JP2010282236A - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電部材およびクリーニング部材の回転不良がなく、長期に亘って高いクリーニング性を発揮できる画像形成装置および前記画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジの提供
【解決手段】像担持体12と、像担持体12に当接しつつ回転し、像担持体12を帯電させるローラ状の帯電部材14と、帯電部材14に常時接触しつつ回転するとともに、表面に弾性層が形成されたローラ状のクリーニング部材100とを備えてなり、クリーニング部材100の弾性層100Bの圧縮率50%における反発荷重が30kPa以下である画像形成装置、および前記画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
帯電部材を常時清掃できるクリーニング装置として、ローラ状のクリーニング部材を帯電部材に接触させつつ従動させるものが提案された(特許文献1)。また、前記クリーニング装置において、クリーニング部材を帯電部材に特定の食い込み量で食い込こませ、同時にクリーニング部材を駆動手段で駆動してクリーニング部材がスリップするのを防止したものも提案された(特許文献2)。
特開平2−272594号 特開平8−062948号
本発明は、長期に亘って高いクリーニング性を発揮できる画像形成装置および前記画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、像担持体と、前記像担持体に当接しつつ回転し、前記像担持体を帯電させるローラ状の帯電部材と、前記帯電部材に常時接触しつつ回転するとともに、表面に弾性層が形成されたローラ状のクリーニング部材とを備えてなり、前記クリーニング部材の弾性層の圧縮率50%における反発荷重が30kPa以下であることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、長期に亘り、クリーニング部材のクリーニング性能が保持される。
請求項2に記載の発明は、前記クリーニング部材が、弾性層の圧縮率が1〜50%になるように一定の変位量で前記帯電部材に押圧されてなる請求項1に記載の画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、一定の圧縮率でクリーニング部材を帯電部材に当接させているから、クリーニング部材のクリーニング作用は安定している。
請求項3に記載の発明は、前記クリーニング部材の弾性層がポリウレタン発泡体である請求項1または2に記載の画像形成装置に関する。
ポリウレタン発泡体は三次元構造を有する多孔質の発泡体であるから、帯電部材の表面に付着した外添剤や粉砕トナーをよく取り込み易い上、磨耗にも強い。
請求項4に記載の発明は、前記クリーニング部材の弾性層がポリエーテル−ポリオール型ポリウレタンの発泡体である請求項3に記載の画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、前記クリーニング部材の弾性層は、ポリエーテル−ポリオール型ポリウレタンの発泡体からなるから強靭である。
請求項5に記載の発明は、JIS K 7312に準拠して測定した表面硬度が50度以上85度以下である請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、帯電部材は、クリーニング部材および像担持体にニップされることによって適度に変形するから、像担持体の回転が帯電部材を介してクリーニング部材に効果的に伝達されることにより、帯電部材およびクリーニング部材の回転不良が防止される。
請求項5に記載の発明は、像担持体に当接しつつ回転し、前記像担持体を帯電させるローラ状の帯電部材、前記像担持体上に静電画像を形成する露光手段、前記像担持体上に形成された静電画像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段、および前記像担持体上のトナー像を転写体または画像記録媒体に転写後、前記像担持体上に残存したトナーを除去する像担持体クリーニング手段のうちの少なくとも1つを備えてなり、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関する。
前記プロセスカートリッジは、画像形成装置に着脱可能であるから、帯電部材などを、前記プロセスカートリッジの側に装着することにより、帯電部材などが消耗、破損したときの交換が容易になる。
本発明によれば、長期に亘って高いクリーニング性を発揮できる画像形成装置および前記画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジが提供される。
図1は、実施形態1に係る画像形成装置の全体的な構成を示す概略断面図である。 図2は、実施形態1に係る画像形成装置の帯電ローラとスポンジ部材の周囲の構成を示す拡大図である。 図3は、クリーニングローラの弾性層に使用される発泡体に加える圧縮荷重を増加させ、次いで減少させたときの荷重−圧縮率曲線である。 図4は、実施形態1に係る画像形成装置の帯電ローラとスポンジ部材との位置関係を示す拡大図である。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置の一例であるフルカラー画像装置について説明する。
1−1 全体的構成
