JP2010260887A - 熱可塑性樹脂組成物及び成形体 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物及び成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた表面外観を有し、ルーフレール等の自動車部品、建築資材、家具、窓枠等に好適な成形体を得るための、成形加工性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性エラストマー(A1)を含む熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位を主成分とし、質量平均分子量が2万〜2,000万であるアルキルメタクリレート系重合体(B)を0.01〜20質量部含む、熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、熱可塑性樹脂組成物、及び該熱可塑性樹脂組成物を成形して得られる成形体に関する。
近年、ゴム的な軟質材料であって、加硫工程を要せず、熱可塑性樹脂と同様な成形加工性を有する熱可塑性エラストマーが、自動車部品、家電部品、医療、食品用機器部品、電線、雑貨等の幅広い分野で注目され使用されている。現在、熱可塑性エラストマーは、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系等、様々な種類の樹脂が開発され、市販されている。しかしながら、これらの熱可塑性エラストマーは、ゴム弾性、強度、柔軟性、成形加工性、経済性、リサイクル性等の面で課題を有し、必ずしも満足のいくものではない。
上記熱可塑性エラストマーの中でも、ポリオレフィン系樹脂とエチレン−α−オレフィン系ランダム共重合体を主原料とするブレンド物や、ポリオレフィン系樹脂とエチレン−α−オレフィン系ランダム共重合体を主原料とし架橋剤によって部分的に架橋させたポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、耐熱性、耐候性、耐寒性、成形加工性に優れ、更に安価な材料であることから、特に自動車部品の分野で注目され、その需要も年々増加している。しかしながら、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、成形加工時の溶融強度が充分でないために、押出成形の際に平滑な表面外観が得られない、複雑な形状の異型押出の際に目的とする形状の成形体が得られないといった課題を有する。
上記課題を解決するために、特許文献1では、特定のポリオレフィン系エラストマーに特定の無機充填剤を配合した異型押出用材料が提案されている。該異型押出用材料は、成形収縮率が小さく、成形体の表面平滑性に優れるものの、複雑な形状の異型成形体を成形する場合には良好な表面外観を得られない。
また、特許文献2では、ポリオレフィン系樹脂にポリテトラフルオロエチレン粒子を配合したポリオレフィン系樹脂組成物が提案されている。しかしながら、高生産性が求められる押出成形において、ポリオレフィン系樹脂に対する剪断が著しく低くなることから、ポリフルオロエチレンの繊維化が充分に進まず、溶融強度の不足や製品に対する異物となり、表面外観に優れる押出成形体を高効率で得ることは困難であり、満足できるものは得られていない。更に、環境上の観点から、脱ハロゲンの方向が強く要求される用途においては適用できないという課題を有する。
特開平5−262928号公報 特開2000−26616号公報
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形加工性に優れ、優れた表面外観を有する成形体を提供することにある。
本発明は、熱可塑性エラストマー(A1)を含む熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位を主成分とし、質量平均分子量が2万〜2,000万であるアルキルメタクリレート系重合体(B)を0.01〜20質量部含む、熱可塑性樹脂組成物である。
また、本発明は、上記記載の熱可塑性樹脂組成物を成形して得られる成形体である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形加工性に優れ、優れた表面外観を有する成形体を与え、ルーフレール等の自動車部品、建築資材、家具、窓枠等に好適である。
実施例1〜9及び比較例1〜3で用いる異型ダイスの断面図を示す。
本発明の熱可塑性樹脂(A)は、熱可塑性エラストマー(A1)を含む。熱可塑性エラストマー(A1)の含有率としては、熱可塑性樹脂(A)100質量%中、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。
熱可塑性エラストマー(A1)としては、例えば、ポリオレフィン系ゴム(ゴム状のオレフィン共重合体)、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー、天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルブチルゴム等の天然又は合成ゴムが挙げられる。これらの熱可塑性エラストマー(A1)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの熱可塑性エラストマー(A1)の中でも、汎用性、製造コストの観点から、ポリオレフィン系ゴム、スチレン系エラストマーが好ましい。
ポリオレフィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合体(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体等の非晶性又は微結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体;ポリブテン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレンとEPDM及び所望によりポリエチレンを架橋剤の存在下に架橋した部分架橋物又は完全架橋物が挙げられる。これらのポリオレフィン系ゴムは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
