JP2000068648A - 多層印刷配線基板の製造方法 - Google Patents

多層印刷配線基板の製造方法

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JP2000068648A
JP2000068648A JP10232411A JP23241198A JP2000068648A JP 2000068648 A JP2000068648 A JP 2000068648A JP 10232411 A JP10232411 A JP 10232411A JP 23241198 A JP23241198 A JP 23241198A JP 2000068648 A JP2000068648 A JP 2000068648A
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hole
conductive connection
plating
layer
forming
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JP10232411A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Ishikawa
和充 石川
Harumi Kubota
春實 久保田
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Lincstech Circuit Co Ltd
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Hitachi AIC Inc
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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3層以上のシールド多層板または触媒入りシ
ールド多層板とを用い、表裏の配線層や層間接続するビ
アホール及び導通接続穴を有する多層配線基板にあっ
て、薄型化,配線の自由度化,高温多湿な高電界の環境
下に耐え得る電食特性及び高密度化対応等が優れ、さら
に電気的な接続信頼性の高い多重ビアホール付き多層配
線基板の製造方法47を実現することを目的とする。 【解決手段】 上述の課題を実現するために、前記シー
ルド板に穴埋めされた導通接続穴の穴内に穴壁金属膜に
接触しないようにレーザドリリングしテーパ角をもつ貫
通穴を設け得、これに銅めっきを施し導通接続穴を形
成、この穴内に絶縁体を形成した後に、無電解ニッケル
と電解銅めっきを併用して導通接続穴を設け、さらに接
続用パッドを形成した後に、表裏を層間接続するビアホ
ールを多重形成して、配線の自由度化及び電食特性に優
れ得る高密度化からなる多層配線基板の製造方法47を
達成しようとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型コンピュータ
や高性能の電子機器等に用いられる層間接続性に優れた
ビアホールを有する多層配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高集積化技術の急速な開発によっ
て、プリント配線基板に於いても、薄膜化,精細化,高
密度化さらには、高速化対応が要求され、この対応とし
ては、一般に回路付内層配線基板を用い、この表裏上に
絶縁プリプレグを多層積層化し表層と内層を接続するの
にビアホールを形成し、次いで、表裏全面に導体を形成
した後、導体をパターニングする。さらに、これをリピ
ートして多層化した後最後に、最外層を接続する導通接
続穴を形成する製造方法である。以下、従来の技術に係
る製造方法について、図9に基づき説明する。
【0003】まず、図9に示すように、内層銅張り積層
基板(FR−4)を用い、選択的にドリリング加工によ
り第1貫通穴55を穿設しこの表裏面上と前記穴55の
内壁に化学めっきとパネル銅めっきを施し、第1導通接
続穴56を形成し、次いで前記第1導通接続穴56の穴
内に樹脂埋め57硬化して形成した後に、表裏導体をパ
ターニングを行い、内層板の回路83,内層板の配線層
84,第1接続用パッドになるランド58,第2接続用
パッド59等からなるシールド板51を形成する。
【0004】次いで、前記シールド板51の表裏上に銅
箔付き接着プリプレグ60及び61を積層して多層圧着
化して構成する。これに炭酸ガスレーザビーム加工を行
い、ビア半貫通穴62及び63を設け、この穴62及び
63内壁及び表裏上に化学めっきとパネル銅めっきを施
し、第1ビアホール64及び65を形成した後に、導体
をパターニングして第1ビアホールランド66及び67
を形成し、外層銅箔,内層導体付き樹脂接着フィルム6
8及び69を表裏上に多層化構成した後に、ドリリング
により第2半貫通穴70及び71及び第2貫通穴73を
設け、これらの穴70・71及び73内壁と表裏面上に
