JP5180055B2 - スロットルグリップ装置 - Google Patents

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本発明は、スロットルグリップの回転角度に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンションメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたものが普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジンの点火時期或いは排気バルブの開閉が制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、上記構成のスロットルグリップ装置が開示されている。かかるスロットルグリップ装置は、スロットルグリップと連動して回転する駆動プーリ部と、該駆動プーリ部の一部に形成された歯車と噛み合う検出用歯車と、該検出用歯車の回転角度を検出するためのポテンションメータと、これらを収容するケースとから主に構成されており、運転者がスロットルグリップを回転させると、駆動プーリ部を介してポテンションメータが回転し、そのスロットル開度が検出されるようになっていた。
特開平4−254278号公報
しかしながら、上記の如き従来のスロットルグリップ装置においては、駆動プーリ部等の主要な構成要素やポテンションメータ等の検出手段がハンドルバーの外側(外周面より外側)に取り付けられていたので、その分だけ大型化してしまうという問題があった。即ち、従来のスロットルグリップ装置においては、駆動プーリ部等の主要な構成要素やその回転角度を検出する検出手段がハンドルパイプの外側に別個に固定されたケースに収容されつつ取り付けられているので、かかるケースにより大型化してしまうのである。また、ハンドルバーに対するスロットルグリップ装置の取り付け作業に時間がかかってしまう虞もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装置の小型化を図ることができるとともにハンドルバーへの取付作業性を向上させることができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバー先端に取り付けられて回転自在なスロットルグリップと、該スロットルグリップと共に回転する磁石と、該磁石の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づき前記スロットルグリップの回転角度を検出する検出手段と、前記スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板とを具備し、前記検出手段の検出値に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置であって、前記磁石検出手段及び摩擦板が一体とされてユニットを成すとともに、当該ユニットが前記ハンドルバーの内部に挿通して配設されるものとされ、かつ、前記ユニットは、前記ハンドルバーの先端側外周面を覆いつつ前記スロットルグリップと共に回転し得る連動筒部材を具備するとともに、前記スロットルグリップを初期位置に付勢するリターンスプリングが当該連動筒部材に配設されたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載のスロットルグリップ装置において、前記ユニットは、前記摩擦板による抵抗力を任意調整し得る抵抗力調整手段を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、磁石及び検出手段が一体とされてユニットを成すとともに、当該ユニットがハンドルバーの内部に挿通して配設されるので、装置の小型化を図ることができるとともにハンドルバーへの取付作業性を向上させることができる。
また、ユニットは、スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板を有するので、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができるとともに小型化を図ることができる。
さらに、ユニットは、ハンドルバーの先端側外周面を覆いつつスロットルグリップと共に回転し得る連動筒部材を具備するとともに、スロットルグリップを初期位置に付勢するリターンスプリングが当該連動筒部材に配設されたので、ハンドルバーへの取付作業性をより向上させることができる。
請求項の発明によれば、ユニットは、摩擦板による抵抗力を任意調整し得る抵抗力調整手段を有するので、運転者の好みに応じてスロットルグリップの回転負荷を任意変更することができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップの操作を行わせることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
実施形態に係るスロットルグリップ装置は、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図1〜図4に示すように、スロットルグリップ1と、磁石6と、検出手段としての角度センサ13と、ハンドルバーH内に配設された回転側摩擦板9及び固定側摩擦板10と、抵抗力調整手段としての付勢手段S1及び調整機構(ボルト部材4及び調整部材5)とから主に構成されている。
