JP3166044U - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器内に混入した異色のトナーを分散させることで、画像品質の低下を抑えることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、複数の感光体と、感光体上の残留現像剤を一時的に保持する保持部材と、前記複数の感光体に対向して配置されるベルトと、該ベルト上の現像剤を回収する清掃部材と、前記保持部材で保持した前記残留現像剤を、前記感光体を介して前記ベルト上に転写させた後、前記清掃部材で回収させる残留現像剤回収手段と、感光体に現像剤を供給する現像ローラ48Bを有する現像室48H、および、当該現像室48Hの上方に設けられるとともに、現像剤を収容する現像剤収容室49Iを有する複数の現像器とを備え、前記現像器は、現像室48Hと現像剤収容室49Iとの間で現像剤を循環させる循環機構(区画壁WH、アジテータ60、オーガ70,80)を備えている。【選択図】図6

Description

本考案は、複数の感光体と、複数の感光体に対向して配置されるベルトとを備えた画像形成装置に関する。
一般に、レーザプリンタなどの画像形成装置として、異なる色のトナーをそれぞれ収容する複数の現像器と、複数の現像器のそれぞれから現像ローラを介してトナーが供給される複数の感光体ドラムと、複数の感光体ドラムに対向して配置されるベルトとを備えたものが知られている。この画像形成装置では、ベルトによって搬送される用紙が各感光体ドラムを通過するときに、各感光体ドラム上で保持された異色のトナーが順次用紙に転写されることによって、用紙のカラー印刷が行われる。
このような画像形成装置では、従来、高品質な画像形成を行うために、感光体ドラムと摺接して感光体ドラム上に付着した余分なトナーを回収する感光体クリーナと、ベルトと摺接してベルト上に付着した余分なトナーを回収するベルトクリーナと、所定のタイミングで感光体クリーナに印加する電圧の正負を逆にする制御装置とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術によれば、制御装置によって所定のタイミングで感光体クリーナに印加される電圧の正負が逆にされることで、感光体クリーナ上のトナーが、感光体ドラムに移った後、ベルト上に転写され、このベルト上のトナーがベルトクリーナで回収される。
特開2000−29365号公報
ところで、前記した従来技術では、感光体クリーナで保持していたトナーを、トナーの持つ電荷と印加電圧の電位差を利用して、感光体ドラムおよびベルトを介してベルトクリーナで回収する際に、最上流側の感光体ドラムからベルトに供給されるトナーが、その下流側に配置される三つの各感光体ドラムとベルトとの間を通過する。そのため、この通過の際(例えば最上流側の感光体ドラムからベルトに移ったトナーが二番目、三番目の感光体ドラムを通過する際)に、トナーを移動させるための電位差により生じた放電現象などで各トナーの電荷が高くなると、トナー同士の反発によりさらに下流側の感光体ドラム(例えば四番目の感光体ドラム)を通過する際にトナーが感光体ドラムに移ってしまうことがある。
そして、このとき、感光体クリーナが多くのトナーを保持した状態であると、感光体ドラムに移った異色のトナーが感光体ドラムの回転とともに移動し、感光体クリーナで回収されることなく現像ローラに移って現像器内に入り、その内部において混色する。この際、現像器内の現像ローラ周辺において異色のトナーが一箇所に滞留したままであると、その異色のトナーが感光体ドラムに供給されることで、画像品質を大幅に下げるといった問題があった。特に、現像器内において、トナーを収容する現像剤収容室が、現像ローラを備える現像室の上方に配置される場合に、現像ローラ周辺に異色のトナーが滞留しやすいので、この問題が顕著に発生する。
そこで、本考案は、現像器内に混入した異色のトナー(現像剤)を分散させることで、画像品質の低下を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案に係る画像形成装置は、複数の感光体と、前記複数の感光体のうちの少なくとも1つに接触して配置され、当該感光体上の残留現像剤を一時的
