JP2013061120A - 蒸発器及びそれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜水の残留を低減できる蒸発器及びそれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】複数段に蛇行して冷媒が流通する冷媒管21に複数のフィン22が取り付けられる蒸発器20において、フィン22の下面22aは下方へ行くほどフィン22の幅が狭くなるように傾斜し、段方向に離れた複数のフィン22に跨ってフィン22の下端部22bに接する導水部材25を設け、フィン22に付着した除霜水を導水部材25によって流下させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷媒管とフィンとを有する蒸発器及びそれを備えた冷蔵庫に関する。
図11、図12は従来の冷蔵庫の蒸発器の斜視図及び正面図を示している。図13は図12のC−C線に沿った断面図である。従来の冷蔵庫は貯蔵室の背後に蒸発器20を備え、蒸発器20と熱交換して生成される冷気によって貯蔵室が冷却される。
蒸発器20は冷媒が流通する冷媒管21が複数段に蛇行し、冷媒管21には複数のフィン22が取り付けられている。フィン22の下面22aは下方に行くほどフィン22の幅が狭くなるように傾斜し、下面22aの頂点によってフィン22の下端部22bが形成される。フィン22間を流通する空気がフィン22と熱交換することによって冷気が生成される。
この時、フィン22間を流通する空気は貯蔵室内を流通した空気であるので、冷媒よりも高温となっている。このため、フィン22には霜が付着する。フィン22間が霜で閉塞されると空気の流れが阻害されるため、冷却効率が低下する。そこで、蒸発器20の下方に設けた除霜ヒータ(不図示)を用いて霜を融解させる除霜運転が所定の周期で行われる。除霜運転によって融解した霜は除霜水Wとなってフィン22表面を流下する。
フィン22表面を流下して下面22aに到達した除霜水Wは下面22aを伝って下端部22bに導かれる。これにより、下端部22bの除霜水Wが大きな水滴となり、重力が表面張力を超えて除霜水Wが落下する。下端部22bから落下した除霜水Wは蒸発器20から排水される。そして、除霜運転が所定時間行われた後、冷却運転が再開される。
特開2005−221126号公報(第3頁、第4頁、図1〜図3) 特開2009−250491号公報(第4頁、図1、図2)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、蒸発器20のフィン22の下端部22bに溜まる除霜水Wの体積が小さいと、表面張力が重力に打ち勝って除霜水Wが落下せずに残留する場合がある。この状態で除霜運転を終了して冷却運転を再開すると、残留した除霜水Wが核となって着霜が生じやすく、着霜速度が速くなる。このため、除霜運転が終了した後、早期に霜が空気の流路を塞いで空気の流れを阻害する。従って、除霜運転の間隔が短くなり、電力消費が大きくなる問題があった。
また、除霜運転終了後に冷却運転を再開すると、フィン22の下端部22bに残留した除霜水Wが凍結する場合がある。凍結した除霜水Wは根氷となってフィン22に付着する。根氷を融解させるのに必要な時間は霜を融解させるのに必要な時間よりも長い。このため、一定の周期で除霜運転を行う場合には根氷を除去することができない。従って、蒸発器20内で氷が成長して空気の流路を塞いで空気の流れを阻害する。その結果、熱交換効率が低下する。
本発明は、除霜水の残留を低減できる蒸発器及びそれを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数段に蛇行して冷媒が流通する冷媒管に複数のフィンが取り付けられる蒸発器において、前記フィンの下面は下方へ行くほど前記フィンの幅が狭くなるように傾斜し、段方向に離れた複数の前記フィンに跨って前記フィンの下端部に接する導水部材を設け、前記導水部材によって前記フィンに付着した除霜水を流下させることを特徴としている。
この構成によると、冷媒が流通する冷媒管が複数段に蛇行し、冷媒管には複数のフィンが取り付けられる。フィン間を流通する空気はフィンと熱交換する。各フィンに付着した霜を例えば除霜運転によって融解させたときに生じる除霜水は、各フィンの下面を伝って各フィンの下端部に到達する。下端部に到達した除霜水は導水部材を伝ってフィンから流下する。これにより、除霜水は蒸発器から排水される。