スチレン系エラストマーとしては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレン共重合体(SIBS)等のブロック共重合体;スチレン−エチレン・ブテン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−ブタジエン・ブチレン−スチレン共重合体(部分水素添加スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)等のブロック共重合体の部分又は完全水添物が挙げられる。これらのスチレン系エラストマーは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂(A)は、必要に応じて、熱可塑性エラストマー(A1)以外に、他の熱可塑性樹脂を含んでもよい。他の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エンジニアリングプラスチックが挙げられる。これらの他の熱可塑性樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの他の熱可塑性樹脂の中でも、熱可塑性エラストマー(A1)との相溶性の観点から、ポリオレフィン系樹脂(A2)が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂(A2)は、オレフィン単量体の単独重合体又は共重合体、優位量のオレフィン単量体と劣位量のビニル単量体との共重合体、又はオレフィン単量体とジエン単量体との共重合体を主成分とするものである。これらのポリオレフィン系樹脂(A2)の中でも、汎用性、製造コストの観点から、ポリプロピレン又はポリプロピレンと炭素数が2以上のα−オレフィンとの共重合体が好ましい。
炭素数が2以上のα−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンが挙げられる。
熱可塑性エラストマー(A1)及びポリオレフィン系樹脂(A2)を含む熱可塑性樹脂(A)の市販品としては、例えば、「ミラストマー5030N」、「同6030N」、「同7030N」、「同8032N」、「同8030N」、「同9020N」、「同9070N」、「同M2400B」、「同M2600B」(商品名、三井化学(株)製);「サーモラン5800B」、「同5850N」、「同3655B」、「同3855B」(商品名、三菱化学(株)製);「エスポレックス3785」、「同3885」、「同901」、「同907」、「同4785」、「同820」、「同822」、「同817」(商品名、住友化学(株)製);「サントプレーン101−55」、「同103−40」、「同121−68W228」、「同121−50M100」(商品名、エクソンモービル(有)製)が挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂(A)は、必要に応じて、熱可塑性エラストマー(A1)以外に加硫剤を含んでもよい。加硫剤としては、例えば、有機過酸化物、フェノール樹脂、硫黄が挙げられる。これらの加硫剤の中でも、有機過酸化物が好ましい。
有機過酸化物としては、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(パーオキシベンゾイル)ヘキシン−3、ジクミルパーオキシドが挙げられる。これらの有機過酸化物の中でも、臭気性及びスコーチ性の観点から、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3が好ましい。
加硫剤の含有量は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、0.005〜5質量部であることが好ましく、0.05〜2質量部であることがより好ましい。加硫剤の含有量が0.005質量部以上であると、配合効果を発現する。また、加硫剤の含有量が5質量部以下であると、得られる成形体の外観が損なわない。
本発明の熱可塑性樹脂(A)は、加硫剤と共に架橋助剤を併用することもできる。架橋助剤としては、例えば、硫黄;p−キノンジオキシム、ニトロソベンゼン、ジフェニルグアニジン、N−メチル−N−4−ジニトロソアニリン、トリメチロールプロパン−N,N’−m−フェニレンジマレイミド等のペルオキシ架橋助剤;ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、アリルメタクリレート等の多官能性架橋助剤が挙げられる。架橋剤と共に架橋助剤を併用することで、均一かつ温和な架橋反応が期待できる。
架橋助剤の含有量は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、0.005〜4質量部であることが好ましく、0.05〜3質量部であることがより好ましい。架橋助剤の含有量が0.005質量部以上であると、配合効果を発現する。また、4質量部以下であると、製造コストに有利である。
本発明のアルキルメタクリレート系重合体(B)は、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位を主成分とする。アルキルメタクリレート系重合体(B)は、全単量体単位100質量%中、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位の含有率が50質量%以上であり、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位の含有率が70質量%以上であることが好ましい。アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位の含有率が50質量%以上であると、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性が良好となり、成形体の表面外観に優れる。
本発明のアルキルメタクリレート系重合体(B)は、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)を主成分とする単量体成分(b)を重合することにより得られる。
アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)としては、例えば、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−メチルブチルメタクリレート、3−メチルブチルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレートが挙げられる。これらのアルキルメタクリレート(b1)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