スロットルグリップ1は、二輪車のハンドルバーHの先端部に取り付けられ、当該ハンドルバーHに対して同軸に回転自在とされたもので、外周面が運転者が把持し得る把持部を成すとともに、その基端側に鍔部1aが成形されている。このスロットルグリップ1の内周面には、略筒状の連動筒部材2が形成されており、当該スロットルグリップ1と共に当該連動筒部材2が回転し得るよう構成されている。
連動筒部材2内部の図2中右端側には、ハンドルバーHに固定された固定部材7及び連動筒部材2に固定された連動部材3が配設されている。かかる連動部材3には、その長手方向中央に貫通孔3aが形成されており、当該貫通孔3aにボルト部材4が回転自在に挿通されている。かかるボルト部材4は、外周面に雄ネジが形成された雄ネジ部4aと、頭部4bとを有しており、当該頭部4bには工具嵌合形状4baが形成されている。
更に、連動筒部材2の先端面には、その略中央に開口部2aが形成されており、当該開口部2aを介して工具嵌合形状4baが外部に臨むようになっている。即ち、スロットルグリップ1の先端側に臨ませた工具嵌合形状4baを有しており、当該工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させることが可能とされているのである。尚、本実施形態においては、工具嵌合形状4baは、六角レンチを嵌合し得る六角形状とされている。
連動部材3の先端(複数の脚部が形成された図中左端)には、磁石6が嵌め込まれており、連動部材3と共に磁石6が回転し得るよう構成されている。これにより、スロットルグリップ1を回転させると、連動筒部材2及び連動部材3と共に磁石6も回転し、その対向する部位(図2中角度センサ13側)に生じた磁界が回転角度に応じて変化し得るようになっている。尚、かかる磁石6は、永久磁石であっても、他の磁界を生じ得るもの(例えばプラスチック磁石等)であってもよい。
角度センサ13(検出手段)は、磁石6の磁界変化を非接触にて検出し、その検出値に基づきスロットルグリップ1の回転角度を検出するためのもので、基板12に形成されたチップ状部材から成る。尚、基板12には、磁石6から生じる磁界の変化により出力電圧を増減させ得る角度センサ13の他、該角度センサ13の出力信号を増幅するためのアンプ部が形成されている。かかる角度センサ13によれば、零点(初期位置の信号)の設定が容易とされる。上記基板12及び角度センサ13は、収容部材11内に収容されている。この収容部材11は、内部に収容空間を有するとともに、固定筒部材8を介して固定部材7に固定されている。
基板12からは、増幅された検出信号を外部に送るためのコードhがハンドルバーH内で延設されている。尚、図2中符号14は、コードhを固定する結束バンドを示している。また、収容部材11内には、基板12が収容された状態にて所定の樹脂を充填して成り、当該基板12が樹脂モールドされるよう構成されている。而して、スロットルグリップ1の回転に伴い磁石6が回転すると、該磁石6から生じる磁界の変化により角度センサ13の出力信号が増減するので、その出力信号に基づいてスロットルグリップ1の回転角度を検出し得るようになっている。かかる検出信号は、コードhを介して二輪車が具備するECUに送られ、当該検出信号に基づいたエンジンの制御(スロットルグリップ1の回転角度に基づいた出力制御)が行われる。
一方、固定筒部材8内における固定部材7側には、固定側摩擦板10が固定されるとともに、該固定側摩擦板10と表面を当接させて回転側摩擦板9が配設されている。回転側摩擦板9は、スロットルグリップ1と共に回転し得るとともに、コイルスプリングから成る付勢手段S1にてその表面が固定側摩擦板10の表面に押圧されている。而して、スロットルグリップ1を回転させると、回転側摩擦板9が固定側摩擦板10に押圧されつつ回転するので、当該スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせることができる。
また、連動部材3の所定部位には、図3で示すように、調整部材5が挿通されており、この調整部材5が当該連動部材3の長手方向(同図中左右方向)に摺動自在とされている。即ち、調整部材5は、図4に示すように、同心円状に複数の孔5bが形成されており、これら孔5bに連動部材3の脚部がそれぞれ挿通されることにより、調整部材5の連動部材3の軸方向への摺動が許容されつつ周方向への移動が規制されて構成されているのである。
更に、調整部材5には、その中央にバーリング加工が施されてバーリング部5a(立上がり部)が形成されるとともに、当該バーリング部5aの内周にはボルト部材4の雄ネジ部4aと噛み合う雌ネジ5aaが形成されている。これにより、ボルト部材4を軸周りに回転させると、調整部材5が雄ネジ部4aに沿って図中左右方向に移動するようになっている。然るに、付勢手段S1は、その一端が調整部材5の一方の面5cと当接するとともに他端が回転側摩擦板9と当接されており、当該調整部材5が左右に移動することにより付勢手段S1による回転側摩擦板9に対する付勢力(押圧力)が調整可能とされている。
例えば、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて所定方向に回転させると、調整部材5が図中右側(回転側摩擦板9に近づく方向)に移動してコイルスプリングから成る付勢手段S1の全長を収縮させることができ、当該付勢手段S1による回転側摩擦板9に対する付勢力(押圧力)を増大させることができる。これにより、スロットルグリップ1の回転時に生じる抵抗力を大きくして回転負荷を増大させることができる。
