JP2023031842A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ユニットが加振されることを抑制する。【解決手段】画像形成装置は、回転する転写胴と、前記転写胴の同軸上に設けられ、前記転写胴と一体に回転する回転部材と、記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、前記回転部材に巻き掛けられ、該回転部材の回転に伴って周回することで該記録媒体を搬送する周回部材と、前記周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で前記転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットであって、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記挟み位置が、自身の水平方向における中心に対する一方側に位置し、自身の質量重心点が、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する前記転写ユニットと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、像を担持するベルト状の像担持体と、前記像を担持した前記像担持体を巻き掛けて移動させる駆動ローラと、前記駆動ローラで移動された前記像担持体を巻き掛けるとともに前記像担持体に張力を付与する第1のテンションローラと、前記張力を発生させる第1の弾性部材を有し、前記第1のテンションローラの回転軸の一方を支持する第1弾性支持部と、前記張力を発生させる第2の弾性部材を有し、前記第1のテンションローラの回転軸の他方を支持する第2弾性支持部と、前記テンションローラに巻き掛けられた前記像担持体を巻き掛けるバックアップローラと、周面の凹部を有し、前記バックアップローラに巻き掛けられた前記像担持体に当接して転写ニップを形成する転写ローラと、前記バックアップローラに巻き掛けられた前記像担持体を巻き掛けるとともに、前記像担持体に張力を付与する第2のテンションローラと、を有することを特徴とする転写装置が開示されている。
特許文献2には、トナー像担持体を有し、対応する色のトナー像をトナー像担持体上に形成するトナー像形成手段が複数設けられているとともに、上記それぞれのトナー像担持体上に形成された各色のトナー像が転写される中間転写ベルトを備えてなり、上記中間転写ベルトに転写された各色のトナー像を、さらに記録媒体上に転写する画像形成装置において、上記中間転写ベルトを、上記トナー像形成手段に設けられたトナー像担持体が対向配置される平面部を2つ以上有する形状に張架する、複数の張架ローラと、上記複数の張架ローラの少なくとも一つの位置を変化させて、中間転写ベルトの張架状態を変化させる変位手段とが設けられており、上記トナー像担持体の少なくとも一つと中間転写ベルトとが、該中間転写ベルトの張架状態の変化によって離接するように設けられてなることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2012-220812号公報 特開2002-108045号公報
画像形成装置としては、回転する転写胴と、転写胴の同軸上に設けられ、転写胴と一体に回転するスプロケット等の回転部材と、記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、回転部材に巻き掛けられて回転部材の回転に伴って周回することで記録媒体を搬送するチェーン等の周回部材と、周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットと、を備える画像形成装置が考えられる。
当該画像形成装置では、周回部材及び回転部材で発生した振動が、転写胴との挟み位置を介して、転写ベルトを有する転写ユニットに伝搬し、転写ユニットが加振される場合がある。
本発明は、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることを抑制することを目的とする。
第1態様は、回転する転写胴と、前記転写胴の同軸上に設けられ、前記転写胴と一体に回転する回転部材と、記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、前記回転部材に巻き掛けられ、該回転部材の回転に伴って周回することで該記録媒体を搬送する周回部材と、前記周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で前記転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットであって、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記挟み位置が、自身の水平方向における中心に対する一方側に位置し、自身の質量重心点が、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する前記転写ユニットと、を備える。
第2態様は、回転する転写胴と、前記転写胴の同軸上に設けられ、前記転写胴と一体に回転する回転部材と、記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、前記回転部材に巻き掛けられ、該回転部材の回転に伴って周回することで該記録媒体を搬送する周回部材と、前記周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で前記転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットであって、前記回転部材の軸方向に見た場合に、自身の質量重心点が、自身の幾何中心に対する前記挟み位置側に位置する前記転写ユニットと、を備える。
第3態様では、前記転写ユニットは、前記転写ベルトを清掃する清掃部を有し、前記清掃部は、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する。
第4態様では、前記転写ユニットは、前記転写ベルトを支持する中実の支持ロールを有し、前記支持ロールは、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する。
第5態様では、前記支持ロールは、前記転写ベルトに駆動力を伝達する駆動ロールである。
第6態様は、前記転写ベルトから前記記録媒体に転写される画像を形成する複数の画像形成部、を備え、前記質量重心点は、前記複数の画像形成部のうち、前記転写ベルトの周回方向において前記挟み位置に対する直下流側に配置された画像形成部に対して、当該画像形成部に対する前記周回方向の下流側に配置された画像形成部よりも、近接した位置に位置する。
第7態様では、前記転写胴は、外周面に形成された凹部を有し、前記転写ユニットは、前記転写胴に対向して配置され、前記転写ベルトを介して前記転写胴の前記外周面に押し付けられた対向ロールを有する。
第8態様では、前記凹部は、前記保持部が収容される凹部である。
第9態様では、前記転写胴、前記回転部材、前記保持部、及び周回部材を含む搬送ユニットの質量は、前記転写ユニットの質量の2倍以上である。
第10態様は、前記転写ベルトから前記記録媒体に転写される画像を形成する画像形成部、を備え、前記画像形成部の質量は、100kg以上である。
