JP2010280270A - タイヤ取外し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体の大型化を防止しながら、大型のタイヤであっても取外しを行うことができるタイヤ取外し装置を提供する。
【解決手段】 タイヤ取外し装置Mは、タイヤTをホイールHから取り外す際にタイヤTのビードに当接される爪本体5Cを備えている。また、爪本体5Cは、操作レバー4を操作することにより、鉛直方向に移動させられる。また、爪本体5Cと操作レバー4とは四節リンク機構を介して接続されている。この四節リンク機構に対して、爪本体5Cの鉛直方向の移動量を大きくする偏芯ギア6が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両などにおけるタイヤをホイールから取り外す際に用いられるタイヤ取外し装置に関する。
タイヤをホイールから取り外す装置として、従来、タイヤに押板を押し当て、押板を下降させてタイヤをリムから取り外すタイヤ圧脱装置がある(たとえば、特許文献1参照)。このタイヤ圧脱装置では、押板にラックアンドピニオン機構におけるラックが取り付けられ、ラックアンドピニオン機構のピニオンにはハンドルが取り付けられている。こうして、ハンドルを操作することにより、ラックアンドピニオン機構を介して押板が上下動する。また、押板が下降することによってタイヤをリムから取り外すことができる。
さらに、ラックは縦筒に設けられており、縦筒の下端部には、鉤が取り付けられている。この鉤には、ワイヤが係合可能とされている。大型のタイヤをリムから取り外す際には、鉤に係合されたワイヤによってタイヤを拘束することにより、タイヤを拘束するようにしている。
実公昭46−13364号公報
しかし、上記特許文献1に開示されたタイヤ圧脱装置では、ラックアンドピニオン機構を用いて押板を上下動させている。このため、押板を上昇させた際には、ラックが高い位置まで到達してしまい、安定性に欠けるという問題があった。この問題に対して、たとえば、押板とハンドルとをリンク機構を介して接続することが考えられる。
しかしながら、リンク機構を介して接続する場合、押板の上下方向の移動量が規制されてしまう。このため、たとえば大型のタイヤをリムから取り外すことができるようにするためには、タイヤ圧脱装置の全体を大型化しなければならないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、装置全体の大型化を防止しながら、大型のタイヤであっても取外しを行うことができるタイヤ取外し装置を提供することにある。
上記の課題を解決した本発明に係るタイヤ取外し装置は、タイヤにおけるビードを落とし込むことによって、タイヤをホイールから取り外すタイヤ取外し装置であって、タイヤをホイールから取り外す際にビードに当接される爪部と、揺動操作により、爪部が上下動させる操作レバーと、を備え、爪部と操作レバーとがリンク機構を介して接続され、リンク機構に対して、爪部の上下動方向の移動量を大きくする移動量調整機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ取外し装置においては、リンク機構に対して、爪部の上下動方向の移動量を大きくする移動量調整機構が設けられている。このため、操作レバーの操作量が小さい場合でも、爪部の上下方向の移動量を多くすることができる。したがって、装置全体の大型化を防止しながら、大型のタイヤであっても取外しを行うことができる。
ここで、移動量調整機構が偏芯ギアである態様とすることができる。移動量調整機構としては、偏芯ギアを好適に用いることができる。
また、上記課題を解決した本発明に係るタイヤ取外し装置は、タイヤにおけるビードを落とし込むことによって、タイヤをホイールから取り外すタイヤ取外し装置であって、タイヤをホイールから取り外す際にビードに当接させる爪部を揺動操作により上下動させる操作レバー、を備え、操作レバーの上下方向移動量に対し爪部の上下方向の移動量を増幅する移動量調節機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ取外し装置によれば、装置全体の大型化を防止しながら、大型のタイヤであっても取外しを行うことができる。
