JP2010268907A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機において、係員の手間の軽減と遊技者の待ち時間の短縮を達成する。
【解決手段】ホッパータンク34内のメダル33とホッパー装置30の総重量が第1閾値以上になると、アーム45によりホッパー装置30がサイドタンク32側へ傾けられ、ホッパータンク34内にある程度の量を残してメダル33がサイドタンク32内へ移動される。サイドタンク32とこの中に貯留されたメダル33との総重量がサイドタンク側閾値以上になると、エラー状態となってメッセージがLCD18に点滅表示され、スピーカ51から警告音が発せられる。係員は、スロットマシン10の前面扉を開けてサイドタンク32を位置決め部材52から引き抜き、リセットボタンを押してエラー状態を解除する。サイドタンク32内の全てのメダル33を別の容器に移し、空状態のサイドタンク32を位置決め部材52にセットし、前面扉を閉じれば、直ちに遊技を再開することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばスロットマシンのようにメダルやコインを投入して遊技を行なう遊技機に関するものである。
スロットマシンは、遊技者がメダル投入口からメダルを投入して遊技を開始し、入賞が得られたときにはその入賞の種類に応じた枚数のメダルを得ることができる。メダルの払い出しはスロットマシンの筐体内部に設けられたホッパー装置によって行なわれる。ホッパー装置には払い出しに充当するメダルを蓄えておくホッパータンクが設けられているが、ホッパータンクを大型化して大量のメダルを貯留できるようにすると、ホッパー装置のメダル払い出し機構部に過大な荷重が加わってメダルの払い出しに支障が出るおそれがある。このため、ホッパータンクの容積はメダル払い出し機能の信頼性が確保できるように決められている。このホッパータンクには遊技者が投入したメダルを送り込んで払い出しに充当するようにしているので、係員がホッパータンクにメダルを補給する作業を減らすことができる。
スロットマシンの入賞の中には、ビッグボーナスのように短時間で多くのメダルの払い出しが受けられるものもあるため、ホッパータンク内には予めある程度の量のメダルを用意しておくのが通常である。ところが、長く遊技を行なっているのにメダルの払い出し量がわずかであると、遊技者が投入したメダルがホッパータンク内で増えすぎてホッパータンクから溢れ、ホッパー装置の周囲に散乱してその取り扱いが面倒になる。こうした不都合は、ホッパー装置に隣接させてサイドタンクを設け、ホッパータンクから溢れたメダルをサイドタンクで貯留し(特許文献1)、さらには前記サイドタンクを設けるだけでなくスロットマシン筐体に隣接してメダルサンド(メダル貸し出し機)を設置するとともに専用の振り分け通路を設け、ホッパータンクから溢れたメダルを振り分け通路を介してサイドタンクとメダルサンド側のタンクの双方に適宜に振り分けて送り込む(特許文献2)手法などで解決することができる。
遊技が継続して行なわれている間にサイドタンクが満杯になると、サイドタンクから溢れたメダルがその周囲に散乱して同様の問題が生じる。そこで、サイドタンクにメダルの貯留量を監視するセンサを設けておき、サイドタンクが満杯になったときには係員にメダルの回収を報知することが行なわれている。また、特許文献1記載のスロットマシンでは遊技者が投入したメダルの枚数やホッパータンク内のメダルの貯留量をもそれぞれセンサで併せて監視し、不正が行なわれたか否かの判定に利用したり、特許文献2記載のスロットマシンではホッパータンク内及びメダルサンド側のタンク内のメダルの貯留量をセンサで監視し、振り分け通路を自動的に切り替えたり、さらには特許文献3記載のスロットマシンのように、ホッパータンク内のメダルの貯留量を監視してビッグボーナスに対応できるか否かをチェックできるようにしたものも知られている。
特開2006−167137号公報 特開2007−159835号公報 特開2007−181605号公報
上記スロットマシンのように、ホッパータンク内やサイドタンク内のメダルの貯留量をセンサで監視しておけばメダルの補給作業や回収作業が効率化され、これらの作業のために遊技者に遊技の中断を強いる回数を必要最小限に減らすことができるようになる。ところで、サイドタンクが満杯状態であるときにはホッパータンクも満杯になっているから、係員がサイドタンクからメダルを回収する際に、ホッパータンクからも余分な量のメダルを回収しておきたいことが多い。