第1態様の構成によれば、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第2態様の構成によれば、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの幾何中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第3態様の構成によれば、清掃部が、回転部材の軸方向に見た場合に、水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットの質量重心点を、水平方向における中心に対する挟み位置側に位置させやすい。
第4態様の構成によれば、中実の支持ロールが、回転部材の軸方向に見た場合に、水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットの質量重心点を、水平方向における中心に対する挟み位置側に位置させやすい。
第5態様の構成によれば、中空の支持ロールが駆動ロールである構成に比べ、転写ユニットの質量重心点を、水平方向における中心に対する挟み位置側に位置させつつ、駆動ロールの撓み変形が抑制される。
第6態様の構成によれば、質量重心点が、複数の画像形成部のうち、転写ベルトの周回方向において挟み位置に対する直下流側に配置された画像形成部よりも、当該画像形成部に対する周回方向の下流側に配置された画像形成部に対して近接した位置に位置する構成に比べ、転写ベルトの周回方向において挟み位置に対する直下流側に配置された画像形成部が加振されることが抑制される。
第7態様の構成によれば、凹部による段差がある構成において、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第8態様の構成によれば、保持部が収容される凹部による段差がある構成において、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第9態様の構成によれば、搬送ユニットの質量が、転写ユニットの質量の2倍以上である構成において、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第10態様の構成によれば、画像形成部の質量が100kg以上である構成において、回転部材の軸方向に見た場合に、転写ユニットの質量重心点が、転写ユニットの水平方向における中心に対する挟み位置側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニットが加振されることが抑制される。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る画像形成装置におけるチェーン、スプロケット、及び転写胴の構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のグリッパによって、記録媒体が保持された状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 効果を評価した評価結果を示す表である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
(画像形成装置10)
まず、第1実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。
なお、図中に示す矢印UPは、装置の上方(鉛直上方)を示し、矢印DOは、装置の下方(鉛直下方)を示す。また、図中に示す矢印LHは、装置の左方を示し、矢印RHは、装置の右方を示す。また、図中に示す矢印FRは、装置の前方を示し、矢印RRは、装置の後方を示す。これらの方向は、説明の便宜上定めた方向であるから、装置構成がこれらの方向に限定されるものではない。なお、装置の各方向において、「装置」の語を省略して示す場合がある。すなわち、例えば、「装置の上方」を、単に「上方」と示す場合がある。
また、下記の説明では、「上下方向」を、「上方及び下方の両方」又は「上方及び下方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。「左右方向」を、「右方及び左方の両方」又は「右方及び左方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。「左右方向」は、横方向、水平方向ともいえる。「前後方向」を、「前方及び後方の両方」又は「前方及び後方のいずれか一方」という意味で用いる場合がある。前後方向は、後述のスプロケット25の軸方向に相当し、さらに、横方向、水平方向ともいえる。また、上下方向、左右方向、前後方向は、互いに交差する方向(具体的には、直交する方向)である。
また、図中の「○」の中に「×」が記載された記号は、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味する。また、図中の「○」の中に「・」が記載された記号は、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
図1に示される画像形成装置10は、記録媒体Pにインク画像(画像の一例)を形成するインクジェット方式の画像形成装置である。具体的には、画像形成装置10は、画像形成装置本体11と、媒体収容部12と、搬送ユニット16と、画像形成機構14と、を備えている。以下、画像形成装置10の各部(画像形成装置本体11、媒体収容部12、搬送ユニット16、及び画像形成機構14)について説明する。
(画像形成装置本体11)
画像形成装置本体11は、図1に示されるように、画像形成装置10の各構成部が設けられる部分である。具体的には、画像形成装置本体11は、図1に示されるように、箱状に形成された筐体11Aと、筐体11Aの下端部に設けられた脚部11Bと、を有している。
本実施形態では、図1に示されるように、例えば、媒体収容部12、画像形成機構14、及び搬送ユニット16が、筐体11Aの内部に設けられている。脚部11Bは、筐体11Aの底面に複数設けられている。複数の脚部11Bの各々は、画像形成装置10が設置される床面100に底面11Cが接地している。そして、複数の脚部11Bによって筐体11Aが支持されている。なお、画像形成装置本体11としては、脚部11Bを有していない構成であってもよい。
(媒体収容部12)
媒体収容部12は、画像形成装置10において、記録媒体Pを収容する部分である。この媒体収容部12に収容された記録媒体Pが、搬送ユニット16へ供給される。具体的には、媒体収容部12に収容された記録媒体Pは、搬送ロール等の搬送部材12Aによって搬送ユニット16へ向けて送り出される。
記録媒体Pとしては、例えば、用紙が用いられる。なお、記録媒体Pとしては、用紙に限られず、例えば、フィルムなどであってもよく、画像が形成され得る媒体であればよい。
(搬送ユニット16)
図1に示される搬送ユニット16は、記録媒体Pを搬送するユニットである。なお、ユニットとは、画像形成装置10における構成単位をいう。したがって、ユニットは、画像形成装置10において、一つのまとまりのある単位として取り扱われる構成部分である。本実施形態では、ユニットは、画像形成装置本体11に対して着脱される単位とされている。換言すれば、ユニットは、画像形成装置本体11に対して一体に移動される単位である。