タイヤ取外し装置の斜視図である。 (a)は、操作レバーを上昇させた際のタイヤ取外し装置の要部側面図、(b)は、操作レバーを下降させた際のタイヤ取外し装置の要部側面図である。 (a)は、操作レバーを上昇させた際の偏芯ギアの拡大斜視図、(b)は、操作レバーを下降させた際の偏芯ギアの拡大斜視図である。 (a)は、操作レバーを上昇させた際の偏芯ギアの側面図、(b)は、操作レバーを下降させた際の偏芯ギアの側面図である。 回転軸受機構の断面図である。 操作レバーの先端部の拡大斜視図である。 タイヤ取外し装置の模式的側面図である。 タイヤ取外し装置の他の例の模式的側面図である。 タイヤ取外し装置のさらに他の例の模式的側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図示の便宜上、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致しない。
図1は、本実施形態に係るタイヤ取外し装置の斜視図、図2(a)は、操作レバーを上昇させた際のタイヤ取外し装置の要部側面図、(b)は、操作レバーを下降させた際のタイヤ取外し装置の要部側面図である。さらに、図3(a)は、操作レバーを上昇させた際のタイヤ偏心ギアの拡大斜視図、(b)は、操作レバーを下降させた際の偏心ギアの拡大斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るタイヤ取外し装置Mは、いわゆる手動式のビードブレーカである。タイヤ取外し装置Mは、上下方向に延在するフレーム部材1を備えている。フレーム部材1は、上方が幅狭とされており、下方が幅広とされた形状をなしている。下方が幅広とされていることにより、転倒に対する安定性が高くされている。
フレーム部材1の下端部には、下部フレーム2が取り付けられている。下部フレーム2は、平面視した形状が略U字形状をなしている。また、下部フレーム2の先端部には取手2Aが取り付けられており、下部フレーム2の基端部には、キャスタ2Bが取り付けられている。下部フレーム2の基端部に取り付けられたキャスタ2Bにより、タイヤ取外し装置Mが走行可能とされている。
さらに、下部フレーム2には、移動回転台3が設けられている。移動回転台3は、下部フレーム2に対して移動可能とされて設けられたスライダと、スライダに載置された下板およびこの下板の上に設けられた上板とを備えている。スライダにおける下部フレーム2との接触面は樹脂によって構成されている。このため、スライダが移動する際のスライダと下部フレーム2との摩擦係数の低減が図られ、スライダは、下部フレーム2に対してスムーズに移動可能とされている。
下板は、スライダに対して固定されており、上板は、下板に対して鉛直軸回りに回転可能に取り付けられている。また、下板における上板との接触面および上板における下板との接触面は、いずれも樹脂によって構成されている。このため、上板を下板に対して相対的に回転させる際に、下板と上板との摩擦係数の低減が図られ、上板がスムーズに回転することができるようになっている。
さらに、スライダには、下部フレーム2に対する移動を抑制するためのストッパが設けられているとともに、移動回転台3には、下板に対する上板の回転を抑制するストッパが設けられている。タイヤ取外し作業を行う際には、これらのストッパによってスライダの移動および移動回転台3の回転が抑制される。
タイヤをホイールから取り外す際には、図1に仮想線で示すように、移動回転台3における上板の上にタイヤTを載置し、ホイールHから取り外す。ここで、移動回転台3は、スライダによって下部フレーム2に対して移動可能とされていることから、径の異なるタイヤであっても、フレーム部材1に対する位置を容易に調整することができる。また、タイヤの取外し作業を行う際には、移動回転台3における上板を回転させることにより、タイヤを容易に回転させることができる。
また、フレーム部材1の上端部には、操作レバー4がフレーム部材1に対して揺動可能に取り付けられている。さらに、フレーム部材1と操作レバー4との取り付け位置には、爪部材5が取り付けられている。爪部材5は、フレーム部材1に対して揺動可能に取り付けられた第1リンク5Aと、操作レバー4に対して揺動可能に取り付けられた第2リンク5Bとを備えている。第1リンク5Aの基端部がフレーム部材1に取り付けられており、第2リンク5Bの基端部が操作レバー4に取り付けられている。
