JP2010261678A - 冷却器および物品貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割フィンと、長尺フィンをある一定の配合率で配列することにより、冷却能力が向上し、また除霜効率が向上する冷却器を提供する。
【解決手段】蛇行状の冷媒チューブ4に、少なくとも1蛇行列が貫通し、かつ前記蛇行列方向に複数分割された分割フィン6と、冷媒チューブ4の全ての蛇行列が貫通した一枚の長尺フィン7を具備し、分割フィン6と長尺フィン7を所定の範囲内の率となるように配列したもので、分割フィン6により、気流が乱流して止水域を減少し、隣り合うフィンへ気流が流れ易くなって空気側の熱伝達率を向上する。これにより、熱交換器の性能を向上することができる。また、長尺フィン7により、除霜時、長尺フィン7を介して除霜ヒータ8の熱を冷却器1全体に伝え、除霜効率の向上をはかることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫等の冷凍機器に用いられる冷却器、およびその冷却器を具備した物品貯蔵装置に関するものである。
近年、冷蔵庫における省エネが市場において強く求められる中、除霜時の消費電力も見直されている。その一例として、冷凍機器等に用いられる冷却器において、除霜効率の向上をはかるべく、長手方向に分割しない長尺フィンで構成された冷却器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、蛇行状に曲げ加工された冷媒チューブの各蛇行列に、分割されたフィンを所定間隔毎に配置した完全独立フィン型の熱交換器も知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、長尺と短尺のフィンを組み合わせ、これらのフィンを適宜配列した熱交換器も知られている(例えば、特許文献3参照)。
図12および図13は、上記特許文献1に記載された従来の冷却器を示すものである。
上記従来の冷却器101の構成は、冷媒チューブ102を6段の蛇行状に屈曲させ、この屈曲した冷媒チューブ102を、長手方向(段方向)に延びる一枚のフィン103に設けた長孔104に挿嵌した所謂サーペンタイプの冷却器で、除霜時は、フィン103を介して除霜ヒータ(図示せず)の熱を冷却器101全体に伝え、除霜効率の向上をはかるしくみである。
特許第2811601号公報 特開2007−93036号公報 特開2005−308293号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、冷却器101を例えば冷蔵庫に用いた場合、冷却運転に伴ってフィン103に着霜が生じ、その着霜は、相互のフィン103間にまたがって成長し、やがてはそのフィン103の間で目詰まりを発生させ、その結果、冷却器101を通過する風量が低下し、冷却器101の能力が低下するという課題を有していた。
また、かかる冷却器101の着霜を除霜運転により融解した場合、水滴が表面張力によって相互のフィン103の間に跨って残り、冷却運転が再起動されると、すぐに着霜が始まることがある。これを解消するためには、フィン103相互の間隔を大きく設定する、あるいは、水滴が蒸発するまで除霜運転を行なうことが必要となる。
ところが、前者の場合は、フィン103の使用枚数が減少し、冷却器101の性能向上が望めなくなり、また、後者の場合は、除霜運転に伴う消費電力量が増加し、さらに、この種の冷却器101を搭載した冷蔵庫等の物品貯蔵装置は、再冷却運転までの時間短縮を
はかることが困難となり、貯蔵温度の変動が大きくなるという課題が発生する。
さらに、特許文献2の構成は、空気側熱伝達率も高く、冷却器101の冷却(熱交換)性能を引き出すことはできるが、それぞれのフィンが分断されているため、除霜運転時において、除霜ヒータの熱を冷却器全体に伝える効率が悪く、冷却器の除霜特性の向上をはかることが困難であった。
また、特許文献3の構成は、特許文献2の構成よりも熱交換面積を確保することはできるが、気流の衝突によって得られるフィン先端での境界層前縁効果が少ないため、十分な空気側熱伝達率を得ることが難しく、限られた容積(大きさ)で冷却器の性能を引き出すことが困難な構成であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷却(熱交換)性能を確保し、また、除霜効率の向上をはかった高効率の熱交換器、および再冷却運転までの時間短縮をはかった物品貯蔵装置の提供を目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷却器は、直管部および曲管部が交互に連続して複数の蛇行列を形成した冷媒チューブが貫通するプレートフィンを、所定単位の蛇行列が貫通し、かつ前記蛇行列方向に複数分割された分割フィンと、前記冷媒チューブの全ての蛇行列が貫通した一枚の長尺フィンを、所定範囲内の率で配列したものである。
かかることにより、空気側熱伝達率と熱交換表面積の確保を両立し、かつ除霜のための熱の伝達を良好に行なうことができる冷却器を得ることができる。
また、本発明の物品貯蔵装置は、上記冷却器を搭載することにより、冷却器の除霜に要する時間短縮をはかり、貯蔵温度の変動を少なくした冷却運転を行なうことができる。
本発明の冷却器は、蛇行状に曲げ加工された冷媒チューブの所定単位の蛇行列が貫通し、かつ前記蛇行列方向に複数分割された分割フィンと、前記冷媒チューブの全ての蛇行列が貫通した一枚の長尺フィンを、所定範囲内の率で配列したことにより、フィンの分割構成に起因した高い空気側熱伝達率を維持し、一方で長尺フィンの表面積により、冷却器の表面積を補うことができ、空気側熱伝達率と熱交換表面積の確保を両立した冷却器を得ることができる。また、長尺フィンによる前記蛇行列間の熱伝達が可能となり、除霜のための熱の伝達を良好に行なうことができる。
したがって、冷却器の能力が向上し、除霜効率が向上する冷却器を提供することができる。
さらに、本発明の物品貯蔵装置は、上記冷却器を搭載することにより、高効率の冷却運転を可能とし、また、冷却器の除霜に要する時間短縮をはかり、貯蔵温度の変動を少なくした冷却運転を行なうことができ、貯蔵品質の安定化をはかることができる。