搬送ユニット16は、具体的には、図1及び図2に示されるように、転写胴50と、一対のスプロケット25と、一対のチェーン22と、グリッパ24と、を有している。また、搬送ユニット16は、図1に示されるように、一対のスプロケット37と、一対のスプロケット45と、を有している。一対のスプロケット25は、「回転部材」の一例である。一対のチェーン22は、「周回部材」の一例である。グリッパ24は、「保持部」の一例である。
なお、図1では、一対のチェーン22の一方を示し、一対のスプロケット25、37、45の一方を示している。また、図1では、スプロケット25、37、45、チェーン22及びグリッパ24等を簡略化して示している。さらに、図2では、グリッパ24を簡略化して示している。
(転写胴50)
転写胴50は、図2に示されるように、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。換言すれば、転写胴50は、後方視にて略円形状に形成されている。
なお、後方視とは、対象(ここでは転写胴50)に対する前方から当該対象を後方へ向かって見た場合をいう。すなわち、後方視とは、一対のスプロケット25の回転軸方向に沿った一方向としての後方へ見た場合をいう。したがって、後方視は、「回転部材の軸方向に見た場合」の一例である。
転写胴50の外周面には、図1及び図2に示されるように、凹部54が形成されている。本実施形態では、凹部54は、転写胴50の外周面における周方向の一部に1つ設けられている。この凹部54は、転写胴50の軸方向に沿って長くされると共に、転写胴50の径方向に沿った深さを有している。具体的には、凹部54は、転写胴50の軸方向の一端から他端にかけて形成されている。すなわち、凹部54は、転写胴50の軸方向の一端及び他端に開口しており、転写胴50を軸方向に貫通している。
さらに、凹部54は、図2に示されるように、グリッパ24が収容される凹部とされている。したがって、凹部54は、転写胴50の径方向に沿った深さ、及び、転写胴50の周方向に沿った幅が、グリッパ24の大きさよりも大きくされている。このように、本実施形態における凹部54は、転写胴50の外周面に微視的に形成される凹部とは異なる。なお、本実施形態では、凹部54は、転写胴50の外周面における周方向の一部に1つ設けられていたが、複数設けられる構成であってもよい。
(一対のスプロケット25、37、45、及び一対のチェーン22)
一対のスプロケット25は、図2に示されるように、転写胴50の軸方向両端側に設けられている。この一対のスプロケット25は、転写胴50の同軸上に設けられており、転写胴50と一体に回転する構成とされている。転写胴50及び一対のスプロケット25は、駆動部(図示省略)によって回転駆動される。
一対のスプロケット45は、図1に示されるように、一対のスプロケット25に対する左方側(すなわち搬送方向の下流側)に配置されている。この一対のスプロケット45は、前後方向に間隔をおいて配置されている。
一対のスプロケット37は、一対のスプロケット25及び一対のスプロケット45の下方側であって、一対のスプロケット25に対する左方側(すなわち、一対のスプロケット45側)に配置されている。この一対のスプロケット37は、前後方向に間隔をおいて配置されている。
一対のチェーン22は、図1に示されるように、環状に形成されている。この一対のチェーン22は、図2に示されるように、前後方向に間隔をおいて配置されている。この一対のチェーン22の各々は、一対のスプロケット25、37、45の各々に巻き掛けられている。すなわち、一対のチェーン22の各々は、一対のスプロケット25、37、45の各々と噛み合っている。
そして、転写胴50と一対のスプロケット25とが一体に回転方向B(図1及び図2の矢印B方向)へ回転駆動されることで、一対のスプロケット37、45が回転しつつ、一対のチェーン22が周回方向C(図1及び図2矢印C方向)へ周回する。すなわち、一対のスプロケット25、37、45の回転に伴って、一対のチェーン22が周回する。
(グリッパ24)
グリッパ24は、図3に示されるように、記録媒体Pの先端部を保持する保持部として機能する。グリッパ24は、図2に示されるように、一対のチェーン22の間に前後方向に沿って設けられた取付部材23に取り付けられている。すなわち、グリッパ24は、取付部材23を介して一対のチェーン22に設けられている。
取付部材23は、チェーン22の周回方向Cに沿って予め定められた間隔で複数配置されている。取付部材23の長手方向の一端部及び他端部の各々が、一対のチェーン22の各々に取り付けられている。
グリッパ24は、図2に示されるように、前後方向に沿って予め定められた間隔で複数が取付部材23に取り付けられている。このグリッパ24は、図3に示されるように、爪24Aと爪台24Bとを有している。グリッパ24では、爪24Aと爪台24Bとの間に記録媒体Pの先端部を挟むことで記録媒体Pを保持する構成とされている。なお、グリッパ24は、例えば、爪24Aが爪台24Bに対してバネ等により押し付けられる共に、カム等の作用により爪24Aが爪台24Bに対して開閉される。
本実施形態では、保持部の一例としてのグリッパ24は、記録媒体Pに対する搬送方向下流側から記録媒体Pの先端部を保持していたが、これに限られない。保持部の一例としては、例えば、記録媒体Pの両側の側方側から記録媒体Pの先端部を保持する保持部であってもよく、記録媒体Pの先端部を保持するものであればよい。
搬送ユニット16では、記録媒体Pが収容された媒体収容部12から供給された記録媒体Pの先端部を、図3に示されるように、グリッパ24で保持する。グリッパ24が記録媒体Pの先端部を保持した状態で、チェーン22が周回方向Cへ周回することで、記録媒体Pを搬送し、後述の転写位置TAを通過させる。このとき、グリッパ24は、転写胴50の凹部54に収容された状態で、後述の転写位置TA(すなわち、転写胴50と対向ロール65との間)を通過する。
(画像形成機構14)
図1に示される画像形成機構14は、記録媒体Pに画像を形成する機能を有している。具体的には、画像形成機構14は、搬送ユニット16で搬送される記録媒体Pに対し、インクを用いて画像を形成する。さらに具体的には、画像形成機構14は、図1に示されるように、吐出ユニット15A、15B、15C、15D、15E、15F(以下、15A~15Fという)と、転写ベルト62を有する転写ユニット60と、を有している。
(吐出ユニット15A~15F)
吐出ユニット15A~15Fの各々は、転写ベルト62から記録媒体Pに転写される画像を形成する機能を有している。具体的には、吐出ユニット15A~15Fの各々は、予め定められた色のインク滴を転写ベルト62に吐出して、転写ベルト62の外周面に各色の画像を形成するユニットである。予め定められた色には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)が含まれる。なお、吐出ユニット15A~15Fの各々は、「画像形成部」の一例である。
(転写ユニット60)
転写ユニット60は、前述のように、記録媒体Pに画像を転写する転写ベルト62を有するユニットである。具体的には、転写ユニット60は、転写ベルト62と、対向ロール65と、複数の支持ロール64と、清掃部70と、を有している。
なお、転写ユニット60は、転写ユニット60の各部(具体的には、転写ベルト62、対向ロール65、複数の支持ロール64、及び清掃部70等)を支持する支持体(図示省略)をさらに有している。当該支持体は、転写ベルト62に対する前方側及び後方側の各々に配置された支持フレーム(図示省略)を有している。
(転写ベルト62、対向ロール65、及び複数の支持ロール64)