さらに、第2リンク5Bの長手方向途中位置には、第1リンク5Aの先端部が揺動可能に取り付けられている。こうして、フレーム部材1、操作レバー4、第1リンク5A、および第2リンク5Bによって、いわゆる四節リンク機構が形成されている。
さらに、第2リンク5Bの先端部には、タイヤをホイールから取り外す際に、タイヤのビードに当接する爪本体5Cが取り付けられている。爪本体5Cは小型化され、その長さが約20cm程度とされている。このため、タイヤTにおけるバルブ交換を行う際に、爪本体5Cが邪魔にならないようにされている。
ここで、図2(a)に示すように、操作レバー4を上昇させた状態では、爪本体5Cも上昇した状態となっている。このとき、図2(b)に示すように、操作レバー4を下降させることにより、爪本体5Cがフレーム部材1側に移動しながら下降する構成となっている。
また、操作レバー4と第2リンク5Bとの間には、偏芯ギア6が介在されている。この偏芯ギア6の周囲には、図1に示すように、偏芯ギア6を覆う安全カバー7が設けられている。なお、図2および図3においては、偏芯ギア6の外形を示すために、安全カバー7を外した状態を示している。偏芯ギア6は、操作レバー4に取り付けられる操作レバー側歯車6Aと、第1リンク5Aに取り付けられたリンク側歯車6Bとを備えている。これらの操作レバー側歯車6Aおよびリンク側歯車6Bは、いずれも操作レバー4を上昇させた状態で、縦軸長さが横軸長さに対して長くされている。
このため、歯車が円形とされた円形ギアを設けた場合と比較して、操作レバー4を下降させた際における爪本体5Cの上下動方向である垂直方向の移動距離および四節リンクの移動面上における水平方向の移動面が長くなるようにされている。具体的に、図4(a)に操作レバー4が上昇しているときの偏芯ギアの状態を示し、図4(b)に操作レバー4が下降しているときの偏芯ギアの状態を示す。
いま、図4において、操作レバー4を上昇させた場合における操作レバー側歯車6Aの回転軸X1とリンク側歯車6Bの回転軸X2との距離を鉛直第1離間距離LV1とし、操作レバー4を下降させた場合における操作レバー側歯車6Aの回転軸X1とリンク側歯車6Bの回転軸X2との距離を鉛直第2離間距離LV2とする。また、操作レバー4を上昇させた場合における操作レバー側歯車6Aの回転軸X1とリンク側歯車6Bの回転軸X2との距離を水平第1離間距離LH1とし、操作レバー4を下降させた場合における操作レバー側歯車6Aの回転軸X1とリンク側歯車6Bの回転軸X2との距離を水平第2離間距離LH2とする。
ここで、たとえば、円形ギアを設けた場合を想定すると、操作レバー側歯車6Aの回転軸X1とリンク側歯車6Bの回転軸X2との距離は常に一定である。これに対して、偏芯ギア6を用いた場合、鉛直第2離間距離LV2は、鉛直第1離間距離LV1よりも長くなる。この鉛直第2離間距離LV2と鉛直第1離間距離LV1との差(LV2−LV1)が、鉛直方向の移動量の増加分となる。また、水平第2離間距離LH2は、水平第1離間距離LH1よりも長くなる。この水平第2離間距離LH2と水平第1離間距離LH1との差(LH2−LH1)が、水平方向の移動量の増加分となる。こうして、偏芯ギア6により、操作レバー4の上下方向移動量に対して爪本体5Cの上下方向の移動量が増幅されている。
さらに、偏芯ギア6には、図5にも示すように、回転軸受構造8が設けられている。回転軸受構造8は、操作レバー側軸受8Aおよびリンク側軸受8Bを備えている。操作レバー側歯車6Aは、操作レバー側軸受8Aを介して操作レバー4に対して取り付けられている。さらに、リンク側歯車6Bは、リンク側軸受8Bを介して第2リンク5Bに対して取り付けられている。これらの軸受8A,8Bにより、歯車6A,7Bは、円滑に回動するようにされている。
また、リンク側軸受8Bにおける操作レバー側軸受8Aが配置された側と反対側には、スプリング8Cが設けられている。スプリング8Cは、いわゆるコイルばねであり、スプリング8Cには、リンク側軸受8Bおよび操作レバー側軸受8Aを貫通する貫通ロッド8Dが貫通している。
