JP2010280303A - スロットルグリップ装置 - Google Patents

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【課題】スロットルグリップの回転操作時に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができるスロットルグリップ装置を提供する。
【解決手段】ハンドルバーH先端に取り付けられて回転自在なスロットルグリップ1と、スロットルグリップ1と共に回転する磁石5と、磁石5の磁界変化を非接触にて検出してスロットルグリップ1の回転角度を検出する角度センサ6と、スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る回転側摩擦板9及び固定側摩擦板10とを具備したスロットルグリップ装置であって、回転側摩擦板9及び固定側摩擦板10は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、スロットルグリップの回転角度に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンションメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたものが普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジンの点火時期或いは排気バルブの開閉が制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、上記構成のスロットルグリップ装置が開示されている。かかるスロットルグリップ装置は、スロットルグリップと連動して回転する駆動プーリ部と、該駆動プーリ部の一部に形成された歯車と噛み合う検出用歯車と、該検出用歯車の回転角度を検出するためのポテンションメータと、これらを収容するケースとから主に構成されており、運転者がスロットルグリップを回転させると、駆動プーリ部を介してポテンションメータが回転し、そのスロットル開度が検出されるようになっていた。
然るに、上記のスロットルグリップ装置においては、スロットル開度センサにてスロットルグリップの回動角を検出するので、スロットルグリップの回動動作をエンジン側に伝達するため汎用的に用いられてきた操作ケーブルが不要とされたのであるが、従来のようなスロットルグリップの回動の際の当該操作ケーブルを構成するアウタチューブに対してインナチューブが摺動して生じる摺動抵抗がなくなることとなり、スロットルグリップの回動時に運転者側に伝わる力は、リターンスプリングによる初期位置に戻す力のみとなってしまって違和感を生じてしまうという不具合がある。
かかる不具合を解消すべく、例えば特許文献2にて開示されているように、スロットルグリップの回転時、その回転方向とは逆向きの摩擦力を付与する固定側摩擦板及び回転側摩擦板をスロットルグリップと隣接した位置に固定されたケース内に備え、固定側摩擦板に対する回転側摩擦板の摩擦力にて回転負荷を得るものが提案されている。かかる従来のスロットルグリップ装置によれば、スロットルワイヤを廃止することができるとともに、運転者にとって違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができる。
特開平4−254278号公報 特開2003−252274号公報
しかしながら、上記従来のスロットルグリップ装置においては、回転側摩擦板及び固定側摩擦板の静摩擦係数が動摩擦係数と比べて著しく大きい材料の組み合わせとされている場合がある。その場合、スロットグリップの回転開始時には大きな摩擦力となって比較的大きな回転負荷が必要とされる一方、回転し始めた瞬間に小さな摩擦力となって操作力が過剰となってしまい、操作に違和感を生じてしまう虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スロットルグリップの回転操作時に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバー先端に取り付けられて回転自在なスロットルグリップと、該スロットルグリップと共に回転する磁石と、該磁石の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づき前記スロットルグリップの回転角度を検出する検出手段と、前記スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板とを具備し、前記検出手段の検出値に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置であって、前記摩擦板は、前記スロットルグリップと共に回転し得る回転側摩擦板と、前記ハンドルバー側に固定されて当該回転側摩擦板と当接して配設された固定側摩擦板とから構成されるとともに、当該回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、双方共にアルミニウム材料から成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.05以下であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.02以下であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載のスロットルグリップ装置において、前記回転側摩擦板を固定側摩擦板に押圧させる付勢手段と、該付勢手段の付勢力を任意変更可能な調整機構とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたので、スロットルグリップの回転操作時に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができる。
請求項2の発明によれば、回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、双方共にアルミニウム材料から成るので、動摩擦係数(約1.4)と静摩擦係数(約1.05)とが略等しい材料の組み合わせとすることができるとともに、スロットルグリップの回転時における抵抗力を比較的大きく設定できる。