転写ベルト62は、環状(具体的には、無端状)に形成されると共に、対向ロール65及び複数の支持ロール64に巻き掛けられることで、対向ロール65及び複数の支持ロール64で支持されている。
対向ロール65は、転写胴50との間に転写ベルト62が配置された状態で、転写胴50と対向して配置されている。具体的には、対向ロール65は、転写胴50に対する右上側に配置されている。この対向ロール65は、例えば、弾性部材(図示省略)の弾性力により、転写ベルト62を介して転写胴50の外周面に押し付けられている。
本実施形態では、対向ロール65が転写胴50と対向する対向位置が、記録媒体Pに画像が転写される転写位置TAとされている。転写位置TAは、「挟み位置」の一例である。また、転写位置TAでは、記録媒体Pに画像が転写されて記録媒体Pに画像が形成されるため、画像形成位置とも言える。
複数の支持ロール64は、具体的には、図中の符号(A)(B)(C)(D)で示されるように、転写ベルト62の内周側に4つ設けられている。支持ロール64(A)、64(B)は、転写位置TAに対する下方側であって右方側に左右方向に沿って並んで配置されている。支持ロール64(C)は、転写位置TAに対する上方側であって右方側に配置されている。支持ロール64(D)は、転写位置TAに対する上方側であって左方側に配置されている。支持ロール64(C)、64(D)は、左右方向に沿って並んで配置されている。
転写ベルト62は、対向ロール65、及び4つの支持ロール64に巻き掛けられることで、後方視にて、第一面91、第二面92、及び第三面93を含む5つの面で形成された略五角形状を成している。
転写ベルト62の第一面91は、支持ロール64(C)と支持ロール64(D)との間で上方を向く面とされている。転写ベルト62の第二面92は、支持ロール64(B)と支持ロール64(C)との間で右斜め下方側を向く面とされている。転写ベルト62の第三面93は、対向ロール65と支持ロール64(D)との間で、左斜め下方側を向く面とされている。
吐出ユニット15A、15B、15Cは、転写ベルト62の第一面91に対向しており、転写ベルト62の第一面91にインク滴を吐出して画像を形成する。吐出ユニット15D、15E、15Fは、転写ベルト62の第二面92に対向しており、転写ベルト62の第二面92にインク滴を吐出して画像を形成する。
4つの支持ロール64のうち、支持ロール64(D)が、転写ベルト62に駆動力を伝達する駆動ロールとされている。支持ロール64(D)は、駆動モータ(図示省略)によって回転駆動される。また、支持ロール64(D)は、中実の支持ロールとされている。一方、支持ロール64(A)、64(B)、64(C)は、中空の支持ロールであって、従動ロールとされている。このため、支持ロール64(D)の質量は、支持ロール64(A)、64(B)、64(C)の各々の質量よりも大きくなっている。なお、中空の支持ロールとは、内部に空洞を有する支持ロールをいい、中実の支持ロールとは、軸の内部に空洞を有していない支持ロールをいう。支持ロール64には、一例として、軸と、該軸の外周に設けられたゴム層と、を有するロールが用いられる。
そして、転写ベルト62は、支持ロール64(D)が回転駆動されることで、周回方向A(図1の矢印A方向)へ周回する。この周回する転写ベルト62は、搬送ユニット16が搬送する記録媒体Pを転写位置TAで転写胴50とで挟んで、自身の外周面に形成された画像を記録媒体Pに転写する。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
(清掃部70)
清掃部70は、転写ベルト62を清掃する機能を有している。具体的には、清掃部70は、転写ベルト62に付着した異物を除去する機能を有している。異物としては、記録媒体Pの一例としての用紙から発生した紙粉、及びインクなどがある。
図1に示されるように、清掃部70は、転写ベルト62の第三面93に対向して配置されている。この清掃部70は、ブレード72と、ブレード72が内部に配置された筐体74と、を有している。
ブレード72は、転写ベルト62に接触して、転写ベルト62から異物を除去する接触部の一例としての機能を有している。ブレード72は、具体的には、転写ベルト62における支持ロール64(D)に巻き掛けられた部分に接触している。すなわち、ブレード72は、支持ロール64(D)との間に転写ベルト62が配置された状態で、支持ロール64(D)と対向して配置されている。本実施形態では、ブレード72は、転写ベルト62における支持ロール64(D)に巻き掛けられた部分に接触して、転写ベルト62に付着した異物を掻き取ることで、当該異物を転写ベルト62から除去する。
筐体74は、転写ベルト62の第三面93側(すなわち、支持ロール64(D)側)に開口74Aを有しており、開口74Aを通じて、ブレード72により除去された異物を収容する。
なお、転写ベルト62に接触する接触部の一例としては、ブレード72に限られない。接触部の一例としては、ブラシ等であってもよく、転写ベルト62から異物を除去しうるものであればよい。また、接触部の一例としてのブレード72は、転写ベルト62における支持ロール64に巻き掛けられていない部分に接触する構成であってもよい。この場合は、ブレード72との間に転写ベルト62が配置された状態で、ブレード72に対向するロール等の部材が配置される。
(転写ユニット60における各部分の位置関係)
転写ユニット60では、後方視にて、転写位置TAが、転写ユニット60の左右方向における中心60Tに対する左方側に位置する。中心60Tは、左右方向において、転写ユニット60の右端60Rと転写ユニット60の左端60Lとの中央の位置である。したがって、中心60Tから右端60Rまでの左右方向に沿った長さ(図1の長さLA)と、中心60Tから左端60Lまでの左右方向に沿った長さ(図1の長さLB)と、は等しくされている。
「中心60Tに対する左方側に位置する」とは、中心60Tを基準に左方側に位置することを意味し、上下方向の位置は不問である。なお、左右方向は、「水平方向」の一例である。左方側は、「一方側」の一例である。
転写ユニット60では、清掃部70は、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。また、転写ユニット60では、駆動ロールである支持ロール64(D)は、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。「中心60Tに対する転写位置TA側に位置する」とは、中心60Tを基準に転写位置TA側(すなわち、左方側)に位置することを意味し、上下方向の位置は不問である。
そして、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。転写ユニット60の質量重心点60Gとは、転写ユニット60の各部分に働く重力の合力が作用すると考えられる点をいう。
また、本実施形態では、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gは、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側に位置しているとも言える。幾何中心60Sは、後方視において、転写ユニット60の外形に属する全ての点に亙ってとった算術平均の位置にある点をいう。なお、転写ユニット60が一様な密度を持つ物体と仮定すると、質量重心点60Gと幾何中心60Sとは一致する。換言すれば、幾何中心60Sは、転写ユニット60が一様な密度を持つ物体と仮定した場合における質量重心点60Gともいえる。