反対に、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて上記所定方向とは反対方向に回転させると、調整部材5が図中右側(回転側摩擦板9に近づく方向)に移動してコイルスプリングから成る付勢手段S1の全長を伸長させることができ、当該付勢手段S1による回転側摩擦板9に対する付勢力(押圧力)を減少させることができる。これにより、スロットルグリップ1の回転時に生じる抵抗力を小さくして回転負荷を減少させることができる。
然るに、調整部材5の他方の面5dには、スプリングS2の一端が当接されている。このスプリングS2は、その他端が磁石6と当接しており、当該磁石6を収容部材11の面11aに押圧し得るよう構成されている。これにより、磁石6は、収容部材11の面11aに押圧されつつスロットルグリップ1と共に回転することとなり、車両の振動に伴って磁石6の角度センサ13に対する離間寸法がずれてしまうのを抑制することができ、精度をより向上させることができる。尚、既述したように、工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させると調整部材5が図中左右に移動するので、コイルスプリングS2の全長を収縮又は伸長させて磁石6の面11aに対する押圧力を調整することができる。
本実施形態においては、ハンドルバーHにおけるスロットルグリップ1と隣接した位置には、ケースCが固定されており、当該ケースC内に連動部材2における基端側の拡径部2bが収容されている。そして、当該拡径部2b内には、リターンスプリング15が配設されているとともに、当該リターンスプリング15の一端が当該拡径部2bに、他端がケースC側に固定されている。かかるリターンスプリング15により、スロットルグリップ1を回転させた手の把持力を緩めると、当該スロットルグリップ1を初期位置側へ回転させ得るようになっている。
ここで、本実施形態においては、磁石6及び角度センサ13(検出手段)が一体とされてユニットY(図2参照)を成すとともに、当該ユニットYがハンドルバーHの先端から当該ハンドルバーHの内部に挿通して配設される。即ち、本スロットルグリップ装置の主要な構成要素(磁石6及び角度センサ13を含む構成要素であってリターンスプリング15を除く全て)がユニットYにて一体化されており、そのユニットYは、図5に示すように、ハンドルバーHの先端の開口から挿通されて当該ハンドルバーHに組み付けられるよう構成されているのである。
然るに、ユニットYを組み付けた後、ハンドルバーHにおけるリターンスプリング15が配設された部位にケースCを固定させて当該リターンスプリング15を収容させて取付作業が終了することとなる。尚、本実施形態においては、連動筒部材2に予めスロットルグリップ1を固定してユニットYが構成されているが、当該スロットルグリップ1をユニットYとは別体とし、ユニットYのハンドルバーHへの取付後、連動筒部材2にスロットルグリップ1を固定させるようにしてもよい。
上記実施形態によれば、磁石6及び角度センサ13が一体とされてユニットYを成すとともに、当該ユニットYがハンドルバーHの内部に挿通して配設されるので、スロットルグリップ装置の小型化を図ることができるとともにハンドルバーHへの取付作業性を向上させることができる。また、ユニットYは、スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板(9、10)を有するので、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップ1の操作を行わせることができるとともに小型化を図ることができる。
更に、ユニットYは、摩擦板(9、10)による抵抗力を任意調整し得る抵抗力調整手段を有するので、運転者の好みに応じてスロットルグリップ1の回転負荷を任意変更することができ、スロットルワイヤを廃止しても違和感のないスロットルグリップ1の操作を行わせることができる。また更に、ユニットYは、ハンドルバーHの先端側外周面を覆いつつスロットルグリップ1と共に回転し得る連動筒部材2を具備するとともに、スロットルグリップ1を初期位置に付勢するリターンスプリング15が当該連動筒部材2に配設されたので、ハンドルバーHへの取付作業性をより向上させることができる。
尚、本実施形態によれば、角度センサ13の検出信号を外部に送るためのコードhがハンドルバーH内で延設されているので、当該コードhの取り回しを容易とすることができ、外観意匠を向上させることができる。更に、摩擦板は、スロットルグリップ1と共に回転し得る回転側摩擦板9と、ハンドルバーH内部に固定されて当該回転側摩擦板9と当接して配設された固定側摩擦板10とから構成されるとともに、抵抗力調整手段は、回転側摩擦板9を固定側摩擦板10に押圧させる付勢手段S1と、開口部2aを介して外部から付勢手段S1の付勢力を任意変更可能な調整機構(ボルト部材4及び調整部材5)とを有して成り、当該調整機構を操作することにより回転側摩擦板9の固定側摩擦板10に対する押圧力を調整し得るので、摩擦板による抵抗力をより容易に調整することができる。調整機構は、スロットルグリップ1の先端側に臨ませた工具嵌合形状4baを有するとともに、当該工具嵌合形状4baに工具を嵌合させて回転させることにより付勢手段S1の付勢力を任意変更可能とされたので、摩擦板(回転側摩擦板9及び固定側摩擦板10)による抵抗力を更に容易に調整することができる。
次に、第1の参考例について説明する。
