JP2010269706A - 車両天井構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両天井部の天井面の意匠性を損なうことなく、サンバイザの格納及び使用のどちらの状態においても車両天井部から空調風を乗員に対して付与することができる車両天井構造を提供する。
【解決手段】本構造1は、車両天井部2に格納される格納位置Aと車室内側に引き出される引出位置Bとの間で回動可能に支持されたサンバイザ3を備える車両天井構造であって、前記車両天井部の車室内側には、前記格納位置に位置する前記サンバイザの後方端縁と接触又は対向し且つ通気口12が形成された立壁11が設けられており、前記車両天井部の車室外側には、その一端側が空調装置13に連なり且つその他端側が該通気口に連なる通気ダクト14が設けられており、前記サンバイザには、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに前記通気口からの空調風を車室内側に導く通気部(通気路15)が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両天井構造に関し、さらに詳しくは、車両天井部の天井面の意匠性を損なうことなく、サンバイザの格納及び使用のどちらの状態においても車両天井部から空調風を乗員に対して付与することができる車両天井構造に関する。
従来の車両天井構造として、例えば、図12に示すように、車両天井部102に格納される格納位置Aと車室内側に引き出される引出位置Bとの間で回動可能に支持されたサンバイザ103を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両天井構造101では、車両天井部102の天井面に格子状の通気グリル116で覆われた通気口112を設け、この通気口112に、その一端側が空調装置に連なる通気ダクト114の他端側を連絡し、サンバイザ103に、通気口112から吹き出される空調風Wを車室内側に導く通気路115を形成している。そして、通気ダクト114を介して通気口112から吹き出される空調風Wは、サンバイザ103が格納位置Aに位置するときにはサンバイザ103の通気路115を介して乗員に対して付与される一方、サンバイザ103が引出位置Bに位置するときには直接的に乗員に対して付与されるようになっている。
しかし、上記従来の車両天井構造101では、車両天井部102の天井面に通気グリル116で覆われた通気口112を設けているので、サンバイザ103の使用時(即ち、サンバイザ103が引出位置Bに位置する時)に天井面において通気グリル116が露出してしまい天井面の面一感、統一感等が損なわれてしまう。
また、上記従来の車両天井構造101では、サンバイザ103が格納位置Aに位置するとき、通気ダクト114内を流れる空調風Wは、先ず、ダクト114の前端面に当たり、次に、通気口112及び通気グリル116を介してサンバイザ103に向かい、次いで、サンバイザ103の通気路115を通る際にバニティミラー109の表面に当たって拡散され、その後、バニティミラー109の外周隙間を通って車両室内側に放出される。すなわち、この車両天井構造101では、サンバイザ103にバニティミラー109を囲むように通気路115を設けているので、通気ダクト114及び通気路115からなる通気経路が複雑であり、しかも通気経路を流れる空調風が多くの弊害物に衝突してしまい、空調風の温度、流量等の損失が大きく効率的な空調を行うことが困難となる。また、サンバイザ103のバニティミラー109の周囲に隙間を設ける必要があり、引出位置Bのサンバイザ103の見栄えが損なわれてしまう。さらに、サンバイザ103にバニティミラー109の替わりに又は加えて照明装置等の電気部品(機能部品)が設けられている場合、空調風を電気部品に直接晒すと故障の原因となるため、電気部品の形状、大きさ等を変更する必要がある。
特開平11−286216号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、車両天井部の天井面の意匠性を損なうことなく、サンバイザの格納及び使用のどちらの状態においても車両天井部から空調風を乗員に対して付与することができる車両天井構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的に加えて、空調ロスを低減して空調風を乗員に対してより効果的に付与できると共に、サンバイザの見栄えの低下を抑制でき、更に機能部品の形状、大きさ等を変更する必要のない車両天井構造を提供することを他の目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.車両天井部に格納される格納位置と車室内側に引き出される引出位置との間で回動可能に支持されたサンバイザを備える車両天井構造であって、