化学めっきとパネル銅めっきを施し、第2ビアホール7
5及び76,第2導通接続穴74を形成した後に、最外
層をパターニングして信号用配線層81及び82,第2
ビアホールランド77及び78,第2導通接続穴ランド
79及び80を形成し、前記第1導通接続穴56と第2
導通接続穴74とを別々の位置に配設させている従来の
技術に係る多層配線基板85が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多層配線基板の製造方法85においては、以下に記載す
るような問題を有していた。
【0006】その第1としては、図9に示すように、シ
ールド板51に存在する第1導通接続穴56と最外層の
表裏を接続する第2導通接続穴74とが別々に配設され
ているため、シールド板51の回路83及びシールド板
51の配線層84を配設するのに、前記第2導通接続穴
74が隘路になり、これによって配線自由度が阻害さ
れ、占有面積も大きく、高密度化の実現が難しいという
問題があった。
【0007】その第2としては、図9に示すように、前
記第1貫通穴55及び第2貫通穴73を選択的に穿設す
るのにドリリングを用いているために、最少穴径は、
0.2mmφが限界レベルであり、前記55及び73の小
径化が難しく、特に第2貫通穴73を穿設する場合に多
層配線基板85の板厚が厚くなるため、ドリリングの不
具合が生じて小径化できず、また銅めっき付き回り性が
悪化し、外部ストレスにより第2導通接続穴74の中央
部全周にバレルクラックが生じ、電気的な接続信頼性の
劣化を促進させるという問題があった。
【0008】その第3としては、高温多湿な高電界の環
境下において、銅イオンの移行や粗化液及び無電解銅め
っき液のしみ込み等が生じて、電気的な接続信頼性,電
食特性及び高密度化対応とを低下させるという問題があ
った。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、電食特性及び電気特性との特
性に優れ、接続信頼性も高く、第2導通接続穴74の影
響がない、高密度配線機能をもつ多層配線基板、またビ
アホールが容易に形成しうる高密度配線機能を活用でき
得るより一層優れた多層配線基板の製造方法47を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、3層以上のシールド多層板または触媒入
りシールド多層板の表裏の配線層を導通するための導通
接続穴を有する多層配線板にあって、第1貫通穴7を第
1UVレーザ照射して穿設し、この穴7内壁と表裏面に
下地第1ニッケルめっき8を施し、このニッケルめっき
8の上に第1パネル銅めっき9を施すことにより第1導
通接続穴10を形成する工程、前記第1導通接続穴10
内に第1絶縁体11を穴埋め形成後に、フォトエッチン
グ法によって、第1接続用パッド14及び第1配線層1
3等を形成させて穴埋め付きシールド多層板1を完成さ
せる工程、前記穴埋め付きシールド多層板1に無機フィ
ラー10%以上を含む第1外層15をラミネート積層し
て、これに第2UVレーザ照射を用いて、第1半貫通穴
17と第2貫通穴18を前記第1導通接続穴10の内壁
に接触しないように穿設して、この穴17及び18内壁
と表裏面に下地第2パネルニッケルめっき19を施し
て、この第2ニッケルめっき19上に第2パネル銅めっ
き20を施すことにより第1ビアホール22及び第2導
通接続穴21を形成する工程、前記第2導通接続穴21
穴内に第2絶縁体23を穴埋め形成後に、この上に第3
ニッケルめっき24Aを施し、さらに第3パネル銅めっ
き24を施して、しかる後に、フォトエッチング法を用
い、第1導通接続穴の内径28よりも小さい第2接続用
パッド25を形成する工程、接着剤及び片面銅箔付き内
層導体含む無機フィラー10%以上からなる第2外層3
2を表裏面に積層する工程、これに第3UVレーザドリ
リングすることにより第2半貫通穴33及び第3半貫通
穴34を形成する工程、下地第4ニッケルめっき35を
施し、この下地第4ニッケルめっき35の上に第4パネ
ル銅めっき36を施し、第2ビアホール37及び第3ビ
アホール38を設ける工程、フォトエッチング法により
必要外の外層銅箔を除去し、この表裏上の銅箔層以外に
無電解用永久レジスト41を形成後に、下地に無電解ニ
ッケルめっきを施しこの上に無電解めっき(cc−4
1)42を施し、発熱部品45の搭載用第2ビアホール
放熱ランド39、第3ビアホール放熱ランド40及び高
密度化対応用微細配線層44を形成する工程等を有する
ことによって、優れた電気的な接続信頼性が得られ、さ
らには電食性が改良され高い高密度化の実現できる多層
配線基板の製造方法47である。
【0011】
【発明の実施の形態】3層以上のシールド多層板1また
は触媒入りシールド多層板1を用いこれに第1貫通穴7
をイットニウム,アルミニウム・ガーネットUVレーザ
ビームの第3高調波光源にて、例えば波長330〜37
0ナノメートル範囲とし、このUVレーザビームのエネ