アルキルメタクリレート(b1)のアルキル基の炭素数が2以上であると、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性が良好となり、成形体の表面外観に優れる。また、アルキルメタクリレート(b1)のアルキル基の炭素数が6以下であると、アルキルメタクリレート系重合体(B)を粉体としたときの取り扱い性が良好となる。
これらのアルキルメタクリレート(b1)の中でも、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性の観点から、アルキル基の炭素数が4のアルキルメタクリレートであるn−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレートが好ましく、成形加工性の観点から、n−ブチルメタクリレート及びi−ブチルメタクリレートがより好ましく、i−ブチルメタクリレートが更に好ましい。
単量体成分(b)は、必要に応じて、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)以外に、他の単量体(b2)を含んでもよい。
他の単量体(b2)としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン等の芳香族ビニル単量体;メチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、ドデシルアクリレート等のアルキルアクリレート;メチルメタクリレート;ドデシルメタクリレート等のアルキル基の炭素数が7以上のアルキルメタクリレート;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のカルボン酸ビニル;エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン;ブタジエン、イソプレン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量体が挙げられる。これらの他の単量体(b2)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
単量体成分(b)の組成としては、全単量体100質量%中、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)の含有率が50質量%以上、他の単量体(b2)の含有率が50質量%以下であり、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)の含有率が70質量%以上、他の単量体(b2)の含有率が30質量%以下であることが好ましい。
アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)の含有率が50質量%以上であると、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性が良好となり、成形体の表面外観に優れる。
他の単量体(b2)の含有率が50質量%以下であると、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性が良好となり、成形体の表面外観に優れる。
本発明のアルキルメタクリレート系重合体(B)を得るための重合方法としては、公知の重合方法を用いることができ、例えば、ラジカル重合法、イオン重合法が挙げられる。これらの重合方法の中でも、生産性、製造コストの観点から、ラジカル重合法が好ましい。
本発明のアルキルメタクリレート系重合体(B)を得るための重合系としては、公知の重合系を用いることができ、例えば、塊状重合、懸濁重合、乳化重合が挙げられる。これらの重合系の中でも、アルキルメタクリレート系重合体(B)の取り扱い性の観点から、粉体状又は顆粒状で得られる乳化重合が好ましい。
乳化重合における乳化剤としては、公知の乳化剤を用いることができ、例えば、アニオン系乳化剤、カチオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤が挙げられる。これらの乳化剤の中でも、スルホン酸塩系化合物、硫酸塩系化合物、燐酸エステル塩系化合物等のアニオン系乳化剤が好ましい。これらの乳化剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
乳化重合における重合開始剤としては、公知の重合開始剤を用いることができ、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩化合物;t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系化合物;上記過硫酸塩化合物又は上記有機過酸化物と還元剤とを組み合わせたレドックス系重合開始剤が挙げられる。
乳化重合における重合温度としては、重合開始剤の種類にもよるが、通常40〜80℃である。
乳化重合で得られるアルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均粒子径は、50〜500nmであることが好ましく、50〜250nmであることがより好ましい。
アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均粒子径が50nm以上であると、乳化剤による成形体の着色や機械強度低下の影響を抑制できる。また、アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均粒子径が500nm以下であると、高分子量のアルキルメタクリレート系重合体(B)を得る際の分子量制御が容易となる。
乳化重合で得られるアルキルメタクリレート系重合体(B)のラテックスを粉体化する方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、凝固法、スプレードライ法が挙げられる。
本発明のアルキルメタクリレート系重合体(B)は、質量平均分子量が2万〜2,000万であり、50万〜1,500万であることが好ましく、120万〜1,000万であることがより好ましく、160万〜700万であることが更に好ましい。
アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均分子量が15万以上であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性が良好となる。また、アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均分子量が2,000万以下であると、熱可塑性樹脂(A)中でのアルキルメタクリレート系重合体(B)の分散性が良好となり、成形体の表面外観に優れる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物におけるアルキルメタクリレート系重合体(B)の含有量は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、アルキルメタクリレート系重合体(B)0.01〜20質量部であることが好ましく、0.5〜15質量部であることがより好ましい。