前記車両天井部の車室内側には、前記格納位置に位置する前記サンバイザの後方端縁と接触又は対向し且つ通気口が形成された立壁が設けられており、前記車両天井部の車室外側には、その一端側が空調装置に連なり且つその他端側が該通気口に連なる通気ダクトが設けられており、
前記サンバイザには、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに前記通気口からの空調風を車室内側に導く通気部が設けられていることを特徴とする車両天井構造。
2.前記通気部は、前記サンバイザに設けられた機能部品を迂回するように該サンバイザに配置されている上記1.記載の車両天井構造。
3.前記通気部は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口及び出口を有している上記2.記載の車両天井構造。
4.前記通気部は、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記格納位置に位置する前記サンバイザの車室内側の表面に開口する複数の出口と、を有している上記2.記載の車両天井構造。
5.前記通気部は、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記サンバイザの前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスに指向する出口と、を有している上記2.記載の車両天井構造。
6.前記サンバイザの後方端縁の近傍には、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに、前記立壁に対向し且つ前記車両天井部の天井面に当接する当接部が設けられている上記1.乃至5.のいずれか一項に記載の車両天井構造。
本発明の車両天井構造によると、サンバイザに、サンバイザが格納位置に位置するときに通気口からの空調風を車室内側に導く通気部を設けたので、通気ダクトを介して通気口から吹き出される空調風は、サンバイザが格納位置に位置するときには通気部を介して乗員に対して付与される一方、サンバイザが引出位置に位置するときには引出位置のサンバイザの表面で反射され、その反射された空調風が乗員に対して付与される。また、車両天井部の立壁に通気口を形成したので、通気口が乗員の視界に入り難い。したがって、車両天井部の天井面の意匠性を損なうことなく、サンバイザの格納及び使用のどちらの状態においても車両天井部から空調風を乗員に対して付与することができる。
また、前記通気部が、前記サンバイザに設けられた機能部品を迂回するように該サンバイザに配置されている場合は、通気ダクト及び通気部を含む通気経路を簡易な構成にできると共に、通気経路を流れる空調風の弊害物を減少して空調ロスを低減することができる。そのため、車両天井部から空調風を乗員に対してより効果的に付与することができる。また、従来のようにサンバイザに設けられた機能部品の周囲に隙間を設ける必要がないため、サンバイザの見栄えの低下を抑制することができる。さらに、機能部品が空調風に晒されないため、機能部品の形状、大きさ等を変更する必要がない。
また、前記通気部が、前記サンバイザの後方端縁の近傍に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口及び出口を有している場合は、通気路の長さを必要最小限として通気路を流れる空調風の空調ロスをより低減できる。また、通気路から乗員に対して集中的に空調風を付与することができる。
また、前記通気部が、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路が、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記格納位置に位置する前記サンバイザの車室内側の表面に開口する複数の出口と、を有している場合は、通気路から乗員に対して広範囲に空調風を付与することができる。
また、前記通気部が、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路が、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記サンバイザの前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスに指向する出口と、を有している場合は、通気路からフロントガラスに空調風を付与することができ、フロントガラスの曇り防止効果を図ることができる。
