JP2010267749A - リニアソレノイド及びそれを用いたバルブ装置 - Google Patents

リニアソレノイド及びそれを用いたバルブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リニアソレノイドを小型化することができると共に、ヒステリシス特性を向上させる。
【解決手段】コイル26に対する通電作用下に固定コア20に吸引される円柱状の可動コア22と、前記可動コア22の外周面を囲繞する円筒状ヨーク14bとを有するリニアソレノイド部12を備え、前記可動コア22はシャフトレスからなり、前記円筒状ヨーク14bの軸方向に沿った両端部側には、前記可動コア22の両端部側を摺動可能に支持する第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bがそれぞれ設けられ、前記第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bは、前記円筒状ヨーク14bの内周面から前記可動コア22側に向かって所定長(T)突出して設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通電することによって励磁作用を発揮するリニアソレノイド及びそれを用いたバルブ装置に関する。
従来から、ソレノイドの励磁作用によって可動コアを変位させ、前記可動コアの変位が伝達されることによりインレットポートとアウトレットポートの連通状態と非連通状態とを切り換える弁体を有するリニアソレノイドバルブが用いられている。
この種のリニアソレノイドバルブに関し、本出願人は、可動コアに対する吸引力をより一層向上させることが可能なリニアソレノイドバルブを提案している(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたリニアソレノイドバルブでは、可動コアの中心を貫通するシャフトの両端部を、それぞれ、焼結金属を含む焼結体によって形成された第1平軸受け及び第2平軸受けによって支持するように構成されている。
特開2006−97723号公報
ところで、前記特許文献1に開示されたリニアソレノイドバルブでは、可動コアの貫通する中心孔に沿ってシャフトが固定されているため、例えば、可動コアの外径を縮径して小径化を達成しようとすると、前記可動コアにおいて磁束密度の飽和状態が発生するおそれがある。この結果、可動コアを小径化することが困難となり、終局的にソレノイドの小型化を達成することが困難となる。
また、前記特許文献1に開示されたリニアソレノイドバルブでは、可動コアの貫通する中心孔に沿ってシャフトを圧入する際、前記可動コアの軸線とシャフトの軸線との同軸度がずれてしまい、可動コアの外周面と前記可動コアを囲繞する円筒状ヨークの内周面との間において、前記可動コアを円筒状ヨーク側に向かって径方向に吸引する力(サイドフォース)が大きくなることが懸念される。この結果、ソレノイドのヒステリシス特性を向上させることが困難となる。
さらに、可動コアを貫通するシャフトの両端部を第1平軸受けと第2平軸受けとによってそれぞれ支持しているため、シャフトの軸方向に沿ってソレノイドが長尺化して構成される。この結果、ソレノイドの小型化を達成することが困難となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、小型化することができると共に、ヒステリシス特性を向上させることが可能なリニアソレノイド及びそれを用いたバルブ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、ハウジング内に設けられ、コイルと、前記コイルに対する通電作用下に固定コアに吸引される円柱状の可動コアと、前記可動コアの外周面を囲繞する円筒状ヨークとを有するリニアソレノイド部を備え、前記可動コアはシャフトレスからなり、前記円筒状ヨークの軸方向に沿った両端部側には、前記可動コアを摺動可能に支持する複数の軸受けが設けられ、前記軸受けは、前記円筒状ヨークの内周面から前記可動コア側に向かって所定長だけ突出して設けられることを特徴とする。
本発明によれば、可動コアに対して従来のシャフトが設けられていないシャフトレス構造とすることにより、シャフトが設けられた従来構造と比較して可動コアの磁束密度飽和を低減させることができる。この結果、本発明では、可動コアを縮径及び/又は軸方向寸法を短縮して可動コアの小型化を達成することができる。この結果、リニアソレノイド全体を小型化することができる。
また、本発明によれば、複数の軸受けが同一の円筒状ヨークの軸方向に沿った両端部側にそれぞれ配置されるため、円筒状ヨークに対する可動コアの同軸性を容易に達成することができる。この円筒状ヨークに対する可動コアの同軸性を確保することができることにより、サイドフォース(可動コアを半径外方向に向かって吸引する力)を低減させて良好なヒステリシス特性を得ることができる。