請求項3の発明によれば、回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.05以下であるので、スロットルグリップの回転操作時により滑らかな回転負荷を生じさせることができ、違和感をより抑制することができる。
請求項4の発明によれば、回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.02以下であるので、スロットルグリップの回転操作時に更に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、違和感をより抑制することができる。
請求項5の発明によれば、回転側摩擦板を固定側摩擦板に押圧させる付勢手段と、該付勢手段の付勢力を任意変更可能な調整機構とを備えたので、摩擦板による抵抗力をより容易に調整して所望の操作感を得ることができる。
本発明の実施形態に係るスロットルグリップ装置を示す外観図 図1におけるII−II線断面図 同スロットルグリップ装置における調整部材を示す側面図及び正面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本スロットルグリップ装置は、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図1〜図3に示すように、スロットルグリップ1と、磁石6と、検出手段としての角度センサ13(13a、13b)と、ハンドルバーH内に配設された回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9と、付勢手段S1及び調整機構(ボルト部材4及び調整部材5)とから主に構成されている。
スロットルグリップ1は、二輪車のハンドルバーHの先端部に取り付けられ、当該ハンドルバーHに対して同軸に回転自在とされたもので、外周面が運転者が把持し得る把持部を成すとともに、その基端側に鍔部1aが成形されている。このスロットルグリップ1の内周面には、略筒状の連動筒部材2が形成されており、当該スロットルグリップ1と共に当該連動筒部材2が回転し得るよう構成されている。
連動筒部材2内部の図2中右端側には、ハンドルバーHに固定された固定部材7及び連動筒部材2に固定された連動部材3が配設されている。かかる連動部材3には、その長手方向中央に貫通孔3aが形成されており、当該貫通孔3aにボルト部材4が回転自在に挿通されている。かかるボルト部材4は、外周面に雄ネジが形成された雄ネジ部4aと、頭部4bとを有しており、当該頭部4bには工具嵌合形状4baが形成されている。
更に、連動筒部材2の先端面には、その略中央に開口部2aが形成されており、当該開口部2aを介して工具嵌合形状4baが外部に臨むようになっている。即ち、スロットルグリップ1の先端側に臨ませた工具嵌合形状4baを有しており、当該工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させることが可能とされているのである。尚、本実施形態においては、工具嵌合形状4baは、六角レンチを嵌合し得る六角形状とされている。
連動部材3の先端(複数の脚部が形成された図中左端)には、磁石6が嵌め込まれており、連動部材3と共に磁石6が回転し得るよう構成されている。これにより、スロットルグリップ1を回転させると、連動筒部材2及び連動部材3と共に磁石6も回転し、その対向する部位(図2中角度センサ13側)に生じた磁界が回転角度に応じて変化し得るようになっている。尚、かかる磁石6は、永久磁石であっても、他の磁界を生じ得るもの(例えばプラスチック磁石等)であってもよい。
角度センサ13(13a、13b)(検出手段)は、磁石6の磁界変化を非接触にて検出し、その検出値に基づきスロットルグリップ1の回転角度を検出するためのもので、基板12に形成されたチップ状部材から成る。尚、基板12には、磁石6から生じる磁界の変化により出力電圧を増減させ得る角度センサ13の他、該角度センサ13の出力信号を増幅するためのアンプ部が形成されている。かかる角度センサ13によれば、零点(初期位置の信号)の設定が容易とされる。上記基板12及び角度センサ13は、収容部材11内に収容されている。この収容部材11は、内部に収容空間を有するとともに、固定筒部材8を介して固定部材7に固定されている。
基板12からは、増幅された検出信号を外部に送るためのコードhがハンドルバーH内で延設されている。尚、図2中符号14は、コードhを固定する結束バンドを示している。また、収容部材11内には、基板12が収容された状態にて所定の樹脂を充填して成り、当該基板12が樹脂モールドされるよう構成されている。而して、スロットルグリップ1の回転に伴い磁石6が回転すると、該磁石6から生じる磁界の変化により角度センサ13(13a、13b)の出力信号が増減するので、その出力信号に基づいてスロットルグリップ1の回転角度を検出し得るようになっている。かかる検出信号は、コードhを介して二輪車が具備するECUに送られ、当該検出信号に基づいたエンジンの制御(スロットルグリップ1の回転角度に基づいた出力制御)が行われる。
一方、固定筒部材8内における固定部材7側(即ち、ハンドルバーH側)には、固定側摩擦板9が固定されるとともに、該固定側摩擦板9と表面を当接させて回転側摩擦板10が配設されている。回転側摩擦板10は、スロットルグリップ1と共に回転し得るとともに、コイルスプリングから成る付勢手段S1にてその表面が固定側摩擦板9の表面に押圧されている。而して、スロットルグリップ1を回転させると、回転側摩擦板10が固定側摩擦板9に押圧されつつ回転するので、当該スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせることができる。
また、連動部材3の所定部位には、調整部材5が挿通されており、この調整部材5が当該連動部材3の長手方向(同図中左右方向)に摺動自在とされている。即ち、調整部材5は、図3に示すように、同心円状に複数の孔5bが形成されており、これら孔5bに連動部材3の脚部がそれぞれ挿通されることにより、調整部材5の連動部材3の軸方向への摺動が許容されつつ周方向への移動が規制されて構成されているのである。
