JP2010274168A - 制振材を塗布するノズルユニット、及び、制振材塗布装置 - Google Patents

制振材を塗布するノズルユニット、及び、制振材塗布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータによってノズルの吐出口のスリット幅を制御可能なノズルユニットであって、ワークと干渉し難い配置でモータがノズルに取り付けられているノズルユニットを提供する。
【解決手段】ワーク90上に制振材を塗布するノズルユニット10であって、スリット状の吐出口12eを有し、吐出口12eから制振材を吐出するノズル12と、ノズル12に固定されているケース部14aと、ケース部14aから制振材の吐出方向に伸びる回転軸14bを有するモータ14と、モータ14の回転軸14bの回転を、ノズル12に向かって伸びる第2回転軸18に伝達する回転伝達手段16と、第2回転軸18の回転に応じて吐出口12eのスリット幅を変更するスリット幅変更手段12fを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、制振材を塗布するノズルユニット、及び、制振材塗布装置に関する。
制振性が要求される構造体に対して、その表面に制振材層を形成する技術が知られている。例えば、特許文献1には、自動車のフロアパネル上に制振材層を形成することによって、車室内の制振性の向上を図ることが記載されている。制振材層を形成する際には、制振材層を形成する対象物であるワークの表面に、未硬化状態の制振材を塗布する。そして、塗布した制振材を硬化させることで、ワークの表面に制振材層を形成する。
特開2009−6302号公報
ノズルの吐出口のスリット幅を変更すると、塗布される制振材の膜厚を調整するこができる。特許文献1の技術では、スペーサを変更することで、吐出口のスリット幅を変更している。しかしながら、スペーサを交換するためには、ノズルを分解する必要があり、作業が煩雑となる。
本発明は、上述した実情に鑑みて創作されたものであり、モータによってノズルの吐出口のスリット幅を変更可能なノズルユニットを提供する。このノズルユニットは、ワーク上に制振材を塗布する。このノズルユニットは、スリット状の吐出口を有し、吐出口から制振材を吐出するノズルと、ノズルに対して固定されているモータと、モータの回転に応じて吐出口のスリット幅を変更するスリット幅変更手段を備えている。
このように、吐出口のスリット幅をモータによって制御可能とすれば、プログラム等によって容易に吐出口のスリット幅を調整することが可能となる。
制振材の塗布対象であるワークは、複雑な形状である場合が多い。このため、ノズルにモータを取り付けると、モータがワークと干渉してしまい、制振材を塗布することができない場合がある。特に、モータは回転軸方向のサイズが大きい。このため、ノズルの吐出口のスリット幅を調整する機構にモータの回転軸を直接接続すると、ノズルの側面から極端に突出した状態でモータがノズルに取り付けられることになる。このため、モータがワークと干渉し易くなり、制振材を塗布可能な範囲が狭くなってしまう。このため、上述したノズルユニットは、以下の構成を有することが好ましい。
このノズルユニットは、回転伝達手段をさらに備えている。このノズルユニットにおいては、モータは、その回転軸がノズルから制振材が吐出される吐出方向に沿う向きで配設されている。回転伝達手段は、モータの回転軸の回転を、ノズルに向って伸びる第2回転軸に伝達する。スリット幅変更手段は、第2回転軸の回転に応じて吐出口のスリット幅を変更する。
このノズルユニットでは、モータの回転軸が制振材の吐出方向に伸びる向きで、モータがノズルに対して固定されている。回転軸と直交する方向におけるモータのサイズはそれほど大きくない。したがって、このようにモータをノズルに固定することで、モータがノズルの側面から極端に突出することがなくなる。このため、制振材を塗布するときに、モータがワークと干渉し難くなる。また、モータの回転軸の回転は、回転伝達手段を介して、ノズルに向かって伸びる第2回転軸に伝達される。スリット幅変更手段は、第2回転軸の回転によって吐出口のスリット幅を変更する。このため、モータを制御することによって、ノズルの吐出口のスリット幅を制御することができる。
