JP2010275851A - 表層地盤改良工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表層地盤改良工法Sは、バックホー10を用いて、そのミキシングバケット12に取り付けたスラリー散布ノズル13から表層地盤に固化材スラリーを均一に散布し(スラリー散布工程S6)、固化材スラリーで湿潤した表層地盤を、バックホー10によって掘削し、掘削土を固化材スラリーと攪拌混合する(掘削・攪拌混合工程S7)。表層地盤の掘削・攪拌混合時に粉塵が発生しない。また、バックホー10を用いて固化材スラリーの散布および表層地盤の掘削・攪拌混合を連続して行うことができるので、効率良く作業を行うことができる。
【選択図】図2
Description
改良対象の地盤表面に固化材スラリーを散布するスラリー散布工程と、
固化材スラリー散布後の地盤表面を所定の深さで掘削しながら、掘削土を攪拌混合する掘削・攪拌混合工程と、
攪拌混合した後の掘削土の表面を均しながら転圧する整地・転圧工程とを有することを特徴としている。
図1は実施の形態1に係る表層地盤改良工法の作業手順を示す工程図である。表層地盤改良工法Sの作業は、まず、改良対象の現地において表層地盤の地質などを調査する現地調査工程S1からはじまる。次に、現地調査結果に基づき固化材スラリーの配合試験を行う配合試験工程S2を行い、これに基づき、必要とされる改良地盤が得られるように、固化材スラリーの成分配合比、土壌への注入量、表層地盤の掘削深さなどを決めて、施工計画書を作成する施工計画書作成工程S3を行う。
本発明を適用した実施の形態2に係る表層地盤改良工法は、実施の形態1と同様の工程(図1参照)により地盤改良を行うものであるが、バックホー10の代わりにスタビライザを用いて地盤改良作業を行うようにしている。
本発明を適用した実施の形態3に係る表層地盤改良工法は、実施の形態1と同様の表層地盤改良工程により地盤改良工事を行うものであり、図9は地盤改良工事用のバックホー(油圧ショベル)を示す説明図であり、図10は地盤改良工事用の施行管理システムの一例を示す概略構成図である。
S1 現地調査工程
S2 配合試験工程
S3 施工計画書作成工程
S4 プラント搬入・組立工程
S5 散布範囲位置出し工程
S6 スラリー散布工程
S7 掘削・攪拌混合工程
S8 整地・転圧工程
1 施工管理システム
2 シーケンサー
3 深度計
4 流量計
5 表示器
5a タッチパネル
6 メモリー
7 プリンター
8 パーソナルコンピューター
9 出力装置
10 バックホー
11 ブーム
12 ミキシングバケット
121 バケット本体部分
122 掘削刃
123 取付用ブラケット
124 攪拌翼
13 スラリー散布ノズル
131 ノズル本体部分
131a 円筒部
131b 扁平ノズル部分
131c スラリー吐出口
132 着脱金具
14 グラウトホース
20 バッチャープラント
200 スタビライザ
201 走行機
201b 後端部
202 作業機
203 リンク機構
204 作業機フレーム
205 攪拌ロータ
205a ロータ軸
205b ロータ翼
206、207 駆動力伝達機構
208、209 駆動モータ
210 フード
211 油圧シリンダ
212 セメントミルク噴射ノズル
212a、212b ノズル口
212c 連通管
213 ノズル取付部材
214 セメントミルク供給管
215、216 深度検出センサ
217 センサ
218 距離計スタンド
219 距離計リール
220 電磁流量計
221 運転室
222 施工管理装置
223 プリンタユニット
300 バックホー
301 本体
302 ブーム
303 アーム
304 ミキシングバケット
305 ミキシングバケットモータ
306 スラリー噴射ノズル
307 スラリー供給ホース
308 スラリータンク
309、310 角度検出器
311 セメントミルク流量計
320 施工管理システム
321 施工管理装置
322 油流量計
323 油圧回路
324 油圧管
325 タッチパネルモニター
326 プリンター
331 バケット本体部分
332 先端開口縁
333 掘削刃
334 掘削刃
335 取付用ブラケット
336 攪拌翼
336a 攪拌軸
336b 翼板
336(1)〜336(4) 翼板の組