ルギー密度は、例えば銅箔では、25〜30J/平方セ
ンチメートル範囲かつ穴明けレートは、4〜7μm/シ
ョット範囲また樹脂(ガラス布入りも含む)では、10
〜15J/平方センチメートル範囲かつ穴明けレート
は、8〜12μm/ショット範囲であり、UVレーザビ
ームドリリング方法では、最少径25μm迄穿穴でき得
るものであり、連続的に多層構造シールド多層板1を炭
化変質層を生じさせなく、さらに穴7内壁粗さを平滑化
(15μm以下)に穿穴する方法である(図7参照のこ
と。)。
【0012】依って後製造工程において、前記炭化変質
層の除去のために粗化液例えばクロム酸と硫酸の混合液
及び過マンガン酸カリウム液とを用い、この液に浸漬す
るデスミア処理が短時間に抑制できる事により前記貫通
穴7の内壁中への粗化液しみ込み量を防止できることに
より銅めっきの付き回り性を一層優れたものにできる
(図12参照のこと。)。
【0013】また、多層構造のシールド多層板1をUV
レーザビームを用いドリリングを行う場合、貫通穴7と
の壁面の穴の軸に対するテーパー角を1〜5度範囲にす
ることが電気的な特性改良に適している(図7及び図1
1とを参照のこと。)。
【0014】次いで、前記貫通穴7の内壁及び表裏上に
無電解第1ニッケルめっき8を約5μm以下に施し、こ
の上に電解第1パネル銅めっき9を約20〜25μm程
度に被膜し、第1導通接続穴10を形成する。
【0015】なお、前記無電解第1ニッケルめっき8を
施すことにより、銅イオンの移行を抑制することが可能
になり高温多湿な環境下での銅マイグレーションの電食
現象を防止することが実現可能になるものである(図1
2参照のこと。)。
【0016】次いで、前記第1導通接続穴10内に第1
絶縁体11を形成し、この第1絶縁体11は、第1導通
接続穴10内のめっき層に引っ張り応力あるいは圧縮応
力が同時に生じることにより金属めっき層が金属疲労
し、穴10内の全周にわたって連続するクラック(バレ
ルクラック)の発生を抑制する機能を有するものであ
る。
【0017】なお、前記第1絶縁体11は、変性エポキ
シ樹脂70%以上,シリコーンコンパウド微粉末3%以
上含有して成り、このシリコーンコンパウド微粉末の平
均粒子径を0.05〜10μmφ範囲が適していて、こ
の形状は、球状形状でよい。
【0018】なお、前記変性エポキシ樹脂70%未満で
ある場合には、塗布穴埋め作業に不具合が生じる恐れが
あり、また前記シリコーンコンパウド微粉末が3.0%
未満である場合には、耐熱性及び放熱性が低下する不具
合が生じる恐れがあり、いずれも適さないものである。
【0019】さらに、前記シリコーンコンパウド微粉末
の平均粒子径が0.05μmφ未満であると、作業中に
シリコーンコンパウド微粉末が空気中に浮遊し、経済性
に欠点が生じ、10μmφを超えると変性エポキシ樹脂
との結合力が低下し、穴埋め性の機能も悪化し、前記導
通接続穴内の金属めっき層を保護することが不可能にな
る恐れが生じ、いずれも適しないものである。
【0020】次いで、前記シールド多層板1上を黒化処
理した無機フィラー10%以上を含む銅箔付絶縁樹脂フ
ィルムからなる第1外層15(日立化成工業製(株)商
品名:MCF−9000,厚み50μm)を真空ラミネ
ーター(日立エーアイシー(株)社製商品名:HLM−
V570)を用いラミネートして形成するものであり、
これにUVレーザビームを用い第1半貫通穴17及び第
2貫通穴18を穿穴する。
【0021】なお、前記第2貫通穴18の穿穴の方法
は、前記第1貫通穴7と同一となり、前記第1導通接続
穴10の内径28に接触しないように第2貫通穴18を
設け、この第2貫通穴のテーパ角31Aを1〜5度程度
が適している(図8参照のこと)。
【0022】次いで、無電解第2ニッケルめっき19を
施し後に、電解第2パネル銅めっき20を施し、第1ビ
アホール22及び第2導通接続穴21を形成、しかる後
に前記第2導通接続穴21の穴内のみに第2絶縁体23
を穴埋めし、形成した後に、この表裏上に無電解第3ニ
ッケルめっき24Aを施し、これに電解第3パネル銅め
っき24を施し形成する。
【0023】次いで、フォトエッチング法により前記第
1導通接続穴10の内径28より小さい第2接続用パッ
ド25と第1ビアホールランド26及び27と第2配線
層43とを形成する。
【0024】次いで、前記表裏上を黒化処理した後に、
接着剤及び銅箔付き内層導体含む無機フィラー10%以
上含むものからなる第2外層32を積層形成した後に、
UVレーザビームにより第2半貫通穴33及び第3半貫
通穴34を穿穴する。
【0025】なお、前記半貫通穴33及び34穿穴する
のにUVレーザビームを用いる場合に、前記第1貫通穴
7及び第2貫通穴18との加工条件を同一にて穿穴する
のが適している(図6参照のこと。)。
【0026】また、前記第2半貫通穴33及び第3半貫
通穴34の底面コーナー部及び内壁側とにUVレーザビ
ームの炭化物の残渣が存在しない機能を有する働きをも
つものである(図10参照のこと。)。
