JP2010277650A - 等化器、等化方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】等化器の機能を有する処理部7は、処理対象の信号を線形等化する線形等化部11と、処理対象の信号を非線形等化する非線形等化部12と、線形等化部11によって線形等化された信号と非線形等化部12によって非線形等化された信号とを加算する加算部13と、加算部13によって得られた信号を仮判定する第1ビタビ復号部14と、線形等化部11によって線形等化された信号を仮判定する第2ビタビ復号部18とを有し、非線形等化部12は、第1ビタビ復号部14によって仮判定された信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、線形等化部11は、第2ビタビ復号部18によって仮判定された信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する。
【選択図】図2
Description
図1は、実施の形態1の再生装置100の構成図である。再生装置100は、光ディスクAに記録されている信号を再生する装置であって、光ディスク駆動部1と、光ピックアップ2と、プリアンプ部3と、AGC部4と、PLL(Phase Locked Loop)部5と、A/D変換部6と、処理部7とを有する。なお、図1には、光ディスクAも表示されている。光ディスクAは、CD、DVD、BD、又はHD DVD等の、再生装置100に着脱可能に構成された記録媒体であり、着脱可能なメモリやHDD、着脱不可記録媒体でも良い。
関数演算部80によって得られた演算結果が、隠れ層からの出力に相当する。
Aは、線形等化信号と非線形等化信号との和(加算信号)に相当し、Dは、第1仮判定信号302に相当する。つまり、(A−D)は、非線形等化用誤差信号300に相当する。タップ係数導出部88は、Eが最小となるように、W1(i,j)及びW2(j)を制御する。出力層でのバックプロパゲーションの結果は次の(式3)により示される。
タップ係数導出部88は、タップ係数W2(j)を次の(式4)ように更新する。
W2(j)oldは、一つ前のタイミングにおけるタップ係数W2(j)を示す。他方、隠れ層でのバックプロパゲーションは次の(式5)ように示される。
f’(U(i,j))×(∂E)/(∂Y(j))×W2(j)…(式5)
タップ係数導出部88は、タップ係数W1(i,j)を次の(式6)ように更新する。
W1(i,j)old−ε×(∂E)/(∂W1(i,j))…(式6)
W1(i,j)oldは、一つ前のタイミングにおけるタップ係数W1(i,j)を示す。
次に、実施の形態2の再生装置を図14を用いて説明する。実施の形態1と実施の形態2とは、処理部7の構成のみが異なる。したがって、実施の形態2では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
次に、実施の形態3の再生装置を図15を用いて説明する。図15は、実施の形態3の再生装置を構成する処理部7の構成図である。実施の形態1実施の形態3とでは、処理部7の線形等化部11、非線形収束判定部17、第2ビタビ復号部18、線形遅延部19、及び線形等化誤差生成部20の動作のみが異なる。したがって、実施の形態3では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
次に、実施の形態4の再生装置を図16を用いて説明する。図16は、実施の形態4の再生装置を構成する処理部7の構成図である。実施の形態1と実施の形態4とでは、処理部7の構成のみが異なる。したがって、実施の形態4では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
次に、実施の形態5の再生装置を図17を用いて説明する。実施の形態5の再生装置は、上述した実施の形態1から実施の形態4の再生装置と同様の装置であって、線形等化部11と非線形等化部12とを含む処理部7を有する。線形等化部11及び非線形等化部12はいずれも多段タップを有しており、実施の形態5では、回路規模の増大を抑制するために、線形等化部11の多段タップと非線形等化部12の多段タップとが共通化されている。その点のみが実施の形態5と実施の形態1から実施の形態4との相違点である。以下ではその相違点を中心に説明する。
Claims (10)
- 処理対象の信号を線形等化する線形等化部と、
前記処理対象の信号を非線形等化する非線形等化部と、
前記線形等化部によって線形等化された信号と、前記非線形等化部によって非線形等化された信号とを加算する加算部と、
前記加算部によって得られた信号を仮判定する第1仮判定部と、
前記線形等化部によって線形等化された信号を仮判定する第2仮判定部とを備え、
前記非線形等化部は、前記第1仮判定部によって仮判定された信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