337、338 側板部分
339 底板部分
340 背面板部分
341、342、343 攪拌切刃
341a、342a、343a 傾斜端面
346 上端部分
351 ノズル本体部分
352 着脱金具
Claims (13)
- 改良対象の地盤表面に固化材スラリーを散布するスラリー散布工程と、
固化材スラリー散布後の地盤表面を所定の深さで掘削しながら、掘削土を攪拌混合する掘削・攪拌混合工程と、
攪拌混合した後の掘削土の表面を均しながら転圧する整地・転圧工程とを有することを特徴とする表層地盤改良工法。 - 前記掘削・攪拌混合工程では、必要に応じて、前記固化材スラリーを散布しながら前記地盤表面の掘削、攪拌混合を行うことを特徴とする請求項1に記載の表層地盤改良工法。
- バックホーの地盤掘削用のバケットにスラリー散布ノズルを取り付け、このスラリー散布ノズルにスラリータンクから前記固化材スラリーを圧送できるようにしておき、
前記スラリータンクから圧送される前記固化材スラリーを前記スラリー散布ノズルから前記地盤表面に散布することを特徴とする請求項1または2に記載の表層地盤改良工法。 - 前記バックホーの前記バケットに、掘削土攪拌混合用の回転式の攪拌翼を取り付けておき、
前記掘削・攪拌混合工程では、前記バケットによる掘削土を、回転駆動している前記攪拌翼によって攪拌混合することを特徴とする請求項3に記載の表層地盤改良工法。 - 前記バックホーの前記バケットに攪拌切刃を固定しておき、
前記掘削・攪拌混合工程では、前記バケットによる掘削土を、回転駆動している前記攪拌翼と、固定側の前記攪拌切刃とによって攪拌混合することを特徴とする請求項4に記載の表層地盤改良工法。 - 前記スラリー散布ノズルとして、ノズル先端に向かって前記バケットの幅方向に広がっているノズル本体と、このノズル本体の後端に接続されたスラリー供給ホースと、前記ノズル本体を前記バケットに対して着脱可能に取り付けている着脱金具とを備えたものを用いることを特徴とする請求項3ないし5のうちのいずれかの項に記載の表層地盤改良工法。
- 請求項4に記載の表層地盤改良工法に用いるバックホーであって、
ブーム先端に取り付けた地盤掘削用のバケットと、
このバケットに取り付けた掘削土攪拌混合用の回転式攪拌翼と、
前記バケットに取り付けたスラリー散布ノズルとを有していることを特徴とするバックホー。 - 前記バケットに固定した掘削土攪拌混合用の攪拌切刃を有していることを特徴とする請求項7に記載のバックホー。
- 前記スラリー散布ノズルは、
ノズル先端に向かって前記バケットの幅方向に広がっているノズル本体と、
このノズル本体の後端に接続されたスラリー供給ホースと、
前記ノズル本体を前記バケットに対して着脱可能に取り付けている着脱金具とを備えていることを特徴とする請求項7または8に記載のバックホー。 - クローラ式あるいはタイヤ式の走行機の前端部に、ロータドラム式あるいはチェーン式の掘削・攪拌混合用の作業機が搭載されているスタビライザを用いて、前記スラリー散布工程および前記掘削・攪拌混合工程を行い、
前記スラリー散布工程では、前記スタビライザの前記走行機の後端部に取り付けたスラリー散布ノズルに、スラリータンクから前記固化材スラリーを圧送し、前記スタビライザを走行させながら、前記スラリー散布ノズルから前記地盤表面に前記固化材スラリーを散布することを特徴とする請求項1または2に記載の表層地盤改良工法。 - 前記掘削・攪拌混合工程では、
前記スタビライザの前記掘削・攪拌混合用の作業機によって前記地盤表面を掘削・混合攪拌しながら、前記スラリー散布ノズルから前記固化材スラリーを散布することを特徴とする請求項10に記載の表層地盤改良工法。 - 前記スラリー散布ノズルとして、噴射方向に沿って散布幅が前記スタビライザの幅方向に広がるように固化材スラリーを散布可能なものを用いることを特徴とする請求項10または11に記載の表層地盤改良工法。
- 前記スラリー散布ノズルを、前記スタビライザの前記走行機の後端部に対して着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項10ないし12のうちのいずれかの項に記載の表層地盤改良工法。
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