JP2010264576A - エントリーボードおよび多層基板の貫通孔加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な貫通孔内壁形状および孔位置精度を確保することができ、安価に多層基板を製造することができるとともに、副資材のコストを低減することのできる多層基板の貫通孔加工方法を提供する。
【解決手段】バックアップボード41に載せた多層基板32の上にエントリーボード42を載せ、ドリル43でエントリーボード42から多層基板32に小口径の貫通孔を開ける多層基板の貫通孔加工方法において、エントリーボード42を、耐熱性ポリエチレンテレフタレートで150μm以上250μm以下の厚さに形成し、ドリル43の回転数を100krpm以上200krpm以下にし、ドリル43の突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にし、バックアップボード41へのドリル43の切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にする。
【選択図】図4

Description

この発明は、多層基板に小口径の貫通孔を開けるためのエントリーボード、および、このエントリーボードを使用して多層基板に小口径の貫通孔を開ける多層基板の貫通孔加工方法に関するものである。
FPC(Flexible Printed Circuit:フレキシブルプリント基板)を貼り合わせた多層基板(多層フレキシブルプリント基板)や、少なくとも2枚のCCL(Copper Clad Laminate:銅張積層板)を貼り合わせた多層基板などは、異なる材質からなる部材を複数種類組み合わせたり、あるいは、異なる材質からなる部材を複数種類積層した構造を採用している。このため、多層基板に貫通孔(スルーホール)を開ける場合、適正なドリル加工で貫通孔を開けないと、材料の種類により、貫通孔加工時にえぐれが発生し、銅メッキ後に良好な貫通孔内壁が形成されず、接続信頼性が低下する。また、樹脂のスミヤが導通部分に付着することによって銅メッキ時に層間の導通がとれなくなったり、または、銅メッキの接触面積が小さくなったりすることによって層間の抵抗値が規格値よりも大きくなり、信頼性が低下する。また、多層基板では、内層回路のランド部への加工が必須となり、孔位置精度が悪いと、加工孔がランド部から外れてしまい、層間の接続不良が発生する。したがって、多層基板においては、良好な貫通孔内壁形状および孔位置精度を確保する必要がある。
上記した孔開け加工に用いるエントリーボードをベークライト(登録商標:フェノール−ホルムアルデヒド樹脂)板にすると、ドリルの突っ込み時にエントリーボードに対してドリルが滑るため、孔位置精度が悪く、ランド切れによる接続信頼性の低下が発生しやすくなる。
そこで、エントリーボードとしてベークライト板を用いる問題点の解決策として、例えば、エントリーボードに、潤滑剤が添加された粘着剤層の両側に樹脂層を配置した孔開け加工用シート(例えば、特許文献1参照。)を用いたり、アルミ箔と樹脂を含浸させた紙とを硬化型の接着剤によって複合させた加工用シート(例えば、特許文献2参照。)を用いたり、紙基材に熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグを、連続的に加熱プレス成形して製造した加工用シート(例えば、特許文献3参照。)を用いている。
特開2005−153103号公報 特開平7−328996号公報 特開2001−18104号公報
上記した特許文献1〜特許文献3に記載されている加工用シートは製造コストが高いので、多層基板を安価に製造することができなくなる。また、潤滑剤が貫通孔内壁の導通個所に付着することにより、潤滑剤を除去するためのデスミヤ工程において、長い処理時間が必要になるとともに、副資材コストも高くなる。
近年、電子機器の軽薄短小化に伴い、プリント配線基板にも高密度配線が求められているが、多層基板は電子機器の軽薄短小化の要求に応えるのに好適な基板である。しかし、多層基板は製造工程数が多く、製造コストが高くなるため、副資材のコストを低減することのできる多層基板の明確な加工条件の確立が期待されている。
この発明は、上記したような不都合を解消するとともに、上記した要望に応えるためになされたもので、多層基板を安価に製造することができるとともに、良好な貫通孔内壁形状および孔位置精度を確保することができ、副資材のコストを低減することのできるエントリーボードおよび多層基板の貫通孔可能方法を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、バックアップボードに載せた多層基板にドリルで小口径の貫通孔を開ける際、前記多層基板の上に載せるエントリーボードを、耐熱性ポリエチレンテレフタレートで150μm以上250μm以下の厚さに形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、バックアップボードに載せた多層基板の上にエントリーボードを載せ、ドリルで前記エントリーボードから前記多層基板に小口径の貫通孔を開ける多層基板の貫通孔加工方法において、前記エントリーボードを、耐熱樹脂で150μm以上250μm以下の厚さに形成し、前記ドリルの回転数を100krpm以上200krpm以下にし、前記ドリルの突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にし、前記バックアップボードへの前記ドリルの切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、エントリーボードを、耐熱性ポリエチレンテレフタレート(耐熱性PET)で150μm以上250μm以下の厚さに形成したので、エントリーボードが安価になることによって多層基板を安価に製造することができる。