ところが、サイドタンクの方は遊技者の筐体内部から引き出して簡単にメダルを回収できるのに対し、ホッパータンクの方はホッパー装置の払い出し機構部に連結され簡単に引き出すことができない。また、ホッパー装置の周囲には他の構造物が隣接しているため、ホッパータンクからメダルを回収しようとしてもスペース的な余裕がなく、作業に手間取って遊技者の待ち時間を長くする原因になっている。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、係員の手間を軽減し、遊技者の待ち時間を短縮できる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、メダル投入口から投入されたメダルを貯留するホッパータンクを備え、前記ホッパータンク内のメダルをゲームの賞として排出するホッパー装置と、このホッパー装置に隣接して設けられ、前記ホッパータンクから溢れ出たメダルを受け入れて貯留するサイドタンクとを備えた遊技機において、前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が所定の第1レベルに達したことを検知する第1センサと、前記ホッパータンクを、前記メダル投入口からのメダルを貯留するメダル貯留位置と、前記サイドタンク側へ傾けてホッパータンク内のメダルをサイドタンク内に移動させるメダル移動位置との間で変位させるタンク変位手段と、前記第1センサによってホッパータンク内のメダルの貯留量が前記第1レベルに達したことが検知されたとき、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させる制御部と、前記サイドタンク内のメダルの貯留量が、所定の回収レベルに達したことを検知する回収レベルセンサと、この回収レベルセンサによって、前記サイドタンク内のメダルの貯留量が前記回収レベルに達したことが検知されたことを報知する報知手段とを設けたことを特徴とする。
前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が、前記第1レベルよりも多い所定の第2レベルに達したことを検知する第2センサを設け、前記制御部は、メダルが回収された後のサイドタンクがホッパー装置に隣接した所定位置にセットされてからホッパータンク内のメダルの貯留量が初めて第1レベルに達したことが第1センサによって検知されたときには前記タンク変位手段を駆動せず、この後、ホッパータンク内のメダルの貯留量が第2レベルに達したことが第2センサによって検知されたときに、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させることが好ましい。
メダルが回収された後のサイドタンクがホッパー装置に隣接した所定位置にセットされてからの経過時間を計測するタイマー、又は前記サイドタンクがホッパー装置に隣接した所定位置にセットされてから実施されたゲーム数を計測するカウンタを設け、前記制御部は、前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が第1レベルに達したことが第1センサによって検知され、かつ、前記タイマーによって計測された経過時間が所定時間以上となるか、又は前記カウンタによって計測されたゲーム数が所定のゲーム数以上となった場合、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、ホッパータンク内のメダルの貯留量が所定の第1レベルに達したことが検知されたとき、ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させてメダルをホッパータンクからサイドタンクに移動させ、サイドタンク内のメダルの貯留量が所定の回収レベルに達したことが検知された際に、このことを報知するので、係員がホッパータンクからメダルを回収する手間を軽減でき、遊技者の待ち時間を短縮できる。
本発明の第1実施形態であるスロットマシンの外観を示す斜視図である。 ホッパー装置及びサイドタンクの構成を示す斜視図である。 メダル貯留位置のホッパー装置とサイドタンクの様子(A)、メダル移動位置のホッパー装置とサイドタンクの様子(B)を示す説明図である。 スロットマシンの主なシーケンスを示すフローチャートである。 タイマーとカウンタを設けた第2実施形態の主な構成を示す説明図である。 第2実施形態の主なシーケンスを示すフローチャートである。 ホッパータンクのみをメダル貯留位置(A)とメダル移動位置(B)との間で傾ける本発明の第3実施形態を示す説明図である。 ワイヤーを用いてホッパータンクをメダル貯留位置(A)とメダル移動位置(B)との間で傾ける本発明の第4実施形態を示す説明図である。