さらに、前記サンバイザの後方端縁の近傍には、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに、前記立壁に対向し且つ前記車両天井部の天井面に当接する当接部が設けられている場合は、格納位置のサンバイザと車両天井部との間に当接部、立壁、サンバイザの車室外側の表面、及び車両天井部の天井面によって仕切られた仕切空間が形成され、通気ダクトを介して通気口から吹き出される空調風は、仕切空間及び通気部を介して乗員に対して付与される。これにより、空調風が通気経路以外から漏れてしまうことを抑制でき、空調風をより効果的に乗員に対して付与することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る車両の室内側を示す斜視図である。 図1の要部拡大図である。 実施例1に係る車両天井構造を示す縦断面図である。 図2のIV矢視図である。 図3のV矢視図である。 実施例2に係る車両天井構造を示す縦断面図である。 図6のVII矢視図である。 実施例3に係る車両天井構造を示す縦断面図である。 図8のIX矢視図である。 その他の形態の車両天井構造を示す縦断面図である。 更にその他の形態の車両天井構造を示す縦断面図である。 従来の車両天井構造を示す縦断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.車両天井構造
本実施形態1.に係る車両天井構造は、車両天井部に格納される格納位置と車室内側に引き出される引出位置との間で回動可能に支持されたサンバイザを備える車両天井構造であって、車両天井部の車室内側には、格納位置に位置するサンバイザの後方端縁と接触又は対向し且つ通気口が形成された立壁が設けられており、車両天井部の車室外側には、その一端側が空調装置に連なり且つその他端側が該通気口に連なる通気ダクトが設けられており、サンバイザには、サンバイザが格納位置に位置するときに通気口からの空調風を車室内側に導く通気部が設けられていることを特徴とする。
上記「サンバイザ」の構造、形状、大きさ、材質、個数等は特に問わない。このサンバイザには、例えば、機能部品が設けられていることができる。この機能部品としては、例えば、バニティミラー、カードホルダ、照明装置等を挙げることができる。なお、上記「サンバイザの後方端縁」とは、格納位置のサンバイザにおいて車両の前後方向の後方となる端縁を意図する。また、以下の本実施形態及び後述の実施例の説明において、前方又は後方とは、車両の前後方向の前方又は後方を意図し、左方又は右方とは、車両の左右方向の左方又は右方を意図する。
上記「立壁」の構造、形状、大きさ、材質、個数等は特に問わない。この立壁とサンバイザの後方端縁との対向間隔は、例えば、0mmより大きく10mm以下(好ましくは0mmより大きく5mm以下)であることができる。車両天井部の天井面の面一感、統一感等を高め得るといった観点から、この対向間隔が0mmより大きく3mm以下(特に0mmより大きく1mm以下)であること、又は上記立壁とサンバイザの後方端縁とが接触することが好ましい。また、上記通気口は、例えば、引出位置のサンバイザの表面に指向していることができる。また、上記通気口は、例えば、その表面形状が矩形状であり、その長尺方向の長さが100〜300mm(好ましくは150〜250mm)であり、その短尺方向の長さが10〜20mm(好ましくは10〜15mm)であることができる(例えば、図4参照)。
上記「通気ダクト」の構造、形状、大きさ、材質、個数等は特に問わない。この空調装置としては、例えば、車室内を快適に保つために冷房、暖房、換気等のうちの1種又は2種以上の機能を発揮する形態を挙げることができる。なお、上記「連なり」とは、直接的に連なってもよいし、他の連絡部材を介して間接的に連なっていてもよい。
上記「通気部」の構造、形状、大きさ、材質、個数等は特に問わない。この通気部は、例えば、サンバイザに設けられた機能部品を迂回するようにサンバイザに配置されていることができる。この場合、本実施形態1.の車両天井構造としては、例えば、(1)通気部は、サンバイザの後方端縁の近傍に配置された通気路であり、この通気路は、サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口及び出口を有している形態(例えば、図3等参照)、(2)通気部は、格納位置に位置するサンバイザの機能部品の車室内側に配置された通気路であり、この通気路は、サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、格納位置に位置するサンバイザの車室内側の表面に開口する複数の出口と、を有している形態(例えば、図6等参照)、(3)通気部は、格納位置に位置するサンバイザの機能部品の車室内側に配置された通気路であり、この通気路は、サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、サンバイザの前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスに指向する出口と、を有している形態(例えば、図8等参照)、(4)通気部は、立壁と格納位置に位置するサンバイザの後方端縁との対向空間である形態(例えば、図11参照)等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。なお、上記(1)〜(3)形態において、上記「サンバイザの後方端縁の近傍」としては、例えば、サンバイザの後方端縁から前方に0〜20mm(好ましくは5〜15mm)の範囲内である形態を挙げることができる。また、上記(3)形態において、上記「サンバイザの前方端縁の近傍」としては、例えば、サンバイザの前方端縁から後方に0〜20mm(好ましくは0〜10mm)の範囲内である形態を挙げることができる。