に保持する保持部材と、前記複数の感光体に対向して配置されるベルトと、前記ベルトに接触して配置され、前記ベルト上の現像剤を回収する清掃部材と、前記保持部材で保持した前記残留現像剤を、前記感光体を介して前記ベルト上に転写させた後、前記清掃部材で回収させる残留現像剤回収手段と、感光体に接触して配置され、感光体に現像剤を供給する現像ローラを有する現像室、および、当該現像室の上方に設けられるとともに、現像剤を収容する現像剤収容室を有する複数の現像器とを備え、前記現像器は、前記現像室と前記現像剤収容室との間で現像剤を循環させる循環機構を備えていることを特徴とする。
本考案によれば、現像器内に異色の現像剤が混入した場合であっても、その異色の現像剤が循環機構により現像室と現像剤収容室との間で循環されるので、現像器内において良好に分散される。したがって、異色の現像剤が現像ローラの周囲に滞留することによる画像品質の低下を抑えることができる。
本考案によれば、現像器内に異色の現像剤が混入しても、その現像剤が循環機構により現像器内で良好に分散されるので、画像品質の低下を抑えることができる。
本考案の一実施形態に係る画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの全体構成を示す縦断面図である。 本考案の一実施形態に係る現像器を構成する図1に示した現像剤カートリッジおよび現像ユニットの分解斜視図である。 図2に対応した現像剤カートリッジおよび現像ユニットの分解斜視図であって、各シャッタ片が閉じた状態を示す分解斜視図である。 (a)は図2に示した現像剤カートリッジの要部を拡大して示す分解斜視図、(b)は図2に示した現像ユニットの要部を拡大して示す分解斜視図である。 (a)は図3に示した現像剤カートリッジの要部を拡大して示す分解斜視図、(b)は図3に示した現像ユニットの要部を拡大して示す分解斜視図である。 図2に示した現像剤カートリッジおよび現像ユニットからなる現像器の内部構造を示す縦断面図である。 (a)は図6に示した現像剤カートリッジおよび現像ユニットの一端側の側面図、(b)はその一端側の部分拡大断面図である。 (a)は図2に示した現像剤カートリッジおよび現像ユニットからなる現像器の外観を示す斜視図、(b)はその他端側の部分拡大斜視図である。 オーガを歯付搬送ベルトに変えた変形例を示す現像器の側断面図である。
次に、本考案の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明においては、まず、図1により一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの全体構成を説明し、その後、このカラーレーザプリンタに組み込まれている一実施形態の現像器について詳細に説明する。
<カラーレーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、一実施形態に係るカラーレーザプリンタ1は、本体2内に記録シートSHを供給する給紙部30と、この給紙部30から給紙された記録シートSH上に画像を形成する画像形成部40と、この画像形成部40により画像が形成された記録シートSHを本体2から排出する排紙部50とを備えている。
なお、図1に矢印で示す上下、左右、手前および奥の方向は、カラーレーザプリンタ1の手前側に立った者から見た方向であり、以下の説明において、上下、左右、手前および奥の方向は、特に断りのない限り、図1に矢印で示した方向に準じる。
<給紙部30の構成>
給紙部30は、本体2に着脱自在に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31から記録シートSHを画像形成部40へ搬送する用紙供給機構32とを備えている。用紙供給機構32は、公知の給紙ローラ、分離ローラ、分離パッドなど(符号省略)を有し、給紙トレイ31内の記録シートSHを一枚ずつ分離して上方の画像形成部40へ搬送する。
<画像形成部40の構成>
画像形成部40は、スキャナ部41、プロセス部42、転写部43および定着部44を備えている。
スキャナ部41は、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部41では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応したレーザ光を、プロセス部42の各感光体ドラム47Aに照射する。