さらに、本発明によれば、例えば、円筒状ヨークの内周面から可動コア側に向かって突出する軸受けの突出量(所定長)を適宜設定することにより、円筒状ヨークの内周面と可動コアの外周面との径方向における間隙である磁気ギャップを容易に且つ高精度に設定することができる。この結果、本発明では、前記磁気ギャップを極小に設定して、可動コアに対する吸引力を向上させることができる。
また、本発明は、前記円筒状ヨークの内周面の両端部側に、前記軸受けを前記円筒状ヨークの軸方向に沿って挿入可能な環状凹部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、可動コアの両端部を支持する複数の軸受けを、円筒状ヨークの両端側からそれぞれ軸方向に沿って挿入(圧入を含む)することにより、円筒状ヨークの軸方向の両端部側にそれぞれ形成された環状凹部に対して前記軸受けを簡便に装着することができ、組み付け作業が容易となって組み付け性を向上させることができる。
さらに、本発明は、前記ハウジングが、前記ハウジングの軸方向に沿った一端部側に設けられたハウジング底部と、前記ハウジング底部から延在する円筒突出部と、前記円筒突出部から延在する加締め部とを含み、前記ハウジングの一端部には、前記円筒突出部に当接し前記加締め部によって保持されることにより、前記ハウジングの一端部側の開口部を閉塞する非磁性材料からなる円板状部材が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングに円筒突出部を形成し、前記円筒突出部を閉塞する円板状部材を非磁性材料で構成することにより、可動コアが配設されるハウジング内の空間部を簡便に密封することができると共に、可動コアの円板状部材に対する貼り付きを防止することができる。
さらにまた、本発明は、前記ハウジング底部側に臨む前記可動コアの一端部及び/又は前記可動コアの一端部側を支持する前記軸受けが、前記可動コアの軸線と略直交し前記ハウジング底部の軸方向に沿った肉厚の中央部を通る直線と交差状に配置されるとよい。
本発明によれば、ハウジング底部側に臨む可動コアの一端部を、可動コアの軸線と略直交し前記ハウジング底部の中央部を通る直線と交差状に配置することにより、ハウジングの最も外径側に設けられた円筒部の径方向の肉厚と比較して軸方向寸法が厚肉に形成されたハウジング底部側から可動コアに向けて流入する磁束流れを良好とすることができる。この結果、本発明では、リニアソレノイドの励磁作用によって発生する磁束密度を増大させ、可動コアに対する吸引力を向上させることができる。なお、交差状に配置とは、可動コアの一端部側の任意の一部が、直線と交わるように前記可動コアが配置されることをいう。
また本発明によれば、可動コアの一端部側を支持する軸受けを、可動コアの軸線と略直交しハウジング底部の中央部を通る直線と交差状に配置した場合であっても、前記軸受けが磁束流れの障害となることを極力回避することができる。この結果、本発明では、可動コアの軸方向寸法を短縮したリニアソレノイドの小型化と、発生する磁束密度の増大による可動コアの吸引力向上とを両立させることができる。なお、交差状に配置とは、軸受けの任意の一部が、直線と交わるように前記軸受けが配置されることをいう。
またさらに、本発明は、圧力流体が流通する複数のポートを有するバルブボデイと、請求項1乃至5のいずれか1項記載のリニアソレノイドと、前記バルブボデイ内に設けられ、前記可動コアの変位によって前記複数のポート間の連通状態と非連通状態とを切り換える弁体を有する弁機構部とを備えることを特徴とする。
バルブ装置をこのように構成することにより、小型化され、しかもヒステリシス特性を向上させたリニアソレノイドを備えたバルブ装置とすることができ、バルブ装置全体の小型化・軽量化を達成することができる。
本発明では、リニアソレノイドを小型化することができると共に、ヒステリシス特性を向上させることが可能なリニアソレノイドを得ることができる。
また、本発明では、小型化され、しかもヒステリシス特性を向上させたリニアソレノイドを備えたバルブ装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係るリニアソレノイドが組み込まれた油圧制御装置の軸方向に沿った縦断面図である。 図1に示す油圧制御装置のリニアソレノイド部の拡大縦断面図である。 (a)は、スプールと非磁性プレートと可動コアとの関係を示す分解斜視図、(b)は、(a)の矢印Z方向からみた矢視図である。 (a)〜(c)は、ハウジングの円筒突出部に対して、キャップ部材が加締められる工程を示す説明図である。 (a)〜(c)は、円筒状ヨークに対して、平軸受け等が組み付けられる工程を示す説明図である。 図1に示すリニアソレノイド部のオフ状態から前記リニアソレノイド部が通電されてスプールの弁位置が切り換えられた状態を示す縦断面図である。 ソレノイド部に発生した磁束流れを示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るリニアソレノイドが組み込まれた油圧制御装置の軸方向に沿った縦断面図、図2は、図1に示す油圧制御装置のリニアソレノイド部の拡大縦断面図である。