【0027】次いで、表裏上に無電解第4ニッケルめっ
き35を施し、これに電解第4パネル銅めっき36を施
し、第2ビアホール37A及び37Bと第3ビアホール
38A及び38Bを形成した後に、フォトエッチング法
を用いて、発熱部品45搭載固定用の第2ビアホール放
熱ランド39及び第3ビアホール放熱ランド40のみを
形成し、その他導体を除去後に表裏上を黒化処理する。
【0028】次に、無電解めっき用永久レジスト41
(日立化成工業製商品名:SR3000,厚さ34μ
m)を真空ラミネータ(日立エーアイシー(株)社製商
品名:HLM−V570)により表裏にラミネートした
後に、無電解ニッケルめっき42Aを施し、この上に無
電解銅めっき(cc−41めっき)42を厚さ20〜2
5μm程度に形成して、最外層用の高速信号対応の高密
度(図14参照のこと。)第3配線層44A及び44B
とを形成実現した多重ビアホール付き本発明の多層配線
基板の製造方法47である。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例の製造工程を示す、図
2,図3,図4,図5,図6,図7,図8,図9,図1
0,図11,図12,図13,図14及び図1に基づい
て説明する。
【0030】まず、図2に示すように、3層以上内層銅
張積層板(FR−4,銅箔2及び3厚み12μm,35
μm導体4及び5,板厚0.4mm,絶縁層6(触媒入り
も含む))を用い、図7に示すように第1貫通穴のテー
パ角31を1から5度まで、UVレーザビームにより、
銅箔2側から絶縁層6,次に導体4より絶縁層6から銅
箔3の順に穿穴する。
【0031】なお、前記UVレーザビーム穿穴方法とし
ては、例えば、超高速UVレーザの第3高調波により、
波長330〜370ナノメートル(nm)範囲が適して
いるが本実施例では、350ナノメートル好適であるが
故に、これを用い、例えばこのエネルギー密度は、銅箔
2及び3,導体4及び5では、25〜30J/平方セン
チメートル範囲が適しているが27〜28J/平方セン
チメートルが好適であり、その穴明けレートは、4〜7
μm/ショット範囲が適しているが5〜6μm/ショッ
ト範囲の方がもっと好適である。前記絶縁層6(ガラス
布入りも含む)のエネルギー密度は、10〜15J/平
方センチメートル範囲が適しているが12〜13J/平
方センチメートル範囲の方がもっと好適であり、その穴
明けレートは、8〜12μm/ショット範囲が適してい
るが10〜11μm/ショット範囲の方がもっと好適で
ある。
【0032】また、前記UVレーザビームドリリング方
法では、例えば最少穴径25μm迄穿穴でき、炭化変質
層を生成させなく、さらに穴7内壁粗さを平滑に穿穴実
現でき得たものである。
【0033】次いで、前記UVレーザビームドリリング
の場合の捨板は、例えばアルミニウムシート及び鉄シー
トとを用いることが好ましい。
【0034】次いで、前記第1貫通穴7の内壁及び表裏
上を粗化液(例えば、過マンガン酸液,クロム酸と硫酸
の混合液)に浸漬し炭化変質層を除去する工程を有する
がこの工程に於いて、上述の粗化液が絶縁層6の内部に
浸み込みにより電気的な特性(絶縁)劣化を促進させる
原因になるために前記炭化変質層を生成させない本実施
例であり高い電気特性が実現可能になるものである。
【0035】また、前記第1貫通穴7及び表裏上に第1
パネル銅めっき9の下地に無電解第1ニッケルめっき8
を約5μm以下施し、この上に電解第1パネル銅めっき
9を約20〜25μm程度に被膜して、第1導通接続穴
10を形成するものであり、これにより前記第1貫通穴
7の内壁中のガラス布のフィラメントに沿って銅イオン
が移行し、銅マイグレーションになる特性不良を防止す
るものである。
【0036】次に、前記第1導通接続穴10内に第1絶
縁体11を塗布,穴埋め,形成する。
【0037】なお、前記の第1絶縁体11は、変性エポ
キシ樹脂70%以上、シリコーンコンパウド微粉末3%
以上含有して成るものであり、この微粉末の平均粒径を
0.05〜10μmφ程で0.5〜4.0μmφがよ
い。これにより、前記第1導通接続穴10の金属めっき
層に外部応力(圧縮,引っ張り,応力等)が加わり、金
属疲労してクラックが生ずるのを未然に防止できるもの
である。
【0038】また、フォトエッチング法により第1配線
層13及び第1接続用パッド14とを形成する。
【0039】次いで、図3に示すように、前記シールド
多層板1の表裏上を黒化処理を施した後に、銅箔付絶縁
樹脂フィルム(日立化成工業製商品名:MCF−900
0,厚さ50μm)からなる第1外層15を真空ラミネ
ータ(日立エーアイシー(株)製商品名:HLM−V5
70常圧下加熱ローラ付き)を用いて平滑性(3μm以
下)が得られるようにラミネートする。
【0040】また、前記第1外層15の銅箔側より内層
シールド多層板1の方へ前記UVレーザービームを用
い、ビア第1半貫通穴17及び第2貫通穴18を穿穴す
る。
【0041】さらに、前記第2貫通穴18は、前記第1