<プロセス部42の構成>
プロセス部42は、スキャナ部41と転写部43の間に配置されて本体2に着脱自在に装着される感光体ユニット45を備えている。この感光体ユニット45には、4つ(複数)のプロセスカートリッジ46が記録シートSHの搬送方向に沿って配列されている。
<プロセスカートリッジ46の構成>
各プロセスカートリッジ46は、上部が手前側に若干傾斜した姿勢でタンデム状に配列されている。このプロセスカートリッジ46は、下部に配置されたドラムサブユニット47と、ドラムサブユニット47の側部に着脱可能に連結される現像ユニット48と、現像ユニット48の上部に着脱可能に連結される現像剤カートリッジ49とを備えている。
ドラムサブユニット47は、感光体の一例としての感光体ドラム47A、保持部材の一例としてのドラムクリーナ47Bおよびスコロトロン型帯電器(符号省略)を備えている。ドラムクリーナ47Bは、ローラ状に形成され、感光体ドラム47Aに接触して配置されている。各ドラムクリーナ47Bには、電圧供給装置VMが接続されるとともに、この電圧供給装置VMには、制御装置CUが接続されている。ここで、電圧供給装置VMおよび制御装置CUは、「残留現像剤回収手段」の一例である。そして、このドラムクリーナ47Bには、制御装置CUで適宜制御される電圧供給装置VMによって正または負の電圧が印加される。なお、制御装置CUによる電圧の制御は、公知技術であるため、その詳細な説明は省略する。
現像ユニット48は、現像ローラ48Bおよび現像剤供給部材の一例としての供給ローラ48Aを備えている。また、現像剤カートリッジ49内には、現像剤の一例としてのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の非磁性一成分のトナー(図示省略)が収容されている。なお、現像ユニット48と現像剤カートリッジ49の詳細は後で詳述する。
このように構成されるプロセス部42では、スコロトロン型帯電器によってプラスに帯電された感光体ドラム47Aの表面が、スキャナ部41から出射されるレーザ光によって露光されることで、その露光部分の電位が下がって感光体ドラム47A上に画像データに基づく静電潜像が形成される。さらに、感光体ドラム47Aに接触する現像ローラ48Bによってプラスに帯電されたトナーが感光体ドラム47A上の静電潜像に供給されることで、感光体ドラム47A上にトナー像が担持される。なお、後で詳述するように感光体ドラム47A上のトナー像は転写ローラ43Dとの間で記録シートSHに転写されるが、良好に転写されなかったトナーが感光体ドラム47Aに残留トナーとして残ることがある。この場合、この感光体ドラム47A上のプラスの残留トナーは、負の電圧が印加されたドラムクリーナ47Bによって回収され、その表面上で一時的に保持される。また、このように残留トナーを保持した状態のドラムクリーナ47Bに所定のタイミングで正の電圧が印加されることによって、ドラムクリーナ47Bから感光体ドラム47Aに残留トナーが移動する。
<転写部43の構成>
転写部43は、駆動ローラ43A、従動ローラ43B、搬送ベルト43C、転写ローラ43Dおよび清掃部材の一例としてのクリーニング部43Eを備えている。
搬送ベルト43Cは、複数の感光体ドラム47Aに対向して配置される。この搬送ベルト43Cは、駆動ローラ43Aの回転駆動により、従動ローラ43Bとともに回転駆動される。そして、この搬送ベルト43Cの内側には、各感光体ドラム47Aとの間で搬送ベルト43Cを挟み込む転写ローラ43Dが配置されている。転写ローラ43Dには、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。
クリーニング部43Eは、搬送ベルト43Cの下方に接触して配置される複数のローラ(符号省略)を備え、搬送ベルト43Cに付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部43Fに除去したトナーを落下(回収)させるようになっている。
