JP2010266761A - トナー濃度センサおよびトナー濃度制御方法 - Google Patents

トナー濃度センサおよびトナー濃度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化によるトナー濃度の検出誤差をより確実に回避できるトナー濃度センサを提供する。
【解決手段】このトナー濃度センサでは、2成分現像装置1内にあるトナーとキャリアとを含む2成分現像剤3のTC比が変化して2成分現像剤3の透磁率が変化すると、検出コイル5を有する第1の発振回路20の発振周波数が変化する。一方、2成分現像剤3の透磁率が変化しても、参照コイル6を有する第2の発振回路30の発振周波数は変化しないが、温度条件が変化すると第2の発振回路30の発振周波数は第1の発振回路20の発振周波数と同様の変化をする。よって、第1の発振回路20の発振周波数と第2の発振回路30の発振周波数との差をとることで、温度条件の変化が相殺されて、2成分現像剤3の透磁率だけに対応した値を得ることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置で用いる現像器のトナーの濃度を検出するトナー濃度センサおよびトナー濃度制御方法に関する。
現像器で使用される現像剤には、1成分現像剤と2成分現像剤とがあり、この2成分現像剤は、磁性のキャリア粒子と非磁性のトナー粒子とを混合して作製される。上記磁性のキャリア粒子に適正な混合比で混合されたトナー粒子が感光体ドラム上の潜像部に付着することで、トナー像が形成される。
このため、上記2成分現像剤を現像に使用したとき、磁性のキャリア粒子と非磁性のトナー粒子のうちの非磁性のトナー粒子だけが消費され、磁性のキャリア粒子は現像器内で循環して繰り返し使用される。
そこで、上記現像器に上記現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサを設け、このトナー濃度センサによるトナー濃度の検出結果に基づいてトナー補給装置から上記現像器にトナーを随時補給する。これと共に、現像器内でキャリアとトナーとの混合物である2成分現像剤を撹拌してキャリアとトナーとの混合比が現像器内で均一になるようにしている。
ところで、このトナー濃度センサとしては、キャリアとトナーとの混合物である2成分現像剤の透磁率の変化を、LC共振回路の共振周波数の変化でもって検出することで、トナー濃度を検出するものがある。
ところで、インダクタンスLとキャパシタンスCとのLC共振回路の共振周波数fは、基本的に次式(1)で求められる。
f=(2π(L・C)1/2)−1 … (1)
そして、コイルのインダクタンスLとコンデンサのキャパシタンスCはそれぞれ温度特性を持っている。このため、トナー濃度センサが設置されている環境の温度が変化するとLC共振回路での発振周波数が変動してしまう。
したがって、上記LC共振回路を用いたトナー濃度センサでは、環境温度によりLC共振回路の出力が変動してしまうという課題があった。
そこで、特許文献1(特開2000−347495号公報)で開示されるトナー濃度センサでは、差動トランスと温度補償コンデンサとを用いて温度変化によるトナー濃度の検出誤差を補償している。
また、特許文献2(特開平10−062390号公報)で開示されるトナー濃度センサでは、LC共振回路を構成するコイルとコンデンサとを互いに逆の温度特性を有するものとして温度が共振周波数に与える影響を低減させている。
ところで、トナー濃度センサでは、トナー濃度の検出誤差のさらなる低減が求められている。
特開2000−347495号公報 特開平10−062390号公報
そこで、この発明の課題は、温度変化によるトナー濃度の検出誤差をより確実に回避できるトナー濃度センサおよびトナー濃度制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のトナー濃度センサは、2成分現像器内にあるトナーとキャリアとの混合物の透磁率の変化に対してインダクタンスが変化するように上記2成分現像器に対して配置されている検出コイルを有する第1の発振回路と、
上記2成分現像器内にあるトナーとキャリアとの混合物の透磁率の変化に対してインダクタンスが変化しないように上記2成分現像器に対して配置されていると共に上記検知コイルと同等のインダクタンス‐温度特性を示す参照コイルを有する第2の発振回路とを備えることを特徴としている。
この発明のトナー濃度センサによれば、2成分現像器内にあるトナーとキャリアとの混合物の混合比が変化して上記混合物の透磁率が変化すると、上記第1の発振回路の発振周波数が変化する。一方、上記混合物の透磁率が変化しても、上記第2の発振回路の発振周波数は変化しないが、環境温度が変化すると第2の発振回路の発振周波数は第1の発振回路の発振周波数と同様の変化をする。言い換えれば、上記第2の発振回路の発振周波数の変化は、上記混合物の透磁率の変化以外の環境温度の変化による第1の発振回路の発振周波数の変化に対応している。
