JP2010256320A - 光波干渉測定装置 - Google Patents

光波干渉測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010256320A
JP2010256320A JP2009210942A JP2009210942A JP2010256320A JP 2010256320 A JP2010256320 A JP 2010256320A JP 2009210942 A JP2009210942 A JP 2009210942A JP 2009210942 A JP2009210942 A JP 2009210942A JP 2010256320 A JP2010256320 A JP 2010256320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test surface
interference
observation
light
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009210942A
Other languages
English (en)
Inventor
Souto Katsura
宗涛 葛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009210942A priority Critical patent/JP2010256320A/ja
Priority to EP09180296A priority patent/EP2216621A1/en
Priority to US12/647,091 priority patent/US20100201992A1/en
Priority to CN200910262152A priority patent/CN101799277A/zh
Publication of JP2010256320A publication Critical patent/JP2010256320A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/30Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring roughness or irregularity of surfaces
    • G01B11/306Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring roughness or irregularity of surfaces for measuring evenness

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】平面状の大型被検面の形状および平行平板状の被検体の2つの被検面の形状を短時間で高精度に測定できるようにする。
【解決手段】被検面80を回転軸R回りに回転可能に構成するとともに、干渉計本体部1を被検面80に対し移動可能に構成し、回転する被検面80上を被観察領域が移動するようにする。被観察領域が前記被検面内を移動する間に、干渉光を1次元イメージセンサにより順次取り込み、該干渉光により形成される直帯状の観察位置別干渉縞を順次撮像し、撮像された各々の前記観察位置別干渉縞に基づき、被検面80の形状情報を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検面に測定光を照射し該被検面の被観察領域からの反射光と参照光との干渉により得られる干渉縞に基づき被検面の形状を測定する光波干渉測定装置に関し、特に、大型な平面状の被検面の形状測定、および平行平板状の大型被検体が有する、互いに平行な2つの被検面の形状測定に好適な光波干渉測定装置に関する。
光波干渉測定装置(干渉計)は、被検面の形状を光波長オーダーで測定することが可能なため、極めて高い面精度が求められる光学素子等の形状測定に広く用いられているが、光学系の開口数を大きくするに従って装置の製造コストが大幅に増大するため、汎用的な装置では、1回で測定可能な範囲が径60〜80mm程度とされている。
このため、径300mmを超えるような大型な被検面の形状を測定する場合には、開口合成法という手法を用いて被検面全域の測定が行われている。この手法は、径60〜80mm程度の複数の部分領域に被検面を分割してこの小領域ごとに測定を行い、それぞれの測定結果をデータ処理した後、各測定結果を繋ぎ合せることによって被検面の全体形状を求めるものであり、被検面の形状やデータの処理方法の違いにより種々の開口合成法が提案されている(下記特許文献1〜3参照)。
特開2002−162214号公報 特開平8−219737号公報 特開平10−332350号公報
近年、径300mmを超えるような平面状の大型被検面(以下「大型被検平面」と称することがある)の全形状を、短時間で高精度に測定することが要望されている。
従来の開口合成法による光波干渉測定においては、このような大型被検平面の形状測定を行う場合、被検面上に設定した複数の部分領域の各々に対応するように、干渉光学系に対する被検面の位置を相対的に順次移動させ、移動毎に干渉光学系に対して被検面が停止した状態で干渉縞の撮像を行う必要がある。このため、大型被検平面全域の測定を完了するのに多くの時間を要するという問題がある。
また、より高精度な測定結果を得るためにフリンジスキャン計測を行う場合には、複数の部分領域毎に、参照光と物体光との光路長調整や測定光の波長調整を行い、その都度フリンジスキャン計測を行う必要があるが、その際の調整誤差は測定誤差の大きな要因となってしまう。調整誤差を完全に無くすことは極めて困難であるので、測定誤差を減少させるためには、フリンジスキャン計測を行う回数を少なくすることが肝要となるが、従来の開口合成法による光波干渉測定においては、被検面の全域をカバーするために部分領域を10〜30程度設定する必要があるため、部分領域毎に行わなければならないフリンジスキャン計測の回数を抑えることが難しく、測定精度を確保し難いという問題も生じる。
また、近年、平行平板状の被検体が有する、径300mmを超えるような互いに平行な2つの被検面(以下、一方の被検面を第1被検面、他方の被検面を第2被検面と称する)の各形状を、短時間で測定することが要望されている。
従来の光波干渉測定においては、このような2つの被検面の形状測定を行う場合、まず、第1被検面上に設定した複数の部分領域の各々に対応するように、第1被検面に対する干渉光学系の位置を相対的に順次移動させ、移動毎に干渉光学系に対して被検面を停止させた状態で移動位置別の干渉縞の撮像を行い、次いで、第2被検面に対しても同様の手順で干渉縞の撮像を行う必要がある。このため、被検体の2つの被検面の形状測定を完了するのに多大な時間を要するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、平面状の大型被検面の形状を短時間で高精度に測定することが可能な光波干渉測定装置を提供することを第1の目的とし、
平行平板状の被検体の2つの被検面の形状を短時間で測定することが可能な光波干渉測定装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光波干渉測定装置は以下のように構成されている。
すなわち、本発明に係る光波干渉測定装置は、平面状の被検面の形状を測定する光波干渉測定装置であって、
前記被検面に対し垂直に設定された回転軸回りに、該被検面を回転せしめる被検面回転手段と、
回転する前記被検面に測定光を照射し、該被検面内の被観察領域からの反射光を参照光と合波して干渉光を得る干渉光学系と、
前記被観察領域が、回転する前記被検面内を全域に亘って順次移動するように、前記被検面に照射される前記測定光に対する前記被検面の相対位置を順次変更する観察位置調整手段と、
前記被観察領域が前記被検面内を移動する間に、前記干渉光を1次元イメージセンサにより順次取り込み、該干渉光により形成される直帯状の観察位置別干渉縞を順次撮像する干渉縞撮像系と、
撮像された各々の前記観察位置別干渉縞に基づき、前記被検面の形状情報を求める形状解析手段と、を備えてなることを特徴とする。
また、前記観察位置調整手段は、前記回転軸の設定位置を中心として前記被検面を輪帯状に分割する複数の輪帯状領域毎に前記被観察領域が順次移動するように、前記相対位置を変更するものであり、
前記干渉縞撮像系は、前記複数の輪帯状領域の各々において、前記被検面の複数の回転位置毎に前記観察位置別干渉縞を撮像するものであり、
前記形状解析手段は、撮像された各々の前記観察位置別干渉縞に基づき前記複数の輪帯状領域の各々に対応した各輪帯状領域別干渉縞を生成し、該各輪帯状領域別干渉縞に基づき前記被検面の形状情報を求めるものである、とすることができる。
また、前記被検面は、平行平板状の被検体が有する、互いに平行な第1被検面および第2被検面であり、
前記被検面回転手段は、前記第1被検面および前記第2被検面に対し垂直に設定された回転軸回りに、前記被検体を回転せしめるものであり、
前記干渉光学系は、回転する前記第1被検面に第1被検面用測定光を照射し、該第1被検面内の第1被観察領域からの反射光を第1被検面用参照光と合波して第1被検面用干渉光を得る第1干渉光学系と、回転する前記第2被検面に第2被検面用測定光を照射し、該第2被検面内の第2被観察領域からの反射光を第2被検面用参照光と合波して第2被検面用干渉光を得る第2干渉光学系と、からなり、
前記観察位置調整手段は、前記第1被検面に設定された複数の第1輪帯状領域毎に前記第1被観察領域が順次移動するように、該第1被検面に照射される前記第1被検面用測定光の該第1被検面に対する相対位置を順次変更する第1観察位置調整手段と、前記第2被検面に設定された複数の第2輪帯状領域毎に前記第2被観察領域が順次移動するように、該第2被検面に照射される前記第2被検面用測定光の該第2被検面に対する相対位置を順次変更する第2観察位置調整手段と、からなり、