本発明の実施の形態1における冷却器の正面図 同実施の形態1における冷却器の左側面図 同実施の形態1における冷却器の長尺フィンの配合率の変化に伴う冷却器性能Qと空気側熱伝達率hの変化の関係を示す特性図 フィンの配合率を異ならせた複数の冷却器の除霜時間特性図 本発明の実施の形態2における物品貯蔵装置の縦断面図 同実施の形態2における物品貯蔵装置のシステム構成の概要を示す模式図 同実施の形態2における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図 本発明の実施の形態3における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図 本発明の実施の形態4における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図 本発明の実施の形態5における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図 本発明の実施の形態6における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図 従来例を示す冷却器の正面図 同冷却器におけるフィンの正面図
請求項1に記載の発明は、直管部および曲管部が交互に連続して蛇行状に曲げ加工されることにより、少なくとも複数の蛇行列を形成した冷媒チューブと、前記冷媒チューブにおける前記曲管部が貫通した長孔を具備し、前記直管部の管軸方向に所定の間隔で配置された複数のプレートフィンを具備した冷却器であって、前記複数のプレートフィンは、所定単位の蛇行列が貫通し、かつ前記蛇行列方向に複数分割された分割フィンと、前記冷媒チューブの全ての蛇行列が貫通した長尺フィンを具備し、前記分割フィンと長尺フィンを所定の範囲内の率となるように配列したものである。
かかることにより、フィンの分割構成に起因した高い空気側熱伝達率を維持し、一方で長尺フィンの表面積により、冷却器の表面積を補うことができ、空気側熱伝達率と熱交換表面積の確保を両立し、性能の向上を可能とする冷却器を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記最下段の分割フィンおよび長尺フィンの下端から所定間隔を介して前記各フィンを加熱する除霜ヒータを設けたものである。
かかることにより、前記除霜ヒータによる輻射熱と、前記長尺フィンからの伝達熱によって前記フィンおよび冷媒チューブを加熱することができ、除霜効率を向上し、除霜時間の短縮化をはかることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記分割フィンを貫通する冷媒チューブの蛇行列を二列とし、さらに、前記長尺フィンの配合率を、前記冷媒チューブの一蛇行列における直管部の間軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲としたものである。
かかることにより、高効率の熱交換作用を行なうための条件である空気側熱伝達率を確保し、かつ長尺フィンにより熱交換面積の確保と冷媒チューブ相互間の熱伝達作用が可能となり、冷却器の性能の低下を抑制し、除霜ヒータを採用した場合は、除霜時間の短縮化をはかることができる。
請求項4に記載の発明は、一面が開口し、内部を収納物品の貯蔵空間とする断熱箱製の本体と、前記開口を閉塞する開閉可能な扉体と、前記貯蔵空間内を冷却する冷凍サイクル装置を具備し、前記冷凍サイクル装置を、圧縮機、放熱器、減圧装置、冷却器を順次配管によって環状に接続した冷媒循環回路を具備する構成とし、さらに、前記本体に、冷却室
、および前記貯蔵空間と前記冷却室を連通する通風回路を設け、この冷却室内に、前記冷却器と、該冷却器によって冷却された冷気を、前記通風回路を介して前記貯蔵空間内へ供給し、該貯蔵空間内から前記冷却室内へ循環させる送風機を設けた物品貯蔵装置であって、前記冷却器を、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却器とした物品貯蔵装置である。
かかる構成により、前記冷却器の高効率化に伴い、前記貯蔵空間内を効率よく冷却することができ、また、除霜作用の効率化に伴い、冷却作用の長時間の中断も抑制することができ、この冷却作用の中断に伴う貯蔵空間内の温度変動を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記冷却器における着霜量が多い領域の前記長尺フィンの配合率を、他の領域における長尺フィンの配合率よりも高くしたものである。
かかることにより、冷却器に生成した霜の融解速度の一様化がはかれ、斑の少ない除霜作用が可能となり、冷却の再運転後において、前記除霜斑に伴い、除霜運転が早期に行なわれる不具合を解消することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記本体内に、冷却温度帯の異なる貯蔵空間を設け、前記それぞれの貯蔵空間に連通する通風回路の一端を前記冷却室の異なる箇所にそれぞれ開口し、さらに前記冷却器の下部に除霜ヒータを配置し、また、前記冷却器を、前記冷却温度の高い開口に近い領域における前記長尺フィンの配列密度が、前記冷却温度の低い開口に近い領域における長尺フィンの配列密度よりも高くなるように構成したものである。
かかることにより、前記冷却器において、冷却温度の低い側よりも、湿度を多く含んだ冷却温度の高い側に偏って着霜が多く発生した場合であっても、配列密度が高い長尺フィンの熱伝達作用により、冷却温度の低い側よりも多く除霜ヒータの熱量が冷却温度の高い側に伝達され、偏って着霜した領域の除霜を行なうことができる。その結果、冷却器全体の除霜斑を抑制し、冷却の再運転後において、前記除霜斑に伴い、除霜運転が早期に行なわれる不具合を解消することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記冷却器の下部に除霜ヒータを配置し、さらに前記冷却器を、該冷却器を構成する冷媒チューブの直管部が傾斜した配置とし、前記傾斜の低位部における前記長尺フィンの配合率を、前記傾斜の高位部における前記長尺フィンの配合率よりも高くしたものである。