本発明の第1実施形態のスロットマシンの外観を示す図1において、スロットマシン10は、リールユニットや電源装置等を備えた筐体11と、この筐体11下部の前面に回動自在に設けられる前面扉12とから構成される。筐体11上部の前面には表示窓14が設けられ、表示窓14の奥に第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが回転自在に組み込まれている。周知のように、これら第1〜第3リール15a〜15cの外周には様々な絵柄が一定ピッチで配列され、第1〜第3リール15a〜15cが停止した状態では、対応する表示窓14を通して1リール当たり3個の絵柄が観察されるようになっている。
表示窓14の側方にはLCD(液晶ディスプレイ)18が配置されている。このLCD18は、ゲーム時に演出用の画像や動画を表示させることによる演出等を行うために設けられている。
表示窓14及びLCD18の下方には操作パネル19が設けられている。この操作パネル19には、MAXベットボタン20、1ベットボタン21の他に、ストップボタン22〜24、スタートレバー25、ペイアウトボタン26等の各種の操作ボタンが設けられている。操作パネル19の横にはメダル投入口27が設けられている。なお、これら操作ボタンやスタートレバー25の機能については周知であるため、詳細については省略する。
図2に示すように、前面扉12を開けると、筐体11内部の下方部には、ホッパー装置30と、ホッパー装置30をその上に載置するダンプ台31と、ホッパー装置30の側方に隣接して配置されたサイドタンク32とが設けられている。
ホッパー装置30は、遊技の実行によりメダル投入口27から投入されたメダル33を、上部に設けられた開口部34aから受け入れて貯留するホッパータンク34と、メダル33の搬出機構を有する払出装置35とから構成されている。ホッパータンク34は、樹脂製の容器であり、払出装置35の上部に着脱自在に取り付けられている。
ホッパータンク34のサイドタンク32側に面した開口部34aの一部には、ホッパータンク34から溢れたメダル33をサイドタンク32内に落下させる切欠き34bと樋状部34cとが設けられている。払出装置35の側部に設けられた細長い矩形状をした開口35aから送り出されたメダル33は、メダル通路36及びメダル払い出し口37を経てメダル受皿38に払い出される。
サイドタンク32は、樹脂製の容器であり、上部に開口部32aが形成され、ホッパータンク34の樋状部34cから排出されて落下してくるメダル33が開口部32aから中に入るようになっている。サイドタンク32の前面には、内部に貯留されたメダル33を回収するためにサイドタンク32を引き出す際、手を掛ける取手部32bが設けられている。
ダンプ台31には、図3(A)に示すように、ホッパータンク34に貯留されたメダル33とホッパー装置30とを合計した総重量(以下、ホッパー装置側総重量という)を測定する重量センサ40(第1,第2センサ)が設けられている。また、ダンプ台31には、ホッパー装置30を、メダル投入口27から投入されたメダル33を開口部34aから受け入れて貯留するメダル貯留位置と、サイドタンク32側へ傾けてホッパータンク34に貯留されたメダル33をサイドタンク32に移動させるメダル移動位置との間で変位させるダンプ装置41(タンク変位手段)が設けられている。
重量センサ40は、例えば周知のロードセルからなり、重量の変化に伴う起歪体の歪みを電圧変化として取り出し、ホッパー装置側総重量を測定する。ホッパー装置30自体の重量は一定であるから、ホッパータンク34内のメダル33の貯留量に応じて、重量センサ40で測定されるホッパー装置側総重量が変化する。重量センサ40から出力されたホッパー装置側総重量の計測データは、CPU等から構成される制御部42に入力される。なお、後述するサイドタンク側の重量センサ50も同様である。
