JP2007155200A - 冷却器およびこの冷却器を備えた冷蔵庫 - Google Patents

冷却器およびこの冷却器を備えた冷蔵庫 Download PDF

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Kazuyuki Hamada
和幸 濱田
Kazuya Nakanishi
和也 中西
Hideki Sakai
秀樹 酒井
Kazuhiko Ito
和彦 伊藤
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Abstract

【課題】除霜時の消費電力を低減した上で、冷却器および除霜ヒータの省スペース化が実現する冷却器を提供する。
【解決手段】貯蔵室を形成する断熱箱体である冷蔵庫本体100内に配設された冷却器120は冷却管121とフィン123とからなり少なくとも最下段に位置する冷却管に前記フィンが形成されていない裸管部121cを有し、冷却器120の下方に配設された除霜用の輻射ヒータと、前記輻射ヒータへの除霜水の接触を防止するヒータカバーとからなり、前記冷却器は、最下段に位置する前記冷却管に前記ヒータカバーを密着固定して、除霜効率の向上を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、除霜用のヒータを配設した冷却器およびこの冷却器を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫における省エネが市場において強く求められる中、除霜用ヒータの消費電力も見直されようしている。また、冷凍サイクル中の冷媒は、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化問題に対応するため、従来使用されていたハイドロフルオロカーボン(HFC)から、オゾン層の破壊がなく、地球温暖化係数の低いイソブタン(R600a)など炭化水素系冷媒(以下、「HC冷媒」という。)への切換え採用が進んでいる。
このHC冷媒、例えばイソブタンは可燃性冷媒であることから、冷媒漏れを生じた場合には火花などで引火し火災に発展する可能性があり、HC冷媒を使用する冷蔵庫では、電気部品やリレーなどの接点、除霜ヒータの発熱などにより着火して発火する可能性があるため、様々な防爆対応が考えられている。
このような従来からの除霜ヒータの省エネ性や安全性に関わる問題点を解消する目的のために、冷却器と除霜ヒータの構成について改善を図った冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
加えて、従来の冷蔵庫は、最下部に配設された貯蔵室の庫外側後方領域に機械室を形成し、この機械室内に冷凍サイクルの圧縮機を収容するものが一般的であるが、このような構成であると、機械室に最下部の貯蔵室の収納スペースが侵害されて収納容積が減少し、また収納スペースの空間形状も機械室の突出部を除いた複雑な形状となって収納性がよくないものとなっていた。これに対し、断熱箱体の貯蔵室内最上部の後背部が下がるように窪ませた凹部を設け、その凹部に冷凍サイクルの圧縮機などの高圧側の構成機器を収納するという冷蔵庫が提案されており、冷却器および除霜用ヒータの収納スペースは奥行き方向に薄く、かつ高さ方向を低く制限し、貯蔵室の収納量を大きく確保した冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の冷却器周辺の拡大断面図を示すものである。
図9に示すように、長尺の冷却管12に所定ピッチでアルミニウムの薄肉小片からなるフィン13を積重ねて嵌入し、その後冷却管を蛇行曲折して各貯蔵室内の背面幅に対応する所定幅とフィンの奥行き寸法と曲折による高さ寸法を有する直方体としたものである。
フィン13は冷却管12の直管部のみに配設しており、パイプ端部の曲成部には、冷却管の上下に亙る比較的厚肉の短冊状の剛体からなる端板15を配置し、この端板15に穿設した嵌入孔15aを曲成部に合致させるとともに、両側から冷却管12とフィン13部を挟持固定することで冷却器8を形成している。
端板15は、フィン13の最下縁からさらに下方に延設しており、延設部の両端板間には冷却器8の霜取りをおこなう除霜ヒータ16を架設するように構成する。