かかることにより、前記圧縮機の運転停止に伴い、前記冷却器の低位部(低位領域)に溜まる冷媒の冷却作用によってこの低位部に高位部(高位領域)よりも多く着霜が発生した場合であっても、配列密度が高い長尺フィンの熱伝達作用により、高位部よりも多く除霜ヒータの熱量が低位部に伝達され、低位部の除霜を行なうことができる。その結果、冷却器全体の除霜斑を抑制し、冷却の再運転後において、前記除霜斑に伴い、除霜運転が早期に行なわれる不具合を解消することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記冷却部の下部に、除霜ヒータを配置し、さらに、前記冷却器において、該冷却器を通過する風量分布における風量の多い領域の長尺フィンの配合率を、前記風量分布における風量の少ない領域の長尺フィンの配合率よりも高くしたものである。
かかることにより、前記冷却器において、風量分布の関係から偏って多く着霜が発生し
やすい部位(領域)への熱伝達量を多くすることができ、その結果、着霜量が多い部位へ前記除霜ヒータの発熱量を多く伝達し、冷却器全体の除霜斑を抑制することができる。したがって、冷却の再運転後において、前記除霜斑に伴い、除霜運転が早期に行なわれる不具合を解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷却器の正面図である。図2は、同実施の形態1における冷却器の左側面図である。図3は、同実施の形態1における冷却器の長尺フィンの配合率の変化に伴う冷却器性能Qと空気側熱伝達率hの変化の関係を示す特性図である。図4は、長尺フィンの配合率を異ならせた複数の冷却器の除霜時間特性図である。
図1、図2において、冷却器1は、例えば冷蔵庫の冷凍システム内で使用されるもので、直管部2と曲管部3が交互に連続する蛇行状に加工され、内部を冷媒が流れる冷媒チューブ4と、冷媒チューブ4の曲管部3が貫通し、直管部2と密着した長孔5(図2)が形成された複数の分割フィン6と、同様に冷媒チューブ4が貫通した長孔5を形成した長尺フィン7を具備している。
本実施の形態1においては、冷媒チューブ4は、図中の上下方向において直管部2が千鳥配置となった8蛇行列で、図2に示す如く8列蛇行が左右にも形成されていることから2段の蛇行加工と定義する。
そして、長孔5と冷媒チューブ4の密着は、周知の如く冷媒チューブ4が分割フィン6と長尺フィン7を貫通した状態で拡管加工することにより行なわれる。
したがって、分割フィン6は、冷媒チューブ4の蛇行列(上下)方向において4枚位置し、かつ冷媒チューブ4における直管部2の管軸方向において所定間隔毎に配置されており、図1、図2において、最上部の分割フィン6を第一、第二蛇行列が、その下部の分割フィン6を第三、第四蛇行列が、さらに下部の分割フィン6を第五、第六蛇行列が、そして最下部の分割フィン6を第七、第八蛇行列がそれぞれ貫通している。また、長尺フィン7は、分割フィン6を6枚おきにして配置されており、冷媒チューブ4の直管部2の管軸方向には、図1のTで示す範囲において、分割フィン6と長尺フィン7が合わせて40枚配置されている。
ここで、図1の矢印Xで示す通風方向の入口側に位置する最下部の分割フィン6は、通風抵抗を少なくするために、長尺フィン7相互間における配置枚数が他の箇所よりも少なく設定されている。
さらに、冷却器1の下部には、冷却器1を加熱するための周知の構成からなる除霜ヒータ8が設けられている。
そして冷却器1と除霜ヒータ8の間には、冷却器1の除霜時に発生するドレン水(霜が溶けた水)の除霜ヒータ8への滴下を防止するための保護カバー9が配置されている。この保護カバー9は、周知の如く除霜ヒータ8によって加熱された空気の対流が可能となるように、中央部に対流口10が設けられている。
上記除霜ヒータ8および保護カバー9は、適宜手段にて冷却器1と一定の距離を維持して固定されている。したがって、除霜ヒータ8による冷却器1の過剰な加熱を抑制し、冷
凍機油の劣化を防止することができる。
以上のように構成された冷却器1において、空気を冷却(熱交換)する動作について説明する。
図1、図2の矢印Xで示す如く、熱交換のための気流は、分割フィン6と連続フィン7の下方から上方に向かって通過する。このとき、分割フィン6の前縁効果により、気流が乱流して止水域を減少し、隣り合うフィン6へ気流が流れ易くなって空気側熱伝達率を向上する。これにより、冷却器1の冷却性能を向上することができる。
さらに、長孔5周辺においては、冷媒チューブ4の直管部2が千鳥配置となっていることから長孔5周辺に生じる気流の澱みが抑制され、その結果、部分的に集中した着霜が抑制され、分割フィン6および連続フィン7上に略一様(略均一)に着霜させることができる。
そして、冷却運転に伴い、冷却器1には着霜が発生し、その着霜は、冷却運転の時間経過に伴って成長する。
所定時間冷却運転が行なわれると、冷却運転から除霜運転に切換わり、除霜ヒータ8に通電される。したがって、冷却器1は、除霜ヒータ8の保護カバー9を介しての輻射熱と、対流口10からの上昇気流熱によって加熱され、冷却器1に付着した霜が溶かされる。溶けた霜は水となり、保護カバー9によって除霜ヒータ8に滴下することなく適宜箇所に案内される。
上述の如く、所定時間除霜運転が行なわれることに伴い、冷却器1に略一様の状態で付着した霜は、斑なく略一様に溶かされる。ここで、冷媒チューブ4の直管部2の管軸方向に配列した分割フィン6および長尺フィン7の配列間隔、および蛇行列方向の配列間隔を適宜設定することにより、除霜後のドレン水が各フィン間に表面張力でブリッジ状態となり、残留することも抑制でき、冷却運転が再起動された場合においても安定した冷却性能(熱交換性能)を確保することができる。
ここで、本実施の形態1の冷却器1は、空気側熱伝達率が高く、熱交換面積が小さい分割フィン6と、熱交換面積が大きく、空気側熱伝達率が低い長尺フィン7を、一定の規則を基に混合配置した構成であり、分割フィン6と長尺フィン7は、相反する特性を有している。
すなわち、分割フィン6は、高い空気側熱伝達率が得られる反面、熱交換面積の確保が困難な構成であり、長尺フィン7は、熱交換面積の確保に有利な構成である反面、高い空気側熱伝達率が得られ難い構成である。