そして、このような転写部43では、搬送ベルト43Cによって搬送される記録シートSHが、感光体ドラム47Aと転写ローラ43D間に供給されると、感光体ドラム47A上のトナー像が転写ローラ43Dに引き寄せられて、トナー像が記録シートSHに転写される。また、前述したようにドラムクリーナ47Bに正の電圧が印加されることによって、ドラムクリーナ47B上の残留トナーが感光体ドラム47Aに移された場合には、この残留トナーは転写ローラ43Dで引き寄せられて、搬送ベルト43C上に転写される。その後は、搬送ベルト43C上の残留トナーは、搬送ベルト43Cによってクリーニング部43Eまで搬送されて、このクリーニング部43Eによって搬送ベルト43Cから回収される。
<定着部44の構成>
定着部44は、加熱ローラ44Aおよび加圧ローラ44Bを備えている。この定着部44では、加熱ローラ44Aと加圧ローラ44Bとの間で記録シートSHを挟持しつつ送り出すことで、記録シートSH上のトナー像を熱定着させる。
<排紙部50の構成>
排紙部50は、複数の搬送ローラ(符号省略)を有しており、定着部44から排出された記録シートSHを、上方の排紙トレイ53へ搬送する。
<現像器の構成>
ここで、図2および図3は、前述したプロセスカートリッジ46を構成する現像ユニット48および現像剤カートリッジ49の外観を示している。現像ユニット48は現像室を構成するものであり、現像剤カートリッジ49は現像剤収容室を構成するものである。そして、この現像ユニット48と現像剤カートリッジ49とによって本考案の一実施形態としての現像器が構成されている。
<現像器の着脱構造>
現像剤カートリッジ49の長手方向の一端部、すなわち図2,3における左側(図1の矢印で示す右側)となる現像剤収容室の幅方向の一端部には、現像ユニット48の一端部と着脱自在に連通接続するための連通筒部49Aが下方に向けて突設されている。これに対応して、現像ユニット48の長手方向の一端部(現像室の幅方向の一端部)には、現像剤カートリッジ49の連通筒部49Aの下端部が着脱自在に嵌め込まれる前後一対の受け片48C,48Cが形成されている。そして、現像ユニット48の上部に現像剤カートリッジ49が装着されることで、現像室の上方に現在剤収容室が配置されるようになっている。
<現像器の連通構造>
ここで、図4(a),(b)に拡大して示すように、現像ユニット48の一端部には、一対の受け片48C,48Cの間に開口する第2開口の一例としての連通穴48Dが形成されている。そして、この連通穴48Dに接続可能に対面する第2開口の一例としての連通穴49Bが現像剤カートリッジ49の連通筒部49Aの下で、幅方向の内側に形成されている。
連通筒部49Aの下端部には、図5(a)に拡大して示すように、連通穴49Bを開閉するためのシャッタ片49Cが上下方向にスライド可能に組み込まれている。このシャッタ片49Cには、連通筒部49Aの側壁部から図示手前側に突出する係合突起49Dが一体に形成されている。そして、この係合突起49Dが現像ユニット48側の一方の受け片48Cの上端部に係合して上方に押動されることで、シャッタ片49Cが上方にスライドして連通筒部49Aの連通穴49Bが開かれるようになっている(図4(a)参照)。
また、現像剤カートリッジ49の長手方向の一端部と反対側(図示右側)の他端部には、図4(a)に拡大して示すように、その下面に開口する第1開口の一例としての連通穴49Eが形成されている。そして、この連通穴49Eを開閉するためのシャッタ片49Fが左右方向にスライド可能に現像剤カートリッジ49の他端部に組み込まれている。
シャッタ片49Fには、現像剤カートリッジ49の他端部の下面から突出する係合突起49Gと、現像剤カートリッジ49の他端部から図示手前側に突出する操作ノブ49Hとが一体に形成されている。そして、操作ノブ49Hが図5に示すように図示右方向に操作されると、係合突起49Gとともにシャッタ片49Fが図示右方にスライドして連通穴49Eが閉じられるようになっている。
一方、現像ユニット48の長手方向の一端部と反対側(図示右側)の他端部の上面には、図4(b)に拡大して示すように、現像剤カートリッジ49側の連通穴49Eに接続可能に対面する第1開口の一例としての連通穴48Eと、現像剤カートリッジ49側の係合突起49Gが突入するスリット48Fとが形成されている。そして、連通穴48Eを開閉するためのシャッタ片48Gが左右方向にスライド可能に現像ユニット48の他端部に組み込まれている。
