JP2005257267A - 除霜手段を備えた蒸発器 - Google Patents

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幹啓 中山
Yuuji Kishinaka
裕司 岸中
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清則 山本
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章 横江
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Abstract

【課題】可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルにおいて、可燃性冷媒が漏洩した環境下で除霜が行われた時に着火防止を図る。
【解決手段】ガラス管ヒータ115の外郭に合わせ、フィン126の端部に折曲部128を設けたので、ガラス管ヒータ115の外殻との接触面積がさらに増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータ115の表面温度をさらに低くすることができ、ガラス管ヒータ115の表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルに用いる蒸発器の除霜に関するものである。
近年、可燃性冷媒を使用した冷蔵庫に関するものとしては、特許文献1に示すような例が挙げられる。
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。図16は、従来の冷蔵庫の要部縦断面図である。図16において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵庫本体1の内部にある冷凍室、3は冷蔵庫本体1の内部にある冷蔵室、4は冷凍室扉、5は冷蔵室扉、6は冷凍室2と冷蔵室3を仕切る仕切壁、7は冷凍室2内の空気を吸い込む冷凍室吸込口、8は冷蔵室3内の空気を吸込む冷蔵室吸込口、9は冷気を吐出する吐出口、10は蒸発器、11は冷気を循環させるファン、12は蒸発器10と冷凍室2を仕切る蒸発器仕切壁、13は桶、14は排水口、15はニクロム線をコイル状にしたものをガラス管で覆ったガラス管ヒータ、16は除霜水がガラス管ヒータ15に直接滴下して接触するときに発する蒸発音を防止するための屋根、17は桶13と除霜用管ヒータ15の間に設置され絶縁保持された金属製の底板である。18は蒸発器出口部に設けたアキュームレータである。
次に動作について説明する。冷凍室2や冷蔵室3を冷却する場合は、蒸発器10に冷媒が流通して蒸発器10が冷却される。これと同じくしてファン11の作動により、冷凍室吸込口7や冷蔵室吸込口8から冷凍室2や冷蔵室3の昇温空気を冷却室20に送り、蒸発器10で熱交換して冷却されて吐出口9から冷却風を冷凍室2内に送り、冷凍室2から図示していない連通口を通って冷蔵庫に冷気を送る。ここで、蒸発器10と熱交換する空気は、冷凍室扉4及び冷蔵室扉5の開閉による高温外気の流入や冷凍室2及び冷蔵室3の保存食品の水分の蒸発等により高湿化された空気であることから、その空気より低温である蒸発器10に空気中の水分が霜となって着霜する。一方アキュームレータ18は、冷却運転中の冷媒不足を防止したり、あるいは液冷媒が圧縮機に直接帰って圧縮機を損傷することを防止したり、あるいは冷媒流音の防止を図るものである。
このように、蒸発器10が着霜すると着霜量が増加するに従って蒸発器10表面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に通風抵抗となって風量が低下するために熱通過率が低下して冷却量不足が発生する。
このことから、除霜用のガラス管ヒータ15のニクロム線に通電により放射される熱線により蒸発器10や桶13や排水口14付近に着いた霜を水に融解する。
また、このようにして融解した除霜水は一部は直接に桶13に落ち、その他は屋根16によりガラス管ヒータ15を避けて桶13に落ちて排水口14から庫外に排水される。このとき、ガラス管ヒータ15から桶13に放射された熱線は底板17により一部反射され蒸発器10方向に散乱する。
特開平8−54172号公報
しかしながら、上記従来の構成では、可燃性冷媒を使用した冷凍サイクルにおいて、可燃性冷媒は比較的に潜熱が大きいことから可燃性冷媒が溜まる蒸発器10の配管部において熱量が他の配管部に比べてかなり大きくなることから除霜不足となり、霜残りを生じて、除霜終了後の冷却運転時に残った霜により熱伝達が阻害され不冷が発生する。
また、一般的に除霜用のガラス管ヒータ15のニクロム線表面は言うまでもなくガラス表面温度は非常に高温度であり、可燃性冷媒が蒸発器10等の庫内と連通している部分にある配管から漏洩した場合に、ガラス管ヒータ15の通電により着火する危険性があるという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、可燃性冷媒が除霜手段の設置雰囲気に漏洩した環境下で除霜が行われた場合に可燃性冷媒の着火を防止するとともに、霜残りによる不冷を防止する除霜手段を備えた可燃性冷媒を使用した冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、可燃性冷媒が流通する蒸発パイプと、前記蒸発パイプに固着された複数のフィンと、除霜手段としてのガラス管ヒータとを備えて、前記フィンの下端部に前記ガラス管ヒータを接触して設けたので、輻射熱を利用した除霜に加え、熱伝導による除霜効果も加わり除霜効率が向上するとともに、フィンへの熱伝導による放熱効果により、発熱量は変えずにガラス管ヒータの表面温度を低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、フィンの下端部に切欠部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたので、ガラス管ヒータの外殻との接触面積が増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度をさらに低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