本実施の形態1における冷却器1は、冷凍システム内で用いられ、かつ冷却性能(熱交換性能)を最大限に引き出せるような空気側熱伝達率と熱交換面積を有するように構成するもので、管長約7m、φ8mm径の冷媒チュ−ブ4を、矢印Xで示す気流方向と平行に蛇行列が8列、気流方向Xと直角方向に2段の配列となるように曲げ加工し、この冷媒チューブ4に、図2のtで示す幅60mm、Wで示す高さ172mmの長尺フィン7と、tで示す幅60mm、wで示す高さ40mmで、図2中上下において4mmの間隔cを介して配置した分割フィン6を、図1のTで示す300mmの範囲において40枚配置し、かつ気流と平行となるように冷媒チュ−ブ4に密着、配列したものである。
そして、冷媒チューブ4の直管部2における管軸方向に配列した分割フィン6と長尺フ
ィン7の配合率を0%から適宜変更し、一般にWilson−Plot法と称される手法を用い、それぞれの配合率における空気側熱伝達率hの変化推移と、熱交換器性能Qの変化推移を測定した。
なお、上記測定の条件として、冷媒チュ−ブ4に70℃の温水を通し、気温20℃の気流を冷却器1に流すこととし、その条件を安定させた状態で、冷媒チュ−ブ4の中を流れる前記温水の流量と、前記気流の流量を段階的に変えて冷媒チュ−ブ4の入口温水の温度および出口温水の温度を測定したものである。この測定値から、冷却器1の空気側熱伝達率hを算出している。
前記空気側熱伝達率hは、フィン端部と気流との接触箇所(前縁効果が得られる面積)に比例して向上することが知られている。
また、冷却器1の性能(熱交換器性能)Qは、空気側熱伝達率hに加え、冷却器1の表面積Aoと、前記冷媒チュ−ブの入口および出口における温水の温度差より求められる。
図3は、上述の如く長尺フィン7の配合率の変化に伴う冷却器性能Qと空気側熱伝達率hの変化の推移をグラフ化したもので、冷却器1の性能が比較的安定している長尺フィン7の配合率の範囲は、0〜約20%の領域である。
しかし、長尺フィン7の配合率が20%を超えると、空気側熱伝達率hの減少の効果が、冷却器の表面積Aoの増加の効果を上回り、冷却器1の性能は低下する傾向となる。
換言すると、長尺フィン7の配合率が0〜約20%の領域では、冷却器1の空気側熱伝達率hの低下を長尺フィン7の表面積の増加で補い、結果として冷却器1の性能を確保することができる。
さらに、本実施の形態1における冷却器1は、除霜作用についても一定の高い性能が得られるようにするもので、除霜ヒータ8の熱を効率よく冷媒チューブ4および分割フィン6、長尺フィン7へ伝達する必要がある。
この除霜特性の評価については、同じ冷蔵庫に、長尺フィン7の配合率が0%の冷却器、20%の冷却器、50%の冷却器を搭載し、同一の条件(外気温30℃の無負荷連続運転)のもとで各冷却器に着霜を生じさせ、180W出力の除霜ヒータ8の加熱作用による除霜時間を測定した。
結果は、図4に示す如く、長尺フィン7の配合率0%、即ち、長尺フィン7を全く使用していない冷却器と比較して、長尺フィン7の配合率20%の冷却器と、長尺フィン7の配合率50%の冷却器がともに除霜時間を短縮する傾向にあり、しかも、その時間短縮は、長尺フィン7の配合率が大きくなるにつれて短縮する傾向にある。
換言すると、上記構成の分割フィン6と長尺フィン7が混在する冷却器は、分割フィン6によって気流が乱流し、止水域を減少させて隣り合う分割フィン6へ気流を流れ易くする。これに伴い、空気側熱伝達率hが向上し、冷却器(熱交換器)1の性能を向上することができる。
また、長尺フィン7により、除霜時における除霜ヒータ8の熱を冷却器1全体に伝え、除霜効率の向上をはかることができる。
したがって、冷却器1の冷却性能(熱交換器性能)Qの確保と、除霜性能(除霜時間の
短縮化)の向上の観点から、長尺フィン7の配合率を、冷媒チューブ4の二蛇行列(一単位蛇行列)における直管部2の管軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲に設定することにより、冷却器1の冷却性能は確保され、なおかつ除霜時間の短縮化も可能となる。
かかる構成とすることにより、高い冷却(熱交換)性能を維持し、除霜時間の長期化を抑制した冷却器を得ることができる。
また、分割フィン6を貫通する冷媒チューブ4の蛇行列数についても、本実施の形態1においては、二蛇行列を一単位としたが、冷却器(熱交換器)の大きさ等に応じて一単位当たりの蛇行列数を設定することができ、同様の作用効果が期待できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における物品貯蔵装置の縦断面図である。図6は、同実施の形態2における物品貯蔵装置のシステム構成の概要を示す模式図である。図7は、同実施の形態2における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図である。
なお、本実施の形態2においては、物品貯蔵装置を、その一例として、実施の形態1で説明した、長尺フィン7の配合率がフィン全体の約10%から約20%の範囲の冷却器1を具備した構成の冷凍冷蔵庫として説明する。したがって、実施の形態1と同一の構成要件については、同一の符号を付して説明する。
図5乃至図7において、本体11は、周知の如く一面が開口した断熱箱体より構成され、内部は、断熱仕切壁12により、異なる温度帯の冷蔵室(本発明の貯蔵空間に相当)13と冷凍室(本発明の貯蔵空間に相当)14に区画され、前記開口面には、冷蔵室13、冷凍室14にそれぞれ対応して断熱扉15、16が開閉可能に設けられている。
本体1の背面下部には、機械室17が設けられ、冷凍サイクル装置を構成する圧縮機18等が配置されている。この冷凍サイクル装置は、圧縮機18、放熱器19、減圧装置20、冷却器1を順次配管によって環状に接続した冷媒循環回路を具備している。
また、冷凍室14の背面側には、冷却器1を配置した冷却室21が設けられている。この冷却室21には、冷却器1の他に、冷却器1で冷却された空気を冷蔵室13、冷凍室14へそれぞれ循環させる送風機22と、冷却器1の除霜を行なう除霜ヒータ8が配置され、また冷却室21の上部は、貫通ダクト23および供給ダクト(本発明の通風回路に相当)24を介して冷蔵室13内に連通し、冷却室21の下部には、冷凍室14内と連通する開口30が設けられている。