図1に示されるように、油圧制御装置(バルブ装置)10は、例えば、磁性金属材料によって有底円筒状に形成され、内部にリニアソレノイド部(リニアソレノイド)12が配設されたハウジング14と、前記ハウジング14と一体的に結合され、内部に弁機構部16が設けられたスリーブ状のバルブボデイ18とを含む。
図1及び図2に示されるように、前記ハウジング14は、軸方向に沿って長尺に形成された最も外径側に設けられた円筒部14aと、前記円筒部14aの径方向内側に所定間隔離間して形成され該円筒部14aと略平行に延在し且つ短尺に形成された円筒状ヨーク14bと、前記円筒部14a及び円筒状ヨーク14bの軸方向の一端部(結合部位)に形成され軸方向の肉厚が前記円筒部14aの径方向の肉厚と比較して厚肉に形成されたハウジング底部14cとを含む。
さらに、前記ハウジング14は、前記ハウジング底部14cに連続し前記円筒部14aと略平行に延在する円筒突出部14dと、前記円筒突出部14dから延在し後記するキャップ部材19を加締めて保持する薄肉の加締め部14eとを有する。この場合、前記円筒部14a、円筒状ヨーク14b、ハウジング底部14c、円筒突出部14d及び加締め部14eが一体化されて形成される。
図2に示されるように、キャップ部材19は、非磁性材料で形成された円板状部材からなり、外周面には、ハウジング14の加締め部14eによって保持されるテーパ面19aが形成される。また、後記する可動コア22と対向するキャップ部材19の内壁には、後記する可動コア22の一方の流路孔30aと他方の流路孔30bとを連通させる環状溝部19bが形成される。
この場合、図4に示されるように、ハウジング14の加締め部14eに沿ってキャップ部材19を挿入し、円筒突出部14dに対してキャップ部材19を当接させた状態において、図示しない加圧手段で薄肉の加締め部14eを内側に加圧することによって、前記円筒突出部14d(ハウジング14)が閉塞される。
本実施形態では、ハウジング14に円筒突出部14dを形成し、前記円筒突出部14dを閉塞する円板状のキャップ部材19を非磁性材料で構成することにより、可動コア22が配設されるハウジング14内の空間部を簡便に密封することができると共に、可動コア22のキャップ部材19に対する貼り付きを防止することができる。
なお、前記円筒状ヨーク14bは、例えば、ハウジング14と別体で構成された略円筒体からなる他のヨーク(図示せず)を、ハウジング底部14cの内周面に形成した図示しない圧入嵌合部に圧入嵌合するように形成してもよい。
図1及び図2に示されるように、前記リニアソレノイド部12は、ハウジング14内に収容されるコイル組立体と、前記ハウジング14の閉塞端側に該ハウジング14と一体的に形成され前記コイル組立体の内部に配置される円筒状ヨーク14bと、前記円筒部14aの開口端部に結合されると共に、コイル組立体の内側で軸方向に沿って円筒状ヨーク14bと所定のクリアランスを介して配置される固定コア20と、前記円筒状ヨーク14bの内側に変位自在に配置された可動コア22とを有する。
図2に示されるように、所定間隔離間して前記可動コア22と対向する前記固定コア20の一端部には、外周面が徐々に縮径するテーパ面を有し、縦断面が鋭角状に形成された環状の鍔部20aと、後記する非磁性プレート38を介在させて可動コア22の変位量を規制するストッパとして機能する環状段部20bとが設けられる。また、前記コイル組立体は、樹脂製材料によって形成され軸方向に沿って両端部にフランジを有するコイルボビン24と、前記コイルボビン24に巻回されるコイル26とから構成される。
前記ハウジング14と前記コイル26との間には、前記コイル26の外周面等をモールドした樹脂封止体28が設けられ、前記樹脂封止体28は、前記コイル26に接続された図示しないカプラ部を含んで樹脂製材料によって一体成形される。前記カプラ部には、前記コイル26と電気的に接続される図示しないターミナル端子部が設けられる。
前記可動コア22は、その中心部を貫通する従来のシャフトが設けられていないシャフトレスの円柱体からなり、前記円柱体には、周方向に沿って約180度の離間角度で且つ軸方向に沿って貫通する複数の流路孔30a、30bが設けられる。この流路孔30a、30bによって、可動コア22の軸方向に沿った一端側の圧油と他端側の圧油を流通させることができる。