前記干渉縞撮像系は、前記複数の第1輪帯状領域の各々において、前記第1被検面の複数の回転位置毎に、前記第1被検面用干渉光を第1被検面用1次元イメージセンサにより順次取り込み、該第1被検面用干渉光により形成される第1被検面観察位置別干渉縞を順次撮像する第1干渉縞撮像系と、前記複数の第2輪帯状領域の各々において、前記第2被検面の複数の回転位置毎に、前記第2被検面用干渉光を第2被検面用1次元イメージセンサにより順次取り込み、該第2被検面用干渉光により形成される第2被検面観察位置別干渉縞を順次撮像する第2干渉縞撮像系と、からなり、
前記形状解析手段は、前記第1干渉縞撮像系により撮像された各々の前記第1被検面観察位置別干渉縞に基づき前記複数の第1輪帯状領域の各々に対応した各第1輪帯状領域別形状情報を求め、該各第1輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、前記第1被検面の全域の形状情報を求める第1被検面形状解析手段と、前記第2干渉縞撮像系により撮像された各々の前記第2被検面観察位置別干渉縞に基づき前記複数の第2輪帯状領域の各々に対応した各第2輪帯状領域別形状情報を求め、該各第2輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、前記第2被検面の全域の形状情報を求める第2被検面形状解析手段と、からなるとすることができる。
この場合、前記第1観察位置調整手段および前記第2観察位置調整手段は、前記第1被検面用測定光の中心軸線と前記第2被検面用測定光の中心軸線とを互いに一致させる初期調整を行った後、これら2つの中心軸線が互いに一致した状態を維持しながら、該第1被検面用測定光の前記第1被検面に対する相対位置の変更および該第2被検面用測定光の前記第2被検面に対する相対位置の変更を行うものであり、
前記第1干渉縞撮像系および前記第2干渉縞撮像系は、前記第1被検面観察位置別干渉縞および前記第2被検面観察位置別干渉縞を、各々の観察位置毎に互いに同時に撮像するものである、とすることが好ましい。
また、前記第1被検面の全域の形状情報と前記第2被検面の全域の形状情報とに基づき、被検体厚みムラ情報を求める厚みムラ解析手段を備えることができる。
上記「直帯状」とは、或る幅を有し、直線的に延びる(まっすぐな)状態を意味する。
本発明に係る光波干渉測定装置は、上述の構成を備えていることにより、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、本発明の光波干渉測定装置においては、回転軸回りに回転せしめられる被検面に対し測定光が照射されるとともに、被観察領域が被検面内を全域に亘って移動するように、干渉光学系に対する被検面の相対位置が調整される。照射された測定光のうちの一部は被観察領域から反射され、その反射光と参照光との干渉光により形成される観察位置別干渉縞が1次元イメージセンサにより撮像される。この観察位置別干渉縞は、被観察領域が被検面内を移動する間に順次撮像され、撮像された各々の観察位置別干渉縞に基づき、被検面の形状情報が求められる。
本発明の光波干渉測定装置によれば、各々の画像取得速度が2次元イメージセンサに比較して一般に速い1次元イメージセンサを用いることにより、被検面を回転させながら各観察位置別干渉縞を撮像することができるので、被検面の各部分領域毎の撮像を静止状態で行う必要があった従来の手法に比較して、平面状の大型被検面の形状測定に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
また、フリンジスキャン計測を行う場合においても、被検面の全域に対して1回だけフリンジスキャン計測を行えば良いので、各部分領域毎にその都度フリンジスキャン計測を行う必要があった従来の手法に比較して、フリンジスキャン計測を行う回数を大幅に少なくすることが可能となる。したがって、フリンジスキャン計測を行う際の調整誤差により測定精度が悪化する虞を低減することができるので、平面状の大型被検面の形状測定精度を十分に確保することが可能となる。
また、第1被検面を測定するための測定系(第1干渉光学系、第1観察位置調整手段、第1干渉縞撮像系および第1被検面形状解析手段)と、第2被検面を測定するための測定系(第2干渉光学系、第2観察位置調整手段、第2干渉縞撮像系および第2被検面形状解析手段)とを備えた態様のものによれば、第1被検面の測定と第2被検面の測定とを一度に行うことができる。
しかも、各々の画像取得速度が2次元イメージセンサに比較して一般に速い1次元イメージセンサ(第1被検面用1次元イメージセンサおよび第2被検面用1次元イメージセンサ)を用いていることにより、形状解析に必要な干渉縞(第1被検面観察位置別干渉縞および第2被検面観察位置別干渉縞)の撮像を、被検体を回転させた状態で行うことができる。
したがって、第1被検面の測定と第2被検面の測定とを別々に行い、かつ第1被検面および第2被検面の各々の部分領域毎に対応した干渉縞の撮像を、被検体を静止させた状態で行う必要があった従来の手法に比較して、測定に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
第1実施形態に係る光波干渉測定装置の概略構成図である。 図1に示す装置の干渉光学系の概略構成図である。 図1に示す装置の解析制御装置の概略構成図である。 輪帯状領域の設定例を示す図である。 第2実施形態に係る光波干渉測定装置の概略構成図である。 第3実施形態に係る光波干渉測定装置の概略構成図である。 図6に示す光波干渉測定装置の光学系の概略構成図である。 図6に示す解析制御部の構成を示すブロック図である。 図8に示す第1被検面形状解析手段の構成を示すブロック図である。 図8に示す第2被検面形状解析手段の構成を示すブロック図である。 第1被検面における第1輪帯状領域の設定例を示す図である。 第2被検面における第2輪帯状領域の設定例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、上述の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明に使用する各々の図は、詳細な形状や構造を示すものではなく、各部材の大きさや部材間の距離等は適宜変更してある。
まず、図1乃至図3に基づき、本発明の第1実施形態に係る光波干渉測定装置の構成を説明する。図1に示す第1実施形態の光波干渉測定装置は、被検体8(例えば、シリコンウエハー)が有する平面状の大型(例えば、径300〜600mm)の被検面80(被検体8の図中上側の面)の形状を測定解析するものであり、干渉計本体部1と、光学定盤2上に載置された被検体アライメント部3と、干渉計本体部1の位置調整を行う干渉計位置調整部4と、被検面80の形状解析等を行う制御解析部5とを備えてなる。
上記干渉計本体部1は、図2に示す干渉光学系10、干渉縞撮像系20およびアライメント撮像系25を有してなる。干渉光学系10は、フィゾータイプの光学系配置をなすものであり、高可干渉性の光束を出力する光源部11と、該光源部11からの出力光のビーム径を拡大するビーム径拡大レンズ12と、該ビーム径拡大レンズ12からの光束を図中下方に向けて反射する光束分岐光学素子13と、該光束分岐光学素子13からの光束をコリメートするコリメータレンズ14と、該コリメータレンズ14からの平面波の一部を参照基準平面15aにおいて再帰反射して参照光となし、その余を測定光軸Lに沿って進行する測定光として照射する平面基準板15とを備えてなり、被検面80からの反射光を参照光と合波して干渉光を得るように構成されている。なお、上記平面基準板15は、ピエゾ素子16を備えたフリンジスキャンアダプタ17に保持されており、フリンジスキャン計測等を実施する際に測定光軸L方向に微動せしめられるように構成されている。
上記干渉縞撮像系20は、被検面80の回転時に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子13,21を透過して図中上方に進行する干渉光を集光する結像レンズ22と、CCDやCMOS等からなる1次元イメージセンサ24を有してなる撮像カメラ23とを備えてなり、結像レンズ22により1次元イメージセンサ24上に形成された直帯状(直線状)の干渉縞の画像データを取得するように構成されている。
上記アライメント撮像系25は、被検面80の傾き調整を行う際に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子21により図中右方に反射された参照光および被検面80からの反射光(以下「物体光」と称する)を集光する結像レンズ26と、CCDやCMOS等からなる2次元イメージセンサ28を有してなる撮像カメラ27とを備えてなり、結像レンズ26により2次元イメージセンサ28上に形成される、参照光によるスポット像および物体光によるスポット像の画像データを取得するように構成されている。
一方、図1に示すように、上記被検体アライメント部3は、被検体8を保持する保持ステージ31と、該保持ステージ31に保持された被検体8(被検面80)を、図中左右方向および紙面に垂直な方向に移動せしめる被検面位置調整ステージ32と、測定光軸Lに対する被検面80の傾き調整を行う被検面傾き調整ステージ33と、保持ステージ31、被検面位置調整ステージ32および被検面傾き調整ステージ33を介して、被検面80を回転軸R回りに回転せしめる回転ステージ34と、該回転ステージ34の回転位置(回転角度)を検出する回転エンコーダ35と、を備えてなる。
また、上記干渉計位置調整部4は、図1に示すように、干渉計本体部1を図中左右方向および紙面に垂直な方向に移動せしめるXYステージ41と、該XYステージ41を支持するX軸架台42と、該X軸架台42および該XYステージ41を介して干渉計本体部1を図中上下方向に移動せしめるZステージ43と、該Zステージ43を支持するZ軸架台44とを備えてなる。なお、Zステージ43は、被検体8の厚み(図中上下方向の長さ)等に応じて、干渉計本体部1の高さを調整するためのものであるが、このような高さ調整を行う必要がない場合は省くことも可能である。また、干渉計本体部1を紙面に垂直な方向に移動させる必要がない場合には、XYステージ41に替えて、干渉計本体部1を図中左右方向に移動せしめる1軸移動ステージ(図示略)を設けることも可能である。
