JP2010273777A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットマシンは、ボーナス状態において入賞カウンタの値が個別終了数を越えると(C1:YES、C2、C3:YES)、1つのRB状態フラグをオフし(C4)し、MB状態フラグがオンの場合には(C5:YES)、オン状態のRB状態フラグがあれば(C6:YES)、そのままリターンして、オン状態のRB役フラグが無くなるまでMB状態を継続する。
【選択図】図11
Description
図2は、スロットマシンの正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール(図柄変動表示手段に相当)3の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、左リール3a、中リール3b、右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
図1は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部17(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、フラグ制御手段、特別ボーナス状態発生手段、第1ボーナス状態発生手段、第2ボーナス状態発生手段、投入不要状態発生手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、BETボタン6、精算ボタン7、スタートレバー9、左ストップボタン10、中ストップボタン11、右ストップボタン12、投入メダル検知部18、設定値操作部19などから各種の操作信号が入力される。
また、制御部17は、乱数発生部27、乱数抽出部28を有しており、メダルが投入された状態でスタートレバー9が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、乱数発生部27が発生する乱数の中から1つの乱数を乱数抽出部28で抽出することにより、内部抽選を実行している。
スロットマシン1は、RB1〜RB12役のいずれかが単独で内部当選した状態で、RB1〜RB12役に対応する図柄(以下、RB図柄という)が有効ライン上に揃った場合(RB役が入賞した場合)に、RB状態へ移行する。一方、2つ以上のRB役が同時に内部当選した状態(ボーナス同時当選)で、MB役を入賞させた場合、及び、同時当選した全てのRB役を入賞させた場合にはMB状態へ移行する。
制御部17は、スロットマシン1の全体を制御するための処理を実行しており、規定数のメダル(通常状態では3枚、ボーナス状態では2枚)が投入された状態でスタートレバー9が操作されたときにはゲームが開始されたと判断して内部抽選処理を実行する。尚、後述するRB状態フラグ、MB状態フラグ、REP状態フラグなどの各状態フラグは、通常状態ではオフされている。
図10は、入賞判定処理を示すフローチャートである。制御部17は、全リール3a〜3cが停止したかを判定しており(B1)、全リール3a〜3cが停止していない場合には(B1:NO)そのままリターンする。一方、全リール3a〜3cが停止した場合には(B1:YES)、有効ライン上の図柄を入賞図柄と照合し(B2)、RB役入賞か(B3)、小役入賞か(B14)、或いはリプレイ役入賞か(B17)を判定し、いずれも入賞していない場合は、所謂ハズレとして、内部当選している可能性のある小役及びリプレイ役フラグをオフして(B12)、リターンする。
また、制御部17は、遊技者がリプレイ役を入賞させた場合には(B17:YES)、メダルを自動投入するリプレイ処理を実行した後(B18)、リプレイ役フラグをオフして(B12)、リターンする。この場合、遊技者は、新たにメダルを消費することなく、次のゲームを実行することができる。
制御部17は、RB状態において遊技者がゲームを継続して小役が入賞すると(B14:YES)、規定数のメダルを払出してから(B15)、ボーナス終了判定処理を実行する(B16)。図11に示すボーナス終了判定処理において、RB状態フラグがオンであることから(C1:YES)、入賞カウンタに小役が入賞した回数を加算する(C2)。この入賞カウンタは、ボーナス状態中に入賞した小役の回数をカウントするためのカウンタである。続いて、入賞カウンタのカウンタ値が個別終了数(6回)と一致したかを判定し(C3)、個別終了数と一致しない場合には(C3:NO)、そのままリターンして当該RB状態を継続する。
このように、スロットマシン1では、複数のRB役が同時当選していない場合には、通常の処理が実行される。
続いて、制御部17は、図10に示す入賞判定処理において、遊技者が例えばRB1役を入賞させると(B1:YES、B2、B3:YES)、対応するRB状態フラグをオンし(B4)、ステップA7でMB役フラグがオンされたことから(B6:YES)、REP状態フラグがオンであるかを判定する(B7)。このREP状態フラグは、リプレイ状態であることを示すフラグであり、RB同時当選後の最初のRB役の入賞時にはオフされているので(B7:NO)、REP状態フラグをオンして(B13)、小役及びリプレイ役フラグをオフした後(B12)、リターンする。つまり、MB役フラグがオンの状態(複数のRB役が同時当選している状態)で1つ目のRB役を入賞させた場合には、以降のゲームがリプレイ状態(投入不要状態に相当)となり、遊技者はメダルを消費することなくゲームを実行することができる。
制御部17は、リプレイ状態になると、図9に示す内部抽選処理において、ゲームが開始されたときに(A1:YES)、REP状態フラグがオンであることから(A2:YES)、そのままリターンする。