前記線形等化部は、前記第2仮判定部によって仮判定された信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
等化器。 - 処理対象の信号を線形等化する線形等化部と、
前記線形等化部によって線形等化された信号を非線形等化する非線形等化部と、
前記線形等化部によって線形等化された信号と、前記非線形等化部によって非線形等化された信号とを加算する加算部と、
前記加算部によって得られた信号を仮判定する第1仮判定部と、
前記線形等化部によって線形等化された信号を仮判定する第2仮判定部とを備え、
前記非線形等化部は、前記第1仮判定部によって仮判定された信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
前記線形等化部は、前記第2仮判定部によって仮判定された信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
等化器。 - 前記線形等化部及び前記非線形等化部は、多段タップを有し、
前記線形等化部の多段タップと、前記非線形等化部の多段タップとは、共通化されている
請求項1又は2に記載の等化器。 - 更に、前記非線形等化部によって導出される係数が収束したか否かを判定する非線形収束判定部を備え、
前記第1仮判定部は、前記非線形収束判定部によって収束が判定されるまで、前記線形等化部によって線形等化された信号を仮判定し、前記非線形収束判定部によって収束が判定された後、前記加算部によって得られた信号を仮判定する
請求項1又は2に記載の等化器。 - 更に、前記非線形等化部によって導出される係数が収束したか否かを判定する非線形収束判定部を備え、
前記線形等化部は、前記非線形収束判定部によって収束が判定された後、線形等化のための係数の更新を停止し、
前記第2仮判定部は、前記非線形収束判定部によって収束が判定された後、処理を停止する
請求項1又は2に記載の等化器。 - 更に、前記線形等化部によって導出される係数が収束したか否かを判定する線形収束判定部を備え、
前記非線形等化部及び前記第1仮判定部は、前記線形収束判定部によって収束が判定された後に、処理を開始する
請求項1又は2に記載の等化器。 - 処理対象の信号を線形等化するステップと、
前記処理対象の信号を非線形等化するステップと、
線形等化した信号と非線形等化した信号とを加算するステップと、
加算によって得た信号を仮判定するステップと、
線形等化した信号を仮判定するステップとを含み、
非線形等化を実行するステップでは、加算によって得た信号を仮判定した信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
線形等化を実行するステップでは、線形等化した信号を仮判定した信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
等化方法。 - 処理対象の信号を線形等化するステップと、
線形等化した信号を非線形等化するステップと、
線形等化した信号と非線形等化した信号とを加算するステップと、
加算によって得た信号を仮判定するステップと、
線形等化した信号を仮判定するステップとを含み、
非線形等化を実行するステップでは、加算によって得た信号を仮判定した信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
線形等化を実行するステップでは、線形等化した信号を仮判定した信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
等化方法。 - 処理対象の信号を線形等化するステップと、
前記処理対象の信号を非線形等化するステップと、
線形等化した信号と非線形等化した信号とを加算するステップと、
加算によって得た信号を仮判定するステップと、
線形等化した信号を仮判定するステップとを含み、
非線形等化を実行するステップでは、加算によって得た信号を仮判定した信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
線形等化を実行するステップでは、線形等化した信号を仮判定した信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 処理対象の信号を線形等化するステップと、
線形等化した信号を非線形等化するステップと、
線形等化した信号と非線形等化した信号とを加算するステップと、
加算によって得た信号を仮判定するステップと、
線形等化した信号を仮判定するステップとを含み、
非線形等化を実行するステップでは、加算によって得た信号を仮判定した信号を教師信号として、非線形等化のための係数を導出し、
線形等化を実行するステップでは、線形等化した信号を仮判定した信号を等化目標値として、線形等化のための係数を導出する
ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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