輻射ヒータ16と冷却器8のフィン最下端部との間には、ヒータカバー23を配置する。ヒータカバー23は、輻射ヒータ16の上方部を保護するとともに、除霜時に冷却器8に付着した霜が融解し水滴となって落下する際、高温のガラス管17の表面に触れて蒸発音を発生させないためのものであり、輻射ヒータ16と同様に、端板15に形成したスリット状の係止溝15cに側方から嵌め込んで保持している。
なお、ヒータカバー23は、前述した冷却器8の組立時に蛇行成形した冷却管12およびフィン13とともに端板15間に挟み込んで固定すればよく、その断面形状は、フィン13から落下してくる除霜水を受けて下方の排水樋25へ流れ易くするように山形に形成するとともに、中央の頂部近傍の斜面部には、庫内幅方向に亙って開口する複数のスリット23aを穿設している。
ここで、除霜動作に入ると、発熱した輻射ヒータ16により生じた暖気と輻射の効果により、まずヒータカバー23を加熱し、さらにスリット23aを通って冷却器8を加熱する。
また、暖気により加熱されたヒータカバー23からの熱伝導により、端板15が加熱されることでも除霜が促進される。
図10は、特許文献2に記載された従来の冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
図10に示すように、断熱箱体1は、上から順に、冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4を有し、冷蔵室2の前面開口には、冷蔵室回転扉5を設けている。また、断熱箱体1の中央から下方部に位置する冷凍室3と野菜室4は収納性と使い勝手を考慮して、簡易に取り出しが行える引き出しタイプの冷凍室引き出し扉6と野菜室引き出し扉7を設けてある。冷蔵室2の庫内には複数の収納棚8が設けられており、冷凍室3と野菜室4には上面開口形状の収納容器9a,9bが取り付けてある。この収納容器9a,9bは前後方向のレール(図示せず)に、ローラで前後方向へ移動可能に支持されている。
断熱箱体1に設けた凹部10は、外箱上面11と外箱背面12に渡る天面後背部を冷蔵室2の最上部の後背部が下がるように窪ませた箇所である。凹部10はその左右が断熱箱体1の左右壁にて塞がれ上方および背方に開放しており、この凹部10の開放部は、上板13とこれにほぼ直角な背板14とからなる凹部カバー15にて覆われている。また、凹部カバー15はネジなどにて断熱箱体1に取外し可能に固定されている。
冷凍サイクルの構成機器である圧縮機16と凝縮器17は機械室ファン18と共に凹部10内に収まるように配設され、上板13と背板14で構成された凹部カバー15にて覆われている。
冷凍サイクルの構成機器である冷却器20および除霜ヒータは冷凍室3の背面の限られたスペースに構成されている。
特開2004−190959号公報 特開2001−99552号公報
しかしながら、上記従来の構成では、スリットを通過する暖気の影響により、主に輻射ヒータの表面温度の低減に有効であるが、除霜ヒータの有効活用による省エネ効果が充分でないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、冷却管を積極的に過熱して冷却管の熱伝導および冷却管内の冷媒のサーモサイフォン効果の向上により、除霜時の消費電力を大幅に低減した冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、上記従来の構成では、冷却器と除霜ヒータの距離を縮めるに至っておらず、限られた高さ空間内部に収納するには適していないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、冷却器と除霜ヒータの総合高さを低く抑えることで、限られた空間への配置が可能となる。
上記従来の課題を解決する為に、本発明の冷蔵庫は、貯蔵室を形成する断熱箱体内に配設され冷却管と前記冷却管に備えられたフィンとを有する冷却器であって、前記冷却器は少なくとも最下段に位置する冷却管には前記フィンを有さない裸管部を有し、前記冷却器の下方に配設された除霜用の輻射ヒータと、前記輻射ヒータへの除霜水の接触を防止するヒータカバーとからなり、前記冷却管の前記裸管部に前記ヒータカバーが固定されているものである。
