JP2010276996A - 光拡散シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、高い光透過性を備えるとともに通気性を有する光拡散シートを提供することを目的とするものである。
【解決手段】光拡散シート1は、テープ状のモノフィラメントからなる経糸2及びマルチフィラメントからなる緯糸3を平織りにより織成して構成される。光拡散シートは、モノフィラメント及びマルチフィラメントを経糸及び緯糸に用いて織成することで、厚さ0.02mm〜1mm以下に設定して、可視光領域の全光線透過率が60%以上100%未満で拡散透過率が55%以上95%未満の光透過性を備えており、照明用の光拡散シートとして十分な特性を有している。また、通気圧力125Paでの通気度が0.01cm3/cm2/s以上30cm3/cm2/s未満の通気性を備えており、光源に生じる熱を効率よく放熱することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光灯等の放電灯、白熱灯、LED(Light Emitting Diode)素子、有機EL(Electro Luminescent)素子といった光源から照射される光を拡散する光拡散シートに関する。
従来より照明器具等では光源からの光を拡散させて室内全体を明るくなるようにしており、そのために光拡散体が用いられている。光拡散体としては、艶消しガラス板、樹脂成型品、樹脂フィルム等が挙げられるが、艶消しガラス板及び樹脂成型品の場合には、形状が限定される上に形状を変更する場合に型を新たに作成しなければならないといった課題がある。また、樹脂フィルムの場合には曲面形状に対応することができるが、強度的に弱いといった課題がある。
こうした光拡散体としては、透明な繊維材料を用いて作成することが提案されている。例えば、特許文献1では、液晶表示装置のバックライトの光の拡散及び透過に用いる光拡散シートとして、屈折率のより高い繊維を縦糸とし、屈折率のより低い繊維を横糸として織成された光拡散織物を透明な樹脂シート8表面に貼着して構成した点が記載されており、光拡散シートの縦糸を液晶表示画面の縦方向に配向し、横糸を液晶表示画面の横方向に配向するように配置して、液晶表示画面の横方向に高い拡散性を持たせ、縦方向に中程度の拡散性を持たせるようにした点が記載されている。
また、特許文献2では、透明基材の上面に織編物を載置して織糸間又は編糸間に形成される空隙部にバインダー樹脂を充填した光拡散シートが記載されている。また、特許文献3では、ガラス繊維織物を一対の樹脂層で挟むように構成した光拡散シートが記載されている。また、特許文献4では、全光線透過率が20%以上100%以下かつヘイズ値が20%以上100%以下の光拡散布帛と、全光線透過率が20%以上100%以下かつヘイズ値が20%以上100%以下の光拡散フィルムとから構成される光拡散部材が記載されている。
特開平8−160205号公報 特開2005−189583号公報 特開2005−345873号公報 特開2007−140499号公報
上述した特許文献では、繊維材料を用いて光拡散を生じるようにしているが、樹脂シートや透明基材等と組み合わせて用いているため、光拡散シートの厚さが厚くなって光透過性が低下する欠点がある。
また、LED素子等を用いた光源では、発光する際に発生する熱を放熱する必要があるが、樹脂フィルムからなる光拡散シートや上記特許文献記載の光拡散シートでは通気性がないため、光拡散シートを取り付けた密閉状態では内部に熱がこもってトラブルの原因となる。
そこで、本発明は、高い光透過性を備えるとともに通気性を有する光拡散シートを提供することを目的とするものである。
本発明に係る光拡散シートは、透明樹脂材料からなる経糸及び緯糸で織成された織物を備えた厚さ0.02mm〜1mmの光拡散シートであって、可視光領域の全光線透過率が60%以上100%未満で拡散透過率が55%以上95%未満、かつ、通気圧力125Paでの通気度が0.01cm3/cm2/s以上30cm3/cm2/s未満であることを特徴とする。さらに、経糸方向及び緯糸方向の拡散透過率の差が5%以上40%未満であることを特徴とする。さらに、経糸及び緯糸のいずれか一方がモノフィラメントからなり、他方がマルチフィラメントからなることを特徴とする。さらに、マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、シート表面に表出する部分においてフィラメント間に生じる隙間の少なくとも一部に透明樹脂材料が充填されていることを特徴とする。さらに、マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、単糸フィラメントの断面形状の扁平度が1.5から10であることを特徴とする。