JP2010268255A - 電子機器の電源制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコン操作可能な電子機器の待機電力を一層削減する。
【解決手段】バックアップコンデンサ24に充電された電圧をコントローラIC20とリモコン受信機35の電源電圧VDDとして用いる。そして、電子機器10の電源がオフの待機状態において、バックアップコンデンサ24に充電された電圧が所定の値まで低下した時にリレー13をオンさせて電圧生成回路によりバックアップコンデンサ24を充電し、その充電後にリレー13をオフさせる。また、電子機器10の電源がオフの待機状態において、リモコン受信機35を間欠的に動作させ、リモコン受信機35がリモコン送信機から電源オンコマンドを受けたことを検知した時に、電子機器10の電源をオンさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線や電波等を用いたワイヤレスリモコン送信機により、テレビ、ホームステレオ等の電子機器の電源オンオフ等を制御する技術に関し、特に、リモコン送信機からの電源オンコマンド待ちの状態において、リモコン受信機を含めた電子機器の消費電力を削減する技術に関する。
テレビ、ホームステレオ等のリモコン操作が可能な電子機器においては、電子機器内にリモコン受信機、コントローラが設けられている。コントローラは、リモコン受信機がリモコン送信機からのリモコン信号を受信するのを常に監視しており、リモコン信号が受信されるとこのリモコン信号を解析し、その解析結果に基づいて電子機器の電源オンオフ、チャンネル選択、音量選択等の制御を行う。
したがって、リモコン受信機及びコントローラは、電子機器の電源オンの通常動作状態では勿論のこと、電子機器が電源オフであり、電源オンコマンド待ちの待機状態においても、常に動作させておく必要があった。このため、電子機器が電源オフの待機状態において相当の待機電力が発生する。このような電子機器の待機電力はリモコン操作可能な電子機器の普及とともに、大きな問題となっている。
このような電子機器の待機電力を削減するために、リモコン受信機を間欠動作させる技術が提案されている。
特開平11−285086号公報
一般に、リモコン操作可能な電子機器においては、AC電源を整流回路、スイッチングレギュレータを介して直流電圧に変換し、これをリモコン受信機、コントローラ等の電源として供給している。したがって、リモコン受信機の動作を一時的に停止させたとしても、その停止中にもAC電源が供給されており、整流回路等において電力は消費され続けている。したがって、リモコン受信機を間欠動作させたとしても、待機電力の削減には限界があった。
そこで、本発明はリモコン操作可能な電子機器の待機電力を一層削減することを課題とする。
本発明の電子機器の電源制御システムは、リレーを介して供給される入力電源から第1の出力電圧を生成する電圧生成回路と、前記電圧生成回路によって生成された第1の出力電圧により充電されるバックアップコンデンサと、前記バックアップコンデンサに充電された電圧を電源として用い、リモコン送信機から送信されたリモコン信号を受信するリモコン受信機と、前記バックアップコンデンサに充電された電圧を電源として用いるコントローラと、を備え、前記コントローラは、電子機器の電源がオフの状態において、前記バックアップコンデンサに充電された電圧が所定の値まで低下した時に前記リレーをオンさせて前記電圧生成回路により前記バックアップコンデンサを充電し、その充電後に前記リレーをオフさせ、電子機器の電源がオフの状態において、前記リモコン受信機を間欠的に動作させ、前記リモコン受信機がリモコン送信機から電源オンコマンドを受けたことを検知した時に、電子機器の電源をオンさせることを特徴とする。
本発明によれば、リモコン操作可能な電子機器の待機電力を一層削減することができる。
本発明の実施形態による電子機器の電源制御システムの構成を示す図である。 リモコン受信機の間欠動作を説明するタイミング図である。 電圧生成回路の構成例を示す回路図である。 電子機器の電源制御動作の一例を示すフローチャートである。
図1は本発明の実施形態による電子機器の電源制御システムの構成を示す図である。電子機器10は、テレビやホームステレオ等のリモコン操作可能なものであり、入力端子11,12、リレー13、起動スイッチ14、整流回路15、電源トランスの一次側制御回路16、フォトトランジスタ17、電源トランス18、コントローラIC20、出力端子21,22、平滑コンデンサ23、バックアップコンデンサ24、抵抗25、ダイオード26〜28、発光ダイオード29、ツェナーダイオード30、NPNトランジスタ31〜34、赤外線受信機等からなるリモコン受信機35、本体回路36、太陽電池37を含んで構成される。更に電力を削減する手段として、太陽電池37を付加することも可能である。