また、ドリルの突っ込み時にエントリーボードに対してドリルが滑らずに突っ込むため、孔位置精度を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、エントリーボードを、耐熱性PETで150μm以上250μm以下の厚さに形成し、ドリルの回転数を100krpm以上200krpm以下にし、ドリルの突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にし、ドリルのバックアップボードへの切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にしたので、ドリルの突っ込み時にエントリーボードに対してドリルが滑らずに突っ込むため、孔位置精度を確保することができるとともに、良好な貫通孔内壁形状を確保することができる。さらに、良好な貫通孔内壁形状を確保できることにより、デスミヤ工程での長い処理時間が不要になるので、副資材のコストを低減することができ、多層基板を安価に製造することができる。
多層基板の製造工程を示す説明図である。 多層基板の製造工程を示す説明図である。 多層基板の製造工程を示す説明図である。 多層基板に貫通孔を開ける説明図である。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1〜図3は多層基板の製造工程を示す説明図、図4は多層基板に貫通孔を開ける説明図である。
次に、多層基板の製造方法を、図1〜図3を参照した説明する。
まず、図1(a)に示す工程では、例えば、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁基板1の両面に銅箔製の配線材料層2a,2bが設けられた両面銅張積層板3(例えば、銅箔厚が18μmで、ポリイミド厚が25μmの両面銅張積層板)を用意する。そして、図1(b)に示すように、ドリルによって両面銅張積層板3に貫通孔(スルーホール)4を開け、CFとOとの混合ガス(CF:O=5:95)によるプラズマデスミヤ処理を施す。
その後、図1(c)に示すように、両面銅張積層板3の両面に全体的に銅メッキを成長させて配線材料層5a,5bを形成する。このとき、貫通孔内壁4aに層間導電路(ビア)6が形成される。そして、図1(d)に示す工程では、配線材料層5a,5b表面にフォトリソグラフィで所望の回路パターンに対応するエッチングレジストパターン(エッチングマスク)を形成した後、配線材料層5a,5b,2a,2bに化学的選択エッチングを行うことにより、所望の回路にパターンニングされた配線層7a,7bを形成する。
これとは別に、図2(a)に示す工程では、例えば、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁基板11の片面に銅箔製の配線材料層12が設けられた片面銅張積層板13(例えば、銅箔厚が18μmで、ポリイミド厚が25μmの片面銅張積層板)を用意する。そして、図2(b)に示す工程では、配線材料層12表面にフォトリソグラフィで所望の回路パターンに対応するエッチングレジストパターン(エッチングマスク)を形成した後、配線材料層12に化学的選択エッチングを行うことにより、所望の回路にパターンニングされた配線層14を形成する。
その後、図3(a)に示すように、配線層7a,7bに、所望の回路にパターンニングが形成された片面銅張積層板13を層間接着剤21でそれぞれ貼り付ける。そして、図3(b)に示すように、ソルダーレジスト22を貼り合わせることにより、多層基板31とする。
次に、多層基板に貫通孔を開ける貫通孔の加工方法を、図4を参照して説明する。
まず、図示を省略した載置台に、ベークライト板で1.5mmの厚さに形成したバックアップボード41を載せ、このバックアップボード41に多層基板、例えば、両面銅張積層板の両面に片面銅張積層板をそれぞれ貼り合わせた4層構造の多層基板32を載せ、この多層基板32の上にエントリーボード42を載せた後、載置台に対してバックアップボード41、多層基板32およびエントリーボード42を、図示を省略した固定部材で固定する。そして、ドリル43でエントリーボード41から多層基板32、バックアップボード41に小口径、例えば、0.1mm〜0.35mmの貫通孔を図1(b)に示すように開ける。
このようにして多層基板に貫通孔を開ける場合のエントリーボードの材料および厚さ、ドリルの回転数、ドリルの突っ込み速度、バックアップボードへのドリルの切り込み量について考察する。