実施形態1に係る画像形成装置10は、4サイクル方式のフルカラー画像形成装置であって、図1に示すように、内部の中央よりもやや右上部に、本発明における像担持体に相当する感光体ドラム12が回転可能に配設されている。感光体ドラム12としては、例えば、表面にOPC等よりなる感光体層が被覆された直径が約47mmの導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しないモータにより、矢印2の方向に沿って約150mm/secのプロセススピードで回転駆動される。
感光体ドラム12の表面は、感光体ドラム12の略真下に配置された帯電ローラ14によって所定の電位に帯電された後、帯電ローラ14の下方に配置された露光装置16によって、レーザービームLBによる画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。帯電ローラ14は、本発明における帯電部材に相当する。
感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器18Y、18M、18C、18Kが周方向に沿って配置された回転式現像器18によって現像され、所定の色のトナー像となる。
このとき、感光体ドラム12の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。現像工程では回転式現像器18が回転し、対応する色の現像器18Y、18M、18C、18Kが、感光体ドラム12と対向する現像位置に移動する。
例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム12の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して4回繰り返され、感光体ドラム12の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。トナー像が形成されるにあたって、感光体ドラム12が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム12が3回転することによって、1つの画像が形成される。つまり、感光体ドラム12の表面には、感光体ドラム12が3回転するごとに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が形成される。
感光体ドラム12上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム12の外周に中間転写ベルト20が巻き付けられた一次転写位置において、中間転写ベルト20上に互いに重ね合わせた状態で一次転写ローラ22によって転写される。中間転写ベルト20は、転写体の一例である。
この中間転写ベルト20上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像は、所定のタイミングで給紙される記録用紙24上に、二次転写ローラ26によって一括して転写される。
一方、記録用紙24は、画像形成装置10の下部に配置された給紙カセット28から、ピックアップローラ30によって送り出されるとともに、フィードローラ32及びリタードローラ34によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、レジストローラ36によって中間転写ベルト20上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト20の二次転写位置へと搬送される。
中間転写ベルト20は、感光体ドラム12における回動方向の上流側にて中間転写ベルト20のラップ位置を特定するラップインローラ38と、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写する一次転写ローラ22と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト20のラップ位置を特定するラップアウトローラ40と、二次転写ローラ26に中間転写ベルト20を介して当接するバックアップローラ42と、中間転写ベルト20のクリーニング装置44に対向する第1のクリーニングバックアップローラ46と、第2のクリーニングバックアップローラ48と、によって所定の張力で張架されており、所定のプロセススピード(約150mm/sec)で循環移動するように、例えば、感光体ドラム12の回転に伴って従動される。
ここで、中間転写ベルト20は、画像形成装置10の小型化を図るため、中間転写ベルト20が張架される断面形状が、偏平な細長い略台形状となるように構成されている。
中間転写ベルト20は、感光体ドラム12と、帯電ローラ14と、中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20を張架する複数のローラ22、38、40、42、46、48と、中間転写ベルト20用のクリーニング装置44と、後述する感光体ドラム12用のクリーニング装置78と、で一体的に像形成ユニット52を構成している。このため、画像形成装置10の上部カバー54を開き、像形成ユニット52の上部に設けられた把手(図示省略)を手で持ち上げることにより、像形成ユニット52全体を画像形成装置10から取り外し可能となっている。