前記可動コア22の軸方向に沿った一端部側には、円筒状ヨーク14bの内周面に形成された環状凹部32a内に装着(圧入)される第1平軸受け36aが設けられ、前記第1平軸受け36aを介して可動コア22が軸方向に沿って摺動可能に支持される。また、前記可動コア22の軸方向に沿った他端部側には、ハウジング底部14cに近接する円筒状ヨーク14bの内周面に形成された環状凹部32b内に装着(圧入)される第2平軸受け36bが設けられ、前記第2平軸受け36bを介して可動コア22が軸方向に沿って摺動可能に支持される。なお、前記可動コア22は、後記するスプール40のシャフト部40bを含んで一体成形するようにしてもよい。
図2に示される縦断面において、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bは、同一の環状体によって構成される。前記環状体は、例えば、SPCC(JIS規格)等の金属製材料によって形成された外径層(バックメタル層)と、前記外径層と比較して薄肉からなる樹脂層(内径層)とが積層されて構成されたベアリングが用いられるとよい。このベアリングとしては、自己潤滑性を有するすべり軸受けからなり、このような自己潤滑性を有するすべり軸受けを用いることにより、耐摩耗性を向上させることができる。
可動コア22の外周面に摺接する第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bの内径面は、円筒状ヨーク14bの内周面から径方向に向かって所定長Tだけ突出するように設けられる(図2参照)。従って、可動コア22は、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bのみと摺接し、円筒状ヨーク14bの内周面と可動コア22の外周面との間には、前記突出量(所定長T)に対応する径方向の間隙37が形成される。この径方向の間隙37は、可動コア22と円筒状ヨーク14bとの径方向における磁気ギャップとして機能するものである。
なお、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bが圧入される円筒状ヨーク14bの第1環状凹部32a及び第2環状凹部32bの隣接部位には、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bをそれぞれ円筒状ヨーク14bに対して組み付けるときに案内面として機能するテーパ面39が形成される。
このように、同一の円筒状ヨーク14bに配置される第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを介して、可動コア22の両端部をそれぞれ摺動自在に軸支する両端支持構造とすることができる。この結果、可動コア22の安定した直進性の確保及び円筒状ヨーク14bと可動コア22との同軸性を容易に確保することができると共に、リニアソレノイド部12のヒステリシス特性を向上させることができる。この点については、後記で詳細に説明する。
本実施形態では、円筒状ヨーク14bと別体で形成された第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを前記円筒状ヨーク14bの軸方向に沿った両端部側にそれぞれ配置するように構成しているが、例えば、円筒状ヨーク14bの内周面から可動コア22側に向かって所定長Tだけ突出する環状凸部(図示せず)を前記円筒状ヨーク14bと一体的に形成するようにしてもよい。また、前記とは反対に、円筒状ヨーク14b側に向かって所定長Tだけ突出する環状凸部(図示せず)を可動コア22の外周面に一体的に形成するようにしてもよい。
固定コア20と対向する可動コア22の端面には、非磁性材料によって形成され、コイル26に対する通電が停止されたとき、残留磁気の影響によって可動コア22が固定コア20に吸着されたままになることを防止する機能(貼り付き防止機能)を有する非磁性プレート38が当接するように設けられる。非磁性プレート38には、図3に示されるように、前記可動コア22の流路孔30a、30bと連通する複数の窓部42が形成される。前記非磁性プレート38は、後記するスプール40のシャフト部40bの端縁部に軸着されて、前記スプール40と一体的に変位するように設けられる。
この場合、図示しない電源をオンにしてコイル26に電流を流すことにより励磁作用が発生し、前記励磁作用によって可動コア22が固定コア20側に向かって一体的に変位することにより、後記するスプール40を作動(進退動作)させることができる。
図1に戻って、前記弁機構部16は、インレットポート44、アウトレットポート46、ドレンポート48、50がそれぞれ設けられたバルブボデイ18と、リニアソレノイド部12の可動コア22の端面と当接し前記可動コア22によって押圧されることにより、前記バルブボデイ18内部の空間部に沿ってそれぞれ摺動可能に配設されたスプール(弁体)40とを含む。
