JP2010286637A - 転写材分離装置 - Google Patents

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JP2010286637A JP2009140011A JP2009140011A JP2010286637A JP 2010286637 A JP2010286637 A JP 2010286637A JP 2009140011 A JP2009140011 A JP 2009140011A JP 2009140011 A JP2009140011 A JP 2009140011A JP 2010286637 A JP2010286637 A JP 2010286637A
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Shinichi Tanaka
伸一 田中
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Abstract

【課題】転写材を吸引する方法によって転写材を転写材移動部から分離させるとき、転写
材に形成された画像において転写ムラやバンディングが発生し、画像品質が低下してしま
うという課題がある。
【解決手段】第1吸引孔としての貫通孔27を有し、回転軸方向λ1,λ2に設けられた
筒状回転部としての吸引車外輪26と、第2吸引孔を構成する、ノズルに形成された凹部
と吸い込み口を有し、吸引車外輪26の内側に回転可能に設けられ、貫通孔27と凹部の
開口部とが重なる領域を介して転写材を吸引する吸引回転部、を備える。そして、吸引回
転部に対する筒状回転部の相対的な一方向の回転に応じて、貫通孔27と凹部の開口部と
が重なる領域が、回転軸方向λ1,λ2における吸引車外輪26の中央部L1から両端部
の方向に移動するように、貫通孔27が形成されている転写材分離装置を提供する。
【選択図】図9

Description

本発明は、転写材分離装置に関する。
一般に、定着媒体としての液体トナーなどの液体現像剤を用いて画像を形成する画像形
成装置においては、紙などの転写材がローラーやベルトなどの転写部に圧接されながら移
動することで、転写材に液体現像剤像が転写される。そして、液体現像剤像が転写された
転写材が定着部に圧接されながら移動することで、転写材に液体現像剤像が定着される。
このように、転写材の液体現像剤像側の転写面が、転写部あるいは定着部等の転写材移
動部に圧接されると、液体現像剤の特有の性質のため、転写材は転写材移動部に張り付き
易い。このため、転写材を転写材移動部から分離できない場合がある。そこで、従来、転
写材移動部とともに移動する転写材の先端に空気を吹き付けることで、転写材の先端部を
転写材移動部から強制的に分離するようにした転写材分離装置を備える画像形成装置が提
案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の転写材分離装置では、吹き付けられる空気が転写材の先端と転
写材移動部との間に進入することで、転写材の先端部を分離するようにしている。しかし
、特許文献1の方法では、転写材を転写材移動部から分離できない場合がある。そこで、
転写材を吸引する方法によって、転写材を転写材移動部から分離する方法が考えられる。
特許第3128067号公報
しかしながら、転写材を吸引する方法によって転写材を転写材移動部から分離させると
き、転写材に形成された画像において転写ムラやバンディングが発生し、画像品質が低下
してしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]転写材と接触しながら前記転写材を移動させる転写材移動部から前記転写
材を分離する転写材分離装置であって、第1吸引孔を有し、前記転写材の移動方向と交わ
る回転軸方向に設けられた筒状回転部と、第2吸引孔を有し、前記筒状回転部の内側に回
転可能に設けられ、前記第1吸引孔と前記第2吸引孔とが重なる領域を介して前記転写材
を吸引する吸引回転部と、を備え、前記吸引回転部に対する前記筒状回転部の相対的な一
方向の回転に応じて、前記重なる領域が、前記回転軸方向における前記筒状回転部の中央
部から両端部の方向に移動するように、前記第1吸引孔が形成されていることを特徴とす
る転写材分離装置。
この構成によれば、前記吸引回転部に対する前記筒状回転部の相対的な一方向の回転に
応じて、前記重なる領域が、前記回転軸方向における前記筒状回転部の中央部から両端部
の方向に移動するように、前記第1吸引孔が形成されている。これにより、吸引回転部に
対する筒状回転部の相対的な一方向の回転に応じて、転写材が回転軸方向における中央部
から両端部の方向に吸引される。そのため、転写材が、回転軸方向における中央部から両
端部の方向に引っ張られながら回転軸方向と交わる方向に移動され、転写材が振動するこ