また本発明は、上記構成の蒸発器において、前記導水部材は金属線から成るとともに前記冷媒管に接することが好ましい。
また本発明は、上記構成の蒸発器において、前記導水部材は複数のU字状部を有し、前記U字状部は弾性により前記冷媒管を挟持することが好ましい。
また本発明は、上記構成の蒸発器において、前記導水部材の厚みが前記フィンの厚みよりも大きいことが好ましい。
また本発明は、上記構成の蒸発器において、前記導水部材をコ字型に形成して前記冷媒管が延びる方向の複数の前記フィンを弾性により挟持することが好ましい。
また本発明の冷蔵庫は、上記各構成の蒸発器を備えたことを特徴としている。
本発明によると、フィンの下面は下方へ行くほどフィンの幅が狭くなるように傾斜し、段方向に離れた複数のフィンに跨ってフィンの下端部に接する導水部材を設け、導水部材によってフィンに付着した除霜水を流下させるので、除霜水の残留を低減できる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す正面図 図4のA−A線に沿った断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す正面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す斜視図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の蒸発器を示す正面図 図9のB−B線に沿った断面図 従来の冷蔵庫の蒸発器を示す斜視図 従来の冷蔵庫の蒸発器を示す正面図 図12のC−C線に沿った断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、前述の図11〜図13に示す従来例と同一の部分には同一の符号を付している。図1、図2は第1実施形態の冷蔵庫の正面図及び右側面断面図を示している。冷蔵庫1は上部に冷蔵室2が配され、冷蔵室2の下方には製氷室4及び第1冷凍室3が左右に並設される。製氷室4及び第1冷凍室3の下方には第2冷凍室5が配され、第2冷凍室5の下方に野菜室6が配されている。
冷蔵室2は回動式の扉2aにより開閉され、貯蔵物を冷蔵保存する。第1冷凍室3、製氷室4及び第2冷凍室5は連通して氷点以下に維持される。第1冷凍室3及び第2冷凍室5は収納ケース(不図示)と一体の引き出し式の扉3a、5aにより開閉され、貯蔵物を冷凍保存する。第2冷凍室5の容積は第1冷凍室3よりも大きく、貯蔵物をより多く冷凍保存できる。製氷室4は回動式の扉4aにより開閉され、氷を製氷して貯氷する。野菜室6は収納ケース(不図示)と一体の引き出し式の扉6aにより開閉され、冷蔵室2よりも高い室内温度(約8℃)で野菜を冷却保存する。
製氷室4の扉4aの前面には冷蔵庫1の操作を行う操作部7及び冷蔵庫1の動作状態等を表示する表示部8が設けられる。操作部7の裏面には制御部(不図示)が設けられる。表示部8は液晶画面等から構成されている。
第2冷凍室5の背後には背面板5bで仕切られた冷気通路31が設けられる。冷気通路31は冷蔵室2の背後に配された冷気通路32に冷蔵室ダンパ(不図示)を介して連通する。冷気通路31内には圧縮機10に接続された蒸発器20が配される。蒸発器20の上方には冷凍室送風機12が配される。
野菜室6の背後には機械室9が設けられ、機械室9内に冷凍サイクルを運転する圧縮機10が配される。冷凍サイクルは圧縮機10、凝縮器(不図示)、キャピラリーチューブ(不図示)、蒸発器20、圧縮機10の順に接続して構成される。冷凍サイクルの運転によって冷媒が循環して蒸発器20が冷却される。そして、冷気通路31を流通する空気と蒸発器20とが熱交換して冷気が生成される。蒸発器20で生成された冷気は冷凍室送風機12の駆動により送出される。
蒸発器20の下方には除霜ヒータ11が配される。詳細を後述するように、除霜ヒータ11の駆動によって蒸発器20が除霜される。除霜によって生じた除霜水は機械室9内に配された蒸発皿(不図示)に回収される。
図3、図4は冷蔵庫1の蒸発器20の斜視図及び正面図を示している。図5は図4のA−A線に沿った断面図を示している。蒸発器20の背面側に第2冷凍室5が配され、蒸発器20の正面側に冷蔵庫1の背面が形成される。蒸発器20は冷媒管21に多数のフィン22が所定間隔で取り付けられて構成される。冷凍サイクルの運転によって冷媒管21内を冷媒が流通する。冷媒管21は左右方向に延び、蛇行によって上下方向に複数段に並設される。また、冷媒管21は前後方向に2列に並設される。冷媒管21は長手方向に延びる複数の溝(不図示)を内面に有している。これにより、冷媒が接触する表面積が増加する。従って、熱交換効率の向上が図られる。冷媒管21は熱良導体、例えば銅またはアルミニウムなどの熱伝導率の高い金属により形成される。