リレー13はAC電源のオン/オフを切り替え可能な回路であり、これに電流を流すことによりオンし、入力端子11,12(ACプラグに相当する端子)を介して入力されるAC電源を整流回路15に供給する。電流を流さない時には、リレー13はオフ状態であり、AC電源の供給は遮断される。リレー13のオンオフはコントローラIC20により制御される。即ち、リレー13にはNPNトランジスタ32が接続されており、コントローラIC20からの制御信号によりNPNトランジスタ32がオンすると、リレー13に電流が流れるようになっている。
起動スイッチ14は、電子機器10の電源制御システムを起動させる時に使用するプッシュスイッチ(テレビ等において、メインスイッチに相当するもの)であって、この起動スイッチ14が押されることにより、AC電源が整流回路15に供給されるようになっている。起動スイッチ14を設ける理由は、電子機器10のACプラグがAC電源のコンセントから抜かれた状態で相当な時間が経過し、再度コンセントに差し込まれた直後には、コントローラIC20が動作せず、リレー13のオンオフ動作を制御できないことがあるからである。
整流回路15は、入力端子11,12を介して入力されるAC電源を整流して、次段の一次側制御回路16に供給する。一次側制御回路16は、フォトトランジスタ17からの電気信号に基づいて、電源トランス18の一次側コイルに流す電流を制御する。これにより、電源トランス18の二次側コイルに電流が発生する。
ダイオード26は、電源トランス18の二次側コイルを流れる電流を整流する。平滑コンデンサ23は、ダイオード26によって整流された電流を平滑化し、出力端子21,22の間に接続される本体回路36の駆動に用いられる出力電圧Voutを生成する。生成された出力電圧Voutは、NPNトランジスタ33を介して出力端子21,22の間に印加される。NPNトランジスタ33のオンオフはコントローラIC20により制御される。
抵抗25を介して直列接続されたダイオード27,28は、電源トランス18の二次側コイルを流れる電流を整流してバックアップコンデンサ24に供給する。バックアップコンデンサ24は、ダイオード27,28によって整流された電流によって充電され、コントローラIC20の電源電圧VDDを生成する。なお、ツェナーダイオード30は、電源電圧VDDを例えば5Vにクランプするために設けられている。
太陽電池37は、バックアップコンデンサ24を補助的に充電するために設けられている。電子機器10が主に家屋の室内光の下で使用されることに鑑みると、太陽電池37は、アモルファス半導体を用いた光電変換効率の高いアモルファス太陽電池であることが好ましい。
つまり、電子機器10においては、整流回路15、一次側制御回路16、電源トランス18、ダイオード27,28、平滑コンデンサ23、バックアップコンデンサ24を含む回路が、出力電圧Vout及び電源電圧VDDを生成する電圧生成回路を構成している。
発光ダイオード29は、コントローラIC20の制御によって電気信号を光信号に変換して出力する。即ち、発光ダイオード29のカソードにはNPNトランジスタ31のコレクタが接続され、エミッタは接地され、ベースにコントローラIC20からの信号が印加される。
また、発光ダイオード29のアノードには、ダイオード27によって整流された電流/電圧が印加される。NPNトランジスタ31は、コントローラIC20からNPNトランジスタ31のベースに印加されるPWM(pulse width modulation)信号に応じてオンオフする。つまり、PWM信号のデューティに応じて発光ダイオード29に流れる電流が制御される。
フォトトランジスタ17は、発光ダイオード29からの光信号を電気信号に変換して、一次側制御回路16へ出力する。即ち、発光ダイオード29とフォトトランジスタ17とはフォトカプラを形成している。
コントローラIC20は、出力電圧検出部41、電圧制御部42、電源電圧検出部43、リレー制御部44、タイマー45、受信機制御部46、コマンド検出部47、出力制御部48、本体回路制御部49を含んで構成されている。コントローラIC20は、例えばマイクロコンピュータを用いて形成することができる。