上述したノズルユニットは、回転伝達手段が、モータの回転軸の回転速度より、第2回転軸の回転速度が低くなるように、回転を伝達することが好ましい。
このような構成によれば、モータの回転軸の回転角度に対して、第2回転軸の回転角度を小さくすることでき、モータの動作を制御したときに、ノズルの吐出口のスリット幅をより細かに調節することができる。
また、本発明は、上述したノズルユニットを用いた制振材塗布装置を提供する。この制振材塗布装置は、上述したノズルユニットと、ノズルユニットをワークに対して相対移動させる移動装置と、ノズルユニットと移動装置を制御する制御装置を備えている。制御装置は、塗布後の制振材の目標膜厚と、ノズルの吐出口のスリット幅の制御目標値と、制振材の吐出速度の制御目標値と、ノズルのスリット幅方向におけるノズルとワークとの相対移動速度の制御目標値の入力を受けるステップと、各制御目標値から予測される塗布後の制振材の予測膜厚と入力された目標膜厚との差が許容範囲内であるか否かを判定するステップと、前記差が許容範囲内である場合に、各制御目標値にしたがって、ノズルユニットと移動装置を制御するステップを実行する。
なお、ノズルの吐出口のスリット幅の制御目標値は、具体的にスリット幅を指定するものでなくてもよい。例えば、モータの回転位置を指定する制御目標値であってもよい。また、吐出速度の制御目標値は、具体的に吐出速度を指定するものでなくてもよい。例えば、ノズルに供給する制振材の供給圧力を指定する制御目標値であってもよい。また、ノズルのスリット幅方向におけるノズルとワークとの相対移動速度の制御目標値は、具体的に相対移動速度を指定するものでなくてもよい。例えば、相対移動に用いられるモータ等の回転速度を指定する制御目標値であってもよい。このように、上記の制御目標値は、各値を直接指定するものだけではなく、上記各値に影響するパラメータを指定する制御目標値が含まれる。
この制振材塗布装置によれば、各制御目標値から予測される制振材の予測膜厚と制振材の目標膜厚とが許容範囲内にあるときに制振材が塗布されるので、誤った制御目標値にしたがって制振材が塗布されることが防止される。
上述した制振材塗布装置は、塗布後の制振材の膜厚を測定する膜厚測定手段をさらに有しており、制振材の塗布中に、膜厚測定手段で測定される膜厚と目標膜厚との差に基づいて、ノズルの吐出口のスリット幅の制御目標値と、制振材の吐出速度の制御目標値と、ノズルのスリット幅方向におけるノズルとワークの相対移動速度の制御目標値の少なくとも1つを変更することが好ましい。
このような構成によれば、より正確に制振材の膜厚を制御することが可能となる。
制振材塗布装置80の構成を示す図。 X方向から見たノズルユニット10を示す図。 図2のIII−III線における断面を矢印方向から見た断面図。 ノズル12の下面図。 時刻t0において塗布されている制振材の説明図。 時刻t0+Δtにおいて塗布されている制振材の説明図。 制振材の塗布開始時に制御装置40が実行する処理を示すフローチャート。 制振材層A、Bの曲げ剛性を示すグラフ。 振動実験におけるテストピースA1、B1のイナータンスを示すグラフ。 振動実験におけるテストピースA1〜A3のイナータンスを示すグラフ。 振動実験におけるテストピースB1〜B3のイナータンスを示すグラフ。 振動実験におけるテストピースA1上の評価箇所G1〜G3でのイナータンスを示すグラフ。 振動実験におけるテストピースB1上の評価箇所G1〜G3でのイナータンスを示すグラフ。 テストピースA1上の評価箇所G1〜G3の説明図。 テストピースB1上の評価箇所G1〜G3の説明図。 X方向に伸びるスリット状の吐出口を有するノズルから制振材を吐出しながら、Y方向にノズルを移動させて制振材を塗布する際に、制振材の吐出速度より低い移動速度でノズルを移動させる従来の一例に係る制振材の塗布方法を示す図。
(実施例)
本発明を適用した制振材塗布装置について説明する。図1は、実施例の制振材塗布装置80により、ワーク90上に制振材を塗布する様子を示している。図示するように、制振材塗布装置80は、ノズルユニット10と、制振材供給装置20と、移動装置30と、制御装置40を備えている。
図2は、図1のX方向からノズルユニット10を見た図を示している。図2に示すように、ノズルユニット10は、ノズル12と、サーボモータ14と、ギアボックス16を備えている。図2では、ノズル12についてはその断面を示している。また、図3は、図2のIII−III線に示す断面を、矢印に示す方向から平面視したノズル12の縦断面図を示している。また、図4は、ノズル12を下面側から見た平面図を示している。