上記制御解析部5は、1次元イメージセンサ24により取得された干渉縞の画像データに基づき被検面80の形状データを求めたり、上記被検体アライメント部3や上記干渉計位置調整部4の各ステージの駆動を制御したりする、コンピュータ等からなる解析制御装置と、該解析制御装置による解析結果や画像を表示する表示装置と、キーボードやマウス等からなる入力装置等(いずれも図示略)とを備えてなる。
図3に示すように上記解析制御装置は、該解析制御装置内に搭載されるCPUやハードディスク等の記憶部および該記憶部に格納されたプログラム等により構成される輪帯状領域設定部51、観察位置調整指令部52、輪帯状領域別干渉縞生成部53および形状解析部54を備えてなる。
上記輪帯状領域設定部51は、上記被検面80の設計データに基づき、該被検面80上に、同心の複数の輪帯状領域(詳しくは後述する)を設定するものである。
上記観察位置調整指令部52は、上記干渉計本体部1による被観察領域が、設定された複数の輪帯状領域毎に順次移動するように、被検面80に対する干渉計本体部1の位置を変更すべく上記XYステージ41を駆動せしめるものである。
上記輪帯状領域別干渉縞生成部53は、被検面80の回転時に1次元イメージセンサ24により順次撮像された各回転位置別干渉縞と、該各回転位置別干渉縞が撮像されたときの被検面80の各回転角度データとに基づき、上記複数の輪帯状領域の各々に対応した各輪帯状領域別干渉縞を生成するものである。
上記形状解析部54は、上記輪帯状領域別干渉縞生成部53により生成された各輪帯状領域別干渉縞に基づき、被検面80全域の形状情報を求めるものである。
なお、本実施形態においては、上記回転ステージ34により被検面回転手段が構成されており、上記XYステージ41および上記観察位置調整指令部52により観察位置調整手段が構成されている。また、上記輪帯状領域別干渉縞生成部53および上記形状解析部54により形状解析手段が構成されている。
以下、第1実施形態に係る光波干渉測定装置の作用および測定手順について説明する。
(1)まず、図4に示すように、被検面80上に前述した複数の輪帯状領域(図4では、模式的に4個の輪帯状領域P〜Pを例示)を設定する。これらの輪帯状領域P〜Pは、被検面80の設計データおよび干渉計本体部1による被観察領域(図4では、模式的に4個の被観察領域Q〜Qを例示)の大きさ(被観察領域Q〜Qの大きさは互いに等しい)に基づき、上記輪帯状領域設定部51において設定されるものであり、被検面80上における上記回転軸Rの設定位置(本実施形態では、被検面の中心軸Cと一致するように設定される)を中心として被検面80を径方向に分割するようになっている。
なお、図4に示す各輪帯状領域P〜Pのうち、中央部に位置する輪帯状領域Pは、円板形状をなすものであるが、本発明では、このような円板形状の領域も輪帯状領域と称する。また、各輪帯状領域P〜Pのうち互いに隣接するもの同士が、互いに一部重なるように領域を設定することも可能である。
(2)次に、図1に示すように被検体8を保持ステージ31上に載置するとともに、被検面傾き調整ステージ33を用いて、測定光軸Lと被検面80の中心軸Cとが互いに平行となるように、被検面80の傾き調整を行う。ここで、被検面80と中心軸Cとは互いに直交しているものとする。この傾き調整は、図2に示すように被検面80に測定光を照射し、該被検面80から反射された反射光(物体光)により形成されるスポット像と、参照基準平面15aからの反射光(参照光)により形成されるスポット像とを、アライメント撮像系25の撮像カメラ27により撮像し、これら2つのスポット像が互いに重なるように行われる。なお、平面基準板15を含めた干渉計本体部1の各光学部材は、事前にアライメント調整されているものとする。
(3)次いで、被検面位置調整ステージ32を用いて、被検面80の中心軸Cが回転ステージ34の回転軸Rと略一致するように、回転軸Rと中心軸Cとの位置合わせを行う。なお、本実施形態においては、図4に示す各輪帯状領域P〜Pのうち、最も外周側に位置する輪帯状領域Pの幅(径方向の長さ)が、該輪帯状領域Pを観察する際の被観察領域Qの径の長さよりも短くなるように設定されている。このため、回転軸Rと中心軸Cとが完全に一致するように位置合わせが行われた場合には、輪帯状領域Pを観察する際、被観察領域Qの一部が被検面80の外周側にはみ出す(被観察領域Qの最外点の軌跡を2点鎖線で示す)ことになる。逆に言えば、このはみ出す領域の範囲内であれば、上述の位置合わせの際に誤差(回転軸Rと中心軸Cとの位置ずれ)が生じても、被検面80の全領域をカバー(走査)することが可能となり、以後の測定に支障は生じないことになる。このため、上述の位置合わせを精密に行うための機構を設ける必要はない。
(4)次に、回転ステージ34を用いて被検面80を回転軸R回りに回転させる。回転速度は任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、例えば、0.1秒で1回転するように設定する。
(5)次いで、被検面80上に設定された上記輪帯状領域Pの測定を以下の手順で行う。
〈a〉まず、XYステージ41を用いて、図4に示すように被観察領域Qが輪帯状領域P上に位置するように、回転する被検面80(厳密には、回転軸R)に対する干渉計本体部1の位置を調整する。本実施形態では、上記観察位置調整指令部52からの指令信号によりXYステージ41が駆動されて、干渉計本体部1の位置が自動調整されるように構成されている。
〈b〉次に、回転する被検面80に対し測定光を照射して、該被検面80の複数の回転位置毎に、上記輪帯状領域Pから反射された物体光と、平面基準板15の参照基準平面15aからの参照光との干渉により形成される観察位置別干渉縞(被観察領域Q内に観察される干渉縞のうち、1次元イメージセンサ24の1回の撮像領域Aに対応した直帯状のもの)を、被検面80が1回転する間に、干渉縞撮像系20の撮像カメラ23(1次元イメージセンサ24)を用いて順次撮像し、その画像データを上記輪帯状領域別干渉縞生成部53に順次入力する。なお、撮像回数は任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、例えば、被検面80が1回転する0.1秒の間に3600回(被検面80が0.1度回転する毎に1回)撮像するようにする。なお、各回転位置別干渉縞が撮像される毎に、その撮像された時点での被検面80の回転角度が回転エンコーダ35により検出され、そのデータが上記輪帯状領域干渉縞生成部53に順次入力される。
(6)以下、被検面80上に設定された他の輪帯状領域P〜Pの測定を順次行う。測定の手順は、上述の輪帯状領域Pを測定する場合と同様である。すなわち、上記(5)の〈a〉、〈b〉の手順における輪帯状領域P、被観察領域Qおよび領域Aを、輪帯状領域P〜P、被観察領域Q〜Qおよび撮像領域A〜Aにそれぞれ順次置き換えて測定を行えばよい。なお、フリンジスキャン計測を行う場合は、フリンジスキャンアダプタ17を用いて、平面基準板15の測定光軸L方向の位置を適宜変更し、変更毎に上記手順(5)、(6)を繰り返す。
(7)次に、撮像カメラ23(1次元イメージセンサ24)より撮像された、各輪帯状領域P〜Pに対応した各観察位置別干渉縞と、回転エンコーダ35により検出された、被検面80の回転角度データとに基づき、各輪帯状領域P〜Pに対応した各輪帯状領域別干渉縞を、上記輪帯状領域別干渉縞生成部53において生成する。
(8)次いで、生成された各輪帯状領域別干渉縞に基づき、被検面80全域の形状情報を、上記形状解析部54において求める。具体的には、各輪帯状領域別干渉縞を互いに繋ぎ合わせることにより、被検面80の全域に対応した全域干渉縞を生成し、該全域干渉縞に基づき、被検面80全域の形状情報を求めることが可能である。あるいは、各々の輪帯状領域別干渉縞に基づき、各輪帯状領域P〜Pに対応した各輪帯領域別形状情報を求め、該各輪帯領域別形状情報を互いに繋ぎ合わせることにより、被検面80全域の形状情報を求めることも可能である。なお、この場合の各輪帯領域別形状情報の繋ぎ合わせには、従来公知の開口合成法を適用することが可能である。具体的には、例えば、各輪帯状領域P〜Pの干渉縞撮像時において、測定光軸Lと回転軸Rとの平行度の誤差が無視し得る程度に微小な場合は、輪帯状領域P〜Pの各形状情報を互いに配列することにより、被検面80の全域の形状情報を求めることができる(この場合、輪帯状領域P〜Pのうち互いに隣接するもの同士の間に互いに重複する領域を設定する必要はない)。
一方、測定光軸Lと回転軸Rとの平行度の誤差が無視し得ない場合は、その補正を行う必要がある。例えば、輪帯状領域Pを撮像したときには測定光軸Lと回転軸Rとが互いに平行であったが、輪帯状領域Pを撮像したときには測定光軸Lと回転軸Rとの間に相対的な角度誤差Δθが生じている場合、輪帯状領域Pの形状情報と輪帯状領域Pの形状情報をそのまま配列して繋ぎ合わせると、輪帯状領域P,Pの間に不要な傾斜が重畳されてしまうので、角度誤差Δθを補正した上で繋ぎ合わせを行う必要がある。
この角度誤差Δθの補正は、例えば、以下の手順で行われる。まず、輪帯状領域P,Pの間に互いに重複する領域(以下「重複領域」と称する)を設定しておく。次に、輪帯状領域Pの各回転位置別干渉縞により求められた重複領域の形状情報と、輪帯状領域Pの各回転位置別干渉縞により求められた重複領域の形状情報(本来は互いに一致するはず)とを互いに比較することにより角度誤差Δθを求め、この求められた角度誤差Δθに基づき、輪帯状領域Pの各回転位置別干渉縞に対応した各部分領域の形状情報を再配列する。他の輪帯状領域P,Pの開口合成についても同様である。
次に、図5に基づき、本発明の第2実施形態に係る光波干渉測定装置(以下「第2実施形態装置」と称することがある)の構成を説明する。なお、図5では、図1に示す第1実施形態の光波干渉測定装置(以下「第1実施形態装置」と称することがある)と概念的に同様の構成部材については、図1で用いた番号と同一の番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図5では、図示を省略しているが、第1実施形態装置が有する制御解析部5と同様の制御解析部を備えている。