更に、調整部材5には、その中央にバーリング加工が施されてバーリング部5a(立上がり部)が形成されるとともに、当該バーリング部5aの内周にはボルト部材4の雄ネジ部4aと噛み合う雌ネジ5aaが形成されている。これにより、ボルト部材4を軸周りに回転させると、調整部材5が雄ネジ部4aに沿って図中左右方向に移動するようになっている。然るに、付勢手段S1は、その一端が調整部材5の一方の面5cと当接するとともに他端が回転側摩擦板10と当接されており、当該調整部材5が左右に移動することにより付勢手段S1による回転側摩擦板10に対する付勢力(押圧力)が調整可能とされている。
例えば、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて所定方向に回転させると、調整部材5が図中右側(回転側摩擦板10に近づく方向)に移動してコイルスプリングから成る付勢手段S1の全長を収縮させることができ、当該付勢手段S1による回転側摩擦板10に対する付勢力(押圧力)を増大させることができる。これにより、スロットルグリップ1の回転時に生じる抵抗力を大きくして回転負荷を増大させることができる。
反対に、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて上記所定方向とは反対方向に回転させると、調整部材5が図中左側(回転側摩擦板10から遠ざかる方向)に移動してコイルスプリングから成る付勢手段S1の全長を伸長させることができ、当該付勢手段S1による回転側摩擦板10に対する付勢力(押圧力)を減少させることができる。これにより、スロットルグリップ1の回転時に生じる抵抗力を小さくして回転負荷を減少させることができる。
即ち、摩擦板は、スロットルグリップ1と共に回転し得る回転側摩擦板10と、ハンドルバーH内部に固定されて当該回転側摩擦板10と当接して配設された固定側摩擦板9とから構成されるとともに、抵抗力調整手段は、回転側摩擦板10を固定側摩擦板9に押圧させる付勢手段S1と、開口部2aを介して外部から付勢手段S1の付勢力を任意変更可能な調整機構(ボルト部材4及び調整部材5)とを有して成るものとされている。これにより、当該調整機構を操作することにより回転側摩擦板10の固定側摩擦板9に対する押圧力を調整し得るので、摩擦板による抵抗力をより容易に調整することができる。
而して、摩擦板(回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9)による抵抗力を任意調整し得る抵抗力調整手段(付勢手段S1、ボルト部材4及び調整部材5)を具備したので、運転者の好みに応じてスロットルグリップ1の回転負荷を任意変更することができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップ1の操作を行わせることができるとともに、摩擦板(回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9)による抵抗力をより容易に調整して所望の操作感を得ることができる。調整機構は、スロットルグリップ1の先端側に臨ませた工具嵌合形状4baを有するとともに、当該工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させることにより付勢手段S1の付勢力を任意変更可能とされたので、摩擦板(回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9)による抵抗力を更に容易に調整することができる。
然るに、調整部材5の他方の面5dには、スプリングS2の一端が当接されている。このスプリングS2は、その他端が磁石6と当接しており、当該磁石6を収容部材11の面11aに押圧し得るよう構成されている。これにより、磁石6は、収容部材11の面11aに押圧されつつスロットルグリップ1と共に回転することとなり、車両の振動に伴って磁石6の角度センサ13に対する離間寸法がずれてしまうのを抑制することができ、精度をより向上させることができる。尚、既述したように、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させると調整部材5が図中左右に移動するので、コイルスプリングS2の全長を収縮又は伸長させて磁石6の面11aに対する押圧力を調整することができる。
更に、固定筒部材8内には、スロットルグリップ1を初期位置側に付勢するリターンスプリング15が配設されているとともに、連動部材3に固定されて成るバネ受け16が配設されており、該バネ受け16にリターンスプリング15の一端が係止されている。また、リターンスプリング15の他端は、固定部材7に係止されており、かかるリターンスプリング15により、スロットルグリップ1を回転させた手の把持力を緩めると、当該スロットルグリップ1を初期位置側へ回転させ得るようになっている。尚、ハンドルバーHにおけるスロットルグリップ1と隣接した位置にケースを固定することとし、当該ケース内にリターンスプリング15を収容させるようにしてもよい。
ここで、本実施形態においては、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9は、それらの動摩擦係数(動μ)と静摩擦係数(静μ)とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されている。本実施形態においては、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9は、双方共にアルミニウム材料から成るものとされている。この場合、動摩擦係数(約1.4)と静摩擦係数(約1.05)とが略等しい材料の組み合わせとすることができるとともに、スロットルグリップ1の回転時における抵抗力を実用域において比較的大きく設定できる。