よって、上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差をとることで、環境温度の変化が相殺されて、上記混合物の透磁率だけに対応した値が得られる。したがって、この発明によれば、温度変化によるトナー濃度の検出誤差を回避することが可能になる。
また、この発明によれば、温度補償のための参照コイルをトナーとキャリアとの混合物の透磁率から混合比を検出するための検出コイルと同等のインダクタンス‐温度特性を示すコイルとしているので、温度補償用コンデンサを用いる場合に比べて、より精度の高い温度補償が可能になる。
また、一実施形態のトナー濃度センサでは、上記検知コイルと参照コイルは、同一基板上に配置されている。
この実施形態によれば、上記検知コイルと参照コイルとを同一の基板に一体的に形成でき、両コイル間の温度条件が均一化され易くなる。
また、一実施形態のトナー濃度センサでは、上記検知コイルと参照コイルは、巻き数が同じコイルパターンである。
この実施形態によれば、上記検知コイルと参照コイルとを同じ巻き数の構造としているので、温度条件の変化をより完全に相殺でき、温度変化によるトナー濃度の検出誤差をより確実に回避できる。
また、一実施形態のトナー濃度制御方法では、上記トナー濃度センサを用いて、上記2成分現像器内のトナーとキャリアとの混合比を調整するトナー濃度制御方法であり、
混合比を予め定められた値としたトナーとキャリアとの混合物を上記2成分現像器内に収容したときに、上記トナー濃度センサが備える上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差を目標値として記憶部に記憶させ、
上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差が上記目標値に近づくように上記2成分現像器にトナーを補給する。
この実施形態のトナー濃度制御方法によれば、上記トナー濃度センサを用いて、上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差が目標値に近づくように2成分現像器にトナーを補給することで、上記2成分現像器内のトナーとキャリアとの混合比を正確に調整できる。
また、一実施形態のトナー濃度制御方法では、記載のトナー濃度センサを用いて、上記2成分現像器内のトナーとキャリアとの混合比を調整するトナー濃度制御方法であり、
上記2成分現像器内に混合比が既知であるトナーとキャリアとの混合物を収容して、上記トナー濃度センサが備える上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との周波数の差を求める操作を、混合比が互いに異なる複数の混合物について行って、上記混合比と上記周波数の差との関係式もしくは上記混合比に対する上記周波数の差のデータテーブルを作成し、
上記関係式もしくはデータテーブルから上記混合比の目標値に対応する周波数の差の目標値を求めて、
上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差が上記周波数の差の目標値に近づくように上記2成分現像器にトナーを補給する。
この実施形態のトナー濃度制御方法によれば、上記トナー濃度センサを用いて、上記混合比と上記周波数の差との関係式もしくは上記混合比に対する上記周波数の差のデータテーブルを作成するので、この関係式もしくはデータテーブルから上記混合比の目標値に対応する周波数の差の目標値を容易に求めることができる。
この発明のトナー濃度センサによれば、第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差をとることで、温度条件の変化が相殺されて、上記トナーとキャリアとの混合物の透磁率だけに対応した値を得ることができる。したがって、この発明によれば、温度変化によるトナー濃度の検出誤差を回避できる。
この発明の実施形態のトナー濃度センサ4を備えた画像形成装置の現像装置の構成を示す概略図である。 上記実施形態のトナー濃度センサの検出コイルと参照コイルの配置を示す模式図である。 上記検出コイルと参照コイルが同一の基板に形成されている様子を示す平面図である。 上記検出コイルと参照コイルが同一の基板に形成されている様子を示す断面図である。 上記実施形態のトナー濃度センサが有する第1の発振回路の回路図である。 上記実施形態のトナー濃度センサが有する第2の発振回路の回路図である。 上記画像形成装置におけるトナー補給モータの制御系を示すブロック図である。 TC比を4%に調整した場合に環境温度20℃と50℃での第1の発振回路の出力値Aと第2の発振回路の出力値Bの一覧表を示す図である。 TC比を3%,4%,5%に調整した場合における出力値Aと出力値Bとの差(B−A)=ΔYの一覧表を示す図である。 