とを抑制できる。従って、転写材を移動させる転写材移動部から転写材を分離するとき、
転写材に形成された画像に転写ムラやバンディングが発生し、画像品質が低下することを
抑制できる。
[適用例2]前記筒状回転部の外周面が展開された平面において、前記第1吸引孔は、
V字状に配置され、V字状の頂点は前記一方向側に位置することを特徴とする上記転写材
分離装置。
この構成によれば、吸引回転部に対する筒状回転部の相対的な一方向の回転に応じて、
第1吸引孔と第2吸引孔が重なる領域が、回転軸方向における筒状回転部の中央部から両
端部の方向に移動する。これにより、転写材が回転軸方向における中央部から両端部の方
向に吸引されながら移動される。
[適用例3]前記平面において、さらに、V字状の頂点が前記一方向と反対方向側にあ
る、V字状に配置された前記第1吸引孔の列を有し、V字状の頂点が前記一方向側に位置
する前記第1吸引孔の列方向と前記回転軸方向によって形成される角度は、V字状の頂点
が前記一方向と反対方向側にある、V字状に配置された前記第1吸引孔の列方向と前記回
転軸方向によって形成される角度より小さいことを特徴とする上記転写材分離装置。
この構成によれば、V字状の頂点が一方向側にある第1吸引孔と、第2吸引孔が重なる
領域が、V字状の頂点が一方向と反対方向側にある第1吸引孔と、第2吸引孔が重なる領
域より大きい。これにより、吸引回転部に対する筒状回転部の相対的な一方向の回転に応
じて、第1吸引孔と第2吸引孔が重なる領域が、回転軸方向における中央部から両端部の
方向に移動することが可能となる。
[適用例4]前記第2吸引孔の開口総面積に対する前記第1吸引孔の開口総面積の比が
一定になるように形成されていることを特徴とする上記転写材分離装置。
この構成によれば、吸引回転部に対して筒状回転部が相対的に回転したとき、転写材を
吸引する吸引力における変動を小さくできるので、転写材が振動することを抑制できる。
これにより、転写材に形成された画像において転写ムラやバンディングが発生し、画像品
質が低下することを抑制できる。
(a)は、転写材分離装置を備えた画像形成装置を模式的にかつ部分的に示す図、(b)は図1(a)におけるIB部の拡大図。 吸引車の拡大横断面図。 (a)は、吸引車のノズルの拡大横断面図、(b)は、ノズルを吸引車外輪側から見た図。 (a)は、画像形成装置の部分平面図、(b)は、画像形成装置の部分断面図。 転写材分離装置の部分斜視図。 ノズルの作動を説明する図。 転写材分離装置と真空ポンプの接続を説明する部分斜視図。 ノズルにより吸引作動を説明する図。 吸引車外輪の外観図。 吸引車外輪の吸引孔が形成された外周面を展開した平面において、吸引孔の列を示す図。 吸引孔と凹部の吸引車外輪側の開口部が重なる領域が、回転軸方向における吸引車外輪の中央部から両端部の方向に移動する様子を説明する図。 第2実施例における吸引車外輪の外周面の一部を展開した平面の図。 第3実施例の比較例における吸引車外輪の外観図。 第3実施例における吸引車外輪の外観図。
(第1実施例)
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1(a)は、本実施例の転写材分離装置を備えた画像形成装置を模式的にかつ部分的
に示す図、図1(b)は図1(a)におけるIB部の拡大図である。
図1(a)に示すように、画像形成装置1は、タンデムに配置されたイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色の液体現像剤を用いた作像ユ
ニット2Y,2M,2C,2Kを備えている。ここで、各作像ユニット2Y,2M,2C
,2Kにおいて、2Yはイエローの作像ユニット、2Mはマゼンタの作像ユニット、2C
はシアンの作像ユニット、2Kはブラックの作像ユニットを表す。また、他のユニットに
ついても同じように、部材の符号にそれぞれ各色のY,M,C,Kを添えて各色のユニッ
トを表す。
各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、それぞれ、潜像担持体である感光体3Y,
3M,3C,3Kを備えている。各感光体3Y,3M,3C,3Kは、図1(a)に示す
例ではいずれも、感光体ドラムから構成されている。なお、各感光体3Y,3M,3C,
3Kは、無端ベルト状に構成することもできる。
これらの感光体3Y,3M,3C,3Kは、いずれも作動時に図1(a)に矢印αで示
すように時計回りに回転するように設けられている。また、図示しないが各作像ユニット
2Y,2M,2C,2Kは、それぞれ、液体現像剤を用いた従来周知の画像形成装置と同
様に、各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲に配置された帯電ユニット、露光装置、液
体現像装置、感光体スクイーズ装置、除電装置、および感光体クリーニング装置を備えて
いる。これらの帯電ユニット、露光装置、液体現像装置、感光体スクイーズ装置、除電装