ホッパータンク34内のメダル33の貯留量が、ホッパータンク34の容積の90%(第1レベル)に達したときのホッパー装置側総重量の計測データを第1閾値αとし、ホッパータンク34の容積の95%(第2レベル)に達したときのホッパー装置側総重量の計測データを第2閾値βとする。重量センサ40から出力される計測データが、第1閾値α以上又は第2閾値βになったとき、制御部42はダンプ装置41を駆動する。
ホッパータンク34内のメダル33の貯留量について、具体例を示す。例えば、メダル33の貯留量は、ホッパータンク34の容積の100%では約2000枚であり、90%(第1レベル)では約1800枚、95%(第2レベル)では約1900枚である。また、ホッパー装置30をメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させたときにホッパータンク34内に残すメダル33の貯留量は、例えばホッパータンク34の容積の85%で、約1700枚である。
ホッパータンク34内に残すメダル33の量を約1700枚(85%)としたのは、BB(ビッグボーナス)が当選・入賞した場合に、BBモードによって例えば450枚のメダル33の払い出しが行なわれ、さらにその後にART(アシストリプレイタイム)モード等が行なわれる場合には、合計1000枚を超える払い出しが行なわれることがあり、サイドタンク32へのメダル33移動が行なわれた後、ホッパーエンプティエラーが出やすくなるのを防ぐためである。
BBモードは、通常モードよりもペイアウト率(ベットされたメダル1枚当たりに対して払い出されるメダルの割合)が高くされており、大量のメダルを獲得できる。BBモードは、予め設定された終了条件(所定枚数のメダル獲得、所定回数の遊技実行など)を満たすと終了し、BBモードの終了後はARTモードへと移行される。
ARTモードは、リプレイの当選確率が高く設定されるとともに、所定の小役が当選した際に、この小役の種類をLCD18に表示して報知するモードである。このため、ARTモードでは、メダルの消費量を抑えながら遊技を行えるだけでなく、所定の小役の取りこぼしを防止してメダルを効率よく増加させることができる。ARTモードは、所定回数の遊技が行われると終了し、この後、通常モードへと移行される。
ダンプ装置41は、駆動モータ43,ギヤ列44,及びアーム45からなり、駆動モータ43が駆動すると、ギヤ列44を介してアーム45が軸部46を中心に回動し、アーム45の先端部に設けられたローラ47がホッパー装置30の底を押圧し、ホッパー装置30を上方へ押し上げる。
ホッパー装置30とダンプ台31とは、軸48を中心に回動自在に連結されており、ローラ47がホッパー装置30の底を押し上げると、同図(B)に示すように、ホッパー装置30が軸48を中心に回動してサイドタンク32側へ傾く。これにより、ホッパータンク34に貯留されていたメダル33が、ある程度の量をホッパータンク34内に残して、サイドタンク32内に落下(移動)して貯留される。
サイドタンク32が載置される床部49には、重量センサ50(回収レベルセンサ)が配置されている。重量センサ50は、サイドタンク32と、この中に貯留されるメダル33との総重量(以下、サイドタンク側総重量という)を計測し、この計測データを制御部42に入力する。サイドタンク32内のメダル33の貯留量が、回収されるべき量であるサイドタンク32の容積の78%(回収レベル)に達したときのサイドタンク側総重量の計測データをサイドタンク側閾値γとする。
サイドタンク32内のメダル33の貯留量について、具体例を示す。例えば、メダル33の貯留量は、サイドタンク32の容積の100%では約500枚であり、回収レベルである78%では約390枚である。
制御部42は、サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上になったとき、サイドタンク32内のメダル33の貯留量が回収レベルに達したと判断し、エラー状態とする。このエラー状態では、払出装置35の動作を停止させるとともに、メダル33のベットを不可能とし、遊技を中止する。
更に、制御部42は、エラー状態である旨のメッセージをLCD18に点滅表示するとともに、スピーカ51から警告音を発生する。また、各スロットマシンを遊技店内に設けられた集中管理室に繋げ、各スロットマシン毎に設けられたランプやブザーを作動させるようにしてもよい。
床部49には、サイドタンク32を所定位置に設置するための位置決め部材52が固定されている。位置決め部材52は、サイドタンク32の両側面及び背面の輪郭に沿うように形成されている。