<エントリーボードの材料および厚さ>
エントリーボードを耐熱性PET(融点が260℃)で100μm、150μm、200μm、250μmおよび300μmの厚さに形成し、また、エントリーボードをベークライト板で800μmの厚さに形成し、また、エントリーボードを潤滑剤付きエントリーシートで300μmの厚さに形成し、ドリルの回転数を150krpmとし、ドリルの突っ込み速度を1.5m/minとし、ドリルの切り込み量を0.3mmとし、ドリルを0.3mmとして前記4層構造の多層基板に小口径の貫通孔を開けた結果を表1に示す。
信頼性評価は、IPC−TM−650に準拠した気相ヒートサイクル試験で行った。そして、試験条件は、IPC規格記載の推奨条件とした。また、サイクル数は40サイクルとした。また、信頼性試験の個数をそれぞれ10とし、抵抗値を測定して満足した個数を表1に記した。そして、孔位置精度は、測長機を使用することにより、設計値と実測値との違いを測定した。また、貫通孔内壁のスミヤ残渣の有無は、ドリル加工後にデスミヤ処理を行い、貫通孔を走査型電子顕微鏡で観察した。そして、デスミヤの詳細条件は、CFとOとの混合比を5:95とし、RFパワーを4000ワット、ガス流量を3000ml/min、処理時間を30分とした。そして、貫通孔のバリは、加工後に顕微鏡で観察した。
Figure 2010264576
表1によって以下の点が明らかになった。(1)エントリーボードに100μm厚の耐熱性PETを用いると、加工時の多層基板の押さえが弱いため、貫通孔にバリが発生する。(2)エントリーボードに300μm厚の耐熱性PETを用いると、加工時にエントリーボードに熱がこもることによってエントリーボードが溶融し、貫通孔内壁にPET成分が付着する。そのため、メッキが部分的に未着となり、信頼性試験を満足しないサンプルが発生する。(3)エントリーボードにベークライト板を用いると、孔精度位置が悪く、ランド切れしている貫通孔も散見している。ドリルを突っ込む際にドリル先端がベークライト板に対して滑るために孔位置精度が悪くなったものと考えられる。(4)エントリーボードに潤滑剤付きエントリーシートを用いると、孔位置精度は良好であり、貫通孔内壁形状も非常に平滑であるが、潤滑剤が貫通孔内壁に付着することにより、通常のデスミヤ工程ではスミヤを完全に除去できない。そのため、信頼性試験において、規格値を満足できないサンプルが発生する。また、潤滑剤は資材コストが高く、スミヤを除去するためにはデスミヤの処理時間を延ばす必要があり、製造コストが増加する。
したがって、良好な内壁形状で、孔位置精度がよく、信頼性の高い貫通孔を多層基板に形成するためには、エントリーボードとして単層の耐熱性PETを150μm以上250以下として使用する必要がある。
<ドリルの回転数>
ドリルの回転数を50krpm、100krpm、150krpm、200krpmおよび250krpmにし、エントリーボードを耐熱性PETで200μmの厚さとし、ドリルの突っ込み速度を1.5m/minとし、バックアップボードへのドリルの切り込み量を0.3mmとし、ドリルを0.3mmとして前記4層構造の多層基板に小口径の貫通孔を開けた結果を表2に示す。
信頼性評価、試験条件、サイクル数、信頼性試験、孔位置精度、貫通孔内壁のスミヤ残渣の有無、デスミヤの条件は、エントリーボードの場合と同じ条件で行った。
Figure 2010264576
表2によって以下の点が明らかになった。(1)ドリルの回転数が100krpm未満の場合、孔位置精度が悪く、信頼性を満足できないサンプルが発生する。(2)ドリルの回転数が200krpmを超えた場合、孔位置精度が悪く、信頼性を満足できないサンプルが発生する。(3)ドリル加工時の回転数が100krpm以上200krpm以下の範囲では、良好な孔位置精度が得られる。
したがって、良好な内壁形状で、孔位置精度がよく、信頼性の高い貫通孔を多層基板に形成するためには、ドリルの回転数を100krpm以上200krpm以下にする必要がある。
<ドリルの突っ込み速度>
ドリルの突っ込み速度を0.5m/min、1.0m/min、1.5m/min、2.0m/min、2.5m/min、3.0m/minにし、エントリーボードを耐熱性PETで200μmの厚さとし、ドリルの回転数を150krpmとし、バックアップボードへのドリルの切り込み量を0.3mmとし、ドリルを0.3mmとして前記4層構造の多層基板に小口径の貫通孔を開けた結果を表3に示す。
Figure 2010264576
信頼性評価、試験条件、サイクル数、信頼性試験、孔位置精度、貫通孔内壁のスミヤ残渣の有無、デスミヤの条件は、エントリーボードの場合と同じ条件で行った。
表3によって以下の点が明らかになった。(1)ドリルの突っ込み速度が1.0m/min未満の場合、孔位置精度が悪く、信頼性を満足できないサンプルが発生する。(2)ドリルの突っ込み速度が2.0m/minを超えた場合、孔位置精度が悪く、信頼性を満足できないサンプルが発生する。(3)ドリル加工時の突っ込み速度が1.0m/min以上2.0m/min以下の範囲では、良好な孔位置精度が得られる。
