JP2011157886A - スロットル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の振動が付与されても高精度にスロットル操作手段の操作角度を検出することができるとともに、スロットル操作手段の回転方向に伴うヒステリシスを防止することができるスロットル装置を提供する。
【解決手段】ギアが形成された連動部材2と、連動部材2のギアと噛み合う従動ギアが形成された従動部材3と、磁石4aからの磁力の変化を検出してスロットルグリップGの操作角度を検出可能な角度センサ5とを具備したスロットル装置において、従動部材3は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車3a、3bから成り、従動歯車3a、3bに磁石4a、4bが形成されるとともに、当該従動歯車3a、3bは、当該磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられたものである。
【選択図】図10
【解決手段】ギアが形成された連動部材2と、連動部材2のギアと噛み合う従動ギアが形成された従動部材3と、磁石4aからの磁力の変化を検出してスロットルグリップGの操作角度を検出可能な角度センサ5とを具備したスロットル装置において、従動部材3は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車3a、3bから成り、従動歯車3a、3bに磁石4a、4bが形成されるとともに、当該従動歯車3a、3bは、当該磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられたものである。
【選択図】図10
Description
本発明は、スロットル操作手段の操作角度に基づき車両のエンジンが制御されるスロットル装置に関するものである。
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンションメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたものが普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジンの点火時期或いは排気バルブの開閉が制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、上記構成のスロットル装置が開示されている。かかるスロットル装置は、スロットルグリップ(スロットル操作手段)と連動して回転可能なローラと、該ローラの外周面に形成された歯(ギア)と噛み合う歯(従動ギア)が形成された回転体と、回転体に一体的に形成された磁石と、該磁石の磁力の変化を検知してスロットルグリップの操作角度を検知する角度センサとから主に構成されていた。
このスロットル装置によれば、スロットルグリップを把持しつつ操作して回転させると、ローラが連動して回転し、それと噛み合ったギアにて回転体が回転することとなる。この回転体の回転角度を角度センサにて検知することにより、スロットルグリップの操作角度が分かるので、当該操作角度に応じた電気信号を車両のECU等に送り、エンジンの出力制御が行われるようになっている。
しかしながら、上記従来のスロットル装置においては、ローラと回転体とがギアを介して連動されており、噛み合わせたギア間に所定寸法のガタ(ギヤ山間のクリアランス)が必要とされることから、例えばエンジン駆動に伴う振動や走行時の振動等により当該ギアのガタ分だけローラに対して回転体が繰り返し微小寸法変位してしまい、その微小寸法の変位を角度センサが検知してしまう可能性があった。この場合、スロットル操作手段の操作に関係なくギアの噛み合いによるガタ分の微小寸法の変位を角度センサが検出してしまうことにより、スロットル操作手段の操作角度を誤検出してしまう虞があった。更に、回転体及び磁石の回転において、スロットル操作手段を所定方向に回転させたときと逆方向に回転させたときとで、ガタ分だけヒステリシスを生じてしまい、スロットル操作手段の操作角度を検出する際の検出精度が悪化してしまう虞もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の振動が付与されても高精度にスロットル操作手段の操作角度を検出することができるとともに、スロットル操作手段の回転方向に伴うヒステリシスを防止することができるスロットル装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、運転者が操作可能なスロットル操作手段と、該スロットル操作手段と連動して回転可能とされるとともに、周方向に亘ってギアが形成された連動部材と、該連動部材のギアと噛み合う従動ギアが形成されて当該連動部材と連動して回転可能とされるとともに、磁石が一体的に形成された従動部材と、該磁石からの磁力の変化を検出し、前記スロットル操作手段の操作角度を検出可能な検出手段とを具備し、前記検出手段で検出された前記スロットル操作手段の操作角度に基づき車両のエンジンが制御されるスロットル装置において、前記従動部材は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車から成り、それぞれの従動歯車に磁石が形成されるとともに、当該従動歯車は、当該磁石同士の吸着力又は反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが前記連動部材のギアと噛み合って組み付けられたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットル装置において、前記検出手段にて磁力の変化が検出される磁石は、前記一対の従動歯車を回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石とされたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のスロットル装置において、前記従動歯車は、磁石同士の吸着力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが前記連動部材のギアと噛み合って組み付けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、従動部材は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車から成り、それぞれの従動歯車に磁石が形成されるとともに、当該従動歯車は、当該磁石同士の吸着力又は反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材のギアと噛み合って組み付けられたので、車両の振動が付与されても高精度にスロットル操作手段の操作角度を検出することができるとともに、スロットル操作手段の回転方向に伴うヒステリシスを防止することができる。