遊技店の係員は、前面扉12を開けてサイドタンク32を位置決め部材52から引き抜いてから、リセットボタン(図示せず)を押す(リセット操作)ことによりエラー状態を解除し、LCD18のメッセージ表示やスピーカ51の警告音を停止する。係員は、サイドタンク32内に貯留された全てのメダル33を別のタンクに移し替えて(回収)、サイドタンク32を元の位置にセットする。
このように構成されたスロットマシン10の作用について、図4のフローチャートに従って説明する。ホッパー装置30は、通常のメダル貯留位置にセットされ、サイドタンク32は、位置決め部材52にセットされている。スロットマシン10に電源が投入されると、重量センサ40,50からの各計測データは、一定時間(例えば1分)毎に制御部42に入力され、ホッパー装置側総重量、サイドタンク側総重量が、それぞれ常に監視されている。
ホッパータンク34内のメダル33の量がホッパータンク34の容積の90%近くになってくると、切欠き34b及び樋状部34cを通ってメダル33が少しずつサイドタンク32の中に落下するため、ホッパータンク34内のメダル33の量がすぐにホッパータンク34の容積の90%に達することはない。
しかしながら、大当たり等が暫く発生しない場合、メダル投入口27から投入されるメダル33の量よりも払出装置によって払いだされるメダル33の量の方が少ないので、ホッパータンク34へのメダル33の補給量が過多となる。このため、やがてホッパータンク34内のメダル33の量がホッパータンク34の容積の90%に達して、ホッパー装置側総重量が第1閾値α以上となる(st1)。
制御部42は、ホッパー装置側総重量が第1閾値α以上となった場合が、前回のエラー状態解除から初めてか否かの確認を行なう(st2)。初めての場合、サイドタンク32内に貯留されていたメダルの全てが回収されて空状態のサイドタンク32がセットされてから間がないので、ホッパータンク34内のメダル33をサイドタンク32内へ移動させても、その1回でサイドタンク32内に貯留されるメダル33の量がサイドタンク32の容積の90%に達するおそれはない。また、頻繁にダンプ装置41を駆動すると、多大な電力を消費するとともに、その間、制御部42がビジー状態となって、ゲームのレスポンス等に影響が出やすくなるので、ダンプ装置41の駆動は少ない方がよい。
そこで、エラー状態が解除されてから初めてホッパー装置側総重量が第1閾値α以上になった場合、制御部42はダンプ装置41を駆動しない。そして、ホッパー装置側総重量が第1閾値αよりも大きな第2閾値β以上になった時点で(st3)、制御部42はダンプ装置41の駆動モータ43を駆動する(st4)。アーム45が回動してホッパー装置30の底を押し上げ、ホッパー装置30をサイドタンク32側へ傾け(変位)、メダル移動位置にセットする(図3(B)参照)。
ホッパー装置30がメダル移動位置にセットされると、ホッパータンク34内に約1700枚のメダル33を残して、ホッパータンク34から約200枚(=約1900枚−約1700枚)のメダル33が、ほぼ空状態のサイドタンク32内へ移され、サイドタンク32内の貯留量は約200枚になる。この後、駆動モータ43が逆回転され、ホッパー装置30がメダル移動位置から元のメダル貯留位置に戻される。
ホッパー装置側総重量が第1閾値α以上となった場合が、前回のエラー状態解除から初めてではない場合、制御部42はダンプ装置41の駆動モータ43を駆動し(st4)、ホッパー装置30をメダル貯留位置から回動(変位)してメダル移動位置にセットする。この2回目以降の回動動作では、約100枚(=約1800枚−約1700枚)ずつのメダル33がホッパータンク34からサイドタンク32に移される。
制御部42は、サイドタンク32側の重量センサ50から入力される計測データに基づき、サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上になるか否かを監視している(st5)。3回目の回動動作で390枚以上のメダル33がサイドタンク32に貯留された場合、サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上になるから、その時点でエラー状態になり、4回目の回動動作は実施されないから、サイドタンク32からメダル33が溢れ出すことがない。