さらに、マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、シート表面に沿う方向の単糸フィラメントの配列密度が5本/mm〜70本/mmであることを特徴とする。さらに、モノフィラメントからなる経糸又は緯糸は、細幅のテープ状であることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成を有することで、透明樹脂材料からなる経糸及び緯糸で織成された織物を備え、厚さを0.02mm〜1mmに設定して、可視光領域の全光線透過率が60%以上100%未満で拡散透過率が55%以上95%未満の高い光透過性を有するとともに、通気圧力125Paでの通気度が0.01cm3/cm2/s以上30cm3/cm2/s未満の通気性に優れたものとすることができる。
本発明に係る実施形態に関する斜視図である。 本発明に係る実施形態に関する平面図である。 光拡散シートにおける光の拡散を示す説明図である。 図2のA−A断面図である。 光拡散シートを用いた照明装置に関する概略断面図である。 光拡散シートを用いたロールスクリーンに関する概略斜視図である。 光拡散シートを用いたバーチカルブラインドに関する概略斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1及び図2は、本発明に係る実施形態に関する斜視図及び平面図である。光拡散シート1は、テープ状のモノフィラメントからなる経糸2及びマルチフィラメントからなる緯糸3を平織りにより織成して構成される。この場合、テープ状のモノフィラメントを緯糸とし、マルチフィラメントを経糸としてもよい。
こうしたモノフィラメント及びマルチフィラメントを経糸及び緯糸に用いて織成した場合、マルチフィラメントを隙間なく配列することができ、光がマルチフィラメントを透過せずに光拡散シートをそのまま通過することを抑止する。また、マルチフィラメントが糸長方向とは直交する方向にばらけて平坦状に薄層化されるので、光拡散シートの厚さが薄くなって光の透過率を高めることができ、さらに柔軟性及び耐久性を備えた光拡散シートを得ることができる。
また、経糸又は緯糸の一方にモノフィラメントを用いることで、両方にマルチフィラメントを用いた場合に比べて光の透過性にムラが生じにくくなる。そして、テープ状のモノフィラメントを用いれば、ほぼ均一な光の透過性を得ることができる。
光拡散シートは、経糸及び緯糸のいずれか一方にモノフィラメントを用い、他方にマルチフィラメントを用いて織成することで、厚さ0.02mm〜1mm以下に設定して、可視光領域の全光線透過率が60%以上100%未満で拡散透過率55%以上95%未満の光透過性を備えており、照明用の光拡散シートとして十分な特性を有している。ここで、全光線透過率及び拡散透過率は、JIS K7361に準拠して測定される数値である。
図3は、光拡散シートにおける光の拡散を示す説明図である。複数の単糸フィラメントFを紙面と直交する方向に複数層に隙間なく配列している。光線Lが単糸フィラメントFに直交する方向から照射される場合、単糸フィラメントF及び空気の屈折率の違いから単糸フィラメントFを透過する光線Lは単糸フィラメントF内で糸長方向と直交する方向(図3では左右方向)に屈折するようになる。また、単糸フィラメントFの表面で乱反射する場合もあり、単糸フィラメントFからなる層を通過した光線Lは、乱反射及び屈折を繰り返しながら糸長方向と直交する方向に拡散していくようになる。
したがって、光拡散シートを透過する光線は、マルチフィラメントの糸長方向と直交する方向に主に拡散されるようになり、糸長方向への拡散に比べて拡散の程度が大きくなり、糸長方向とそれに直交する方向で拡散に異方性が生じるようになる。
こうした光拡散の異方性は、糸長方向と直交する方向で拡散透過率が5%以上40%未満の差を有しているとよい。例えば、光読取装置の光源のように読取方向に照射する光の均一性が求められるような場合に、拡散透過率の差が5%以上あることが好ましい。
マルチフィラメントの厚さは薄い方が光の透過率を向上させるが、マルチフィラメントが表面に1層だけの場合には繊維の隙間から光がそのまま通過してしまうため、拡散透過率が低下する。したがって、マルチフィラメントは、繊維が複数層で隙間なく平坦状に配列すれば、光の透過率及び拡散透過率をともに向上させることができる。
また、光拡散シートをモノフィラメント及びマルチフィラメントで織成することで、繊維の間には空気が流通する空隙が確保されるようになり、良好な通気性を備えるようになる。通気性は、通気圧力125Paでの通気度が0.01cm3/cm2/s以上30cm3/cm2/s未満であることが好ましく、こうした通気特性を備えることで、通常の照明器具に光拡散シートを使用した場合でも器具内部の光源で発生した熱が通気により外部に放出されるようになり、光源の過熱を防止することができる。