そして、冷蔵室13における供給ダクト24の先端部、および冷却室21の上部前面には、冷却室21からの冷気の供給を制御する周知の構成からなるダンパー装置25、26が設けられている。このダンパー装置25、26は、冷蔵室13側にのみ設け、冷凍室14への冷気の供給は、圧縮機18と送風機22の運転制御によって行なうこともできる。ここで、本発明は、ダンパー装置25、26の動作を要旨としないため、ダンパー装置25、26の詳細な構成および動作の説明は省略する。
さらに、冷蔵室13の底面には、冷蔵室13内の冷気を冷却室21へ導く戻りダクト(本発明の通風回路に相当)27の流入口28が開口している。また、冷却室21における冷却器1の風上位置には、戻りダクト27の戻り口29が開口している。
そして、ダンパー装置25、26、圧縮機18および送風機22の運転は、周知の如く、冷蔵室13および冷凍室14それぞれに配置された温度検出手段(図示せず)の検出温度によって制御され、また、圧縮機18は、冷却器1に付着した霜の量、あるいは累積運転時間等によっても制御される。
上記構成の冷凍冷蔵庫において、送風機22および圧縮機18が運転されると、冷却器1により冷却された冷気は、矢印xで示すようにダンパー装置26の開放動作に伴って冷凍室14内へ流入し、ここで冷凍室14内の貯蔵物(図示せず)を冷却する。そして、冷却室21の下部から冷却室21内に流入し、ここで冷却器1によって冷却され、再び冷凍室14へ流入する循環流を繰り返す。
また冷却室21の冷気の一部は、矢印yで示すように貫通ダクト23および供給ダクト24を通過し、ダンパー装置25の開放動作に伴って冷蔵室13へ流入し、ここで冷蔵室13内の貯蔵物(図示せず)を冷却する。そして、戻りダクト27の流入口28から戻りダクト27を通過して戻り口29から冷却室21内へ流入し、ここで冷却器1によって冷却され、再び冷蔵室13へ流入する循環流を繰り返す。
したがって、ダンパー装置25を冷凍室14の温度よりも高い温度で開閉動作させることにより、冷蔵室13は冷凍室14よりも高い温度の貯蔵空間となり、またダンパー装置26を所定の冷凍温度範囲で開閉することにより、冷凍室14は、冷蔵室13よりも低温の貯蔵空間となる。
そして、上述の如く冷却運転が継続されることに伴い、冷却器1では、冷媒チューブ4と分割フィン6、長尺フィン7にそれぞれ着霜が生じ、適宜手段によってこの着霜が検出され、除霜運転が行なわれる。
次に、図7を用いて除霜運転について説明する。
除霜運転は、圧縮機18および送風機22の運転が停止され、除霜ヒータ8に通電される。したがって、除霜ヒータ8は発熱し、その熱は、輻射作用によって分割フィン6、長尺フィン7を加熱し、これらから熱伝達作用によって冷媒チューブ4も加熱される。
その結果、冷媒チューブ4内の冷媒も加熱され、冷媒チューブ4内を移動し、この冷媒の移動と分割フィン6、長尺フィン7の加熱作用により、冷却器1の着霜は、徐々に溶けて水となり、周知の如くドレン皿(図示せず)へ集められ、排出される。
特に、冷媒チューブ4への熱伝達は、長尺フィン7からの熱伝達が大きく作用し、除霜ヒータ8から離れた図7中の上方に位置する冷媒チューブ4の加熱も可能となる。
したがって、除霜ヒータ8の加熱作用による冷却器1の熱分布が良好となり、斑の少ない除霜が可能となり、冷却運転が再起動されても、除霜斑に伴う局部的な着霜の成長が緩和でき、効率のよい冷却運転を行なうことができる。
上述の如く、実施の形態1の冷却器1を搭載した冷凍冷蔵庫は、冷却器1の高い性能と良好な除霜特性を両立することができるもので、除霜運転に伴い、冷却運転の長時間に亘る中断も抑制することができ、冷却運転、除霜運転に伴う電力消費量を抑制することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側
からの模式図である。ここで、物品貯蔵装置とする冷凍冷蔵庫の構成は、先の実施の形態2と同様であるため、冷凍冷蔵庫の説明については図5、図6を援用する。また、本実施の形態3において、先の実施の形態1、2と同じ構成要件には、同一の符号を付して説明し、先の実施の形態2と相違する構成を主体に説明する。
図8において、先の実施の形態1、2とは、冷却器1Aの構成において、分割フィン6を35枚から33枚に減らして長尺フィン7の枚数を5枚から7枚に増やし、特定の領域に偏って長尺フィン7の配合率を変えた構成が相違している。
すなわち、冷却室21の戻り口29に近い領域Aは、分割フィン6と長尺フィン7を16枚配置した中で長尺フィン7を4枚配置(配合率25%)し、戻り口29から離れた領域Bにおいては、分割フィン6と長尺フィン7を24枚配置した中で長尺フィン7を3枚配置(配合率12.5%)した構成としている。
ここで、領域A、領域B、および各領域A、Bにおける長尺フィン7の配合率は、模式的に定めたものであり、冷却器1Aの能力、あるいは冷却器1Aを通過する気流の分布等に応じて上記領域A、領域B、および各領域A、Bにおける長尺フィン7の配合率を適宜定める必要があることはいうまでもない。
上記構成において、冷却室21へ流入する冷気は、矢印y(以下、気流yと称す)で示す戻り口29から流入する冷蔵室13内からの気流と、矢印x(以下、気流xと称す)で示す開口30から流入する冷凍室14内からの気流であるが、貯蔵温度の差から、冷却器1Aには、異なる温度帯の気流x、yが混在して通過することになる。
そして、冷蔵室13からの気流yは、温度が高く、また湿度も気流xに比較して高いことから、冷却器1Aには、着霜に斑が生じ、領域A側での着霜量が多くなる。
除霜運転時は、除霜ヒータ8が発熱し、冷却器1Aの全幅に亘って除霜ヒータ8の熱が照射され、冷却器1Aは輻射熱によって加熱される。その結果、冷却器1Aの着霜は、徐々に溶け始めるが、領域Aにおける長尺フィン7の配置枚数が領域Bにおける長尺フィン7の配置枚数よりも多いため、図8中の上方への熱伝達量は、領域Bよりも多い状態にある。