3回目の回動動作でサイドタンク32に貯留されたメダル33が390枚未満であれば、4回目の回動動作が実施されても、メダル33の貯留量は、500枚を超えないので、4回目の回動動作も実施される。ただし、この4回目の回動動作が実施されると、メダル33の貯留量が390枚を超えるので、サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上になり、エラー状態になる。制御部42は、エラー状態を報知するメッセージをLCD18に点滅表示すると同時に、スピーカ51から警告音を発する(st6)。
エラー状態になると、払出装置35の動作が停止されるとともに、メダル33のベットが不可能となり、遊技が中止される。LCD18のメッセージの点滅表示やスピーカ51からの警告音を察知した遊技店の係員は、そのスロットマシン10にところに駆けつけて、前面扉12を開けてサイドタンク32を位置決め部材52から引き抜いてから、リセット操作(st7)を行なってエラー状態を解除することにより、LCD18のメッセージ表示やスピーカ51の警告音を停止する。
なお、サイドタンク32を位置決め部材52から引き抜かなくても、リセット操作が可能な構造としてあれば、まずリセット操作を行なってエラー状態を解除することによりLCD18のメッセージ表示やスピーカ51の警告音を停止させてから、サイドタンク32を位置決め部材52から引き抜くようにしてもよい。
この後、係員は、サイドタンク32内のメダル33を別の容器に移し替えて(回収して)サイドタンク32を空にしてから、位置決め部材52にセットし直し、前面扉12を閉じれば、直ちに遊技を再開することができる。係員が前面扉12を開けてサイドタンク32を位置決め部材52から引き抜く時点で、ホッパータンク34内のメダル33の量は必要最小限の量となっているので、係員がホッパータンク34内からメダル33を取り除く必要がなく、係員の手間が軽減され、短時間で遊技を再開できる。この結果、遊技者を待たせる時間を短縮できる。また、遊技店の収益性も向上する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態との相違点のみを説明し、上記第1実施形態で説明した部材と同じものについては、同じ符号を付してその説明は省略する。第2実施形態では、第2閾値βを設定するのを止め、その代わり、図5に示すように、制御部42にタイマー53とカウンタ54とを追加している。
図6のフローチャートに示すように、サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上となった場合(st15)、制御部42は、エラー状態とし、その旨を報知するメッセージをLCD18に点滅表示すると同時に、スピーカ51から警告音を発する(st16)。リセット操作によりエラー状態が解除された(st17)直後から、タイマー53は、作動を開始し(st18)、エラー状態が解除されてから経過した時間(経過時間)を計測する。また、カウンタ54も作動を開始し(st19)、エラー状態が解除されてから実施されたゲーム数(実施ゲーム数)を計測する。
ホッパー装置側総重量が第1閾値α以上になった場合(st11)、制御部42は、エラー状態が解除されてから初めてか否かの確認を行なう(st12)。初めてでない場合は、第1実施形態と同様であるから説明を省略する。なお、ステップ(st)14〜17の各ステップは、第1実施形態のステップ(st)4〜7の各ステップにそれぞれ対応する。
エラー状態が解除(st17)されてから初めてホッパー装置側総重量が第1閾値α以上になった場合(st11,12)、エラー状態が解除されてからの経過時間が所定の閾値δ以上になるか、又はエラー状態が解除されてからの実施ゲーム数が所定の閾値ε以上になった場合(st13)、ダンプ装置41が駆動される(st14)。
これは、エラー状態解除からの経過時間が閾値δよりも少ない場合や実施ゲーム数が閾値εよりも少ない場合、ホッパータンク34内のメダル33の貯留量が少なく、かつ、サイドタンク32内のメダル33の貯留量がほぼゼロであるから、サイドタンク32内のメダル33の貯留量が回収レベルに達する(サイドタンク側総重量がサイドタンク側閾値γ以上になる)までに、何度もダンプ装置41を駆動することになり、制御部42がビジー状態になって遊技動作に影響が出たり、電力消費が大きくなるなど、マイナスな面が多くなるからである。以下のシーケンスは、第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、上記第1,2実施形態との相違点のみを説明し、上記第1,2実施形態で説明した部材と同じものについては、同じ符号を付してその説明は省略する。上記第1,2実施形態では、ホッパータンク内のメダルをサイドタンクへ移すために、ホッパー装置全体を傾けるようにしたが、本実施形態では、図7に示すように、ホッパー装置55を構成するホッパータンク56と払出装置57とを、ヒンジ58を介して回動自在に連結し、ホッパータンク56のみを回動(変位)させる。