参考例に係るスロットルグリップ装置は、実施形態と同様、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図6〜図8に示すように、スロットルグリップ1と、磁石6と、検出手段としての角度センサ13と、ハンドルバーH内に配設された回転側摩擦板9及び固定側摩擦板10と、抵抗力調整手段としての付勢手段S1及び調整機構(ボルト部材4及び調整部材5)とから主に構成されている。尚、実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
参考例に係る固定筒部材8内には、スロットルグリップ1を初期位置側に付勢するリターンスプリング15’が配設されているとともに、連動部材3に固定されて成るバネ受け16が配設されており、該バネ受け16にリターンスプリング15’の一端が係止されている。また、リターンスプリング15’の他端は、固定部材7に係止されており、かかるリターンスプリング15’により、スロットルグリップ1を回転させた手の把持力を緩めると、当該スロットルグリップ1を初期位置側へ回転させ得るようになっている。
ここで、本参考例においては、磁石6及び角度センサ13(検出手段)に加えリターンスプリング15’が一体とされてユニットY(図2参照)を成すとともに、当該ユニットYがハンドルバーHの先端から当該ハンドルバーHの内部に挿通して配設される。即ち、本スロットルグリップ装置の主要な構成要素(磁石6及び角度センサ13を含み、且つ、リターンスプリング15’を含む全て)がユニットYにて一体化されており、そのユニットYは、図8に示すように、ハンドルバーHの先端の開口から挿通されて当該ハンドルバーHに組み付けられるよう構成されているのである。
然るに、ユニットYを組み付ければ、実施形態の如きケースCを固定させる作業が不要とされつつ取付作業が終了することとなる。尚、本参考例においては、連動筒部材2に予めスロットルグリップ1を固定してユニットYが構成されているが、当該スロットルグリップ1をユニットYとは別体とし、ユニットYのハンドルバーHへの取付後、連動筒部材2にスロットルグリップ1を固定させるようにしてもよい。
上記参考例によれば、磁石6、角度センサ13及びリターンスプリング15’が一体とされてユニットYを成すとともに、当該ユニットYがハンドルバーHの内部に挿通して配設されるので、スロットルグリップ装置の小型化を図ることができるとともにハンドルバーHへの取付作業性を向上させることができる。また、ユニットYにリターンスプリング15’が配設されているので、実施形態のものに比べ、スロットルグリップ装置の更なる小型化を図ることができる。
次に、第2の参考例について説明する。
本参考例に係るスロットルグリップ装置は、本実施形態及び第1の参考例と同様、二輪車のハンドルバーに取り付けられたスロットルグリップの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図9〜図12に示すように、スロットルグリップ1と、磁石6と、検出手段としての角度センサ13と、スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得るスチールボール17、スプリング19、調整部材20とから主に構成されている。尚、本実施形態及び第1の参考例と同様の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
本参考例に係るユニットYは、スロットルグリップ1が固定された連動筒部材3と、該連動筒部材3内に配設された磁石6と、収容部材11と、該収容部材11内に配設された角度センサ13とを主に有して成り、当該ユニットYがハンドルバーHの先端から当該ハンドルバーHの内部に挿通して配設される。即ち、本スロットルグリップ装置の主要な構成要素(磁石6及び角度センサ13を含み、且つ、リターンスプリング15やスロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得るスチールボール17、スプリング19、調整部材20を除く全て)がユニットYにて一体化されており、そのユニットYは、図12に示すように、ハンドルバーHの先端の開口から挿通されて当該ハンドルバーHに組み付けられるよう構成されているのである。
然るに、ユニットYを組み付けた後、ハンドルバーHにおけるリターンスプリング15が配設された部位にケースCを固定させて当該リターンスプリング15を収容させて取付作業が終了することとなる。尚、本参考例においては、連動筒部材2に予めスロットルグリップ1を固定してユニットYが構成されているが、当該スロットルグリップ1をユニットYとは別体とし、ユニットYのハンドルバーHへの取付後、連動筒部材2にスロットルグリップ1を固定させるようにしてもよい。
本参考例に係るケースCは、スロットルグリップ1の近傍に固定されるもので、図11に示すように、その一部に孔Caが設けられるとともに、当該孔Ca内にスチールボール17、スプリング19及び調整部材20が挿通して構成されている。尚、スプリング19の下端にはプレート18が形成されており、かかるプレート18を介して当該スプリング9の付勢力がスチールボール17に付与されるようになっている。
