JP2007334020A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト部材の走行安定性を確保できる画像形成装置の提供を課題とする。
【解決手段】搬送ベルト34の内面に突起54を設け、プーリ70の外周面に環状溝56を設けて、該環状溝56に突起54を係合させ、搬送ベルト34の幅方向への移動を規制するようにしている。また、シャフト30B及びシャフト32Bの他端側にコロ72を設け、該コロ72の外径を、プーリ70及び駆動ローラ部30A、従動ローラ部32Aの外径以上の大きさとなるようにしている。これにより、搬送ベルト34に掛かる張力は、プーリ70側に比べコロ72側が大きくなり、搬送ベルト34には、突起54側から突起54の反対側へ向かう(矢印方向)応力が作用することとなる。このため、突起54が環状溝56の内側の立壁56Aに押し付けられ、該立壁56Aに当接した状態で、搬送ベルト34を走行させることができ、搬送ベルト34の走行安定性を確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも2本のローラに張架されるベルト部材を有する画像形成装置に関する。
従来から、感光体(像担持体)によって中間転写ベルトに転写したトナー像を、記録用紙(記録媒体)に転写・定着させることによって画像を形成する画像形成装置は知られている。このような画像形成装置において、記録用紙を搬送する搬送ベルトや中間転写ベルト等のベルト部材は、少なくとも2本のローラに張架されて走行するため、その2本のローラの軸方向のどちらかへ寄りながら走行してしまうという問題があった。
そのため、従来では、例えば安価で済むという観点から、ベルト部材の幅方向一端部側の内面(裏面)に、そのベルト部材の走行方向に沿ってリブ状突起を突設し、各ローラの軸方向一端部側に、そのリブ状突起が係合(遊挿)可能な環状溝を形成して、ベルト部材の軸方向への寄り(蛇行)を防止するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構成にしても、リブ状突起と環状溝との間には、ローラの軸方向にクリアランスがあるので、ベルト部材はローラの軸方向のどちらかへ寄りながら走行してしまうという問題があった。この場合、リブ状突起が突設されていない他端部側へベルト部材が寄りながら走行するのであれば、特に問題は起きない。
しかしながら、リブ状突起が突設されている一端部側へベルト部材が寄りながら走行すると、ベルト部材のリブ状突起付近が屈曲するように撓んで、ローラからベルト部材が浮き上がるという現象が起きることがあった。このような現象が起きると、リブ状突起が環状溝から外れたり、リブ状突起がベルト部材の内面(裏面)から剥がれてしまうといったトラブルが起きるおそれがある。
なお、この問題を解決するためには、リブ状突起をベルト部材の両端部側に設けるとともに、環状溝をローラの両端部側に設けたり、別途ベルト部材を押さえる治具等を設けるなどの構成が考えられるが、どちらも高価になる(コストが掛かる)という不具合があった。
特開2000−321879号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ベルト部材の走行安定性を確保できるようにした安価な画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、少なくとも2本のローラに張架されるベルト部材と、前記ベルト部材によって搬送される記録媒体又は該ベルト部材表面に転写させるトナー像を担持する像担持体と、前記ベルト部材の内側の幅方向一端部側にベルト部材の走行方向に沿って突設された突起と、前記ローラの一端部に設けられ、前記突起が係合可能な環状溝と、前記ベルト部材の幅方向に掛かる張力を、前記ローラの一端側よりも他端側を大きくする張力可変手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、少なくとも2本のローラに張架されるベルト部材の内側の幅方向一端部側にベルト部材の走行方向に沿って突起を突設している。一方、ローラの一端部には、突起が係合可能な環状溝を形成し、該環状溝によって突起をガイドしてベルト部材の幅方向への移動を規制し、ベルト部材の走行安定性を得るようにしている。
しかし、突起と環状溝との係合だけでは、突起と環状溝との間のクリアランスにより、ベルト部材のバタツキが生じたり、ベルト部材の突起付近が屈曲するように撓んでローラから浮き上がったりする恐れも生じる。このため、本発明では、張力可変手段を設け、ベルト部材に掛かる張力において、ローラの一端側(突起が形成されている側)よりも他端側(突起が形成されていない側)を大きくしている。
つまり、ローラの他端側のベルト部材の張力をローラの一端側より上げることで、ベルト部材には、突起側から突起の反対側へ向かう応力が作用することとなる。これにより、突起が環状溝の内側の立壁に当接した状態でベルト部材を走行させることができる。したがって、上記のような問題が生じることはなく、ベルト部材の走行安定性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記環状溝がローラの一端側に設けられたプーリで構成され、前記張力可変手段が、前記ローラの他端側に設けられ、該プーリの外径以上の大きさを有するコロであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、張力可変手段をコロとし、プーリの反対側に設けている。このコロの外径をプーリの外径以上とすることで、ベルト部材に掛かるコロ側の張力をプーリ側よりも大きくすることができ、ベルト部材の走行安定性を確保することができる。