したがって、良好な内壁形状で、孔位置精度がよく、信頼性の高い貫通孔を多層基板に形成するためには、ドリル加工時の突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にする必要がある。
<ドリルの切り込み量>
バックアップボードへのドリルの切り込み量を0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mmにし、エントリーボードを耐熱性PETで200μmの厚さとし、ドリルの回転数を150krpmとし、ドリルの突っ込み速度を1.5m/minとし、ドリルを0.3mmとして前記4層構造の多層基板に小口径の貫通孔を開けた結果を表4に示す。
信頼性評価、試験条件、サイクル数、信頼性試験、孔位置精度、貫通孔内壁のスミヤ残渣の有無、デスミヤの条件は、エントリーボードの場合と同じ条件で行った。そして、ドリル折れは、10個の試験体に貫通孔を開けたときに折れたドリルの本数である。
Figure 2010264576
表4によって以下の点が明らかになった。(1)ドリルの切り込み量を0.2mm未満にした場合、信頼性を満足できないサンプルが発生する。装置の精度のばらつき、使用しているバックアップボードの厚みのばらつきなどにより、孔開け可能な設定値に近似した値にドリルの切り込み量を設定すると、多層基板に孔が開ききらず、導通がとれないため、信頼性試験に投入直後に評価は不可(不合格)となる。(2)ドリルの切り込み量が0.4mmを超えた場合、10個中7個でドリル折れが発生している。ドリルの切り込み量を深くすると、エントリーボードにドリルが接する時間が増えるため、エントリーボードが溶解してドリルに付着、固着するので、孔開け工程が進んでいくのにしたがってドリルに負荷がかかり、ドリル折れが発生する。また、ドリルの切り込み量を深くしているため、サイクルタイムが長くなり、コストアップの要因となる。(3)ドリルの切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下の範囲では、ドリル折れが発生せず、信頼性評価が良好である。
したがって、多層基板に位置精度よく貫通孔を設けるためには、ドリル加工時の切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にする必要がある。
上述したように、この発明によれば、エントリーボードを、耐熱性PETで150μm以上250μm以下の厚さに形成したので、エントリーボードが安価になることによって多層基板を安価に製造することができる。また、エントリーボードを耐熱性PETで形成したので、ドリルの突っ込み時にエントリーボードに対してドリルが滑らずに突っ込むことにより、孔位置精度を確保することができる。そして、ドリルの回転数を100krpm以上200krpm以下にし、ドリルの突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にし、バックアップボードへのドリルの切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にして多層基板に貫通孔を開けるので、良好な貫通孔内壁形状を確保することができる。さらに、良好な貫通孔内壁形状を確保できることにより、デスミヤ工程の長い処理時間が不要になるので、副資材のコストを低減することができ、多層基板を安価に製造することができる。
上記した実施例では、小口径の貫通孔の直径を0.3mmとした例を示したが、小口径の貫通孔とは、直径が0.1mm以上0.35mm以下の貫通孔であればよい。
1 絶縁基板
2a 配線材料層
2b 配線材料層
3 両面銅張積層板
4 貫通孔(スルーホール)
4a 貫通孔内壁
5a 配線材料層
5b 配線材料層
6 層間導電路(ビア)
7a 配線層
7b 配線層
11 絶縁基板
12 配線材料層
13 片面銅張積層板
14 配線層
21 層間接着剤
22 ソルダーレジスト
31 多層基板
32 多層基板
41 バックアップボード
42 エントリーボード
43 ドリル

Claims (2)

  1. バックアップボードに載せた多層基板にドリルで小口径の貫通孔を開ける際、前記多層基板の上に載せるエントリーボードを、耐熱性ポリエチレンテレフタレートで150μm以上250μm以下の厚さに形成した、
    ことを特徴とするエントリーボード。
  2. バックアップボードに載せた多層基板の上にエントリーボードを載せ、ドリルで前記エントリーボードから前記多層基板に小口径の貫通孔を開ける多層基板の貫通孔加工方法において、
    前記エントリーボードを、耐熱性ポリエチレンテレフタレートで150μm以上250μm以下の厚さに形成し、
    前記ドリルの回転数を100krpm以上200krpm以下にし、
    前記ドリルの突っ込み速度を1.0m/min以上2.0m/min以下にし、
    前記バックアップボードへの前記ドリルの切り込み量を0.2mm以上0.4mm以下にした、
    ことを特徴とする多層基板の貫通孔加工方法。
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