図2〜4に示すように、ノズル12は、ケース12aと、ケース12aに固定されているケース12bにより構成されている。図2及び図3に示すように、ノズル12の内部には、上側から下側に向かうにしたがってX方向の幅が広がる内部空間12cが形成されている。ケース12aの上端には、内部空間12cに連通する供給口12dが形成されている。供給口12dは、配管によって図1に示す制振材供給装置20に接続されている。後述するが、供給口12dには、制振材供給装置20から制振材が供給される。図2〜4に示すように、ノズル12の下面には、内部空間12cに連通する吐出口12eが形成されている。図3及び4に示すように、吐出口12eは、Y方向(X方向と直交する方向)の幅が略一定であるとともに、X方向に沿って直線状に伸びるスリット状の開口部である。供給口12dに供給される制振材は、内部空間12cを通って、吐出口12eからノズル12外に吐出される。図2に示すように、Y方向における吐出口12eの一方の壁面は、可動ブロック12fにより形成されている。可動ブロック12fは、ケース12aに対して、Y方向にスライド移動することができる。可動ブロック12fがスライド移動することで、吐出口12eのY方向の幅(すなわち、スリット幅)が変更される。また、ノズル12は、図3の矢印70に示すように、吐出口12eから制振材が真っ直ぐ吐出されるように設計されている。すなわち、吐出される制振材が、X方向に広がらないように設計されている。
図2に示すように、サーボモータ14は、ケース14aと回転軸14bを備えている。ケース14aの内部には、ロータが回転可能に収容されている。回転軸14bは、ロータの回転軸である。サーボモータ14に電力を供給すると、ケース14aに対して回転軸14bが回転する。また、図示していないが、サーボモータ14は、ロータリーエンコーダを内蔵している。図1に示すように、サーボモータ14は、制御装置40と電気的に接続されている。ロータリーエンコーダにより検出されるサーボモータ14の回転数は、制御装置40に入力される。制御装置40は、入力される回転数に基づいて、サーボモータ14を制御する。したがって、制御装置40によって、サーボモータ14の回転数は正確に制御される。図2に示すように、サーボモータ14のケース14aは、接続部材15を介してノズル12の側面に固定されている。サーボモータ14は、回転軸14bがケース14aから下向き(すなわち、制振材の吐出方向)に伸びる向きで、ノズル12に取り付けられている。
ギアボックス16は、接続部材15を介してノズル12の側面に固定されている。ギアボックス16は、複数のギアを内蔵している。ギアボックス16内のギアには、ベベルギア等の回転軸の向きを変換するギアが含まれている。ギアボックス16は、サーボモータ14の回転軸14bに接続されているとともに、回転軸14bに対して直交する向きに配置されている回転軸18に接続されている。ギアボックス16は、回転軸14bの回転を、内部のギアを介して回転軸18に伝達する。したがって、回転軸14bが回転すると、回転軸18が回転する。ギアボックス16の内部のギアのギア比は、回転軸14bの回転を減速して回転軸18に伝達するように設定されている。すなわち、回転軸18の回転速度は、回転軸14bの回転速度より遅くなる。
回転軸18は、ギアボックス16からノズル12に向かって伸びている。回転軸18は、第1回転軸18aと、第2回転軸18bと、接続部材18cによって構成されている。回転軸18aは、ギアボックス16に接続されている。回転軸18bは、接続部材18cを介して回転軸18aに接続されている。接続部材18cは、回転軸18bが回転軸18aに対して軸方向(すなわち、Y方向)にスライド移動可能であるとともに、回転軸18bが回転軸18aに対して相対回転不可能な状態で、回転軸18bを回転軸18aに接続している。回転軸18bは、ケース12bに形成されているネジ孔12gに挿通されている。回転軸18bの側面の一部にはネジ部19が形成されている。回転軸18bのネジ部19は、ネジ孔12gに係合されている。回転軸18bの先端は、可動ブロック12fに係合されている。回転軸18bは、可動ブロック12fに対して相対回転可能であるとともに、可動ブロック12fに対してスライド移動不可能に接続されている。回転軸18が回転すると、回転軸18bのネジ部19がネジ孔12gに案内され、回転軸18bがY方向に移動する。これによって、可動ブロック12fがY方向に移動し、ノズル12の吐出口12eのスリット幅が変更される。