また、ローラの他端側にコロを配設するだけなので、ベルト部材の両端部側に突起を設ける場合と比較して、安価である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記プーリの外径が前記ローラの外径以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記コロの外周面の表面粗さが前記プーリの外周面の表面粗さよりも粗いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、コロの外周面の表面粗さをプーリの外周面の表面粗さよりも粗くすることで、コロ側の表面摩擦係数を増大させる。これにより、ベルト部材とのグリップ力を増大させ、ベルト部材に掛かるコロ側の張力をプーリ側よりも大きくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記コロの外周面にはシボ加工等が施されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、コロの外周面にシボ加工等を施すことで、コロの外周面の表面粗さを粗くする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記コロと前記ベルト部材との接触面積が前記プーリとベルト部材との接触面積よりも大きいことを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、コロとベルト部材との接触面積をプーリ側よりも大きくすることで、コロ側の摩擦力がプーリ側よりも大きくなるため、ベルト部材に掛かるコロ側の張力をプーリ側よりも大きくすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記張力可変手段が、ローラの一端部に形成され、前記ローラの他端側の表面粗さを一端側の表面粗さよりも粗くするグリップ手段であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、ローラ自体の表面粗さを一端側と他端側とで変え、他端側の表面粗さを一端側の表面粗さよりも粗くして、ベルト部材に掛かるコロ側の張力をプーリ側よりも大きくなるようにする。コロを用いる場合と比較して、部品点数を削減することができるためコストダウンを図ることができ、また、画像形成装置の小型化を実現することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記ローラは、一端側と他端側で表面粗さが異なる二つの部材を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ベルト部材に接触し、ベルト部材を帯電させる帯電ローラを備え、前記張力可変手段が、前記帯電ローラであり、前記ベルト部材への押圧力を、前記ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにしたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、帯電ローラの押圧力を、ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにすることで、ベルト部材に掛かる張力が、プーリ側よりもプーリと反対側の方が大きくなる。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ベルト部材に当接し、ベルト部材に付着した現像剤を取り除くブレードを備え、前記張力可変手段が、前記ブレードであり、前記ベルト部材への当接力が、前記ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにしたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、ブレードの当接力を、ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにすることで、ベルト部材に掛かる張力が、プーリ側よりもプーリと反対側の方が大きくなる。
以上のように、本発明によれば、ベルト部材の走行安定性を確保できる安価な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、各図において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎に配設されているものについては、符号の後に「Y」、「M」、「C」、「K」の英字が付されているものがある。
まず、本発明に係る画像形成装置10の概要について説明する。図1、図2で示すように、画像形成装置10は、像担持体(感光体)20及び現像ユニット16を着脱可能に収容する本体フレーム12と、その像担持体20及び現像ユニット16を開放・閉塞するカバー体14と、を有しており、そのカバー体14に、記録用紙Pを吸着搬送可能な搬送ベルト34を備えた搬送ユニット18が着脱可能に取り付けられている。