導通接続穴10の内径28に接触しないように前記第1
外層15Aの表銅箔側より第1導通接続穴10の第1絶
縁体11を貫通して裏側の第1外層15の銅箔を貫通し
所定の穴径を穿設する。このUVレーザビームのテーパ
角1〜5度程度かつ加工条件は前記第1貫通穴7の穿設
の場合と同一になり得るものである(図8参照のこ
と。)。
【0042】次いで、前記第1半貫通穴17及び第2貫
通穴18の内壁と表裏上を短時間に粗化液に浸漬した後
に、厚さ5μm以下に無電解第2ニッケルめっき19を
施しこれに電解第2パネル銅めっき20を施し、約15
〜20μm厚みの金属めっき層を形成し第1ビアホール
22,及び第2導通接続穴21を設け、第2導通接続穴
21の穴内のみに第2絶縁体23を塗布,形成する。
【0043】また、表裏上を粗化液(クロム酸系等)に
浸漬して前記第2絶縁体23の表裏上を粗面化した後
に、無電解第3ニッケルめっき24Aを施し約厚さ5μ
m以下に形成する。さらにこれに電解第3パネル銅めっ
き24を施し、厚さ15〜20μmに形成する。
【0044】次いで、図4に示すように、フォトエッチ
ング法を用いて、第1配線層43,第1ビアホールラン
ド(第3接続用パッド)26及び27,第2接続用パッ
ド25とを形成する。
【0045】次いで、表裏上を黒化処理し、第2外層3
2を真空ラミネーター(日立エーアイシー)を用い、ラ
ミネート形成する。
【0046】また、前記UVレーザビームを用い、第2
半貫通穴33及び第3半貫通穴34を穿設する(図6参
照のこと。)。このUVレーザビームの加工手段として
は、前記第1貫通穴7と同一にし、最外層になる第2外
層32の銅箔上側より、前記接続用パッド26及び27
上に到達する迄穿穴するが炭化物の残渣がCO2レーザ
と比して生成されにくいものである。
【0047】さらに、粗化液に浸漬した後に、無電解第
4ニッケルめっき35を施し約厚さ5μm以下に形成
し、これに電解第4パネル銅めっき36を施し、厚さ1
5〜20μm程度に形成して、第3ビアホール38A及
び38B,第2ビアホール37A及び37Bを形成す
る。
【0048】次いで、図5に示すように、フォトエッチ
ング法を用い、発熱部品45搭載固定用の第2ビアホー
ル放熱ランド39及び第3ビアホール放熱ランド40の
みを形成し、他の導体部を除去してた後に、粗化,黒化
処理を施し、信号用配線層を形成するために無電解めっ
き用永久レジスト41(日立化成工業(株)製商品名:
SR−3000,厚さ34μm)を真空ラミネーター
(日立エーアイシー(株)製商品名:HLM−V57
0:減圧下20〜30トオール)を用いラミネートす
る。
【0049】また、最外層に無電解ニッケルめっき42
Aを厚さ5μm以下に施し、これに無電解銅めっき(日
立エーアイシー(株)製商品名:CC−41)42を2
0〜25μm厚さに形成し、高速対応の高密度ライン/
スペース(45/50μm)の第3配線層44A及び4
4Bとを実現可能にし、また層間接続の電気的特性の改
良、さらには耐電食性の改良を実現可能にした多重ビア
ホール付本発明の多層配線基板の製造方法47が得られ
るものである。
【0050】次いで、図6は、前記第2半貫通穴33及
び第3半貫通穴34とを波長350nmのUVレーザー
ビームにより最小半貫通穴径25μm迄穿穴実現可能な
製造方法を示す図である。この穿穴方法としては例えば
連続的に厚さ12μmの銅箔側より3ショットで穿穴
し、次に厚さ50μm絶縁層を5ショットで穿穴し、次
に35μm内層導体(銅)を7ショットで穿穴し、次
に、厚さ50μm絶縁層を5ショット穿穴して接続用パ
ッド上に到達する深さまで穿穴する工程を示すものであ
る。
【0051】なお、上述の穿穴条件としては、半貫通穴
33及び34,壁面の穴の軸に対するテーパ角(θ)3
0は、1〜5度範囲が適しているがさらに好適は、3〜
4度程であった(図10熱衝撃試験結果を参照のこ
と。)。
【0052】次いで、図7は、前記第1貫通穴7を波長
350nmのUVレーザービームを用い、最小貫通穴径
25μm迄穿穴実現可能な製造方法を示す図である。
【0053】また、穿穴方法としては、例えば、まず、
厚さ12μmの銅箔を3ショットで、次に、100μm
の絶縁層を10ショットで、次に35μmの内層導体を
7ショットで、次に100μmの絶縁層を10ショット
で、次に100μmの絶縁層を10ショットで、次に1
2μmの銅箔を3ショットとで穿穴して、捨板(例え
ば、アルミニウムシート及び鉄シート等)上に到達する
深さ迄穿穴する工程を示すものである。
【0054】さらに、上述の穿穴条件としては、第1貫
通穴7,壁面の穴の軸に対するテーパ角(θ)31は、
1〜5度範囲が適しているがさらに好適は、3度程であ
った(図11参照のこと。)。
【0055】次いで、図8は、前記第2貫通穴18を波
長350nmのUVレーザービームを用い、最小貫通穴
径25μm迄穿穴実現可能な製造方法を示す図である。
【0056】また、穿穴方法としては、厚さ12μm銅