図5に示す第2実施形態装置は、干渉計本体部1´から図中下方に出力された測定光を図中右方に反射する反射光学素子61と、該反射光学素子61からの測定光を図中下方の被検面80に向けて反射する反射光学素子62とを備えている。反射光学素子61は、ブラケット63を介して干渉計本体部1Aに保持されており、反射光学素子62は、該反射光学素子62を図中左右方向に移動せしめるリニアステージ45と、該リニアステージ45を支持するX軸架台46と、該X軸架台46およびリニアステージ45を介して反射光学素子62を図中上下方向に移動せしめるZステージ47とを介して、Z軸架台48に支持されている。
上述の第1実施形態装置では、図1に示すXYステージ41を介して干渉計本体部1を図中左右方向に移動することによって被観察領域を移動させていたのに対し、この第2実施形態装置では、図5に示すリニアステージ45を介して反射光学素子62を図中左右方向に移動することによって被観察領域を移動させるように構成されている。これにより、第1実施形態装置に比較して、移動機構を小型化することが可能となる。
なお、干渉計本体部1´の内部構成は、第1実施形態装置のものと同様であり(図2参照)、測定手順も第1実施形態装置の場合と同様である。
次に、図6〜図7に基づき、本発明の第3実施形態に係る光波干渉測定装置(以下「第3実施形態装置」と称することがある)の構成を説明する。図6に示す光波干渉測定装置は、平行平板状の大型(例えば、径300〜600mm)の被検体8C(例えば、シリコンウエハー)が有する、互いに平行な2つの被検面(第1被検面81Aおよび第2被検面81B)の各形状および被検体8Cの厚みムラを測定解析するものであり、第1被検面81A側に配置された第1干渉計1Aと、第2被検面81B側に配置された第2干渉計1Bと、光学定盤2C上に載置された被検体アライメント部3Cと、第1干渉計1Aの位置調整を行う第1干渉計位置調整部4Aと、第2干渉計1Bの位置調整を行う第2干渉計位置調整部4Bと、第1被検面81Aおよび第2被検面81Bの形状解析等を行う制御解析部5Cを備えてなる。
上記第1干渉計1Aは、図7に示すように、第1干渉光学系10A、第1干渉縞撮像系20Aおよび第1アライメント撮像系25Aを有してなる。第1干渉光学系10Aは、フィゾータイプの光学系配置をなすものであり、高可干渉性の光束を出力する光源部11Aと、該光源部11Aからの出力光のビーム径を拡大するビーム径拡大レンズ12Aと、該ビーム径拡大レンズ12Aからの光束を図中右方に向けて反射する光束分岐光学素子13Aと、該光束分岐光学素子13Aからの光束をコリメートするコリメータレンズ14Aと、該コリメータレンズ14Aからの平面波の一部を参照基準平面15Aaにおいて再帰反射して第1被検面用参照光となし、その余を測定光軸Lに沿って進行する第1被検面用測定光として照射する平面基準板15Aとを備えてなり、第1被検面81Aからの反射光を第1被検面用参照光と合波して第1被検面用干渉光を得るように構成されている。なお、上記平面基準板15Aは、ピエゾ素子16Aを備えたフリンジスキャンアダプタ17Aに保持されており、フリンジスキャン計測等を実施する際に測定光軸L方向に微動せしめられるように構成されている。
上記第1干渉縞撮像系20Aは、被検体8C(第1被検面81A)の回転時に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子13A,21Aを透過して図中左方に進行する第1被検面用干渉光を集光する結像レンズ22Aと、CCDやCMOS等からなる第1被検面用1次元イメージセンサ24Aを有してなる撮像カメラ23Aとを備えてなり、結像レンズ22Aにより第1被検面用1次元イメージセンサ24A上に形成された直帯状(或る幅を有し、直線的に延びる状態)の干渉縞(第1被検面観察位置別干渉縞)の画像データを取得するように構成されている。
上記アライメント撮像系25Aは、被検体8Cの傾き調整等を行う際に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子21Aにより図中下方に反射された第1被検面用参照光および第1被検面81Aからの反射光(以下「第1物体光」と称する)を集光する結像レンズ26Aと、CCDやCMOS等からなる2次元イメージセンサ28Aを有してなる撮像カメラ27Aとを備えてなり、結像レンズ26Aにより2次元イメージセンサ28A上に形成される、第1被検面用参照光によるスポット像および第1物体光によるスポット像を撮像するように構成されている。
上記第2干渉計1Bは、上記第1干渉計1Aと同様の構成を有するものであり、第2干渉光学系10B、第2干渉縞撮像系20Bおよび第2アライメント撮像系25Bを有してなる。第2干渉光学系10Bは、フィゾータイプの光学系配置をなすものであり、高可干渉性の光束を出力する光源部11Bと、該光源部11Bからの出力光のビーム径を拡大するビーム径拡大レンズ12Bと、該ビーム径拡大レンズ12Bからの光束を図中左方に向けて反射する光束分岐光学素子13Bと、該光束分岐光学素子13Bからの光束をコリメートするコリメータレンズ14Bと、該コリメータレンズ14Bからの平面波の一部を参照基準平面15Baにおいて再帰反射して第2被検面用参照光となし、その余を測定光軸Lに沿って進行する第2被検面用測定光として照射する平面基準板15Bとを備えてなり、第2被検面81Bからの反射光を第2被検面用参照光と合波して第2被検面用干渉光を得るように構成されている。なお、上記平面基準板15Bは、ピエゾ素子16Bを備えたフリンジスキャンアダプタ17Bに保持されており、フリンジスキャン計測等を実施する際に測定光軸L方向に微動せしめられるように構成されている。
上記第2干渉縞撮像系20Bは、被検体8C(第2被検面81B)の回転時に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子13B,21Bを透過して図中右方に進行する第2被検面用干渉光を集光する結像レンズ22Bと、CCDやCMOS等からなる第2被検面用1次元イメージセンサ24Bを有してなる撮像カメラ23Bとを備えてなり、結像レンズ22Bにより第2被検面用1次元イメージセンサ24B上に形成された直帯状の干渉縞(第2被検面観察位置別干渉縞)の画像データを取得するように構成されている。
上記アライメント撮像系25Bは、被検体8Cの傾き調整等を行う際に撮像を行うものであり、光束分岐光学素子21Bにより図中下方に反射された第2被検面用参照光および第2被検面81Bからの反射光(以下「第2物体光」と称する)を集光する結像レンズ26Bと、CCDやCMOS等からなる2次元イメージセンサ28Bを有してなる撮像カメラ27Bとを備えてなり、結像レンズ26Bにより2次元イメージセンサ28B上に形成される、第2被検面用参照光によるスポット像および第2物体光によるスポット像を撮像するように構成されている。
一方、図6に示すように、上記被検体アライメント部3Cは、被検体8Cを回転自在に保持する回転保持ステージ36(本実施形態における被検面回転手段)と、該回転保持ステージ36による被検体8Cの回転位置(回転角度)を検出する回転角度検出センサ37と、該回転保持ステージ36に保持された被検体8C(第1被検面81A、第2被検面81B)の、測定光軸L,Lに対する傾き調整を行う被検面傾き調整ステージ33Cとを備えてなる。この回転保持ステージ36は、中空の固定支持部36aと、該固定支持部36aの内側に、不図示のエアベアリング等を介して回転自在に支持されたリング状の回転部36bとを有してなり、該回転部36bの内側に保持された被検体8Cを、回転軸Rを回転中心として回転せしめるように構成されている。
また、上記第1干渉計位置調整部4Aは、図6に示すように、第1干渉計1Aを図中上下方向に移動可能に保持する第1Zステージ41Aと、該第1Zステージ41Aを介して第1干渉計1Aを図中左右方向および紙面に垂直な方向に移動せしめる第1XYステージ42Aと、該第1XYステージ42Aおよび該第1Zステージ41Aを介して第1干渉計1Aの傾き調整を行う第1干渉計傾き調整ステージ43Aとを備えてなる。
同様に、上記第2干渉計位置調整部4Bは、第2干渉計1Bを図中上下方向に移動可能に保持する第2Zステージ41Bと、該第2Zステージ41Bを介して第2干渉計1Bを図中左右方向および紙面に垂直な方向に移動せしめる第2XYステージ42Bと、該第2XYステージ42Bおよび該第2Zステージ41Bを介して第2干渉計1Bの傾き調整を行う第2干渉計傾き調整ステージ43Bとを備えてなる。
また、上記制御解析部5Cは、第1被検面81Aおよび第2被検面81Bの各形状データを求めたり、上述の被検体アライメント部3C、第1干渉計位置調整部4Aおよび第2干渉計位置調整部4Bの各ステージの駆動を制御したりするコンピュータ装置等から構成されており、図8に示すように、該コンピュータ装置内に搭載されるCPUやハードディスク等の記憶部および該記憶部に格納されたプログラム等により構成される第1被検面形状解析手段50A、第2被検面形状解析手段50Bおよび厚みムラ解析手段55を備えてなる。
上記第1被検面形状解析手段50Aは、上記第1被検面81Aの形状情報を求めるものであり、図9に示すように、コンピュータ装置内に搭載されるCPUやハードディスク等の記憶部および該記憶部に格納されたプログラム等により構成される第1輪帯状領域設定部51A、第1被検面観察位置調整指令部52A、第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aおよび第1被検面形状情報取得部54Aを備えてなる。
上記第1輪帯状領域設定部51Aは、第1被検面81Aの設計データに基づき、該第1被検面81A上に、同心の複数の第1輪帯状領域を設定するものである。