回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9の組み合わせの選択は、上記の如くアルミニウム材料に限らず、例えば回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.05以下、更に好ましくは、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.02以下の組み合わせとしてもよい。以下、表1に動摩擦係数と静摩擦係数との差が0.02以下の組み合わせ、表2に動摩擦係数と静摩擦係数との差が0.02以下の組み合わせ、表3に車載用として特に好ましい組み合わせを示す。
Figure 2010280303
Figure 2010280303
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上記実施形態によれば、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたので、スロットルグリップ1の回転操作時に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップ1の操作を行わせることができる。
更に、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.05以下とすれば、スロットルグリップ1の回転操作時により滑らかな回転負荷を生じさせることができ、違和感をより抑制することができるとともに、回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.02以下とすれば、スロットルグリップ1の回転操作時に更に滑らかな回転負荷を生じさせることができ、違和感をより抑制することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば摩擦板(回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9)がハンドルバーH内に配設されたものに限定されず、当該摩擦板(回転側摩擦板10及び固定側摩擦板9の双方、又は何れか一方)がハンドルバーHの外側(例えば、スロットルグリップ1と隣接した位置のハンドルバーHに固定されたケース内など)に配設されたものとしてもよい。
また、抵抗力調整手段は、上記した実施形態のものに限定されず、摩擦板による抵抗力を任意調整し得る種々形態のものであってもよい。更に、磁石6の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づきスロットルグリップ1の回転角度を検出するものであれば、角度センサ13に代え、他の形態の検出手段としてもよい。尚、本実施形態においては、二輪車のハンドルバーに取り付けられたものとされているが、ハンドルバーを有する他の車両(例えばATVやスノーモービル等)に取り付けるようにしてもよい。
スロットルグリップと共に回転し得る回転側摩擦板と、ハンドルバー側に固定されて当該回転側摩擦板と当接して配設された固定側摩擦板とから摩擦板が構成されるとともに、当該回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたスロットルグリップ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたスロットルグリップ装置にも適用することができる。
1 スロットルグリップ
2 連動筒部材
3 連動部材
4 ボルト部材(調整機構)
4ba 工具嵌合形状
5 調整部材(調整機構)
6 磁石
7 固定部材
8 固定筒部材
9 固定側摩擦板
10 回転側摩擦板
11 収容部材
12 基板
13 角度センサ(検出手段)
14 結束バンド
15 リターンスプリング
16 バネ受け
h コード
H ハンドルバー
S1 付勢手段
S2 コイルスプリング

Claims (5)

  1. 車両のハンドルバー先端に取り付けられて回転自在なスロットルグリップと、
    該スロットルグリップと共に回転する磁石と、
    該磁石の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づき前記スロットルグリップの回転角度を検出する検出手段と、
    前記スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板と、
    を具備し、前記検出手段の検出値に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置であって、
    前記摩擦板は、前記スロットルグリップと共に回転し得る回転側摩擦板と、前記ハンドルバー側に固定されて当該回転側摩擦板と当接して配設された固定側摩擦板とから構成されるとともに、当該回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、それらの動摩擦係数と静摩擦係数とが略等しい材料の組み合わせとなるよう選択されたことを特徴とするスロットルグリップ装置。
  2. 前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板は、双方共にアルミニウム材料から成ることを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
  3. 前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.05以下であることを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
  4. 前記回転側摩擦板及び固定側摩擦板における動摩擦係数と静摩擦係数との差が、0.02以下であることを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
  5. 前記回転側摩擦板を固定側摩擦板に押圧させる付勢手段と、該付勢手段の付勢力を任意変更可能な調整機構とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のスロットルグリップ装置。
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