出力電圧検出部41は、出力電圧Voutのレベルを検出する。電圧制御部42は、出力電圧検出部41の検出結果に基づいて、出力電圧Voutが定電圧になるようにNPNトランジスタ31を制御する。即ち、電圧制御部42は、NPNトランジスタ31のベースにPWM信号を印加する。PWM信号がハイレベルの期間では、NPNトランジスタ31がオンし、発光ダイオード29に電流が流れ、光信号が出力される。また、PWM信号がロウレベルの期間では、NPNトランジスタ31がオフし、光信号の出力が停止される。
このように、NPNトランジスタ31のオンオフに応じた光信号がフォトトランジスタ17で電気信号に変換され、一次側制御回路16に入力される。そして、一次側制御回路16は、フォトトランジスタ17からの信号に応じて、出力電圧Voutが定電圧になり、電源電圧Vddが所定の電圧(例えば5V)になるように、一次側コイルに流れる電流を制御する。
電源電圧検出部43は、バックアップコンデンサ24に充電された電圧、つまり、コントローラIC20の電源電圧VDDのレベルを検出する。リレー制御部44は、電源電圧検出部43が、電源電圧VDDが所定の値(例えば3V)より低下したことを検出すると、NPNトランジスタ32をオンさせるように、そのベースに制御信号を出力する。NPNトランジスタ32のコレクタにはダイオード27によって整流された電圧が印加され、そのエミッタはリレー13に接続されている。したがって、NPNトランジスタ32がオンすると、リレー13に電流が流れ、リレー13がオン状態になる。
また、リレー制御部44は、電源電圧検出部43が、電源電圧VDDが所定の値(例えば5V)まで上昇したことを検出すると、NPNトランジスタ32をオフさせるように、そのベースに制御信号を出力する。NPNトランジスタ32がオフすると、リレー13への電流供給は停止され、リレー13はオフ状態になる。
受信機制御部46は、電子機器10の電源がオフの状態(つまり、NPNトランジスタ33がオフであり、出力電圧Voutが出力端子21,22に出力されていない状態)において、タイマー45から周期的に出力されるタイマー信号(パルス信号)に基づいてリモコン受信機35を間欠動作させる。
即ち、リモコン受信機35にはバックアップコンデンサ24に充電された電圧、つまり電源電圧VDDがNPNトランジスタ34を介して供給される。受光制御部46から出力される制御信号により、NPNトランジスタ34がオンするとリモコン受信機35に電源電圧VDDが供給され、リモコン受信機35は動作状態になり、NPNトランジスタ34がオフするとリモコン受信機35への電源電圧VDDの供給は停止され、リモコン受信機35は停止状態になる。これにより、リモコン受信機35を間欠動作させることができる。
即ち、図2に示すように、タイマー信号のパルス周期をt1とすると、リモコン受信機35は、期間t2において動作状態であり、それ以外の期間(t1−t2)において停止状態になるように制御される。これにより、リモコン受信機35の時間平均した平均消費電流をt2/t1に抑えることができる。
例えば、t1=300msec、t2=3msecとすると、タイマー信号のデューティは1/100であり、リモコン受信機35の平均消費電流は常時動作に対して1/100になる。尚、受信機制御部46は、電子機器10の電源がオンの状態では、間欠動作ではなく常時動作させても良い。
コマンド検出部47は、リモコン受信機35が間欠動作中の動作期間t2において、リモコン受信機35がリモコン送信機からのリモコン信号を受信したか否かを監視し、リモコン受信機35がリモコン信号を受信したことを検出した場合には、当該リモコン信号を解析し、これが電源オンコマンドであるかどうかの判断を行う。そして、コマンド検出部47が当該リモコン信号は電源オンコマンドであると判断すると、出力制御部48はこの判断に基づいて、NPNトランジスタ33をオンさせるように制御する。
この場合、図2に示すように、コントローラIC20は、間欠動作中の動作期間t2に対応する期間において通常動作し、それ以外の期間はタイマー45、電源電圧検出部43だけを動作させることが好ましい。これにより、コントローラIC20の消費電流を削減できるからである。ただし、電源電圧検出部43が電源電圧VDDの低下を検出した場合には、リレー制御部44が動作することは前述の通りである。
リモコン受信機35が間欠動作している場合、リモコン受信機35は、その停止期間中にはリモコン送信機からのリモコン信号を受信することができない。そこで、リモコン送信機のコマンド送信期間t3は、図2に示すように、タイマー信号の周期t1より長い期間であることが好ましい。これにより、リモコン受信機35は、間欠動作中においてもリモコン送信機からのリモコン信号を確実に受信することができるからである。