上記第1被検面観察位置調整指令部52Aは、上記第1干渉計1Aによる第1被観察領域が、設定された複数の第1輪帯状領域毎に順次移動するように、第1被検面81Aに対する第1干渉計1Aの位置を変更すべく上記第1Zステージ41Aおよび上記第1XYステージ42Aを駆動せしめるものである。
上記第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aは、被検体8Cの回転時に第1被検面用1次元イメージセンサ24Aにより順次撮像された、第1被検面81Aの各第1被検面観察位置別干渉縞と、該各第1被検面観察位置別干渉縞が撮像されたときの第1被検面81Aの各回転角度データとに基づき、上記複数の第1輪帯状領域の各々に対応した各第1輪帯状領域別形状情報を求めるものである。
上記第1被検面形状情報取得部54Aは、上記第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aにより求められた各第1輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、第1被検面81Aの全域の形状情報(第1被検面形状情報)を求めるものである。
一方、上記第2被検面形状解析手段50Bは、上記第2被検面81Bの形状情報を求めるものであり、図10に示すように、コンピュータ装置内に搭載されるCPUやハードディスク等の記憶部および該記憶部に格納されたプログラム等により構成される第2輪帯状領域設定部51B、第2被検面観察位置調整指令部52B、第2輪帯状領域別形状情報取得部53Bおよび第2被検面形状情報取得部54Bを備えてなる。
上記第2輪帯状領域設定部51Bは、第2被検面81Bの設計データに基づき、該第2被検面81B上に、同心の複数の第2輪帯状領域を設定するものである。
上記第2被検面観察位置調整指令部52Bは、上記第2干渉計1Bによる第2被観察領域が、設定された複数の第2輪帯状領域毎に順次移動するように、第2被検面81Bに対する第2干渉計1Bの位置を変更すべく上記第2Zステージ41Bおよび上記第2XYステージ42Bを駆動せしめるものである。
上記第2輪帯状領域別形状情報取得部53Bは、被検体8Cの回転時に第2被検面用1次元イメージセンサ24Bにより順次撮像された、第2被検面81Bの各第2被検面観察位置別干渉縞と、該各第2被検面観察位置別干渉縞が撮像されたときの第2被検面81Bの各回転角度データとに基づき、上記複数の第2輪帯状領域の各々に対応した各第2輪帯状領域別形状情報を求めるものである。
上記第2被検面形状情報取得部54Bは、上記第2輪帯状領域別形状情報取得部53Bにより生成された各第2輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、第2被検面81Bの全域の形状情報(第2被検面形状情報)を求めるものである。
また、上記厚みムラ解析手段55は、上記第1被検面形状解析手段50Aにより求められた第1被検面81Aの形状情報と、上記第2被検面形状解析手段50Bにより求められた第2被検面81Bの形状情報とに基づき、被検体8Cの厚みムラを求めるものである。
以下、上述した第3実施形態装置の作用および測定手順について説明する。
(1)まず、第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bの相対的なアライメント調整を行う。このアライメント調整は、第1干渉計1Aの測定光軸Lと第2干渉計1Bの測定光軸Lとを互いに一致させるためのものであり、オペレータが、第1干渉計位置調整部4Aおよび第2干渉計位置調整部4Bを用いて手動操作で行う。その手順の概要は以下のとおりである。
〈a〉互いに平行な2つの光学平面(オプティカルフラット)を有する平行平板治具(図示略)を、第1干渉計1Aと第2干渉計1Bとの間に配置する(平行平板治具を回転保持ステージ36に保持せしめることも可)。なお、この配置段階で、平行平板治具の2つの光学平面が、測定光軸L,Lに対してなるべく垂直になるように粗調整を行う。
〈b〉第1干渉計1Aから平行平板治具の一方の光学平面に第1被検面用測定光を照射し、該一方の光学平面から反射された反射光により形成されるスポット像と、参照基準平面15Aaからの参照光により形成されるスポット像とを、アライメント撮像系25Aの撮像カメラ27Aにより撮像し、これら2つのスポット像が互いに重なるように、第1干渉計傾き調整ステージ43Aを用いて、第1干渉計1Aの傾きを調整する。この傾き調整により、第1干渉計1Aの測定光軸Lが平行平板治具の一方の光学平面に対して垂直となる。なお、このような手法に替えて、一方の光学平面から反射された反射光と参照基準平面15Aaからの参照光とにより形成される干渉縞を撮像カメラ27Aにより撮像し、この干渉縞がヌル縞状態となるように第1干渉計1Aの傾き調整を行うようにしてもよい。
〈c〉同様に、第2干渉計1Bから平行平板治具の他方の光学平面に第2被検面用測定光を照射し、該他方の光学平面から反射された反射光により形成されるスポット像と、参照基準平面15Baからの参照光により形成されるスポット像とを、アライメント撮像系25Bの撮像カメラ27Bにより撮像し、これら2つのスポット像が互いに重なるように、第2干渉計傾き調整ステージ43Bを用いて、第2干渉計1Bの傾きを調整する。この傾き調整により、第2干渉計1Bの測定光軸Lが平行平板治具の他方の光学平面に対して垂直となり、これにより測定光軸L,Lが互いに平行となる。なお、このような手法に替えて、他方の光学平面から反射された反射光と参照基準平面15Baからの参照光とにより形成される干渉縞を撮像カメラ27Bにより撮像し、この干渉縞がヌル縞状態となるように第2干渉計1Bの傾き調整を行うようにしてもよい。
〈d〉上記平行平板治具に替えて、第1干渉計1Aと第2干渉計1Bとの間に、光学的に真球とみなせる真球治具(図示略)を配置する。
〈e〉第1干渉計1Aから真球治具に第1被検面用測定光を照射し、該真球治具から反射された反射光と、参照基準平面15Aaからの参照光とにより形成される干渉縞(同心のリング状となる)を、アライメント撮像系25Aの撮像カメラ27Aにより撮像し、この干渉縞の中心に測定光軸Lが位置するように、第1Zステージ41Aおよび第1XYステージ42Aを用いて、第1干渉計1Aの位置を調整する。
〈f〉同様に、第2干渉計1Bから真球治具に第2被検面用測定光を照射し、該真球治具から反射された反射光と、参照基準平面15Baからの参照光とにより形成される干渉縞(同心のリング状となる)を、アライメント撮像系25Bの撮像カメラ27Bにより撮像し、この干渉縞の中心に測定光軸Lが位置するように、第2Zステージ41Bおよび第2XYステージ42Bを用いて、第2干渉計1Bの位置を調整する。この位置調整により、測定光軸L,Lが互いに一致する。この、測定光軸L,Lが互いに一致した状態における第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bの各姿勢は、上述の第1被検面観察位置調整指令部52Aおよび第2被検面観察位置調整指令部52Bにおいて、それぞれ初期基準姿勢として記憶され、以降、第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bは、各々の測定光軸L,Lが互いに一致した状態を維持したまま、それぞれ移動されるようになっている。
(2)次に、被検体8Cを回転保持ステージ36に保持せしめ、第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bに対する被検体8Cの傾き調整を行う。この傾き調整は、第1干渉計1Aの測定光軸Lおよび第2干渉計1Bの測定光軸Lに対し、被検体8Cの第1被検面81Aおよび第2被検面81Bを略垂直とするためのものであり、オペレータが、被検面傾き調整ステージ33Cを用いて手動操作で行う。その手順の概要は以下のとおりである。なお、本実施形態では、被検体8Cを回転保持ステージ36に保持せしめた時点で、被検体8Cの中心軸Cが回転保持ステージ36の回転軸Rと略一致する(重なる)ものとする。
[a]第1干渉計1Aから第1被検面81Aに第1被検面用測定光を照射し、第1被検面81Aから反射された反射光と参照基準平面15Aaからの参照光とにより形成される干渉縞を、アライメント撮像系25Aの撮像カメラ27Aにより撮像し、この干渉縞がヌル縞状態となるように、被検面傾き調整ステージ33Cを用いて、被検体8Cの傾き調整を行う。この傾き調整は、以下のように行うことも可能である。
[a´]すなわち、第2干渉計1Bから第2被検面81Bに第2被検面用測定光を照射し、第2被検面81Bから反射された反射光と参照基準平面15Baからの参照光とにより形成される干渉縞を、アライメント撮像系25Bの撮像カメラ27Bにより撮像し、この干渉縞がヌル縞状態となるように、被検面傾き調整ステージ33Cを用いて、被検体8Cの傾き調整を行うようにしてもよい。
(3)次いで、図11に示すように、第1被検面81A上に、前述した複数の第1輪帯状領域(図11では、模式的に4個の第1輪帯状領域PA1〜PA4を例示)を設定する。これらの第1輪帯状領域PA1〜PA4は、第1被検面81Aの設計データおよび第1干渉計1Aによる第1被観察領域(図11では、模式的に4個の第1被観察領域QA1〜QA4を例示)の大きさ(第1被観察領域QA1〜QA4の大きさは互いに等しい)に基づき、上記第1輪帯状領域設定部51Aにおいて設定されるものであり、第1被検面81A上における上記回転軸Rの設定位置(本実施形態では、被検体8Cの中心軸Cと一致するように設定される)を中心として互いに同心に形成される。
(4)同様に、図12に示すように第2被検面81B上に、複数の第2輪帯状領域(図12では、模式的に4個の第2輪帯状領域PB1〜PB4を例示)を設定する。これらの第2輪帯状領域PB1〜PB4は、第2被検面81Bの設計データおよび第2干渉計1Bによる第2被観察領域(図12では、模式的に4個の第2被観察領域QB1〜QB4を例示)の大きさ(第2被観察領域QB1〜QB4の大きさは互いに等しい)に基づき、上記第2輪帯状領域設定部51Bにおいて設定されるものであり、第2被検面81B上における上記回転軸Rの設定位置(被検体8Cの中心軸C)を中心として互いに同心に形成される。
