JP2010260188A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧電層を破損させることなく、配線基板と圧電アクチュエータの剥離を抑制できる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】 流路ユニット2とアクチュエータ4との間に介挿された保護層3は、アクチュエータ4と接着する薄肉部3aと、アクチュエータ4の外周縁よりも外側に広く、薄肉部3aよりも厚く形成された厚肉部3bを有し、アクチュエータ4の複数の表面個別電極37上のバンプ電極45aと配線部材8の端子部87とが、バンプ電極45aと合成樹脂層83によって接合されていて、アクチュエータ4よりも外側に位置する保護層3の厚肉部3bと配線部材8の基材81とが合成樹脂層83によって接合されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、インクジェットヘッド等のようにノズルからインクを吐出させる液滴吐出ヘッドに関するものである。
液滴吐出ヘッドの一例であるインクジェットヘッドは、例えば、特許文献1のように、金属製の基板と、この基板上にマトリクス状に配置された複数の圧電素子と、圧電素子の上下両面にそれぞれ形成された信号電極および共通電極とを有するアクチュエータと、柔軟性を有する樹脂基材からなるフレキシブルプリント配線基板とを備えている。FPCの圧電素子と対向する面には複数の端子部が形成され、これら複数の端子部は圧電素子の上面の信号電極にそれぞれ対応し、コア材と接合材とを有する半球状のバンプがもうけられている。そして、複数の信号電極とバンプとを位置合わせしてから、FPCの圧電層と反対側の面から加熱・加圧を行うことにより接合部をなし、圧電層の上面の信号電極とFPCの端子部とをバンプを介して電気的に接続する。FPCは、端子部と信号電極とが接合される領域から外側へその端部が引き出されている。
特開2003−69103号
FPCを圧電層と接合する工程の後には、例えば、FPCを圧電層に接合したインクジェットヘッドをキャリッジに組み付けるために、圧電層との接合部より外側に引き出された引き出し部を折り曲げて組み付ける工程がある。この工程において作業者は引き出し部を掴みあげて行うため、複数の接合部のうち、引き出し部が引き出されている側の最も外側端の接合部に対して、引っ張り荷重が集中的にかかり、信号電極と端子部とが剥離することで、電気的不具合を起こし、インクジェットヘッドの吐出駆動を阻害することがある。
このような駆動にかかわる接合部の剥離を守るために、接合部よりも外側位置に駆動には関係のないダミー接合部を設けることが考えられる。ダミー接合部は、圧電層の信号電極が形成されている領域外側の余肉部分においてFPCと接合され、引っ張り荷重がかかった場合に、このダミー接合部に集中的に力がかかり、駆動にかかわる接合部を保護し剥離しないようにすることができる。
しかしながら、ダミー接合部は、圧電層の余肉部の限られた狭い領域に対して接合されるため複数のダミー接合部は設けられない。また、ダミー接合部は、配置されるバンプ径を大きくすることで接合部の剥離防止効果をさらに期待することができるが、バンプ径が大きくなることにより多くのダミー接合部が設けられなくなる。このような問題に対して、余肉部分を広く取ることで、脆弱部に剥離が生じたとしても不具合を少なくすることも考えられるが、圧電素子が大型化してしまう。
また、これらの接合部は圧電層に設けられているため、接合する際にバンプ電極に対向する領域の圧電層に対して加熱と加圧による応力が局所的に集中して作用し、圧電層のバンプに対向する領域には微小のクラックや欠けが発生し、脆弱な部分となってしまう。そのため、ダミー接合部を設けたとしても、引っ張り荷重等により、圧電層の脆弱な部分ごと剥離が生じて圧電層を破壊してしまうといった問題があった。そしてこのような破損により生じた亀裂は、圧電層内の電極部まで生じることで電気的不具合を起こし、吐出に影響を及ぼすという恐れがあった。
本発明の目的は、圧電層の電極と配線部材の端子部との接合において、圧電層の破損を防止しつつ、圧電層と配線部材との剥離を抑制することである。