一方、中間転写ベルト20のクリーニング装置44は、第1のクリーニングバックアップローラ46によって張架された中間転写ベルト20の表面に当接するように配置されたスクレーパ58と、第2のクリーニングバックアップローラ48によって張架された中間転写ベルト20の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ60とを備え、これらのスクレーパ58やクリーニングブラシ60によって除去された残留トナーや紙粉などは、クリーニング装置44の内部に回収されるようになっている。
なお、クリーニング装置44は、揺動軸62を中心にして、図中反時計周り方向に揺動可能に配置されており、最終色のトナー像の二次転写が終了するまでは、中間転写ベルト20の表面から離間した位置に退避するとともに、最終色のトナー像の二次転写が終了すると、中間転写ベルト20の表面に当接するように構成されている。
さらに、中間転写ベルト20からトナー像が転写された記録用紙24は、定着装置64へと搬送され、この定着装置64によって加熱及び加圧されてトナー像が記録用紙24上に定着される。その後、片面プリントの場合には、トナー像が定着された記録用紙24は、排出ローラ66によって画像形成装置10の上部に設けられた排出トレイ68上にそのまま排出される。
―方、両面プリントの場合には、定着装置64により第一面(表面)にトナー像が定着された記録用紙24を、排出ローラ66によって排出トレイ68上にそのまま排出せずに、排出ローラ66によって記録用紙24の後端部を狭持した状態で、排出ローラ66を逆転させるとともに、記録用紙24の搬送径路を両面用の用紙搬送路70に切り替え、この両面用の用紙搬送路70に配設された搬送ローラ72によって、記録用紙24の表裏を反転した状態で、再度、中間転写ベルト20の二次転写位置へ搬送して、記録用紙24の第二面(裏面)にトナー像を転写する。そして、記録用紙24の第二面(裏面)のトナー像を定着装置64によって定着させ、記録媒体24を排出トレイ68上に排出する。
さらに、画像形成装置10には、オプションによって、画像形成装置10の側面に手差しトレイ74が開閉自在に装着可能となっている。この手差しトレイ74上に載置された任意のサイズ及び種類の記録用紙24は、給紙ローラ76によって給紙され、搬送ローラ73及びレジストローラ36を介して、中間転写ベルト20の二次転写位置へ搬送されることにより、任意のサイズ及び種類の記録用紙24にも画像を形成することが可能となっている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム12の表面は、感光体ドラム12が1回転する毎に、感光体ドラム12の斜め下方に配置されたクリーニング装置78のクリーニングブレード80によって、残留トナーや紙粉などが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
図2に示すように、帯電ローラ14は、感光体ドラム12の下方において感光体ドラム12に当接している。帯電ローラ14は、導電性のシャフト14Aの周囲に帯電層14Bが形成されたものである。
帯電ローラ14の感光体ドラム12と反対側の下方部には、帯電ローラ14の表面に接触するローラ状のクリーニングローラ100が設けられている。クリーニングローラ100は、シャフト100Aの周囲に弾性層100Bが形成されたものである。
クリーニングローラ100と帯電ローラ14とは、図4に示すように、夫々シャフト100Aおよびシャフト14Aにおいて1対の導電性軸受け部材15によって両持ち式に支承されている。なお、図4においては一方の導電性軸受け部材15のみ支援し、他方の導電性軸受け部材15は省略した。
導電性軸受け部材15は、高圧電源からの直流電圧が印加されていると共に、シャフト14Aに対してシャフト100Aが移動できるように構成され、これにより、クリーニングローラ100と帯電ローラ14との軸間距離を調整できる。
クリーニングローラ100は帯電ローラ14に所定の反発荷重で押圧され、弾性層100Bが帯電ローラ14の周面に沿って弾性変形してニップ部101を形成している。感光体ドラム12は、図示しないモータによって図2中の時計回り(矢印2の方向)に回転駆動され、感光体ドラム12の回転により帯電ローラ14が矢印4の方向に従動回転する。また、帯電ローラ14の回転によりローラ状のクリーニングローラ100が矢印6の方向に従動回転する。
クリーニングローラ100が従動回転することにより、帯電ローラ14の表面のトナーや外添剤などの汚れがクリーニングローラ100によってクリーニングされる。また、帯電ローラ14とクリーニングローラ100は、クリーニングローラ100の接触により帯電ローラ14の表面を削り取る物理的性質を有している。この物理的性質は、帯電ローラ14の材質、表面微小硬度、及び弾性率などを調整すると共に、クリーニングローラ100の材質、発泡体のセル数、及び帯電ローラ14への喰込量などを調整することにより得られる性質である。これらの物理的性質については後述する。
1−2 クリーニングローラ
クリーニングローラ100の弾性層100Bは、前述のように、圧縮率50%、即ち50%の厚さに圧縮したときの反発荷重が30kPa以下であり、好ましくは20kPa以下である。前記荷重が30kPaより大きいと、クリーニングローラ100と帯電ローラ14が感光体ドラム12に不必要に押し付けられるので、クリーニングローラ100および帯電ローラ14の少なくとも一方がスリップする。したがって感光体ドラム12を均一に帯電させることができない上、クリーニングローラ100のクリーニング作用が阻害され、帯電ローラ14および感光体ドラム12にスジ状の汚れが生じて画像に黒線などの不良が生じる。