なお、図11に示す各第1輪帯状領域PA1〜PA4のうち中央部に位置する第1輪帯状領域PA1および図12に示す各第2輪帯状領域PB1〜PB4のうち中央部に位置する第2輪帯状領域PB1は、円板形状をなすものであるが、本発明では、このような円板形状の領域も輪帯状領域と称する。また、各第1輪帯状領域PA1〜PA4、各第2輪帯状領域PB1〜PB4のうち互いに隣接するもの同士が、互いに一部重なるように領域を設定することも可能である。
また、本実施形態においては、図11に示す各第1輪帯状領域PA1〜PA4のうち最も外周側に位置する第1輪帯状領域PA4の幅(径方向の長さ)が、該第1輪帯状領域PA4を観察する際の第1被観察領域QA4の径の長さよりも短く設定されており、同様に、図12に示す各第2輪帯状領域PB1〜PB4のうち最も外周側に位置する第2輪帯状領域PB4の幅(径方向の長さ)が、該第2輪帯状領域PB4を観察する際の第2被観察領域QB4の径の長さよりも短く設定されている。このため、被検体8Cを回転保持ステージ36に保持せしめた時点で、被検体8Cの中心軸Cと回転保持ステージ36の回転軸Rとが完全に一致した場合には、第1輪帯状領域PA4を観察する際、第1被観察領域QA4の一部が第1被検面81Aの外周側にはみ出し、同様に、第2輪帯状領域PB4を観察する際、第2被観察領域QB4の一部が第2被検面81Bの外周側にはみ出す(第1被観察領域QA4、第2被観察領域QB4の最外点の軌跡をそれぞれ2点鎖線で示す)ことになる。逆に言えば、このはみ出す領域の範囲内であれば、中心軸Cと回転軸Rとの位置ずれが生じても、第1被検面81Aおよび第2被検面81Bの全領域をカバー(走査)することが可能となり、以後の測定に支障は生じないことになる。このため、中心軸Cと回転軸Rとの位置合わせを精密に行うための機構を設ける必要はない。
(5)次に、回転保持ステージ36を用いて被検体8Cを回転軸R回りに回転させる。回転速度は任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、例えば、0.1秒で1回転するように設定する。
(6)次いで、第1被検面81A上に設定された上記第1輪帯状領域PA1の測定および第2被検面81B上に設定された上記第2輪帯状領域PB1の測定を以下の手順で行う。
〔a〕まず、図11に示すように第1被観察領域QA1が第1輪帯状領域PA1上に位置するように、かつ図12に示すように第2被観察領域QB1が第2輪帯状領域PB1上に位置するように、回転する被検体8Cに対する第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bの位置を調整する。本実施形態では、回転保持ステージ36の回転軸Rの位置データと、第1輪帯状領域PA1〜PA4および第2輪帯状領域PB1〜PB4の各設定データとに基づき、上記第1被検面観察位置調整指令部52Aにより第1Zステージ41Aおよび第1XYステージ42Aが駆動され、かつ上記第2被検面観察位置調整指令部52Bにより第2Zステージ41Bおよび第2XYステージ42Bが駆動されることによって、第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bの各位置が自動調整されるように構成されている。
〔b〕次に、回転する第1被検面81Aに対し、第1干渉計1Aから第1被検面用測定光を照射して、該第1被検面81Aの複数の回転位置毎に、上記第1輪帯状領域PA1から反射された第1物体光と、平面基準板15Aの参照基準平面15Aaからの第1被検面用参照光との干渉により形成される第1被検面観察位置別干渉縞(第1被観察領域QA1内に観察される干渉縞のうち、第1被検面用1次元イメージセンサ24Aの1回の撮像領域IA1に対応した直帯状のもの)を、第1被検面81Aが1回転する間に、干渉縞撮像系20Aの撮像カメラ23A(第1被検面用1次元イメージセンサ24A)を用いて順次撮像し、その画像データを上記第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aに順次入力する。
〔c〕同様に、回転する第2被検面81Bに対し、第2干渉計1Bから第2被検面用測定光を照射して、該第2被検面81Bの複数の回転位置毎に、上記第2輪帯状領域PB1から反射された第2物体光と、平面基準板15Bの参照基準平面15Baからの第2被検面用参照光との干渉により形成される第2被検面観察位置別干渉縞(第2被観察領域QB1内に観察される干渉縞のうち、第2被検面用1次元イメージセンサ24Bの1回の撮像領域IB1に対応した直帯状のもの)を、第2被検面81Bが1回転する間に、干渉縞撮像系20Bの撮像カメラ23B(第2被検面用1次元イメージセンサ24B)を用いて順次撮像し、その画像データを上記第2輪帯状領域別形状情報取得部53Bに順次入力する。
なお、撮像回数は任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、例えば、被検体8Cが1回転する0.1秒の間に3600回(被検体8Cが0.1度回転する毎に1回)撮像するようにする。なお、各々の第1被検面観察位置別干渉縞および第2被検面観察位置別干渉縞が撮像される毎に、その撮像された時点での被検体8Cの回転角度が回転角度検出センサ37により検出され、そのデータが上述の第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aおよび第2輪帯状領域別形状情報取得部53Bにそれぞれ順次入力される。
(7)以下、第1被検面81A上に設定された他の第1輪帯状領域PA2〜PA4の測定および第2被検面81B上に設定された他の第2輪帯状領域PB2〜PB4の測定を順次行う。測定の手順は、上述の第1輪帯状領域PA1および第2輪帯状領域PB2を測定する場合と同様である。すなわち、上記(6)の〔a〕〜〔c〕の手順における第1輪帯状領域PA1、第1被観察領域QA1および撮像領域IA1を、第1輪帯状領域PA2〜PA4、第1被観察領域QA2〜QA4および撮像領域IA2〜IA4に、第2輪帯状領域PB1、第2被観察領域QB1および撮像領域IB1を、第2輪帯状領域PB2〜PB4、第2被観察領域QB2〜QB4および撮像領域IB2〜IB4に、それぞれ順次置き換えて測定を行えばよい。
なお、フリンジスキャン計測を行う場合は、フリンジスキャンアダプタ17A,17Bを用いて、平面基準板15A,15Bの測定光軸L,L方向の位置を適宜変更し、変更毎に上記手順(6)、(7)を繰り返す。
(8)次に、撮像カメラ23A(第1被検面用1次元イメージセンサ24A)より撮像された、各第1輪帯状領域PA1〜PA4に対応した各第1被検面観察位置別干渉縞と、回転角度検出センサ37により検出された、被検体8Cの回転角度データとに基づき、各第1輪帯状領域PA1〜PA4に対応した各第1輪帯状領域別形状情報を、上記第1輪帯状領域別形状情報取得部53Aにおいて求める。
(9)同様に、撮像カメラ23B(第2被検面用1次元イメージセンサ24B)より撮像された、各第2輪帯状領域PB1〜PB4に対応した各第2被検面観察位置別干渉縞と、回転角度検出センサ37により検出された、被検体8Cの回転角度データとに基づき、各第2輪帯状領域PB1〜PB4に対応した各第2輪帯状領域別形状情報を、上記第2被検面輪帯状領域別形状情報取得部53Bにおいて求める。
(10)次いで、上記(8)の手順により生成された各第1輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、第1被検面81A全域の形状情報が上記第1被検面形状情報取得部54Aにおいて求められる。
(11)同様に、上記(9)の手順により生成された各第2輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、第2被検面81B全域の形状情報が上記第2被検面形状情報取得部54Bにおいて求められる。なお、上述の各第1輪帯状領域別形状情報および各第2輪帯状領域別形状情報の繋ぎ合わせには、従来公知の開口合成法を適用することが可能である。具体的には、例えば、第1輪帯状領域PA1〜PA4の干渉縞撮像時において、測定光軸Lと回転軸Rとの平行度の誤差が無視し得る程度に微小な場合は、第1輪帯状領域PA1〜PA4の各形状情報を互いに配列することにより、第1被検面81Aの全域の形状情報を求めることができる(この場合、第1輪帯状領域PA1〜PA4のうち互いに隣接するもの同士の間に互いに重複する領域を設定する必要はない)。
一方、測定光軸Lと回転軸Rとの平行度の誤差が無視し得ない場合は、その補正を行う必要がある。例えば、第1輪帯状領域PA1を撮像したときには測定光軸Lと回転軸Rとが互いに平行であったが、第1輪帯状領域PA2を撮像したときには測定光軸Lと回転軸Rとの間に相対的な角度誤差Δφが生じている場合、第1輪帯状領域PA1の形状情報と第1輪帯状領域PA2の形状情報をそのまま配列して繋ぎ合わせると、第1輪帯状領域PA1,PA2の間に不要な傾斜が重畳されてしまうので、角度誤差Δφを補正した上で繋ぎ合わせを行う必要がある。
この角度誤差Δφの補正は、例えば、以下の手順で行われる。まず、第1輪帯状領域PA1,PA2の間に互いに重複する領域(以下「重複領域」と称する)を設定しておく。次に、第1輪帯状領域PA1の各回転位置別干渉縞により求められた重複領域の形状情報と、第1輪帯状領域PA2の各回転位置別干渉縞により求められた重複領域の形状情報(本来は互いに一致するはず)とを互いに比較することにより角度誤差Δφを求め、この求められた角度誤差Δφに基づき、第1輪帯状領域PA2の各回転位置別干渉縞に対応した各部分領域の形状情報を再配列する。他の第1輪帯状領域PA3,PA4および第2輪帯状領域PB1〜PB4の開口合成についても同様である。
(12)次に、上記(10)の手順により求められた第1被検面81Aの形状情報と、上記(11)の手順により求められた第2被検面81Bの形状情報とに基づき、被検体8Cの厚みムラが上記厚みムラ解析手段55において求められる。具体的には、第1被検面81Aの形状情報と第2被検面81Bの形状情報とを同一の3次元座標系において裏表の関係に配列したときに得られる、第1被検面81Aと第2被検面81Bとの形状差情報を被検体厚みムラ情報として求める。