制振材供給装置20は、配管を介してノズル12の供給口12dに接続されている。制振材供給装置20は、ノズル12に未硬化状態の制振材を送り込む。制振材供給装置20によってノズル12に供給された制振材は、ノズル12の内部空間12cを通って、吐出口12eから吐出される。制振材供給装置20は、制御装置40と電気的に接続されている。
移動装置30は、複数の関節を有するアームを有しており、各関節をサーボモータによって駆動する産業用ロボットである。移動装置30のアームの先端には、ノズルユニット10が固定されている。移動装置30によって、ノズルユニット10をワーク90に対して移動させることができる。移動装置30は、制御装置40と電気的に接続されている。
制御装置40は、ノズルユニット10のサーボモータ14、制振材供給装置20、及び、移動装置30の動作を制御する。
次に、制振材塗布装置80によって塗布される制振材の膜厚について説明する。制振材を塗布する際には、図1に示すように、制振材供給装置20を作動させてノズル12から制振材を吐出しながら、移動装置30によってノズル12をY方向に移動させる。これによって、ワーク90上に制振材を塗布していく。本実施例の制振材塗布装置80は、ノズル12のY方向の移動速度V1と、ノズル12からの制振材の吐出速度V2とが、V1≧V2の関係を満たすように動作する。
図5と図6は、V1=V2の状態で制振材を塗布する工程を説明する説明図である。図5及び図6において、幅T1はワーク90上に塗布された制振材の膜厚を示しており、幅T2はノズル12の吐出口12eのスリット幅を示している。
図5は、時刻t0における状態を示している。図5の例では、ノズル12から吐出された制振材は、そのΔt秒後にワーク90と接触する。図5の点P1は、時刻t0よりΔt秒前にノズル12から吐出された制振材を示している。Δt秒前に吐出された制振材であるので、点P1の制振材は、ワーク90に対して非接触状態の制振材と、接触状態の制振材との境界部に位置している。また、図5の点P2は、時刻t0においてノズル12の吐出口12eに存在する制振材(すなわち、吐出される瞬間の制振材)を示している。図5の範囲Sは、点P1と点P2の間の範囲に存在する制振材を示している。すなわち、範囲Sの制振材は、時刻t0の直前のΔt秒の間にノズル12から吐出された制振材である。したがって、図5の長さL2は、V2とΔtの積であるV2Δtとなる。図4に示すようにノズル12の吐出口12eのX方向の長さをX1とすると、図5の例においてΔt秒の間に吐出口12eから吐出される制振材(すなわち、範囲Sに示す制振材)の体積C2は、以下の数式1により表される。
(数式1)
C2=X1・T2・L2=X1・T2・V2・Δt
図6は、時刻t0からさらにΔt秒(上記のΔt秒と同じ時間)が経過した後の状態を示している。この状態では、点P2の制振材が、ワーク90に対して非接触状態の制振材と、接触状態の制振材との境界部に位置する。点P1と点P2の間の距離L1は、Δt秒の間にノズル12が移動した距離に等しい。したがって、距離L1はV1Δtである。図5に示す距離L2が、図6に示す距離L1より長ければ、制振材は図16に示すように折れ重なった状態で塗布される。制振材塗布装置80は、V1≧V2の関係を満たしながら動作するので、L1≧L2となる。したがって、制振材は折れ重なることなく塗布される。なお、図5及び図6の例では、V1=V2であるので、L1=L2となっており、塗布される制振材は折れ重なっていない。制振材が折れ重ならない場合、図6の範囲Sに示す制振材の体積C1は以下のように求めることができる。すなわち、上述したように、制振材はノズル12からX方向に広がらないように吐出されるので、図1に示すように、塗布される制振材の幅は吐出口12eのX方向の長さX1と略等しくなる。したがって、図6の範囲Sに示す制振材の体積C1は、以下の数式2により表される。
(数式2)
C1=X1・T1・L1=X1・T1・V1・Δt