フィン22の下面22aは下方へ行くほどフィン22の幅(前後方向の幅)が狭くなるように傾斜している。この時、傾斜した下面22aの頂点によってフィン22の下端部22bが形成される。下端部22bは前後の一方の冷媒管21の鉛直線上に配され、下端部22bよりも前方の下面22aは後方よりも短くなっている。なお、下端部22bよりも前方の下面22aの長さ及び後方の下面22aの長さを同じにしてもよい。フィン22は熱伝導率の高い金属、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等により形成される。
蒸発器20の冷媒流入側にはキャピラリーチューブが溶接部(不図示)で溶接して接続されている。蒸発器20の冷媒流出側にはアキュームレータ(不図示)が接続される。アキュームレータは冷媒を溜めて冷凍サイクルを循環する冷媒量を調整する。アキュームレータの近傍には温度センサ(不図示)が配される。温度センサによって除霜時の蒸発器20の温度が検知され、所定温度になると除霜が終了したと判断して除霜ヒータ11(図2参照)が停止される。
蒸発器20には、段方向に離れた複数のフィン22に跨ってフィン22の下端部22bに接する導水部材25が複数設けられる。また、導水部材25は冷媒管21に接するように設けられる。詳細を後述するように、フィン22に付着した除霜水を導水部材25によって流下させる。
導水部材25は弾性を有する金属線により形成される。金属線をフィン22と同じ材質の金属、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等により形成すると腐食を防止することができる。また、熱交換面積が増加し、熱交換効率をより向上することができる。金属線の断面形状は円形状、楕円形状、正方形状、矩形形状などでもよく、特に限定はない。なお、導水部材25を樹脂により棒状に形成してもよい。
導水部材25のフィン22の並設方向及びこれに直交する方向の厚みt1はフィン22の厚みt2よりも大きくなっている。これにより、導水部材25は蒸発器20内部で空気の流れを乱すことができる。これにより乱流効果が生じ、空気と蒸発器20の熱交換をより促進することができる。従って、熱交換効率を一層向上することができる。
導水部材25はU字状に形成されるU字状部26を複数有している。U字状部26間は直線状の直線部27で繋がっている。なお、直線部27を曲線状に形成してもよい。
導水部材25は最上段のフィン22から最下段のフィン22に跨るように蒸発器20に取り付けられる。この時、導水部材25は各フィン22の下端部22bに接するように取り付けられる。
導水部材25のU字状部26は弾性により冷媒管21を挟持する。これにより、導水部材25を冷媒管21に容易に取り付けることができる。また、段方向に広がるフィン22の間隔をU字状部26によって所定の間隔に維持することができる。
また、導水部材25は側面視コ字型に形成され、冷媒管21が延びる方向で各段2枚のフィン22を挟んでいる。なお、導水部材25は冷媒管21が延びる方向の複数のフィン22を弾性により挟持してもよい。これにより、導水部材25をフィン22に容易に取り付けることができる。
導水部材25は上端部25aが最上段のフィン22から突出するように形成される。これにより、除霜時に除霜ヒータ11の熱が導水部材25を熱伝導して蒸発器20の上部まで伝えられる。従って、蒸発器20の残霜を防止することができる。
また、導水部材25は第2冷凍室5から離れた側となる蒸発器20の後部(図3において正面側)の列に取り付けられる。これにより、除霜時に除霜ヒータ11の熱が伝えられた導水部材25からの放熱による第2冷凍室5の温度上昇を低減することができる。
上記構成の冷蔵庫1において、蒸発器20で生成された冷気は冷凍室送風機12の駆動により冷気通路31を流通して製氷室4、第1冷凍室3及び第2冷凍室5に送出される。該冷気は製氷室4、第1冷凍室3及び第2冷凍室5を流通し、戻り口(不図示)を介して蒸発器20の下方に戻る。これにより、製氷室4、第1冷凍室3及び第2冷凍室5が冷却され、貯蔵物及び氷を冷凍保存する。