なお、ドレンポート50は、可動コア22の進退動作に対応してハウジング14内の圧油を導入・導出するものである。また、前記インレットポート44、アウトレットポート46及びドレンポート48は、圧力流体が流通する複数のポートとして機能するものである。
前記スプール40は、弁本体を有し、前記弁本体は、半径外方向に向かって膨出形成された複数のランドを有するランド部40aと、固定コア20の貫通孔内に進退自在に挿通され、一端部が可動コア22の端面に当接するシャフト部40bとから構成される。なお、可動コア22の端面に当接するスプール40のシャフト部40bの端縁部には、非磁性プレート38が固定される。
また、前記スプール40の外周面には、前記スプール40の変位位置に対応して、インレットポート44とアウトレットポート46とを連通させ、又は、アウトレットポート46とドレンポート48とを連通させる環状凹部52が形成される。
さらに、弁機構部16は、図1に示されるように、前記スプール40の端面と対向するように配置されバルブボデイ18の空間部を閉塞する閉塞部材54と、前記スプール40と閉塞部材54との間に介装されスプール40を原位置に復帰させるリターンスプリング56とを有する。なお、前記閉塞部材54の外周面には、環状溝を介して装着部位を液密乃至気密に保持するシールリング58が設けられる。
例えば、前記インレットポート44は、供給油路を介して油圧ポンプ等の図示しない油圧源(圧力流体供給源)にそれぞれ接続され、前記アウトレットポート46は、出力油路を介して図示しない油圧機器の油圧作動部に接続され、ドレンポート48は、図示しないリザーバタンクに接続される。なお、本実施形態では、圧油を用いて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、圧縮エア等を含む圧力流体を作動媒体として用いることが可能である。
本実施形態に係る油圧制御装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、ハウジング14の円筒状ヨーク14bに対する第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bの組み付け作業を図5に基づいて説明する。
円筒状ヨーク14bの軸方向に沿った両端部側に第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bをそれぞれ配置し(図5(a)参照)、案内面であるテーパ面39に沿って第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bをスライドさせた後、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bの最大外径よりも若干小径に形成された第1環状凹部32a及び第2環状凹部32bの内径面に対して第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを図中の横方向に押圧して圧入する(図5(b)参照)。前記第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを圧入した後、リング状に形成された第1平軸受け36a及び第2平軸受け36b内の空間部に可動コア22を挿入する(図5(c)参照)。
このように、本実施形態では、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを、円筒状ヨーク14bの両端側からそれぞれ軸方向に沿って圧入することにより、円筒状ヨーク14bの軸方向の両端部側に形成された第1環状凹部32a及び第2環状凹部32bに対して第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bを簡便に装着することができ、組み付け作業が容易となって組み付け性を向上させることができる。
なお、ハウジング14の円筒突出部14d側の開口部は、図4に示されるように、円板状のキャップ部材19を円筒突出部14dに当接させた状態で、薄肉に形成された加締め部14eを加圧して内側に加締めることにより、前記円筒突出部14d側の開口部を容易に閉塞することができる。
次に、油圧制御装置10の動作について説明する。
リニアソレノイド部12の非通電時には、図1に示されるように、前記リニアソレノイド部12の電磁力(電磁推力)が何ら発生しないため、スプール40は、リターンスプリング56のばね力によってリニアソレノイド部12側に向かって押圧された状態にある。