現像ユニット16には、ローラ状の像担持体20の表面を一様に帯電する帯電ローラ22と、画像データに基づいて像担持体20に画像光を照射し、静電電位の差による潜像を形成する光学箱24と、潜像にトナーを選択的に転移して可視化する現像ローラ26と、トナー像が転写された後の像担持体20に摺接し、その像担持体20に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材28と、が備えられている。
像担持体20は、表面(周面)に感光体層を有し、帯電ローラ22によって、その表面(周面)が一様に帯電された後、光学箱24から照射されるレーザー光(画像光)によって、その表面(周面)が露光され、その露光された部分の電位が減衰することにより静電潜像(画像)が形成される。なお、帯電ローラ22は、像担持体20に当接し、これらの間に電圧が印加され、当接部付近の微少間隙内で放電が生じることにより、像担持体20の表面(周面)を略一様に帯電する。
光学箱24は、点滅するレーザー光を像担持体20の表面(周面)に走査させ、画像データに基づいた静電潜像を像担持体20の表面(周面)上に形成する。なお、光学箱24としては、LED等の発光素子を配列し、これらを画像データに基づいて点滅させるものなどが考えられる。
現像ローラ26は、像担持体20と近接して対向するように配置され、この現像ローラ26と像担持体20との間に現像バイアス電圧が印加されるようになっている。これにより、現像ローラ26と像担持体20との間には現像バイアス電界が形成され、電荷を有するトナーが像担持体20上の露光された部分に転移して可視像を形成する。
一方、搬送ユニット18は、少なくとも駆動ローラ30と従動ローラ32に張架された搬送ベルト34を備えており、その搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラ30と従動ローラ32の間の所定位置には、転写ローラ36が所定間隔を隔てて複数(後述する各色に対応して4個)配設されている。
この転写ローラ36は、カバー体14が閉じられたとき(カバー体14を本体フレーム12側に回動して像担持体20等を閉塞したとき)、搬送ベルト34を挟んで像担持体20と対向するようになっており、像担持体20との間に転写電界を形成することによって、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)を転写させるようになっている。
ここで、現像ユニット16は、フルカラーの印刷が可能なように、例えば、下からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に鉛直方向に配設されており、各現像ユニット16Y〜16Kは、本体フレーム12に設けられた支持部12Aにより、左右両端下部が支持された状態で収容されている。そして、これら現像ユニット16Y〜16Kよりも記録用紙Pの搬送方向下流側(本体フレーム12の上部)には、定着装置38が配設されている。
定着装置38は、互いの周面が対向して所定の圧力で圧接(ニップ)される加熱ローラ40と加圧ローラ42とを備えており、これら加熱ローラ40及び加圧ローラ42で記録用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱・加圧することにより、その記録用紙Pにトナー像を定着するようになっている。
なお、定着装置38(加熱ローラ40及び加圧ローラ42)によって加熱・加圧されてトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。そして、記録用紙Pへトナー像を転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次回の作像処理に備えるようになっている。
また、本体フレーム12の下部には、着脱自在な給紙カセット46が備えられている。この給紙カセット46は、記録用紙Pが送り出される方向と逆方向に引き抜き可能となっており、適宜記録用紙Pを給紙できるようになっている。
そして、給紙カセット46の先端部近傍には、給紙カセット46内から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラ対48が設けられており、給紙ローラ対48から送り出された記録用紙Pは、レジストローラ対49によって、所定のタイミングで搬送ベルト34の吸着搬送面へ送り出され、各色のトナー像の転写位置へ搬送される。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にカバー体14に着脱可能に取り付けられる搬送ユニット18について、更に詳細に説明する。搬送ユニット18は、略矩形枠状とされた筐体50を有し、その筐体50の一端部(上端部)に駆動ローラ30が回転可能に軸支され、他端部(下端部)に従動ローラ32が回転可能に軸支されている。
駆動ローラ30は、円柱状を成す駆動ローラ部30Aと、該駆動ローラ部30Aを支持するシャフト30Bで構成されており、従動ローラ32は、駆動ローラ30と同様、円柱状を成す従動ローラ部32Aと、該従動ローラ部32Aを支持するシャフト32Bと、で構成されている。そして、その駆動ローラ30と従動ローラ32に、記録用紙Pを静電吸着可能な搬送ベルト34が巻回・張架されている。