トナー補給モータを駆動制御して現像装置にトナーを補給する動作を説明するフローチャートである。 第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差(B−A)=ΔYとTC比とが正比例の関係にあることを示す特性図である。 環境温度が変化しても或るTC比における出力値Aと出力値Bとの差(B−A)=ΔYは変わらないことを示す特性図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、画像形成装置の現像装置1の構成を示す概略図である。この現像装置1は、例えば複写機等の画像形成装置に内蔵され、露光光学系によって感光体ドラム(図示せず)上に形成された静電潜像をトナーで現像するものである。
上記現像装置1内には、撹拌部材としての搬送スクリュー2が配設されている。この搬送スクリュー2の回転によって、磁性粒子であるキャリアと非磁性粒子である合成樹脂製トナーとを含む2成分現像剤3が撹拌されつつ矢印Xの方向に搬送される。
この発明の実施形態のトナー濃度センサ4は上記現像装置1に取り付けられ、磁性のキャリアと非磁性のトナーとの混合物である2成分現像剤3の混合比を検出する。この混合比(TC比)は、2成分現像剤3に含まれるキャリアの重量をC(g)としトナーの重量をT(g)とすると、次式(2)で表される。
TC比 = (C/T)×100% … (2)
この実施形態のトナー濃度センサ4は、図2に示すように、現像装置1内に収容される2成分現像剤3に近接するように配置された検出コイル5と、上記2成分現像剤3から離隔して配置された参照コイル6とを備える。すなわち、この検出コイル5は、現像装置1内の2成分現像剤3のTC比の変化によって、インダクタンスが変化するように配置されている。一方、参照コイル6は現像装置1内の2成分現像剤3のTC比の変化によって、インダクタンスが変化しないように配置されている。
また、上記検出コイル5と参照コイル6は、同一の基板7に形成されていると共に同一のコイルパターンを有している。すなわち、図3の平面図に示すように、検出コイル5は渦巻き状パターン5Aを有し、さらに、図4の断面図に示すように、渦巻き状パターン5B,5C,5Dを有する。この渦巻き状パターン5Bの一端5B‐1は、スルーホールを貫通する接続部11で渦巻き状パターン5Aの一端5A‐1に電気的に接続されている。また、渦巻き状パターン5Bの他端5B‐2は、スルーホールを貫通する接続部12で渦巻き状パターン5Cの他端5C‐2に電気的に接続されている。また、渦巻き状パターン5Cの一端5C‐1は、スルーホールを貫通する接続部13で渦巻き状パターン5Dの一端5D‐1に電気的に接続されている。そして、上記渦巻き状パターン5Aの他端5A‐2と渦巻き状パターン5Dの他端5D‐2とが検出コイル5の電極を構成している。
同様に、参照コイル6は、渦巻き状パターン6A〜6Dを有し、この渦巻き状パターン6Bの一端6B‐1は、スルーホールを貫通する接続部14で渦巻き状パターン6Aの一端6A‐1に電気的に接続されている。また、渦巻き状パターン6Bの他端6B‐2は、スルーホールを貫通する接続部15で渦巻き状パターン6Cの他端6C‐2に電気的に接続されている。また、渦巻き状パターン6Cの一端6C‐1は、スルーホールを貫通する接続部16で渦巻き状パターン6Dの一端6D‐1に電気的に接続されている。そして、上記渦巻き状パターン6Aの他端6A‐2と渦巻き状パターン6Dの他端6D‐2とが参照コイル6の電極を構成している。よって、この参照コイル6は、上記検出コイル5と巻き数が同じコイルパターンである。
また、この実施形態のトナー濃度センサ4は、図5Aに示される第1の発振回路20を備える。この第1の発振回路20は、上記検出コイル5がインバータ21の両端に接続され、上記検出コイル5の両端とグランドとの間にコンデンサC21,C22が接続されている。また、インバータ21の出力側と検出コイル5の一端との間には抵抗R21が接続されている。なお、上記インバータ21は、電圧Vccの電源と電位Vssの基板とに接続されている。
また、この実施形態のトナー濃度センサ4は、図5Bに示される第2の発振回路30を備える。この第2の発振回路30は、上記参照コイル6がインバータ31の両端に接続され、上記参照コイル6の両端とグランドとの間にコンデンサC31,C32が接続されている。また、インバータ31の出力側と参照コイル6の一端との間には抵抗R31が接続されている。なお、上記インバータ31は、電圧Vccの電源と電位Vssの基板とに接続されている。
ここで、上記第1の発振回路20のインバータ21と第2発振回路30のインバータ31とは同等の構成であり、第1の発振回路20の抵抗R21,コンデンサC21,C22は第2の発振回路30の抵抗R31,コンデンサC31,C32と同等の構成である。