シャッタ片48Gには、スリット48Fの下方に配設されて現像剤カートリッジ49側の係合突起49Gと係合する係合凹部(図示省略)が形成されている。そして、現像剤カートリッジ49側の操作ノブ49Hが図5(a)に示すように図示右方向に操作されると、係合突起49Gに連動してシャッタ片48Gが図示右方にスライドすることで、現像ユニット48の連通穴48Eも閉じられるようになっている。
<現像器の内部構造>
図6に示すように、現像ユニット48内の現像室48Hと現像剤カートリッジ49内の現像剤収容室49Iとは、区画壁WHによって区画されている。ここで、区画壁WHは、図4(a)に示す現像剤カートリッジ49の下壁と、連通筒部49Aの幅方向内側の壁と、図4(b)に示す現像ユニット48の上壁と、図示左側の側壁とによって構成される。そして、図6に示すように、この区画壁WHの幅方向の一端部(図示左側の端部)は、現像ユニット48側の連通穴48Dと現像剤カートリッジ49側の連通穴49Bとによって連通され、その幅方向の他端部は、現像ユニット48側の連通穴48Eと現像剤カートリッジ49側の連通穴49Eとによって連通されている。ここで、各連通穴48D,49B,48E,49E周りの構造は、説明の便宜上、簡略化して図示している。
<送出搬送手段の構成>
現像剤カートリッジ49の現像剤収容室49Iには、送出搬送手段の一例としてのアジテータ60が配設されている。このアジテータ60は、回転軸61を中心に回転駆動されることで、現像剤収容室49Iの一端側から他端側へ向けてトナーを攪拌しつつ搬送するとともに、このトナーを連通穴49Eおよび連通穴48Eを通して現像室48H内に送出する。
<供給搬送手段の構成>
また、現像ユニット48の現像室48Hには、供給搬送手段の一例としてのオーガ70が配設されている。このオーガ70は、区画壁WHに沿って現像ローラ48Bの上方に水平に配置されており、その一端部を連通穴48Dに臨ませている。そして、このオーガ70は、回転軸71を中心に回転駆動されることで、現像室48Hの他端側から一端側の連通穴48Dに向けてトナーを搬送するとともに、下側の現像ローラ48Bへトナーを供給する。
<回収搬送手段の構成>
ここで、現像ユニット48の現像室48H内に規定される画像形成幅(図6の符号W参照)の外側となる箇所として、現像剤カートリッジ49の現像剤収容室49I内の一端側となる連通筒部49A内には、回収搬送手段の一例としてのオーガ80が配設されている。このオーガ80は、図1に示した供給ローラ48Aの軸方向と直交する上下方向に沿って配置されており、その下端部を連通穴49Bに臨ませている。
そして、このオーガ80は、回転軸81を中心に回転駆動されることで、現像室48Hの一端側から現像剤収容室49Iの一端側へ向けてトナーを搬送する。すなわち、オーガ80は、前記オーガ70により現像室48Hの一端側の連通穴48Dに向けて搬送されたトナーを連通穴49Bから取り込んで上方の現像剤収容室49Iの一端側の上部に搬送して回収する。
ここで、図7(a),(b)に示すように、現像ユニット48の一端側の側部には、オーガ80を前記供給ローラ48Aの回転に連動して回転駆動するための機構が構成されている。すなわち、オーガ80の回転軸81の下端部は、連通筒部49Aの下端部から突出しており、その突出部分には従動かさ歯車82が固定されている。そして、この従動かさ歯車82に噛み合う駆動かさ歯車83が現像ユニット48の一端側の側部から突出する前記供給ローラ48Aの一端部に固定されている。
<回転駆動伝達機構の構成>
一方、図8(a)に示すように、現像ユニット48および現像剤カートリッジ49の他端側の側部には、前述したオーガ70およびアジテータ60を回転駆動するための回転駆動伝達機構90が配設されている。この回転駆動伝達機構90は、図1に示した現像ユニット48内の供給ローラ48Aおよび現像ローラ48Bの回転駆動機構を兼用している。
ここで、図8(b)に示すように、入力軸91に形成された駆動ギヤ92には、供給ローラ48Aの他端部に固定された従動ギヤ93と、現像ローラ48Bの他端部に固定された従動ギヤ94と、オーガ70の他端部に固定された従動ギヤ95とが噛み合わされている。そして、供給ローラ48Aの従動ギヤ93には、アジテータ60の他端部に固定された従動ギヤ96が大小2連の減速ギヤ97を介して噛み合わされている。
