JP2020101310A - 霜取り装置 - Google Patents
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Abstract
Description
冷蔵庫の蒸発器の下方に設けられ、冷蔵庫の前後方向に関して略平行に配置された2本のガラス管ヒータと、
2本の前記ガラス管ヒータの上方にそれぞれ設けられ、2本の前記ガラス管ヒータの上方を覆うように、前記ガラス管ヒータの軸方向に沿って延在する平板状の2つの天井部材と、
を備え、
前記軸方向から見た側面視において、少なくとも、2つの前記天井部材が水平面に対して所定の角度だけ傾斜しているか、または前後に配置された前記ガラス管ヒータと前記天井部材との対が異なる高さに配置されていることを特徴とする。
前記所定の角度は10度以上40度以下の範囲内であること特徴とする。
2つの前記天井部材の傾斜方向は互いに異なること特徴とする。
2つの前記天井部材は、共に前側が低く後ろ側が高くなるように傾斜していること特徴とする。
後側の前記ガラス管ヒータと後側の前記天井部材との対は、前側の前記ガラス管ヒータと前側の前記天井部材との対よりも高く配置されていること特徴とする。
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態に分けて示す場合があるが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る霜取り装置10を備えた冷蔵庫2を模式的に示す側面断面図である。図1に示す冷蔵庫2は、下扉6Aで開閉可能な冷凍室4A、及び上扉6Bで開閉可能な冷蔵室4Bを備える。冷凍室4A及び冷蔵室4Bの背面側には、それぞれ仕切板28で仕切られた入側流路8A、8Bが設けられている。冷凍室4A側の入側流路8Aには、蒸発器22が配置され、その上方にファン24が配置され、その下方に本実施形態に係る霜取り装置10が配置されている。
図2Aは、本発明の第1の実施形態に係る霜取り装置10を模式的に示す側面図である。図2Bは、本発明の第1の実施形態に係る霜取り装置10の構造を示す斜視図及び側面図である。また、図6Aは、従来の霜取り装置110を模式的に示す側面図である。図6Bは、従来の霜取り装置110の構造を示す斜視図及び側面図である。図2B及び6Bの上側の図は、蒸発器22(122)の下側領域及び霜取り装置10(110)の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22(122)の下側領域及び霜取り装置10(110)を横方向から見た側面図である。図2A,3A,4A,6A,7A,8A,9A,10Aにおいて、熱の伝わり方を点線の矢印で示し、気体の流れを一点鎖線の矢印で示す。
図6A,Bに示す従来の霜取り装置110は、冷蔵庫2の蒸発器122の下方に設けられ、冷蔵庫の前後方向に関して略平行に配置された2本のガラス管ヒータ112A,112Bを備える。ガラス管ヒータ112A,112Bの発熱領域は、細長い円筒形状を有する。ガラス管ヒータ112A,112Bは、IEC規格に適合するため、発熱時の石英ガラス管の外表面温度が360℃以下になっている。
本発明の第1の実施形態に係る霜取り装置10は、冷蔵庫2の蒸発器22の下方に設けられ、冷蔵庫の前後方向に関して、略平行に配置された2本のガラス管ヒータ12A,12Bを備える。ガラス管ヒータ12A,12Bの発熱領域は、細長い円筒形状を有する。ガラス管ヒータ112A,112Bは、IEC規格に適合するため、発熱時の石英ガラス管の外表面温度を360℃以下になっている。これを実現するため、二重の石英ガラス管を用いたヒータを採用することもできるし、炭素繊維製発熱体のような低温の発熱体を用いて、一重の石英ガラス管を有するヒータを採用することもできる。更に、2本のガラス管ヒータ12A,12Bは、U字形に繋がった一体的なヒータの直管部の場合もあり得る。
次に、図2Bを参照しながら第1の実施形態に係る霜取り装置10の構造を説明する。天井部材14Aは、その両側に側板16Aが接続され、天井部材14Bは、その両側に側板16Bが接続されている。側板16A,16Bには、それぞれガラス管ヒータ12A,12Bの外径と嵌合する凹部が形成されている。これにより、ガラス管ヒータ12A,12Bの外径に側板16A,16Bの凹部を嵌合させることにより、容易に天井部材14A,14Bをガラス管ヒータ12A,12Bの上方に覆うように配置することができる。
図3Aは、本発明の第2の実施形態に係る霜取り装置10を模式的に示す側面図である。図3Bは、本発明の第2の実施形態に係る霜取り装置10の構造を示す斜視図及び側面図である。図3Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である。