本発明にかかわる液体吐出ヘッドは、それぞれがノズルに連通する複数の圧力室を有する流路ユニットと、前記複数の圧力室にそれぞれ対応して設けられる複数の駆動電極と、これら複数の駆動電極とそれぞれ電気的に接続された複数の第1バンプ電極とを有し、前記複数の圧力室内の液体に選択的に圧力を付与するアクチュエータと、基材部と、その基材部の一面に形成された前記複数の表面電極に電気的に接続される複数の配線と、これら複数の配線を覆うように塗布された接合材と、を有する配線部材と、前記流路ユニットと前記アクチュエータとの間に介在し、前記圧力室内の液体から前記アクチュエータを保護する保護層と、を備える液体吐出装置であって、前記流路ユニットは、前記アクチュエータと重複する方向からみて、その重複部分よりも外側にまでわたって延在する大きさを有しており、前記保護層は、前記アクチュエータと前記流路ユニットとの間に挟みこまれた薄肉部と、前記重複する方向からみて前記薄肉部から前記アクチュエータよりも外側に延在する前記薄肉部よりも厚い厚肉余白部とを備えており、前記複数の第1バンプ電極は、前記接合材を貫通して前記複数の配線のそれぞれの端子に接触しており、前記接合材は、前記第1のバンプ電極の周囲において前記アクチュエータと接合する第1の接合部と、前記厚肉余白部と接合する第2接合部とを有していることを特徴とする。
この発明の液体吐出ヘッドによると、駆動電極が接合される第1接合部よりも外側に位置する保護層の厚肉余白部において、配線部材は第2接合部で接合されているため、液体吐出ヘッドのキャリッジに組み立てたりするときに引っ張り荷重が発生しても、駆動電極が接合する第1接合部よりも外側にある第2接合部に集中的に引っ張り荷重がかかり、駆動電極に係る第1接合部が剥離を生じることを保護することができる。よって駆動に影響を及ぼすような剥離を抑制することができる。また、第2接合部が設けられているのが、圧電層ではなく、保護層であるため、従来のように圧電層を破壊することがない。よって、圧電層の破壊による電気的断線を抑制することができる。
上記のとおり、本発明によれば、圧電層の破損を防止しつつ、接合部の剥離を抑制することができる。よって、電気的断線を防止し、液滴吐出ヘッドの駆動を妨げることがない。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドの分解斜視図である。 図1に示すキャビティユニットと保護層と圧電ユニットとの積層構造を示すI―I線に沿う一部断面図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 アクチュエータと保護層の配置関係を示す平面図である。 配線板と保護層およびアクチュエータとの配置関係を示す平面図である。 (a)図3に示すI−I線に沿って切断して示すアクチュエータと配線部材との接合状態を示す一部断面図である。(b)保護層とアクチュエータおよびバンプとの高さ位置の関係を示す一部断面図である。 配線部材とアクチュエータとの接合工程を説明するための図で、(a)接合する前において配線部材の合成樹脂材が塗布されている状態を示す、(b)ヒータにより接合されている状態を示す。 (a)本実施形態の別の変形例を示す断面図である。(b)本実施形態の別の変形例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。本発明に係るインクジェットヘッド1は、図示しないが、用紙の搬送方向(副走査方向、以下X方向という)と直交する方向(主走査方向、以下Y方向という)に往復移動するキャリッジに搭載され、本体に静置された例えば4色のインクを貯留するインクカートリッジから各インクをインクジェットヘッド1内に供給されるように構成されている。
インクジェットヘッド1は、複数枚のプレートが積層されて構成され、その最下面(ノズル面)に複数のノズル11を有するキャビティユニット2と、その上面に対して保護層3およびプレート型のアクチュエータ4がこの順で積層されて構成される。 キャビティユニット2、保護層3およびアクチュエータ4はそれぞれ平面視で略矩形状に形成されている。そして、アクチュエータ4の上面には、複数の表面個別電極37(駆動電極)と表面共通電極38とが形成されている。アクチュエータ4は、各表面電極37、38に対して、アクチュエータ4を駆動させるための駆動電圧を供給するための配線部材8と電気的に接続されている。
保護層3及びアクチュエータ4は、それぞれの4辺をこのXおよびY方向と平行にしてキャビティユニット2に積層される。また、図3に示すように、平面視において保護層3の外形輪郭線はキャビティユニット2の外形輪郭線よりX方向が小さくY方向は略同じ幅を有し、キャビティユニット2の上面のうちX方向の一端部に形成されているインク供給口5を上方に露出させて積層される。また、保護層3は、アクチュエータ4の外形輪郭線よりも大きく、アクチュエータ4と対向する平面視矩形状の領域に、アクチュエータ4側に開口しキャビティユニット2側に薄肉部3aを有する凹部3cを有する。そして、アクチュエータ4と対向する領域から外側に幅広に形成され、その厚みが薄肉部3aよりも大きい厚肉部3b(厚肉余白部)を形成している(図2参照)。厚肉部3bはアクチュエータ4を取り囲むような枠形状となっている。