請求項2の発明によれば、検出手段にて磁力の変化が検出される磁石は、一対の従動歯車を回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石とされたので、検出手段にてスロットル操作手段の操作角度を検出可能とするための磁石と、一対の従動歯車を回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石とを共用させることができる。
請求項3の発明によれば、従動歯車は、磁石同士の吸着力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材のギアと噛み合って組み付けられたので、磁石同士の反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とするものに比べて、従動部材の組付け作業性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るスロットル装置は、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図1〜図8に示すように、スロットル操作手段としてのスロットルグリップGと、スロットルパイプ1と、ハンドルバーHにおけるスロットルグリップG近傍に配設されたケースCと、連動部材2と、従動部材3と、検出手段としての角度センサ5とから主に構成されている。
本実施形態に係るスロットル装置は、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図1〜図8に示すように、スロットル操作手段としてのスロットルグリップGと、スロットルパイプ1と、ハンドルバーHにおけるスロットルグリップG近傍に配設されたケースCと、連動部材2と、従動部材3と、検出手段としての角度センサ5とから主に構成されている。
スロットルグリップGは、ハンドルバーHの先端側においてスロットルパイプ1と共に回転自在に配設されたもので、運転者が把持しつつ回転操作可能とされている。ハンドルバーHの先端側には、図3に示すように、リターンスプリング7を収容するとともにハンドルバーH側に固定された収容部材8と、スロットルグリップG及びスロットルパイプ1と共に回転し得る回転軸9とが形成されており、当該リターンスプリング7は、一端が収容部材8に固定されつつ他端が回転軸9に固定されている。これにより、スロットルグリップG及びスロットルパイプ1が常時戻し側(初期位置に戻す方向)に付勢されるようになっている。
スロットルパイプ1は、円筒状に形成された樹脂製部材から成り、二輪車(車両)のハンドルバーHの先端に取り付けられるスロットルグリップGの内周面に固着され、当該ハンドルバーHの外周面に沿ってスロットルグリップGと共に回転自在なものである。即ち、運転者がスロットルグリップGを把持しつつリターンスプリング7の付勢力に抗してハンドルバーHの周方向へ回転操作するのに伴い、その内周面に固着されたスロットルパイプ1もハンドルバーHの外周側で同一角度だけ回転し得るようになっているのである。
ケースCは、連動部材2、従動部材3及び角度センサ5(検出手段)を収容するための一対の半割り形状の樹脂製部品から成り、図7に示すように、ハンドルバーHに取り付けた中間ケースCaを挟んで半割り形状部品のケースCを組み付けてボルトBにて締め上げることにより当該ハンドルバーHの先端側に固定されるよう構成されている。そして、ケースC内において、連動部材2及び従動部材3が回転自在とされるとともに、角度センサ5が形成された基板6が固定されるようになっている。
連動部材2は、スロットルグリップG(スロットル操作手段)と連動して回転可能とされるとともに、周方向に亘ってギア(歯面形状)が形成されたものであり、図8、9で示すように、スロットルパイプ1に形成された凹部1aに嵌合する凸部2aを有して構成されている。而して、凹部1aに凸部2aを嵌合した状態にて組み付けられることにより、スロットルグリップG及びスロットルパイプ1が回転するのと連動して連動部材2が回転し得るようになっている。
従動部材3は、その外周面に連動部材2のギア(歯面形状)と噛み合う従動ギアが形成されるとともに、当該連動部材2と連動して回転軸Lを中心として回転可能とされた歯車から成る。かかる従動部材3は、連動部材2と比較して小径の歯車とされており、スロットルグリップGの回転操作に伴って連動部材2が回転すると、当該連動部材2より大きな回転角で回転し得るようになっている。
更に、従動部材3には、その回転軸L側に磁石4が一体的に形成されており、当該従動部材3と共に磁石4が回転し得るようになっている。即ち、従動部材3の中心部に磁石4が固定されて一体化されており、この磁石4の中心部を回転軸Lが貫通して固定されているのである。従動部材3と磁石4との一体化は、インサート成形、接着剤による貼着、圧入等による嵌め合い等、何れの方法であってもよい。
磁石4と対向する位置には、所定の電気回路が形成された基板6が固定されており、当該基板6の表裏面にそれぞれ角度センサ5が形成されている。この角度センサ5は、磁石4からの磁力の変化を検出し、スロットルグリップG(スロットル操作手段)の操作角度を検出可能なものである。即ち、スロットルグリップG及びスロットルパイプ1、連動部材2の回転に伴い従動部材3及び磁石4が回転すると、その磁石4から生じる磁力(磁界)の変化により角度センサ5の出力信号が増減するので、その出力信号に基づいてスロットルグリップGの回転角度を検出し得るようになっている。かかる検出信号は、基板6から延出されたコードを介して二輪車が具備するECUに送られ、当該検出信号に基づいたエンジンの制御(スロットルグリップG及びスロットルパイプ1の回転角度に基づいた出力制御)が行われる。