貫通ロッド8Dの両端部には、それぞれ第1タブ8Eおよび第2タブ8Fが取り付けられており、貫通ロッド8Dの途中位置には、第3タブ8Gが取り付けられている。このうち、第2タブ8Fが操作レバー側軸受8Aに当接し、第3タブ8Gがリンク側軸受8Bに当接している。さらに、第1タブ8Eと第2タブ8Fとの間にスプリング8Cが介在されている。こうして、操作レバー側歯車6Aとリンク側歯車6Bでは、スプリング8Cの付勢力によって操作レバー側軸受8Aおよびリンク側軸受8Bが設けられた位置で噛み合い状態が維持されている。
また、下部フレーム2の先端部には、ベルト部材9が取り付けられている。さらに、操作レバー4の先端部には、図6にも示すように、鉤部4Aが形成されている。ここで、ベルト部材9の先端部は、操作レバー4の先端に形成された鉤部4Aに対して取り付け可能とされたバックル9Aが形成されている。
さらに、タイヤ取外し作業を行う際に、操作レバー4を下降させる際の支点位置となる下部フレーム2の先端部は、操作レバー4が略水平となったときの先端部よりも外側に配置されている。このため、操作レバー4を下降させる際におけるタイヤ取外し装置Mの転倒が防止されている。
次に、本実施形態に係るタイヤ取外し装置におけるタイヤ取外し作業およびタイヤ取外し作業に伴う作用について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るタイヤ取外し装置Mにおいては、タイヤTの取外し作業を行うにあたり、移動回転台3上にタイヤTを載置する。このとき、移動回転台3にはスライダが取り付けられている。このため、移動回転台3のスライダによる位置調整を行うことにより、タイヤTの大きさに合わせて、取外し作業に最適となる位置にタイヤを移動させることができる。
移動回転台3の上にタイヤTを載置し、移動回転台3の位置調整を行ったら、操作レバー4を操作し、爪部材5における爪本体5CがタイヤTにおけるビードに当接する位置まで爪本体5Cを下降させる。操作レバー4が上昇した状態では、図2(a)に示すように、爪本体5Cも上昇した状態となっている。このため、移動回転台3の上にタイヤTを容易に載置することができる。さらに、操作レバー4を下降させることにより、爪本体5Cがフレーム部材側に移動しながら下降する。
このように、操作レバー4を操作することによって爪本体5Cを下降させて、爪本体5CをタイヤTにおけるビードに当接させる。このとき、移動回転台3は、下部フレーム2に対して移動可能とされている。このため、タイヤTにおけるビードに当接する位置に爪本体5Cが位置するように、移動回転台3によってタイヤTの位置を容易に調整することができる。
こうして爪本体5CをタイヤTのビードに当接させたら、操作レバー4を操作して、タイヤの取外し作業を行う。操作レバー4の操作を行う際には、ベルト部材9の先端部を操作レバー4の先端における鉤部4Aに取り付ける。このとき、ベルト部材9を適当な長さに調整する。
それから、ベルト部材9を下方に向けて引っ張ることにより、操作レバー4を下降させる。このとき、操作レバー4の先端における鉤部4Aにベルト部材9の先端部が取り付けられていることから、ベルト部材9を引っ張るのみで、操作レバー4を容易に下降させることができる。
操作レバー4を下降させると、爪本体5Cが下降するとともに、フレーム部材1側に移動する。この爪本体5Cの移動によって、タイヤTの一部を内側方向に押し込む。このとき、タイヤTは移動回転台3の上に安定した状態で載置されている。このため、タイヤTをワイヤ等で拘束しなくとも、安定した状態でタイヤTの一部を押し込むことができる。
タイヤTの取外し作業を行うにあたり、フレーム部材1、操作レバー4、および爪部材5との間には、四節リンク機構が設けられており、四節リンク機構の一部を構成する操作レバー4と爪部材5における第2リンク5Bとの間には、偏芯ギア6が介在されている。この偏芯ギア6は、図7に簡素化して示すように、操作レバー4を下降させた際における爪本体5Cの垂直方向の移動距離が長くなる形状とされている。このため、タイヤTの取外し作業を行う際の爪本体5Cの下降長さを大きくすることができる。したがって、装置全体の大型化を防止しながら、幅広のタイヤであっても取外しを行うことができる。しかも、幅狭のタイヤについても取外し作業を行うことができる。
また、偏芯ギア6の周囲には、安全カバー7が設けられている。この安全カバー7が設けられていることにより、偏芯ギア6に対する異物の噛み込みなどが好適に防止されている。