上記(1)形態では、上記通気路は、例えば、サンバイザの左右方向に延びる長孔状の出口を有し、この出口が車両の後方斜め下方に指向していることができる。これにより、乗員に対してより集中的に空調風を付与することができる。また、上記(2)形態では、上記複数の出口は、例えば、各出口が丸孔状に形成されており、各出口の孔径が1〜2mm(好ましくは1〜1.5mm)であり、隣接する出口のピッチ間隔(出口の孔中心の間隔)が2〜3mm(好ましくは2〜2.5mm)であり、サンバイザの全表面のうちの30〜50%(好ましくは35〜45%)の面域にわたって設けられていることができる。これにより、乗員に対してより広範囲に空調風を付与することができる。さらに、上記(3)形態では、上記通気路は、例えば、サンバイザの左右方向に延びる長孔状の出口を有することができる。これにより、フロントガラスに対してより集中的に空調風を付与することができる。
本実施形態1.の車両天井構造としては、例えば、サンバイザの後方端縁の近傍には、サンバイザが格納位置に位置するときに、立壁に対向し且つ車両天井部の天井面に当接する当接部が設けられている形態を挙げることができる。この場合、格納位置のサンバイザと車両天井部との間には当接部、立壁、サンバイザの車室外側の表面、及び車両天井部の天井面によって仕切られた仕切空間が形成される(例えば、図3等参照)。なお、上記「近傍」としては、例えば、サンバイザの後方端縁から前方に0〜30mm(好ましくは15〜25mm)の範囲内である形態を挙げることができる。
上述のように当接部を有する形態において、上記(1)形態では、例えば、上記通気路の入口及び出口は、サンバイザの後方端縁の近傍であって当接部より後方端縁寄り側に開口していることができる。これにより、通気路の長さをより短くすることができる。また、上記(2)(3)形態では、例えば、上記通気路の入口は当接部の立壁と対向する部位に開口していることができる。これにより、通気口から吹き出される空調風を仕切空間を介して通気路に円滑に導くことができる。
以下、図面を用いて実施例1〜3により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例1〜3では、図1及び図2に示すように、車両の運転席側及び助手席側のそれぞれに設けられた車両天井構造1,21,31は略同じ構成であるため、運転席側の車両天井構造1,21,31についてのみ詳説する。
<実施例1>
(1)車両天井構造の構成
本実施例1に係る車両天井構造1は、図3に示すように、車両天井部2に自在継手4(図2及び図5参照)により取り付けられ、車両天井部2に格納される格納位置Aと車室内側に引き出される引出位置Bとの間で回動可能に支持されたサンバイザ3を備えている。このサンバイザ3は、表皮層(図示省略)を有する殻状のサンバイザ本体3aを有している。また、このサンバイザ3は、その平面形状が略矩形状とされており(図5参照)、その長尺方向の長さが約350mmとされ、その短尺方向の長さが約150mmとされ、その厚さが約25mmとされている。なお、車両天井部2の車室外側には、金属製のルーフパネル5及びルーフリンフォース6が配置されている。また、車両天井部2の前方側にはフロントガラスFが配置されている。
上記サンバイザ3の一方の表面側の略中央部には外枠7が取り付けられている。この外枠7とサンバイザ本体3aとの間にはバニティミラー9(本発明に係る「機能部品」として例示する。)が挟持されている。また、外枠7には、板状のスライド蓋10がサンバイザ3の左右方向にスライド自在に支持されている。そして、このスライド蓋10のスライドによって、スライド蓋10でミラー表面が覆われた状態と露出された状態とに切り替え可能とされている。
上記車両天井部2の車室内側には、図3及び図4に示すように、格納位置Aに位置するサンバイザ3の後方端縁と接触する立壁11が設けられている。この立壁11には、引出位置Bのサンバイザ3の表面に指向する正面形状が略矩形状の通気口12が形成されている。この通気口12は、その長尺方向の長さが約200mmとされ、その短尺方向の長さが約10mmとされている。また、立壁11には、通気口12を覆うように格子状の通気グリル16が取り付けられている。さらに、上記車両天井部2の車室外側には、その一端側が周知の車両空調装置13に連なり且つその他端側が通気口12に連なる通気ダクト14が設けられている。なお、上記車両天井部2には、立壁11の側方であり且つ車両の中央部にオーバーヘッドコンソール19が配置されている(図1、図2及び図4参照)。