尚、本実施形態によれば、基板6の表裏面にそれぞれ角度センサ5が配設されており、それぞれの角度センサ5から2つの出力信号を出力させるよう構成されている。これにより、検出信号が2重信号系を構成しており、出力電圧が互いに逆向きに変化するようになっており、一方の角度センサ5或いは配線が壊れたとき、その角度センサ5からの出力電圧はダウンして出力信号の和が異なってくるので、当該一方の角度センサ5又は配線に不具合があることが認識できる。この場合であっても、他方の角度センサ5による出力に基づき各種制御が行われ、安全を確保することができる。
而して、本スロットル装置によれば、角度センサ5によりスロットルグリップG及びスロットルパイプ1の回転角を非接触にて検出することができるので、機械的機構を有するものに比べ、装置の耐久性を向上させることができる。また、角度センサ5は、基板6と共に所定の樹脂にてモールドされており、当該角度センサ5に対する防水効果が向上されている。尚、磁石4は、永久磁石であっても、他の磁界を生じ得るもの(例えばプラスチック磁石等)であってもよい。
尚、図中符号10は、連動部材2及び従動部材3の一方の面(角度センサ5と対向する面とは反対側の面)を覆いつつ当該ケースC内に固定された板状のカバー部材を示している。かかるカバー部材10は、図3、4で示すように、連動部材2及び従動部材3を挟んだ状態でネジnにて中間ケースCaに固定されているとともに、従動部材3の回転軸Lの一端が支持されるようになっている。即ち、カバー部材10の所定部位には、図4で示すように、孔10aが形成されており、当該孔10aに回転軸Lの一端が挿通されて回転自在に支持されているのである。
ここで、本実施形態においては、従動部材3は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車3a、3bから成り、それぞれの従動歯車3a、3bに磁石4a、4bが形成されている。より具体的には、従動部材3は、回転軸Lと垂直方向に分割されるとともに歯面形状が略同一の従動歯車3a、3bから構成され、角度センサ5と隣接する従動歯車3aの略中央に磁石4aが形成されるとともに、カバー部材10と隣接する従動歯車3bの略中央に磁石4bが形成されている。
そして、図9に示すように、従動歯車3aに形成された磁石4aのN極及びS極の配置に対し、従動歯車3aに形成された磁石4bのN極及びS極の配置を所定角度αだけずらして構成されており、これらを合致させることにより、図10に示すように、当該従動歯車3a、3bは、当該磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とされる。
このように磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態の従動歯車3a、3bに回転軸Lを挿通させるとともに、図11に示すように、当該従動歯車3a、3bの従動ギアを連動部材2のギアと噛み合わせて組み付けるようになっている。而して、連動部材2のギアに従動歯車3a、3bの従動ギアを噛み合わせた状態において、磁石4a、4b同士の吸着力にて従動歯車3aのギア山と従動歯車3bのギア山とが互いに離間する方向に付勢された状態となり、連動部材2における隣接するギア山a、bのうち一方のギア山aに従動歯車3aの従動ギアが当接し、他方のギア山bに従動歯車3bの従動ギアが当接することとなる。これにより、従動歯車3a、3bのそれぞれの従動ギアが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられた状態となる。
本実施形態によれば、従動部材3は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車3a、3bから成り、それぞれの従動歯車3a、3bに磁石4a、4bが形成されるとともに、当該従動歯車3a、3bは、当該磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられたので、連動部材2のギアと従動部材3の従動ギアとを噛み合わせた際に生じるギア間の所定寸法のガタ(ギヤ山間のクリアランス)をなくすことができ、二輪車(車両)の振動が付与されても高精度にスロットルグリップG(スロットル操作手段)の操作角度を検出することができるとともに、スロットルグリップG(スロットル操作手段)の回転方向に伴うヒステリシスを防止することができる。また、例えば一対の従動歯車に対してスプリングにて回転方向に付勢力を生じさせる所謂シザーズギア等を用いたものに比べ、従動部材の厚さ方向の寸法を小さくすることができるとともに、組み付け性を向上させることができる。
更に、角度センサ5(検出手段)にて磁力の変化が検出される磁石は、一対の従動歯車3a、3bを回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石4a、4b(具体的には磁石4a)とされたので、角度センサ5(検出手段)にてスロットルグリップG(スロットル操作手段)の操作角度を検出可能とするための磁石と、一対の従動歯車を回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石とを共用させることができる。