体積C1と体積C2は等しいので、数式1と数式2から、以下の数式3が得られる。
(数式3)
T1=T2・V2/V1
なお、図5及び図6の例では、移動速度V1が吐出速度V2と等しいので、膜厚T1はスリット幅T2と等しい。
吐出口12eのスリット幅T2と、移動速度V1と、吐出速度V2は、制振材塗布装置80により制御可能なパラメータである。したがって、塗布される制振材の膜厚T1は、制振材塗布装置80の制御パラメータから予測することができる。なお、数式3により算出される値は理論値であり、実際の値とは若干の誤差が生じる場合がある。したがって、制振材の膜厚T1は、過去の実績に基づく制御パラメータと膜厚T1との相関関係等によって予測することもできる。
次に、制振材塗布装置80の動作について説明する。図7は、制振材塗布装置80の動作開始時に制御装置40が実行する処理を示すフローチャートである。制振材塗布装置80を作動させると、ステップS2において、サーボモータ14と移動装置30の各サーボモータから、制御装置40に動作可能であることを示す信号が入力される。全てのサーボモータから動作可能であることを示す信号が入力されると、制御装置40は、ステップS4を実行する。
ステップS4では、制御装置40は、塗布する制振材の目標膜厚、ワーク90上における制振材の塗布経路、ノズル12の移動速度V1の制御目標値、制振材の吐出速度V2の制御目標値、吐出口12eのスリット幅T2の制御目標値の入力を受ける。なお、制振材供給装置20がノズル12に制振材を供給する圧力は、制振材の吐出速度V2と相関関係にある。したがって、ステップS4で、制振材の供給圧力の制御目標値を入力してもよい。ユーザによりこれらのデータが入力されると、制御装置40は、ステップS6を実行する。
ステップS6では、制御装置40は、ステップS4で入力された各値が適性であるか否かを判定する。すなわち、制御装置40は、目標膜厚T0、移動速度V1の制御目標値、吐出速度V2の制御目標値、及び、スリット幅T2の制御目標値が、適性範囲内の値であるか否かを判定する。また、移動速度V1の制御目標値と吐出速度V2の制御目標値が、V1≧V2の関係を満たしているか否かが判定される。さらに、制御装置40は、移動速度V1の制御目標値、吐出速度V2の制御目標値、及び、スリット幅T2の制御目標値から、塗布される制振材の膜厚を予測する。膜厚は、上述した数式3から予測することができる。また、過去の実績に基づいて膜厚を予測してもよい。制御装置40は、予測される膜厚と目標膜厚との差が予め決められた適性範囲内にあるか否かを判定する。各値が適性でない場合には、制御装置40は、ステップS10でエラーを報告する。これによって、誤って入力された制御目標値に基づいて制振材塗布装置80が動作することが防止される。各値が適性である場合には、制御装置40は、ステップS8を実行する。
ステップS8では、制御装置40は、ステップS4で入力された塗布経路にしたがってノズルユニット10を移動させたときに、ノズルユニット10がワーク90と干渉しないかをチェックする。また、複数の制振材塗布装置80を用いて制振材を塗布する場合には、ノズルユニット10が他のノズルユニット10と干渉しないかについてもチェックする。干渉が生じる場合には、ステップS8でエラーが報告される。干渉が生じない場合には、制御装置40は、ステップS12を実行する。
ステップS12では、ステップS4で入力された吐出口12eのスリット幅T2の制御目標値にしたがって、吐出口12eのスリット幅T2が制御される。すなわち、制御装置40は、サーボモータ14を駆動して、可動ブロック12fの位置を調整する。これによって、吐出口12eのスリット幅T2が制御目標値で指定された値に正確に調節される。
ステップS14では、制御装置40は、ノズルユニット10を塗布開始位置に移動させる。ステップS16では、制御装置40は、ステップS4で入力された塗布経路に沿って、ステップS4で入力された移動速度V1の制御目標値にしたがって、ノズルユニット10を移動させる。すなわち、ノズルユニット10が、ノズルユニット10とワーク90との間に一定の間隔を保持した状態で、吐出口12eのスリット幅方向(すなわち、Y方向)に沿って移動速度V1で移動される。この段階では、まだ、ノズルユニット10から制振材は吐出されない。