アルキルメタクリレート系重合体(B)の含有量が0.01質量部以上であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れる。また、アルキルメタクリレート系重合体(B)の含有量が20質量部以下であると、成形体の表面外観に優れる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、必要に応じて、熱可塑性樹脂(A)、アルキルメタクリレート系重合体(B)以外に、充填剤(C)を含んでもよい。
充填剤(C)としては、繊維状、粒子状、粉体状、板状、針状等、種々の形状のものを用いることができる。充填剤(C)としては、例えば、ガラス繊維(金属を被覆したものを含む)、炭素繊維(金属を被覆したものを含む)、チタン酸カリウム、アスベスト、炭化珪素、窒化珪素、セラミック繊維、金属繊維、アラミド繊維、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、マイカ、タルク、カオリン、パイロフィライト、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、ウォラストナイト、アルミナ、クレー、フェライト、黒鉛、石膏、ガラスビーズ、ガラスバルーン、石英が挙げられる。これら充填剤(C)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物における充填剤の含有量は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、0.1〜50質量部であることが好ましく、1〜50質量部であることがより好ましい。充填剤の含有量が0.1質量部以上であると、配合効果が発現する。また、充填剤の含有量が50質量部以下であると、成形体の表面外観を損なわない。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、必要に応じて、安定剤、滑剤、難燃剤等の添加剤を含んでもよい。
安定剤としては、例えば、ペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]等のフェノール系安定剤、トリス(モノノニルフェニル)フォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト等のリン系安定剤、ジラウロイルジプロピオネート等の硫黄系安定剤が挙げられる。これら安定剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
安定剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂(A)100質量部に対して、0.01〜1.0質量部であることが好ましく、0.05〜0.5質量部であることがより好ましい。安定剤の含有量が0.01質量部以上であると、安定剤の配合効果が発現する。また、安定剤の含有量が1.0質量部以下であると、成形体の表面外観を損なわない。
滑剤としては、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸等の飽和又は不飽和脂肪酸のナトリウム、カルシウム、マグネシウム塩が挙げられる。これらの滑剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
滑剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂(A)100質量部に対して、0.1〜2.0質量部であることが好ましい。滑剤の含有量が0.1質量部以上であると、滑剤の配合効果が発現する。また、滑剤の含有量が2.0質量部以下であると、成形体の表面外観を損なわない。
難燃剤としては、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジイソプロピルフェニルホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート、アルコキシ置換ビスフェノールAビスホスフェート、ヒドロキノンビスホスフェート、レゾルシンビスホスフェート、トリオキシベンゼントリホスフェート等の燐酸エステル化合物;テトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェニルオキサイド、ヘキサブロモシクロドデカン、オクタブロモジフェニルエーテル、ビストリブロモフェノキシエタン、エチレンビステトラブロモフタイルイミド、トリブロモフェノール、ハロゲン化エポキシオリゴマー、ハロゲン化カーボネートオリゴマー、ハロゲン化ポリスチレン、塩素化ポリオレフィン等のハロゲン含有化合物;金属水酸化物;金属酸化物;スルファミン酸化合物が挙げられる。これらの難燃剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
難燃剤の含有量は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、20〜200質量部であることが好ましい。難燃剤の含有量が20質量部以上であると、難燃剤の配合効果が発現する。また、難燃剤の含有量が200質量部以下であると、成形体の表面外観を損なわない。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、公知の方法で混練することができる。混練方法としては、例えば、押出混練、ロール混練が挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の配合方法としては、特に制限されるものではないが、例えば、熱可塑性樹脂(A)及びアルキルメタクリレート系重合体(B)を直接配合する一段階の配合方法、熱可塑性樹脂(A)の一部及びアルキルメタクリレート系重合体(B)を混合してマスターバッチを製造した後、熱可塑性樹脂(A)の残部及びマスターバッチを配合する多段階の配合方法が挙げられる。
本発明の成形体は、本発明の熱可塑性樹脂組成物を成形して得られる。