ホッパー装置55の側面には、この側面に沿って昇降自在なコの字状をした枠部材59が設けられている。枠部材59の外面の一部には、ラックギア60を設けてあり、これにピニオンギア61が噛合している。このピニオンギア61が図示しないギアトレインを介してモータ62によって駆動されることにより、枠部材59が昇降する。
同図(A)に示す通常の状態から枠部材59が上昇すると、枠部材59の上端部によってホッパータンク56が押し上げられ、同図(B)に示すように、ホッパータンク56がヒンジ58を中心に回動(変位)してサイドタンク32側へ傾く。このとき、ホッパータンク56と払出装置57との間に隙間が生じるが、枠部材59によって覆われるので、ホッパータンク56と払出装置57との隙間からメダル33が外部へこぼれ落ちることが防止される。以下、上記第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、上記第1〜3実施形態との相違点のみを説明し、上記第1〜3実施形態で説明した部材と同じものについては、同じ符号を付してその説明を省略する。図8に示すように、本実施形態では、払出装置66の上に円筒形状の第1ホッパータンク67を固定し、更にこの上に円錐筒状の第2ホッパータンク68を設けた二重のホッパータンク構造になっている。
通常のメダル貯留位置を示す同図(A)では、第2ホッパータンク68の下方の径が小さい側が、第1ホッパータンク67の内側に入った状態になっており、第1ホッパータンク67に対して第2ホッパータンク68が自由に移動可能である。この状態では、第2ホッパータンク68の下方の外側面が、第1ホッパータンク67の開口部67aの内縁に接触しており、第1ホッパータンク67と第2ホッパータンク68との間に隙間は生じていない。第2ホッパータンク68の上部の一部には、第2ホッパータンク68の上部開口から溢れたメダル33がサイドタンク32内へ落下する切欠き68aが形成されている。
第2ホッパータンク68の上方部の一部には、一対のワイヤー71,72の各一端部が回動自在に取り付けられており、ワイヤー71,72の各他端部がリール73,74に巻き取られるようになっている。このリール73,74は、図示しないギアトレインを介して駆動モータ75,76によってそれぞれ回転駆動される。ワイヤー71,72は、常に適度な張力を保っており、弛み過ぎないようにされている。
なお、図示しないが、ワイヤー71,72と同じものが、第2ホッパータンク68の反対側にも取り付けられており、ワイヤー71,72と同じく、その各他端部がリール73,74と同軸に取り付けられたリール73,74と同様のリールに巻き取られるようになっている。そして、ワイヤー71,72と協働して、第2ホッパータンク68の傾けと戻しとを行なう。以下、説明が煩雑となるため、ワイヤー71,72のみについて説明する。
第2ホッパータンク68までメダル33が溢れ出す程度まで一杯になったとき、駆動モータ75,76が駆動され、ワイヤー71がリール73に巻き取られると同時に、ワイヤー72がリール74から弛められる。これにより、第2ホッパータンク68は、同図(B)に示すように、ワイヤー71によって引っ張られて傾けられ、その内部に貯留されていたメダル33の多くがサイドタンク32内に移し替られる。なお、第1ホッパータンク67に貯留されたメダル33は、ほぼそのまま残留される。これは、第1実施形態で説明したように、例えばBBモードやARTモードでの払い出しが可能な量のメダル33を残すためである。
この後、駆動モータ75,76が逆回転し、ワイヤー72がリール74に巻き取られると同時に、ワイヤー71がリール73から弛められる。これにより、第2ホッパータンク68は、ワイヤー72によって引っ張られ、同図(A)に示すように、元の位置に戻される。その他の説明は、上記第1実施形態と同様であるから説明を省略する。
以上説明した実施形態では、ホッパータンクやサイドタンクに貯留したメダル量を重量センサによって計測したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、一対の電極や赤外線センサ等により、電気的、又は光学的にメダルの貯留量を検知してもよい。