前記反発荷重は、JIS−K6400仕様書に基づき、厚み50mm、縦幅および横幅390mmの材料を用い、直径200mmの円盤にて垂直方向に10mm/sの一定速度で圧縮して求めた値である。
弾性層100Bは、また、圧縮率が75%になるまで荷重を増加させ、次いで荷重を0まで減少させた場合において、荷重を増加させたときの圧縮率20%における荷重Sa20と、荷重を減少させたときの圧縮率20%における荷重Sb20とが、Sa20−Sb20≦5kPaを満たすことが好ましい。
弾性層100Bは、通常、発泡材のような弾性材料から構成されるが、弾性材料に圧縮方向の荷重を加えつつ圧縮率、即ちある所定の荷重を加えたときの厚みの当初の厚みに対する割合は、図3に示すようにヒステリシス曲線を描く。
しかし、前記関係式を満たす弾性体100Bは、荷重を加えたときと荷重を除去したときとの圧縮率の差が小さく、言い換えれば、図3に示されるヒステリシスループが小さいから、クリーニングローラ100の帯電ローラ14への接触部が非接触部へと回転移動したとき、接触部での圧縮変形が直ぐに回復する。したがって、前記接触部が帯電ローラ14に再び接触するとき、押し付け力や食い込み量の変化が小さく、荷重の低下も少ない。なお、荷重Saは、JIS−K6400仕様書に基づき、厚み50mm、縦幅および横幅390mmの材料を用い、直径200mmの円盤にて垂直方向に10mm/sの一定速度で圧縮したときの、圧縮度20%のときの荷重である。一方、荷重Sbは、前記条件で圧縮度が75%になるまで圧縮した後、垂直方向に10mm/sの一定速度で圧縮を解除したときの、圧縮率20%のときの荷重である。
また、クリーニングローラ100の回転不良を防止し、良好なクリーニング性を発揮させる上から、クリーニングローラ100は、弾性層100Bの圧縮率が1〜50%、特に5〜40%になるように、帯電ローラ14に押圧されていることが好ましい。
弾性層100Bの圧縮率が50%以下であれば、クリーニングローラ100は帯電ローラ14に従動して安定に回転できるから、回転不良が発生することがない。また、弾性層100Bの発泡セルが押しつぶされることがないから、外添剤などの汚れが発泡セル内に十分取り込まれる。したがって、帯電ローラ14に付着した汚れが帯電ローラ14の表面に擦り付けられることがないから、フィルミングの発生も防止される。一方、弾性層100Bの圧縮率が1%以上であれば、十分なクリーニング性が得られる。
弾性層100Bは、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタン、およびポリプロピレンなどの各種樹脂材料からなる発泡材が使用でき、外添剤などを効果的に除去できる点、帯電ローラ14の表面を傷つけることがない点、および長期に亘って千切れや破損が生じない点から、三次元構造を有する多孔質の発泡体が好ましい。
前記発泡体の発泡セル数は、30〜80個/25mmが好ましい。前記発泡セル数を有する発泡材を弾性層100Bとして用いたクリーニングローラ100は、外添剤などの汚れを弾性層100Bに取り込みやすい故に好ましい。特に引き裂き強さや引っ張り強さに優れている点からポリウレタン発泡体が好ましい。
前記ポリウレタン発泡体として使用されるポリウレタンとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリエステル、アクリルポリオール、ポリエーテル−ポリオールなどのポリオールと、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレン字イソシアネートなどのジイソシアネートとの反応物が使用できる。また、前記ジオールとジイソシアネートとの反応混合物に1,4−ブタンジオールやトリメチロールプロパンなどの鎖延長剤を配合して反応させたものも使用できる。前記反応混合物に、水、アゾビスジカルボンアミドやアゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ化合物などの発泡剤を配合し、反応混合物中のジオールとジイソシアネートと鎖延長剤とを反応させつつ、発泡させることにより、ポリウレタン発泡体が得られる。前記反応混合物に必要に応じて発泡性をコントロールする発泡助剤、整包剤、触媒などの助剤を配合してポリウレタン発泡体を製造してもよい。
なお、弾性層100Bとしてポリウレタン発泡体を用いる場合には、前記反応組成物中のジオール、ジイソシアネート、発泡剤、発泡助剤の種類や量、および反応を促進させる触媒の選択などにより、発泡体中のセル数やセル密度を制御できる。このようにしてセル数やセル密度を制御することにより、弾性層100Bの圧縮率50%における反発荷重や、荷重Saと荷重Sbとの差などを所定の範囲内に設定できる。
前記ポリウレタン発泡体に使用されるポリウレタン発泡体としては、 クリーニングローラ100の外径は8〜15mmの範囲が好ましく、特に9〜14mmの範囲が好ましい。
クリーニングローラ100の外径が前記範囲内であれば、帯電ローラ14の表面1箇所当りの接触回数が多すぎもせず、少なすぎもしないから、帯電ローラ14の表面の汚れが効果的に除去される上、十分な長期安定性が得られる。
1−3 帯電ローラ
以下、帯電ローラ14について詳説する。
帯電ローラ14は、導電性のシャフト14A上に帯電層14Bとして導電性弾性層、表面層が順次形成されたものである。