ステップS18では、制御装置40は、ノズルユニット10の移動を継続した状態で、予め定められた遅延時間が経過するのを待つ。遅延時間は極めて短い時間である。遅延時間が経過すると、制御装置40は、ステップS4で入力された吐出速度V2の制御目標値にしたがって、ノズルユニット10から制振材を吐出させる。このように、ノズルユニット10の移動が開始されてから遅延時間経過後に制振材を吐出することで、ノズルユニット10が停止した状態で制振材が吐出されることが防止される。これによって、ワーク90上の塗布開始位置で局所的に制振材が厚く塗布されることが防止される。制振材の吐出を開始した以降は、ステップS4で入力された制御目標値にしたがって各部が制御され、塗布経路に沿って制振材が塗布される。移動速度V1と吐出速度V2がV1≧V2の関係を満たしているので、制振材は折れ重なることなくワーク90上に塗布される。また、各制御目標値から予測される制振材の膜厚と目標膜厚が略等しいので、目標膜厚と略等しい厚さで制振材が塗布される。このように、精神材塗布装置80によれば、膜厚を正確に制御して制振材を塗布することができる。
上述したノズルユニット10は、制振材を塗布する際に、ワーク90等と干渉し難い。すなわち、上述したように、ノズルユニット10では、回転軸14bが制振材の吐出方向と平行となるようにサーボモータ14がノズル12に固定されている。このため、図2に示すノズルユニット10のY方向の幅D1がそれほど大きくない。仮にサーボモータ14の回転軸14bを回転軸18に直接接続すれば、サーボモータ14がノズル12の側面からY方向に大きく突出するように配置される。このため、ノズルユニット10の幅D1が極めて大きくなり、ノズルユニット10がワーク等と干渉し易くなる。本実施例のノズルユニット10では、回転軸14bが制振材の吐出方向と平行となるようにサーボモータ14をノズル12に固定することで、ノズルユニット10のコンパクト化を実現している。ノズルユニット10がコンパクト化されているので、ノズルユニット10がワーク90と干渉し難い。例えば、図1に示すように、ワーク90に折れ曲がり部92が形成されている場合にも、折れ曲がり部92の近傍まで制振材を塗布することができる。
また、上述したように、本実施例の制振材塗布装置80によれば、制振材を波状に折り重ねることなく、ワーク90上に制振材を塗布することができる。図16のように制振材が波状に折り重なって塗布された場合、塗布された制振材中に多量の気泡が取り込まれる。制振材塗布装置80によれば、塗布された制振材中に気泡が混入することを抑制することができる。また、図16のように制振材が波状に折り重なって塗布された場合、塗布された制振材の表面にはY方向に沿って凹凸が形成される。すなわち、塗布後の制振材の膜厚が、Y方向の位置によって大きくばらついてしまう。本実施例の制振材塗布装置80によれば、塗布された制振材が波状に折り重なることがないので、位置による制振材の厚さのばらつきは非常に小さい。制振材塗布装置80によれば、均一な厚さで制振材を塗布することができる。また、制振材塗布装置80は、ノズル12の吐出口12eの幅をサーボモータ14によって正確に調整することが可能である。特に、ギアボックス16のギア比が、回転軸14bの回転速度よりも回転軸18の回転速度が遅くなるように設定されているので、より正確に吐出口12eのスリット幅を調節することができる。したがって、塗布される制振材の厚さを正確に制御することができる。
以上のようにして塗布された制振材は、加熱により硬化される。硬化後の制振材層の特性について、以下に説明する。
図8は、実施例の制振材塗布装置80によって塗布されて形成された制振材層Aと、図16に示すように波状に折れ重なって塗布されて形成された制振材層Bの曲げ剛性を示している。この実験では、厚さが異なる複数の制振材層A、Bについて、曲げ剛性を測定した。図8に示すように、何れの厚さであっても、制振材層Aの方が、制振材層Bより曲げ剛性が高い結果となった。また、厚さが厚いほど、制振材層AとBの曲げ剛性の差が顕著となることが分かる。制振材層Aが制振材層Bより曲げ剛性が高いのは、制振材層A中に存在する気泡が制振材層Bより少ないためであると考えられる。