、フィンの下端部に折曲部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたので、ガラス管ヒータの外殻との接触面積がさらに増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度をさらに低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、ガラス管ヒータからの輻射熱を上部に伝えるように折曲部を形成したので、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保ちながら除霜効果を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、折曲部の端面と隣合うフィンとの間に隙間を形成したので、ガラス管ヒータからの輻射熱を上部に伝えることができる。
以上説明したように請求項1に記載の発明は、可燃性冷媒が流通する蒸発パイプと、前記蒸発パイプに固着された複数のフィンと、除霜手段としてのガラス管ヒータとを備えて、前記フィンの下端部に前記ガラス管ヒータを接触して設けたので、輻射熱を利用した除霜に加え、熱伝導による除霜効果も加わり除霜効率が向上するとともに、前記フィンへの熱伝導による放熱効果により、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度を低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、フィンの下端部に切欠部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたので、ガラス管ヒータの外殻との接触面積が増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度をさらに低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、フィンの下端部に折曲部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたので、ガラス管ヒータの外殻との接触面積がさらに増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度をさらに低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、ガラス管ヒータからの輻射熱を上部に伝えるように折曲部を形成したので、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保ちながら除霜効果を向上することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、折曲部の端面と隣合うフィンとの間に隙間を形成したので、ガラス管ヒータからの輻射熱を上部に伝えることができる。
以下、本発明による除霜手段を備えた蒸発器の実施の形態について、図1から図15を用いて説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による除霜手段を備えた蒸発器を有する冷蔵庫の要部断面図である。
図1において、101は冷蔵庫本体で、102は外箱、103は内箱、104は硬質ポリウレタン発泡断熱材で前記外箱102と内箱103間に一体に充填発泡している。
105は冷蔵室、106は冷凍室で、区画壁107にて区画されている。108は蒸発器で、冷凍室106の背面に取付けられている。109は、蒸発器108が収納する部屋と冷凍室106を断熱するポリスチレン発泡体で、蒸発器108の前面に取り付けられている。ポリスチレン発泡体109の外側には樹脂成形された化粧板110が取り付けられている。111は冷気吹出し口で前記化粧版110に一体に成形している。化粧版110の下部端面と前記内箱104の間には、冷気吸い込み口112が設けられている。
113は冷気攪拌用のファンモータで、化粧板110の一画に取り付けられ、蒸発器108で冷却された冷気を冷凍室106及び他の温度帯の室(図示せず)へ循環する。114は除霜水受け皿で、蒸発器108の下方に位置し、除霜水受け皿114の上面開口部は、蒸発器108の下面外形より若干大きく開口して取付けられている。115はガラス管ヒータで、蒸発器108と除霜水受け皿114の間に位置して取付き、除霜水受け皿114より突出する支持体(図示せず)にて固着している。116は蒸発パイプ、117はフィンで、蒸発パイプ116とフィン117とは、圧入又は、カシメ等により、固着している。
119は蒸発皿で、除霜水受け114に滴下した除霜水を溜める。120は放熱パイプで蒸発皿119内に位置し、蒸発皿119に溜まった除霜水を加熱し蒸発させるものである。
そして、ガラス管ヒータ115の外殻と前記フィン117の端面は常に接触した構成としている。
また、蒸発器108に設けるフィン117は、上下方向に連続した連続フィンで構成されている。
また、ガラス管ヒータ115のヒータ用抵抗線にはNi−Cr線を使用したものである。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
蒸発器108で冷却された冷気は、ファンモータ113により冷気吹出し口111より吐出され、熱交換して、冷気吸い込み口112から蒸発器108へ戻り冷凍室106を所定の温度に冷却する。そして、蒸発器108で冷却された冷気の一部はダクトおよびダンパー(図示せず)を介して、冷蔵室105や他の温度帯の室(図示せず)へ送られ、所定の温度に冷却される。
そして、蒸発器108には徐々に霜が付着してくるため、冷気の流れが阻害される前に定期的にガラス管ヒータ115に通電し除霜する。除霜された水は除霜水受け皿114から蒸発皿119に溜まり、放熱パイプ120の熱により蒸発される。