霜取り装置10の構造については、第1の実施形態と同様なので、更なる説明は省略する。
図4Aは、本発明の第3の実施形態に係る霜取り装置を模式的に示す側面図である。図4Bは、本発明の第3の実施形態に係る霜取り装置の構造を示す斜視図及び側面図である。図4Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である
霜取り装置10の構造については、第1の実施形態と同様なので、更なる説明は省略する。
図5は、天井部材14A,14Bの水平面に対する角度θを模式的に示す側面図である。天井部材14A,14Bの水平面に対する角度θが10度未満の場合には、ガラス管ヒータ12A,12Bから蒸発器22への伝熱や、蒸発器22へ気体の流れに対して、天井部材14A,14Bの影響を受けやすくなる。一方、角度θが40度より大きい場合には、蒸発器22及びガラス管ヒータ12A,12Bの間の距離を長くとる必要があるため、ガラス管ヒータ12A,12Bから蒸発器22への伝熱に影響を及ぼす可能性がある。
図7Aは、本発明の第4の実施形態に係る霜取り装置を模式的に示す側面図である。図7Bは、本発明の第4の実施形態に係る霜取り装置の構造を示す斜視図及び側面図である。図7Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である
霜取り装置10の構造については、第1の実施形態と同様なので、更なる説明は省略する。
図8Aは、本発明の第5の実施形態に係る霜取り装置を模式的に示す側面図である。図8Bは、本発明の第5の実施形態に係る霜取り装置の構造を示す斜視図及び側面図である。図8Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である
霜取り装置10の構造については、第1の実施形態と同様なので、更なる説明は省略する。
図9Aは、本発明の第6の実施形態に係る霜取り装置を模式的に示す側面図である。図9Bは、本発明の第6の実施形態に係る霜取り装置の構造を示す斜視図及び側面図である。図9Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である
霜取り装置10の構造については、第1の実施形態と同様なので、更なる説明は省略する。
図10Aは、本発明の第7の実施形態に係る霜取り装置を模式的に示す側面図である。図10Bは、本発明の第7の実施形態に係る霜取り装置の構造を示す斜視図及び側面図である。図10Bの上側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10の構造を示す斜視図であり、下側の図は、蒸発器22の下側領域及び霜取り装置10を横方向から見た側面図である
4A 冷凍室
4B 冷蔵室
6A 下扉
6B 上扉
8A、B 入側流路
10 霜取り装置
12A、B ガラス管ヒータ
14A、B 天井部材
16A、B 側板
20 圧縮器
22 蒸発器
24 ファン
26 ダンパ
30 ドレン機構
32 蒸発皿
110 霜取り装置
112A、B ガラス管ヒータ
114A、B 天井部材
116A、B 側板
122 蒸発器
Claims (5)
- 冷蔵庫の蒸発器の下方に設けられ、冷蔵庫の前後方向に関して略平行に配置された2本のガラス管ヒータと、
2本の前記ガラス管ヒータの上方にそれぞれ設けられ、2本の前記ガラス管ヒータの上方を覆うように、前記ガラス管ヒータの軸方向に沿って延在する平板状の2つの天井部材と、
を備え、
前記軸方向から見た側面視において、少なくとも、2つの前記天井部材が水平面に対して所定の角度だけ傾斜しているか、または前後に配置された前記ガラス管ヒータと前記天井部材との対が異なる高さに配置されていることを特徴とする霜取り装置。
- 前記所定の角度は10度以上40度以下の範囲内であること特徴とする請求項1に記載の霜取り装置。
- 2つの前記天井部材の傾斜方向は互いに異なること特徴とする請求項1または2に記載の霜取り装置。
- 2つの前記天井部材は、共に前側が低く後ろ側が高くなるように傾斜していること特徴とする請求項1または2に記載の霜取り装置。
- 後側の前記ガラス管ヒータと後側の前記天井部材との対は、前側の前記ガラス管ヒータと前側の前記天井部材との対よりも高く配置されていること特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の霜取り装置。
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