帯電ローラ14は、表面のアスカーC硬度が50度〜85度の範囲であることが好ましく、特に、60度〜85度の範囲が好ましい。ここで、アスカーC高度は、JIS K 7312に従ってAsker(商品名)C型硬度計で帯電ローラ14の表面の硬度を測定した値である。
帯電ローラ14の表面のアスカーC硬度が50以上であれば、クリーニングローラ100が帯電ローラ14に押圧されることにより、帯電ローラ14が、クリーニングローラ100および感光体ドラム12との接触部において著しく変形することがないから、クリーニングローラ100のクリーニング性が低下したり、感光体ドラム12と帯電ローラ14とのニップ形成が不均一になって感光体ドラム12に帯電不良が生じたりすることがない。また、アスカーC硬度が85以下であれば、感光体ドラム12と接触することにより、帯電ローラ14は十分にニップ変形するから、感光体ドラム12からの回転力が帯電ローラ14に十分に伝達される。したがって、回転不良を生じることがない。
帯電ローラ14の径はφ8mmからφ15mm、より好ましくはφ9mmからφ14mmで、帯電層14Bの肉厚が2mmから4mmであることが好ましい。直径が15mm以上であると周面1箇所あたりの外添剤に接触する回数が減り、また放電回数が減るので、汚れや帯電性能に対する長期安定性には優れるものの小型化の観点から不利である。直径が8mm以下であると画像形成装置10を小型化できるので優位であるが、周面1箇所あたりの外添剤に接触する回数が増え、また放電回数が増えるので、長期安定性に対し不利となる。
シャフト14Aの材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用され、摺動性などの用途に応じ材質および表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理など一般的な処理により加工され導電化処理が行われていてもよい。
帯電ローラ14の帯電層14Bを構成する上記導電性弾性層は、例えば、弾性を有するゴム等の弾性材、導電性弾性層の抵抗を調整するカーボンブラックやイオン導電材等の導電材、必要に応じて軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよい。通常ゴムに添加される材料を添加した混合物を、導電性のシャフト14Aの周面に被覆することにより形成される。抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックやイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。また、上記弾性材は発泡体であってもかまわない。
上記導電性弾性層を構成する弾性材としては、例えばゴム材中に導電剤を分散させることによって形成される。ゴム材としては、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、天然ゴム等、及びこれらのブレンドゴムが挙げられる。中でも、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムおよびこれらのブレンドゴムが好ましく用いられる。これらのゴム材は発泡したものであっても無発泡のものであってもよい。
導電剤としては、電子導電剤やイオン導電剤が用いられる。電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの微粉末を挙げることができる。また、イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等;リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等;を挙げることができる。
これらの導電剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その添加量は特に制限はないが、上記電子導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、1〜60質量部の範囲であることが好ましく、一方、上記イオン導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、0.1〜5.0質量部の範囲であることが好ましい。
帯電層14Bを構成する上記表面層は、トナー等の異物による汚染の防止のためなどに形成しているものであり、表面層の材料としては、樹脂、ゴム等の何れを用いてもよく特に限定するものではない。ポリエステル、ポリイミド、共重合ナイロン、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、メラミン樹脂、フッ素ゴム、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。
このうち外添剤汚れの観点から、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン共重合体、ポリエステル、ポリイミド、共重合ナイロンが好ましく用いられる。共重合ナイロンは、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、の内のいずれか1種または複数種を重合単位として含むものであって、この共重合体に含まれる他の重合単位としては、6ナイロン、66ナイロン等が挙げられる。ここで、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロンよりなる重合単位が共重合体中に含まれる割合は、重量比で合わせて10%以上であるのが好ましい。上記重合単位が10%以上の場合は、調液性および表面層塗布時における成膜性に優れるとともに、特に繰り返し使用時における樹脂層の磨耗や樹脂層への異物付着が少なく、ロールの耐久性が優れ、環境による特性の変化も少なくなる。