タイヤTの一部の押し込み作業が済んだら、操作レバー4を上昇させる。続いて、移動回転台3をある程度の角度、たとえば60度程度の角度分回転させる。タイヤTを回転させる際には、移動回転台3を回転させる。この移動回転台3は、下板に対して上板が回転可能に取り付けられている。このため、上板を回転させるのみで、タイヤTを容易に回転させることができる。
こうして、タイヤTにおける爪本体5Cの当接位置を変えて同様の作業を行い、タイヤTの他の一部を押し込む。以後、同様にしてタイヤTを回転させながらタイヤTの一部の押し込み作業を行う。この手順で数箇所のタイヤTの押し込み作業を行うと、タイヤTがホイールHから外れる。こうして、タイヤTの取外し作業が終了する。また、タイヤ取外し装置Mを移動させる際には、下部フレーム2の先端部に設けられた取手2Aを把持し、下部フレーム2を起き上がらせて、下部フレーム2の後端部に設けられたキャスタ2Bを地面に当接させる。この状態でキャスタ2Bを走行させることにより、タイヤ取外し装置Mを容易に移動させることができる。
このように、本実施形態に係るタイヤ取外し装置Mにおいては、操作レバー4と第2リンク5Bとの間には、偏芯ギア6が介在されている。また、これらの操作レバー側歯車6Aおよびリンク側歯車6Bは、いずれも操作レバー4を上昇させた状態で、縦軸長さが横軸長さに対して長くされている。このため、操作レバー4を下降させた際における爪本体5Cの垂直方向の移動距離が長くなるようにされている。したがって、操作レバー4を操作した際の爪本体5Cの垂直方向の移動量が大きくなるので、装置全体の大型化を防止しながら、幅広のタイヤであっても取外しを行うことができる。しかも、幅狭のタイヤについても取外し作業を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、移動量調整機構として偏芯ギアを用いているが、たとえば図8に模式的示すように、長穴リンク機構10を設ける態様とすることもできる。さらには、ベルト部材9を設ける代わりに、動滑車を連結した動滑車連結機構11を下部フレーム2と操作レバー4との間に介在させることもできる。
あるいは、図9に模式的に示すように、移動量調整機構として、固定ギア21とラックギア22との間に回転ギア23を介在させた機構を用いることもできる。この場合、ラックギア22には、ラックギア22を回転ギア23に押し付ける押付コロ24が設けられている。このような構成によって移動量調整機構を形成することもできる。
M…タイヤ取外し装置、1…フレーム部材、2…下部フレーム、2A…取手、2B…キャスタ、3…移動回転台、4…操作レバー、4A…鉤部、5…爪部材、5A…第1リンク、5B…第2リンク、5C…爪本体、6…偏芯ギア、6A…操作レバー側歯車、6B…リンク側歯車、7…安全カバー、8手回転軸受構造、8A…操作レバー側軸受、8A…操作側軸受、8B…リンク側軸受、8C…スプリング、8D…貫通ロッド、8E…第1タブ、8F…第2タブ、8G…第3タブ、9…ベルト部材、9A…バックル、10…長穴リンク機構、11…動滑車連結機構、21…固定ギア、22…ラックギア、23…回転ギア、24…押付コロ、H…ホイール、T…タイヤ。

Claims (3)

  1. タイヤにおけるビードを落とし込むことによって、前記タイヤをホイールから取り外すタイヤ取外し装置であって、
    前記タイヤを前記ホイールから取り外す際に前記ビードに当接される爪部と、
    揺動操作により、前記爪部を上下動させる操作レバーと、を備え、
    前記爪部と前記操作レバーとがリンク機構を介して接続され、前記リンク機構に対して、前記爪部の上下動方向の移動量を大きくする移動量調整機構が設けられていることを特徴とするタイヤ取外し装置。
  2. 前記移動量調整機構が偏芯ギアである請求項1に記載のタイヤ取外し装置。
  3. タイヤにおけるビードを落とし込むことによって、前記タイヤをホイールから取り外すタイヤ取外し装置であって、
    前記タイヤを前記ホイールから取り外す際に前記ビードに当接させる爪部を揺動操作により上下動させる操作レバー、を備え、
    前記操作レバーの上下方向移動量に対し前記爪部の上下方向の移動量を増幅する移動量調節機構が設けられていることを特徴とするタイヤ取外し装置。
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