上記サンバイザ3には、図3に示すように、サンバイザ3が格納位置Aに位置するときに通気口12から吹き出される空調風Wを車室内側に導く通気路15(本発明に係る「通気部」として例示する。)が形成されている。この通気路15は、サンバイザ3の後方端縁の近傍に配置され、サンバイザ3の厚さ方向に延びている。したがって、通気路15は、バニティミラー9を迂回するようにサンバイザ3に配置されている。また、この通気路15は、サンバイザ3の後方端縁の近傍に開口する入口15a及び出口15bを有している。これら入口15a及び出口15bは、サンバイザ3の左右方向に延びる長孔状に形成されている(図5参照)。また、通気路15の出口15bは、入口15aより車両の後方側に配置されており、車両の後方斜め下に向かって指向している。
また、上記サンバイザ3の後方端縁の近傍には、このサンバイザ3が格納位置Aに位置するときに、立壁11に対向し且つ車両天井部2の天井面に当接する当接部17が設けられている。この当接部17は、通気路15の入口15aの後方端縁側を除く周囲側を囲むように平面形状が略U字状とされている(図5参照)。また、この当接部17は、その縦断面形状が車両天井部に向かって膨出した凸状とされている。そして、格納位置Aのサンバイザ3と車両天井部2との間には、当接部17、立壁11、サンバイザ3の車室外側の表面、及び車両天井部2の天井面によって仕切られた仕切空間18が形成されている。この仕切空間18には、通気口12及び通気路15の入口15aが連絡されている。
(2)車両天井構造の作用
次に、上記構成の車両天井構造1の作用について説明する。
空調装置13を作動させた状態で、図3中に実線で示すように、サンバイザ3を格納位置Aに位置させると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風W(図3中に破線で示す。)は、仕切空間18内で当接部17に当たってからサンバイザ3の通気路15を通って乗員Hに付与される。一方、格納位置Aのサンバイザ3の通気路15の出口15bに指先を差し込んでサンバイザ3を回動させて、図3中に仮想線で示すように、サンバイザ3を引出位置Bに位置させる。すると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風Wは、引出位置Bのサンバイザの表面で反射され、その反射された空調風W(図3中に仮想線で示す。)が乗員Hに付与される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例1の車両天井構造1では、サンバイザ3に、サンバイザ3が格納位置Aに位置するときに通気口12からの空調風Wを車室内側に導く通気路15を設けたので、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風Wは、サンバイザ3が格納位置Aに位置するときには通気路15を介して乗員Hに対して付与される一方、サンバイザ3が引出位置Bに位置するときには引出位置Bのサンバイザ3の表面で反射され、その反射された空調風Wが乗員Hに対して付与される。また、車両天井部2の立壁11に通気口12を形成したので、通気口12が乗員Hの視界に入り難い。したがって、車両天井部2の天井面の意匠性を損なうことなく、サンバイザ3の格納及び使用のどちらの状態においても車両天井部2から空調風Wを乗員Hに対して付与することができる。
また、本実施例1では、通気路15を、バニティミラー9を迂回するようにサンバイザ3に配置したので、通気ダクト14及び通気路15を含む通気経路を簡易な構成にできると共に、通気経路を流れる空調風Wの弊害物を減少して空調ロスを低減することができる。そのため、車両天井部2から空調風Wを乗員Hに対してより効果的に付与することができる。また、従来のようにバニティミラーの周囲に隙間を設ける必要がないため、サンバイザ3の見栄えの低下を抑制することができる。さらに、バニティミラー9が空調風に晒されないため、バニティミラー9の形状、大きさ等を変更する必要がない。特に、サンバイザ3にバニティミラー9の替わりに又は加えて照明装置等の電気部品(機能部品)を備える場合であっても、電気部品の形状、大きさ等を変更する必要がない。
また、本実施例1では、通気路15を、サンバイザ3の後方端縁の近傍に配置し、サンバイザ3の後方端縁の近傍に開口する入口15a及び出口15bを有して構成したので、通気路15の長さを必要最小限として通気路15を流れる空調風Wの空調ロスをより低減できる。また、通気路15から乗員Hに対して集中的に空調風Wを付与することができる。
また、本実施例1では、通気路15の出口15bを、サンバイザ3の左右方向に延びる長孔状に形成したので、乗員Hに対してより集中的に空調風Wを付与することができる。また、通気路15をサンバイザ3を回動操作する際の取っ手として兼用することができる。