なお、本実施形態では、第1干渉計1Aの測定光軸Lと第2干渉計1Bの測定光軸Lとが互いに一致した状態で測定が行われるので、上述の第1被観察領域QA1内における撮像領域IA1と第2被観察領域QB1内における撮像領域IB1とは、常に裏表の位置関係、すなわち、被検体8Cの中心軸C方向に互いに重なるような位置関係を常に維持するようになっている(第1被観察領域QA2〜QA4内における撮像領域IA2〜IA4と第2被観察領域QB2〜QB4内における撮像領域IB2〜IB4に関しても同様)。また、第1被検面用1次元イメージセンサ24Aによる各第1被検面観察位置別干渉縞の撮像と第2被検面用1次元イメージセンサ24Bによる各第2被検面観察位置別干渉縞の撮像とは、互いに同時に行われるようになっている。これにより、厚みムラの測定に関して、次のような利点がある。
すなわち、回転保持ステージ36の機械精度等が原因となって、被検体8Cが回転している期間中(測定期間中)に、被検体8Cが測定光軸L,L方向に変動することがある。このような変動誤差は、第1被検面81Aの形状情報および第2被検面81Bの形状情報にそれぞれ重畳され、これらの測定誤差となって現れる。しかし、互いに裏表の位置関係にある領域を同時に撮像する本実施形態の場合、第1被検面81Aの形状情報に重畳される変動誤差と、第2被検面81Bの形状情報に重畳される変動誤差とが、厚みムラを求める際、すなわち、第1被検面81Aと第2被検面81Bとの形状差を求める際に相殺されるので、厚みムラに関しては変動誤差の影響を受けず、高精度な測定が可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々に態様を変更することが可能である。
例えば、図1または図5において、被検面80(被検体8)を図中左右方向に移動させる機構を設けて、干渉計本体部1,1´に対して被検面80を移動させるようにすることも可能である。同様に、図6において、被検体8Cを図中上下方向に移動させる機構を設けて、第1干渉計1Aおよび第2干渉計1Bに対して、第1被検面81Aおよび第2被検面81Bを移動させるようにすることも可能である。
また、上述の第1および第2実施形態では、被検面80上に4個の輪帯状領域P〜Pを設定しており、第3実施形態では、第1被検面81A上に4個の第1輪帯状領域PA1〜PA4を設定し、第2被検面81B上に4個の第1輪帯状領域PB1〜PB4を設定しているが、被検面の大きさと被観察領域の大きさとの関係により、適宜の数の輪帯状領域を設定することが可能である。
また、上述の実施形態では、被検面80、第1被検面81Aおよび第2被検面81Bが全体として円形をなすものとされているが、このような形状の被検面に測定対象が限定されるものではない。被検面が平面状をなすものであれば、全体としての形状は多角形や半円形など任意の形状のものに対応可能である。
1,1´ 干渉計本体部
1A 第1干渉計
1B 第2干渉計
2,2C 光学定盤
3,3C 被検体アライメント部
4,4´ 干渉計位置調整部
4A 第1干渉計位置調整部
4B 第2干渉計位置調整部
5,5C 制御解析部
8,8C 被検体
10 干渉光学系
10A 第1干渉光学系
10B 第2干渉光学系
11,11A,11B 光源部
12,12A,12B ビーム径拡大レンズ
13,13A,21A,13B,21,21B 光束分岐光学素子
14,14A,14B コリメータレンズ
15,15A,15B 平面基準板
15a,15Aa,15Ba 参照基準平面
16,16A,16B ピエゾ素子
17,17A,17B フリンジスキャンアダプタ
20 干渉縞撮像系
20A 第1干渉縞撮像系
20B 第2干渉縞撮像系
22,26,22A,26A,22B,26B 結像レンズ
23,27,23A,27A,23B,27B 撮像カメラ
24 1次元イメージセンサ
24A 第1被検面用1次元イメージセンサ
24B 第2被検面用1次元イメージセンサ
25,25A,25B アライメント撮像系
28,28A,28B 2次元イメージセンサ
31 保持ステージ
32 被検面位置調整ステージ
33,33C 被検面傾き調整ステージ
34 回転ステージ
35 回転エンコーダ
36 回転保持ステージ
36a 固定支持部
36b 回転部
37 回転角度検出センサ
41 XYステージ
41A 第1Zステージ
41B 第2Zステージ
42,46 X軸架台
42A 第1XYステージ
42B 第2XYステージ
43,47 Zステージ
43A 第1干渉計傾き調整ステージ
43B 第2干渉計傾き調整ステージ
44,48 Z軸架台
45 リニアステージ
50A 第1被検面形状解析手段
50B 第2被検面形状解析手段
51 輪帯状領域設定部
51A 第1輪帯状領域設定部
51B 第2輪帯状領域設定部
52 観察位置調整指令部
52A 第1被検面観察位置調整指令部
52B 第2被検面観察位置調整指令部
53 輪帯状領域別干渉縞生成部
53A 第1輪帯状領域別形状情報取得部
53B 第2輪帯状領域別形状情報取得部
54 形状解析部
54A 第1被検面形状情報取得部
54B 第2被検面形状情報取得部
55,55C 厚みムラ解析手段
61,62 反射光学素子
63 ブラケット
80 被検面
81A 第1被検面
81B 第2被検面
R 回転軸
C 中心軸
L,L,L 測定光軸
〜P 輪帯状領域
A1〜PA4 第1輪帯状領域
B1〜PB4 第2輪帯状領域
〜Q 被観察領域
A1〜QA4 第1被観察領域
B1〜QB4 第2被観察領域
〜A,IA1〜IA4,IB1〜IB4 撮像領域

Claims (5)

  1. 平面状の被検面の形状を測定する光波干渉測定装置であって、
    前記被検面に対し垂直に設定された回転軸回りに、該被検面を回転せしめる被検面回転手段と、
    回転する前記被検面に測定光を照射し、該被検面内の被観察領域からの反射光を参照光と合波して干渉光を得る干渉光学系と、
    前記被観察領域が、回転する前記被検面内を全域に亘って順次移動するように、前記被検面に照射される前記測定光に対する前記被検面の相対位置を順次変更する観察位置調整手段と、
    前記被観察領域が前記被検面内を移動する間に、前記干渉光を1次元イメージセンサにより順次取り込み、該干渉光により形成される直帯状の観察位置別干渉縞を順次撮像する干渉縞撮像系と、
    撮像された各々の前記観察位置別干渉縞に基づき、前記被検面の形状情報を求める形状解析手段と、を備えてなることを特徴とする光波干渉測定装置。
  2. 前記観察位置調整手段は、前記回転軸の設定位置を中心として前記被検面を輪帯状に分割する複数の輪帯状領域毎に前記被観察領域が順次移動するように、前記相対位置を変更するものであり、
    前記干渉縞撮像系は、前記複数の輪帯状領域の各々において、前記被検面の複数の回転位置毎に前記観察位置別干渉縞を撮像するものであり、
    前記形状解析手段は、撮像された各々の前記観察位置別干渉縞に基づき前記複数の輪帯状領域の各々に対応した各輪帯状領域別干渉縞を生成し、該各輪帯状領域別干渉縞に基づき前記被検面の形状情報を求めるものである、ことを特徴とする請求項1記載の光波干渉測定装置。
  3. 前記被検面は、平行平板状の被検体が有する、互いに平行な第1被検面および第2被検面であり、
    前記被検面回転手段は、前記第1被検面および前記第2被検面に対し垂直に設定された回転軸回りに、前記被検体を回転せしめるものであり、
    前記干渉光学系は、回転する前記第1被検面に第1被検面用測定光を照射し、該第1被検面内の第1被観察領域からの反射光を第1被検面用参照光と合波して第1被検面用干渉光を得る第1干渉光学系と、回転する前記第2被検面に第2被検面用測定光を照射し、該第2被検面内の第2被観察領域からの反射光を第2被検面用参照光と合波して第2被検面用干渉光を得る第2干渉光学系と、からなり、
    前記観察位置調整手段は、前記第1被検面に設定された複数の第1輪帯状領域毎に前記第1被観察領域が順次移動するように、該第1被検面に照射される前記第1被検面用測定光の該第1被検面に対する相対位置を順次変更する第1観察位置調整手段と、前記第2被検面に設定された複数の第2輪帯状領域毎に前記第2被観察領域が順次移動するように、該第2被検面に照射される前記第2被検面用測定光の該第2被検面に対する相対位置を順次変更する第2観察位置調整手段と、からなり、
    前記干渉縞撮像系は、前記複数の第1輪帯状領域の各々において、前記第1被検面の複数の回転位置毎に、前記第1被検面用干渉光を第1被検面用1次元イメージセンサにより順次取り込み、該第1被検面用干渉光により形成される第1被検面観察位置別干渉縞を順次撮像する第1干渉縞撮像系と、前記複数の第2輪帯状領域の各々において、前記第2被検面の複数の回転位置毎に、前記第2被検面用干渉光を第2被検面用1次元イメージセンサにより順次取り込み、該第2被検面用干渉光により形成される第2被検面観察位置別干渉縞を順次撮像する第2干渉縞撮像系と、からなり、
    前記形状解析手段は、前記第1干渉縞撮像系により撮像された各々の前記第1被検面観察位置別干渉縞に基づき前記複数の第1輪帯状領域の各々に対応した各第1輪帯状領域別形状情報を求め、該各第1輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、前記第1被検面の全域の形状情報を求める第1被検面形状解析手段と、前記第2干渉縞撮像系により撮像された各々の前記第2被検面観察位置別干渉縞に基づき前記複数の第2輪帯状領域の各々に対応した各第2輪帯状領域別形状情報を求め、該各第2輪帯状領域別形状情報を繋ぎ合わせることにより、前記第2被検面の全域の形状情報を求める第2被検面形状解析手段と、からなることを特徴とする請求項1記載の光波干渉測定装置。
  4. 前記第1観察位置調整手段および前記第2観察位置調整手段は、前記第1被検面用測定光の中心軸線と前記第2被検面用測定光の中心軸線とを互いに一致させる初期調整を行った後、これら2つの中心軸線が互いに一致した状態を維持しながら、該第1被検面用測定光の前記第1被検面に対する相対位置の変更および該第2被検面用測定光の前記第2被検面に対する相対位置の変更を行うものであり、
