側中間層28、P型クラッド層29が順に積層される。なお、N−InP基板1d上とP型クラッド層29上には、逆バイアス電圧を印加する電極として、N側電極1cとP側電極1bがそれぞれ形成される。
また、多重量子井戸層1aにおいて、N型クラッド層21側から、厚みが7nmの井戸層と厚みが9nmの障壁層が交互に7層ずつ形成され、さらに、厚みが12nmの井戸層と厚みが5nmの障壁層が交互に6層と5層ずつ形成される。また、N型ハイドープ層22は、隣接するN型クラッド層21,23よりもドーピング濃度が高く、そのキャリア密度は1018cm−3程度のオーダーであることが好ましい。その他の構成、各層の組成等は実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
図14に、図13の構成に対応した、EA光変調器の変調部のバンドダイアグラムを示す。多重量子井戸層1aの両側の層、即ち電界緩和層8、光閉じ込め層20およびP側中間層28のバンドギャップは、多重量子井戸層1aよりも大きい。
また、光閉じ込め層20およびP側中間層28は、電界緩和層8と多重量子井戸層1a、またはP型クラッド層29と多重量子井戸層1aのバンドギャップの差を階段状にして、光吸収に伴って発生するキャリア(電子・正孔)をN型クラッド層21側またはP型クラッド層29側に効果的に逃がす機能を持つ。また、光閉じ込め層20およびP側中間層28は、屈折率が比較的小さいため、多重量子井戸層1aに光を閉じ込める機能も有する。
図15に、本実施の形態におけるEA光変調器のポテンシャルの逆バイアス電圧依存性を示す。図15から、小さい逆バイアス電圧(例えば1V)印加時に、主として電界緩和層8(特に、N型ハイドープ層22、N側中間層24)において電界が消費されることがわかる。電界緩和層8によって、本実施の形態におけるEA光変調器の電界−逆バイアス特性は、実施の形態1および実施の形態2と同じ傾向の非線形特性を示す。従って、本実施の形態におけるEA光変調器は、実施の形態1、2と同様に、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
<効果>
本実施の形態における半導体光変調器(即ちEA光変調器)は、多重量子井戸層1aとP型クラッド層29との間に配設された、井戸層よりもバンドギャップの大きいP側中間層28と、多重量子井戸層1aとN型クラッド層21との間に配設された、井戸層よりもバンドギャップの大きいN側中間層24とを備え、P側中間層28およびN側中間層24は、P型またはN型であることを特徴とする。
従って、本実施の形態では、P側中間層28およびN側中間層24はP型であるため、N側中間層24が電界緩和層8として機能する。よって、本実施の形態における電界−逆バイアス特性は、実施の形態1、2と同じ傾向の非線形特性を示す。よって、本実施の形態における半導体光変調器は、実施の形態1、2と同様に、従来よりも吸収損失を低減しつつ、消光比を高めることが可能である。
また、本実施の形態における半導体光変調器は、P側中間層28およびN側中間層24がP型である場合は、N側中間層24とN型クラッド層21との間に、N型クラッド層21よりも不純物濃度の高いN型ハイドープ層22をさらに備えることを特徴とする。
従って、N側中間層24とともにN型ハイドープ層22も電界緩和層8として機能するため、実施の形態1と同様に、従来よりも吸収損失をより低減しつつ、消光比をより高めることが可能である。
<実施の形態4>
本実施の形態における本実施の形態におけるEA光変調器は、井戸層の厚みを単一の厚みとした点が実施の形態1(図5)と異なる。本実施の形態において多重量子井戸層は、井戸幅7nmの量子井戸と幅9nmの障壁層が交互に13層ずつ積層されて構成される。その他の構成は実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
図16に、本実施の形態のEA光変調器の光消光比と吸収損失の関係を示す。なお、図16には、厚みが12nmの量子井戸と厚みが5nmの障壁層を交互に13層ずつ積層して多重量子井戸層を構成した場合のデータも示した。
図16において、井戸層の厚みが7nmの場合と厚みが12nmの場合とを比較すると、ほぼ同じ特性を示していることがわかる。また、これらを実施の形態1と比較すると、同じ吸収損失において本実施の形態は5dB程度消光非が小さいが、実施の形態1と前提技術を比較した図10と図6を比較すると、本実施の形態は、前提技術よりも消光非が改善されていることがわかる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1a 多重量子井戸層、1b P側電極、1c N側電極、1d N−InP基板、2,11,21,23 N型クラッド層、3,14,16,29 P型クラッド層、8 電界緩和層、12,24 N側中間層、13,28 P側中間層、15 P型ハイドープ層、20 光閉じ込め層、22 N型ハイドープ層、25 P−InGaAlAs層、26 N−InGaAlAs層、27 N−InAlAs層。

Claims (8)

  1. 多重量子井戸層を挟むP型クラッド層とN型クラッド層の間に逆バイアス電圧を印加して駆動する半導体光変調器であって、
    前記多重量子井戸層は、交互に積層された複数の井戸層と障壁層を備え、
    全ての前記井戸層は、電界非印加時に吸収端が等しく、
    第1の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに前記多重量子井戸層にかかる電界の変化率よりも、第1の逆バイアス電圧よりも大きい第2の逆バイアス電圧を微少量増加させながら印加したときに前記多重量子井戸層にかかる電界の変化率が大きいことを特徴とする、
    半導体光変調器。
  2. 前記第1の逆バイアス電圧を印加したときに、前記多重量子井戸層の中間よりも前記P型クラッド層側の前記多重量子井戸層に印加される電界が、前記多重量子井戸層の中間よりも前記N型クラッド層側の前記多重量子井戸層に印加される電界よりも大きいことを特徴とする、
    請求項1に記載の半導体光変調器。
  3. 前記第1の逆バイアス電圧よりも大きい前記第2の逆バイアス電圧を印加したときに、前記多重量子井戸層の中間よりも前記P型クラッド層側の前記多重量子井戸層に印加される電界が、前記多重量子井戸層の中間よりも前記N型クラッド層側の前記多重量子井戸層に印加される電界よりも小さいことを特徴とする、
    請求項1または2に記載の半導体光変調器。
  4. 前記P型クラッド層側から前記N型クラッド層側へ向かって、前記井戸層の厚みが減少することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の半導体光変調器。
  5. 前記多重量子井戸層と前記P型クラッド層との間に配設された、前記井戸層よりもバンドギャップの大きいP側中間層と、
    前記多重量子井戸層と前記N型クラッド層との間に配設された、前記井戸層よりもバンドギャップの大きいN側中間層と、
    を備え、
    前記P側中間層および前記N側中間層は、P型またはN型であることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体光変調器。
  6. 前記P側中間層および前記N側中間層がP型である場合は、前記N側中間層と前記N型クラッド層との間に、前記N型クラッド層よりも不純物濃度の高いN型ハイドープ層をさらに備え、
    前記P側中間層および前記N側中間層がN型である場合は、前記N側中間層と前記P型クラッド層との間に、前記P型クラッド層よりも不純物濃度の高いP型ハイドープ層をさらに備えることを特徴とする、
    請求項5に記載の半導体光変調器。
  7. 前記多重量子井戸層は、InGaAsPまたはInGaAlAsを含むことを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれかに記載の半導体光変調器。
  8. 前記井戸層と前記障壁層は、互いに逆の極性の歪みを有することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれかに記載の半導体光変調器。
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