置、および感光体クリーニング装置は、各感光体3Y,3M,3C,3Kの回転方向に向
かってこれらの順に配設されている。各感光体3Y,3M,3C,3Kには、それぞれ対
応する色の静電潜像が形成されるとともに、各静電潜像が各色の液体現像剤で現像されて
トナー像が形成される。
また図1(a)に示すように、画像形成装置1は、転写材移動部としての無端状の中間
転写ベルト4を備えている。なお、転写材移動部は転写ローラーで構成することもできる
この中間転写ベルト4は図示しないモーターの駆動力が伝達されるベルト駆動ローラー
5および一対の従動ローラー6,7に張架されている。その場合、ベルト駆動ローラー5
と一方の従動ローラー6とは互いに、後述する第2の転写部である二次転写装置14へ搬
送されてくる紙等の転写材8の矢印で示す転写材移動方向βに沿って所定間隔を置いて隣
接して配設されている。また、ベルト駆動ローラー5と他方の従動ローラー7とは互いに
各感光体3Y,3M,3C,3Kのタンデム配置方向に沿って離間して配設されている。
更に、中間転写ベルト4はテンションローラー9によって所定のテンションが付与されて
いる。そして、中間転写ベルト4はベルト駆動ローラー5によって図1(a)に矢印γで
示す反時計回りに回転可能に設けられている。
なお、この例の画像形成装置1では、各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは中間転
写ベルト4の回転方向γに沿って(図1(a)において、左側から右側に沿って)色Y、
M、C、Kの順に配設されているが、これらの各色Y、M、C、Kの配置順は任意に設定
することができる。
各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、それぞれ第1の転写部である一次転写装
置10Y,10M,10C,10Kが配設されている。これらの一次転写装置10Y,1
0M,10C,10Kは、それぞれ図示しない感光体スクイーズ装置と除電装置との間に
配置される。各一次転写装置10Y,10M,10C,10Kは、それぞれ一次転写用の
各バックアップローラー11Y,11M,11C,11Kを備えている。これらのバック
アップローラー11Y,11M,11C,11Kによって中間転写ベルト4が各感光体3
Y,3M,3C,3Kに圧接される。
そして、各バックアップローラー11Y,11M,11C,11Kは、トナー粒子の帯
電極性と逆極性の電荷が印加されることにより、各感光体3Y,3M,3C,3K上の各
トナー像がそれぞれ中間転写ベルト4に転写される。その場合、中間転写ベルト4に初め
にイエロー(Y)のトナー像が転写され、次にマゼンタ(M)のトナー像がイエロー(Y
)のトナー像に色重ねされて転写される。以後、中間転写ベルト4上にシアン(C)のト
ナー像およびブラック(K)のトナー像がこれらの順に先に転写されたトナー像に色重ね
されて転写され、中間転写ベルト4上にフルカラーのトナー像が形成される。
各一次転写装置10Y,10M,10C,10Kの中間転写ベルト4の回転方向γにお
ける下流側近傍には、それぞれ、中間転写ベルトスクイーズ装置12Y,12M,12C
,12Kが配設されている。各中間転写ベルトスクイーズ装置12Y,12M,12C,
12Kは、それぞれ、中間転写ベルトスクイーズローラー13Y,13M,13C,13
Kを備えている。各中間転写ベルトスクイーズローラー13Y,13M,13C,13K
は、それぞれ中間転写ベルト4上の対応する色のキャリア液を回収するものである。
更に、中間転写ベルト4のベルト駆動ローラー5側には二次転写装置14が設けられて
いる。二次転写装置14は転写ローラー15を備えている。この転写ローラー15は、ベ
ルト駆動ローラー5に対向して配置されてベルト駆動ローラー5に巻きかけられた中間転
写ベルト4に圧接されている。そして、転写材8が転写ローラー15と中間転写ベルト4
との間の転写ニップ部に挟圧されかつ転写材移動方向βに沿って移動することで、中間転
写ベルト4のトナー像(液体現像剤像)が転写材8に転写される。したがって、中間転写
ベルト4は本実施例の転写材移動部および液体現像剤像担持体も構成している。
なお、図示しないが、この例の画像形成装置1は、二次転写を行う従来の一般的な画像
形成装置と同様に、二次転写装置14より転写材搬送方向上流側に例えば紙等の転写材8
を収納する転写材収納装置と、この転写材収納装置からの転写材8を二次転写装置14へ
搬送供給するレジストローラー対とを備えている。この画像形成装置1は、同様に二次転
写装置14より転写材搬送方向下流側に定着装置および排転写材トレイを備えている。図
1(a)には、転写材8を二次転写装置14から定着装置へ搬送するための転写材ベルト
搬送装置16が部分的に示されている。
図1(a)に示すように、二次転写装置14は、その転写ニップ部の終端に隣接して設