また、本実施例1では、サンバイザ3の後方端縁の近傍に、サンバイザ3が格納位置Aに位置するときに、立壁11に対向し且つ車両天井部2の天井面に当接する当接部17を設けたので、格納位置Aのサンバイザ3と車両天井部2との間には当接部17、立壁11、サンバイザ3の車室外側の表面、及び車両天井部2の天井面によって仕切られた仕切空間18が形成され、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風Wは、仕切空間18及び通気路15を介して乗員Hに対して空調風Wが付与される。これにより、空調風Wが通気経路以外から漏れてしまうことを抑制でき、空調風Wをより効果的に乗員Hに対して付与することができる。
さらに、本実施例1では、格納位置Aのサンバイザ3の後方端縁と立壁11とを接触させるようにしたので、車両天井部2の天井面の面一感、統一感等をより高めることができる。
<実施例2>
(1)車両天井構造の構成
次に、実施例2に係る車両天井構造について説明する。なお、本実施例2において、上記実施例1の車両天井構造1と同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略し、以下に相違点について詳説する。
本実施例2に係る車両天井構造21は、図6及び図7に示すように、格納位置Aと引出位置Bとの間で回動可能に支持されたサンバイザ23を備えている。このサンバイザ23には、格納位置Aに位置するサンバイザ23のバニティミラー9の車室内側にカバー状の通気路形成部材24が配置されている。この通気路形成部材24とサンバイザ本体23aとの間に、サンバイザ23が格納位置Aに位置するときに通気口12から吹き出される空調風Wを車室内側に導く通気路25(本発明に係る「通気部」として例示する。)が形成されている。また、サンバイザ3の後方端縁の近傍であり当接部17の立壁11と対向する部位に開口ベゼル26が取り付けられている。この開口ベゼル26により後述する通気路25の入口が形成されている。
上記通気路25は、格納位置Aに位置するサンバイザ23のバニティミラー9の車室内側に配置され、格納位置Aに位置するサンバイザ23の前後方向に延びている。したがって、通気路25は、バニティミラー9を迂回するようにサンバイザ23に配置されている。また、この通気路25は、サンバイザ23の後方端縁の近傍であり当接部17の立壁11と対向する部位に開口する入口25aを有している。この入口25aは、サンバイザ23の左右方向に延びる長孔状に形成されている。また、この通気路25は、格納位置Aに位置するサンバイザ23の車室内側の表面に開口する丸孔状の複数の出口25bを有している。これら複数の出口25bは、各出口25bの孔径が約1.5mmとされ、隣接する出口25bのピッチ間隔が約2mmとされ、サンバイザ23の全表面のうちの約40%の面域にわたって設けられている。
なお、上記サンバイザ23の後方端縁の近傍には、サンバイザ23を回動操作する際の取っ手となる操作用孔27が形成されている。また、サンバイザ23には、操作用孔27の開口を塞ぐように弾性材(例えば、ゴム、樹脂等)からなる板状の弁体28の一端部が取り付けられている。この弁体28は、操作用孔27に差し込まれる指先により弾性変形される一方、通常時には操作用孔27を塞いで空調風Wを流通させないようになっている。
(2)車両天井構造の作用
次に、上記構成の車両天井構造21の作用について説明する。
空調装置13を作動させた状態で、図6中に実線で示すように、サンバイザ23を格納位置Aに位置させると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風W(図6中に破線で示す。)は、仕切空間18及び通気路25を通って複数の出口25bから乗員Hに付与される。一方、格納位置Aのサンバイザ23の操作用孔27に指先を差し込んでサンバイザ23を回動させて、図6中に仮想線で示すように、サンバイザ23を引出位置Bに位置させる。すると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風Wは、引出位置Bのサンバイザ23の表面で反射され、その反射された空調風W(図6中に仮想線で示す。)が乗員Hに付与される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例2の車両天井構造21によると、上記実施例1の車両天井構造1と略同じ作用・効果を発揮し得ることに加えて、通気路25を、格納位置Aに位置するサンバイザ23のバニティミラー9の車室内側に配置し、サンバイザ23の後方端縁の近傍に開口する入口25aと、格納位置Aに位置するサンバイザ23の車室内側の表面に開口する複数の出口25bと、を有して構成したので、通気路25を介して乗員Hに対して比較的広範囲にじんわりと空調風Wを付与することができる。特に、本実施例2では、通気路25の複数の出口25bを、丸孔状に形成し、各出口25bの孔径を約1.5mmとし、隣接する出口25bのピッチ間隔を約2mmとし、サンバイザ23の全表面のうちの約40%の面域にわたって設けたので、乗員Hに対してより広範囲にじんわりと空調風Wを付与することができる。