キャビティユニット2は、インク流路となる複数の貫通孔が形成された複数のプレート20〜25が互いに積層されることによって、インク供給口5からインクが供給されるマニホールド流路15、及び、マニホールド流路15から絞り部13、流路14を経て圧力室10に至り、さらに、圧力室10から流路12を経てノズル11に至る複数の個別インク流路17が形成されている。そして、アクチュエータ4により、圧力室10内のインクに圧力が付与されると、圧力室10に連通するノズル11からインクが吐出される。ノズルプレート25を除くプレート20〜24はステンレス板やニッケル合金鋼板などの金属材料により構成されており、ノズルプレート25はポリイミド等の合成樹脂材料によって構成されている。
キャビティユニット2の最上層のベースプレート20には、複数のノズル11に対応して複数の圧力室口10aが板厚を貫通して形成され、圧力室口10aは上側から保護層3が、下側から上側スペーサプレート21が閉鎖されて、インク流路17の一部である圧力室10を構成している。圧力室10は、Y方向を長手方向とする略矩形状を有し、その一端を流路14と、他端がノズル11と連通するよう流路12に連通して形成され、複数の圧力室10はX方向に沿って列をなし、Y方向に複数列配置されている。そして、隣り合う列の圧力室10同士は、X方向に関して互いにずれて配置されている。
また、キャビティユニット2の最下層のノズルプレート25には、複数の圧力室10の長手方向の一端と連通する複数のノズル11が下方に開口して貫通形成されていて、複数の圧力室10と同様にX方向に列をなし、Y方向に複数列配置されている。上下2枚のスペーサプレート21には、平面視で圧力室10とマニホールド室15とを接続する流路14および絞り部13をそれぞれ形成する各貫通孔および溝が形成されている。また、上下2枚のマニホールドプレート22、23には、マニホールド室15となる貫通孔が圧力室10の列に対応してX方向に延び、上側と下側の各プレート21,23によって閉鎖されることでマニホールド室15を構成している。そして、平面視で圧力室10の長手方向と重なるとともにインク供給口5と連通する位置まで延設されている。また、ダンパープレート24には、平面視でマニホールド室15と重なる位置において下面方向にのみ開放するように凹み形成され、下面側のカバープレート15にて塞がれて完全な密閉状のダンパー室27が構成される。
キャビティユニット2の上面のうちX方向の一端部には、4つのインク供給口5がY方向に並んで設けられていて、各インク供給口5には、外部のインク供給源から互いに色など種類の異なるインクが上方から供給される。そしてキャビティユニット2の上面には、これらインク供給口5を覆ってメッシュ状のフィルタ6が接着されている。このため、外部からのインクはフィルタ6で濾過された後にインク供給口5を通過し、インク流路17(図2参照)へと導入される。インク供給口5は、ベースプレート10からマニホールドプレート23までにおいて、Y方向の一端部にX方向に適宜間隔で穿設された貫通孔が形成されている。
そして、カバープレート25、ダンパープレート23、2枚のマニホールド22、21、第1及び第2スペーサプレート19,20には、それぞれ、各ノズル列毎にノズル11に連通する連通路12が、共通インク室15及びダンパー室16と上下に重ならない位置で上下に貫通するように形成されている。
これにより、各インク供給口5から各マニホールド室15内に流入したインクは、絞り部13、流路14を通って各圧力室10内に分配されたのち、この各圧力室10内から連通路12を通ってこの圧力室10に対応するノズル11に至るインク流路17を構成する。
次に、アクチュエータ4について説明する。アクチュエータ4は、複数の圧電層41〜43を上下に積層して構成され、各圧電層は、夫々の厚みが略30μm程度のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のセラミックス材料から構成されている。アクチュエータ4はその底面をキャビティユニット2の上面の複数の圧力室孔11bを閉鎖する保護層3の上面側に重ねて設けられる。つまり、アクチュエータ4は、保護層3の凹部3c内に収容され、アクチュエータ4と対向する薄肉部3aの上側に接着される。そして、アクチュエータ4を取り囲むように枠状の厚肉部3bが配置される。アクチュエータ4は、保護層3によって圧力室10内のインクがアクチュエータ4側に侵入されるのを保護されていて、アクチュエータ4内の電気的な不具合が生じるのを防いでいる。