けられた転写材分離装置17を備えている。図2は、吸引車18の拡大横断面図である。
図3(a)は、吸引車18のノズル25の拡大横断面図である。図1(b)、図2、およ
び図3(a)に詳細に示すように、この転写材分離装置17は従動ローラー6に対向する
位置に中間転写ベルト4に当離接可能に設けられた真空車である吸引車18と、装置本体
1aに設けられ、かつこの吸引車18を支持する吸引車支持レバー19と、これらの吸引
車18および吸引車支持レバー19により、本実施例の転写材分離吸引部が構成されてい
る。
吸引車18には、転写材8の移動方向βと交わる回転軸P方向に備えられた円筒状の細
長い筒状回転部としての吸引車外輪26が回転可能に備えられる。吸引車外輪26の外周
には、第1吸引孔としての貫通孔27が形成されている。
吸引車外輪26の内側には、円筒状の軸20が回転軸Pで回転可能に備えられる。軸2
0には、隔壁21,22が設けられているとともに、これらの隔壁21,22には凹部2
3が設けられている。また隔壁21,22には、凹部23と円筒状の軸20の内孔20a
とを連通する吸い込み口24が設けられている。したがって、凹部23は吸込み口24を
通して軸20の内孔20aに常時連通している。これらの凹部23と吸い込み口24とを
有する隔壁21,22により、外部の空気を軸20の内孔20aに吸い込むノズル25が
構成されている。本実施例の第2吸引孔は、ノズル25に形成された凹部23と吸い込み
口24とから構成される。
本実施例における吸引回転部は、軸20、軸20に備えられたノズル25から構成され
る。吸引回転部は、吸引車外輪26の内側に回転軸Pで回転可能に備えられる。
図1(b)、図2、および図3(a)に示すように、吸引車18は軸20に回転可能に
配設されている。吸引車外輪26の外周面は中間転写ベルト4に対して小さな隙間をおい
て対向されている。
ノズル25は吸引車外輪26の内径と略同じ半径Rの円周上における円弧状の外周面を
有している。すなわち、吸引車外輪26の内径の曲率とノズル25の円弧状の外周面にお
ける曲率は略同じである。ノズル25の円弧状の凹部23の周方向の幅Wが比較的小さく
形成されている。図示例では、凹部23の周方向の幅Wは、吸引車外輪26に形成された
第1吸引孔としての貫通孔27の直径より若干大きく設定されている。
図3(b)は、ノズル25を吸引車外輪26側から見た図である。図3(b)に示すよ
うにノズル25は回転軸P方向に延びる細長い形状に形成されているとともに、3個のノ
ズル25が軸20の回転軸P方向に一直線上に配設されている。なお、ノズル25は図示
例より細長い1個のノズルに形成することもできるし、2個、あるいは4個以上形成する
こともできる。
図4(a)は、画像形成装置1の部分平面図であり、図4(b)は、画像形成装置1の
部分断面図である。図5は、転写材分離装置17の部分斜視図である。図1,図4(a)
,(b)および図5に示すように、軸20を回転する軸回転用モーター28が装置本体1
aに設けられている。この軸回転用モーター28の回転軸28aは、動力歯車伝達機構2
9を介して軸20の外周に設けられた歯車20bに接続されている。これにより、軸回転
用モーター28の回転が動力歯車伝達機構29で減速されて歯車20bに伝達されて軸2
0が回転されるとともに、図2のノズル25も一体に回転する。
その場合、軸回転用モーター28は軸20を所定角度(例えば、略30度)だけ往復回
転するようになっている。図6は、ノズルの作動を説明する図である。図6に示すように
、ノズル25の凹部23は初期の待機位置δと、この待機位置δから第1の所定角度θ1
(例えば、略15度)回転した吸引位置εと、この吸引位置εから第2の所定角度θ2
例えば、略15度)回転した吸引解除位置ζとの間で往復回転する。
また、吸引車外輪26を回転する外輪回転用モーター30が装置本体1aに設けられて
いる。この外輪回転用モーター30の回転軸(不図示)は、動力歯車伝達機構31を介し
て吸引車外輪26の外周に設けられた歯車26aに接続されている。これにより、外輪回
転用モーター30の回転が動力歯車伝達機構31で減速されて歯車26aに伝達され、吸
引車外輪26が回転される。したがって、軸20と吸引車外輪26とは独立して回転可能
となっている。その場合、外輪回転用モーター30は吸引車外輪26を画像形成装置1の
プロセススピード(具体的には、吸引車外輪26の周速が中間転写ベルトの周速と同じ)
で回転角を制限されることなく往復回転するようになっている。
図4(b)に示すように、軸20は、その一端が閉塞されているとともにその他端が開
放されている。図7は、転写材分離装置17と真空ポンプ34の接続を説明する部分斜視
図である。図7に示すように、軸20の開放端部はカップリング32を介してホース33
に接続されるとともに、このホース33は吸引部である真空ポンプ34の吸気口34aに
接続されている。真空ポンプ34は軸20の内孔20a内の空気を吸引して排気口34b