さらに、本実施例2では、通気路25の入口25aを、サンバイザ23の当接部17の立壁11と対向する部位に開口させたので、通気口12から吹き出される空調風Wを仕切空間18を介して通気路25に円滑に導くことができる。
<実施例3>
(1)車両天井構造の構成
次に、実施例3に係る車両天井構造について説明する。なお、本実施例3において、上記実施例1の車両天井構造1と同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略し、以下に相違点について詳説する。
本実施例3に係る車両天井構造31は、図8及び図9に示すように、格納位置Aと引出位置Bとの間で回動可能に支持されたサンバイザ33を備えている。このサンバイザ33には、格納位置Aに位置するサンバイザ33のバニティミラー9の車室内側にカバー状の通気路形成部材34が配置されている。この通気路形成部材34とサンバイザ本体33aとの間に、サンバイザ33が格納位置Aに位置するときに通気口12から吹き出された空調風Wを車室内側に導く通気路35(本発明に係る「通気部」として例示する。)が形成されている。また、サンバイザ33の後方端縁の近傍であり当接部17の立壁11と対向する部位に開口ベゼル36が取り付けられている。この開口ベゼル36により後述する通気路35の入口が形成されている。
上記通気路35は、格納位置Aに位置するサンバイザ33のバニティミラー9の車室内側に配置され、格納位置Aに位置するサンバイザ33の前後方向に延びている。したがって、通気路35は、バニティミラー9を迂回するようにサンバイザ33に配置されている。また、この通気路35は、サンバイザ33の後方端縁の近傍であり当接部17の立壁11と対向する部位に開口する入口35aを有している。この入口35aは、サンバイザ33の左右方向に延びる長孔状に形成されている。また、この通気路35は、サンバイザ33の前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスFに指向する出口35bを有している。この出口35bは、サンバイザ33の左右方向に延びる長孔状に形成されている。
なお、上記サンバイザ33の後方端縁の近傍には、サンバイザ33を回動操作する際の取っ手となる操作用孔37が形成されている。また、サンバイザ33には、操作用孔37の開口を塞ぐように弾性材(例えば、ゴム、樹脂等)からなる板状の弁体38の一端部が取り付けられている。この弁体38は、操作用孔37に差し込まれる指先により弾性変形される一方、通常時には操作用孔37を塞いで空調風Wを流通させないようになっている。
(2)車両天井構造の作用
次に、上記構成の車両天井構造31の作用について説明する。
空調装置13を作動させた状態で、図8中に実線で示すように、サンバイザ33を格納位置Aに位置させると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風W(図8中に破線で示す。)は、仕切空間18及び通気路35を通って出口35bからフロントガラスFに付与され、このフロントガラスFの表面で反射された空調風Wが乗員Hに付与される。一方、格納位置Aのサンバイザ33の操作用孔37に指先を差し込んでサンバイザ33を回動させて、図8中に仮想線で示すように、サンバイザ33を引出位置Bに位置させる。すると、通気ダクト14を介して通気口12から吹き出される空調風Wは、引出位置Bのサンバイザ33の表面で反射され、その反射された空調風W(図8中に仮想線で示す。)が乗員Hに付与される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例3の車両天井構造31によると、上記実施例1の車両天井構造1と略同じ作用・効果を発揮し得ることに加えて、通気路35を、格納位置Aに位置するサンバイザ33のバニティミラー9の車室内側に配置し、サンバイザ33の後方端縁の近傍に開口する入口35aと、サンバイザ33の前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスFに指向する出口35bと、を有して構成したので、通気路35を介してフロントガラスFに空調風Wを付与することができ、フロントガラスFの曇り防止効果を図ることができる。特に、本実施例3では、通気路35の出口35bを、サンバイザ33の左右方向に延びる長孔状に形成したので、フロントガラスFに対してより集中的に空調風Wを付与することができる。
さらに、本実施例3では、通気路35の入口35aを、サンバイザ33の当接部17の立壁11と対向する部位に開口させたので、通気口35から吹き出される空調風Wを仕切空間18を介して通気路35に円滑に導くことができる。