各圧電層のうち、最下層の圧電層41から上方へ数えて偶数番目の圧電層42の上面には、各圧力室10の位置に個別に対応して配置された多数の個別電極32が、圧力室10が形成する各列に対応するようX軸方向に沿って列状に配設され、且つこの列がY軸方向に複数列になるよう印刷形成されている。また、最下層の圧電層41から上方へ数えて奇数番目の圧電層41の上面には、平面視したときに個別電極32を列ごとに全てを覆うように配置された共通電極31が印刷形成されている。そして、個別電極32及び共通電極31は、各圧電層41,42及びトップ層43を図示しないスルーホールに設けた中継配線(導電性接着剤を充填または塗布)を介し、トップ層43の上面に設けられた各表面個別電極37、表面共通電極38(図1参照)と電気的に接続されている。アクチュエータ4は、各表面個別電極37とキャビティユニット2の各圧力室10とを対向させて、互いに接着され固定される。
個別電極32をスルーホールによって導通された表面個別電極37は、平面視でY軸方向に細長形状を成し、アクチュエータ4の最上層のトップ層43の上面にて、圧力室10と重なるように設けられており、圧力室10と対応してX軸方向に沿って列状に配設され、Y軸方向に複数列形成されている。また、トップ層43の上面にて、複数の表面個別電極37の集合を挟むようにX軸方向の両端部(短辺)に沿って帯状に形成された表面共通電極38を有している。この表面共通電極38は、共通電極31とスルーホールを介して導通され、グランド電位に接地されている。これら各個別電極31、共通電極32、表面電極37、38は、Ag−Pd系の導電材を用いてスクリーン印刷されている。また、後述する第1接合部90を構成する、Agを含む樹脂で形成されたバンプ電極45(第1のバンプ電極)が各表面電極上にもうけられる。表面個別電極37上にはバンプ電極45aが、表面共通電極38にはバンプ電極45bが配置される。
アクチュエータ4は、圧電層41〜43を積層方向に挟んで形成されている個別電極32と共通電極31の積層方向に対向する両電極間の圧電層の部分を活性部として有し、個別電極32に駆動電圧が供給されると、個別電極32と共通電極31との間に電位差が発生する。従って各活性部において分極方向に電界が発生し、活性部がそれぞれ厚み方向に伸びて面方向に収縮する。そして、これら圧電層の活性部の変形に伴い、保護層3の圧力室20と対向する部分が下側へと弾性変形する。このとき圧力室20の容積が減少することから、その内部のインクの圧力が上昇し、この圧力室10に連通するノズル11からインクの液滴が下方に向けて吐出される。
保護層3は、圧力室10内のインクからアクチュエータ4を保護しているとともに、保護層3とアクチュエータ4とが接触している部位においてアクチュエータ4の変形と連動して上下に弾性変形し、圧力室10内のインクに吐出圧力を付与する。保護層3はアクチュエータ4の保護のため、水透過性を有しない材料、例えばステンレス鋼等の鉄系合金、銅系合金、ニッケル系合金、又はチタン系合金等の金属材料から成形される。また、保護層3は、アクチュエータ4の接触している部位において、アクチュエータ4の変形に追従した弾性変形を行うために、エッチングや電鋳法を用いて出来る限りその板厚が薄くなるよう成形される。
保護層3は、アクチュエータ4と対向する領域において平面視矩形状の凹部3cが形成されている。保護層3は、アクチュエータ4に対応する領域が薄肉になるよう形成された薄肉部3a(例えば、厚み5〜15μm)と、アクチュエータ4に対応しない枠状の領域をなす厚肉部3b(例えば、厚み50〜数百μm)とを有することで凹部3cとなる。つまり、保護層3は、凹部3cにより内周縁位置C1、C2が規定される(図 参照)。そして、凹部3cにアクチュエータ4を収容するように配置させ、薄肉部3bの上面とアクチュエータ4の底面とが接着される。薄肉部3aの平面視における外形輪郭線は、アクチュエータ4の外形輪郭線より少し外側に距離をおいた位置に配置される。他方、厚肉部3bは、キャビティユニット2の上面(すなわち圧力室プレート20の上面)における、アクチュエータ4が配置されない余肉部と平面視で重なりあう部位となっていて、アクチュエータ4を囲う枠状部となっている。厚肉部3bの上面は凹部3cに収容されたアクチュエータ4の上面と同程度かそれより高くなるような板厚になっている。そして、このアクチュエータ4よりも外側に位置する厚肉部3bにおいて、後述する第2接合部91が構成される。