また更に、従動歯車3a、3bは、磁石4a、4b同士の吸着力にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギア3a、3bが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられたので、磁石4a、4b同士の反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とするものに比べて、従動部材3の組付け作業性を向上させることができる。即ち、磁石4a、4b同士の吸着力(異極同士の吸着し合う力)にて回転方向に所定角度αだけ互いにずれた状態とする場合、従動歯車3a、3bが吸着して一体化した状態で組付けされるので、組付け性が向上されるのである。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば従動部材3は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車3a、3bから成り、それぞれの従動歯車3a、3bに磁石4a、4bが形成されるとともに、当該従動歯車3a、3bは、当該磁石4a、4b同士の反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材2のギアと噛み合って組み付けられるものとしてもよい。
また、従動歯車3a、3bのそれぞれに形成された磁石4a、4bとは別個に磁石を形成するとともにし、角度センサ5(検出手段)にて当該別個の磁石からの磁力の変化を検出し、スロットルグリップGの操作角度を検出するよう構成してもよい。更に、リターンスプリング7をケースC内に配設させたもの、或いは検出手段としての角度センサ5が基板6の一方の面のみに1つ形成されたもの等としてもよい。
また更に、本実施形態においては、運転者が操作可能なスロットル操作手段としてスロットルグリップGとされているが、運転者が親指や人差し指で回転操作し得るレバー型スロットル操作手段を具備したスロットル装置に適用するようにしてもよい。尚、本実施形態においては、二輪車のハンドルバーに取り付けられたものとされているが、ハンドルバーを有する他の車両(例えばATVやスノーモービル等)に取り付けるようにしてもよい。
従動部材は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車から成り、それぞれの従動歯車に磁石が形成されるとともに、当該従動歯車は、当該磁石同士の吸着力又は反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが連動部材のギアと噛み合って組み付けられたスロットル装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 スロットルパイプ
2 連動部材
3 従動部材
3a、3b 一対の従動歯車
4 磁石
4a、4b 磁石
5 角度センサ(検出手段)
6 基板
7 リターンスプリング
8 収容部材
9 回転軸
10 カバー部材
G ハンドルグリップ(スロットル操作手段)
H ハンドルバー
C ケース
L 回転軸
2 連動部材
3 従動部材
3a、3b 一対の従動歯車
4 磁石
4a、4b 磁石
5 角度センサ(検出手段)
6 基板
7 リターンスプリング
8 収容部材
9 回転軸
10 カバー部材
G ハンドルグリップ(スロットル操作手段)
H ハンドルバー
C ケース
L 回転軸
Claims (3)
- 運転者が操作可能なスロットル操作手段と、
該スロットル操作手段と連動して回転可能とされるとともに、周方向に亘ってギアが形成された連動部材と、
該連動部材のギアと噛み合う従動ギアが形成されて当該連動部材と連動して回転可能とされるとともに、磁石が一体的に形成された従動部材と、
該磁石からの磁力の変化を検出し、前記スロットル操作手段の操作角度を検出可能な検出手段と、
を具備し、前記検出手段で検出された前記スロットル操作手段の操作角度に基づき車両のエンジンが制御されるスロットル装置において、
前記従動部材は、厚み方向に分割されてそれぞれに従動ギアが形成された一対の従動歯車から成り、それぞれの従動歯車に磁石が形成されるとともに、当該従動歯車は、当該磁石同士の吸着力又は反発力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが前記連動部材のギアと噛み合って組み付けられたことを特徴とするスロットル装置。 - 前記検出手段にて磁力の変化が検出される磁石は、前記一対の従動歯車を回転方向に所定角度互いにずれた状態とする磁石とされたことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。
- 前記従動歯車は、磁石同士の吸着力にて回転方向に所定角度互いにずれた状態とされ、それぞれの従動ギアが前記連動部材のギアと噛み合って組み付けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットル装置。
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---|---|---|---|
JP2010020830A JP2011157886A (ja) | 2010-02-02 | 2010-02-02 | スロットル装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013208997A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Honda Motor Co Ltd | アクセル開度検出装置 |
JP2013208999A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Honda Motor Co Ltd | アクセル開度検出装置 |
JP2013208998A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Honda Motor Co Ltd | アクセル開度検出装置 |
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- 2010-02-02 JP JP2010020830A patent/JP2011157886A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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