この回転駆動伝達機構90により、供給搬送手段としてのオーガ70が供給ローラ48Aおよび現像ローラ48Bと共に入力軸91と反対方向に増速して回転駆動され、送出搬送手段としてのアジテータ60が入力軸91と反対方向に減速して回転駆動される。そして、供給ローラ48Aの一端部から回収搬送手段としてのオーガ80の下端部に回転駆動力が伝えられるようになっている。
以上のように構成された一実施形態のカラーレーザプリンタ1において、画像形成部40のプロセス部42を構成する各プロセスカートリッジ46では、図6に示す入力軸91の回転により、現像剤カートリッジ49の現像剤収容室49I内に収容されたトナーが現像ユニット48の現像室48H内を通過して再び現像剤収容室49I内へと循環する。
すなわち、現像剤収容室49I内の現像剤は、現像剤収容室49I内のアジテータ60の回転により、現像剤収容室49I内の一端側から他端側へ搬送され、現像室48H内のオーガ70の回転により、現像室48H内の他端側から一端側へ搬送された後、現像剤収容室49I内のオーガ80により、現像室48H内の一端側からその上方の現像剤収容室49I内の一端側へ確実に搬送されて循環する。
次に、本実施形態のカラーレーザプリンタ1内において混色が発生したときの作用について説明する。
図1に示すように、ドラムクリーナ47Bが所定量の残留トナーを保持すると、制御装置CUにより電圧供給装置VMが制御されて、ドラムクリーナ47Bに正の電圧が印加される。これにより、ドラムクリーナ47B上の残留トナーが感光体ドラム47Aに移った後、感光体ドラム47Aから搬送ベルト43C上に転写される。その後、搬送ベルト43Cとともに移動する残留トナーは、クリーニング部43Eで回収される。
このとき、最上流側(手前側)にあるプロセスカートリッジ46から搬送ベルト43C上に転写された残留トナーは、その下流側にある3つの感光体ドラム47Aを通過する際に感光体ドラム47Aと転写ローラ43Dの間の電位差により生じる放電現象により、その電荷が徐々に高くなっていく。そして、このように残留トナーの電荷が高くなると、この残留トナーが、例えば最下流側(奥側)の感光体ドラム47A、現像ローラ48Bおよび供給ローラ48Aを介して現像室48H(図6参照)に入り込むことによって、混色が発生することがある。しかし、本実施形態においては、このように混色が発生した場合には、図6に示すように、現像室48Hと、区画壁WHを挟んで配置される現像剤収容室49Iとの間でトナーが循環されることによって、異色のトナーが良好に分散される。詳しくは、現像室48H内に混入した異色のトナーは現像室48H内のトナーとムラなく混合されるとともに、現像剤収容室49Iのトナーともムラなく混合される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
プロセスカートリッジ46内に異色のトナーが混入しても、そのトナーが循環機構(区画壁WH、アジテータ60およびオーガ70,80)によりプロセスカートリッジ46内で良好に分散されるので、画像品質の低下を抑えることができる。
両端に連通穴49B等が形成される区画壁WH、アジテータ60およびオーガ70,80によって循環機構を構成したので、プロセスカートリッジ4内の全体にわたってトナーを良好に循環させることができる。ちなみに、区画壁の一端と中央とに連通穴を形成し、これら2つの連通穴を通して循環させることもできるが、この場合、区画壁の他端側にあるトナーが滞留するので、本実施形態のような構成とするのが望ましい。
回収搬送手段は、回転軸廻りに回転駆動されて回転軸方向にトナーを搬送するオーガ80を有する構造としているので、現像室48Hの上方に現像剤収容室49Iが配置される現像器においても、オーガ80の回転によりその回転軸方向に沿って現像室48H内の一端側から上方の現像剤収容室49I内の一端側へトナーを確実に搬送することができる。
オーガ80が、かさ歯車82,83を介して供給ローラ48Aの一端部に連結されているので、供給ローラ48Aの駆動源をオーガ80の駆動源として兼用することができる。