また、「質量重心点60Gが転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側に位置する」とは、換言すれば、質量重心点60Gと転写位置TAとの距離(図1の破線LXの距離)が、幾何中心60Sと転写位置TAとの距離(図1の破線LYの距離)よりも短くなるような位置に、質量重心点60Gが位置している状態である。なお、「転写位置TAとの距離」とは、転写位置TAが、転写ベルト62の周回方向に幅を有する場合には、転写位置TAの周回方向の中央との距離とする。
(画像形成装置10の各部の質量)
転写胴50、一対のスプロケット25、37、45、一対のチェーン22、及びグリッパ24を含む搬送ユニット16の質量は、転写ユニット60の質量の2倍以上である。具体的には、転写ユニット60の質量は、300kgとされ、搬送ユニット16の質量は、例えば、600kgとされている。
また、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量は、100kg以上とされている。具体的には、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量は、120kg以上、130kg以下の範囲とされている。なお、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量には、吐出ユニット15A~15Fの各々に充填されているインクの質量を含む。
(第1実施形態に係る作用)
次に、第1実施形態に係る作用を説明する。
画像形成装置10では、記録媒体Pが収容された媒体収容部12から供給された記録媒体Pの先端部を、図3に示されるように、グリッパ24で保持する。グリッパ24が記録媒体Pの先端部を保持した状態で、チェーン22が周回方向Cへ周回することで、記録媒体Pを搬送し、転写位置TAを通過させる。このとき、グリッパ24は、転写胴50の凹部54に収容された状態で、転写胴50と対向ロール65との間を通過する。
そして、転写ベルト62が、記録媒体Pを転写位置TAで転写胴50とで挟んで、自身の外周面に形成された画像を記録媒体Pに転写する。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
ここで、画像形成装置10では、記録媒体Pの搬送中にチェーン22及びスプロケット25等で発生した振動が、転写位置TAを介して、転写胴50から転写ベルト62を有する転写ユニット60に伝搬し、転写ユニット60が加振される場合がある。
特に、本実施形態では、対向ロール65が転写ベルト62を介して転写胴50の外周面に押し付けられているため、転写胴50の凹部54が転写位置TAを通過する際に、凹部54の段差により、転写位置TAにおいて振動が発生しやすい(以下、要因Aという)。
また、本実施形態では、搬送ユニット16の質量が、転写ユニット60の質量の2倍以上とされているため、搬送ユニット16で発生した振動によって、転写ユニット60が振動しやすい(以下、要因Bという)。
さらに、本実施形態では、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量は、100kg以上とされているため、画像形成装置10が大型化し、転写ユニット60が加振されやすい(以下、要因Cという)。転写ユニット60が加振されると、転写ベルト62から記録媒体Pに転写される画像に、バンディング等の画像乱れが発生する。なお、バンディングとは、画像に縞状の濃淡が現れる画像乱れである。
ここで、本実施形態では、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。
このため、転写位置TAを介して、転写胴50から転写ベルト62を有する転写ユニット60に伝搬した場合でも、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側に位置する構成(以下、構成Aという)に比べ、転写ユニット60が加振されにくい。
この結果、本実施形態によれば、前述の要因A、B、Cにより転写ユニット60が加振されやすい構成において、構成Aに比べ、転写ベルト62の加振が抑制され、記録媒体Pに形成される画像の画像乱れが抑制される。
また、本実施形態は、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gは、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側に位置している構成とも言える。
このため、転写位置TAを介して、転写胴50から転写ベルト62を有する転写ユニット60に伝搬した場合でも、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側とは反対側に位置している構成(以下、構成Bという)に比べ、転写ユニット60が加振されにくい。
この結果、本実施形態によれば、前述の要因A、B、Cにより転写ユニット60が加振されやすい構成において、構成Bに比べ、転写ベルト62の加振が抑制され、記録媒体Pに形成される画像の画像乱れが抑制される。
また、本実施形態では、清掃部70が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。
このため、清掃部70が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニット60の質量重心点60Gを、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置させやすい。
また、本実施形態では、中実の支持ロール64(D)が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置している。
このため、中実の支持ロール64(D)が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側に位置する構成に比べ、転写ユニット60の質量重心点60Gを、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置させやすい。
また、本実施形態では、中実の支持ロール64(D)が、転写ベルト62に駆動力を伝達する駆動ロールとされている。このため、中空の支持ロールが駆動ロールである構成に比べ、転写ユニット60の質量重心点60Gを、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置させつつ、支持ロール64(D)の撓み変形が抑制される。
<第2実施形態>
(画像形成装置200)
第1実施形態では、画像形成装置10は、記録媒体Pにインクを用いて画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置であったが、画像形成装置としては、これに限られない。画像形成装置の一例としては、例えば、電子写真式の画像形成装置であってもよく、画像を形成する装置であればよい。第2実施形態では、電子写真式の画像形成装置200について説明する。図4は、本実施形態に係る画像形成装置200の構成を示す概略図である。なお、第1実施形態と同一機能を有する部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