から外部に排出する。カップリング32により、軸20が回転してもホース33が回転し
て捩れることはなく、軸20とホース33との接続が安定して気密に保持される。
次に、ノズル25による転写材8の先端部の吸引動作について説明する。図8(a)、
(b)、(c)は、ノズル25による吸引作動を説明する図である。図8(a)に示すよ
うに、ノズル25の凹部23が図6の待機位置δにある状態で、転写材8が右方から搬送
されてくる。そして、転写材8の先端が搬送方向において中間転写ベルト4と吸引車外輪
26との間に挟持される手前の所定位置に来ると、軸回転用モーター28が駆動され、軸
20およびノズル25が一体に回転開始される。同時に、外輪回転用モーター30が駆動
されて吸引車外輪26が回転される。このとき、軸20、ノズル25、および吸引車外輪
26の回転は転写材8の搬送速度に同期されてスローアップ制御される。
図8(b)に示すように、転写材8の先端が中間転写ベルト4と吸引車外輪26との間
に挟持された後、転写材8の先端が中間転写ベルト4からの剥離を開始する剥離部に来た
とき、ちょうどノズル25は図6の吸引位置εとなる。したがって、ノズル25による転
写材8の先端部の吸引が開始される。このとき、吸引車外輪26の中間転写ベルト4への
対向位置(吸引車外輪26と中間転写ベルト4との最接近位置)が、従動ローラー6への
中間転写ベルト4の接点位置より若干、転写材ベルト搬送装置16側(図8(b)におい
て左側)に位置しているので、吸引車18による転写材8の先端部の吸引が効果的に行わ
れる。
その後、吸引車18による転写材8の先端部の吸引が保持されながら、吸引車外輪26
が回転するが、ノズル25も吸引車外輪26と同速で更にオーバーランして回転する。こ
のノズル25のオーバーラン回転により、吸引車18による転写材8の先端部の吸引が確
実にかつ安定して保持される。そして、図8(c)に示すようにノズル25が図6の吸引
解除位置ζに来ると、軸20およびノズル25の回転が停止されるとともに、吸引車外輪
26の回転は継続される。すると、転写材8の先端部がノズル25の凹部23の位置から
外れるので、転写材8の先端部はノズル25によって吸引されなくなる。これにより、吸
引車外輪26の回転が停止される。このため、転写材8は搬送に伴いその先端部が吸引車
18から剥離されて転写材ベルト搬送装置16に搬送され、転写材ベルト搬送装置16に
吸着される。一方、吸引解除位置ζで停止した軸20およびノズル25は、逆回転されて
再び待機位置δに設定される。
このように構成された転写材分離装置17を備えた画像形成装置1によれば、吸引車1
8の吸引車外輪26により、転写後の転写材8の転写面である第1の面側と反対側の第2
の面を吸引するようにしている。したがって、この転写材8の吸引により、転写材8を中
間転写ベルト4から確実に分離させることができる。その場合、転写材8の転写面側と反
対側の面を吸引しているので、転写材8に転写された液体現像剤像に対して吸引による影
響を防止できる。
また、吸引動作時に転写材8に対向する比較的容積の小さな凹部23および吸い込み口
24を介して空気が常時吸引されるので、転写材8を吸引する吸引力を、転写材8が中間
転写ベルト4から分離される大きさに効果的に確保することができる。これにより、その
分、吸い込み装置の容量をより小さくできる。しかも、転写材8は凹部23つまり吸い込
み口24から外れると吸引車外輪26に吸引されないので、転写材8を次の搬送位置へス
ムーズに移動させることができる。
また、転写材8の先端部を吸引するノズル25も吸引車外輪26とともに回転させてい
るので、ノズル25で転写材8の先端部を確実に吸引しながら、この転写材8の先端部を
転写材ベルト搬送装置16への搬送位置まで搬送させることができる。このとき、回転す
るノズル25で転写材8の先端部を確実に吸引できることから、ノズル25の凹部23の
周方向である幅Wを、より小さく設定することができる。これにより、吸引車18の圧力
損失を効果的に抑制することができるので、真空ポンプ34を小型にすることができ、コ
ストを低減することができる。その場合、軸20の外周面と吸引車外輪26の内周面との
間、あるいはノズル25の外周面と吸引車外輪26の内周面との間に微小隙間が存在する
が、圧力損失に大きな影響を及ぼすことはない。もちろん、これらの隙間は可能な限り小
さくすることが圧力損失を抑制する上で望ましい。
図9は、本実施例における吸引車外輪26の外観図である。図9に示すように、吸引車
外輪26の外周面には、第1吸引孔としての貫通孔27が複数形成されている。吸引車外
輪26の回転軸方向λ1,λ2における中央部L1の位置にある貫通孔27を頂点として
、貫通孔27の列L2,L3がV字状に配列される。V字状の頂点の位置は、軸20に対
する相対的な回転方向D2側にある。
図10は、吸引車外輪26の貫通孔27が形成された外周面の一部を展開した平面にお