上記高分子材料は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、当該高分子材料の数平均分子量は、1,000〜100,000の範囲であることが好ましく、10,000〜50,000の範囲であることがより好ましい。
また上記表面層には導電性材料を含有させ、抵抗値を調整することができる。該導電性材料としては、粒径が3μm以下であるものが望ましい。
また、抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックや導電性金属酸化物粒子、あるいはイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。
導電剤のカーボンブラックとして、具体的には、デグサ社製の「スペシャルブラック350」、同「スペシャルブラック100」、同「スペシャルブラック250」、同「スペシャルブラック5」、同「スペシャルブラック4」、同「スペシャルブラック4A」、同「スペシャルブラック550」、同「スペシャルブラック6」、同「カラーブラックFW200」、同「カラーブラックFW2」、同「カラーブラックFW2V」、キャボット社製「MONARCH1000」、キャボット社製「MONARCH1300」、キャボット社製「MONARCH1400」、同「MOGUL−L」、同「REGAL400R」等が挙げられる。
上記カーボンブラックはpH4.0以下であり、一般的なカーボンブラックに比べ、表面に存在する酸素含有官能基の効果により、樹脂組成物中への分散性がよく、前記pH4.0以下のカーボンブラックを配合することにより、帯電均一性をよくすることができ、さらに抵抗値の変動を小さくすることができる。
上記抵抗値を調整するための導電性粒子である導電性金属酸化物粒子は、酸化錫、アンチモンがドープされた酸化錫、酸化亜鉛、アナターゼ型酸化チタン、ITO等の導電性を有した粒子で、電子を電荷キャリアとする導電剤あれば何れも用いることができ、特に限定されるものではない。これらは、単独で用いても2種類以上を併用することができる。また、本発明を阻害しない限り、何れの粒径であってもよいが、抵抗値調整および強度の点より、好ましくは酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫、アナターゼ型酸化チタンであり、更に、酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫が好ましい。
このような導電性材料によって抵抗制御を行うことにより、表面層の抵抗値は環境条件によって変化せず、安定な特性が得られる。
さらに、上記表面層には、フッ素系あるいはシリコーン系の樹脂が用いられている。特に、フッ素変性アクリレートポリマーで構成されることが好ましい。また、表面層の中に微粒子を添加してもよい。これにより、表面層が疎水性となって帯電ローラ14への異物の付着が防止されるように作用する。また、アルミナやシリカのような絶縁性の粒子を添加して、帯電ローラ14の表面に凹凸を付与し、感光体ドラム12との摺擦時の負担を小さくして帯電ローラ14と感光体ドラム12相互の耐磨耗性を向上させることも可能である。
なお、十分な帯電性能を有するのであれば、帯電ローラ14は、上記の構成には限定されない。
1.実施例1
(1)クリーニングローラの作製
シャフト100AとしてSUS303の直径6mmの丸棒を使用した。
前記シャフト100A上に、接着剤としてホットメルト接着剤(日進化学(株)製、BR4301)を塗布した。
一方、ポリウレタン発泡体として、ポリエーテル−ポリオール発泡ウレタン(イノアックコーポレーション製、RR90)を用い、圧縮率50%における反発荷重が30kPaになるようにセル数およびセル密度を適宜調整して弾性層100Bを得た。得られた弾性層100Bを貫通ドリルで中空とし、前記ホットメルト接着剤を塗布したシャフト100Aを通し、90℃のオーブンで加熱して弾性層100Bをシャフト100Aに接着した。
次いで、弾性層100Bの外周を円筒研磨機を用いて直系12mm、肉厚3mmの円筒状に研磨し、クリーニングローラ100を得た。
(2)帯電ローラの作製
表1に示す組成を有する混合物をオープンローラで混練りし、混練りした混合物をSUS416の直径8mmの丸棒に厚さ3mmになるように円筒状に被覆した。
次いで、前記混合物で被覆した丸棒を、内径14.5mmの金型に入れ、170℃で30分間加硫した。
加硫後、前記丸棒を金型から取り出し、直径14.0mm、ゴム層の厚みが3mmになるように研磨し、シャフト14Aの表面に帯電層14Bが形成された状態の帯電ローラ14を得た。
Figure 2010282236
シャフト14Aの表面に帯電層14Bが形成された状態の帯電ローラ14に、表2に示す組成を有し、各成分を溶剤中にビーズミルで分散して得られた分散液Aをメタノールで希釈し、帯電層14Bの表面に浸漬塗布し、140度で15分間加熱乾燥し、厚さ10μmの表面層を形成した。
Figure 2010282236
(3)性能評価