上記実施形態では、ホッパータンクに貯留されたメダルの量が、ホッパータンクの容積の90%に達したときの総重量の計測データを第1閾値αとし、ホッパータンクの容積の95%に達したときの総重量の計測データを第2閾値βとしたが、本発明はこれら90%や95%の数値に限定されないのは勿論である。
上記実施形態では、スロットマシンを例に挙げ説明したが、これに限ることなく、パチンコ球をメダルとして用いるパチンコ遊技機においても本発明を適用することができる。
10 スロットマシン(遊技機)
18 LCD
30,55 ホッパー装置
31 ダンプ台
32 サイドタンク
34,56 ホッパータンク
35,57,66 払出装置
40,50 重量センサ(40:第1,第2センサ、50:回収レベルセンサ)
41 ダンプ装置(タンク変位手段)
42 制御部
51 スピーカ(報知手段)
53 タイマー
54 カウンタ
59 枠部材
67 第1ホッパータンク
68 第2ホッパータンク
71,72 ワイヤー

Claims (3)

  1. メダル投入口から投入されたメダルを貯留するホッパータンクを備え、前記ホッパータンク内のメダルをゲームの賞として排出するホッパー装置と、このホッパー装置に隣接して設けられ、前記ホッパータンクから溢れ出たメダルを受け入れて貯留するサイドタンクとを備えた遊技機において、
    前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が所定の第1レベルに達したことを検知する第1センサと、
    前記ホッパータンクを、前記メダル投入口からのメダルを貯留するメダル貯留位置と、前記サイドタンク側へ傾けてホッパータンク内のメダルをサイドタンク内に移動させるメダル移動位置との間で変位させるタンク変位手段と、
    前記第1センサによってホッパータンク内のメダルの貯留量が前記第1レベルに達したことが検知されたとき、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させる制御部と、
    前記サイドタンク内のメダルの貯留量が、所定の回収レベルに達したことを検知する回収レベルセンサと、
    この回収レベルセンサによって、前記サイドタンク内のメダルの貯留量が前記回収レベルに達したことが検知されたことを報知する報知手段と
    を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が前記第1レベルよりも多い所定の第2レベルに達したことを検知する第2センサを設け、
    前記制御部は、前記サイドタンク内のメダルの貯留量が前記回収レベルに達したことが前記回収レベルセンサによって検知されたときからエラー状態とし、前記サイドタンク内のメダルが回収され、当該エラー状態が解除された後、前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が初めて第1レベルに達したことが第1センサによって検知されたときには前記タンク変位手段を駆動せず、この後、ホッパータンク内のメダルの貯留量が第2レベルに達したことが第2センサによって検知されたときに、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記サイドタンク内のメダルの貯留量が前記回収レベルに達したことが前記回収レベルセンサによって検知されたときから前記制御部によってエラー状態とされ、前記サイドタンク内のメダルが回収された後、当該エラー状態が解除されてからの経過時間を計測するタイマー、又は当該エラー状態が解除されてからの実施ゲーム数を計測するカウンタを設け、
    前記制御部は、前記ホッパータンク内のメダルの貯留量が第1レベルに達したことが第1センサによって検知され、かつ、前記タイマーによって計測された経過時間が所定時間以上となるか、又は前記カウンタによって計測された実施ゲーム数が所定のゲーム数以上となった場合、前記タンク変位手段を駆動して、前記ホッパータンクをメダル貯留位置からメダル移動位置へ変位させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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