そして、本実施の形態では、圧縮機と、凝縮器と、減圧機構と、蒸発器とを順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入したものであるが、前記ガラス管ヒータ115と前記フィン108の端部を接触させたので、輻射熱を利用した除霜に加え、熱伝導による除霜効果も加わり除霜効率が向上するとともに、前記フィンへの熱伝導による放熱効果により、発熱量は変えずに前記ガラス管ヒータの表面温度を低くすることができ、ガラス管ヒータ115の表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下(たとえばイソブタンの発火温度は460℃)以下に保つことができる。
したがって、万が一可燃性冷媒が庫内に漏洩しても着火するという危険性が生じない。
また、蒸発器108に設けるフィン117は、上下方向に連続した連続フィンで構成されているので、前記フィンへの熱伝導による放熱効果がいっそう高まり、除霜効率が向上するとともに、発熱量は変えずにガラス管ヒータ115の表面温度を低くすることができ、可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
また、ガラス管ヒータ115のヒータ用抵抗線にはNi−Cr線を使用しているので、ヒータ線を低温で使用しても、Fe−Crなどで470℃前後で生じるヒータ用抵抗線の脆性が生じず、ヒータ線の断線を防止できる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2による除霜手段を備えた蒸発器を有する冷蔵庫の要部断面図である。
実施の形態1の構成に加え、図2において、121は、ガラス管ヒータ115の外殻に沿って半円状に連続して成る切欠部122を備えた複数のフィンで、切欠部122がガラス管ヒータ115の外殻円周上に連続して接触させている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
実施の形態1で説明した動作に加え、切欠部122がガラス管ヒータ115の外殻円周上に連続して接触させているので、ガラス管ヒータの外殻との接触面積が増加し、熱伝導効率が上がることにより、さらに除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずにガラス管ヒータ115の表面温度をさらに低くすることができ、可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
(実施の形態3)
図3は、本実施の形態3による冷蔵庫の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図4は、図3のBから見た矢視図、図5は同実施の形態の冷蔵庫の他の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図6は、図5のCから見た矢視図である。
図3から図6において、フィン123はフィン下端部にL型に成形した折曲部124を備えており、折曲部124はガラス管ヒータ115の外殻に接触させている。そして折曲部124の端面と隣合うフィンとには隙間125を形成している。
また、フィン126の端部にはガラス管ヒータの外殻に沿って半円状に形成した切欠部127を有し、さらにL状に曲げられた折曲部128を有している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
フィン123はガラス管ヒータ115の外殻に沿ってL型に曲げられているため、フィン123と、ガラス管ヒータ115との接触は線状となり熱伝導効率を向上させることができる。また、折曲部124の端面と隣合うフィンとには隙間125を形成しているので、ガラス管ヒータ115からの輻射熱を上部に伝えることができる。
また、フィン126の端部にはガラス管ヒータの外殻に沿って半円状に形成した切欠部127を有し、さらにL状に曲げられた折曲部128を有しているので、フィン123と、ガラス管ヒータ115との接触は面状となり熱伝導効率をさらに向上させることができる。
したがって、除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずにガラス管ヒータ115の表面温度をさらに低くすることができ、可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
(実施の形態4)
図7は本実施の形態4による冷蔵庫の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図8は図7のDから見た矢視図である。
図7,図8において、129は、ガラス管ヒータ115の両端部を固定する固定部で、蒸発器側面に設けた側板130の縦フランジ131の一部を切り欠いて形成されている。そして、固定部129にガラス管ヒータ115を固定した状態でフィン117の端部とガラス管ヒータ115の表面が接触するように設定されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
ガラス管ヒータ115の両端部を固定する際、固定部129は蒸発器側面に設けた側板130の縦フランジ131の一部を切り欠いて形成しているので、下方に落下することはなく、組立時も特別な固定部材を必要とせず安価にできるとともに、ガラス管ヒータ115とフィン117との接触を常に安定した寸法関係で保持でき、安定した熱伝導を確保できる。
したがって、除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずにガラス管ヒータ115の表面温度を低くすることができ、可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
(実施の形態5)
図9は、本実施の形態5による冷蔵庫の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図10は図9のEから見た矢視図である。
図9,図10において、132は遮蔽板で、蒸発器108とガラス管ヒータ115の間に位置する。そして、遮蔽板132の上面部と前記複数のフィン117の下端133は接触した位置関係で構成している。遮蔽板132の両端134は、両端フィン135に、かしめ等で一体に取り付けられている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