電源オンコマンドに応じて、NPNトランジスタ33がオンすると、電圧生成回路によって生成された出力電圧VoutはNPNトランジスタ33を介して、出力端子21,22に接続された本体回路36の電源として供給される。換言すれば、電子機器10の本体の電源がオンになる。尚、コマンド検出部47が電源オンコマンドを検出した場合、リレー制御部44は、電源電圧検出部43の検出結果にかかわらず、リレー13をオンさせるように制御することが好ましい。これは、出力電圧Voutの供給を安定化させるためである。
電子機器10の本体の電源がオンされると、本体回路制御部49は、コマンド検出部47の検出結果に基づいて、本体回路36の機能動作、つまり電子機器10の本来的な機能動作(テレビの場合は、チャンネルの選択、音量等)を制御する。
[電圧生成回路の構成例]
次に、図1の電圧生成回路、特に、一次側制御回路16、電源トランス18の具体的な構成例を図3に基づいて説明する。一次側制御回路16は、コンデンサ51,52、抵抗53、ダイオード54、駆動回路55,NチャネルMOSFET56を含んで構成される。
電源トランス18は、一次側コイルL1、二次側コイルL2及び補助コイルL3を有し、一次側コイルL1及び補助コイルL3と二次側コイルL2の間は絶縁されている。電源トランス18おいては、一次側コイルL1の電流変化に応じて二次側コイルL2及び補助コイルL3に電流が発生する。
整流回路15は、入力端子11,12を介して供給されるAC電源を整流してコンデンサ51に直流電圧を蓄積する。
駆動回路55は、フォトトランジスタ17からの信号に基づいて、NチャネルMOSFET56のオンオフを制御する。尚、電源制御システムの起動時には、コンデンサ51から抵抗53を介して流れる電流(起動電流)によって駆動回路55は動作する。その後、NチャネルMOSFET56のスイッチング動作が開始されると、一次側コイルL1の導通に応じて補助コイルL3に生じる電流がダイオード54で整流されてコンデンサ52が充電される。そして、駆動回路55は、コンデンサ52に充電された電圧によって動作する。
[電子機器の電源制御動作]
次に、電子機器10の電源制御動作の一例を図4のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、待機モードについて説明する。この場合、電子機器の電源はオフされており、リレー13もオフされているとする。コントローラIC20の電源電圧検出部43は、バックアップコンデンサ24に充電された電圧、即ち電源電圧VDDのレベルを監視し、電源電圧VDDが所定の値より低下した場合は(S104:LOW)、リレー制御部44はリレー13がオンするようにNPNトランジスタ32を制御する。これにより、バックアップコンデンサ24が充電され、電源電圧VDDが上昇する。(S105)
バックアップコンデンサ24の充電が完了すると、リレー制御部44はリレー13がオフするようにNPNトランジスタ32を制御する。このような電源電圧VDDの監視と、電源電圧VDDが低下した場合のバックアップコンデンサ24の充電は待機モードにおいて繰り返し行われる。
尚、電子機器10のACプラグがAC電源のコンセントから抜かれた状態で相当な時間が経過し、バックアップコンデンサ24が相当放電されており、コントローラIC20がリレー13のオンオフ動作を制御できない場合には、起動スイッチ14をオンすることにより、AC電源が整流回路15を介して一次側制御回路16に供給され、バックアップコンデンサ24が充電される。これにより、コントローラIC20が動作状態になり、リレー13のスイッチング動作の制御が可能になる。
そして、タイマー45からのタイマー信号(例えば300msecの周期を持つ)が出力された場合は(S106:YES)、受信機制御部46はリモコン受信機35が受光動作をするようにNPNトランジスタ34をオンさせる。(S107)
タイマー信号が出力されていない場合は(S106:NO)、受信機制御部46はリモコン受信機35が受光動作を停止するようにNPNトランジスタ34をオフさせる。つまり、リモコン受信機35はタイマー信号に応じて間欠動作する。
そして、コマンド検出部47は、リモコン受信機35の間欠動作中において、リモコン受信機35がリモコン送信機からのリモコン信号を受信したか否かを監視し、リモコン受信機35がリモコン信号を受信したことを検出した場合は(S108:有り)、当該リモコン信号を分析する。
リモコン受信機35がリモコン信号を受信したことを検出しない場合は(S108:無し)、受信機制御部46はリモコン受信機35の動作を停止させる。(S109)