いて、貫通孔27の列L2,L3を示す図である。貫通孔27a,27b,27cを含む
列L3は回転軸方向λ1,λ2と角度κ1を形成する。
貫通孔27aは、回転軸方向λ1,λ2における吸引車外輪26の中央部L1の位置に
ある。回転方向D1,D2において、貫通孔27aと貫通孔27cの距離N2は、貫通孔
27aと貫通孔27bの距離N1より長い。このように、貫通孔27の列L2,L3は、
回転軸方向λ1,λ2における吸引車外輪26の中央部L1からの距離に応じて、回転軸
方向λ1,λ2と直角方向である回転方向D1,D2の距離が長くなるようにV字状に配
列される。
吸引車外輪26は、軸20に対して回転方向D2の方向に相対的に回転する。V字状の
頂点の位置となる貫通孔27aが回転方向D2側にある。
図11(a)、(b)、(c)は、貫通孔27とノズル25に形成された凹部23の吸
引車外輪26側の開口部が重なる領域が、回転軸方向λ1,λ2における吸引車外輪26
の中央部L1から両端部の方向に移動する様子を説明する図である。
図11(a)のWは、ノズル25に形成された凹部23の開口部における回転方向D1
,D2(周方向)の幅を示す。図11(a)では、貫通孔27の列L2,L3において、
斜線に示す貫通孔27aと一部斜線に示す貫通孔27e,27bが、凹部23の開口部と
重なる。
図11(b)では、図11(a)の位置から、吸引車外輪26が、軸20に対して回転
方向D2の方向に相対的に回転すると、貫通孔27の列L2,L3において、斜線に示す
貫通孔27e,27bと一部斜線に示す貫通孔27a,27f,27cが、凹部23の開
口部と重なる。
図11(c)では、図11(b)の位置から、さらに吸引車外輪26が、軸20に対し
て回転方向D2の方向に相対的に回転すると、貫通孔27の列L2,L3において、斜線
に示す貫通孔27f,27cと一部斜線に示す貫通孔27e,27b,27g,27dが
、凹部23の開口部と重なる。
このように、軸20に対する吸引車外輪26の相対的な一方向の回転に応じて、凹部2
3の開口部と貫通孔27が重なる領域が、回転軸方向λ1,λ2における吸引車外輪26
の中央部L1から両端部の方向に移動するように、貫通孔27の列が形成されている。
以上、本実施例の転写材分離装置17は、転写材8と接触しながら転写材8を移動させ
る転写材移動部としての中間転写ベルト4から転写材8を分離する転写材分離装置17で
あって、第1吸引孔としての貫通孔27を有し、転写材8の移動方向βと交わる回転軸方
向λ1,λ2に設けられた筒状回転部としての吸引車外輪26と、第2吸引孔を構成する
、ノズル25に形成された凹部23と吸い込み口24を有し、吸引車外輪26の内側に回
転可能に設けられ、貫通孔27と凹部23の開口部とが重なる領域を介して転写材8を吸
引する吸引回転部、を備える。そして、吸引回転部に対する筒状回転部の相対的な一方向
の回転に応じて、貫通孔27と凹部23の開口部とが重なる領域が、回転軸方向λ1,λ
2における吸引車外輪26の中央部L1から両端部の方向に移動するように、貫通孔27
が形成されている。
この構成によれば、吸引回転部に対する吸引車外輪26の相対的な一方向の回転に応じ
て、貫通孔27と凹部23の開口部とが重なる領域が、回転軸方向λ1,λ2における吸
引車外輪26の中央部L1から両端部の方向に移動するように、貫通孔27が形成されて
いる。これにより、吸引回転部に対する吸引車外輪26の相対的な一方向の回転方向D2
に応じて、転写材8が回転軸方向λ1,λ2における中央部L1から両端部の方向に吸引
される。そのため、転写材8が、回転軸方向λ1,λ2における中央部L1から両端部の
方向に引っ張られながら回転軸方向λ1,λ2と交わる方向に移動されるので、転写材8
が振動することを抑制できる。従って、転写材8を移動させる中間転写ベルト4から転写
材8を分離するとき、転写材8に形成された画像に転写ムラやバンディングが発生し、画
像品質が低下することを抑制できる。
また、転写材8が回転軸方向λ1,λ2における中央部L1から両端部の方向に吸引さ
れながら移動されることにより、転写材8が回転軸方向λ1,λ2に引っ張られる力が作
用される。そのため、転写材8にシワが発生することを抑制できるので、転写材8に形成
された画像において転写ムラやバンディングが発生し、画像品質が低下することを抑制で
きる。
(第2実施例)
第2実施例では、第1実施例のV字状を形成する貫通孔27の列方向と回転軸方向λ1
,λ2によって形成される角度が、第1実施例のV字状とは頂点が反対方向となるV字状
を形成する貫通孔27の列方向と回転軸方向λ1,λ2によって形成される角度より小さ
い場合について説明する。
図12(a)は、吸引車外輪26の外周面の一部を展開した平面の図である。吸引車外
輪26の外周面には、回転方向D1,D2方向に長い長孔の貫通孔27が形成される。貫
通孔27x,27sは、吸引車外輪26の回転軸方向λ1,λ2における中央部L1に位