箔を3ショットで、次に、厚さ400μmの第2絶縁体
23を40ショットで、次に、厚さ12μm銅箔を3シ
ョットで穿穴して、捨板(例えば、アルミニウムシート
及び鉄シート等)上に到達する深さ迄穿穴する工程を示
すものである。
【0057】さらに、上述の穿穴条件としては、第2貫
通穴18壁面の穴の軸に対するテーパ角(θ)31A
は、1〜5度範囲が適しているが、さらに好適は、3程
度であった(図11参照のこと。)。
【0058】次いで、図10に示すように、ビアホール
の従来例75及び76及び本実施例37A及び37B並
びに38A及び38Bの熱衝撃試験における接続信頼性
を示すものである。このホットオイル試験条件として
は、温度260℃オイル糟に浸漬5秒間後移行して流水
に5秒間後移行する、これを1サイクルとした。
【0059】また、上述の試験結果より、従来例(ドリ
ル穿穴)に比較し実施例(UVレーザビーム,テーパ角
(θ)30:1〜5度範囲)の方が優れたサイクル数を
示した本発明の多層配線基板47である。
【0060】次いで、図11に示すように、導通接続穴
の従来例56及び74と本実施例10及び21の熱衝撃
試験における接続信頼性を示すものである。このホット
オイル試験条件は、前記図10と同一とした。
【0061】また、上述の試験より本実施例の方が従来
例に比較し、優れたサイクル数を得ることができた。
【0062】次いで、図12に示すように従来例の導通
接続穴56及び74,ビアホール75及び76と実施例
の導通接続穴10及び21,ビアホール37A及び37
B並びに38A及び38B等の耐電食性試験結果を示す
ものである。
【0063】また、耐電食性試験条件としては、85
℃,85%RH,恒温糟内でDC50Vを連続印加10
00時間後に、DC100Vを1分間印加し、絶縁抵抗
を測定した。
【0064】さらに、上述の試験結果により実施例の方
が導通接続穴(10及び21),ビアホール(37A及
び37B並びに38A及び38B)ともに優れた絶縁抵
抗値を示した多層配線基板の製造方法47である。
【0065】次いで、図13に示すように、従来例の導
通接続穴56及び74,ビアホール75及び76と本実
施例の導通接続穴10及び21,ビアホール37A,3
7B,38A,38B等のめっき液浸み込み量を示すも
のである。
【0066】なお、上述の結果より従来例よりもビアホ
ール及び導通接続穴ともに低い浸み込み量を示した本実
施例の多層配線基板の製造方法47を得られるものであ
る。
【0067】次いで、図14に示すように、最外層の高
密度配線層(L/S)を示す従来例81及び82と実施
例44A及び44Bである。
【0068】なお、上述の結果より従来例(L/S=9
0/100μm)よりも本実施例(L/S=45/50
μm)の方が微細配線層44A及び44Bが実現でき得
たものであり、またこの最外層の製造方法により発熱部
品45を搭載固定できる放熱用ランド39及び40も形
成実現し得多重ビアホール付き多層配線基板の製造方法
47が得られたものである。
【0069】次いで、図1は、本実施例であって、これ
は本発明の多層配線基板の製造方法47により作製され
たものを示す模式断面図である。前記実施例の第2ビア
ホール放熱ランド39及び第3ビアホール放熱ランド4
0上に占有面積を小さく発熱部品45を搭載してはんだ
46により固定した状態を示すものである。
【0070】また、最外層の第2外層32に第3配線層
44A及び44B(L/S=45/50μm)を形成
し、高密度化の対応を実現可能にしたものである。
【0071】
【発明の効果】(1)本発明によれば、シールド多層板
の第1導通接続穴内の穴埋め絶縁体の内部に層間接続す
る第2導通接続穴を設けて、この穴上に接続用パッドを
形成した後にビアホールを形成でき得たことにより設計
自由度が可能になり高密度化が図られ、また貫通穴及び
半貫通穴の穿設にUVレーザドリリングによって小径化
ができ、穴内の炭化物の発生が抑制され、さらに銅めっ
きの下地にニッケルめっきを形成により、高温多湿の高
電界の環境下における電食特性も改良実現でき、産業上
寄与する効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す模式断面図。
【図2】本発明の実施例の製造工程を示す断面図。
【図3】本発明の実施例の製造工程を示す断面図。
【図4】本発明の実施例の製造工程を示す断面図。
【図5】本発明の実施例の製造工程を示す断面図。
【図6】本発明の実施例半貫通穴のテーパ角を示す模式
説明図。
【図7】本発明の実施例の第1貫通穴のテーパ角を示す
模式説明図。
【図8】本発明の実施例の第2貫通穴のテーパ角を示す
模式説明図。
【図9】従来の技術に係る多層配線基板を示す断面図。
【図10】ビアホールにおける本発明の実施例のテーパ
角のレーザドリリングと従来例のドリルとの接続信頼性
を示す説明図。
【図11】導通接続穴における従来例と本実施例との接
続信頼性を示す説明図。