したがって、領域Aにおける着霜の融解は、領域Bよりも積極的ではあるが、着霜量が多いため、水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
一方、領域Bにおいても同様に着霜を融解するが、伝達される熱量が領域Aよりも少ないため、同様に水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
これらのことから、温度の高い気流yが通過する領域Aと温度の低い気流xが通過する領域Bを適宜定義し、また、冷却器1Aにおいて、除霜が略一様に終了するように領域A、Bにおける長尺フィン7と分割フィン6の配合率を定義することにより、偏った着霜に伴う除霜斑を解消する冷却器1Aを得ることができ、しかも、分割フィン6と長尺フィン7の配合率は、冷媒チューブ4の一蛇行列における直管部2の管軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲となるように長尺フィン7の枚数を設定しているため、図3に示す冷却器性能Qと空気側熱伝達率hを高い範囲で維持した冷却器1Aとすることができる。
したがって、冷凍冷蔵庫における構成の都合等から、冷却室21へ流入する気流x、yに温度差が伴う構成の場合、上述の如く着霜量の多い領域において長尺フィン7の配合率
を高くして伝達熱量が多くなるように分割フィン6および長尺フィン7の配列を設定することにより、冷却(熱交換)性能を維持し、除霜特性の優れた冷凍冷蔵庫を構成することができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図である。ここで、物品貯蔵装置とする冷凍冷蔵庫の構成は、先の実施の形態2と同様であるため、冷凍冷蔵庫の説明については図5、図6を援用する。また、本実施の形態4において、先の実施の形態1乃至3と同じ構成要件には、同一の符号を付して説明し、先の実施の形態2、3と相違する構成を主体に説明する。
図9において、本実施の形態4についても、先の実施の形態3と同様に、冷却器1Aの構成において、分割フィン6を35枚から33枚に減らして長尺フィン7の枚数を5枚から7枚に増やし、特定の領域に偏って長尺フィン7の配合率を変えた構成が実施の形態1、2と相違している。
さらに冷却室21Aについても、例えば、冷凍冷蔵庫の構成の関係から、冷蔵室13の冷気が流入する戻り口29と冷凍室14の冷気が流入する開口30Aを、相対する位置(異なる位置)に設けた構成が相違している。
これらのことから、冷却器1Aにおいて、冷却室21Aの戻り口29に近い領域Aは、分割フィン6と長尺フィン7を16枚配置した中で長尺フィン7を4枚配置(配合率25%)し、開口30Aに近い領域Bにおいては、分割フィン6と長尺フィン7を24枚配置した中で長尺フィン7を3枚配置(配合率12.5%)した構成としている。
ここで、領域A、領域B、および各領域A、Bにおける長尺フィン7の配合率は、模式的に定めたものであり、冷却器1Aの能力、あるいは冷却器1Aを通過する気流、風量、温度等の分布等に応じて上記領域A、領域B、および各領域A、Bにおける長尺フィン7の配合率を適宜定める必要があることはいうまでもない。
上記構成において、冷却室21Aへ流入する冷気は、矢印y(以下、気流yと称す)で示す戻り口29から流入する冷蔵室13内からの気流と、矢印x(以下、気流xと称す)で示す開口30Aから流入する冷凍室14内からの気流であるが、先の実施の形態3と同様に、貯蔵温度の差から、冷却器1Aには、異なる温度帯の気流x、yが混在して通過し、冷却器1Aには、先の実施の形態3と同様に着霜に斑が生じ、領域A側での着霜量が多くなる。
除霜運転時は、除霜ヒータ8が発熱し、冷却器1Aの全幅に亘って除霜ヒータ8の熱が照射され、冷却器1Aは輻射熱によって加熱される。その結果、先の実施の形態3と同様に、領域Aにおける着霜の融解は、領域Bよりも積極的ではあるが、着霜量が多いため、水滴となって除霜が終了するまでに時間を要し、また、領域Bにおいても同様に着霜を融解するが、伝達される熱量が領域Aよりも少ないため、除霜が終了するまでに時間を要することになる。
これらのことから、温度の高い気流yが通過する領域Aと温度の低い気流xが通過する領域Bを適宜定義し、また、冷却器1Aにおいて、除霜が略一様に終了するように領域A、Bにおける長尺フィン7と分割フィン6の配合率を定義することにより、偏った着霜に伴う除霜斑を解消する冷却器1Aを得ることができ、しかも、分割フィン6と長尺フィン7の配合率は、冷媒チューブ4の一蛇行列における直管部2の管軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲となるように長尺フィン7の枚数を設定しているため
、図3に示す冷却器性能Qと空気側熱伝達率hを高い範囲で維持した冷却器1Aとすることができる。
したがって、冷凍冷蔵庫における構成の都合等から、冷却室21へ流入する気流x、yに温度差が伴う構成の場合、上述の如く着霜量が多い領域において長尺フィン7の配合率を高くして伝達熱量が多くなるように分割フィン6および長尺フィン7の配列を設定することにより、冷却(熱交換)性能を維持し、除霜特性の優れた冷凍冷蔵庫を構成することができる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図である。ここで、物品貯蔵装置とする冷凍冷蔵庫の構成は、先の実施の形態2と同様であるため、冷凍冷蔵庫の説明については図5、図6を援用する。また、本実施の形態5において、先の実施の形態1、2と同じ構成要件には、同一の符号を付して説明し、先の実施の形態2乃至4と相違する構成を主体に説明する。
図10において、本実施の形態5についても、先の実施の形態3、4と同様に、冷却器1Bの構成において、分割フィン6を35枚から33枚に減らして長尺フィン7の枚数を5枚から7枚に増やし、特定の領域に偏って長尺フィン7の配合率を変えた構成が先の実施の形態1、2と相違している。
そして、先の実施の形態2乃至4とは、冷却器1Bおよび除霜ヒータ8が若干傾斜して冷却室21B内に配置され、さらに冷却室21Bへはすべての気流xが開口30Bより流入する構成としている点が相違する。