また、図6に示すように、上記画像形成装置は、上記現像装置1にトナーを補給するためのトナー補給モータ61と、このトナー補給モータ61にモータ駆動信号を出力して上記トナー補給モータ61を駆動するモータ駆動回路62を備える。そして、このモータ駆動回路62は、CPUで構成された制御部51によって制御される。また、この実施形態のトナー濃度センサ4は、CPUで構成された制御部51と記憶部52とに接続されている。
そして、上記2成分現像剤3の混合比(TC比)が既知の初期調整時の値である場合の上記トナー濃度センサ4の第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差ΔYが記憶部52に記憶される。一例として、図7に示すように、初期調整時のTC比が4%である場合には、環境温度が20℃では、第1の発振回路20の出力値Aは950000であり、第2の発振回路30の出力値Bは1000000である。ここで、上記出力値A,Bは各発振回路20,30の出力パルスのカウント値であり発振周波数に対応する値である。そして、図7に示すように、初期調整時のTC比が4%である場合において、環境温度が50℃では、第1の発振回路20の出力値Aは951000であり、第2の発振回路30の出力値Bは1001000である。このように、環境温度が上昇することで、各発振回路20,30の出力値A,Bはそれぞれ1000だけ増加しているが。第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差(B−A)=ΔYは50000であり変化していない。つまり、第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差ΔYを取ることで、環境温度の変化が出力値AとBとの差ΔYに与える影響を無くすることができる。これは、検出コイル5と参照コイル6とは同等のコイルパターンであり、環境温度の変化によって検出コイル5のインダクタンスと参照コイル6のインダクタンスとが同様に変化することによる。
そして、図8に示すように、初期調整時のTC比が4%である場合だけでなく、初期調整時のTC比が3%や5%の場合さらには他のTC比においても、上述の同様に、第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差(B−A)=ΔYをTC比に対応させて記憶部52に記憶させておく。これにより、各TC比に対する上記出力値の差ΔYのデータテーブルが記憶部52に記憶される。また、上記データテーブルにより、図10の特性図に例示するような、TC比(%)と出力値Bと出力値Aとの差ΔY=(B−A)との関係が得られて、このTC比(%)と差ΔYとの関係式を得ることもできる。これにより、上記第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差(B−A)=ΔYから、環境温度の変化の影響を受けることなく、2成分現像剤3の混合比(TC比)を正確に検出可能となる。
なお、上記差ΔYは、上記第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとが入力される減算回路から得ることができる。この減算回路は、上記トナー濃度センサ4が備えてもよく、後述する制御部51が備えてもよい。
次に、図6の制御部51がトナー濃度センサ4から受けた出力値A,Bに基づいて、モータ駆動回路62でトナー補給モータ61を駆動制御して現像装置1にトナーを補給する動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1では、トナー濃度センサ4の第1の発振回路20の出力値Aを取り込み、ステップS2では、トナー濃度センサ4の第2の発振回路30の出力値Bを取り込む。次に、ステップS3では、予め設定されたトナー濃度(TC比)に対応する出力値AとBとの差ΔY=(B−A)をΔY(目標値)として記憶部52から読み込む。この記憶部52には上記ΔY(目標値)を予め記憶させている。
次に、ステップS4では、ステップS1,S2で取り込んだ出力値A,BからΔY(検出値)を演算する。
次に、ステップS5に進み、上記演算したΔY(検出値)が上記ΔY(目標値)に対して、予め設定された乖離値β以内の値であるか否かを判断し、ΔY(検出値)−ΔY(目標値)が乖離値β以内の値であると判断すると、ステップS1に戻り、ΔY(検出値)−ΔY(目標値)が乖離値βを超えていると判断すると、ステップS6に進む。
ステップS6では、モータ駆動回路62からトナー補給モータ61にモータ駆動信号を出力して上記トナー補給モータ61を駆動する。これにより、現像装置1にトナーが補給される。
このように、上記制御部51は、トナー濃度センサ4からの出力値A,BによるΔY(検出値)が予め設定された乖離値βを超えてΔY(目標値)よりも大きくなったとき、トナー補給モータ61によって、現像装置1にトナーを補給してTC比を目標値に近づけることができる。例えば、目標とするTC比(4%)よりも1%を超えてTC比が大きなり、トナー不足になったときには、トナー補給モータ61によって、現像装置1にトナーを補給してTC比を目標値(4%)に近づけることができる。よって、上記画像形成装置の画像品質を向上できる。