このような保護層3は、アクチュエータ4と対応する領域は、振動板としての機能を備える薄厚の薄肉部3aを有し、アクチュエータ4よりも外側の領域において厚肉部43が形成されているため、保護層3全体の強度を上げることができ、薄板の保護層3を取り扱うときに、ハンドリング性を良くすることができる。また、薄肉部42ではハンドリング性を考慮せずにその板厚を出来る限り小さくすることができている。
続いて、配線部材8について説明する。図5は、図1に示す配線部材8の底面図であり、保護層3およびアクチュエータ4との配置関係を点線で示している。図6は、配線部材8とアクチュエータ4との接合状態を示し、図1のI−I線に沿って示す断面図である。なお、以降の説明では、アクチュエータの外形端部よりも外側とし、アクチュエータ3の外形端部から中央側を内側とする。
図5及び図6に示すように、配線部材8は、ポリイミドなどの樹脂材からなり絶縁性及び可撓性を有した帯状の基材部81の底面側(アクチュエータ4との接合面)に銅などの導電層が形成され、導電層には複数の端子部87および配線88、89を形成し、さらにその上をソルダレジストなどの絶縁材からなる被覆層82で被覆してなる。
配線部材8は、図6に示すように、圧電ユニット5に相対して重ねられる。配線部材8は、Y方向に延びる帯状の基材部81の中央部分がアクチュエータ4に重ねられた範囲Aとなっていて、重ねられた範囲Aから外側に一端部と他端部が引き出された引き出し部8aとなっている。また、配線部材8のX方向の幅は、保護層3の厚肉部3aのX方向の短辺側を覆うようにアクチュエータ4のX方向の幅よりも大きい。ICチップ9は、基材部81の引き出し部8aにおいて実装されている。ここで、アクチュエータ4のY方向の外形端部稜線のうちFPC3が引き出されている側をA1、反対側の端部稜線をA2とする。
基材部81のアクチュエータ4と接合される一方面81aには、範囲Aにおいて個別用表面電極32に対応するよう配置された複数の個別用端子部87を有し、各個別用端子部87からは、ICチップ9に接続する複数の個別用配線89が基材部81の延在方向(Y方向)に延びている。なお、ICチップ9からは、FPC8の端部において図示しない入力用配線が形成されている。また、配線部材8のX方向両側には、共通用表面電極38に対応する帯状の共通用配線88が基材部81の延在方向に沿って各端部まで幅広に延びており、この共通用配線88はグランド電位に接続されている。ここで、配線部材8の個別用端子部87及び共通用配線88が設けられた領域を端子部形成領域Bとする。
さらに、基材部81の一方面81a側には、基材82、端子部87および配線88、89を覆うように熱硬化性の合成樹脂材が未硬化の状態で塗布された合成樹脂層83(接合材)が形成され、引き出し部8aから各端部までは、配線88、89を覆う被覆層82が形成されている。そして、図6に示すようにアクチュエータ4の表面個別電極3の上に設けられた導電性バンプ45aと、配線部材8の端子部87とが接触し、導電性バンプ45aの周囲を合成樹脂層83が覆うようにして、電気的かつ機械的に接続された第1接合部90を形成している。なお、図6には図示していないが、同様にして、表面共通電極38においてもその上に設けられた導電性バンプ45bと、配線部材8の共通用配線88とが接触して、その周囲を合成樹脂層83が覆うようにして第1接合部90を形成している。
ここで、インクジェットヘッド1の製造工程について先に説明する。まず、図1に示すようにキャビティユニット2、アクチュエータ4、保護層3及び配線部材8を個別に製造する。
保護層3は、ステンレス製で電鋳法によって形成される。その外形形状は、アクチュエータ4の外形よりもX、Y方向に共に大きくなるような平面視矩形の板状で、アクチュエータ4と対応する領域を薄肉にし、アクチュエータ4を取り囲む枠状の余白部は厚肉にして形成されることで、アクチュエータ4が収容される領域が凹部3cが形成された保護層3が形成される。薄肉部3aの厚みをd1、厚肉部の厚みをd3(d3>d1)とすると、凹部3cの厚みd2はd3−d1となり、なお、アクチュエータ4の厚みをd4とすると、厚肉部3bは、薄肉部3a上に接着されたアクチュエータ4の上面よりも同じ高さかまたは高くなるように形成される(d1+d4=d3またはd1+d4<d3)。(図6(b)参照)