冷蔵室ダンパ(不図示)の開成により冷気通路31を流通する冷気の一部は冷気通路32に導かれ、冷気吐出口(不図示)を介して冷蔵室2に送出される。これにより、冷蔵室2が冷却され、貯蔵物を冷蔵保存する。また、冷蔵室ダンパの開閉や圧縮機10のオンオフ制御により冷蔵室2へ流入する冷気量が調整される。これにより、冷蔵室2内の温度は例えば約1℃〜5℃に維持される。冷蔵室2を流通した冷気は連通路(不図示)を流通して野菜室6に流入し、野菜を冷却保存する。その後、戻り通路(不図示)を介して蒸発器20の下方に戻る。
この時、蒸発器20のフィン22間を流通する空気は冷蔵庫1内を流通した空気であるので、冷媒よりも高温となっている。このため、フィン22には霜が付着する。そして、フィン22間が霜で閉塞されると空気の流れが阻害されるため、冷却効率が低下する。そこで、除霜ヒータ11を用いて霜を融解させる除霜運転が所定の周期で行われる。
圧縮機10が所定時間駆動されると、圧縮機10を停止して冷却運転を停止する。その後、除霜ヒータ11が駆動されて除霜運転が開始される。この時、除霜ヒータ11の発熱による輻射熱や除霜ヒータ11と熱交換した空気による熱によって蒸発器20が加熱される。これにより、フィン22表面の霜が融解して蒸発器20が除霜される。
除霜運転によって融解した霜は除霜水となってフィン22表面を流下する。フィン22の下面22aに到達した除霜水は下面22aを伝って下端部22bに導かれる。下端部22bに到達した除霜水は導水部材25を伝ってフィン22の下方へ流下する。これにより、各フィン22の下端部22bに集まった除霜水は導水部材25によって下方へ排水される。従って、各フィン22における除霜水の残留を低減できる。
温度センサによって除霜時の蒸発器20の温度が検知され、所定温度になると除霜が終了したと判断して除霜ヒータ11が停止される。これにより、除霜運転が終了する。除霜運転が終了すると圧縮機10が駆動されて冷却運転が再開される。この時、フィン22表面の除霜水は導水部材25によって蒸発器20から排水されている。従って、冷却運転が再開されても、フィン22表面に残留した除霜水が核となって着霜が生じることを防止でき、着霜速度が速くなることを防止できる。また、フィン22表面における根氷の発生を防止できる。その結果、除霜運転の間隔が短くなることを防止して電力消費の増大を抑えることができる。また、フィン22間の空気の流れが阻害されることを防止して熱交換効率を向上できる。
本実施形態によると、複数段に蛇行して冷媒が流通する冷媒管21に複数のフィン22が取り付けられる蒸発器20において、フィン22の下面22aは下方へ行くほどフィン22の幅が狭くなるように傾斜し、段方向に離れた複数のフィン22に跨ってフィン22の下端部22bに接する導水部材25を設け、導水部材25によってフィン22に付着した除霜水を流下させるので、各フィン22の下端部22bに集まった除霜水を導水部材25によって下方へ排水できる。従って、除霜水の残留を低減できる。
また、導水部材25は金属線から成るとともに冷媒管21に接するので、熱交換面積が増加し、熱交換効率を向上できる。
また、導水部材25は複数のU字状部26を有し、U字状部26は弾性により冷媒管21を挟持するので、導水部材25を蒸発器20に容易に取り付けることができる。また、段方向のフィン22間の距離を容易に決めることができる。
また、導水部材25の厚みt1がフィン22の厚みt2よりも大きいため、蒸発器20の内部で空気の流れが乱れて乱流効果が生じる。これにより、空気と蒸発器20の熱交換が促進される。従って、熱交換効率を一層向上できる。
また、導水部材25をコ字型に形成して冷媒管21が延びる方向の複数のフィン22を弾性により挟持すると、導水部材25をフィン22に容易に取り付けることができる。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は導水部材25の配置数が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。図6は本実施形態の冷蔵庫1の蒸発器20の斜視図を示し、図7は蒸発器20の正面図を示している。説明の便宜上、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
導水部材25は全てのフィン22には設けられておらず、冷媒管21が延びる方向で間引きされて設けられている。すなわち、冷媒管21が延びる方向で各段2枚のフィン22おきに導水部材25が設けられている。この時、導水部材25が設けられていないフィン22の一方の隣(冷媒管21が延びる方向で隣)には導水部材25が設けられている。これにより、互いに隣接するフィン22間で除霜水が表面張力により橋架して落下しない現象(ブリッジ現象)が多く生じることを防止できる。