本発明の成形体を得るための成形方法としては、公知の成形方法を用いることができる。
成形方法としては、例えば、カレンダー成形、熱成形、押出ブロー成形、発泡成形、押出成形、異型押出成形、射出成形、溶融紡糸が挙げられる。
本発明の成形体の形状としては、特に制限されるものではないが、例えば、異型成形体、押出成形によるシート、フィルム、押出ブロー成形又は射出成形による中空成形体、射出成形体、発泡成形体が挙げられる。
本発明の成形体は、優れた表面外観を有することから、ルーフレール等の自動車部品、建築資材、家具、窓枠等に好適である。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例中の「部」及び「%」は、それぞれ「質量部」及び「質量%」を示す。
(1)質量平均分子量
アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均分子量を、アルキルメタクリレート系重合体(B)のテトラヒドロフラン可溶分を試料として、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(機種名「HLC−8220」、東ソー(株)製)、カラム(商品名「TSK−GEL SUPER HZM−M」、東ソー(株)製)を用い、溶離液:テトラヒドロフラン、測定温度:40℃の条件で、標準ポリスチレンによる検量線から質量平均分子量を求めた。
(2)質量平均粒子径
アルキルメタクリレート系重合体(B)の質量平均粒子径を、粒度分布計(機種名「CHDF2000型」、MATEC社製)を用いて測定した。測定条件は、MATEC社が推奨する標準条件で行った。即ち、専用の粒子分離用キャピラリー式カートリッジ及びキャリア液を用い、液性:ほぼ中性、流速:1.4ml/分、圧力:約4000psi(2600KPa)、温度:35℃の条件で、アルキルメタクリレート系重合体(B)のラテックスを濃度約3%に希釈した試料0.1mlを測定に用いた。標準粒子径物質としては、粒子径既知の単分散ポリスチレンを20〜800nmの範囲で合計12点用いた。
(3)成形加工性
成形体のエッジを目視により観察し、以下の基準で成形加工性を評価した。
◎:図1の[1]〜[4]のエッジにおいて、エッジ切れがない。
○:図1の[1]〜[3]のエッジにおいて、エッジ切れがない。
×:図1の[1]〜[2]のエッジにおいて、エッジ切れがない。
(4)成形体の表面外観
成形体の表面外観を目視により観察し、以下の基準で表面外観を評価した。
○:成形体表面に、肌荒れ、流れムラ模様が無く、平滑である。
×:成形体表面に、肌荒れ、流れムラ模様が有り、平滑でない。
[製造例1]アルキルメタクリレート系重合体(B1)の製造
下記単量体混合物を、ホモミキサーを用いて10,000rpmで6分間攪拌し、乳化混合物を得た。
単量体混合物:
i−ブチルメタクリレート 100部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1部
脱イオン水 300部
温度計、窒素導入管、冷却管及び攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに、乳化混合物を投入し、容器内を窒素で置換した。次いで、内温を60℃まで昇温させて、過硫酸カリウム0.15部を加えた。その後、内温60℃で加熱攪拌を2時間継続して重合を終了し、アルキルメタクリレート系重合体(B1)のラテックスを得た。得られたアルキルメタクリレート系重合体(B1)のラテックスを、酢酸カルシウム5部を含む熱水100部中に滴下してラテックスの凝固を行った。得られた凝固物を分離洗浄後、65℃で16時間乾燥して、アルキルメタクリレート系重合体(B1)を得た。
[製造例2〜8]アルキルメタクリレート系重合体(B2)〜(B8)の製造
単量体成分、開始剤量、連鎖移動剤量を表1に記載のように変更したこと以外は、製造例1と同様にしてアルキルメタクリレート系重合体(B2)〜(B8)を得た。
尚、連鎖移動剤は、n−オクチルメルカプタンを用いた。
製造例1〜8で得られたアルキルメタクリレート系重合体(B1)〜(B8)の質量平均分子量、質量平均粒子径を、表1に示す。
尚、表1記載の略号は、以下の化合物を示す。
i−BMA:i−ブチルメタクリレート
n−BMA:n−ブチルメタクリレート
MMA :メチルメタクリレート
[実施例1〜9、比較例1〜3]
熱可塑性樹脂(A)として「サントプレーン121−68W228」(商品名、エクソンモービル(有)製)、アルキルメタクリレート系重合体(B)として製造例1〜8で作製した(B1)〜(B8)を、表2に示す割合で配合し、異型ダイス(図1)を取り付けた単軸押出機(機種名「GM−30」、(株)ジー・エム・エンジニアリング製、スクリュー径φ30mm)を用いて、バレル温度180℃、スクリュー回転数30rpmの条件で溶融混練し、成形体を得た。尚、異型ダイスから押出した成形体は、押出方向と平行に一定速度で引き取り、20cm引き取ったところで切断した。
表2の結果から明らかなように、本発明の熱可塑性樹脂組成物である実施例1〜9において、成形加工性に優れ、成形体の表面外観に優れた。アルキルメタクリレート系重合体(B)を含まない熱可塑性樹脂組成物である比較例1において、成形加工性に劣り、成形体の表面外観に劣った。アルキルメタクリレート系重合体の質量平均分子量が本発明の範囲外である比較例2において、成形加工性に劣り、成形体の表面外観に劣った。アルキルメタクリレート系重合体の炭素数が本発明の範囲外である比較例3において、成形加工性に劣り、成形体の表面外観に劣った。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形加工性に優れ、優れた表面外観を有する成形体を与え、ルーフレール等の自動車部品、建築資材、家具、窓枠等に好適である。

Claims (3)

  1. 熱可塑性エラストマー(A1)を含む熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、アルキル基の炭素数が2〜6のアルキルメタクリレート(b1)単位を主成分とし、質量平均分子量が2万〜2,000万であるアルキルメタクリレート系重合体(B)を0.01〜20質量部含む、熱可塑性樹脂組成物。
  2. 請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物に、更に充填剤(C)を含む、熱可塑性樹脂組成物。
  3. 請求項1〜2記載の熱可塑性樹脂組成物を成形して得られる成形体。
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