本実施形態においては、オーガ80は、現像室48H内に規定される画像形成幅の外側に配置されている。オーガ80の下方においては、圧力の低下によりトナーの密度が低くなる可能性があるが、オーガ80が画像形成幅の外側に配置されているので、画像が、その圧力の低下の影響によって薄くなったりすることが防止される。
現像剤収容室49Iおよび現像室48Hの幅方向の他端側にアジテータ60およびオーガ70の回転駆動伝達機構90が配設されているので、一端側に配設されるオーガ80やかさ歯車82,83などの回転駆動伝達機構との干渉を避け、スペースを有効に利用することができる。
本実施形態では、現像剤として、非磁性一成分のトナーが用いられている。非磁性一成分のトナーを用いた現像方式においては、トナーの摺擦による劣化が特に顕著に発生する。このような場合、トナーが現像ローラ48Bと供給ローラ48Aの間や、現像ローラ48Bと層厚規制手段の間で摺擦することによってトナーの帯電を行なっているため、現像ローラ48B上のトナーは、現像ローラ48Bが1周する毎に摺擦されて劣化することになる。このため、トナーの劣化対策が課題であった。本実施形態では、非磁性一成分のトナーを用いていても、現像剤収容室49Iと現像室48H内との間でトナーが循環し、トナーの劣化が抑えられるので、良好な画像を画像形成幅の全幅にわたって形成することができる。
本実施形態においては、現像室48Hが現像ユニット48内に構成され、この現像ユニット48に着脱自在な現像剤カートリッジ49内に現像剤収容室49Iが構成されており、現像剤カートリッジ49内に回収搬送手段としてのオーガ80が配置されているので、オーガ80が現像室48H内のトナーを引き上げるようにしてトナーを搬送する。特に、オーガ80で現像剤収容室49Iに排出する位置は、アジテータ60の回転軸61より上であり、現像剤収容室49I内に貯留されているトナーよりも上から排出する。そのため、トナーを押し上げる場合に比較して、トナーに負荷を掛けず、トナーを劣化させることなく、また、スムーズに搬送することができる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
本考案に係る現像器は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図6に示した回収搬送手段としてのオーガ80は、現像ユニット48の現像室48H内における画像形成幅の外側に配置してもよい。また、このオーガ80は、図9に示すような歯付搬送ベルト85に変更することも可能である。この場合、現像剤カートリッジ49に駆動プーリ86Aと従動プーリ86Bを設け、この二つのプーリ間に歯付搬送ベルト85を巻回させる。そして、歯付搬送ベルト85の周囲をハウジング87で囲った構成とする。このような構成で駆動プーリ86Aを回転駆動させることにより、トナーを現像室48H側から現像剤収容室49I側に搬送することができる。
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本考案を適用したが、本考案はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本考案を適用してもよい。
前記実施形態では、ベルトとして搬送ベルト43Cを採用したが、本考案はこれに限定されず、例えば重ね合わせたトナー像をベルト上で形成し、これを用紙に転写する中間転写体ベルトを採用してもよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム47Aを採用したが、本考案はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
前記実施形態では、現像剤カートリッジ49と現像ユニット48とを別体に構成したが、本考案はこれに限定されず、一体に構成してもよい。
前記実施形態では、保持部材の一例としてのローラ状のドラムクリーナ47Bを採用したが、本考案はこれに限定されず、例えばブラシ状のものを採用してもよい。また、保持部材は前記実施形態のように複数のプロセスカートリッジ46の全てに設けたが、本考案はこれに限定されず、少なくとも1つに設ければよい。特に、上流から3色目、4色目のプロセスカートリッジ、特に4色目(最下流)に設けるとよい。