そして、コマンド検出部47が、リモコン受信機35が受信したリモコン信号が電源オンコマンドであると判断した場合は(S110:電源ON)、出力制御部48はこの判断に基づいて、NPNトランジスタ33をオンさせるように制御する。(S111)これにより、電子機器10の電源がオンになる。
一方、コマンド検出部47が、リモコン受信機35が受けたリモコン信号が電源オンコマンド以外のコマンドであると判断した場合は(S110:電源以外)、受信機制御部46はリモコン受信機35の動作を停止させる。(S109)
電子機器10の電源がオンになると(S111)、電子機器10は通常動作モードに入る。そして、コントローラIC20及びリモコン受信機35は常時動作する。この時、リレー13はオンされている。そして、コマンド検出部47は、リモコン受信機35が受信したリモコン信号が電源オフコマンド以外のコマンドであると判断した場合は(S101:電源以外)、それに基づいて、本体回路制御部49は、本体回路36の機能動作、つまり電子機器10の本来的な機能動作(テレビの場合は、チャンネルの選択、音量等)を制御する。(S102)
一方、コマンド検出部47は、リモコン受信機35が受信したリモコン信号が電源オフコマンドであると判断した場合は(S101:電源OFF)、出力制御部48はこの判断に基づいて、NPNトランジスタ33をオフさせるように制御する。(S103)これにより、電子機器10の電源がオフになる。そして、リレー制御部44は、リレー13がオフするようにNPNトランジスタ32を制御する。これにより、電子機器10は待機モードに戻る。
以上説明したように、本実施形態の電子機器10の電源充電システムによれば、バックアップコンデンサ24に充電された電圧をコントローラIC20とリモコン受信機35の電源電圧VDDとして用い、
(1)電子機器10の電源がオフの待機状態において、バックアップコンデンサ24に充電された電圧が所定の値まで低下した時にリレー13をオンさせて電圧生成回路によりバックアップコンデンサ24を充電し、その充電後にリレー13をオフさせる。
(2)電子機器10の電源がオフの待機状態において、リモコン受信機35を間欠的に動作させ、リモコン受信機35がリモコン送信機から電源オンコマンドを受けたことを検知した時に、電子機器10の電源をオンさせる。
(1)、(2)の構成により、電子機器10の待機電力を一層削減することができる。即ち、バックアップコンデンサ24を充電してから、バックアップコンデンサ24に充電された電圧が所定の値まで低下するまでの間は(バックアップ動作期間)、リレー13をオフさせるので、電子機器10からAC電源を遮断し、整流回路15等の消費電力を無くすことができる。つまり、待機電力を実質的にゼロにすることができる。
このバックアップ動作期間においては、コントローラIC20とリモコン受信機35はバックアップコンデンサ24に充電された電圧を電源電圧VDDとして動作するが、リモコン受信機35の間欠動作でリモコン受信機35の平均消費電流を削減したことにより、バックアップコンデンサ24の消耗が抑えられ、待機電力ゼロの状態を長く維持することができる。したがって、単にリモコン受信機35を間欠的に動作させる場合と比較して、電子機器10の待機電力を一層削減することができる。
テレビ等の毎日のように使用されるものにおいては、バックアップコンデンサ24を再充電する必要のない待機電力ゼロのバックアップ動作期間は、2日間あれば十分である。この場合、例えば、リモコン受信機35の消費電流を1mAとすると、リモコン受信機35を1/100デューティで間欠動作させることにより、その平均消費電流を1/100の10μAとすることができる。また、リモコン受信機35の間欠動作に合わせて、コントローラIC20の平均消費電流も2−3μAにすることができる。そして、バックアップコンデンサ24の容量値を1Fと設定すれば、バックアップ動作期間を2日間確保することができる。更に、太陽電池37を付加すれば、バックアップ期間を延ばすことができる。
また、起動スイッチ14を設けたので、電子機器10のACプラグがAC電源のコンセントから抜かれた状態で相当な時間が経過し、再度コンセントに差し込まれた直後に、電源電圧VDDの不足によりコントローラIC20が動作しない場合であっても、この起動スイッチ14を押すことにより、AC電源を電圧生成回路に供給して、電源電圧VDDを立ち上げることができる。これにより、コントローラIC20を動作可能とすることができる。