【図12】従来例と本実施例の導通接続穴とビアホール
との電食特性を示す説明図。
【図13】従来例と本実施例の導通接続穴とビアホール
との粗化液及びめっき液しみ込み量を示す説明図。
【図14】従来例と本実施例の最外層に形成する信号用
配線層のライン/スペース(L/S)を示す説明図。
【符号の説明】
1… シールド多層板 2・3…内層銅箔 4・5…導体
(厚さ35μm) 6…絶縁層 7…第1貫通穴(レーザ) 8…第1ニッケ
ルめっき(無電解) 9…第1パネル銅めっき(電解) 10…第1導通接続
穴 11…第1絶縁体 12…UVレーザービーム 13…第1配線層 14…第
1接続用パッド 15…第1外層(銅箔付絶縁樹脂フィルム) 17…第
1半貫通穴(レーザ) 18…第2貫通穴(レーザ) 19…第2ニッケルめっ
き(無電解) 20…第2パネル銅めっき(電解) 21…第2導通接
続穴 22…第1ビアホール 23…第2絶縁体 24…第3パ
ネル銅めっき(電解) 24A…第3ニッケルめっき(無電解) 25…第2接
続用パッド 26,27…第1ビアホールランド(第3接続用パッ
ド) 28…第1導通接続穴の内径 30…半貫通穴のテーパ
角 31…第1貫通穴のテーパ角 31A…第2貫通穴のテ
ーパ角 32…第2外層 33…第2半貫通穴 34…第3半貫通
穴 35…第4ニッケルめっき(無電解) 36…第4パネ
ル銅めっき(電解) 37A・37B…第2ビアホール 38…第3ビアホー
ル 38A・38B…第3ビアホール 39…第2ビアホー
ル放熱ランド 40…第3ビアホール放熱ランド 41…無電解めっき
用永久レジスト 42…無電解銅めっき(cc−41めっき) 42A…
無電解ニッケルめっき 43…第2配線層 44A・44B…第3配線層(最外
層) 45…発熱部品(SMD) 46…はんだ 47…本発明の多層配線板の製造方法 51…シールド
板 52・53…内層銅箔 54…絶縁層 55…第1貫通穴
(ドリル) 56…第1導通接続穴 57…樹脂埋め 58…第1接続
用パッド(ランド) 59…第2接続用パッド 60・61…銅箔付接着プリ
プレグ 62・63…ビア半貫通穴(炭酸ガスレーザー) 64・65…第1ビアホール 66・67…第1ビアホ
ールランド(パット) 68・69…外層銅箔,内層導体付き樹脂接着プリプレ
グ 70・71…第2半貫通穴(ドリル) 73…第2貫通
穴(ドリル) 74…第2導通接続穴 75・76…第2ビアホール 77・78…第2ビアホールランド 79・80…第2
導通接続穴ランド 81・82…信号用最外層配線層 83…シールド板の
回路 84…シールド板の配線層 85…従来の技術に係る多
層配線基板の製造方法 整理番号p2464
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月21日(1998.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、無電解めっき用永久レジスト41
(日立化成工業製商品名:SR3000,厚さ34μ
m)を真空ラミネータ(日立エーアイシー(株)社製商
品名:HLM−V570)により表裏にラミネートした
後に、無電解ニッケルめっき42Aを施し、この上に無
電解銅めっき(cc−41めっき)42を厚さ20〜2
5μm程度に形成して、最外層用の高速信号対応の高密
度(図14参照のこと。)第3配線層44A及び44B
とを形成実現した多層ビアホール付き本発明の多層配線
基板の製造方法47である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、最外層に無電解ニッケルめっき42
Aを厚さ5μm以下に施し、これに無電解銅めっき(日
立エーアイシー(株)製商品名:CC−41)42を2
0〜25μm厚さに形成し、高速対応の高密度ライン/
スペース(45/50μm)の第3配線層44A及び4
4Bとを実現可能にし、また層間接続の電気的特性の改
良、さらには耐電食性の改良を実現可能にした多層ビ
ホール付本発明の多層配線基板の製造方法47が得られ
るものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】なお、上述の結果より従来例(L/S=9
0/100μm)よりも本実施例(L/S=45/50
μm)の方が微細配線層44A及び44Bが実現でき得
たものであり、またこの最外層の製造方法により発熱部
品45を搭載固定できる放熱用ランド39及び40も形
成実現し得多層ビアホール付き多層配線基板の製造方法