図9は、ワーク上に制振材層Aを形成したテストピースA1とワーク上に制振材層Bを形成したテストピースB1について、シミュレーション(CAE)による振動実験を行った結果を示している。なお、テストピースA1とテストピースB1は、ワークの厚さ及び制振材層の厚さは等しい。図9の横軸は振動周波数を示しており、縦軸は振動時のイナータンスを示している。なお、イナータンスとは、入力する力Fと、測定点における加速度Aにより、A/Fで示される値である。イナータンスが高いことは、高い振動(ノイズ)が発生していること(すなわち、制振性能が低いこと)を意味する。
図9に示すように、テストピースA1とテストピースB1を比較すると、一部の周波数範囲を除く大部分の周波数範囲において、テストピースA1の方がテストピースB1よりイナータンスが低い。特に、自動車においてはイナータンスのピーク値が問題となるが、図9に示すように、テストピースA1ではテストピースB1よりイナータンスのピーク値が約1.4dB低くなるという結果が得られた。テストピースA1がテストピースB1よりイナータンスが低い(すなわち、制振性能が高い)のは、制振材層Aに含まれる気泡が少なく、制振材層Aの剛性が高いためであると考えられる。
また、制振材層の厚さのばらつきも、制振材層の制振性能に影響を与えることが分かっている。図10と図11は、制振材層A、Bの厚さが異なる複数のテストピースについて、図9と同様の振動実験を行った結果を示している。上述したように、本実施例の制振材塗布装置80を用いて形成される制振材層Aは厚さのばらつきが少ない。従来の製造実績を考慮すると、制振材層Bに生じる厚さのばらつきは約1.5mmである。これに対し、制振材層Aでは、厚さのばらつきを約0.5mmに抑えることができる。本実験は、制振材層A、Bの厚さのばらつきによる制振性能を評価するものである。すなわち、図10は、テストピースA1と、テストピースA1より制振材層Aの厚さを0.5mm増加させたテストピースA2と、テストピースA3より制振材層Aの厚さを0.5mm減少させたテストピースA3について、図9と同様の実験を行った結果を示している。また、図11は、テストピースB1と、テストピースB1より制振材層Bの厚さを1.5mm増加させたテストピースB2と、テストピースB3より制振材層Aの厚さを1.5mm減少させたテストピースB3について、図9と同様の実験を行った結果を示している。
図10と図11を比較することで明らかなように、テストピースA1〜A3の間で生じるイナータンスのばらつきは、テストピースB1〜B3の間で生じるイナータンスのばらつきより明らかに小さくなる。特に、イナータンスのピーク値について見ると、図10のテストピースA3についてのピーク値Pa1は、図11のテストピースB3についてのピーク値Pb1より約3.6dB小さい。このように、本実施例の制振材塗布方法によって制振材層の厚さばらつきが低減されることによって、制振材層の制振性能が向上する。
また、図12及び図13は、振動発生箇所とイナータンスの評価箇所との位置関係を種々に変更して振動実験を行った結果を示している。図12は、図14に示すように、テストピースA1において、振動発生箇所E1からY方向(制振材塗布時にノズルユニット10を移動させた方向)に変位した位置の評価箇所G1と、振動発生箇所E1からX方向に変位した位置の評価箇所G2と、振動発生箇所E1からX方向及びY方向に変位した位置の評価箇所G3におけるイナータンスの評価結果を示している。また、図13は、図15に示すように、テストピースB1において、振動発生箇所E1からY方向(表面の波形状を横切る方向)に変位した位置の評価箇所G1と、振動発生箇所E1からX方向(表面の波形状に沿った方向)に変位した位置の評価箇所G2と、振動発生箇所E1からX方向及びY方向に変位した位置の評価箇所G3におけるイナータンスの評価結果を示している。図12及び図13を比較することで明らかなように、テストピースA1の方がテストピースB1よりも、評価箇所の差によるイナータンスの差が小さい。このため、図12のピーク値Pa2が、図13のピーク値Pb2より約2.0dB小さくなっている。このように、本実施例の制振材塗布装置80により形成された制振材層Aは、振動が加えられる方向によって生じる制振性能のばらつきが小さく、その結果、制振材層の制振性能が向上されている。これは、制振材層Aの表面形状が均一であり、異方性が極めて小さいためであると考えられる。
以上、実施例について説明した。なお、上述した実施例の制振材塗布装置80では、制振材の塗布中に各制御目標値が一定とされていた。しかしながら、制振材の塗布中に制御目標値を変更してもよい。