これによって、冷却管を積極的に過熱して冷却管の熱伝導が向上し、かつ冷却管内の冷媒のサーモサイフォン効果の向上が可能となるので、除霜時の消費電力を大幅に低減できる。
また、最下段に位置する前記冷却管に前記ヒータカバーが密着して固定されたことで、冷却器とヒータカバーの高さ寸法を圧縮することになり、冷却器および除霜ヒータの省スペース化が実現できることで、庫内の貯蔵室の容量をより広くすることができ、収納性を向上させることができる。
本発明の冷蔵庫は除霜時の消費電力を大幅に低減できるので、消費電力を低減した冷蔵庫を提供することができる。
また、収納性を向上させることができるので、使用者の使い勝手をより向上させることができる。
請求項1に記載の発明は、貯蔵室を形成する断熱箱体内に配設され冷却管と前記冷却管に備えられたフィンとを有する冷却器であって、前記冷却器は少なくとも最下段に位置する冷却管には前記フィンを有さない裸管部を有し、前記冷却器の下方に配設された除霜用の輻射ヒータと、前記輻射ヒータへの除霜水の接触を防止するヒータカバーとからなり、前記冷却管の前記裸管部に前記ヒータカバーが固定されている。
これによって、冷却管を積極的に過熱して冷却管の熱伝導が向上し、かつ冷却管内の冷媒のサーモサイフォン効果が向上することになり、除霜時の消費電力を大幅に低減でき、消費電力を低減した冷蔵庫を提供することができる。
また、最下段に位置する前記冷却管に前記ヒータカバーが密着して固定されたことで、冷却器とヒータカバーの高さ寸法を圧縮することになり、冷却器および除霜ヒータの省スペース化が実現できることで、庫内の貯蔵室の容量をより広くすることができ、収納性を向上させることができるので、使用者の使い勝手をより向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、ヒータカバーは、上下方向に貫通する溝が形成されていることで、冷却時に上方向に流れる風を阻害することがなく、冷却性能の低下を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に加えて、輻射ヒータが二重管式のラジアントヒータであることで、フィン最下端面から下方に霜が成長して、ガラス管が破損に至ったとしても、二重管であることから電熱線の露出を抑制することができ、安全性の確保が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に加えて、冷却管の裸管部は、冷却管の全長に対して、略中間点を含むことで、冷却管の裸管部が冷却器における冷媒の流れにおいて、略中間点に位置し、加熱された冷媒による対流伝達および冷却管の熱伝導は、裸管部の上流側にも下流側にもほぼ等しく伝達されることから、冷却器の均一な除霜が可能となる。
請求項5に記載の発明は、前面を開口した断熱箱体内に複数の貯蔵室を区画形成し、冷凍サイクルの圧縮機が最下部の第一の貯蔵室の後方以外の領域に配設され、少なくとも前記第一の貯蔵室の背面に前記第一の貯蔵室とは区画された冷却室を設け、前記冷却室内に請求項1から4のいずれか一項に記載の冷却器を収納したものであり、圧縮機が最下部の貯蔵室の領域外にあるため貯蔵室内を複雑な空間形状とならずに拡大して収納容積を増大し、収納性を高めて使い勝手を向上させることができた上で、最下段に位置する前記冷却管に前記ヒータカバーが密着して固定されたことで、冷却器とヒータカバーの高さ寸法を圧縮することになり、冷却器および除霜ヒータの省スペース化が実現できる。
請求項6に記載の発明は、前面を開口した断熱箱体内に複数の貯蔵室を区画形成し、冷凍サイクルの圧縮機が最下部の第一の貯蔵室及び前記第一の貯蔵室の上部に断熱仕切壁で区画された第二の貯蔵室の後方以外の領域に配設され、前記第一の貯蔵室の背面と前記第二の貯蔵室の背面とにまたがって上下方向に配置され前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室とは仕切壁で区画された冷却室を設け、前記冷却室の内部に、請求項1から4のいずれか一項に記載の冷却器を収容したものであり、最下段に位置する前記冷却管に前記ヒータカバーが密着して固定されたことで、冷却器とヒータカバーの高さ寸法を圧縮することになり、冷却器および除霜ヒータの省スペース化が実現できる。