(画像形成機構214)
画像形成装置200は、画像形成機構14に替えて画像形成機構214を有している。画像形成機構214は、電子写真方式により記録媒体Pにトナー像(画像の一例)を形成する機能を有している。さらに具体的には、画像形成機構214は、図4に示されるように、トナー像を形成するトナー像形成ユニット222A、222B、222C、222D、222E、222F(以下、222A~222Fという)と、転写ベルト62を有する転写ユニット60と、を有している。
(トナー像形成ユニット222A~222F)
図4に示されるトナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、転写ベルト62から記録媒体Pに転写される画像を形成する機能を有している。具体的には、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、予め定められた色のトナーを用いて、各色の画像を形成するユニットである。予め定められた色には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)が含まれる。なお、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、「画像形成部」の一例である。
本実施形態では、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、用いるトナーを除き同様に構成されているので、トナー像形成ユニット222A~222Fを代表して、図4ではトナー像形成ユニット222Cの各部に符号を付している。
トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、具体的には、一方向(例えば図4における反時計回り方向)に回転する感光体224を有している。また、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、帯電器223と、露光装置240と、現像装置238と、を有している。
トナー像形成ユニット222A~222Fの各々では、帯電器223が、感光体224を帯電させる。さらに、露光装置240が、帯電器223によって帯電された感光体224を露光して、感光体224に静電潜像を形成する。また、現像装置238が、露光装置240によって感光体224に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。
なお、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々は、トナー像形成ユニット222A~222Fの各部(具体的には、感光体224、帯電器223、露光装置240、及び現像装置238等)を支持する支持体(図示省略)をさらに有している。当該支持体は、感光体224に対する前方側及び後方側の各々に配置された支持フレーム(図示省略)を有している。また、トナー像形成ユニット222A~222Fとしては、少なくとも、感光体224を有するユニットであればよい。
本実施形態では、トナー像形成ユニット222A、222B、222Cは、転写ベルト62の第一面91に対向しており、トナー像形成ユニット222A、222B、222Cの各々の感光体224が、転写ベルト62の第一面91に接触している。また、トナー像形成ユニット222D、222E、222Fは、転写ベルト62の第二面92に対向しており、トナー像形成ユニット222D、222E、222Fの各々の感光体224が、転写ベルト62の第二面92に接触している。
また、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の質量は、100kg以上とされている。具体的には、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の質量は、120kg以上、130kg以下の範囲とされている。
(転写ユニット60)
図4に示される転写ユニット60は、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々で形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する機能を有している。具体的には、転写ユニット60は、各色の感光体224のトナー像を、中間転写体としての転写ベルト62に重ねて一次転写し、該重ねられたトナー像を記録媒体Pに二次転写する。転写ユニット60は、図4に示されるように、転写ベルト62、対向ロール65、複数の支持ロール64、及び清掃部70に加えて、一次転写ロール226を有している。
一次転写ロール226は、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の感光体224のトナー像を、感光体224と一次転写ロール226との間の一次転写位置T1にて転写ベルト62に転写させるロールである。具体的には、一次転写ロール226の各々は、感光体224の各々とで、一次転写位置T1にて転写ベルト62を挟んでいる。
本実施形態では、一次転写ロール226と感光体224との間に一次転写電界が印加されることで、感光体224に形成されたトナー像が、一次転写位置T1にて転写ベルト62に転写される。さらに、転写ベルト62に転写されたトナー画像は、対向ロール65と転写胴50との間に二次転写電界が印加されることで、転写位置TAにて転写ベルト62と転写胴50とで挟んだ記録媒体Pに転写される。
(定着装置280)
画像形成装置200は、さらに、記録媒体Pに転写されたトナー像を該記録媒体Pに定着する定着装置280を備えている。定着装置280は、図4に示されるように、加圧ロール281と、加熱ロール282と、を有している。
本実施形態では、一対のスプロケット45は、加圧ロール281の軸方向両端側に設けられている。この一対のスプロケット45は、加圧ロール281の同軸上に配置されており、加圧ロール281と一体に回転する構成とされている。また、加圧ロール281の外周には、グリッパ24及び取付部材23が収容される凹部284が形成されている。
定着装置280では、加熱ロール282が、加圧ロール281に対する上方側に配置されている。この加熱ロール282は、ロール内部にハロゲンランプ等の加熱源282Aを有している。
そして、定着装置280では、加熱ロール282と加圧ロール281とで記録媒体Pを挟み込んだ状態で搬送しつつ、記録媒体Pを加熱及び加圧することで、記録媒体Pに転写されたトナー像を該記録媒体Pに定着する。
画像形成装置200では、搬送ユニット16は、グリッパ24が記録媒体Pの先端部を保持した状態でチェーン22が周回方向Cへ周回することで、転写位置TAと、加圧ロール281と加熱ロール282との間の定着位置NPとに記録媒体Pを通過させる。そして、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の一次転写位置T1にて転写ベルト62に重ねて一次転写されたトナー像が、転写位置TAにて記録媒体Pに二次転写される。記録媒体Pに二次転写されたトナー像は、定着位置NPにて記録媒体Pに定着される。
本実施形態における転写ユニット60は、一次転写ロール226を有している点を除いて、第1実施形態における転写ユニット60と同様に構成されており、本実施形態は、第1実施形態と同様の作用を奏する。
