JP2002341659A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2002341659A
JP2002341659A JP2001144029A JP2001144029A JP2002341659A JP 2002341659 A JP2002341659 A JP 2002341659A JP 2001144029 A JP2001144029 A JP 2001144029A JP 2001144029 A JP2001144029 A JP 2001144029A JP 2002341659 A JP2002341659 A JP 2002341659A
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Yasuyuki Fukunaga
靖幸 福永
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置の小型化・低廉化を図る。 【解決手段】 感光体ドラム28の被現像部に現像剤を
供給する現像ローラ72と、現像剤を現像ローラの一端
側から他端側へ攪拌しながら搬送する第1のスパイラル
73と、この第1のスパイラル73の上部に配置され
て、第1のスパイラル73の現像剤搬送方向と逆方向に
現像剤を攪拌しながら搬送する第2のスパイラル74
と、を備えている。この第2のスパイラル74の搬送方
向下流端側と第1のスパイラル73の搬送方向上流端側
とが第1の現像剤連通部で連通されている。又、第1の
スパイラル73の搬送方向下流端側と第2のスパイラル
74の搬送方向上流端側とが第2の現像剤連通部86で
連通されている。第2のスパイラル74の少なくとも上
部には、第2の現像剤連通部86を介して現像剤を吸い
上げる磁石87が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被現像部に現像
剤を供給して静電潜像を可視化する現像装置及びこの現
像装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、現像装置には、トナーとキャ
リアとからなる二成分現像剤を使用して、被現像部であ
る感光体表面の静電潜像部にトナーを付着させて可視化
するようにしたものがある。このような現像装置は、感
光体の幅方向に沿うように配置された現像剤供給手段と
しての現像ローラと、この現像ローラの一端側から他端
側まで現像剤を攪拌しながら搬送する第1のスパイラル
(第1の現像搬送手段)と、この第1のスパイラルによ
って搬送された現像剤を第1のスパイラルの現像剤搬送
方向上流端側へ攪拌しながら還流させる第2のスパイラ
ルとを備えており、第1のスパイラル及び第2のスパイ
ラルの攪拌・搬送作用により現像剤を帯電させ、その帯
電した現像剤を現像ローラに供給するようになってい
る。
【0003】このような現像装置には、上述の現像ロー
ラ,第1のスパイラル及び第2のスパイラルをほぼ水平
な方向に並べたものが知られていた。しかしながら、こ
のような従来の現像装置は、感光体の幅方向に垂直な断
面において、ほぼ水平方向の寸法が大きくなってしまう
ため、例えば、4連タンデム方式のカラー複写機等に適
用した場合に、各感光体間の間隔を大きくとらなければ
ならず、複写機全体の外観形状が大型化するという問題
を有していた。
【0004】そこで、このような問題を解決するものと
して、特開平10−142942号公報に開示された現
像装置(第2従来例)が開発された。この現像装置は、
第1のスパイラルの上部に第2のスパイラルを配置し、
現像ローラの端部側に現像ローラと共に回転するマグネ
ットローラを取り付け、このマグネットローラで現像ロ
ーラ端部側の現像剤を第2のスパイラル側へ汲み上げる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような第
2従来例は、マグネットローラが現像ローラと類似の構
造であり、そのマグネットローラが現像ローラと同軸上
に配置されるようになっているため、実質上現像ローラ
が長くなったような構造となり、感光体周辺のスペース
が狭くなり、他の部品の配置設計が難しくなるという新
たな問題を招来した。しかも、マグネットローラが現像
ローラと類似の構造であり、現像装置の構造が複雑で高
価であった。
【0006】そこで、本発明は、現像装置の構造を簡素
化して、現像装置の全体形状の小型化を図り、現像装置
の低廉化を図ると共に、感光体周辺のスペースを十分に
確保することを目的とすると共に、このような現像装置
を備えた小型化・低廉化された画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る現
像装置は、被現像部に現像剤を供給する現像剤供給手段