ここで、従動ローラ32には搬送ベルト34を間において帯電ローラ35が対向して配置されており、この帯電ローラ35には所定の電圧が印加されるようになっている。このため、該帯電ローラ35が搬送ベルト34に接触すると、搬送ベルト34が帯電し、搬送ベルト34と記録媒体との間に電位差が設けられ、搬送ベルト34に記録媒体が吸着されて搬送される。
一方、搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラ30と従動ローラ32の間には、各色毎に所定間隔を隔てて転写ローラ36Y〜36Kが配設されており、各転写ローラ36Y〜36Kも筐体50に回転可能に軸支されている(図1参照)。各転写ローラ36Y〜36Kは、カバー体14が閉じられたときに、搬送ベルト34を挟んで、各像担持体20Y〜20Kに所定の圧力で圧接するようになっており、搬送ベルト34の走行に追従して回転するようになっている。
また、図3、図4で示すように、筐体50よりも外側へ突出している駆動ローラ30のシャフト30Bの一端部には、駆動ローラ30に回転動力を伝達するためのギア52が固着されており、そのギア52が取り付けられている側の搬送ベルト34の内面(裏面)には、リブ状の突起54が搬送ベルト34の走行方向に沿って突設されている。
また、駆動ローラ30又は従動ローラ32のシャフト30B、32Bの一端側(駆動ローラ30のギア52側)には、プーリ70がそれぞれ固着している。このプーリ70の外周面には、環状溝(環状溝)56が周方向に沿って形成されており、動力伝達ベルト(図示省略)が架け渡されるようになっている。これにより、駆動ローラ30に伝達された駆動力が従動ローラ32側へ伝達される。
また、この環状溝56には、突起54が係合可能となっており、該環状溝56によって突起54をガイドして搬送ベルト34の幅方向への移動を規制し、搬送ベルト34を蛇行し難い構成としている。
一方、駆動ローラ30のシャフト30B及び従動ローラ32のシャフト32Bの他端側には、それぞれコロ72を設けており、シャフト30B、32Bに対して回転自在としている。このコロ72の外径を、プーリ70及び駆動ローラ部30A、従動ローラ部32Aの外径以上としている。そして、プーリ70及び駆動ローラ部30A、従動ローラ部32Aと共に、コロ72にも搬送ベルト34が架け渡される。なお、プーリ70の外径は、それぞれ駆動ローラ部30A、従動ローラ部32Aの外径以下となるようにしている。
次に、以上のような構成の画像形成装置10の作用について説明する。
まず、給紙ローラ対48により、給紙カセット46内から1枚ずつ記録用紙Pが取り出され、レジストローラ対49によって所定のタイミングで搬送ベルト34上に送られる。搬送ベルト34上に送られた記録用紙Pは、その搬送ベルト34によって静電吸着され、各色の像担持体20Y〜20Kへ搬送される。
一方、現像ユニット16では、まず、帯電ローラ22によって像担持体20の表面(周面)が一様に帯電される。そして、光学箱24からレーザー光(画像光)が像担持体20の表面(周面)に走査され、画像データに基づいた静電潜像が像担持体20の表面(周面)上に形成される。その後、現像ローラ26によってトナーが像担持体20上に転移され、その像担持体20の表面(周面)に可視像が形成される。
こうして、像担持体20の表面(周面)に可視像が形成されたら、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)が、像担持体20と転写ローラ36によって転写される。これをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に行い、記録用紙P上にフルカラーのトナー像(未定着像)が転写されたら、記録用紙Pは、搬送ベルト34によって定着装置38へ搬送される。
定着装置38に搬送された記録用紙Pは、加熱ローラ40及び加圧ローラ42によって、それに転写されている未定着のトナー像が加熱・加圧されて定着される。そして、定着装置38によってトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。なお、記録用紙Pへのトナー像の転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次の作像処理に備える。
ここで、本発明では、図3及び図4に示すように、搬送ベルト34の内面(裏面)に突起54を設け、プーリ70の外周面には環状溝56を設けて、該環状溝56に突起54を係合させ、搬送ベルト34の幅方向への移動を規制するようにしている。
また、駆動ローラ30のシャフト30B及び従動ローラ32のシャフト32Bの他端側にコロ72を設け、該コロ72の外径を、プーリ70及び駆動ローラ部30A、従動ローラ部32Aの外径以上の大きさとなるようにしている。これにより、搬送ベルト34に掛かる張力は、プーリ70側に比べコロ72側の方が大きくなる。
突起54と環状溝56の係合だけでは、突起54と環状溝56との間のクリアランスにより、搬送ベルト34のバタツキが生じたり、搬送ベルト34の突起54付近が屈曲するように撓んで駆動ローラ30及び従動ローラ32から浮き上がったりする恐れも生じる。