ここで、前述の如く、上記トナー濃度センサ4は、環境温度の変化によって検出コイル5のインダクタンスと参照コイル6のインダクタンスとが同様に変化する。よって、上記第1の発振回路20の出力値Aと第2の発振回路30の出力値Bとの差(B−A)=ΔYにより、環境温度の変化の影響を受けることなく、2成分現像剤3の混合比(TC比)を正確に検出することができる。
例えば、図11に示すように、環境温度が上昇して、第1の発振回路20の出力値Aが同じTC比でも出力値A’に低下した場合には、第2の発振回路30の出力値Bも同様の低下幅で出力値B’に低下する。よって、次式(3)のように、温度変化によって検出値ΔYは変化しない。
出力値B−出力値A = 出力値B’−出力値A’ … (3)
よって、環境温度の変化の影響を受けることなく、2成分現像剤3の混合比であるTC比を正確に検出できる。
尚、上記実施形態では、検出コイル5と参照コイル6とを同一の基板7に形成したが、第1の発振回路20を構成するコンデンサC21,C22,インバータ21,抵抗R21と第2の発振回路30を構成するコンデンサC31,C32,インバータ31,抵抗R31も同一の基板7に形成することが望ましい。これにより、第1の発振回路20と第2の発振回路30の発振条件をより揃えることができ、温度条件の変化をより完全に相殺でき、温度変化によるTC比の検出誤差をより確実に回避できる。
1 現像装置
2 搬送スクリュー
3 2成分現像剤
4 トナー濃度センサ
5 検出コイル
5A〜5D 渦巻き状パターン
6 参照コイル
6A〜6D 渦巻き状パターン
7 基板
20 第1の発振回路
21、31 インバータ
30 第2の発振回路
51 制御部
52 記憶部
61 トナー補給モータ
62 モータ駆動回路

Claims (5)

  1. 2成分現像器内にあるトナーとキャリアとの混合物の透磁率の変化に対してインダクタンスが変化するように上記2成分現像器に対して配置されている検出コイルを有する第1の発振回路と、
    上記2成分現像器内にあるトナーとキャリアとの混合物の透磁率の変化に対してインダクタンスが変化しないように上記2成分現像器に対して配置されていると共に上記検知コイルと同等のインダクタンス‐温度特性を示す参照コイルを有する第2の発振回路とを備えることを特徴とするトナー濃度センサ。
  2. 請求項1に記載のトナー濃度センサにおいて、
    上記検知コイルと参照コイルは、同一基板上に配置されていることを特徴とするトナー濃度センサ。
  3. 請求項1または2に記載のトナー濃度センサにおいて、
    上記検知コイルと参照コイルは、巻き数が同じコイルパターンであることを特徴とするトナー濃度センサ。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のトナー濃度センサを用いて、上記2成分現像器内のトナーとキャリアとの混合比を調整するトナー濃度制御方法であり、
    混合比を予め定められた値としたトナーとキャリアとの混合物を上記2成分現像器内に収容したときに、上記トナー濃度センサが備える上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差を目標値として記憶部に記憶させ、
    上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差が上記目標値に近づくように上記2成分現像器にトナーを補給することを特徴とするトナー濃度制御方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載のトナー濃度センサを用いて、上記2成分現像器内のトナーとキャリアとの混合比を調整するトナー濃度制御方法であり、
    上記2成分現像器内に混合比が既知であるトナーとキャリアとの混合物を収容して、上記トナー濃度センサが備える上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との周波数の差を求める操作を、混合比が互いに異なる複数の混合物について行って、上記混合比と上記周波数の差との関係式もしくは上記混合比に対する上記周波数の差のデータテーブルを作成し、
    上記関係式もしくはデータテーブルから上記混合比の目標値に対応する周波数の差の目標値を求めて、
    上記第1の発振回路の発振周波数と第2の発振回路の発振周波数との差が上記周波数の差の目標値に近づくように上記2成分現像器にトナーを補給することを特徴とするトナー濃度制御方法。
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