本実施形態における転写ユニット60では、さらに、質量重心点60Gは、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、転写ベルト62の周回方向Aにおいて転写位置TAに対する直下流側に配置されたトナー像形成ユニット222Aに対して、トナー像形成ユニット222Aに対する周回方向Aの下流側に配置されたトナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fよりも、近接した位置に位置する。
「転写ベルト62の周回方向Aにおいて転写位置TAに対する直下流側に配置された」とは、転写位置TAに対する周回方向Aの下流側の位置であって、転写位置TAから周回方向Aの下流側に見た距離が最も近い位置に配置されることをいう。
また、「近接した位置に位置する」とは、一次転写位置T1(すなわち感光体224と転写ベルト62との接触位置)と質量重心点60Gとの距離(図4において破線で示す距離)が短い位置に位置することを意味する。なお、「一次転写位置T1と質量重心点60Gとの距離」とは、一次転写位置T1が、転写ベルト62の周回方向に幅を有する場合には、一次転写位置T1の周回方向の中央との距離とする。
ここで、転写ユニット60では、転写位置TAを基準に見た場合に、転写ベルト62は、転写位置TAに対する周回方向下流側は、引っ張られる側であり、転写位置TAに対する周回方向上流側は、引っ張る側である。このため、転写ベルト62は、転写位置TAに対する周回方向上流側よりも、転写位置TAに対する周回方向下流側で張力が付与された状態となり、転写胴50から転写位置TAを介して転写ベルト62へ伝搬した振動は、転写位置TAに対する周回方向下流側へ伝搬しやすい。この結果、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fに比べ、トナー像形成ユニット222Aが加振されやすい。
そして、本実施形態では、前述のように、質量重心点60Gは、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、トナー像形成ユニット222Aに対して、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fよりも、近接した位置に位置する。
このため、質量重心点60Gが、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、トナー像形成ユニット222Aよりも、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fのいずれかに対して近接した位置に位置する構成に比べ、トナー像形成ユニット222Aが加振されることが抑制される。
(評価)
評価では、第2実施形態の構成において、転写ユニット60の質量重心点60Gの位置を、転写ユニット60の左右方向に変えて、記録媒体Pに画像を形成し、当該画像に生じるバンディングの発生の有無を評価した。
本評価では、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々を用いて、単色のハーフトーン画像(画像濃度20%)を記録媒体Pに形成し、バンディングの発生を目視により、確認した。
(評価基準)
A:バンディングの発生が確認できない
B:バンディングの発生が確認できる
(実施例1)
質量重心点60Gの位置を、転写ユニット60の右端60Rからの左右方向に沿った距離(図4の距離L1)が1000mmであり、転写ユニット60の左端60Lからの左右方向に沿った距離(図4の距離L2)が600mmである位置に設定した。
なお、実施例1は、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置する構成である。また、実施例1は、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側に位置する構成でもある。
(比較例1)
質量重心点60Gの位置を、転写ユニット60の右端60Rからの左右方向に沿った距離が(図4の距離L1)800mmであり、転写ユニット60の左端60Lからの左右方向に沿った距離(図4の距離L2)が800mmである位置に設定した。
比較例1は、後方視にて、質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tと一致する位置に設定された構成である。また、比較例1では、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側とは反対側の位置に設定されている。
(比較例2)
質量重心点60Gの位置を、転写ユニット60の右端60Rからの左右方向に沿った距離(図4の距離L1)が600mmであり、転写ユニット60の左端60Lからの左右方向に沿った距離(図4の距離L2)が1000mmである位置に設定した。
比較例2は、後方視にて、質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側の位置に設定された構成である。また、比較例2では、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側とは反対側の位置に設定されている。
(評価結果)
図5に示されるように、比較例1、2では、バンディングの発生が確認できた。これに対して、実施例1では、バンディングの発生が確認できなかった。当該バンディングは、転写ユニット60が加振されることで発生するものと考えられる。したがって、図5に示される結果から、比較例1、2に比べ、実施例1において転写ユニット60が加振されることが抑制されていると考えられる。
(変形例)
第1、第2実施形態では、前述のように、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置する構成(以下、第一構成という)と、後方視にて、転写ユニット60の質量重心点60Gが、転写ユニット60の幾何中心60Sに対する転写位置TA側に位置する構成(以下、第二構成という)と、を有していたが、これに限られない。転写ユニット60としては、第一構成及び第二構成の少なくとも一方を有していればよい。
また、第1、第2実施形態では、清掃部70が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置していたが、これに限られない。例えば、清掃部70が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側に位置する構成であってもよい。
また、第1、第2実施形態では、中実の支持ロール64(D)が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側に位置していたが、これに限られない。例えば、中実の支持ロール64(D)が、後方視にて、左右方向における中心60Tに対する転写位置TA側とは反対側に位置する構成であってもよい。
また、第1、第2実施形態では、中実の支持ロール64(D)が、転写ベルト62に駆動力を伝達する駆動ロールとされていたが、これに限られない。例えば、中空の支持ロールが駆動ロールである構成であってもよい。
また、第1、第2実施形態では、転写胴50の外周面に凹部54が形成されていたが、これに限られない。例えば、凹部54が形成されていない転写胴50を用いてもよい。この場合では、例えば、転写胴50の軸方向両端側に配置される保持部で、記録媒体Pの両側の側方側から記録媒体Pの先端部を保持する構成とされる。すなわち、凹部54への収容を必要としない保持部が用いられる。また、転写胴50の外周面に形成された凹部54は、保持部の一例としてのグリッパ24が収容される用途以外に用いられる凹部であってもよい。