前記実施形態では、トナーをプラスに帯電させたが、本考案はこれに限定されず、マイナスに帯電させてもよい。なお、この場合、ドラムクリーナ47Bや転写ローラ43D等に印加する電圧は、トナーの電荷に合わせて、前記実施形態とは逆に制御すればよい。
前記実施形態では、両端に連通穴49B等が形成される区画壁WH、アジテータ60およびオーガ70,80によって循環機構を構成したが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、区画壁の両端と中央とに合計3つの穴を形成し、中央の穴を通して現像剤収容室から現像室へトナーを供給し、両端の2つの穴を通して現像室から現像剤収容室へトナーを戻すように適宜オーガを配設した循環機構などを採用してもよい。
前記実施形態では、清掃部材として、複数のローラを備えたクリーニング部43Eを採用したが、本考案はこれに限定されず、例えば搬送ベルト43Cに摺接して搬送ベルト43C上のトナーを掻き取る弾性体ブレードなどを採用してもよい。
1 カラーレーザプリンタ
43C 搬送ベルト
43E クリーニング部
46 プロセスカートリッジ
47 ドラムサブユニット
47A 感光体ドラム
47B ドラムクリーナ
48 現像ユニット
48A 供給ローラ
48B 現像ローラ
48D 連通穴
48E 連通穴
48H 現像室
49 現像剤カートリッジ
49A 連通筒部
49B 連通穴
49E 連通穴
49I 現像剤収容室
60 アジテータ
70 オーガ
80 オーガ
90 回転駆動伝達機構
CU 制御装置
VM 電圧供給装置
WH 区画壁

Claims (6)

  1. 複数の感光体と、
    前記複数の感光体のうちの少なくとも1つに接触して配置され、当該感光体上の残留現
    像剤を一時的に保持する保持部材と、
    前記複数の感光体に対向して配置されるベルトと、
    前記ベルトに接触して配置され、前記ベルト上の現像剤を回収する清掃部材と、
    前記保持部材で保持した前記残留現像剤を、前記感光体を介して前記ベルト上に転写させた後、前記清掃部材で回収させる残留現像剤回収手段と、
    感光体に接触して配置され、感光体に現像剤を供給する現像ローラを有する現像室、および、当該現像室の上方に設けられるとともに、現像剤を収容する現像剤収容室を有する複数の現像器とを備え、
    前記現像器は、
    前記現像室と前記現像剤収容室との間で現像剤を循環させる循環機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記循環機構は、
    現像室と現像剤収容室とを区画するとともに、現像剤を現像剤収容室から現像室へ送り込む第1開口と、現像剤を現像室から現像剤収容室へ送り込む第2開口とが形成される区画壁と、
    前記現像剤収容室内に配設され、前記現像剤収容室の第2開口側から第1開口側へ現像剤を搬送するとともに前記現像室へ現像剤を送出する送出搬送手段と、
    前記現像室内に配設され、前記現像室の第1開口側から第2開口側へ現像剤を搬送するとともに前記現像ローラへ現像剤を供給する供給搬送手段と、
    前記現像剤収容室または前記現像室の第2開口側に配設され、前記現像室から前記現像剤収容室へ現像剤を搬送する回収搬送手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回収搬送手段は、前記現像室内に規定される画像形成幅の外側に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回収搬送手段は、回転軸廻りに回転駆動されて回転軸方向に現像剤を搬送するオーガを有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記オーガは、前記現像室内に収容されて回転駆動される現像剤供給部材の端部にかさ歯車を介して連結されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤収容室および前記現像室の第1開口側に、前記送出搬送手段および前記供給搬送手段の回転駆動伝達機構が配設されていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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