制御部17は、MB状態において遊技者が遊技を継続して小役が入賞すると、図11に示すボーナス終了処理において、通常のRB状態と同様にボーナスの終了判定を実行し(C1:YES、C2、C3:YES、C4)、MB状態フラグがオンであることから(C5:YES)、オンしているRB状態フラグがまだあるかを判定する(C6)。オンしているRB状態フラグがまだある場合には(C6:YES)、そのままリターンする。これにより、未消化のRB状態を全て消化するまでMB状態が継続される。
このように、スロットマシン1は、RB同時当選の場合であって、同時当選した全てのRB役を入賞させた場合には、複数のRB状態が内部的に継続されるMB状態になる。このとき、RB役の入賞が連続するほど、1回のボーナス状態(MB状態)中に払出されるメダルの枚数が増加する。
RB状態及びMB状態は予め定められた小役の入賞回数又は消化したゲーム数で終了するので、限られたゲーム数でより多くのメダルを狙うような遊技形態となり興趣が高まるとともに、遊技者の技術レベルに応じてボーナス状態中に獲得する遊技媒体の数が変化するので遊技性を高めることができる。
RB役フラグは当該RB役を入賞させるまでオンされたままであるので、リプレイ状態になると、遊技者は1ゲーム連チャンを堪能することができる。
2つ以上のRB役が同時当選したときは、必ず全てのRB図柄を入賞(図柄表示領域に停止表示)させてからMB状態へ移行するようにしたが、同時当選したRB役を1つずつ消化する場合を設けるようにしてもよい。例えば、2つ以上のRB役が同時当選したときにMB状態とするか否かを抽選で決定し、MB状態としない旨の決定をしたときには、RB役が単独当選したときと同様にRB図柄が入賞する毎にRB状態へ移行するようにすればよい。
ボーナス役の種類・個数は、上記した一実施形態に限定されない。通常状態よりも遊技者にとって有利な状態へ移行するボーナス役であればどのようなボーナス役でもよく、何種類あってもよい。
RB役が内部当選したときはその旨を告知するようにしたが、告知しなくてもよい。
2つ以上のRB役が同時当選したときは1つ目のRB役が入賞した後にリプレイ状態(REP状態)としたが、REP状態にしないで通常のゲームと同様に新たなメダルを投入させるようにしてもよい。
差枚数(投入されたメダル数と払出されたメダル数の差)が所定値に達したことをボーナス状態の終了条件にしてもよい。
Claims (3)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、少なくとも第1ボーナス役、第2ボーナス役、及び小役を含む複数種類の役の中から1つ又は2つ以上の内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
1回のゲームが終了したときに、前記小役のフラグを消去するとともに、前記第1ボーナス役及び前記第2ボーナス役のフラグを当該第1ボーナス役及び第2ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越すフラグ制御手段と、
前記第1ボーナス役のフラグ及び前記第2ボーナス役のフラグが同時に成立している状態において、前記入賞判定手段が前記第1ボーナス役の入賞が発生したと判定し、且つ前記第2ボーナス役の入賞が発生したと判定することを条件として、前記第1ボーナス役に対応する第1終了条件、及び前記第2ボーナス役に対応する第2終了条件の両方が満たされるまで特別ボーナス状態を発生する特別ボーナス状態発生手段と、
前記第1ボーナス役のフラグが成立し、前記第2ボーナス役のフラグが成立していない状態において、前記入賞判定手段が前記第1ボーナス役の入賞が発生したと判定することを条件として前記第1終了条件が満たされるまで第1ボーナス状態を発生する第1ボーナス状態発生手段と、
前記第2ボーナス役のフラグが成立し、前記第1ボーナス役のフラグが成立していない状態において、前記入賞判定手段が前記第2ボーナス役の入賞が発生したと判定することを条件として前記第2終了条件が満たされるまで第2ボーナス状態を発生する第2ボーナス状態発生手段と、
を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記第1ボーナス役のフラグ及び前記第2ボーナス役のフラグが同時に成立している状態において、前記第1ボーナス役及び前記第2ボーナス役のうち何れか一方のボーナス役が入賞したときは、他方のボーナス役が入賞するまで遊技媒体を新たに投入することなくゲームを実行可能な投入不要状態を発生する投入不要状態発生手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 前記第1終了条件及び前記第2終了条件として、遊技者に付与した遊技媒体の数が所定値に達すること、投入された遊技媒体の数と遊技者に付与した遊技媒体の数との差が所定値に達すること、あるいは、前記小役の入賞回数が所定値に達することの何れかが設定されたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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JP2006180903A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2008000329A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Olympia:Kk | 遊技機、プログラム及び情報記憶媒体 |
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