と、この現像剤供給手段に沿って配置されて、現像剤を
現像剤供給手段の一端側から他端側へ攪拌しながら搬送
する第1の現像剤搬送手段と、この第1の現像剤搬送手
段の上部に配置され、前記第1の現像剤搬送手段の現像
剤搬送方向と逆方向に現像剤を攪拌しながら搬送する第
2の現像剤搬送手段と、この第2の現像剤搬送手段の搬
送方向下流端側と前記第1の現像剤搬送手段の搬送方向
上流端側とを連通する第1の現像剤連通部と、前記第1
の現像剤搬送手段の搬送方向下流端側と前記第2の現像
剤搬送手段の搬送方向上流端側とを連通する第2の現像
剤連通部と、前記第2の現像剤搬送手段の少なくとも上
部に配置され、前記第2の現像剤連通部を介して第1の
現像剤搬送手段の搬送方向下流端側に位置する現像剤を
第2の現像剤搬送手段の搬送方向上流端側に吸い上げる
静的な磁石と、を備えたことを特徴としている。
【0008】このような現像装置は、現像剤が第1の現
像剤搬送手段によって被現像部の一端側から他端側へ攪
拌されながら搬送される。そして、第1の現像剤搬送手
段の搬送方向下流端側の第2の現像剤連通部に搬送され
た現像剤が磁石の磁力で吸引される。この際、現像剤が
磁石からチェーン状に垂れ下がり第2の現像剤搬送手段
ですくい取られる。そして、第2の現像剤搬送手段によ
ってすくい取られた現像剤が第2の現像剤搬送手段によ
って第1の現像剤連通部まで攪拌されながら搬送され、
その後、現像剤が第1の現像剤連通部から第1の現像剤
搬送手段の搬送方向上流端側へ落下させられる。このよ
うに、現像剤が第1及び第2の現像剤搬送手段によって
攪拌されながら搬送されることにより帯電させられ、そ
の帯電された現像剤が現像ローラ側に均等に供給され
る。
【0009】請求項2の発明に係る画像形成装置は、上
記請求項1に記載の現像装置と、この現像装置によって
被現像部に形成されたトナー像を記録材に転写する転写
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】このような画像形成装置は、第1の現像剤
搬送手段の上部に第1の現像剤搬送手段と磁石を重ねて
配置することにより小型化した現像装置を備えているた
め、外観形状を小型化することができる。とりわけ、現
像装置をほぼ水平に複数個並べるタンデム方式のカラー
の画像形成装置において、現像装置の小型化の効果が大
きい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0012】(画像形成装置の概略構成)図1は、本発
明の実施の形態に係るカラープリンタ(画像形成装置)
2の概略構成図である。
【0013】先ず、図1に基づいてカラープリンタ2の
概略構成を説明する。カラープリンタ2は、記録材とし
てのシート材(例えば、シート状の紙、プラスチックフ
ィルム等)3を一枚ずつ送り出す給紙部4と、この給紙
部4から送り出されたシート材3を後述する作像部(画
像形成部)5まで搬送する搬送部6と、この搬送部6に
よって搬送されたシート材3に転写すべきトナー像を作
成する作像部5と、前記搬送部6によって搬送されたシ
ート材3を受け取り、そのシート材3を所定方向に搬送
すると共に、そのシート材3に作像部5で形成されたト
ナー像を転写する転写搬送部(転写手段)7と、この転
写搬送部7によって搬送されたシート材上のトナー像を
シート材3に定着させる定着部8と、この定着部8から
排出されたシート材3を受け取る排紙部10と、前記作
像部5に向けて露光用のレーザ光を照射する光学ユニッ
ト11と、を備えている。
【0014】給紙部4は、第1の給紙トレイ12上に積
載されたシート材3を給紙ローラ13とリバースローラ
14とで一枚ずつ送り出す第1給紙部15と、手差しト
レイ16上のシート材(図示せず)を給紙ローラ17で
送り出す第2給紙部18とからなっている。
【0015】搬送部6は、第1給紙部15から送り出さ
れたシート材3の移動を案内する搬送路20と、この搬
送路20の途中に配置された搬送ローラ21と、搬送ロ
ーラ21からシート材3を受け取り、シート材3の斜行
を補正して作像部5に送り込むレジストローラ対22
と、このレジストローラ対22よりもシート搬送方向上
流側の搬送路20に接続される手差し搬送路23とから
なっている。
【0016】画像形成部である作像部(作像ユニット)
5は、シート搬送方向上流側から順に、ブラックのトナ
ー(以下、ブラックと略称する)を有する第1作像部2
4、シアン顔料を含むトナー(以下、シアンと略称す
る)を有する第2作像部25、マゼンタ顔料を含むトナ
ー(以下、マゼンタと略称する)を有する第3作像部2
6、及びイエロー顔料を含むトナー(以下、イエローと
略称する)を有する第4作像部27とからなっている。
そして、第1から第4の各作像部24〜27は、円筒状
の感光体ドラム28と、この感光体ドラム28の外周面