47が得られたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 26/00 330 B23K 26/00 330 H05K 3/00 H05K 3/00 N 9/00 9/00 R Fターム(参考) 4E068 AF01 CA01 CA02 CA04 DA11 DB01 DB10 5E321 AA17 BB25 GG05 GG09 5E346 AA15 AA17 AA43 AA45 BB01 BB16 CC09 CC16 CC46 CC54 DD02 DD12 DD22 DD32 DD44 DD47 DD48 EE31 EE33 EE38 FF04 FF07 FF10 GG15 GG17 GG22 GG27 GG28 HH07 HH08 HH17 HH24 HH25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3層以上のシールド多層板または触媒入
    りシールド多層板や層間の表裏の配線層を導通するビア
    ホール及び導通接続穴を有する多層配線板にあって、第
    1貫通穴(7)を第1UVレーザビーム加工して、この
    穴(7)内壁と表裏面に下地第1ニッケルめっき(8)
    を施し、このニッケルめっき(8)の上に第1パネル銅
    めっき(9)を施すことにより第1導通接続穴(10)
    を形成する工程、前記第1導通接続穴(10)内に第1
    絶縁体(11)を穴埋め形成後に、フォトエッチング法
    によって、第1接続用パッド(14)及び第1配線層
    (13)等を形成させて穴埋め付きシールド多層板
    (1)を完成させる工程、前記穴埋め付きシールド多層
    板(1)に無機フィラー10%以上を含む第1外層(1
    5)をラミネート積層して、これに第2UVレーザビー
    ムを用いて、第1半貫通穴(17)と第2貫通穴(1
    8)を前記第1導通接続穴(10)の内壁に接触しない
    ように穿設して、この穴(17)及び(18)内壁と表
    裏面に下地第2ニッケルめっき(19)を施して、この
    第2ニッケルめっき(19)上に第2パネル銅めっき
    (20)を施すことにより第1ビアホール(22)及び
    第2導通接続穴(21)を形成する工程、前記第2導通
    接続穴(21)穴内に第2絶縁体(23)を穴埋め形成
    後に、この上に第3ニッケルめっき(24A)を施し、
    さらに第3パネル銅めっき(24)を施して、しかる後
    に、フォトエッチング法を用い、第1導通接続穴の内径
    (28)よりも小さい第2接続用パッド(25)を形成
    する工程、接着剤及び銅箔付き内層導体含む無機フィラ
    ー10%以上含むものからなる第2外層(32)を表裏
    面に積層形成する工程、これに第3UVレーザドリリン
    グすることにより第2半貫通穴(33)及び第3半貫通
    穴(34)を形成する工程、下地第4ニッケルめっき
    (35)を施し、この下地第4ニッケルめっき(35)
    の上に第4パネル銅めっき(36)を施し、第2ビアホ
    ール(37)及び第3ビアホール(38)を設ける工
    程、フォトエッチング法により必要外の外層銅箔を除去
    し、この表裏上の銅箔層以外に無電解用永久レジスト
    (41)を形成後に下地無電解ニッケルめっきを施しこ
    の上に無電解めっき(cc−41)(42)を施し、発
    熱部品(45)の搭載用第2ビアホール放熱ランド(3
    9)、第3ビアホール放熱ランド(40)及び高密度化
    用微細配線層(44A)及び(44B)を形成する工程
    等からなることを特徴とする多層ビアホール付本発明の
    多重配線基板の製造方法(47)。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁体(11)
    及び(23)は、変性エポキシ樹脂を70%以上,シリ
    コーンコンパンド微粉末3%以上含有して成り、このシ
    リコーンコンパンド微粉末の平均粒径を0.05〜10
    μmφの範囲に形成し得たことを特徴とする本発明の多
    層配線基板の製造方法(47)。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記超高速UVレー
    ザビームの波長を330〜370ナノメートル範囲と
    し、このエネルギー密度は、銅箔では、25〜30J/
    平方センチメートル範囲で、穴明けレートは、4〜7μ
    m/ショット範囲、また樹脂(ガラス布入りも含む)で
    は、10〜15J/平方センチメートル範囲で、穴明け
    レートは、8〜12μm/ショット範囲であることを特
    徴とする本発明の多層配線基板の製造方法(47)。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ビア半貫通穴
    (33)及び(34)との壁面の穴の軸に対するテーパ
    角(30)は、1〜5度範囲、かつ前記貫通穴(7)及
    び(18)との壁面の穴の軸に対するテーパ角(31)
    及び(31A)は、1〜5度範囲であることを特徴とす
    る本発明の多層配線基板の製造方法(47)。
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