この冷却器1Bの傾斜は、除霜時の水の滴下の都合で意図的に行なわれる場合、あるいは、水平を基調に取り付けるものの、組み立て誤差により若干傾斜する場合等による。
いずれにしても、冷却器1Bの傾斜状態は、冷媒チューブ4の直管部2が傾斜した配置となっており、本実施の形態5では、前述した冷却器1Bにおいて長尺フィン7の配合率を変えた特定の領域を、冷却器1Bを構成する冷媒チューブ4の低位に位置する曲管部3とその近辺(図10中左側の領域A1)と定義し、長尺フィン7の配合率を、約50%としている。
ここで、領域A1、および領域A1における長尺フィン7の配合率は、模式的に定めたものであり、冷却器1Bの能力、傾斜度合い、あるいは冷却器1Bを通過する気流の分布等に応じて上記領域A1、および領域A1における長尺フィン7の配合率を適宜定める必要があることはいうまでもない。
上記構成において、冷蔵室13および冷凍室14からの気流xは、開口30Bより冷却室21Bへ流入し、ここで冷却されて再び冷蔵室13、冷凍室14を循環する。そして、冷却器1Bを通過する際に水分が冷却器1Bに付着し、霜へと成長する。
ここで、冷凍室14の温度制御等の都合で、圧縮機18が停止すると、この圧縮機18の運転停止に伴い、冷却器1Bを構成する冷媒チューブ4の低位に位置する曲管部3(図10中左側)には、冷媒が残留する。この残留した冷媒は、低温状態にあり、特に、制御の関係で送風機22が継続運転されている場合は、残留した冷媒の冷却作用によってこの低位部を中心に領域A1に着霜が生じ、その着霜は、高位部(残る領域B1)よりも多く発生した斑のある着霜状態となる。
この斑のある着霜状態において冷却運転が停止し、除霜運転が開始されると、除霜ヒータ8の発熱作用により、冷却器1Bの全幅に亘って除霜ヒータ8の熱が照射され、冷却器1Bは輻射熱によって加熱される。
その結果、冷却器1Bの着霜は、徐々に溶け始めるが、領域A1における長尺フィン7の配置枚数が残る領域B1における長尺フィン7の配置枚数よりも多いため、図10中の上方への熱伝達量は、領域A1が他の領域B1よりも多い状態にある。
したがって、領域A1における着霜の融解は、残りの領域B1よりも積極的ではあるが、着霜量が多いため、水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
一方、領域B1においても同様に着霜を融解するが、伝達される熱量が領域A1よりも少ないため、同様に水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
これらのことから、着霜量の多い領域A1着霜量の少ない領域B1を適宜定義し、また、冷却器1Bにおいて、除霜が略一様に終了するように領域A1、B1における長尺フィン7と分割フィン6の配合率を定義することにより、偏った着霜に伴う除霜斑を解消する冷却器1Bを得ることができ、しかも、分割フィン6と長尺フィン7の配合率は、冷媒チューブ4の一蛇行列における直管部2の管軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲となるように長尺フィン7の枚数を設定しているため、図3に示す冷却器性能Qと空気側熱伝達率hを高い範囲で維持した冷却器1Bとすることができる。
したがって、冷凍冷蔵庫における構成の都合等から、冷却室21Aにおいて、冷却器1Bが傾斜配置となる場合、低位側の領域A1において長尺フィン7の配合率を高くして伝達熱量が多くなるように分割フィン6および長尺フィン7の配列を設定することにより、冷却(熱交換)性能を維持し、除霜特性の優れた冷凍冷蔵庫を構成することができる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6における物品貯蔵装置の冷却室の内部構成を示す正面側からの模式図である。ここで、物品貯蔵装置とする冷凍冷蔵庫の構成は、先の実施の形態2と同様であるため、冷凍冷蔵庫の説明については図5、図6を援用する。また、本実施の形態6において、先の実施の形態1、2と同じ構成要件には、同一の符号を付して説明し、先の実施の形態2乃至5と相違する構成を主体に説明する。
図11において、本実施の形態6についても、先の実施の形態3乃至5と同様に、冷却器1Cの構成において、分割フィン6を35枚から33枚に減らして長尺フィン7の枚数を5枚から7枚に増やし、特定の領域に偏って長尺フィン7の配合率を変えた構成が先の実施の形態1、2と相違している。
そして、先の実施の形態2乃至5とは、例えば、冷凍冷蔵庫の構成の関係から、冷却室21Cの開口30Cが冷却器1Cに対して偏った位置にあり、この開口30Cより流入する気流zに風量分布斑が生じる構成となった点が相違する。
すなわち、冷却室21Cに配置された冷却器1Cにおいて、開口30Cに近い領域A2は、矢印z1(以下、気流z1と称す)で示す如く、通風抵抗が小さく、風量が多い流れとなるが、矢印z2、z3(以下、気流z2、気流z3と称す)で示す如く開口30Cから遠ざかる領域B2については、通風抵抗が大きくなることに伴い、風量が少なくなる。
これらのことから、冷却器1Cにおいて、風量が多い気流z1が通過する領域A2は、分割フィン6と長尺フィン7を16枚配置した中で長尺フィン7を4枚配置(配合率25
%)し、開口30Cから遠ざかり、気流z1よりも風量が少ない気流z2、z3が流れる領域B2においては、分割フィン6と長尺フィン7を24枚配置した中で長尺フィン7を3枚配置(配合率12.5%)した構成としている。
ここで、領域A2、領域B2、および各領域A2、B2における長尺フィン7の配合率は、模式的に定めたものであり、冷却器1Cの能力、あるいは冷却器1Cを通過する気流の分布等に応じて上記領域A2、領域B2、および各領域A2、B2における長尺フィン7の配合率を適宜定める必要があることはいうまでもない。
上記構成において、冷蔵室13および冷凍室14からの気流z1、z2、z3は、開口30Cより冷却室21Cへ流入し、ここで冷却されて再び冷蔵室13、冷凍室14を循環する。そして、冷却器1Cを通過する際に水分が冷却器1Cに付着し、霜へと成長する。
その着霜は、冷却器1Cを通過する風量に比例し、風量の多い領域A2が風量の少ない領域B2よりも多く成長し、その結果、冷却器1Cは、斑の生じた着霜状態となる。