また、第一の貯蔵室のほぼ底部から第二の貯蔵室のほぼ天部までの二つの貯蔵室にまたがった背面のほぼ全高を上下方向に冷却器を収容する冷却室として活用することができるので、この冷却室の高さを生かして冷却器の高さ寸法を大きくするとともに冷却器の奥行き寸法を短縮させれば冷却能力を維持しながら冷却器の薄型化が図れる。その結果、冷却室の厚みを薄くすることができ、圧縮機が二つの貯蔵室の領域外にあるため二つの貯蔵室内を複雑な空間形状とならずに拡大して収納容積を増大し、収納性を高めて使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側面図である。図2は本発明の実施の形態1における要部構成図である。図3は本発明の実施の形態1における冷却器の正面図である。図4は本発明の実施の形態1における冷却器の側面図である。図5は本発明の実施の形態1における除霜ヒータ周辺部の拡大図である。
図1、図2、図3、図4、図5において、断熱箱体である冷蔵庫本体100の天井部後方には、圧縮機110が配設されており、冷蔵庫本体100内部には複数の貯蔵室が区画形成されており、最下部には第一の貯蔵室である冷凍室101が、冷凍室101の上部には第二の貯蔵室である野菜室102が区画形成されている。
ここで、冷凍サイクルには、イソブタンが封入されている。
冷却室103は、冷凍室101と野菜室102の後方に2つの貯蔵室にまたがるように区画形成されている。
ここで、本実施の形態のように圧縮機110を天井部後方に配置し、冷凍室101および野菜室102の奥行き寸法の拡大を図った冷蔵庫においては、冷却器120は、奥行き方向の寸法規制もさることながら、高さ寸法に対しても可能な限りのサイズダウンが要求される。
冷却器120は、冷却室103内に配設されたクロスフィンコイルであり、主に、冷却管121と、アキュームレータ122と、フィン123とから構成されている。
冷却管121は、アルミ管を千鳥形状に蛇行させている。上部に位置する入口管121aから流入した冷媒が熱交換した後、出口管121bから流出することになる。ここで、冷却器120の最下部に位置する裸管部121cは、冷却管121の全長に対して、略中間点を含む部分に位置しており、冷媒の流れにおいてほぼ中央に位置し、冷媒の流れは反転して上昇することになる。
アキュームレータ122は、冷却器120の冷媒の流れ方向において下流側に位置し、冷却器120の上部に配設されている。
フィン123は、冷却管121が貫通して上下方向に構成されたアルミプレートである。
ここで、フィン123の下方端は、裸管部121cの上部に位置し、冷却管121の最下段にはフィンを有しない裸管部121cを有している。なお、フィンを有しない裸管部とは、フィン群の中にあるフィン相互間の裸管表面のことを指すのでなく、複数のフィンで形成される一定のフィン群が設けられていない連続した裸管表面をいう概念である。
除霜ヒータ130は、冷却器120の下方に配設された輻射熱(放射熱)による加熱を主体とする輻射ヒータである二重管式のラジアントヒータであり、主にヒータ本体131と、ゴムブッシュ132と、ヒータカバー133とから構成されている。
ヒータ本体131は、二重管式のラジアントヒータであり、両端に配設されたゴムブッシュ132が配設されている。
ヒータカバー133はアルミ製プレートを山型に加工したものであり、本実施の形態においては、約10°の傾きで上方に突き出した山型形状としており、支持部133aにより裸管部121cに密着するように係止されている。
ここで、ヒータカバー133の両端がゴムブッシュ132に埋設するように取付けられている。
つまり、除霜ヒータ130は、支持部133aを介して冷却器120に一体化されており、従来の技術にくらべて、冷却器120と除霜ヒータ130の総合高さが低減されている。
サーミスタ140は、デフロストの制御を行うための温度検知手段であり、本実施の形態においては、アキュームレータ122に密着固定されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷却運転により、冷却器120全体が着霜して行く。ここで、ヒータカバー133は、支持部133aにより裸管部121cに密着固定されているので、冷却管121やフィン123と同様に着霜することになる。