Docu Centre 1450(商品名、富士ゼロックス(株)製)のプロセスカートリッジを改造し、上記手順で作製されたクリーニングローラ100および帯電ローラ14を装着し、クリーニングローラ100が50%の圧縮率で帯電ローラ14に当接するように導電性軸受け部材15を調節して軸間距離を調整し、帯電ユニットを作製した。
作製された帯電ユニットをDocu Centre 1450に装着し、高温、高湿(28℃、湿度85%)環境で50,000枚印字を行い、その後、低温、低湿(10℃、15%)環境で印字テストを行った。画質評価は、50,000枚走行後の低温、低湿環境画像について、ハーフトーン画像中での濃度ムラおよび色スジの有無を表3に示す基準に基づいて目視評価した。
Figure 2010282236
帯電ローラ14の表面の汚れについては、50,000枚走行後、帯電ローラ14の表面を表4の基準に基づいて目視評価した。
Figure 2010282236
結果を表5に示す。
Figure 2010282236
2.実施例2〜5
クリーニングローラ100の圧縮率を表5に示すように変えた以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
3.実施例6
ポリエーテル−ポリオール発泡ウレタンとして、RR80(イノアックコーポレーション製)を用い、圧縮率50%における反発荷重が20kPaになるようにセル数およびセル密度を適宜調整して弾性層100Bを形成した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
4.実施例7
クリーニングローラ100の圧縮率を1%に変化させた以外は、実施例6と同様に実施した。結果を表5に示す。
5.実施例8
ポリエーテル−ポリオール発泡ウレタンとして、RR26(イノアックコーポレーション製)を用い、圧縮率50%における反発荷重が7kPaになるようにセル数およびセル密度を適宜調整して弾性層100Bを形成した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
6.実施例9
クリーニングローラ100の圧縮率を1%に変化させた以外は、実施例8と同様に実施した。結果を表5に示す。
7.実施例10
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を45質量部に減量し、可塑剤のジオクチルフタレートを40重量部に増量し、アスカーC硬度50の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
8.実施例11
クリーニングローラ100の圧縮率を40%とした以外は、実施例10と同様に実施した。結果を表5に示す。
9.実施例12
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を60質量部に増量し、可塑剤のジオクチルフタレートを30重量部に増量し、アスカーC硬度85の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
10.比較例1
ポリウレタン樹脂としてENDUR(商品名:イノアックコーポレーション製)を用い、弾性層100Bの圧縮率50%における反発荷重が43kPaであるクリーニングローラ100を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
11.比較例2
クリーニングローラ100の圧縮率を60%とした以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
12.比較例3
クリーニングローラ100の圧縮率を0%とした以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
13.比較例4
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を42質量部とし、ジオクチルフタレートを40重量部としてアスカーC硬度45の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
14.比較例5
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を63質量部とし、可塑剤のジオクチルフタレートを30重量部に増量し、アスカーC硬度91の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
15.比較例6
クリーニングローラ100の弾性層100Bとしてメラミン発泡材料を使用した以外は実施例1と同様に実施した。結果を表5に示す。
16.実施例13
Sa−Sb=5kPaになるように弾性層100Bのセル数およびセル密度を適宜調整してクリーニングローラ100を作製した以外は、実施例1と同様に帯電ユニットを作製し、評価を行った。結果を表6に示す。
Figure 2010282236
17.実施例14〜17
クリーニングローラ100の圧縮率を表6に示すように変えた以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
18.実施例18
ポリエーテル−ポリオール発泡ウレタンとして、EP70HB(イノアックコーポレーション製)を用い、Sa−Sb=3.7kPaになるようにセル数およびセル密度を適宜調整して弾性層100Bを形成した以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
19.実施例19