置する。吸引車外輪26の外周面には、列L4,L5に並ぶ貫通孔27が、貫通孔27s
を頂点としてV字状に配置される。V字状の頂点の位置となる貫通孔27sは、軸20に
対する相対的な回転方向D2側にある。V字状の開放側は、軸20に対する相対的な回転
方向D2と反対方向の回転方向D1側にある。
また、視点を変えれば、吸引車外輪26の外周面には、列L6,L7に並ぶ貫通孔27
が、貫通孔27xを頂点としてV字状に配置されていると見ることができる。V字状の頂
点の位置となる貫通孔27xは、軸20に対する相対的な回転方向D2と反対方向の回転
方向D1側にある。V字状の開放側は、軸20に対する相対的な回転方向D2側にある。
図12(b)は、図12(a)の中央部L1から図面右側を示す図である。貫通孔27
s,27t,27u,27v,27wは、列L5に配列される。貫通孔27x,27t,
27y,27zは、列L7に配列される。
列L5と回転軸方向λ1,λ2によって形成される角度はκ2である。列L7と回転軸
方向λ1,λ2によって形成される角度はκ3である。角度κ2は角度κ3より小さい。
本実施例では、角度κ2は10度以上45度までの範囲とし、角度κ3は45度以上とす
る。
図12(b)のWは、図3のノズル25に形成された凹部23の開口部における回転方
向D1,D2(周方向)の幅を示す。斜線は、列L5に並ぶ貫通孔27と、列L7に並ぶ
貫通孔27において、凹部23の開口部と重なる領域を示す。すなわち、斜線に示す領域
は、転写材8の第2面を吸引する開口面積となる。
列L5に並ぶ貫通孔27のうち、斜線に示すように、凹部23の開口部と一部または全
体が重なる貫通孔27は、貫通孔27s,27t,27u,27v,27wである。一方
、列L7に並ぶ貫通孔27のうち、斜線に示すように、凹部23の開口部と一部または全
体が重なる貫通孔27は、貫通孔27tのみである。従って、幅Wの範囲において、列L
7にある貫通孔27より列L5にある貫通孔27が重なる領域が大きい。
第2実施例の転写材分離装置におけるその他の構成は、第1実施例で説明した転写材分
離装置17の構成と同じである。
以上、第2実施例で説明した転写材分離装置は、貫通孔27が形成された外周面が展開
された平面において、V字状の頂点が回転方向D2にある貫通孔27s,27t,27u
,27v,27wの列L5と回転軸方向λ1,λ2によって形成される角度κ2は、V字
状の頂点が回転方向D2と反対方向の回転方向D1にある貫通孔27x,27t,27y
,27zの列L7と回転軸方向λ1,λ2によって形成される角度κ3より小さい。
この構成によれば、V字状の頂点が回転方向D2にある貫通孔27s,27t,27u
,27v,27wの列L5とノズル25に形成された凹部23の開口部とが重なる領域が
、V字状の頂点が回転方向D2と反対方向の回転方向D1にある貫通孔27x,27t,
27y,27zの列L7と凹部23の開口部とが重なる領域より大きい。これにより、貫
通孔27とノズル25に形成された凹部23の開口部が重なる領域が、回転軸方向λ1,
λ2における中央部L1から両端部の方向に移動することが可能となる。
(第3実施例)
第3実施例では、第2吸引孔の開口総面積に対する第1吸引孔の開口総面積の比が一定
になるように形成されている場合について説明する。
図13は、第3実施例の比較例における吸引車外輪26Xの外観図である。図13に示
すように、吸引車外輪26Xの外周面には、回転方向D1,D2において、貫通孔27が
形成されている範囲M2と、貫通孔27が形成されていない範囲M1とが交互に設けられ
る。
このように、吸引車外輪26Xに貫通孔27が配置されると、軸20に対して吸引車外
輪26Xが相対的に回転したとき、転写材8の第2面を吸引する吸引力に強弱(吸引ムラ
)が発生する。そのため、転写材8と吸引車外輪26Xの間で振動を発生させ、転写材8
に転写ムラやバンディングが発生し画像品質が低下してしまう。
図14は、第3実施例における吸引車外輪26Yの外観図である。図14の幅Wは、吸
引車外輪26Yの外周面において、軸20のノズル25に形成された凹部23の開口部に
おける回転方向D1,D2の幅を示す。
幅Wの範囲では、軸20のノズル25に形成された凹部23の開口総面積に対する貫通
孔27の開口総面積の比が一定になるように形成されている。
この構成によれば、軸20に対して吸引車外輪26Yが相対的に回転したとき、転写材
8の第2面を吸引する吸引力における変動を小さくできるので、転写材8が振動すること
を抑制できる。これにより、転写材8に形成された画像において転写ムラやバンディング
が発生し、画像品質が低下することを抑制できる。
なお、本発明の画像形成装置は、前述の例に限定されることなく、種々の設計変更が可
能である、例えば、図示しないが軸20の開放端部内にフィルターを設けることができる
。このフィルターにより、真空ポンプ34による空気の吸い込み時に、空気とともに吸い