なお、本発明においては、上記実施例1〜3に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例1〜3では、サンバイザ3,23,33に通気路15,25,35を形成し、この通気路15,25,35を介して通気口12から吹き出される空調風Wを乗員Hに付与するようにしたが、これに限定されず、例えば、図10に示すように、立壁11と格納位置Aに位置するサンバイザ40の後方端縁とを所定間隔(例えば、10mm)をもって対向させ、その対向空間41を介して通気口12から吹き出される空調風W(図10中に破線で示す。)を乗員Hに付与するようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3の通気路15,25,35の2以上を組み合わせて使用することもできる。例えば、図11に示すように、格納位置Aに位置するサンバイザ42のバニティミラー9の車室内側に通気路43を配置し、この通気路43を、サンバイザ42の後方端縁の近傍に開口する入口43aと、格納位置Aに位置するサンバイザ42の車室内側の表面に開口する複数の出口42bと、サンバイザ42の前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスFに指向する出口42cとを有して構成するようにしてもよい。なお、上記実施例1〜3の通気路15,25,35の2以上を組み合わせた場合、2以上の通気路15,25,35の入口又は出口を選択的に開閉する開閉機構を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、通気路15,25,35の入口15a,25a,35aを、サンバイザ3,23,33の左右方向に延びる1つの長孔により構成したが、これに限定されず、例えば、通気路15,25,35の入口15a,25a,35aを、サンバイザの左右方向に沿って並設される複数の孔により構成するようにしてもよい。また、上記実施例1及び3では、通気路15,35の出口15b,35bを、サンバイザの左右方向に延びる1つの長孔により構成したが、これに限定されず、例えば、通気路15,35の出口15b,35bを、サンバイザの左右方向に沿って並設される複数の孔により構成するようにしてもよい。
さらに、上記実施例1〜3では、手動により回動操作されるサンバイザ3,23,33を例示したが、これに限定されず、例えば、モータ、シリンダ等の駆動手段により回動操作される電動式のサンバイザとしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両天井構造に関する技術として広く利用される。
1,21,31;車両天井構造、2;車両天井部、3,23,33;サンバイザ、9;バニティミラー、11;立壁、12;通気口、13;空調装置、14;通気ダクト、15,25,35;通気路、15a,25a,35a;通気路の入口、15b,25b,35b;通気路の出口、17;当接部、A;格納位置、B;引出位置。

Claims (6)

  1. 車両天井部に格納される格納位置と車室内側に引き出される引出位置との間で回動可能に支持されたサンバイザを備える車両天井構造であって、
    前記車両天井部の車室内側には、前記格納位置に位置する前記サンバイザの後方端縁と接触又は対向し且つ通気口が形成された立壁が設けられており、前記車両天井部の車室外側には、その一端側が空調装置に連なり且つその他端側が該通気口に連なる通気ダクトが設けられており、
    前記サンバイザには、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに前記通気口からの空調風を車室内側に導く通気部が設けられていることを特徴とする車両天井構造。
  2. 前記通気部は、前記サンバイザに設けられた機能部品を迂回するように該サンバイザに配置されている請求項1記載の車両天井構造。
  3. 前記通気部は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口及び出口を有している請求項2記載の車両天井構造。
  4. 前記通気部は、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記格納位置に位置する前記サンバイザの車室内側の表面に開口する複数の出口と、を有している請求項2記載の車両天井構造。
  5. 前記通気部は、前記格納位置に位置する前記サンバイザの前記機能部品の車室内側に配置された通気路であり、該通気路は、前記サンバイザの後方端縁の近傍に開口する入口と、前記サンバイザの前方端縁の近傍に開口し且つフロントガラスに指向する出口と、を有している請求項2記載の車両天井構造。
  6. 前記サンバイザの後方端縁の近傍には、該サンバイザが前記格納位置に位置するときに、前記立壁に対向し且つ前記車両天井部の天井面に当接する当接部が設けられている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両天井構造。
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