この時、ヒータカバー133が着霜することで、異常事態を想定すれば、ヒータカバー133から下方に成長した霜がヒータ本体131に接触し、ガラス管が破損することが考えられるが、本実施の形態のように二重管式のラジアントヒータを採用することで、従来技術のように一重管ヒータを使用するのに比べて、電熱線の露出を抑制することができる。
ここで、本実施の形態においては、制御部(詳細の説明を省く)が圧縮機の積算運転時間によりデフロスト運転に突入すると、除霜ヒータ130に所定の電圧が印加される。
除霜ヒータ130に所定の電圧が印加されることで、ヒータの表面温度が上昇し、まず除霜ヒータ130の上方でかつ近傍に位置するヒータカバー133が、輻射と暖気の効果により最初に加熱されることになり、ヒータカバー133の表面に付着した霜が融解する。
この時、ヒータカバー133の下方に付着した霜は、ヒータカバー133のもつ約10°の傾きにより、ヒータカバー133の下面を伝って下方端より垂直に落下することになる。
つまり、除霜中に融解した水がヒータ表面に接触することにより、異音が生じたりガラスが割れたりする問題を防止することができる。
さらに、ヒータカバー133に加えられた熱は、ヒータカバー133と裸管部121cが密着固定されていることで、効率良く熱伝達されるとともに、従来の技術に比べて、冷却器120と除霜ヒータ130の相対的距離が小さくなっており、輻射の効率も高められる。
これにより、裸管部121cを介して冷却管121の熱伝導により、冷却器120全体が下方より上方に向けて加熱されて効率良く除霜が行われる。
加えて、裸管部121cが加熱されることにより、内部の冷媒も加熱されることになり、加熱された冷媒の対流により、冷却器120の上部をすばやく加熱することができる。
つまり、裸管部121cの加熱を効率良く行うことで、冷却管121の熱伝導と管内対流の向上が図られ、除霜を効率良く行うことが可能となる。
ここで、本実施の形態においては、冷却管121の熱伝導の影響により、裸管部121cは、冷媒の流れにおいてほぼ中間に位置することから、冷却管の熱伝導と管内対流の効果は、入口管121aと出口管121bの両方向に均等となることから、冷却器120全体が均一に除霜されることになる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫搭載の冷却器は、冷蔵庫本体100内に配設され、冷却管121とフィン122とから裸管部121cにフィン122が形成されていない冷却器120と、冷却器120の下方に配設された除霜ヒータ130と、除霜ヒータ130への除霜水の接触を防止するヒータカバー133とからなり、冷却器120は、裸管部121cにヒータカバー133が密着して固定されているので、冷却管121の熱伝導と管内対流の向上が図られ、除霜を効率良く行うことが可能となる。
さらに、除霜ヒータ130が、二重管式のラジアントヒータであることにより、異常着霜時でも、二重の安全構造となっており、電熱線の露出を抑制することができる。
さらに、裸管部121cは、冷却器120における冷媒の流れにおいて、略中間点に位置することで、冷却管の熱伝導と管内対流の効果は、入口管121aと出口管121bの両方向に均等となることから、冷却器120全体が均一に除霜されることになる。
さらに、圧縮機110が天井部後方に配置され、第一の貯蔵室である冷凍室101と第二の貯蔵室である野菜室102の後方に2つの貯蔵室にまたがるように区画形成された冷却室103内に、冷却器120と冷却器120と一体化された除霜ヒータ130を配設したことで、従来の技術に比べて冷却器120と除霜ヒータ130の総高さ寸法を低減したことにより、収納スペースの拡大が可能となる。
また、第一の貯蔵室である冷凍室101のほぼ底部から第二の貯蔵室である野菜室102のほぼ天部までの二つの貯蔵室にまたがった背面のほぼ全高を上下方向に冷却器120を収容する冷却室103として活用することができるので、この冷却室103の高さを生かして冷却器120の高さ寸法を大きくするとともに冷却器120の奥行き寸法を短縮させれば冷却能力を維持しながら冷却器120の薄型化が図れる。