    前記第1干渉縞撮像系および前記第2干渉縞撮像系は、前記第1被検面観察位置別干渉縞および前記第2被検面観察位置別干渉縞を、各々の観察位置毎に互いに同時に撮像するものである、ことを特徴とする請求項3記載の光波干渉測定装置。
  5. 前記第1被検面の全域の形状情報と前記第2被検面の全域の形状情報とに基づき、被検体厚みムラ情報を求める厚みムラ解析手段を備えてなることを特徴とする請求項3または4記載の光波干渉測定装置。
JP2009210942A 2009-02-09 2009-09-11 光波干渉測定装置 Withdrawn JP2010256320A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009210942A JP2010256320A (ja) 2009-02-09 2009-09-11 光波干渉測定装置
EP09180296A EP2216621A1 (en) 2009-02-09 2009-12-22 Lightwave interference measurement device
US12/647,091 US20100201992A1 (en) 2009-02-09 2009-12-24 Lightwave interference measurement device
CN200910262152A CN101799277A (zh) 2009-02-09 2009-12-25 光波干涉测定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009027168 2009-02-09
JP2009087543 2009-03-31
JP2009210942A JP2010256320A (ja) 2009-02-09 2009-09-11 光波干渉測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010256320A true JP2010256320A (ja) 2010-11-11

Family

ID=42115559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009210942A Withdrawn JP2010256320A (ja) 2009-02-09 2009-09-11 光波干渉測定装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100201992A1 (ja)
EP (1) EP2216621A1 (ja)
JP (1) JP2010256320A (ja)
CN (1) CN101799277A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5334227B2 (ja) * 2010-09-22 2013-11-06 イネイブル株式会社 形状測定装置および形状測定方法、ならびにこれらに使用される光軸調整用治具
JP2014219372A (ja) * 2013-05-12 2014-11-20 夏目光学株式会社 面形状測定装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102141433A (zh) * 2010-12-22 2011-08-03 广东省汕头市质量计量监督检测所 声响玩具图像识别与噪声自动检测平台
JP6445755B2 (ja) * 2013-05-12 2018-12-26 夏目光学株式会社 面形状測定装置または波面収差測定装置
JP6559773B2 (ja) 2014-08-28 2019-08-14 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. 自動位置合わせシステム及び干渉計を用いた眼科用器具のインライン検査
EP3633350A4 (en) * 2017-05-29 2020-06-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. OBSERVATION CONTAINER AND MICROPARTICLE MEASURING DEVICE
CN107588744A (zh) * 2017-09-06 2018-01-16 安徽乐金环境科技有限公司 圆形铁板的平面度检测系统
WO2020061882A1 (zh) * 2018-09-27 2020-04-02 合刃科技(深圳)有限公司 检测透明/半透明材料缺陷的方法、装置及系统
CN112729158B (zh) * 2019-12-26 2022-12-27 南京力安半导体有限公司 晶圆几何参数的测量方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2963890B2 (ja) * 1998-03-09 1999-10-18 株式会社スーパーシリコン研究所 ウェーハの光学式形状測定器
US6480286B1 (en) * 1999-03-31 2002-11-12 Matsushita Electric Inudstrial Co., Ltd. Method and apparatus for measuring thickness variation of a thin sheet material, and probe reflector used in the apparatus
JP2002340538A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄板材の平坦度測定装置および方法
DE10332155A1 (de) * 2002-07-16 2004-02-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Verfahren und Vorrichtung zur quantitativen Qualitätsprüfung von Substraten, insbesondere Wafern
JP2010117345A (ja) * 2008-10-15 2010-05-27 Fujinon Corp 光波干渉測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5334227B2 (ja) * 2010-09-22 2013-11-06 イネイブル株式会社 形状測定装置および形状測定方法、ならびにこれらに使用される光軸調整用治具
JP2014219372A (ja) * 2013-05-12 2014-11-20 夏目光学株式会社 面形状測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2216621A1 (en) 2010-08-11
US20100201992A1 (en) 2010-08-12
CN101799277A (zh) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010256320A (ja) 光波干渉測定装置
JP3946499B2 (ja) 被観察体の姿勢検出方法およびこれを用いた装置
JP5627610B2 (ja) 基板の形状または厚さの情報を測定するための方法および装置
JP5208075B2 (ja) 光波干渉測定装置
JP2010237189A (ja) 3次元形状測定方法および装置
JP5486379B2 (ja) 面形状計測装置
JP2010117345A (ja) 光波干渉測定装置
EP2138803B1 (en) Jig for measuring an object shape and method for measuring a three-dimensional shape
JP2014098690A (ja) 校正装置、校正方法及び計測装置
JP2011095239A (ja) 面形状計測装置
EP2549222B1 (en) Use of an abscissa calibration jig, abscissa calibration method and laser interference measuring apparatus
CN111141767A (zh) 测量用x射线ct装置和使用该装置的ct重建方法
US9829310B2 (en) Interferometric roll-off measurement using a static fringe pattern
JP2000266524A (ja) 3次元形状測定機およびその測定方法
TW200804757A (en) Measuring error method for high precision and nano-scale rotation axis and the apparatus thereof
JP2012002548A (ja) 光波干渉測定装置
JP6685741B2 (ja) 形状計測方法、形状計測装置、プログラム、記録媒体及び光学素子の製造方法
JP2010223897A (ja) 平面形状測定装置
JP2010008192A (ja) 被測定物形状測定治具及び三次元形状測定方法
JP4922905B2 (ja) 回転中心線の位置変動測定方法および装置
JP4802134B2 (ja) 姿勢変化測定方法および装置
JP2011117766A (ja) 干渉計測方法
JP2005024505A (ja) 偏心測定装置
JPH1194700A (ja) レンズの測定装置及び測定方法
JP2004279075A (ja) レンズの偏芯測定方法及び測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120119

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120416