これにより、スプリング9の付勢力がスチールボール17を介して連動筒部材2の外周面に対し付与されるので、スロットルグリップ1の回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせることができる。また、孔Caの内周面における少なくとも調整部材20が挿通される部位には、雌ネジが形成されるとともに、当該調整部材20の外周面には当該雌ネジと対応する雄ネジが形成されている。かかる調整部材20には、六角レンチ等の工具を嵌合可能な工具嵌合形状20aが形成されている。そして、当該工具嵌合形状20aに工具を嵌合させて回転させることにより調整部材20を上下動させてスプリング9の付勢力を任意変更可能とされたので、スチールボール17による抵抗力を容易に調整することができるようになっている。
尚、スチールボール17に代えて例えばピン状又は弾丸状部材としてもよく、或いはケースCに孔Caを複数設け、それぞれの孔Ca内にスチールボール17、スプリング19及び調整部材20が挿通して構成してもよい。上記参考例によれば、本実施形態及び第1の参考例と同様、磁石6、角度センサ13が一体とされてユニットYを成すとともに、当該ユニットYがハンドルバーHの内部に挿通して配設されるので、スロットルグリップ装置の小型化を図ることができるとともにハンドルバーHへの取付作業性を向上させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばユニットYが磁石6及び角度センサ13の他、スロットルグリップ装置を構成する種々構成要素を具備したものとしてもよい。また、ユニットYは、磁石6及び角度センサ13が一体とされてユニットを成すものであれば足り、他の構成要素(例えば第1、2の実施形態における調整部材5等)がユニット内に配設されないものであってもよい。
更に、磁石6の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づきスロットルグリップ1の回転角度を検出するものであれば、角度センサ13に代え、他の形態の検出手段としてもよい。尚、本実施形態においては、二輪車のハンドルバーに取り付けられたものとされているが、ハンドルバーを有する他の車両(例えばATVやスノーモービル等)に取り付けるようにしてもよい。
磁石検出手段及び摩擦板が一体とされてユニットを成すとともに、当該ユニットがハンドルバーの内部に挿通して配設されるものとされ、かつ、ユニットは、ハンドルバーの先端側外周面を覆いつつスロットルグリップと共に回転し得る連動筒部材を具備するとともに、スロットルグリップを初期位置に付勢するリターンスプリングが当該連動筒部材に配設されたスロットルグリップ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたスロットルグリップ装置にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るスロットルグリップ装置を示す外観図 図1におけるII−II線断面図 同スロットルグリップ装置における調整部材近傍を示す拡大断面図 同スロットルグリップ装置における調整部材を示す側面図及び正面図 同スロットルグリップ装置におけるユニットYをハンドルバーH内に挿通させる前の状態を示す断面図 第1の参考例に係るスロットルグリップ装置を示す外観図 図6におけるVII−VII線断面図 同スロットルグリップ装置におけるユニットYをハンドルバーH内に挿通させる前の状態を示す断面図 第2の参考例に係るスロットルグリップ装置を示す外観図 図9におけるX−X線断面図 同スロットルグリップ装置におけるケース内部の構成を示す拡大断面図 同スロットルグリップ装置におけるユニットYをハンドルバーH内に挿通させる前の状態を示す断面図
符号の説明
1 スロットルグリップ
2 連動筒部材
3 連動部材
4 ボルト部材(調整機構)
4ba 工具嵌合形状
5 調整部材(調整機構)
6 磁石
7 固定部材
8 固定筒部材
9 回転側摩擦板
10 固定側摩擦板
11 収容部材
12 基板
13 角度センサ
14 結束バンド
15、15’ リターンスプリング
16 バネ受け
17 スチールボール
18 プレート
19 スプリング
20 調整部材
h コード
H ハンドルバー
C ケース
S1 付勢手段
S2 コイルスプリング
Y ユニット

Claims (2)

  1. 車両のハンドルバー先端に取り付けられて回転自在なスロットルグリップと、
    該スロットルグリップと共に回転する磁石と、
    該磁石の磁界変化を非接触にて検出し、該検出値に基づき前記スロットルグリップの回転角度を検出する検出手段と、
    前記スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る摩擦板と、
    を具備し、前記検出手段の検出値に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置であって、
    前記磁石検出手段及び摩擦板が一体とされてユニットを成すとともに、当該ユニットが前記ハンドルバーの内部に挿通して配設されるものとされ、かつ、
    前記ユニットは、前記ハンドルバーの先端側外周面を覆いつつ前記スロットルグリップと共に回転し得る連動筒部材を具備するとともに、前記スロットルグリップを初期位置に付勢するリターンスプリングが当該連動筒部材に配設されたことを特徴とするスロットルグリップ装置。
  2. 前記ユニットは、前記摩擦板による抵抗力を任意調整し得る抵抗力調整手段を有することを特徴とする請求項記載のスロットルグリップ装置。
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