そして、このように形成された保護層8を、キャビティユニット2とアクチュエータ4との間に介挿させ、キャビティユニット2の圧力室10及びアクチュエータ4の個別電極37とを重ね合わせるように位置決めして3者を積層接着する。保護層3は、非常に薄厚なものであるため、保護層3に対して接着シートなどの接着材を接着させるときに、ハンドリング性が悪く、作業が困難であったが、本実施形態のように厚肉部3bが厚くなっていることで保護層が扱いやすくなり作業効率があがる。さらには、それが外周縁に沿う枠状であるためより扱いやすくなっている。
次に、図7のように、アクチュエータ4の各表面個別電極37と配線部材8の端子部87との接続する。なお、各表面共通電極38と配線部材8の共通用配線89との接続についても同様に行われるため、ここでは省略する。まず、各表面個別電極37の上面に、銀を含む樹脂製の導電性バンプ45aを突起状に印刷形成する。表面個別電極37においては、長手方向の端部にバンプ45aが配置され、X方向に配列された各表面個別電極37の端部に対して、交互になるように配置されている。つまり千鳥状になるように配置される。(図4参照)なお、バンプ45は被覆層82の厚さよりも大きい所定高さhの略円錐状に形成され、表面電極上からこの高さだけ上方に突出するよう設けられている。なお、図6(b)にあるように、バンプ45は、保護層3の厚肉部3bよりも上方に突出するように形成されていて、(d3<h+d4+d1)、次工程における両者の接合において、バンプ45が最も先に合成樹脂層83に到達する。
また、配線部材8のアクチュエータ4との接合面81aには、熱硬化性を有した樹脂ペースト(合成樹脂材)を未硬化の状態で塗布して合成樹脂層83を形成する。保護層3の凹部3cをなす内周縁位置をC1、C2とすると、この未硬化の合成樹脂層83は、端子部形成領域Bの全域を被覆するとともに、端子形成領域Bよりも外側であって、アクチュエータ4の端部稜線A1、A2および、保護層3の内周縁位置C1、C2よりもさらに外側に距離をおいた位置の、樹脂材配置位置D1、D2まで塗布される。また、被覆層44は、配線部材8の引き出し部8aにおいて、両端部から延在して樹脂配置位置D1,D2位置まで配置される。つまり、樹脂材配置領域Dは、被覆層44によって区画されている。合成樹脂層83は均一の厚さで塗布されていて、露出している端子部形成領域Bの端子部87と配線88,89を十分に覆うとともに、バンプ45の高さ寸法hよりも小さく設定される。このとき、被覆層82の厚さと合成樹脂層83の厚さとの和が、バンプの高さ以上となるように設定される。
そして、各端子部87と対応するバンプ45aと上下に対向して接続するように位置合わせする。配線部材8のアクチュエータ4と重なる範囲Aにはアクチュエータ4が配置され、配線部材8の引き出し部8aは、Y方向外側に引き出されて配置される。このとき、樹脂材配置位置D1、D2は、保護層3の凹部をなす内周縁位置C1、C2よりも外側で、保護層3の外周縁と内周縁C1、C2との間に配置され、保護層3の枠状の厚肉部3bにおいて、凹部3c側寄りに平面視枠状の接合領域Eをなしている。
次に、図7(b)に示すように、配線部材8をアクチュエータ4の上面からヒーターにより熱圧着する。各バンプ45aは、端子部形成領域Bに塗布されている未硬化の合成樹脂層83を貫通して、バンプ45aの先端部が端子部87と接触させ、バンプ45aを端子部87と電気的に導通させる。このとき、未硬化の合成樹脂材は、バンプ45aの表面上に沿って流れ、各バンプ45aの表面を被覆している。合成樹脂層83の厚みがバンプの高さよりも小さいため、合成樹脂層83がバンプや表面電極からはみ出してアクチュエータ4の表面まで流れることはない。
このとき、合成樹脂層83は、保護層3の内周縁C1、C2よりも外側のD1,D2位置まで塗布されていて、厚肉部3bがアクチュエータ4よりも高く形成されていることから、この接合工程において、バンプ45aと端子部87とが接触するときに、厚肉部3bの枠状の接合領域Eが、未硬化の合成樹脂層83と接触する。つまり、合成樹脂層83は、バンプ45aと端子部87とを接合するとともに、保護層の圧肉部3bの接合領域84と配線部材の基材部81とを接合している。なお、ヒーターは、接合領域84に対しても押圧加熱させるように、内周縁Cよりも大きな面積を有するヒーターを用いる。
そして、ヒータの加熱により合成樹脂層83を硬化させる。これにより、合成樹脂層83が硬化し、端子部形成領域Bにおいては、端子部87とバンプ45aとが接合して第1接合部90が構成されるとともに、端子部形成領域Bよりも外側に広い位置において、基材部81と保護層3の凹部3cに沿う接合領域Eとが接合された第2接合部91が構成される。