従って、リニアソレノイド部12のオフ状態では、図1に示されるように、スプール40の外周面に形成された環状凹部52によって、インレットポート44とアウトレットポート46とが連通した状態にあり(図1の太線矢印参照)、インレットポート44から導入された圧油が環状凹部52及びアウトレットポート46を経由して図示しない他の部材に供給される。
このように、リニアソレノイド部12のオフ状態では、可動コア22が何ら変位することがなく原位置にあって、インレットポート44とアウトレットポート46とが連通したノーマルオープン状態にある。
次に、図示しない電源によってリニアソレノイド部12へ電流を流すことにより、リニアソレノイド部12がオン状態となる。このオン状態では、図6に示されるように、コイル26へ流れる電流値に比例した電磁力によって可動コア22が第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bに沿って摺動しながら固定コア20側に向かって吸引され、前記可動コア22が固定コア20の環状段部20bに当接した変位終端位置で停止する。
すなわち、リニアソレノイド部12の励磁作用による可動コア22の変位がスプール40に伝達され、前記スプール40がリターンスプリング56のばね力に抗して閉塞部材54側に向かって接近する方向に変位する。
従って、図6に示されるように、スプール40のランドによってインレットポート44とアウトレットポート46との連通状態が遮断されると共に、スプール40の外周面に形成された環状凹部52によってアウトレットポート46とドレンポート48との間が連通した状態に弁位置が切り換えられる。
この結果、アウトレットポート46は、スプール40の外周面に形成された環状凹部52を介してドレンポート48と連通した状態となり(図6の太線矢印参照)、前記アウトレットポート46に残存する圧油がドレンポート48から好適に排出される。
本実施形態では、可動コア22に対して従来のシャフトが設けられていないシャフトレス構造とすることにより、シャフトが設けられた従来構造と比較して可動コア22の磁束密度飽和を低減させることができる。この結果、本実施形態では、可動コア22を縮径及び/又は軸方向寸法を短縮して可動コア22の小型化を達成することができる。この結果、リニアソレノイド部12全体を小型化することができる。
また、本実施形態では、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bが同一の円筒状ヨーク14bの軸方向に沿った両端部側にそれぞれ配置されるため、円筒状ヨーク14bに対する可動コア22の同軸性を容易に達成することができる。この円筒状ヨーク14bに対する可動コア22の同軸性を確保することにより、サイドフォース(可動コア22を半径外方向に向かって吸引する力)を低減させて良好なヒステリシス特性を得ることができる。
さらに、本実施形態では、円筒状ヨーク14bと可動コア22との径方向における間隙37である磁気ギャップを容易に且つ高精度に設定することができる。例えば、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bが圧入される第1環状凹部32a及び第2環状凹部32bの凹部深さを適宜設定し、又は前記第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bの厚さ寸法を適宜設定することにより、前記第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bの内径面が、円筒状ヨーク14bの内周面から径方向に向かって突出する突出量(所定長T)を容易に設定することができる。この結果、本実施形態では、前記磁気ギャップを極小に設定して、可動コア22に対する吸引力を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、前述したように、円筒状ヨーク14bに対する可動コア22の同軸性を確保することにより、可動コア22に対する吸引力を増大させると共に、ヒステリシス特性を向上させることができる。さらに、本実施形態では、可動コア22が第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bのみと部分的に摺動する構造とすることにより、摺動抵抗を著しく低減させてヒステリシス特性をより一層向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、図2に示されるように、ハウジング底部14c側に臨む可動コア22の一端部を、可動コア22の軸線と略直交し前記ハウジング底部14cの中央部(軸方向に沿った肉厚の中央部)を通る一点鎖線(直線)Aと交差状に配置することにより、ハウジング14の最も外径側に設けられた円筒部14aの径方向の肉厚と比較して軸方向寸法が厚肉に形成されたハウジング底部14c側から可動コア22に向けて流入する磁束流れBを良好とすることができる。この結果、本実施形態では、リニアソレノイド部12の励磁作用によって発生する磁束密度を増大させ、可動コア22に対する吸引力を向上させることができる。なお、交差状に配置とは、可動コア22の一端部側の任意の一部が、一点鎖線Aと交わるように前記可動コア22が配置されることをいう。
