JP5136489B2 - 等化器および等化方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施例1に係る再生装置100の構成を示す。再生装置100は、光ディスク10、光ディスク駆動装置12、光ピックアップ14、プリアンプ部16、AGC部18、PLL(Phase Locked Loop)部20、A/D変換部22、処理部24、制御部26を含む。
f(x)=(1−exp(−αx))/(1+exp(−αx))…(式1)
ここで、式1のxに積算結果V(j)が入力される。ここでは、第J関数演算部80jでの演算結果をX(j)と示し、当該演算結果が隠れ層からの出力に相当する。
E=(A−D)2…(式2)
(∂E)/(∂Y(j))=f’(Y(j))×2(A−D)…(式3)
タップ係数導出部88は、タップ係数W2(j)を次のように更新する。
W2(j)=W2(j)old−ε×(∂E)/(∂W2(j))…(式4)
(∂E)/(∂U(i,j))=
f’(U(i,j))×(∂E)/(∂Y(j))×W2(j)…(式5)
タップ係数導出部88は、タップ係数W1(i,j)を次のように更新する。
W1(i,j)=
W1(i,j)old−ε×(∂E)/(∂W1(i,j))…(式6)
ここで、W1(i,j)oldは、ひとつ前のタイミングにおけるタップ係数W1(i,j)を示す。
本発明の実施例2は、実施例1と同様に、線形波形等化器と非線形波形等化器とを並列に配置した再生装置に関する。線形波形等化器と非線形波形等化器とは、いずれも多段タップを備える。実施例2に係る再生装置では、回路規模を減少させるために、線形波形等化器と非線形波形等化器とにおいて、多段タップが共通化される。実施例2に係る再生装置100、処理部24は、図1、図2と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
Claims (7)
- 処理対象の信号を順次入力する入力部と、
前記入力部において入力した信号を順次線形等化する線形等化部と、
前記線形等化部における線形等化に並行して、前記入力部において入力した信号を順次非線形等化するニューラルネットワークから構成される適応非線形等化部と、
前記適応非線形等化部において非線形等化した信号と、前記線形等化部において線形等化した信号とを加算する加算部と、
前記加算部において加算した信号をパーシャルレスポンス規則に従って順次仮判定する仮判定部と、
前記適応非線形等化部におけるニューラルネットワークの複数の係数の収束を判定する判定部とを備え、
前記適応非線形等化部は、前記仮判定部において仮判定した信号を教師信号として、ニューラルネットワークに学習動作を予め実行させるために必要とされる、特定の出力に対する既知の入力であるトレーニング信号なしで前記複数の係数を導出するとともに、前記複数の係数をもとに、非線形等化を実行し、
前記加算部は、前記判定部において収束が判定されるまでの間、加算した信号ではなく、前記線形等化部において線形等化した信号を前記仮判定部へ出力し、前記判定部において収束が判定された後、加算した信号を前記仮判定部へ出力することを特徴とする等化器。 - 前記線形等化部に含まれた多段タップと、前記適応非線形等化部における多段タップとが、共通化されていることを特徴とする請求項1に記載の等化器。
- 前記線形等化部において線形等化した信号を遅延させる第1遅延部と、
前記適応非線形等化部において非線形等化した信号を遅延させる第2遅延部とをさらに備え、
前記第1遅延部は、前記仮判定部における処理遅延に応じた期間にわたって遅延を実行し、
前記第2遅延部は、前記仮判定部における処理遅延に応じた期間にわたって遅延を実行し、
前記適応非線形等化部は、前記第1遅延部において遅延した信号と前記第2遅延部において遅延した信号との和と、前記仮判定部において仮判定した信号との差異をもとに、前記複数の係数を導出し、
前記線形等化部は、前記複数の係数を使用して線形等化を実行しており、前記判定部において収束が判定されるまでの間、前記第1遅延部において遅延した信号と前記仮判定部において仮判定した信号との差異をもとに、前記複数の係数を導出し、前記判定部において収束が判定された後、前記第1遅延部において遅延した信号と前記第2遅延部において遅延した信号との和と、前記仮判定部において仮判定した信号との差異をもとに、前記複数の係数を導出することを特徴とする請求項1に記載の等化器。 - 前記線形等化部において線形等化した信号と前記適応非線形等化部において非線形等化した信号とを加算する加算部と、
前記加算部から出力した信号を遅延させる遅延部とをさらに備え、
前記遅延部は、前記仮判定部における処理遅延に応じた期間にわたって遅延を実行し、
前記適応非線形等化部は、前記遅延部において遅延した信号と、前記仮判定部において仮判定した信号との差異をもとに、前記複数の係数を導出し、
前記線形等化部は、前記複数の係数を使用して線形等化を実行しており、かつ前記複数の係数として固定値を使用することを特徴とする請求項1または2に記載の等化器。 - 前記適応非線形等化部は、複数の係数の発散を検出した場合に、前記複数の係数を新たに導出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の等化器。
- 入力した信号を順次線形等化するステップと、
線形等化に並行して、入力した信号をニューラルネットワークから構成される適応非線形等化部によって順次非線形等化するステップと、
非線形等化した信号と線形等化した信号とを加算するステップと、
加算した信号をパーシャルレスポンス規則に従って順次仮判定するステップと、
前記非線形等化するステップにおけるニューラルネットワークの複数の係数の収束を判定するステップとを備え、
前記非線形等化するステップは、仮判定した信号を教師信号として、ニューラルネットワークに学習動作を予め実行させるために必要とされる、特定の出力に対する既知の入力であるトレーニング信号なしで前記複数の係数を導出するとともに、前記複数の係数をもとに、非線形等化を実行し、
前記加算するステップは、前記判定するステップにおいて収束が判定されるまでの間、加算した信号ではなく、前記線形等化するステップにおいて線形等化した信号を前記仮判定するステップへ出力し、前記判定するステップにおいて収束が判定された後、加算した信号を前記仮判定するステップへ出力することを特徴とする等化方法。 - 入力した信号を順次線形等化するステップと、
線形等化に並行して、入力した信号をニューラルネットワークから構成される適応非線形等化部によって順次非線形等化するステップと、
非線形等化した信号と線形等化した信号とを加算するステップと、
加算した信号をパーシャルレスポンス規則に従って順次仮判定するステップと、
前記非線形等化するステップにおけるニューラルネットワークの複数の係数の収束を判定するステップとを備え、
前記非線形等化するステップは、仮判定した信号を教師信号として、ニューラルネットワークに学習動作を予め実行させるために必要とされる、特定の出力に対する既知の入力であるトレーニング信号なしで前記複数の係数を導出するとともに、前記複数の係数をもとに、非線形等化を実行し、
前記加算するステップは、前記判定するステップにおいて収束が判定されるまでの間、加算した信号ではなく、前記線形等化するステップにおいて線形等化した信号を前記仮判定するステップへ出力し、前記判定するステップにおいて収束が判定された後、加算した信号を前記仮判定するステップへ出力することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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