にトナー像を形成する現像装置30と、感光体ドラム2
8上の残留トナーを除去するファーブラシ31及びクリ
ーニングブレード32を備えたクリーニングデバイス3
3と、感光体ドラム28に電荷を付与して感光体ドラム
28を帯電させる帯電デバイス34とを有している。こ
こで、現像装置30は、後に詳述するように、従来例と
は異なる特徴的構造を備えている。尚、この作像部5
は、その作像フレーム35と一体で画像形成装置本体3
6から引き出すことができるようになっている。また、
各作像部24〜27は、作像フレーム35に対してそれ
ぞれ着脱できるようになっている。
【0017】転写搬送部(転写ベルトユニット)7は、
フッ素系樹脂材料製の無端状の転写ベルト37と、この
転写ベルト37を巻掛ける駆動ローラ38及びテンショ
ンローラ40と、各感光体ドラム28と対向する位置に
それぞれ配置された転写ローラ(転写部材)41a,4
1b,41c,41dとを有しており、転写体搬送装置
としても機能する。そして、これら転写ローラ41a〜
41dは、所定押圧力を有し、感光体ドラム28とで転
写ベルト37を挟むようになっている。また、転写ベル
ト37内周側の適当な位置にベルトガイドローラ42,
43が配置されている。
【0018】定着部8は、ヒータを内蔵した加熱ローラ
44と、定着ローラ45と、これら加熱ローラ44と定
着ローラ45とに巻掛けられた金属製の無端状ベルト4
6と、定着ローラ45に押し付けられる加圧ローラ47
とを有している。そして、無端状ベルト46の外周面に
油を供給するドナーローラ48と、このドナーローラ4
8にころがり接触するオイルローラ50と、クリーニン
グローラ51とが配置されている。
【0019】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ート材3を排出路53を介して画像形成装置本体36上
部に導き、画像形成面を裏にして積載する排紙トレイ5
4を有している。尚、排紙カバー52は、ジャム処理す
る際には画像形成装置本体36から引き出され、ジャム
処理しない場合には画像形成装置本体36に収納される
ようになっている。
【0020】光学ユニット11は、ポリゴンスキャナミ
ラー55と結像レンズ56,57とミラー58とが各感
光体ドラム28に対応して配置されており、レーザ光を
光学ユニット支持板60に形成されたスリット61から
感光体ドラム28に向けて照射するようになっている。
【0021】このように形成されたカラープリンタ2
は、第1給紙部15又は第2給紙部18からシート材3
が送り出されると、そのシート材3が搬送部6によって
第1作像部24の感光体ドラム28と転写搬送部7の転
写ベルト37との間に送り込まれる。そして、シート材
3は、感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dと
の間を転写ベルト37で搬送される間に、ブラック、シ
アン、マゼンタ、イエローの各感光体ドラム28に形成
されたトナー像が順次に転写される。そして、カラー画
像の転写が終了したシート材3は、転写ベルト37によ
って定着部8の定着ローラ45と加圧ローラ47との間
に送り込まれ、ここで加熱・加圧されてカラートナー像
が定着される。定着作業が終了したシート材3は、排紙
トレイ54に排出されることになる。一方、各感光体ド
ラム28は、シート材3に転写されないで表面に残った
それぞれの色の残留トナーがそれぞれのクリーニングデ
バイス33によって除去され、次の画像形成に供され
る。
【0022】(現像装置)図2〜図3は、本発明の実施
の形態に係る現像装置30を示すものである。なお、図
2は、現像装置30の断面図(図3のA−A線に沿って
切断して示す断面図)である。また、図3は、図2のB
−B線に沿って切断して示す現像装置30の断面図であ
る。
【0023】これらの図に示すように、本発明の現像装
置30は、ハウジング71の内部に現像ローラ(現像剤
供給手段)72と第1のスパイラル(第1の現像剤搬送
手段)73と第2のスパイラル(第2の現像剤搬送手
段)74とが収容されている。また、ハウジング71内
には、トナーとキャリア(鉄粉系、フェライト系等)か
らなる現像剤が収容されている。
【0024】このうち、現像ローラ72が感光体ドラム
28の長手方向(軸線方向)に沿って配置されており、
この現像ローラ72によって現像剤が感光体ドラム28
の表面の被現像部に供給される。現像ローラ72は、N
極とS極とが交互に複数配置されてなるマグネットロー
ラ75と、このマグネットローラ75の外周側に回転可
能に配置されたスリーブ76とからなっており、両端部
がハウジング71側に支持されている。
【0025】上記現像ローラ72の右斜め下には、第1
のスパイラル73が現像ローラ72とほぼ平行に配置さ