その結果、冷却室103の厚みを薄くすることができ、圧縮機110が冷凍室101および野菜室102の二つの貯蔵室の領域外にあるため二つの貯蔵室内を複雑な空間形状とならずに拡大して収納容積を増大し、収納性を高めて使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、冷凍室101および野菜室102二つの貯蔵室にまたがった背面のほぼ全高を上下方向に冷却器120を収容する冷却室103としたが、圧縮機が第一の貯蔵室である冷凍室101以外の領域にある冷蔵庫において、冷凍室101の背面のほぼ全高に冷却室103を備えることもでき、その場合では冷凍室101を複雑な空間形状とならずに拡大して収納容積を増大し、収納性を高めて使い勝手を向上させることができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における冷却器の正面図である。図7は本発明の実施の形態2における冷却器の側面図である。図8は本発明の実施の形態2における除霜ヒータ周辺部の拡大図である。
図6、図7、図8において、冷却器220は、冷却室103内に配設されたクロスフィンコイルであり、主に、冷却管221と、アキュームレータ222と、第1フィン223と、第2フィン224と、第3フィン225とから構成されている。
冷却管221は、アルミ管を千鳥形状に蛇行させている。上部に位置する入口管221aから流入した冷媒が熱交換した後、出口管221bから流出することになる。ここで、冷却器220の最下部に位置する最下段冷却管221cは、冷媒の流れにおいてほぼ中央に位置し、冷媒の流れは反転して上昇することになる。
アキュームレータ222は、冷却器220の冷媒の流れ方向において下流側に位置し、冷却器220の上部に配設されている。
第1フィン223は、冷却管221が貫通して上下方向に構成されたアルミプレートである。
ここで、第1フィン223の下方端は、最下段冷却管221cの上部に位置し、最下段冷却管221cが貫通していない。
第2フィン224および第3フィン225は、最下段冷却管221cの上部に密着して固定されたハの字型に構成されたアルミ製のプレートであり。
ここで、第2フィン224上端部と第3フィン225の上端部は所定の隙間226を形成しており、空気通路が確保されている。
このとき、フィン高さの高い第3フィン225上端部は、フィン高さの低い第2フィン224の上端部と重なり合うように配設されており、本実施の形態において第3フィン225は15°上方へ傾いた形状をしており、第2フィン224は10°上方へ傾いた形状をしている。
つまり、上方から落下する除霜水が、第2フィン224と第3フィン225の間の隙間226を通り向けることを防止する構造となっている。
なお、本実施の形態では冷却管221と、第2フィン224および第3フィン225の密着固定は液圧拡管により行うことで組み立て性を向上させた。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷却運転により、第2フィン224および第3フィン225を含めて冷却器220全体が着霜して行く。
この時、所定の隙間226が形成されて、隙間226を風が流れることにより、冷却器220を流れる風の分布が均一となり、所定の冷却性能を確保し易い。
次に、本実施の形態においては、制御部(詳細の説明を省く)が圧縮機の積算運転時間によりデフロスト運転に突入すると、除霜ヒータ230に所定の電圧が印加される。
除霜ヒータ230に所定の電圧が印加されることで、ヒータの表面温度が上昇し、まず除霜ヒータ230の上方でかつ近傍に位置する第2フィン224および第3フィン225が、輻射と暖気の効果により最初に加熱されることになり、第2フィン224および第3フィン225の表面に付着した霜が融解する。
この時、第2フィン224および第3フィン225の下方に付着した霜は、それぞれのフィンがもつ傾きにより、下面を伝って下方端より垂直に落下することになる。
つまり、除霜中に融解した水がヒータ表面に接触することにより、異音が生じたりガラスが割れたりする問題を防止することができる。
さらに、第2フィン224および第3フィン225に加えられた熱は、第2フィン224および第3フィン225と最下段冷却管221cが密着固定されていることで、効率良く熱伝達されるとともに、従来の技術に比べて、冷却器120と除霜ヒータ230の相対的距離が小さくなっており、輻射の効率も高められる。
これにより、最下段冷却管221cを介して冷却管221の熱伝導により、冷却器220全体が下方より上方に向けて加熱されて効率良く除霜が行われる。