また、マルチフィラメント3は繊維を集束して構成されているので、光拡散シート全体の表面積が大きくなって放熱効果を高めることができる。、
マルチフィラメント3には、繊維の間の隙間に透明樹脂材料を充填しておけば、充填された樹脂材料により繊維表面での光の反射が抑制されて、さらに光の透過率を高めることができる。
マルチフィラメント3に樹脂材料を充填すると通気性が低下するデメリットがあるが、マルチフィラメント3にのみ樹脂材料を塗布するようにすれば、モノフィラメント2の周囲には樹脂材料が充填されずに空気が流通する空隙が残留して通気性が確保される。
図4は、図2のA−A断面図である。この例では、テープ状のモノフィラメント2を挟むようにマルチフィラメント3が交差して織り込まれており、モノフィラメント2の変形は小さくマルチフィラメント3がモノフィラメント2の表面に盛り上がるように変形して配列されている。そのため、樹脂材料を塗布ローラやナイフコーティングにより光拡散シート表面に塗布することで、主にマルチフィラメント3の盛り上がり部分に樹脂材料を塗布することができる。また、樹脂材料をマルチフィラメント3に塗布すると、塗布ローラ等の圧接力並びに樹脂の粘性及び樹脂乾燥時の収縮力によりマルチフィラメント3を構成する単糸フィラメントが平坦な積層状態となり、光拡散シート全体を均一な厚さでマルチフィラメント3を隙間なく均一に配列された状態に仕上げることができる。なお、透明樹脂材料を光拡散シートに付着させる方法は、樹脂材料を均一に付着できるとともに空気の流通する空隙が残留する方法であればよく、上述した方法に限定されるものではない。
マルチフィラメント3のシート表面に沿う方向で糸長方向に直交する方向(図4の左右方向)の単糸フィラメントの配列密度は、5本/mm〜70本/mmにするとよい。配列密度が5本より小さくなると、繊維の隙間を通り抜ける光が増加して拡散率が低下する。また、配列密度が70本を超えると、光拡散シートの厚さが厚くなって繊維表面で反射される光が増加して光の透過率が低下する。
上述した例では、平織りにより織成しているが、マルチフィラメントが隙間なく平坦状に薄層で織成できるのであれば、斜文織や朱子織といった平織り以外の織組織でもよく、特に限定されない。
経糸又は緯糸を構成するモノフィラメントに好ましく用いられる繊維の例としては、例えば、ポリメチルメタクリレートやポリアクリロニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリイミド繊維、ポリアセタール繊維、ポリエーテル繊維、ポリスチレン繊維、ポリカーボネイト繊維、ポリエステルアミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエーテルエステル繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリビニルブチラール繊維、ポリフッ化ビニル繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合繊維及びスチレン−アクリル共重合繊維などが挙げられる。光の透過性が高い材料であればよく、繊維を構成する素材は、上記の繊維を単一又は複数素材で組み合わせて用いればよく、他材料が添加されていても高い光の透過度が得られる材料構成であればよい。例えば、アクリル系繊維の場合には、他材料が添加されてポリアクリロニトリルの含有率が50%以下となってもよく、この場合の添加物としては塩化ビニリデン等を用いることにより難燃性も付加できる。
テープ状のモノフィラメントは、幅が0.1mm〜10mm、厚み0.005mm〜0.1mmのものを用いるとよい。こうしたサイズのものを用いることで、マルチフィラメントは屈曲が少ない状態で配列することができ、光拡散のムラを減少することが可能となる。また、テープ形状のモノフィラメントは、その表面での光の乱反射が少なく透過性がよいので、光拡散シートの光の透過性を向上させることができる。
経糸又は緯糸を構成するマルチフィラメントに好ましく用いられる繊維の例としては、例えば、ポリメチルメタクリレートやポリアクリロニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリイミド繊維、ポリアセタール繊維、ポリエーテル繊維、ポリスチレン繊維、ポリカーボネイト繊維、ポリエステルアミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエーテルエステル繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリビニルブチラール繊維、ポリフッ化ビニル繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合繊維、スチレン−アクリル共重合繊維、ガラス繊維及びシリカ繊維などが挙げられる。光の透過性が高い材料であればよく、繊維を構成する素材は、上記の繊維を単一又は複数素材を組み合わせて用いればよく、他材料が添加されていても高い光の透過度が得られる材料構成であればよい。例えば、アクリル系繊維の場合には、他材料が添加されてポリアクリロニトリルの含有率が50%以下となってもよく、この場合の添加物としては塩化ビニリデン等を用いることにより難燃性も付加できる。