れている。そして、この第1のスパイラル73の上方に
は、この第1のスパイラル73と逆方向に回転する第2
のスパイラル74が第1のスパイラル73と平行に配置
されている。これら第1のスパイラル73と第2のスパ
イラル74は、ハウジング71に形成されたスパイラル
収納部77,78にそれぞれ収容され、隔壁80によっ
て上下方向に仕切られており、その両端部がハウジング
71に回転可能に支持されている。そして、これら第1
及び第2のスパイラル73,74は、軸81,82の外
周に形成された螺旋状の溝83,84に現像剤を収容
し、その現像剤を攪拌しながら搬送する際に、現像剤を
帯電(約−10〜−20μC/g)させるようになって
いる。
【0026】図2に示すように、第1及び第2のスパイ
ラル73,74の右側端部には、上下のスパイラル収納
部78,77を連通する第1の現像剤連通部85が形成
されており、第2のスパイラル74で搬送されてきた現
像剤が第1の現像剤連通部85から第1のスパイラル7
3の右側端部(搬送方向上流端側)に落下する。
【0027】また、図2に示すように、第1及び第2の
スパイラル73,74の左側端部には、上下のスパイラ
ル収納部78,77を連通する第2の現像剤連通部86
が形成されている。そして、この第2の現像剤連通部8
6が形成されている位置で、且つ第2のスパイラル74
の上部には、磁石87が配置されている。この磁石87
は、第1のスパイラル73によって第2の現像剤連通部
86まで搬送された現像剤を上方へ吸引するようになっ
ている。例えば、この磁石87としては、圧縮成形又は
射出成形で所望形状に形成されたプラスチックマグネッ
トや、焼結成形されたフェライト磁石等が適宜使用され
る。なお、磁石87は、図4(a)に示すように全体を
略矩形板状に形成するか、又は図4(b)に示すように
略円板状に形成し、その第2のスパイラル74に対向す
る面側に、第2のスパイラル74の上部を収容する略円
弧状の凹部88を形成するようになっている。
【0028】ここで、現像ローラ72は、図示しない感
光体ドラムの動力伝達機構にギヤ90を介して接続され
ている。また、第1のスパイラル73は、ギヤ91,9
2,93,94を介して現像ローラ72に接続され、第
2のスパイラル74は、ギヤ94,93を介して第1の
スパイラル73に接続されている。そして、現像ローラ
72と第1のスパイラル73が同一方向に回転し、第2
のスパイラル74が第1のスパイラル73と逆方向に回
転するようになっている。
【0029】(作用・効果)このような構成の現像装置
30は、現像剤が第1のスパイラル73によって図2の
右側から左側に攪拌されながら搬送され、その現像剤が
第2の現像剤連通部86まで達すると磁石87で上方
(第2のスパイラル74)側へ吸引されるようになって
いる。そして、磁石87で吸引されて、磁石87からチ
ェーン状に垂れ下がった現像剤が、第2のスパイラル7
4によってすくい取られ、第2のスパイラル74で図2
の左側から右側へ向かって攪拌されながら搬送される。
そして、現像剤が第2のスパイラル74で第1の現像剤
連通部85まで搬送されると、その現像剤が第1の現像
剤連通部85から第1のスパイラル73を収容する下の
スパイラル収納部77に落下する。これにより、現像剤
のハウジング71内における循環の1サイクルが終了す
る。なお、第1のスパイラル73によって搬送方向下流
端側まで搬送された現像剤は、上述のように磁石87に
よって強制的に第2のスパイラル74側へ持ち上げられ
るようになっているため、第1のスパイラル73の端部
に溜まって強い力で圧縮されるようなことがなく、その
劣化が抑えられるようになっている。
【0030】現像剤は、上述のように第1のスパイラル
73及び第2のスパイラル74で攪拌されながら搬送さ
れることにより帯電し、現像ローラ72のスリーブ76
の外表面に捕捉され、現像ローラ72のスリーブ76上
の現像剤層の厚さが穂切り板95で制限された後、現像
ローラ72から感光体ドラム28の外表面の静電潜像部
(被現像部)に現像剤が供給され、感光体ドラム28の
外表面にトナー像が形成されるようになっている。な
お、感光体ドラム28に形成されたトナー像が転写搬送
部7でシート材3に転写される。
【0031】以上のように、本実施の形態の現像装置3
0は、第1のスパイラル73、第2のスパイラル74及
び磁石87を上下方向に配置する構成であるため、感光
体ドラム28側へのハウジング31の出っ張りを少なく
でき、感光体ドラム28周辺のスペースを十分に確保で
きると共に、図3に示すような感光体ドラム28に対し
て略水平方向への寸法Lを小さくすることができ、装置
全体の小型化を図ることができる。
【0032】しかも、本実施の形態の現像装置30にお
いて、磁石87は、従来例のような回転する構造の複雑
なマグネットローラ(現像剤汲み上げ手段)と異なり、