例えば、塗布された制振材の膜厚を測定する膜厚測定手段をノズルユニット10に付加し、測定される膜厚と目標膜厚との差に基づいて、吐出口12eのスリット幅の制御目標値を変更してもよい。膜厚測定手段には、レーザ距離計等を用いることができる。レーザ距離計をノズルユニット10に付加し、ワーク90までの距離をレーザ距離計で予め測定しておき、制振材の塗布時に制振材の表面までの距離をレーザ距離計で測定することで、塗布された制振材の膜厚を測定することができる。また、レーザ距離計をノズルユニット10に付加すれば、ノズルユニット10によって塗布された直後の制振材の膜厚を監視することができる。測定される制振材の膜厚と目標膜厚とが一致するように吐出口12eのスリット幅T2の制御目標値を調節することで、制振材をより均一な膜厚で塗布することが可能となる。また、測定される制振材の膜厚と目標膜厚とが一致するように、移動速度V1や制振材の吐出速度V2の制御目標値を変更してもよい。
また、上述した実施例では、ノズルユニット10をY方向に移動させながら制振材を塗布したが、ノズルユニット10とワーク90をY方向に相対移動させるのであれば、ノズルユニット10とワーク90の何れを移動させてもよい。また、ノズルユニット10とワーク90の双方を移動させてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ノズルユニット
12:ノズル
12e:吐出口
12f:可動ブロック
12g:ネジ孔
14:サーボモータ
14a:ケース
14b:回転軸
15:接続部材
16:ギアボックス
18:回転軸
19:ネジ部
20:制振材供給装置
30:移動装置
40:制御装置
80:制振材塗布装置

Claims (5)

  1. ワーク上に制振材を塗布するノズルユニットであって、
    スリット状の吐出口を有し、吐出口から制振材を吐出するノズルと、
    ノズルに対して固定されているモータと、
    モータの回転に応じて吐出口のスリット幅を変更するスリット幅変更手段、
    を備えていることを特徴とするノズルユニット。
  2. 回転伝達手段をさらに備え、
    モータは、その回転軸がノズルから制振材が吐出される吐出方向に沿う向きで配設されており、
    回転伝達手段は、モータの回転軸の回転を、ノズルに向って伸びる第2回転軸に伝達し、
    スリット幅変更手段は、第2回転軸の回転に応じて吐出口のスリット幅を変更することを特徴とする請求項3に記載のノズルユニット。
  3. 回転伝達手段が、モータの回転軸の回転速度より、第2回転軸の回転速度が低くなるように、回転を伝達することを特徴とする請求項2に記載のノズルユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のノズルユニットと、
    ノズルユニットをワークに対して相対移動させる移動装置と、
    ノズルユニットと移動装置を制御する制御装置、
    を備えた制振材塗布装置であって、
    制御装置が、
    塗布後の制振材の目標膜厚と、ノズルの吐出口のスリット幅の制御目標値と、制振材の吐出速度の制御目標値と、ノズルのスリット幅方向におけるノズルとワークとの相対移動速度の制御目標値の入力を受けるステップと、
    各制御目標値から予測される塗布後の制振材の予測膜厚と入力された目標膜厚との差が許容範囲内であるか否かを判定するステップと、
    前記差が許容範囲内である場合に、各制御目標値にしたがって、ノズルユニットと移動装置を制御するステップ、
    を実行することを特徴とする制振材塗布装置。
  5. 塗布後の制振材の膜厚を測定する膜厚測定手段をさらに有しており、
    制振材の塗布中に、膜厚測定手段で測定される膜厚と目標膜厚との差に基づいて、ノズルの吐出口のスリット幅の制御目標値と、制振材の吐出速度の制御目標値と、ノズルのスリット幅方向におけるノズルとワークの相対移動速度の制御目標値の少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項4に記載の制振材塗布装置。
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