しかし、本発明のように、搬送ベルト34に掛かる張力を、プーリ70側よりもコロ72側が大きくなるようにすることで、搬送ベルト34には、突起54側から突起54の反対側へ向かう(矢印方向)応力が作用することとなる。これにより、突起54が環状溝56の内側の立壁56Aに押し付けられ、該立壁56Aに当接した状態で、搬送ベルト34を走行させることができる。したがって、上記のような問題が生じることはなく、搬送ベルト34の走行安定性を確保することができる。
また、駆動ローラ30のシャフト30B及び従動ローラ32のシャフト32Bの他端側にコロ72を配設するだけなので、搬送ベルト34の両端部側に突起54を設ける場合と比較して、安価である。
なお、ここでは、コロ72の外径について規定したが、搬送ベルト34に、突起54側から突起54の反対側へ向かう応力が作用すれば良いため、これに限るものではない。
例えば、コロ72の外周面にシボ加工等を施し、コロ72の外周面の表面粗さをプーリ70の外周面の表面粗さよりも粗くしても良い。つまり、コロ72側の表面摩擦係数を増大させ、搬送ベルト34とのグリップ力を増大させることで、搬送ベルト34に掛かるコロ72側の張力をプーリ70側よりも大きくして、搬送ベルト34に、矢印方向への応力が作用するようにする。
また、軸方向に沿ったコロ72の幅をプーリ70の幅よりも広くすることで、コロ72と搬送ベルト34との接触面積をプーリ70側よりも大きくする。これにより、コロ72側の摩擦力をプーリ70側よりも上げて、搬送ベルト34に掛かるコロ72側の張力をプーリ70側よりも大きくするようにしても良い。
さらに、図5(A)に示すように、ローラ74に軸方向に沿った一端側(領域A)と他端側(領域B)とで表面粗さを変え、領域Bの表面粗さを領域Aの表面粗さよりも粗くすることで、搬送ベルト34に掛かるコロ72側の張力をプーリ70側よりも大きくなるようにしても良い。この場合、コロ72を用いる場合と比較して、部品点数を削減することができるためコストダウンを図ることができ、また、画像形成装置10の小型化を実現することができる。
なお、一つのローラ74に限らず、図5(B)に示すように、表面粗さが異なる二つのローラ76、78を用い、ローラ76とローラ78とを一体化させて、ローラ80を構成するようにしてもよい。具体的には、ローラ78の両端部には、シャフト78Aを設け、ローラ76の一端側にはシャフト76Aを設けて、他端側にはシャフト78Aが嵌合可能な嵌合孔76Bを形成する。そして、該嵌合孔76Bにシャフト78Aを嵌合させて、ローラ76とローラ78を一体にする。
また、プーリ70を用いなくても良い場合は、図示はしないがローラの一端側に環状溝を形成しても良い。
さらに、搬送ベルト34に接触して搬送ベルト34を帯電させる帯電ローラ35(図1参照)を利用して、搬送ベルト34に矢印方向への応力が作用するようにしても良い。つまり、帯電ローラ35の搬送ベルト34への押圧力を、搬送ベルト34の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにする。
また、これ以外にも、搬送ベルト34に当接して搬送ベルト34に付着したトナーを取り除くブレード82(図1参照)を利用しても良く、搬送ベルト34への当接力を、搬送ベルト34の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにしても良い。
次に、本発明に係る画像形成装置の変形例について説明する。
図6で示す画像形成装置11は、中間転写ベルト60を備えている点が上記画像形成装置10とは異なっている。したがって、上記画像形成装置10と同等の機能を有するものには同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図6で示すように、搬送ユニット18は、カバー体14に着脱可能に取り付けられており、カバー体14はヒンジ部13を介して本体フレーム12に回動可能に取り付けられている。搬送ベルト34は駆動ローラ30と従動ローラ32に張架され、駆動ローラ30と従動ローラ32との間の適宜位置には、バックアップローラ68が配設されている。
一方、中間転写ベルト60は、駆動ローラ62と従動ローラ64とテンションローラ66に張架されており、中間転写ベルト60にも、上記と同様に、図7に示すリブ状の突起54が突設されている。そして、駆動ローラ62と従動ローラ64(図6参照)の一端側には、それぞれプーリ70が配設され、上記と同様に、環状溝56が形成されている。また、駆動ローラ62と従動ローラ64の他端側には、プーリ70よりも大径のコロ72がそれぞれ配設されている。なお、駆動ローラ62と従動ローラ64の間で、テンションローラ66の反対側には、各色毎の転写ローラ36Y〜36Kが適宜位置に配設されている。
したがって、各色の像担持体20Y〜20Kと転写ローラ36Y〜36Kによって中間転写ベルト60上に転写されたトナー像(未定着像)は、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、中間転写ベルト60と搬送ベルト34とがそれぞれテンションローラ66とバックアップローラ68によって互いに摺接する部位にて転写され、その後、定着装置38によって定着される。