クリーニングローラ100の圧縮率を1%に変化させた以外は、実施例18と同様に実施した。結果を表6に示す。
20.実施例20
ポリエーテル−ポリオール発泡ウレタンとして、RR26(イノアックコーポレーション製)を用い、Sa−Sb=1.2kPaになるようにセル数およびセル密度を適宜調整して弾性層100Bを形成した以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
21.実施例21
クリーニングローラ100の圧縮率を1%に変化させた以外は、実施例20と同様に実施した。結果を表6に示す。
22.実施例22
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を45質量部に減量し、可塑剤のジオクチルフタレートを40重量部に増量し、アスカーC硬度50の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表6に示す。
23.実施例23
クリーニングローラ100の圧縮率を40%とした以外は、実施例10と同様に実施した。結果を表6に示す。
24.実施例24
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を60質量部に増量し、可塑剤のジオクチルフタレートを30重量部に増量し、アスカーC硬度85の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表6に示す。
25.比較例7
ポリウレタン樹脂としてENDUR(商品名:イノアックコーポレーション製)を用い、弾性層100BがSa−Sb=5.5kPaであるクリーニングローラ100を作製した以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
26.比較例8
クリーニングローラ100の圧縮率を60%とした以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
27.比較例9
クリーニングローラ100の圧縮率を0%とした以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
28.比較例10
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を42質量部とし、ジオクチルフタレートを40重量部としてアスカーC硬度45の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
29.比較例11
帯電ローラ14の帯電層14Bにおいて、カーボンブラックとしてアサヒ#60を63質量部とし、可塑剤のジオクチルフタレートを30重量部に増量し、アスカーC硬度91の帯電ローラ14を作製した以外は、実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
30.比較例12
クリーニングローラ100の弾性層100Bとしてメラミン発泡材料を使用した以外は実施例13と同様に実施した。結果を表6に示す。
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
14 帯電ローラ
14A シャフト
14B 帯電層
15 導電性軸受け部材
18 回転式現像器
20 中間転写ベルト
44 クリーニング装置
78 クリーニング装置
100 クリーニングローラ
100A シャフト
100B 弾性層

Claims (6)

  1. 像担持体と、前記像担持体に当接して回転し、前記像担持体を帯電させるローラ状の帯電部材と、前記帯電部材に常時接触しつつ回転するとともに、表面に弾性層が形成されたローラ状のクリーニング部材とを備えてなり、
    前記クリーニング部材の弾性層の圧縮率50%における反発荷重が30kPa以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング部材は、弾性層の圧縮率が1〜50%になるように一定の変位量で前記帯電部材に押圧されてなる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング部材の弾性層はポリウレタン発泡体である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング部材の弾性層はポリエーテル−ポリオール型ポリウレタンの発泡体である請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記帯電部材は、JIS K 7312に準拠して測定した表面硬度が50度以上85度以下である請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体に当接しつつ回転し、前記像担持体を帯電させるローラ状の帯電部材、前記像担持体上に静電画像を形成する露光手段、前記像担持体上に形成された静電画像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段、および前記像担持体上のトナー像を転写体または画像記録媒体に転写後、前記像担持体上に残存したトナーを除去する像担持体クリーニング手段のうちの少なくとも1つを備えてなり、請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ。
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