マルチフィラメントの単糸フィラメントの断面形状は、乱反射による光透過度を著しく低下させる多角形や表面に凹凸が多い形状でなければよく、例えば、円、楕円、角の丸い疑似長方形等の形状が好ましい。
特に、単糸フィラメントの断面形状としては、扁平でかつ曲面の形状が好ましい。曲面形状としては、90度以下の鋭角な角のない曲面であればよく、疑似楕円、ダンベル型等であってもかまわない。また、単糸フィラメント断面形状は、扁平割合が増加するに従い光透過性と積層のし易さは増加し、逆に拡散性は低下する。したがって、こうした断面形状の単糸フィラメントからなるマルチフィラメントを用いることで、光の高い透過性を維持しつつ繊維の積層数を増加させてマルチフィラメントの拡散効果を高めることができる。これらを総合的に判断した場合、扁平割合としては扁平度(H)を用いて具体的に表すと1.5〜10の範囲が好ましい。
なお、扁平度(H)は、単糸フィラメント断面形状の長手方向の最大長さ(b)及び断面積(S)を求め、次の計算式にて扁平度(H)を算出できる。
H=b/a
ここで、a=4S/πbである。断面形状が楕円の場合には、bは長軸の長さとなり、aは短軸の長さとなる。
光拡散シートを照明用として使用する場合、輝点ムラを防ぐためには光の均一な拡散状態を実現することが不可欠である。そのためには、光拡散シートを構成する経糸及び緯糸の配列状態がシート全体で均一な状態となっていることが望ましい。具体的には、モノフィラメントは空隙率60%以上で織り込まれていることが好ましく、さらに糸が細い場合には糸密度が6本/cm以上であることが好ましい。また、マルチフィラメントは、平均糸密度が5本/cm以上であることが好ましい。
マルチフィラメントに充填する樹脂材料としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、エステル系樹脂、アミド系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、フェノール系樹脂、カーボネート系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン系樹脂などが挙げられる。光の透過性が高い樹脂材料であればよく、主にマルチフィラメントに塗布することを考慮すれば粘度が100ポアズ以下のものが好ましい。
図5は、光拡散シートを用いた照明装置に関する概略断面図である。この例では、プリント基板10に搭載された複数のLED素子11が光源として使用されており、プリント基板10は筺体12内に取り付けられている。筺体12の開口部には、光拡散シート1が全面に張設された支持枠体13が嵌め込まれている。この場合、LED素子11の配列方向に沿って拡散透過率の高い方向(マルチフィラメントの糸長方向と直交する方向)を合わせて光拡散シートを取り付けることで、LED素子から照射される指向性のある光の場合でも拡散されて光拡散シート全体から均一な光が照射されるようになる。
図6は、光拡散シートを用いたロールスクリーンに関する概略斜視図である。本発明に係る光拡散シートは、薄く柔軟性を有しているので、回転軸20に巻き付けておくことができる。そして、光拡散シートの端部に引き出し用の棒状体21を下方に引くことで、巻き付けた光拡散シート1を容易に引き出すことができる。光拡散シート1は、光の透過率が高いため、光拡散シートにより外部からの光が遮られることがほとんどない。また、拡散透過率が高いために、外部から光拡散シート1を通して内部の様子を視認することはできないことから、ブラインドとしての十分な機能を備えている。
図7は、光拡散シートを用いたバーチカルブラインドに関する概略斜視図である。ブラインドを構成するルーバーを光拡散シート1で作成しており、ルーバーの上端部を回転操作機構30に吊下げている。各ルーバーの下端部には枠体31が取り付けられており、各枠体31には所定間隔を空けて紐32が固定されており、ルーバー全体が一緒に回転操作されるようになっている。ルーバーを閉じた状態では、外部からの光が遮られることはないが、外部から内部を視認できないため、ブラインドとしての機能を備えている。
(実施例1)
経糸として、透明なポリエチレンテレフタレートフイルム(厚み38μm)を幅1mmでスリットしたテープヤーンを使用し、緯糸として、疑似楕円断面のアクリル系マルチフィラメント(株式会社カネカ製アクリル系繊維,550dtex/50f)を使用し、レピア織機(株式会社津田駒製作所製)を用いて経糸密度7.3本/cm、緯糸密度8.8本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