またさらに、本実施形態では、図2に示されるように、第2平軸受け36bを、可動コア22の軸線と略直交し前記ハウジング底部14cの中央部(軸方向に沿った肉厚の中央部)を通る一点鎖線(直線)Aと交差状に配置している。この場合、図7に示されるように、励磁作用によって発生する磁束流れBの一部が第2平軸受け36bの外径層(バックメタル層)を通過し、前記第2平軸受け36bが磁束流れBの障害となることを極力回避することができる。この結果、本実施形態では、可動コア22の軸方向寸法を短縮したリニアソレノイド部12の小型化と、発生する磁束密度の増大による可動コア22の吸引力向上とを両立させることができる。なお、交差状に配置とは、第2平軸受け36bの任意の一部が、一点鎖線Aと交わるように前記第2平軸受け36bが配置されることをいう。
なお、本実施形態では、第1平軸受け36a及び第2平軸受け36bからなる2つの軸受けによって可動コア22を摺動自在に支持するようにしているが、これに限定されるものではなく、可動コア22が2以上の軸受けによって支持されるように構成されるとよい。
10 油圧制御装置
12 リニアソレノイド部(リニアソレノイド)
14 ハウジング
14b 円筒状ヨーク
16 弁機構部
18 バルブボデイ
19 キャップ部材(円板状部材)
20 固定コア
22 可動コア
26 コイル
32a、32b 環状凹部
36a、36b 平軸受け
40 スプール(弁体)
44 インレットポート
46 アウトレットポート

Claims (6)

  1. ハウジング内に設けられ、コイルと、前記コイルに対する通電作用下に固定コアに吸引される円柱状の可動コアと、前記可動コアの外周面を囲繞する円筒状ヨークとを有するリニアソレノイド部を備え、
    前記可動コアはシャフトレスからなり、前記円筒状ヨークの軸方向に沿った両端部側には、前記可動コアを摺動可能に支持する複数の軸受けが設けられ、前記軸受けは、前記円筒状ヨークの内周面から前記可動コア側に向かって所定長突出して設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 請求項1記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記円筒状ヨークの内周面の両端部側には、前記軸受けを前記円筒状ヨークの軸方向に沿って挿入可能な環状凹部が設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  3. 請求項1又は2記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記ハウジングは、前記ハウジングの軸方向に沿った一端部側に設けられたハウジング底部と、前記ハウジング底部から延在する円筒突出部と、前記円筒突出部から延在する加締め部とを含み、
    前記ハウジングの一端部には、前記円筒突出部に当接し前記加締め部によって保持されることにより、前記ハウジングの一端部側の開口部を閉塞する非磁性材料からなる円板状部材が設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  4. 請求項1又は2記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記ハウジング底部側に臨む前記可動コアの一端部は、前記可動コアの軸線と略直交し前記ハウジング底部の軸方向に沿った肉厚の中央部を通る直線と交差状に配置されることを特徴とするリニアソレノイド。
  5. 請求項4記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記可動コアの一端部側を支持する前記軸受けは、前記可動コアの軸線と略直交し前記ハウジング底部の軸方向に沿った肉厚の中央部を通る直線と交差状に配置されることを特徴とするリニアソレノイド。
  6. 圧力流体が流通する複数のポートを有するバルブボデイと、
    請求項1乃至5のいずれか1項記載のリニアソレノイドと、
    前記バルブボデイ内に設けられ、前記可動コアの変位によって前記複数のポート間の連通状態と非連通状態とを切り換える弁体を有する弁機構部と、
    を備えることを特徴とするバルブ装置。
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