尚、本実施形態では、電子機器10の電源がオンする場合に、電圧生成回路(整流回路15、一次側制御回路16、電源トランス18を含む回路)からの出力電圧Voutを、NPNトランジスタ33を介して本体回路36に供給しているが、大型テレビ等のように本体回路36の規模が大きい場合には、電力量を確保するために別の第2の電圧生成回路を設けても良い。この場合は、第2の電圧生成回路の出力にNPNトランジスタを接続し、出力制御部48によって、当該NPNトランジスタのオンオフを制御する。
また、電圧生成回路は、AC電源から所望のレベルの直流電圧を生成する機能を持つものであるから、トランスを用いたものに限られず、他のタイプのスイッチングレギュレータ(例えば、整流回路+DC−DCコンバータ)を用いることもできる。
10 電子機器
11,12 入力端子 13 リレー 14 起動スイッチ
15 整流回路 16 電源トランスの一次側制御回路
17 フォトトランジスタ 18 電源トランス 20 コントローラIC
21,22 出力端子 23 平滑コンデンサ
24 バックアップコンデンサ 25 抵抗
26〜28 ダイオード 29 発光ダイオード
30 ツェナーダイオード 31〜34 NPNトランジスタ
35 リモコン受信機 36 本体回路 37 太陽電池
41 出力電圧検出部 42 電圧制御部 43 電源電圧検出部
44 リレー制御部 45 タイマー 46 受信機制御部
47 コマンド検出部 48 出力制御部 49 本体回路制御部

Claims (7)

  1. リレーを介して供給される入力電源から第1の出力電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記電圧生成回路によって生成された第1の出力電圧により充電されるバックアップコンデンサと、
    前記バックアップコンデンサに充電された電圧を電源として用い、リモコン送信機から送信されたリモコン信号を受信するリモコン受信機と、
    前記バックアップコンデンサに充電された電圧を電源として用いるコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、電子機器の電源がオフの状態において、前記バックアップコンデンサに充電された電圧が所定の値まで低下した時に前記リレーをオンさせて前記電圧生成回路により前記バックアップコンデンサを充電し、その充電後に前記リレーをオフさせ、
    電子機器の電源がオフの状態において、前記リモコン受信機を間欠的に動作させ、前記リモコン受信機がリモコン送信機から電源オンコマンドを受けたことを検知した時に、電子機器の電源をオンさせることを特徴とする電子機器の電源制御システム。
  2. 前記リレーのオンオフ状態にかかわらず、前記入力電源を前記電圧生成回路に供給する起動スイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の電源制御システム。
  3. 前記コントローラは、タイマーを備え、電子機器の電源がオフの状態において、前記タイマーからのタイマー信号に応じて、前記リモコン受信機に前記バックアップコンデンサに充電された電圧を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の電源制御システム。
  4. 前記コントローラは、前記リモコン受信機が動作している期間に、リモコン送信機からのリモコン信号を受信したか否かを監視し、前記リモコン受信機がリモコン信号を受信したことを検出した場合には、当該リモコン信号が電源オンコマンドであるかどうかの判断を行うことを特徴とする請求項3に記載の電子機器の電源制御システム。
  5. 前記電圧生成回路は、前記第1の出力電圧とは異なる第2の出力電圧を生成し、前記コントローラは、前記リモコン受信機がリモコン送信機から送信された電源オンコマンドを受けたことを検知した時に、前記電子機器の本体の電子回路に対し、その電源として前記第2の出力電圧を供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子機器の電源制御システム。
  6. 前記コントローラは、前記第2の出力電圧が定電圧になるように、前記電圧生成回路を制御することを特徴とする請求項5に記載の電子機器の電源制御システム。
  7. 前記バックアップコンデンサを補助的に充電する太陽電池を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子機器の電源制御システム。
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