このように製造されるインクジェットヘッド1は、駆動に係る電極と端子が第1接合部を形成されている端子部形成領域Bよりも外側位置において、保護層の接合領域Eと基材部との第2の接合部が形成されているため、第2接合部52が駆動電極の第1接合部が形成された端子部形成領域Bよりも外側に設けられ、上記のように引き出し部3aを掴み上げても、そのとき作用する力は第2接合部54によって支持されるようになり、バンプ51の周辺に設けられる第1接合部53にはこの力が作用しない。このように、第2接合部54を設けることにより、バンプ51と端子部との駆動に係る接合部が保護される。また、この第2接合部54は、圧電層ではなく、保護層に形成されているため、すなわち圧電層には配置されていない。このため、圧電層を破損させることがない。よって、圧電層の破壊による電気的断線を抑制することができる。また、厚肉に形成されているため、接合強度が向上して、配線部材と保護層との剥離を抑制でき、電気的な不具合も防止することができる。さらには、第1の接合部と第2の接合部とを同時に形成することができるため、作業効率が良い。
なお本実施形態においては、保護層の厚肉部はアクチュエータ4を囲うように枠状に設けたが、例えば、配線部材の引き出し方向側の長辺側に辺縁側のみに厚肉部を設けてもよい。
次に、図8において、本実施形態の変形例を説明する。
図8(a)の実施形態では、保護層3の凹部3cをなす内周縁C1、C2において、その厚肉部8bが、外側から内側に傾斜する傾斜部3dが形成されている。そして、傾斜部3dにおいて、基材部82上の合成樹脂層83と接合されるような接合領域Eをなし、傾斜部3dにおいて第2接合部91が構成される。上述の実施形態の場合、接合領域Eが基材部81と接合されるときに、合成樹脂層83が外側にはみ出しやすいため、被覆層を越えてさらに外側にはみ出してしまったり、被覆層に付着した状態のまま硬化されてしまう場合が考えられ、接合後の工程において、インクジェットヘッドをケーシング等に組み立てる際に、引き出し部を折り曲げる際に、折り曲げ位置がより外側になってしまい、コンパクトにケーシングに組立てることができない。しかし、図8(a)のように傾斜面3dにおいて接合されるようになっていれば、外側にはみ出そうとする合成樹脂量83を少なくすることができ、はみ出しによって折り曲げ位置が外側になってしまうことがない。
次に図8(b)の実施形態について説明する。図8(b)は、図1におけるII-II線に沿う断面図において、X方向の厚肉部3bの接合領域Eにおいて、導電性のバンプ電極46(第2のバンプ電極)が配置された変形例を示すものである。図8(b)における保護層30は、ステンレスなどの金属製の板材により製造され、図8(b)に示す厚肉部30bは、X方向の両端部(短辺)の厚肉部30bを示している。そして、複数のバンプ45(第1のバンプ電極)のうち、X方向の最外端に配置された2つのバンプ45bは、表面共通電極38上に設けられた共通電極用のバンプ45bであり、その他のバンプ45aは、表面個別電極37上に設けられた個別電極用のバンプ45aである。個別電極用のバンプ45aについては、第1の実施形態と同様の構成であるため説明は省略する。バンプ45bは、配線部材8の共通用配線88と接触して合成樹脂層83によって接合されている。
図5に示すように配線部材8は、保護層3の厚肉部3bを覆うように、アクチュエータ4よりもXY方向両方向に広い面積を有していて、共通電極配線88は、アクチュエータの表面共通電極と対向するように配置される部分88aとともに、その幅方向の端部まで延在した延在部88bを有した広幅に形成されY方向沿って各端部まで延びて配線されている。また、図8(b)のように、保護層30の厚肉部30bは、その上面が薄肉部30aに接着されたアクチュエータの高さと同等の高さになるように(d3=d1+d4)形成されている。そして、厚肉部30b上にはハンダなどの導電性材料で形成されたバンプ電極46(第2のバンプ電極)が形成されている。なお、バンプ46の突出量は、バンプ45と同じ突出量hとなっている。
よって、このような構成によると、接合工程のおいて、第1の実施形態と同様にバンプ45a、45bが合成樹脂層83を貫通して接合されると同時に、厚肉部30bの接合領域Eのバンプ46が合成樹脂層83を貫通して、共通電極88の延在部88bと接触して合成樹脂層83が硬化された構成となっていて、金属製の保護層30は、バンプ46を介して共通電極88と導通された状態となる。つまりグランド電位になっている。ここでバンプ46がハンダなどの導電性ろう材であるとなお好ましい。保護層30は、薄肉部30aの下面においてキャビティユニットの圧力室10内のインクと直接接触している構成になっているため、保護層30が圧力室10内のインクを介して金属プレートで積層されたキャビティユニット2がグランドに導通された状態とすることができる。