込まれる液体現像剤のトナー(固形分)および液体キャリア(オイル)が除去される。こ
れにより、トナー(固形分)および液体キャリア(オイル)が吸い込み装置に吸い込まれ
るのを防止できるとともに、吸い込み装置の汚れを防止できる。
また、吸引車外輪26を中間転写ベルト4に当離接可能に設けることもできる。この吸
引車外輪26を転写材8の搬送時のみ中間転写ベルト4に当接させて、転写材8の非搬送
時には中間転写ベルト4から離間させることができる。これにより、中間転写ベルト4か
ら残留トナーやちり等の異物が吸引車外輪26の外周面に付着するのを防止できる。これ
により、転写材8の吸引時に転写材8に付着する汚れを抑制することができる。
更に、吸引車外輪26の外周面に当接するクリーニングユニットを設けることもできる
。吸引車外輪26の回転時に、吸引車外輪26の外周面に付着した前述の異物をこのクリ
ーニングユニットによって自動的に除去することができる。これにより、長期にわたって
転写材8を汚すことなく、安定して吸引することができる。
更に、本発明は、例えば中間転写ベルト4を備えず、各感光体3Y,3M,3C,3K
つまり潜像担持体のトナー像が直接転写材8に転写される、液体現像剤を用いた画像形成
装置にも適用することができる。また、本発明は、4サイクルの画像形成装置にも適用す
ることができる。更に、本発明は単色の液体現像剤を用いた画像形成装置にも適用するこ
とができる。
更に、本発明の転写材分離装置は転写ニップ部から排出される転写材の分離に限定され
ることなく、定着装置の定着ニップ部から排出される転写材の定着部材(定着ローラー等
)からの分離にも適用することができる。この場合には、転写材分離装置は定着ニップ部
の終端より、転写材搬送方向下流側の近傍に設けられる。
要は、転写材搬送装置から転写材を分離する転写材分離装置およびこれを備えた画像形
成装置であれば、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内でどのような転写
材分離装置および画像形成装置にも適用することができる。
1…画像形成装置、1a…装置本体、2Y,2M,2C,2K…作像ユニット、3Y,
3M,3C,3K…感光体、4…中間転写ベルト、8…転写材、10Y,10M,10C
,10K…一次転写装置、14…二次転写装置、16…転写材ベルト搬送装置、17…転
写材分離装置、18…吸引車、19…吸引車支持レバー、20…軸、20a…内孔、23
…凹部、24…吸い込み口、25…ノズル、26…吸引車外輪、27,27s,27t,
27u,27v,27w,27x,27y,27z…貫通孔、28…軸回転用モーター、
29,31…動力歯車伝達機構、30…外輪回転用モーター、34…真空ポンプ、D1,
D2…回転方向、L1…吸引車外輪の回転軸方向における中央部、L2,L3,L4,L
5,L6,L7…列、P…回転軸、κ1,κ2,κ3…角度、λ1,λ2…回転軸方向。

Claims (4)

  1. 転写材と接触しながら前記転写材を移動させる転写材移動部から前記転写材を分離する
    転写材分離装置であって、
    第1吸引孔を有し、前記転写材の移動方向と交わる回転軸方向に設けられた筒状回転部
    と、
    第2吸引孔を有し、前記筒状回転部の内側に回転可能に設けられ、前記第1吸引孔と前
    記第2吸引孔とが重なる領域を介して前記転写材を吸引する吸引回転部と、を備え、
    前記吸引回転部に対する前記筒状回転部の相対的な一方向の回転に応じて、前記重なる
    領域が、前記回転軸方向における前記筒状回転部の中央部から両端部の方向に移動するよ
    うに、前記第1吸引孔が形成されていることを特徴とする転写材分離装置。
  2. 請求項1に記載の転写材分離装置であって、
    前記筒状回転部の外周面が展開された平面において、前記第1吸引孔は、V字状に配置
    され、V字状の頂点は前記一方向側に位置することを特徴とする転写材分離装置。
  3. 請求項2に記載の転写材分離装置であって、
    前記平面において、さらに、V字状の頂点が前記一方向と反対方向側にある、V字状に
    配置された前記第1吸引孔の列を有し、V字状の頂点が前記一方向側に位置する前記第1
    吸引孔の列方向と前記回転軸方向によって形成される角度は、V字状の頂点が前記一方向
    と反対方向側にある、V字状に配置された前記第1吸引孔の列方向と前記回転軸方向によ
    って形成される角度より小さいことを特徴とする転写材分離装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の転写材分離装置であって、
    前記第2吸引孔の開口総面積に対する前記第1吸引孔の開口総面積の比が一定になるよ
    うに形成されていることを特徴とする転写材分離装置。
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