この斑のある着霜状態において冷却運転が停止し、除霜運転が開始されると、除霜ヒータ8の発熱作用により、冷却器1Cの全幅に亘って除霜ヒータ8の熱が照射され、冷却器1Cは輻射熱によって加熱される。
その結果、冷却器1Cの着霜は、徐々に溶け始めるが、領域A2における長尺フィン7の配置枚数が残る領域B2における長尺フィン7の配置枚数よりも多いため、図11中の上方への熱伝達量は、領域A2が他の領域B2よりも多い状態にある。
したがって、領域A2における着霜の融解は、残りの領域B2よりも積極的ではあるが、着霜量が多いため、水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
一方、領域B2においても同様に着霜を融解するが、伝達される熱量が領域A2よりも少ないため、同様に水滴となって除霜が終了するまでには時間を要することになる。
これらのことから、風量の多い気流z1が通過する領域A2と風量の少ない気流z2、z3が通過する領域B2を適宜定義し、また、冷却器1Cにおいて、除霜が所定時間内で略一様に終了するように領域A2、B2における長尺フィン7と分割フィン6の配合率を定義することにより、偏った着霜に伴う除霜斑を解消する冷却器1Cを得ることができ、しかも、分割フィン6と長尺フィン7の配合率は、冷媒チューブ4の一蛇行列における直管部2の管軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲となるように長尺フィン7の枚数を設定しているため、図3に示す冷却器性能Qと空気側熱伝達率hを高い範囲で維持した冷却器1Cとすることができる。
したがって、冷凍冷蔵庫における構成の都合等から、冷却室21Cへ流入する気流zに風量分布斑が伴う構成の場合、上述の如く着霜量の多い領域において長尺フィン7の配合率を高くして伝達熱量が多くなるように分割フィン6および長尺フィン7の配列を設定することにより、冷却(熱交換)性能を維持し、除霜特性の優れた冷凍冷蔵庫を構成することができる。
本発明にかかる冷却器は、安定した冷却器性能および優れた除霜特性が得られるもので、冷蔵庫あるいは自動販売機等のように、家庭用から産業用に亘る物品貯蔵装置、さらには冷凍機器の冷却器等に幅広く利用することができるものである。
1 冷却器
1A 冷却器
1B 冷却器
1C 冷却器
2 直管部
3 曲管部
4 冷媒チュ−ブ
5 長孔
6 分割フィン
7 長尺フィン
8 除霜ヒ−タ
11 本体
13 冷蔵室(貯蔵空間)
14 冷凍室(貯蔵空間)
15 断熱扉
16 断熱扉
18 圧縮機
19 放熱器
20 減圧装置
21 冷却室
21A 冷却室
21B 冷却室
21C 冷却室
22 送風機
23 貫通ダクト(通風回路)
24 供給ダクト(通風回路)
27 戻りダクト(通風回路)
28 流入口
29 戻り口
30 開口
30A 開口
30B 開口
30C 開口

Claims (8)

  1. 直管部および曲管部が交互に連続して蛇行状に曲げ加工されることにより、少なくとも複数の蛇行列を形成した冷媒チューブと、前記冷媒チューブにおける前記曲管部が貫通した長孔を具備し、前記直管部の管軸方向に所定の間隔で配置された複数のプレ−トフィンを具備した冷却器であって、前記複数のプレ−トフィンは、所定単位の蛇行列が貫通し、かつ前記蛇行列方向に複数分割された分割フィンと、前記冷媒チューブの全ての蛇行列が貫通した長尺フィンを具備し、前記分割フィンと長尺フィンを所定の範囲内の率となるように配列した冷却器。
  2. 前記最下段の分割フィンおよび長尺フィンの下端から所定間隔を介して前記各フィンを加熱する除霜ヒータを設けた請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記分割フィンを貫通する冷媒チューブの蛇行列を二列とし、さらに、前記長尺フィンの配合率を、前記冷媒チューブの一蛇行列における直管部の間軸方向に配置したフィン全体の約10%から約20%の範囲とした請求項1または2に記載の冷却器。
  4. 一面が開口し、内部を収納物品の貯蔵空間とする断熱箱製の本体と、前記開口を閉塞する開閉可能な扉体と、前記貯蔵空間内を冷却する冷凍サイクル装置を具備し、前記冷凍サイクル装置を、圧縮機、放熱器、減圧装置、冷却器を順次配管によって環状に接続した冷媒循環回路を具備する構成とし、さらに、前記本体に、冷却室、および前記貯蔵空間と前記冷却室を連通する通風回路を設け、この冷却室内に、前記冷却器と、該冷却器によって冷却された冷気を、前記通風回路を介して前記貯蔵空間内へ供給し、該貯蔵空間内から前記冷却室内へ循環させる送風機を設けた物品貯蔵装置であって、前記冷却器を、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却器とした物品貯蔵装置。
  5. 前記冷却器における着霜量が多い領域の前記長尺フィンの配合率を、他の領域における長尺フィンの配合率よりも高くした請求項4に記載の物品貯蔵装置。
  6. 前記本体内に、冷却温度帯の異なる貯蔵空間を設け、前記それぞれの貯蔵空間に連通する通風回路の一端を前記冷却室の異なる箇所にそれぞれ開口し、さらに前記冷却器の下部に除霜ヒータを配置し、また、前記冷却器を、前記冷却温度の高い開口に近い領域における前記長尺フィンの配列密度が、前記冷却温度の低い開口に近い領域における長尺フィンの配列密度よりも高くなるように構成した請求項4に記載の物品貯蔵装置。
  7. 前記冷却器の下部に除霜ヒータを配置し、さらに前記冷却器を、該冷却器を構成する冷媒チューブの直管部が傾斜した配置とし、前記傾斜の低位部における前記長尺フィンの配合率を、前記傾斜の高位部における前記長尺フィンの配合率よりも高くした請求項4に記載の物品貯蔵装置。
  8. 前記冷却部の下部に、除霜ヒータを配置し、さらに、前記冷却器において、該冷却器を通過する風量分布における風量の多い領域の長尺フィンの配合率を、前記風量分布における風量の少ない領域の長尺フィンの配合率よりも高くした請求項4に記載の物品貯蔵装置。
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