キャビティユニット2は、複数の金属製プレートが積層接着された構成となっていて、これが帯電することはインクの安定吐出の実現にとって好ましくない。そこで従来では、配線部材8に形成されたグランド線とキャビティユニット2の上面における表面共通電極とを銀ペーストによりショートさせ、キャビティユニット2をグランド電位に保つようにされる。しかしながら、銀ペーストは比較的高価であり、ヘッドの小型化により狭小な箇所への塗布が必要であってそのような作業は煩瑣である。しかしながら、この実施形態のような構成とすることで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるだけでなく、接合工程のおいて、配線部材8を接合するだけで、駆動電極の導通とともに、銀ペーストを用いなくても、キャビティユニット2をグランド電位に保つことができる。よって、作業工程が容易になる。また、高価な銀ペーストを用いなくてもよい。また、厚肉部にバンプ電極を設けたことにより、合成樹脂材が接着される面積が増えることによって補強強度を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、接合材に熱硬化性の合成樹脂財材料を用いているが、特に限られることはなく、例えば、導電性接着剤を用いても良く、その場合、図8(b)の変形例のようにハンダバンプを設けなくても、金属製の保護層と導電性接着剤とが共通電極と電気的に接続してグランド電位を保つようにできる。また、図8(b)の変形例のように、厚肉部上にバンプ電極46を設け、共通電極配線と導通させキャビティユニット2をグランド電位に落とせるように構成しなくても、単に厚肉部上にバンプ電極46を設けるという構成とすることで、合成樹脂材が接着される面積が増えることができる。
1 インクジェットヘッド
2 キャビティユニット
3 保護層
3a 薄肉部
3b 厚肉部(厚肉余白部)
3c 凹部
4 アクチュエータ
37 表面個別電極
38 表面共通電極
45 バンプ電極(第1のバンプ電極)
45a バンプ電極
45b バンプ電極
46 バンプ電極(第2のバンプ電極)
8 配線部材
8a 引き出し部
81 基材部
82 被覆層
83 合成樹脂層
90 第1の接合部
91 第2の接合部
87 端子部
88 共通配線
89 個別配線

Claims (3)

  1. それぞれがノズルに連通する複数の圧力室を有する流路ユニットと、
    前記複数の圧力室にそれぞれ対応して設けられる複数の駆動電極と、これら複数の駆動電極とそれぞれ電気的に接続された複数の第1バンプ電極とを有し、前記複数の圧力室内の液体に選択的に圧力を付与するアクチュエータと、
    基材部と、その基材部の一面に形成された前記複数の表面電極に電気的に接続される複数の配線と、これら複数の配線を覆うように塗布された接合材と、を有する配線部材と、
    前記流路ユニットと前記アクチュエータとの間に介在し、前記圧力室内の液体から前記アクチュエータを保護する保護層と、を備える液体吐出装置であって、
    前記流路ユニットは、前記アクチュエータと重複する方向からみて、その重複部分よりも外側にまでわたって延在する大きさを有しており、
    前記保護層は、前記アクチュエータと前記流路ユニットとの間に挟みこまれた薄肉部と、前記重複する方向からみて前記薄肉部から前記アクチュエータよりも外側に延在する前記薄肉部よりも厚い厚肉余白部とを備えており、
    前記複数の第1バンプ電極は、前記接合材を貫通して前記複数の配線のそれぞれの端子に接触しており、
    前記接合材は、前記第1のバンプ電極の周囲において前記アクチュエータと接合する第1の接合部と、前記厚肉余白部と接合する第2接合部とを有していることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記厚肉余白部は、その上面が前記アクチュエータの前記表面と同じか、それよりも高い位置になるように形成されることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記厚肉余白部は、第2のバンプ電極が形成され、前記第2接合部は、前記第2のバンプ電極の周囲において、前記接合材と前記厚肉余白とが接合するように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液体吐出ヘッド。
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