ガラス管ヒータ115に通電されると、その熱は遮蔽板132に伝わる。そして遮蔽板132の上面部と複数のフィン117の下端133は接触した位置関係で構成しているので、遮蔽板132を介してフィン117にガラス管ヒータ115の熱を放熱できる。したがって、発熱量は変えずにガラス管ヒータの表面温度を低くすることができ、ガラス管ヒータの表面温度を可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。さらに、蒸発器108から解け出した除霜水は、遮蔽板132に滴下するので、蒸発器108から解け出した除霜水が直接ガラス管ヒータ115に滴下して除霜水が急激に蒸発する時に発生する音、(たとえばジュン、ジュンという音)を防止できる。
(実施の形態6)
図11は、本実施の形態6による冷蔵庫の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図12は、図11のFから見た矢視図である。
図11、図12において、長フィン136はフィン下端部にL型に成形した折曲部138を備えており、折曲部138はガラス管ヒータ115の外殻に接触させている。137は短フィンで、下端面が長フィン136より短く設定しており、長フィン136間の寸法aは、長フィン136と短フィン137間の寸法bより広く設定している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
ガラス管ヒータ115通電時、長フィン136は、ガラス管ヒータ115の外殻に沿ってL型に曲げられているため、長フィン136と、ガラス管ヒータ115との接触は線状となり、ガラス管ヒータ115から長フィン136への熱伝導効率を向上させることができる。また、蒸発器を構成する長フィンおよび短フィンは、上方より下方のフィン間寸法を大きくした(a>b)ので、庫内冷気循環時、蒸発器への着霜が下部に偏らず蒸発器全体に均一になり除霜周期を長く設定できる。したがって除霜に要する消費電力量を抑えることができ省エネになるという効果を有する。
(実施の形態7)
図13は、本実施の形態7による冷蔵庫の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図、図14は、図13のGから見た矢視図、図15は同実施の形態の冷蔵庫のガラス管ヒータの拡大部分断面図である。
図13から図15において、139は二重構造のガラス管ヒータで、内側管140、外側管141よりなり、内側管140の外周に所定の間隔をあけて外側管141を配し、内側管140の内部には抵抗線ヒータ143を有している。そして、両管の両端にはキャップ142により所定の寸法を維持し一体に固着している。
ここで、ガラス管ヒータの外側管141と複数のフィン117の下端は常に接触した構成としている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
ガラス管ヒータ139に通電されると、抵抗線ヒータ143から発する熱は、内側管140から外側管141の表面より発熱する。この時、内側管140と外側管141の空間の断熱作用により外側管141の表面温度は低くなる。
したがって、除霜効果が向上するとともに、発熱量は変えずにガラス管ヒータ115の表面温度を低くすることができ、可燃性冷媒の着火温度以下に保つことができる。
また、二重構造のガラス管ヒータ139の端面を、一体に成形したキャップ142で固定したので、二重ガラス管内の隙間寸法を正しく確保でき、ガラス管表面温度のバラツキを小さくできるとともに組立も容易になる。
本発明による除霜手段を備えた蒸発器を有する冷蔵庫の実施の形態1の要部断面図 本発明による除霜手段を備えた蒸発器を有する冷蔵庫の実施の形態2の要部断面図 本発明による除霜手段を備えた蒸発器を有する冷蔵庫の実施の形態3の部分斜視図 図3のBから見た矢視正面図 同実施の形態の他の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図 図5のCから見た矢視正面図 本発明による冷蔵庫の実施の形態4の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図 図7のDから見た矢視正面図 本発明による冷蔵庫の実施の形態5の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図 図9のEから見た矢視正面図 本発明による冷蔵庫の実施の形態6の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図 図11のFから見た矢視正面図 本発明による冷蔵庫の実施の形態7の蒸発器とガラス管ヒータの部分斜視図 図13のGから見た矢視図 同実施の形態の除霜手段を備えた蒸発器のガラス管ヒータの拡大部分断面図 従来の冷蔵庫の要部縦断面図
符号の説明
101 冷蔵庫
108 蒸発器
115 ガラス管ヒータ
117、121、123、126 フィン
122、127 切欠部
124、128、138 折曲部
130 側板
132 遮蔽板
136 長フィン
137 短フィン
139 二重構造のガラス管ヒータ
142 キャップ
143 抵抗線ヒータ

Claims (5)

  1. 可燃性冷媒が流通する蒸発パイプと、前記蒸発パイプに固着された複数のフィンと、除霜手段としてのガラス管ヒータとを備えて、前記フィンの下端部に前記ガラス管ヒータを接触して設けたことを特徴とする除霜手段を備えた蒸発器。
  2. フィンの下端部に切欠部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたことを特徴とする請求項1に記載の除霜手段を備えた蒸発器。
  3. フィンの下端部に折曲部を設け、ガラス管ヒータの外郭に接触させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除霜手段を備えた蒸発器。
  4. ガラス管ヒータからの輻射熱を上部に伝えるように折曲部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の除霜手段を備えた蒸発器。
  5. 折曲部の端面と隣合うフィンとの間に隙間を形成したことを特徴とする請求項4に記載の除霜手段を備えた蒸発器。
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