加えて、裸管部121cが加熱されることにより、内部の冷媒も加熱されることになり、加熱された冷媒の対流により、冷却器120の上部をすばやく加熱することができる。
さらに、除霜ヒータ230による暖気が、所定の隙間226を通過して第1フィン223の下端を過熱することで、暖気の対流により効率良く除霜が行われる。
つまり、裸管部121cの加熱を効率良く行うとともに、暖気の対流を冷却器220の上方へ伝えることで、冷却管121の熱伝導と管内対流の向上に加え暖気の対流の向上が図られ、除霜を効率良く行うことが可能となる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体100に配設され冷却管221と第1フィン223と最下段冷却管221cに配設された第2フィン224および第3フィン225冷却器220と、冷却器220の下方に配設された除霜ヒータ230とからなり、第2フィン224と第3フィン225は所定の隙間226を形成しており、空気通路が確保されているので、冷却管121の熱伝導と冷媒の対流とともに、暖気の対流の向上が図られ、除霜を効率良く行うことが可能となる。
さらに、第2フィン224と第3フィン225は所定の隙間226を形成しており、空気通路が確保されているので、冷却器220を流れる風の分布が均一となり、所定の冷却性能を確保し易い。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫搭載の冷却器は、除霜効率を向上させて省エネを図ることができるので、業務用冷蔵庫の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1による冷蔵庫の側面図 本発明の実施の形態1による冷蔵庫の要部構成図 本発明の実施の形態1による冷却器の正面図 本発明の実施の形態1による冷却器の側面図 本発明の実施の形態1による除霜ヒータ周辺部の拡大図 本発明の実施の形態2による冷却器の正面図 本発明の実施の形態2による冷却器の側面図 本発明の実施の形態2による除霜ヒータ周辺部の拡大図 従来の冷蔵庫の冷却器周辺の拡大断面図 従来の冷蔵庫の縦断面図
符号の説明
100 冷蔵庫本体
101 冷凍室
102 野菜室
110 圧縮機
120 冷却器
121 冷却管
121c 裸管部
123 フィン
130 除霜ヒータ
133 ヒータカバー
220 冷却器
221 冷却管
223 第1フィン
224 第2フィン
225 第3フィン
226 所定の隙間

Claims (6)

  1. 貯蔵室を形成する断熱箱体内に配設され冷却管と前記冷却管に備えられたフィンとを有する冷却器であって、前記冷却器は少なくとも最下段に位置する冷却管には前記フィンを有さない裸管部を有し、前記冷却器の下方に配設された除霜用の除霜ヒータと、前記除霜ヒータへの除霜水の接触を防止するヒータカバーとからなり、前記冷却管の前記裸管部に前記ヒータカバーが固定されている冷却器。
  2. ヒータカバーは、上下方向に貫通する溝が形成されている請求項1に記載の冷蔵庫搭載の冷却器。
  3. 輻射ヒータが二重管式のラジアントヒータである請求項1または2に記載の冷却器。
  4. 冷却管の裸管部は、冷却管の全長に対して、略中間点を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却器。
  5. 前面を開口した断熱箱体内に複数の貯蔵室を区画形成し、冷凍サイクルの圧縮機が最下部の第一の貯蔵室の後方以外の領域に配設され、少なくとも前記第一の貯蔵室の背面に前記第一の貯蔵室とは区画された冷却室を設け、前記冷却室内に請求項1から4のいずれか一項に記載の冷却器を収納した冷蔵庫。
  6. 前面を開口した断熱箱体内に複数の貯蔵室を区画形成し、冷凍サイクルの圧縮機が最下部の第一の貯蔵室及び前記第一の貯蔵室の上部に断熱仕切壁で区画された第二の貯蔵室の後方以外の領域に配設され、前記第一の貯蔵室の背面と前記第二の貯蔵室の背面とにまたがって上下方向に配置され前記第一の貯蔵室及び前記第二の貯蔵室とは仕切壁で区画された冷却室を設け、前記冷却室の内部に、請求項1から4のいずれか一項に記載の冷却器を収容した冷蔵庫。
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