(実施例2)
経糸及び緯糸として、実施例1と同様のテープヤーン及びマルチフィラメントを使用し、実施例1と同様のレピア織機を用いて経糸密度7.3本/cm、緯糸密度13本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
(実施例3)
経糸として、実施例1と同様のテープヤーンを使用し、緯糸として、疑似楕円断面のアクリル系マルチフィラメント(株式会社カネカ製アクリル系繊維,300dtex/15f)を使用し、実施例1と同様のレピア織機を用いて経糸密度7.3本/cm、緯糸密度18本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
(比較例1)
経糸として、実施例1と同様のテープヤーンを使用し、緯糸として、丸断面のポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント(東レ株式会社製、1100dtex/192f)を使用し、実施例1と同様のレピア織機を用いて経糸密度7.3本/cm、緯糸密度9本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
(比較例2)
市販の照明装置に使用されているポリエチレンテレフタレートからなる拡散フィルム(株式会社ツジデン製)を用いた。
(比較例3)
経糸として、疑似楕円断面のアクリル系マルチフィラメント(株式会社カネカ製アクリル系繊維,550dtex/50f)を使用し、緯糸として、アクリル系マルチフィラメント(株式会社カネカ製アクリル系繊維,600dtex/30f)を使用し、実施例1と同様のレピア織機を用いて経糸密度10本/cm、緯糸密度13本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
(比較例4)
経糸として、実施例1と同様のテープヤーンを使用し、緯糸として実施例1と同様のマルチフィラメントを使用し、実施例1と同様のレピア織機を用いて経糸密度7.3本/cm、緯糸密度18本/cmで平織りにより光拡散シートを製造した。
実施例1〜3及び比較例1〜4の全光線透過率を、JIS K7361に準拠して曇り度計(日本電色工業株式会社製ND5000)により測定した。測定する際に、経糸をY軸方向に沿って設置した場合を「たて方向」、経糸をX軸方向に沿って設置した場合を「よこ方向」とした。
光の拡散性については、LED素子からなる点光源に対して光拡散シートを設置して点光源の形状を目視にて確認し、LED光源の形状視認性の有無を判定した。光拡散シートの厚さについては、Thickness Garge(高分子計器株式会社製SDA−12)用いて測定した。
光拡散シートの糸密度については、実体顕微鏡(株式会社ニコンインステック製)を使用して目視により計測した。計測した糸密度及び光拡散シートを構成する糸のフィラメント数を用いて、糸の種類毎に糸密度及びフィラメント数を乗算し、すべての糸の乗算値を積算して光拡散シートの単位長さ当りのフィラメント数とした。
表1に、各光拡散シートに関する全光線透過率、光の拡散性、単位長さ当りのフィラメント数及びシートの厚みの測定結果を示す。
Figure 2010276996
実施例1〜3及び比較例2は、全光線透過率がたて方向及びよこ方向のいずれも60%以上あり、照明用の光拡散シートとして十分な明るさを実現できることが分かる。それに対して、比較例1、3及び4は、たて方向及びよこ方向の少なくとも一方で全光線透過率が60%未満であり、照明装置に使用する光拡散シートとしての特性を十分備えていない。
光の拡散性の点では、比較例3は、LED光源がスポット輝点として確認できることから、拡散性が劣る。
いずれの光拡散シートも厚みは1mm以下であり、十分薄いものとなっているが、単位長さ当たりのフィラメント数が70本/mm以上の比較例1及び4の場合には、光の乱反射が増加して全光線透過率を低下させている。
光の拡散性が良好で全光線透過率が60%以上であった実施例1〜3及び比較例2の通気度を通気度試験機(テクステスト社製FX3300,通気圧力125Pa)にて測定した。実施例1の通気度は13.7cm3/cm2/s、実施例2の通気度は7.90cm3/cm2/s、実施例3の通気度は8.1cm3/cm2/s、比較例2の通気度は0であった。
比較例2は、全く通気性がなく、実施例1〜3はいずれも通気度があることが分かる。したがって、実施例1〜3を照明用の光拡散シートとして使用する場合、光源で発生した熱は空気を流通させることで放熱することができる。例えば、図5に示す照明装置の場合、筺体に通気口を設けるといった通気手段を設けなくてもシート全面で空気が出入りし、光源となるLED素子の過熱を防止できるためLED素子の寿命を延ばすことができる。