第1、第2実施形態では、周回部材の一例として、チェーン22を用い、回転部材の一例として、スプロケット25を用いたが、これに限られない。例えば、周回部材の一例として、内周に凹凸を有するタイミングベルトを用い、回転部材の一例として、タイミングプーリ(すなわち、外周に凹凸を有するプーリ)を用いてもよい。また、周回部材の一例として、ベルトを用い、回転部材の一例として、ベルトを摩擦により周回させるプーリを用いてもよい。
また、第1、第2実施形態では、搬送ユニット16の質量が、転写ユニット60の質量の2倍以上とされていたが、これに限られない。例えば、搬送ユニット16の質量が、転写ユニット60の質量の2倍未満である構成であってもよい。
また、第1実施形態では、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量は、100kg以上とされていたが、これに限られない。例えば、吐出ユニット15A~15Fの各々の質量は、100kg未満であってもよい。
また、第2実施形態では、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の質量は、100kg以上とされていたが、これに限られない。例えば、トナー像形成ユニット222A~222Fの各々の質量は、100kg未満であってもよい。
また、第2実施形態では、質量重心点60Gが、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、トナー像形成ユニット222Aに対して、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fよりも、近接した位置に位置していたが、これに限られない。
例えば、質量重心点60Gが、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、トナー像形成ユニット222Aに対して、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fのいずれか1つ又は複数よりも、近接した位置に位置していればよい。さらに言えば、質量重心点60Gが、例えば、トナー像形成ユニット222A~222Fのうち、トナー像形成ユニット222Aよりも、トナー像形成ユニット222B、222C、222D、222E、222Fのいずれかに対して近接した位置に位置する構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10、200 画像形成装置
15A~15F吐出ユニット(画像形成部の一例)
16 搬送ユニット
22 チェーン(周回部材の一例)
24 グリッパ(保持部の一例)
25 スプロケット(回転部材の一例)
50 転写胴
54 凹部
60 転写ユニット
60G 質量重心点
60S 幾何中心
60T 中心
62 転写ベルト
64 支持ロール
65 対向ロール
70 清掃部
222A~222F トナー像形成ユニット(画像形成部の一例)
P 記録媒体
TA 転写位置(挟み位置の一例)

Claims (10)

  1. 回転する転写胴と、
    前記転写胴の同軸上に設けられ、前記転写胴と一体に回転する回転部材と、
    記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、前記回転部材に巻き掛けられ、該回転部材の回転に伴って周回することで該記録媒体を搬送する周回部材と、
    前記周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で前記転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットであって、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記挟み位置が、自身の水平方向における中心に対する一方側に位置し、自身の質量重心点が、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する前記転写ユニットと、
    を備える画像形成装置。
  2. 回転する転写胴と、
    前記転写胴の同軸上に設けられ、前記転写胴と一体に回転する回転部材と、
    記録媒体の先端部を保持する保持部が設けられ、前記回転部材に巻き掛けられ、該回転部材の回転に伴って周回することで該記録媒体を搬送する周回部材と、
    前記周回部材が搬送する記録媒体を挟み位置で前記転写胴とで挟んで画像を転写する転写ベルトを有する転写ユニットであって、前記回転部材の軸方向に見た場合に、自身の質量重心点が、自身の幾何中心に対する前記挟み位置側に位置する前記転写ユニットと、
    を備える画像形成装置。
  3. 前記転写ユニットは、前記転写ベルトを清掃する清掃部を有し、
    前記清掃部は、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写ユニットは、前記転写ベルトを支持する中実の支持ロールを有し、
    前記支持ロールは、前記回転部材の軸方向に見た場合に、前記水平方向における中心に対する前記挟み位置側に位置する
    請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記支持ロールは、前記転写ベルトに駆動力を伝達する駆動ロールである
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写ベルトから前記記録媒体に転写される画像を形成する複数の画像形成部、
    を備え、
    前記質量重心点は、前記複数の画像形成部のうち、前記転写ベルトの周回方向において前記挟み位置に対する直下流側に配置された画像形成部に対して、当該画像形成部に対する前記周回方向の下流側に配置された画像形成部よりも、近接した位置に位置する
    請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写胴は、外周面に形成された凹部を有し、
    前記転写ユニットは、前記転写胴に対向して配置され、前記転写ベルトを介して前記転写胴の前記外周面に押し付けられた対向ロールを有する
    請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記凹部は、前記保持部が収容される凹部である
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写胴、前記回転部材、前記保持部、及び周回部材を含む搬送ユニットの質量は、前記転写ユニットの質量の2倍以上である
    請求項1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記転写ベルトから前記記録媒体に転写される画像を形成する画像形成部、を備え、
    前記画像形成部の質量は、100kg以上である
    請求項1~9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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