このような構成の画像形成装置11においては、中間転写ベルト60には突起54側から突起54の反対側へ向かう(矢印方向)応力が作用することとなる。これにより、中間転写ベルト60に形成された突起54はプーリ70の環状溝56の内側の立壁56Aに当接した状態のまま走行することとなる。
つまり、上記と同様に、中間転写ベルト60の突起54付近が撓んで、その部分が各ローラ62、64から浮き上がることが防止され、突起54が環状溝56から外れたり、中間転写ベルト60の内面(裏面)から突起54が剥離されることが防止される。
また、上記と同様に、像担持体20によって中間転写ベルト60にはトナー像(未定着像)が転写されるが、その転写面における主走査方向(駆動ローラ62の軸方向)の位置ずれを抑制することができるため、フルカラーの印刷時において、カラーレジストレーションの改善が可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが取り付けられたカバー体と本体フレームとを示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ユニットの概略正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ユニットを構成する駆動ローラ及び搬送ベルトを示す一部破断概略正面図である。 (A)は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ユニットを構成する駆動ローラの変形例を示す斜視図であり、(B)は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ユニットを構成する駆動ローラのその他の例を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の変形例を示す概略側面図である。 図6の画像形成装置の搬送ユニットを構成する駆動ローラ及び中間転写ベルトを示す一部破断概略正面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 画像形成装置
20 像担持体
34 搬送ベルト(ベルト部材)
35 帯電ローラ(張力可変手段)
54 突起
56 環状溝
60 中間転写ベルト(ベルト部材)
70 プーリ
72 コロ(張力可変手段)
74 ローラ(グリップ手段、張力可変手段段)
76 ローラ(張力可変手段)
78 ローラ(張力可変手段)
80 ローラ(グリップ、張力可変手段)
82 ブレード(張力可変手段)

Claims (10)

  1. 少なくとも2本のローラに張架されるベルト部材と、
    前記ベルト部材によって搬送される記録媒体又は該ベルト部材表面に転写させるトナー像を担持する像担持体と、
    前記ベルト部材の内側の幅方向一端部側にベルト部材の走行方向に沿って突設された突起と、
    前記ローラの一端部に設けられ、前記突起が係合可能な環状溝と、
    前記ベルト部材の幅方向に掛かる張力を、前記ローラの一端側よりも他端側を大きくする張力可変手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記環状溝がローラの一端側に設けられたプーリで構成され、
    前記張力可変手段が、前記ローラの他端側に設けられ、該プーリの外径以上の大きさを有するコロであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プーリの外径が前記ローラの外径以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記コロの外周面の表面粗さが前記プーリの外周面の表面粗さよりも粗いことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記コロの外周面にはシボ加工等が施されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記コロと前記ベルト部材との接触面積が前記プーリとベルト部材との接触面積よりも大きいことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記張力可変手段が、ローラの一端部に形成され、前記ローラの他端側の表面粗さを一端側の表面粗さよりも粗くするグリップ手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記ローラは、一端側と他端側で表面粗さが異なる二つの部材を含んで構成されたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記ベルト部材に接触し、ベルト部材を帯電させる帯電ローラを備え、
    前記張力可変手段が、前記帯電ローラであり、前記ベルト部材への押圧力を、前記ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベルト部材に当接し、ベルト部材に付着した現像剤を取り除くブレードを備え、
    前記張力可変手段が、前記ブレードであり、前記ベルト部材への当接力を、前記ベルト部材の幅方向一端側よりも他端側が大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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