なお、冷媒管21が延びる方向で各段1枚のフィン22おきに導水部材25を設けてもよい。すなわち、除霜水の残留を低減できる限り、導水部材25を適宜省くことができる。
本実施形態でも第1実施形態と同様な効果を得ることができる。また、第1実施形態よりも導水部材25の配置数が減るため、蒸発器20の製造コストを抑えることができるとともに導水部材25を蒸発器20に取り付ける手間を軽減することができる。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は第1、第2実施形態と導水部材25の配置箇所が異なっている。その他の部分は第1、第2実施形態と同様である。図8は本実施形態の冷蔵庫1の蒸発器20の斜視図を示し、図9は蒸発器20の正面図を示している。図10は図9のB−B線に沿った断面図である。説明の便宜上、第1、第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
本実施形態では、第1、第2実施形態とは異なり、最上段のフィン22には導水部材25が設けられていない。ここで、冷蔵庫1内を流通して蒸発器20の下方に戻ってきた空気は矢印S(図8)が示すように、蒸発器20の下部から流入して上部から流出する。空気は蒸発器20の下部から上部に向けて流通する間に冷却されるとともに除湿される。そのため、蒸発器20の上部(空気の流れの下流側)は下部(空気の流れの上流側)よりも着霜量が少なくなる。すなわち、最上段のフィン22に付着する霜が少なくなるため、除霜水も少なくなる。従って、最上段のフィン22に導水部材25を設けずとも大きな支障はなく、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。また、導水部材25の上下方向の長さを短くできるため蒸発器20の製造コストを削減できる。
なお、第1〜第3実施形態において蒸発器20を冷蔵庫1に備えているが、空気調和機に備えてもよい。これにより、空気調和機においても除霜水の残留を低減できる。また、第1〜第3実施形態の蒸発器20を車両用空気調和装置(HVAC:Heating, Ventilation, and Air Conditioning)に備えてもよい。
本発明によると、冷媒管とフィンとを有する蒸発器及びそれを備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 第1冷凍室
4 製氷室
5 第2冷凍室
6 野菜室
7 操作部
8 表示部
9 機械室
10 圧縮機
11 除霜ヒータ
12 冷凍室送風機
20 蒸発器
21 冷媒管
22 フィン
22a 下面
22b 下端部
25 導水部材
26 U字状部
27 直線部
31、32 冷気通路
W 除霜水

Claims (6)

  1. 複数段に蛇行して冷媒が流通する冷媒管に複数のフィンが取り付けられる蒸発器において、
    前記フィンの下面は下方へ行くほど前記フィンの幅が狭くなるように傾斜し、
    段方向に離れた複数の前記フィンに跨って前記フィンの下端部に接する導水部材を設け、
    前記フィンに付着した除霜水を前記導水部材によって流下させることを特徴とする蒸発器。
  2. 前記導水部材は金属線から成るとともに前記冷媒管に接することを特徴とする請求項1に記載の蒸発器。
  3. 前記導水部材は複数のU字状部を有し、前記U字状部は弾性により前記冷媒管を挟持することを特徴とする請求項2に記載の蒸発器。
  4. 前記導水部材の厚みが前記フィンの厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の蒸発器。
  5. 前記導水部材をコ字型に形成して前記冷媒管が延びる方向の複数の前記フィンを弾性により挟持することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の蒸発器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の蒸発器を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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