静的であって形状も単純であるため(図4参照)、装置
全体の製造コストの低廉化を図ることができる。
【0033】そして、このような小型化・低廉化された
現像装置30を使用した画像形成装置は、全体形状を小
型化することができると共に、製品価格の低廉化を図る
ことができる。とりわけ、図1に示したような4連タン
デム方式のカラープリンタ2において本実施の形態の現
像装置30を使用すれば、各感光体ドラム28間の寸法
を小さくすることができ、カラープリンタ2を大幅に小
型化することが可能になると共に、感光体ドラム28周
辺のスペースを確保することができ、各作像部24〜2
7の設計が容易になる。
【0034】(現像装置の変形例)図5は、現像装置3
0の変形例を示すものである。この図に示す現像装置3
0は、現像剤を吸い上げる力を大きくするため、磁石8
7の下端を第1のスパイラル73の直上近傍まで延ばし
たものである。この場合、磁石87には、図6に示すよ
うな、第1のスパイラル73を収容する凹部96と、第
2の現像剤連通部86の一部を構成する現像剤連通溝9
7を形成しておく必要がある。
【0035】なお、上述の実施の形態において、現像装
置30は、4連タンデム式のカラープリンタ2に適用す
る場合について説明したが、これに限られず、モノクロ
の複写機や、カラー複写機、モノクロのプリンタ、ファ
クシミリ等に広く使用することができる。
【0036】また、被現像部は、感光体ドラム28の外
表面の静電潜像部を例示したが、これに限られず、例え
ば、感光体ベルトの静電潜像部等も含まれる。
【0037】
【発明の効果】本発明の現像装置は、第1の現像剤搬送
手段、第2の現像剤搬送手段及び磁石を順次上方へ並べ
て配置することにより、装置全体の小型化を図ることが
できると共に、現像剤汲み上げ手段として静的な磁石を
使用することにより、装置構造を簡素化することがで
き、製品価格の低廉化を図ることができる。
【0038】また、本発明の画像形成装置は、上述のよ
うな現像装置を備えているため、装置全体の小型化・軽
量化を図ることができ、製品価格の低廉化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る現像装置の断面図で
あり、図3のA−A線に沿って切断して示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る現像装置の断面図で
あり、感光体ドラムの軸線に直交する平面で切断して示
す断面図(図2のB−B線に沿って切断して示す断面
図)である。
【図4】磁石の外観形状を示す斜視図である。
【図5】本発明の現像装置の変形例を示す断面図であ
り、図3に対応する断面図である。
【図6】本発明の磁石の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2……カラープリンタ(画像形成装置)、7……転写搬
送部(転写手段)、72……現像ローラ(現像剤供給手
段)、73……第1のスパイラル(第1の現像剤搬送手
段)、74……第2のスパイラル(第2の現像剤搬送手
段)、85……第1の現像剤連通部、86……第2の現
像剤連通部、87……磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被現像部に現像剤を供給する現像剤供給
    手段と、 この現像剤供給手段に沿って配置されて、現像剤を現像
    剤供給手段の一端側から他端側へ攪拌しながら搬送する
    第1の現像剤搬送手段と、 この第1の現像剤搬送手段の上部に配置され、前記第1
    の現像剤搬送手段の現像剤搬送方向と逆方向に現像剤を
    攪拌しながら搬送する第2の現像剤搬送手段と、 この第2の現像剤搬送手段の搬送方向下流端側と前記第
    1の現像剤搬送手段の搬送方向上流端側とを連通する第
    1の現像剤連通部と、 前記第1の現像剤搬送手段の搬送方向下流端側と前記第
    2の現像剤搬送手段の搬送方向上流端側とを連通する第
    2の現像剤連通部と、 前記第2の現像剤搬送手段の少なくとも上部に配置さ
    れ、前記第2の現像剤連通部を介して第1の現像剤搬送
    手段の搬送方向下流端側に位置する現像剤を第2の現像
    剤搬送手段の搬送方向上流端側に吸い上げる静的な磁石
    と、 を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の現像装置と、この
    現像装置によって被現像部に形成されたトナー像を記録
    材に転写する転写手段と、を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
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