実施例1〜3で製造した光拡散シートに樹脂加工を行った。まず、光拡散シートに塗布するコーティング液として、アクリル樹脂(根上株式会社製パラクロンW−197C)100部に対し、イソシアネート系架橋剤2部、溶剤(トルエン)30部を添加し、粘度50ポアズに調製した。調製したコーティング液をナイフコーティングにより光拡散シートの両面に均一に塗布した後、90℃で3分間乾燥させた。
樹脂加工した光拡散シートについて、JIS K 7361に準拠した全光線透過率及び拡散透過率を測定した。また、LED光源を用いた光の拡散性についても目視で評価した。測定結果を表2に示す。なお、樹脂加工したものは「実施例○(加工)」と表記し、比較のため樹脂加工していない実施例2のデータを比較のため併記している。
Figure 2010276996
実施例2の加工前と加工後では、アクリル樹脂の塗布により透過率が約12%向上している。これは、アクリル樹脂がマルチフィラメント表面に付着することによりマルチフィラメント表面での反射を抑えることができ、さらに樹脂の乾燥時に発生する収縮力等によりマルチフィラメントが平坦な積層状態になるため、積層数が低減することに起因する。特に、樹脂加工した実施例1は、既存の拡散フィルムと比較してもはるかに高い透過率及び拡散性を示しており、非常に優れた光拡散シートが得られた。
次に、樹脂加工した光拡散シートについて、シートの厚みを測定した。実施例1の厚みが0.148mm、実施例2の厚みが0.219mm、実施例3の厚みは0.218mmであった。
シートの厚みは、樹脂加工により約10%増加しているが、1mm以下で十分に薄いものとなっている。また、樹脂加工により局所的に単糸フィラメントが移動して積層数の低減及びフィラメント密度の均一化が生じているが、糸密度では変化がないため単位長さ当りのフィラメント数は変化していない。
次に、樹脂加工した光拡散シートの通気度を通気度試験機(テクステスト社製FX3300,通気圧力125Pa)を用いて測定した。実施例1(加工)の通気度は0.0305cm3/cm2/s、実施例2(加工)の通気度は0.0722cm3/cm2/s、実施例3(加工)の通気度は0.0544cm3/cm2/sであった。
樹脂加工により通気度は低下するものの外部との通気性が確保される程度の通気性を有しており、照明用に用いた場合でも光源で生じた熱を放熱する機能を有していることがわかる。
1 光拡散シート
2 モノフィラメント
3 マルチフィラメント

Claims (8)

  1. 透明樹脂材料からなる経糸及び緯糸で織成された織物を備えた厚さ0.02mm〜1mmの光拡散シートであって、可視光領域の全光線透過率が60%以上100%未満で拡散透過率が55%以上95%未満、かつ、通気圧力125Paでの通気度が0.01cm3/cm2/s以上30cm3/cm2/s未満であることを特徴とする光拡散シート。
  2. 経糸方向及び緯糸方向の拡散透過率の差が5%以上40%未満であることを特徴とする請求項1に記載の光拡散シート。
  3. 経糸及び緯糸のいずれか一方がモノフィラメントからなり、他方がマルチフィラメントからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光拡散シート。
  4. マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、シート表面に表出する部分においてフィラメント間に生じる隙間の少なくとも一部に透明樹脂材料が充填されていることを特徴とする請求項3に記載の光拡散シート。
  5. マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、単糸フィラメントの断面形状の扁平度が1.5から10であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光拡散シート。
  6. マルチフィラメントからなる経糸又は緯糸は、シート表面に沿う方向の単糸フィラメントの配列密度が5本/mm〜70本/mmであることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の光拡散シート。
  7. モノフィラメントからなる経糸又は緯糸は、細幅のテープ状であることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の光拡散シート。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の光拡散シートを備えていることを特徴とする照明装置。
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